JP2910925B2 - ギャロッピング防止方法 - Google Patents

ギャロッピング防止方法

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JP2910925B2
JP2910925B2 JP63225260A JP22526088A JP2910925B2 JP 2910925 B2 JP2910925 B2 JP 2910925B2 JP 63225260 A JP63225260 A JP 63225260A JP 22526088 A JP22526088 A JP 22526088A JP 2910925 B2 JP2910925 B2 JP 2910925B2
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隆志 助川
隆夫 池谷
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、送電線のギャロッピングを防止するギャロ
ッピング防止方法に関するものである。
[従来技術] 送電線路においては、隣接する送電線間を相間スペー
サで連結し、送電線相互間の接触即ち短絡を防止してい
た。
この場合、従来の相間スペーサは両端側で各送電線を
把持する電線把持金具と、これら電線把持金具の相互間
をつなぐ1本の絶縁幹と、これら電線把持金具と絶縁幹
との相互間を連結する、送電線を含む面の方向に曲がる
ように規制された連結部とからなる構造のものであった
(実開昭48−32890号)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような構造の相間スペーサを用い
たギャロッピング防止方法では、隣接する送電線間の間
隔に合わせて絶縁幹の長さを設定する必要があり、相間
スペーサとして構成部品の共通化ができない問題点があ
った。
本発明の目的は、構成部品の共通化ができる相間スペ
ーサを使用したギャロッピングを防止できるギャロッピ
ング防止方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の手段を説明する
と、本発明のギャロッピング防止方法は、相間スペーサ
として両端側で各送電線を把持する電線把持金具と、こ
れら電線把持金具の相互間をつなぐ複数本の絶縁物と、
これら電線把持金具とこれら絶縁物との隣接相互間を連
結する、隣接する前記送電線を含む面の方向に曲がるよ
うに規制された複数の連結部とからなる構造のものを用
い、隣接する前記送電線を含む面の方向に曲がるように
規制された前記各連結部で前記送電線にかかる曲げ応力
を緩和しつつ該相間スペーサにより前記送電線の捻れ振
動を抑制してギャロッピングを防止することを特徴とす
る。
[作用] このように相間スペーサとして、両端側で各送電線を
把持する電線把持金具と、これら電線把持金具の相互間
をつなぐ複数本の絶縁物と、これら電線把持金具とこれ
ら絶縁物との隣接相互間を連結する、隣接する送電線を
含む面の方向に曲がるように規制された複数の連結部と
からなる構造のものを用いると、つなぐ絶縁物の本数を
変えることにより隣接する送電線間の間隔に合わせるこ
とができて、隣接する送電線間の間隔が変わっても構成
部品の共通化ができ、施工が容易になる。
また、この相間スペーサ内の各連結部は隣接する送電
線を含む面の方向に曲がるように規制された構造になっ
ているので、送電線の捻れ振動を抑制でき、ギャロッピ
ングを防止できる。また、該相間スペーサは両送電線を
含む面の方向には曲がるように規制されているため、絶
縁物に送電線からかかる曲げ応力を緩和することがで
き、このため絶縁物の外径を細くでき、軽量化が図れ、
取付け作業性が容易となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図及び第2図に示すように、鉄塔1間に架設さ
れた送電線2間は、線路方向に所定間隔で相間スペーサ
3により連結している。各相間スペーサ3は、整列配置
された複数の碍子等よりなる絶縁物4を連結部5で順次
連結し、且つその両端には別の連結部5を介して電線把
持金具6をそれぞれ連結した構造としている。特に、各
連結部5は両送電線2を含む面に平行な方向に板面を向
