JPS591388Y2 - ジャンパ装置 - Google Patents
ジャンパ装置Info
- Publication number
- JPS591388Y2 JPS591388Y2 JP6384280U JP6384280U JPS591388Y2 JP S591388 Y2 JPS591388 Y2 JP S591388Y2 JP 6384280 U JP6384280 U JP 6384280U JP 6384280 U JP6384280 U JP 6384280U JP S591388 Y2 JPS591388 Y2 JP S591388Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jumper
- weight
- conductor
- moment
- jumper conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は架空送電線のジャンパ装置に関するものであ
る。
る。
従来、鉄塔アームを短縮し、究極的には鉄塔の経済的な
設計を図るためにジャンパ線の横振れを防止するように
した種々のジャンパ装置が提案されているが、その一例
としてジャンパ線自身に重錘を装着してその慣性モーメ
ントを大きくすることによりジャンパ線の横振れを防止
するように構成したものが知られている。
設計を図るためにジャンパ線の横振れを防止するように
した種々のジャンパ装置が提案されているが、その一例
としてジャンパ線自身に重錘を装着してその慣性モーメ
ントを大きくすることによりジャンパ線の横振れを防止
するように構成したものが知られている。
しかしながら、重錘を上記のようにジャンパ線自身に装
着した従来のジャンパ装置にあっては、ジャンパ線の横
振れを抑えるのに十分な慣性モーメントを得るには重量
の大きな重錘を用いなければならず、またジャンパ線が
わずかでも横振れした場合にその横振れを抑えるように
生じるいわゆる抑止モーメントを、ジャンパ線に対しこ
れを横振れさせるように頻繁に作用する横方向風圧等の
外力に十分抗することができる大きさとするには、前記
重錘を大重量のものとする必要があり、いずれにしても
上記従来のジャンパ装置にあってはジャンパ線に装着す
る重錘を大重量のものとしなければならないから、ジャ
ンパ線に過大な張力が作用したり、あるいはジャンパ線
を本線に接続している引留クランプやジャンパソケット
に過大な負荷がかかり、その結果ジャンパ線や引留クラ
ンプ等が破断して重大な事故を招く恐れがあるなどの問
題があった。
着した従来のジャンパ装置にあっては、ジャンパ線の横
振れを抑えるのに十分な慣性モーメントを得るには重量
の大きな重錘を用いなければならず、またジャンパ線が
わずかでも横振れした場合にその横振れを抑えるように
生じるいわゆる抑止モーメントを、ジャンパ線に対しこ
れを横振れさせるように頻繁に作用する横方向風圧等の
外力に十分抗することができる大きさとするには、前記
重錘を大重量のものとする必要があり、いずれにしても
上記従来のジャンパ装置にあってはジャンパ線に装着す
る重錘を大重量のものとしなければならないから、ジャ
ンパ線に過大な張力が作用したり、あるいはジャンパ線
を本線に接続している引留クランプやジャンパソケット
に過大な負荷がかかり、その結果ジャンパ線や引留クラ
ンプ等が破断して重大な事故を招く恐れがあるなどの問
題があった。
この考案は上記の問題を有利に解決することのできるジ
ャンパ装置を提供することを目的とするものである。
ャンパ装置を提供することを目的とするものである。
以下この考案の実施例を第1図ないし第4図を参照して
説明すると、第1図はこの考案によるジャンパ装置の一
例を概略的に示す側面図であって、本線4力男1留クラ
ンプ5.ヨーク等の支持金具6および耐張碍子連7を介
して鉄塔アーム8に引留められており、これら各本線4
の引留クランプ5には撚線9の端部が接続されていると
ともに、この撚線9の中間部が金属管等の剛性体10の
両側に突設した多数の把持金具10 aに取付けられる
ことにより剛性体10に添設して保持され、これら撚線
9と剛性体10とでジャンパ導体2を構成している。
説明すると、第1図はこの考案によるジャンパ装置の一
例を概略的に示す側面図であって、本線4力男1留クラ
ンプ5.ヨーク等の支持金具6および耐張碍子連7を介
して鉄塔アーム8に引留められており、これら各本線4
の引留クランプ5には撚線9の端部が接続されていると
ともに、この撚線9の中間部が金属管等の剛性体10の
両側に突設した多数の把持金具10 aに取付けられる
ことにより剛性体10に添設して保持され、これら撚線
9と剛性体10とでジャンパ導体2を構成している。
そして、この剛性体10はその端部に上端部が支持金具
6に固着された剛性杆状体11の下端部が取付けられる
ことによりこの剛性杆状体11によりほぼ水平に懸吊さ
れているとともに、前記剛性体10すなわちジャンパ導
体2には第1図および第2図に示すように鉛直下方に延
びる多数の剛性支杆3の上端部が剛性体10の長手方向
