JPH06163091A - 可撓性接続装置 - Google Patents

可撓性接続装置

Info

Publication number
JPH06163091A
JPH06163091A JP30542892A JP30542892A JPH06163091A JP H06163091 A JPH06163091 A JP H06163091A JP 30542892 A JP30542892 A JP 30542892A JP 30542892 A JP30542892 A JP 30542892A JP H06163091 A JPH06163091 A JP H06163091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductors
swinging
flexible connecting
follow
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30542892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiteru Fukami
幸輝 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP30542892A priority Critical patent/JPH06163091A/ja
Publication of JPH06163091A publication Critical patent/JPH06163091A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器がどの方向に揺れた場合にも確実に
追随してその振れを吸収しつつ通電を行うことができる
可撓性接続装置を提供する。 【構成】 金属条を重ねた可撓性のある複数個の接続導
体10、13を、中間部にねじれ導体14を挟んで直列に接続
し、どの方向の振れにも追随できるようにした。なお、
この可撓性接続装置は、接続対象である機器間の軸ずれ
防止用のばね装置と組み合わせて使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力機器への通電用に
使用される可撓性接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通電用に使用されている従来の可撓性接
続導体は、ほとんどがブスバーの軸方向の熱膨脹や収縮
を吸収するために使用されている。その代表的なものを
あげると次の3種類である。
【0003】まず図4に示されるものは、細い金属素線
1を断面が偏平になるよう編み束ねその両端に金具2を
取付けた可撓性接続導体である。この可撓性接続導体は
軸線方向の振れや、厚み方向の振れに対しては十分に追
随して振れを吸収することができるが、幅方向の振れに
対してはごくわずかしか追随することができないという
欠点を持っている。
【0004】次に図5に示されるものは、厚さが数十μ
m程度の薄い金属条を重ねて束ねた金属条の集合体3
を、わずかに湾曲させてその両端に金具4を取付けた可
撓性接続導体である。これも軸線方向の振れや、厚み方
向の振れに対しては十分に追随して振れを吸収すること
ができるが、幅方向の振れに対しては全く追随すること
ができない欠点を持っている。
【0005】次に図6に示すものは、厚さが数十μm程
度の薄い金属条を重ねて束ねた金属条の集合体5を、そ
の途中で90度ねじってその両端に金具6を取付けた構
造のものである。この可撓性接続導体は、軸線方向の振
れを十分に吸収することができ、また厚み方向及び幅方
向の振れに対してもある程度は追随して吸収できる機能
を持っている。しかし金属条の集合体5の稜線部分がほ
とんど伸びきった状態にあるので、厚み方向及び幅方向
の振れに対する追随性はさほど大きくないという欠点を
持っている。
【0006】ところで、図3に示すように架空線7から
ブッシングのような電気機器8へ導体8を引き込む接続
部においては、地震が襲来した場合に架空線7を支持す
る鉄柱9と電気機器8との振動モードが異なるため、架
空線7が引張状態となって電気機器8の頭部に大きな曲
げ荷重が加わり電気機器8が折れるおそれがある。この
問題は特に超高圧送電用の長大ブッシングにおいて重要
な問題となっている。そしてこのような接続部に従来の
ような可撓性接続導体を使用しても、振動の方向によっ
ては振れへの追随性や吸収性が悪いため、振動の方向が
決まっていない地震に対しては有効な対策となり得なか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、電気機器がどの方向に揺れた場合
にも確実に追随してその振れを吸収しつつ通電を行うこ
とができる可撓性接続装置を提供するためになされたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の可撓性接続装置は、金属条を重ね
た可撓性のある複数個の接続導体を、中間部にねじれ導
体を挟んで直列に接続したことを特徴とするものであ
る。なおこの可撓性接続装置に、接続対象である機器間
の軸ずれ防止用のばね装置を組み合わせることが好まし
い。
【0009】
【作用】本発明の可撓性接続装置は、軸線方向の振れと
厚み方向の振れに対しては十分に追随できる金属条を重
ねた可撓性のある接続導体を、中間にねじれ導体を挟ん
で複数個直列に接続したものであるから、各接続導体が
それぞれの厚み方向の振れに追随することができ、全体
としてどの方向の振れにも追随が可能である。またこの
ような本発明の可撓性接続装置を使用すれば、電気機器
を地震に対して安全に架空線等と接続することができ
る。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は本発明の可撓性接続装置の実施例
を示すもので、10は図5に示したと同様のごく薄い金属
条を重ねて束ね、くの字状に湾曲させた可撓性のある金
属条集合体11の上下両端に、それぞれ金具12を取り付け
た上部の接続導体、13も同じ構造の下部の接続導体であ
る。14はこれらの上下の接続導体10、13間に設けられた
ねじれ導体であり、銅板を90度ねじったものである。そ
して上部の接続導体10の金具12と、下部の接続導体13の
金具12がボルトによってこのねじれ導体14の上下両端に
固定されている。
【0011】前述したように、各接続導体10、13はその
厚み方向の振れには容易に追随できる特性を持つので、
上部の接続導体10は図1の上端の矢印方向の振れに追随
し、また下部の接続導体13は下端の矢印方向の振れに追
随にする。更に斜め方向に振れに対しては上下の接続導
体10、13がそれぞれ応分に撓んで振れを吸収する。この
結果、本発明の可撓性接続装置はどの方向の振れにも自
由に追随することができ、かつ反力をほとんど生じない
ので、二つの機器間に引張荷重を発生させることなく接
続が可能である。
【0012】図2は図1に示した可撓性接続装置(その
全体を20として示す)を、ブッシング21の頂部と架空引
込み線22との接続に適用した例を示すものである。この
実施例の架空引込み線22は8本の硬銅より線からなるも
ので、その下端は有底円筒状の中間端子23にボルト止め
されている。またこの中間端子23の下面中央にも円筒部
24が形成されており、この円筒部24とブッシング頂部の
頂部端子25との間に、複数本の可撓性接続装置20が等ピ
ッチで取り付けられている。このため、地震によってブ
ッシング21がどの方向に振れてもブッシング頂部に引張
荷重が作用することがなく、従来のようなブッシング21
の破損のおそれがない。
【0013】なお、上記のように中間端子23と頂部端子
25との間に複数本の可撓性接続装置20を取り付けただけ
では、架空引込み線22の曲がり癖等によって中間端子23
がいずれかの方向へ大きく寄り切ってしまうと、その方
向への揺れ動きを吸収する能力が低下するという欠点が
ある。そこで本実施例ではその周囲に複数本の軸ずれ防
止用のばね装置26を取付け、外力が加わらない限り中間
端子23が頂部端子25の直上に位置するようにしてある。
【0014】このばね装置26は架空引込み線22が風によ
って揺れ動くことを制限する役割も持っている。風によ
る揺れは絶えず生ずるので、それが大き過ぎると可撓性
接続装置といえども疲労破壊の懸念があるが、このばね
装置26によりそのおそれを解消することができる。もち
ろん、風による揺れは抑制しつつ地震による揺れに対し
ては無理な力を発生しないようにばね力を設定する必要
があるが、風による揺れ力は地震による揺れ力に比較し
てはるかに小さいので、その中間値にばね力を設定する
ことは容易である。なお、図2中の27は雨よけであり、
屋外に設置された場合のばね装置26の応力腐食割れを防
止するためのものである。また28は電界緩和用のシール
ドである。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の可撓性
接続装置によれば、電気機器がどの方向に揺れた場合に
も確実に追随してその振れを吸収しつつ通電を行うこと
ができる。このため本発明は超高圧送電用のブッシング
等への引込み線の接続を始め、各種の電気機器の接続に
適した可撓性接続装置として、業界に寄与するところは
きわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の使用例を示す断面図である。
【図3】ブッシングへの架空引込み線の接続状態を説明
する斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 接続導体 13 接続導体 14 ねじれ導体 26 ばね装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属条を重ねた可撓性のある複数個の接
    続導体を、中間部にねじれ導体を挟んで直列に接続した
    ことを特徴とする可撓性接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可撓性接続装置に、接続
    対象である機器間の軸ずれ防止用のばね装置を組み合わ
    せたことを特徴とする可撓性接続装置。
JP30542892A 1992-11-16 1992-11-16 可撓性接続装置 Withdrawn JPH06163091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30542892A JPH06163091A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 可撓性接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30542892A JPH06163091A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 可撓性接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06163091A true JPH06163091A (ja) 1994-06-10

