JP2650901B2 - 単導体送電線路 - Google Patents

単導体送電線路

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JP2650901B2
JP2650901B2 JP62029574A JP2957487A JP2650901B2 JP 2650901 B2 JP2650901 B2 JP 2650901B2 JP 62029574 A JP62029574 A JP 62029574A JP 2957487 A JP2957487 A JP 2957487A JP 2650901 B2 JP2650901 B2 JP 2650901B2
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conductor
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torsion
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武男 宗像
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3相の単導体送電線が上下配置でしかも相
間スペーサで連結されることなく架設されている単導体
送電線路に関するものである。
(従来技術) 従来、3相の単導体送電線が上下配置でしかも相間ス
ペーサで連結されることなく架設されている単導体送電
線路における3相の単導体送電線には、それぞれ第6図
に示すような捻じれ防止器2が取付けられている。この
捻じれ防止器2は、単導体送電線1を把持するクランプ
3の下部に横アーム4を一体に設け、その横アーム4の
両端に一対の重錘5を取付けてなるものである。
上記の捻じれ防止器2は、単導体送電線1に積もった
雪で単導体送電線が捻じられないようにするためのもの
である。すなわち捻じれ防止器2が無いと、単導体送電
線1の側面等に積もった雪で単導体送電線が捻じられて
しまい、該捻じられた位置に新たな着雪が生じるので、
筒状の過大な着雪に発達してしまうが、捻じれ防止器2
を取付けておくことにより単導体送電線が捻じられるこ
とがなくなり、単導体送電線1の側面等に積もった雪は
自重で落下するので、単導体送電線に過大な着雪が生じ
なくなるものである。
従来の捻じれ防止器は全体が剛体で構成されており、
かつその外形が凹凸しているため、単導体送電線がギャ
ロッピングやスリートジャンプなどにより大きく上下に
振れると、例えば第7図に示すように下方の単導体送電
線1Bに取付けた捻じれ防止器2が上方の単導体送電線1A
に引っ掛かったり、あるいは図示していないが単導体送
電線1Bの下方に位置した単導体送電線が単導体送電線1B
に取付けた捻じれ防止器2に引っ掛かって、外れなくな
ることがある。このようなことが起こると長時間にわた
って送電不能な状態に陥ることになり、きわめて問題で
ある。
また従来の捻じれ防止器は、全体が剛体の一体もので
あるために、単導体送電線の架設状態などに応じて捻じ
れに対する抗力モーメントを調節することができず不便
であった。
(問題点の解決手段とその作用) 本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決した
単導体送電線路を提供するもので、その構成は、3相の
単導体送電線が上下配置でしかも相間スペーサで連結さ
れることなく架設されている単導体送電線路において、
前記3相の単導体送電線にそれぞれ、可撓性を有する線
状体の両端にクランプを固着してなる捻じれ防止器を取
付けてなり、該捻じれ防止器は、上下に隣合う単導体送
電線で線路方向に取付け位置がずれて取付けられている
ことを特徴とするものである。
本発明では、可撓性を有する線状体が重錘となって単
導体送電線の捻じれを防止するものである。捻じれ防止
器は、可撓性を有する線状体の両端にクランプを固着し
てなる構成であるために、捻じれ防止器の取付け部で上
下の単導体送電線がクロスするようなことがあっても、
線状体の変形により引っ掛かりを回避できる。また捻じ
れ防止器は、線状体の撓みの大きさの調節により、捻じ
れに対する抗力モーメントを調節することが可能であ
る。さらに捻じれ防止器の取付け位置を上下の隣合う単
導体送電線で線路方向にずらすことにより、相間の間隔
を確保できると共に、上下の捻じれ防止器同士(特にク
ランプ同士)の引っ掛かりをなくすことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明の単導体送電線路における、1本の単
導体送電線1への捻じれ防止器7の取付け方を示す。す
なわち捻じれ防止器7は、鉄塔6、6間に架設された単
導体送電線1に適当な間隔をおいて複数取付けられてい
る。各捻じれ防止器2は第2図に示すように、可撓性を
有する線状体8の両端に単導体送電線1を把持するクラ
ンプ9を圧縮により固着したもので、クランプ9の間隔
を変えることにより線状体8の撓みの大きさDを調節で
きるようになっている。つまり捻じれ防止器7は、線状
体8の撓みを大きくすれば、それに応じて捻じれに対し
ての抗力モーメントが大きくなるようになっており、捻