に一定の間隔をもって回転不能に固着され、その各支杆
3の下端部に重錘1が固着されており、したかって前記
ジャンパ導体2と重錘1とは相対位置が固定された状態
となっている。
6に固着された剛性杆状体11の下端部が取付けられる
ことによりこの剛性杆状体11によりほぼ水平に懸吊さ
れているとともに、前記剛性体10すなわちジャンパ導
体2には第1図および第2図に示すように鉛直下方に延
びる多数の剛性支杆3の上端部が剛性体10の長手方向
に一定の間隔をもって回転不能に固着され、その各支杆
3の下端部に重錘1が固着されており、したかって前記
ジャンパ導体2と重錘1とは相対位置が固定された状態
となっている。
上記のように構成されたジャンパ装置においては、重錘
1がジャンパ導体2に支杆3を介して相互の相対位置が
固定された状態に取付けられてこれらが実質的に一体化
されているから、これらの慣性モーメントが重錘1を支
杆3を介して下方に突設した分だけ大きくなり、したが
って重錘をジャンパ線に単に嵌め込むなどして装着した
従来のジャンパ装置におけるよりも軽量な重錘1で必要
十分な慣性モーメントを得ることができる。
1がジャンパ導体2に支杆3を介して相互の相対位置が
固定された状態に取付けられてこれらが実質的に一体化
されているから、これらの慣性モーメントが重錘1を支
杆3を介して下方に突設した分だけ大きくなり、したが
って重錘をジャンパ線に単に嵌め込むなどして装着した
従来のジャンパ装置におけるよりも軽量な重錘1で必要
十分な慣性モーメントを得ることができる。
また、第3図は上記のように構成されたジャンパ装置に
おけるジャンパ導体2を線路方向から見た状態を模式的
に示す図であるが、ジャンパ導体2が例えば第3図にお
ける左方向から横方向風圧を受けて一点鎖線で示す状態
まで横振れしたとすると、重錘1は支杆3を介してジャ
ンパ導体2と実質的に一体となっていることによりジャ
ンパ導体2と相対的位置を保ったまま横振れした状態と
なり、この状態においてジャンパ導体2を第3図に実線
で示す元の状態に復帰させるように作用するモーメント
、すなわちジャンパ導体2の横振れを抑えるように作用
する抑止モーメントMの大きさは、ジャンパ導体2等の
重量に重錘1の重量を加えた総重量とジャンパ導体2の
横振れ半径L(第3図参照)にその先端位置から重錘1
の中心部までの寸法lを加えた長さの積により、したが
って重錘をジャンパ線自身に単に嵌め込むなどして装着
した従来のジャンパ装置と比べて、抑止モーメン)Mの
作用点がジャンパ導体2の下方に下って横振れの中心か
ら遠くなることにより抑止モーメントM自体が大きくな
り、その結果第1図に示すように構成したジャンパ装置
によれば従来必要としていた重錘よりも軽量な重錘1を
用いて必要十分な大きさの抑止モーメントMを生じさせ
、もってジャンパ導体2の横振れを効果的に抑制するこ
とができる。
おけるジャンパ導体2を線路方向から見た状態を模式的
に示す図であるが、ジャンパ導体2が例えば第3図にお
ける左方向から横方向風圧を受けて一点鎖線で示す状態
まで横振れしたとすると、重錘1は支杆3を介してジャ
ンパ導体2と実質的に一体となっていることによりジャ
ンパ導体2と相対的位置を保ったまま横振れした状態と
なり、この状態においてジャンパ導体2を第3図に実線
で示す元の状態に復帰させるように作用するモーメント
、すなわちジャンパ導体2の横振れを抑えるように作用
する抑止モーメントMの大きさは、ジャンパ導体2等の
重量に重錘1の重量を加えた総重量とジャンパ導体2の
横振れ半径L(第3図参照)にその先端位置から重錘1
の中心部までの寸法lを加えた長さの積により、したが
って重錘をジャンパ線自身に単に嵌め込むなどして装着
した従来のジャンパ装置と比べて、抑止モーメン)Mの
作用点がジャンパ導体2の下方に下って横振れの中心か
ら遠くなることにより抑止モーメントM自体が大きくな
り、その結果第1図に示すように構成したジャンパ装置
によれば従来必要としていた重錘よりも軽量な重錘1を
用いて必要十分な大きさの抑止モーメントMを生じさせ
、もってジャンパ導体2の横振れを効果的に抑制するこ
とができる。
第4図はこの考案の他の実施例を概略的に示す側面図で
あって、ジャンパ導体2が、剛性および導電性を有する
ジャンパロッド12とその端部に接続されてジャンパロ
ッド12と本線4とを接続する撚線等からなる接続用導
体13とで構成された、いわゆるパイプ型のジャンパ装
置であり、ジャンパロッド12に上端部が回動不能に固
着された各剛性支杆3の下端部に重錘1が固着されてい
る。
あって、ジャンパ導体2が、剛性および導電性を有する
ジャンパロッド12とその端部に接続されてジャンパロ
ッド12と本線4とを接続する撚線等からなる接続用導
体13とで構成された、いわゆるパイプ型のジャンパ装
置であり、ジャンパロッド12に上端部が回動不能に固
着された各剛性支杆3の下端部に重錘1が固着されてい
る。
このように構成したジャンパ装置においても重錘1がジ
ャンパ導体2の下方位置にあって相互の相対的位置が固