Family

ID=17945019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30542892A Withdrawn JPH06163091A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 可撓性接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06163091A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110148201A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Atieva, Inc. Fuse element having damping structure
CN104242198A (zh) * 2014-09-20 2014-12-24 天津沃尔法电力设备有限公司 电连接器
CN104868419A (zh) * 2015-05-05 2015-08-26 上海交通大学 母线端部连接金具及其使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110148201A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Atieva, Inc. Fuse element having damping structure
CN104242198A (zh) * 2014-09-20 2014-12-24 天津沃尔法电力设备有限公司 电连接器
CN104868419A (zh) * 2015-05-05 2015-08-26 上海交通大学 母线端部连接金具及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1082757A (zh) 防止过载的放电器结构
CA2701467A1 (en) Holding device for an overhead line and overhead line arrangement
JPH06163091A (ja) 可撓性接続装置
US2149875A (en) Cable support
US8740657B2 (en) Cable lug pad
JP3700862B2 (ja) 多導体送電線のギャロッピング抑止装置
US3443019A (en) Spacer damper
CN212848924U (zh) 电连接用接续线夹
JP2635718B2 (ja) 架空送電線路
CA3083822C (en) A slip ring assembly
CN208386086U (zh) 电缆固定夹
JP2910925B2 (ja) ギャロッピング防止方法
JPH036134Y2 (ja)
JPS6361727B2 (ja)
CN217469409U (zh) 一种相间间隔棒
CN110197952B (zh) 一种带有连杆结构的接线装置及输电设备
JP2535312Y2 (ja) オフセット送電線用相間スペーサ
CN210006976U (zh) 一种带有连杆结构的接线装置及输电设备
JPH08126179A (ja) 多導体送電線の相間スペーサ取付装置
JPH038022Y2 (ja)
JPS591389Y2 (ja) 架空送電線のジヤンパ装置
SU1677758A1 (ru) Поддерживающий зажим дл проводов воздушной линии электропередачи
JPH058757Y2 (ja)
JPS6037766Y2 (ja) 高電圧機器用通電接続導体
JPS5914270Y2 (ja) 絶縁トロリ−

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201