じれを防止すべき単量体送電線1に適した抗力モーメン
トを設定した上で、単導体送電線1に取付けるものであ
る。
線状体8としては、ある程度の可撓性が要求されるの
で、撚線を使用することが好ましく、特に鋼撚線を使用
することが好ましい。
以上のような捻じれ防止器7を取付けておくことによ
り、単導体送電線1の風上側の側面に着雪が発生した場
合などにおける単導体送電線1の捻じれを防止して、着
雪の成長を阻止することができる。
第3図は本発明の一実施例を示す。すなわち、3相の
単導体送電線1A、1B、1Cが上下配置となっており、しか
も相間スペーサで連結されることなく架設されている単
導体送電線路において、各単導体送電線1A、1B、1Cにそ
れぞれ第1図のように捻じれ防止器7を取付けると共
に、捻じれ防止器7の取付け位置を上下隣合う単導体送
電線1Aと1B、1Bと1Cで、線路方向にずらしたものであ
る。
本発明の架空送電線路においては、例えば第4図に示
すように、上下の単導体送電線1A、1Bが捻じれ防止器7
を取付けた部分でクロスしたとしても、捻じれ防止器7
の線状体8は可撓性があるので、上下の単導体送電線1B
が元に戻ろうとする力で点線のように変形し、絡み合い
は簡単に外れてしまうことになる。また捻じれ防止器7
の取付け位置が上下の隣合う単導体送電線で線路方向に
ずらしてあるため、上下の捻じれ防止器7同士(特にク
ランプ9同士)が引っ掛かり合う恐れもない。
第5図は単導体送電線1への捻じれ防止器7の取付け
方の他の例を示すもので、単導体送電線1に取付けられ
た捻じれ防止器7を線路方向から見た図である。上述の
実施例では、捻じれ防止器7を、その線状体8が単導体
送電線1の真下に位置するように単導体送電線1に取付
けたが、この実施例では、捻じれ防止器7を、線状体8
が単導体送電線1の斜め下方に位置するように(単導体
送電線1を含む垂直面に対しθの角度を持つように)取
付けている。
このようにすると捻じれ防止効果は若干低下するが、
万一単導体送電線1の風上側の側面に着雪が生じて単導
体送電線1にギャロッピングが発生した場合、その上下
振動に応じて線状体8が単導体送電線1を捻じる効果を
発揮する。この捻じりは側面に雪が付着した単導体送電
線1の揚力を減少させる方向に作用するから、ギャロッ
ピングを抑制できる効果がある。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、上下の単導体送
電線が捻じれ防止器を取付けた部分でクロスするような
ことがあっても、捻じれ防止器の線状体が可撓性を有し
ているため他の単導体送電線に引っ掛かることがなくな
る。また上下の捻じれ防止器は線路方向にずらしてある
ので捻じれ防止器同士が引っ掛かる恐れもない。したが
って、長時間にわたって送電不能な状態に陥ることがな
くなり、停電時間を最短に留めることができる。また捻
じれ防止器は線状体の撓みの大きさを調節することによ
り、捻じれに対する抗力モーメントを調節することがで
きるから、単導体送電線の状況に応じてきめ細かな着雪
防止対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の架空送電線路における1本の単導体送
電線への捻じれ防止器の取付け方を示す説明図、第2図
は本発明で使用する捻じれ防止器の側面図、第3図は本
発明の一実施例を示す説明図、第4図は捻じれ防止器を
取付けた部分で上下の単導体送電線がクロスした場合の
説明図、第5図は本発明で使用する捻じれ防止器の取付
け方の他の例を示す説明図、第6図は従来の捻じれ防止
器を示す側面図、第7図は第6図の捻じれ防止器を取付
けた部分で上下の単導体送電線がクロスした場合の説明
図である。 1は単導体送電線、1A、1B、1Cは3相の単導体送電線、
7は捻じれ防止器、8は線状体、9はクランプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相の単導体送電線が上下配置でしかも相
    間スペーサで連結されることなく架設されている単導体
    送電線路において、前記3相の単導体送電線にそれぞ
    れ、可撓性を有する線状体の両端にクランプを固着して
    なる捻じれ防止器を取付けてなり、該捻じれ防止器は、
    上下に隣合う単導体送電線で線路方向に取付け位置がず
    れて取付けられていることを特徴とする単導体送電線
    路。
JP62029574A 1987-02-13 1987-02-13 単導体送電線路 Expired - Lifetime JP2650901B2 (ja)

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JPS63198519A JPS63198519A (ja) 1988-08-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6116750Y2 (ja) * 1980-10-14 1986-05-23
JPS60103217U (ja) * 1983-12-15 1985-07-13 日立電線株式会社 ベ−トダンパ−

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