定された状態になっていることにより、第1図に示すジ
ャンパ装置と同様な効果を得ることができる。
ャンパ導体2の下方位置にあって相互の相対的位置が固
定された状態になっていることにより、第1図に示すジ
ャンパ装置と同様な効果を得ることができる。
以上の説明で明らかなようにこの考案のジャンパ装置に
よれば、重錘1がジャンパ導体2の下方位置にジャンパ
導体2に対する相対位置が固定された状態で剛性支杆3
を介して取付けられた構成であるから、重錘1がジャン
パ導体2の下方に突出して固定されている寸法に相当し
て慣性モーメントが大きくなると同時にジャンパ導体2
が若干でも横振れした際に生じる抑止モーメントMも大
きくなり、したがって逆に言えば比較的軽量な重錘1で
もジャンパ導体2の横振れを防止するのに必要十分な慣
性モーメントおよび抑止モーメントMを得ることができ
、その結果前述した従来のジャンパ装置において必要と
した重錘よりも軽量な重錘1を用いてもジャンパ導体2
の横振れを防止かつ抑制することができると同時に、重
錘1が軽量化されることによりジャンパ導体2に過大な
張力がかかったりあるいは引留クランプ5などに過大な
負荷がかかったりしてこれらが破断することにより重大
な事故を招くなどの恐れを解消することができる等の効
果がある。
よれば、重錘1がジャンパ導体2の下方位置にジャンパ
導体2に対する相対位置が固定された状態で剛性支杆3
を介して取付けられた構成であるから、重錘1がジャン
パ導体2の下方に突出して固定されている寸法に相当し
て慣性モーメントが大きくなると同時にジャンパ導体2
が若干でも横振れした際に生じる抑止モーメントMも大
きくなり、したがって逆に言えば比較的軽量な重錘1で
もジャンパ導体2の横振れを防止するのに必要十分な慣
性モーメントおよび抑止モーメントMを得ることができ
、その結果前述した従来のジャンパ装置において必要と
した重錘よりも軽量な重錘1を用いてもジャンパ導体2
の横振れを防止かつ抑制することができると同時に、重
錘1が軽量化されることによりジャンパ導体2に過大な
張力がかかったりあるいは引留クランプ5などに過大な
負荷がかかったりしてこれらが破断することにより重大
な事故を招くなどの恐れを解消することができる等の効
果がある。
第1図はこの考案の一実施例を示す略解側面図、第2図
は第1図のII−II線に沿う拡大矢視図、第3図は線
路方向から見たジャンパ導体および重錘を模式的に示す
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す略解側面図で
ある。 図中、1は重錘、2はジャンパ導体、3は剛性支杆であ
る。
は第1図のII−II線に沿う拡大矢視図、第3図は線
路方向から見たジャンパ導体および重錘を模式的に示す
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す略解側面図で
ある。 図中、1は重錘、2はジャンパ導体、3は剛性支杆であ
る。
Claims (1)
- 重錘1がジャンパ導体2の下方位置に、ジャンパ導体2
に対し剛性支杆3を介して相対位置が固定された状態に
取付けられていることを特徴とするジャンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6384280U JPS591388Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | ジャンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6384280U JPS591388Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | ジャンパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56164625U JPS56164625U (ja) | 1981-12-07 |
JPS591388Y2 true JPS591388Y2 (ja) | 1984-01-14 |
Family
ID=29658051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6384280U Expired JPS591388Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | ジャンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591388Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-12 JP JP6384280U patent/JPS591388Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56164625U (ja) | 1981-12-07 |
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