けた連結板材7を用い、該連結板材7を絶縁物4間及び
絶縁物4と電線把持金具6間に介在させ、該連結板材7
を連結ピン8でその両側の絶縁物4又は電線把持金具6
に連結した構造としている。このような連結部5は、連
結板材7の向きから、隣接する送電線2を含む面の方向
に曲がるように規制された構造になっている。従って、
相間スペーサ3としても、隣接する送電線2を含む面の
方向に曲がるように規制された構造になっている。電線
把持金具6は送電線2の外周に巻いた電線保護線層9の
外周から送電線2を把持している。
このように両送電線2を、隣接する送電線2を含む面
の方向に曲がるように規制された構造の相間スペーサ3
で連結すると、送電線2が着氷又は風のいずれか一方又
は双方によって捻回しようとしても、相間スペーサ3に
より捻回方向には動かないようになっているため、捻回
は阻止される。ギャロッピングのような大振幅の振動
は、送電線2の捻回運動に伴う上下の振動で生じるた
め、捻回運動が阻止できれば、ギャロッピングを押える
ことができる。
また、このように相間スペーサ3として、両端側で各
送電線2を把持する電線把持金具6と、これら電線把持
金具6の相互間をつなぐ複数本の絶縁物4と、これら電
線把持金具6とこれら絶縁物4との隣接相互間を連結す
る、隣接する送電線2を含む面の方向に曲がるように規
制された連結部5とからなる構造のものを用いると、つ
なぐ絶縁物4の本数を変えることにより隣接する送電線
2間の間隔に合わせることができて、隣接する送電線2
間の間隔が変わっても構成部品の共通化ができ、施工が
容易になる。
なお、絶縁物4としては、碍子の他に、シリコンゴ
ム、ファインセラミックス、プラスチック等からなるも
のを使用できる。
第3図は、本発明を適用した送電線路と適用しなかっ
た送電線路との効果の比較をした実験設備の概略図を示
したものである。
図示のように、鉄塔1間に着氷付き模擬送電線2を上
下に2相張り、これら送電線2間を相間スペーサ3で連
結した。
実験は、送電線2の径間中央に相間スペーサ3を取付
け、送電線2に風を送り、その時の送電線2の振動状況
を観察すると共に張力変動値を検出することにより行っ
た。
その際に、下記2種類の相間スペーサ3を用いたとき
の実験結果を示す。
(イ)360゜方向に屈曲できる連結部を持つ相間スペー
サ (ロ)両送電線を含む面の方向に曲がるように規制され
た連結部をもつ相間スペーサ この表は、(イ)のタイプの相間スペーサ3の張力変
動値及び上下振動値をそれぞれ1としてときの比率で結
果を表している。
以上の実験結果により、(ロ)のタイプの相間スペー
サ3は、(イ)のタイプの相間スペーサ3に比べて、送
電線2の張力変動値は40%、上下振動は30%となり、ギ
ャロッピング振動の抑制効果が高いことが判明した。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るギャロッピング防止
方法は、送電線間を、これら送電線を含む面の方向に曲
がるように規制された構造の相間スペーサで連結し、該
相間スペーサにより送電線の捻れ振動を抑制するので、
ギャロッピングが発生しないようにすることができる。
また、相間スペーサ3は両送電線を含む面の方向に曲が
るように規制された構造のため、絶縁物に送電線からか
かる曲げ応力を緩和することができ、このため絶縁物の
外径を細くでき、軽量化が図れ、このため取付け作業性
が容易となり、且つ送電線にかかる荷重が少なくなって
送電線の疲労を軽減することができる。
特に、本発明では相間スペーサとして、両端側で各送
電線を把持する電線把持金具と、これら電線把持金具の
相互間をつなぐ複数本の絶縁物と、これら電線把持金具
とこれら絶縁物との隣接相互間を連結する、隣接する送
電線を含む面の方向に曲がるように規制された複数の連
結部とからなる構造のものを用いているので、つなぐ絶
縁物の本数を変えることにより隣接する送電線間の間隔
に合わせることができて、隣接する送電線間の間隔が変
わっても構成部品の共通化ができ、施工を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を適用した送電線路の要部拡
大図及び線路側面図、第3図は実験設備の説明図であ
る。 1……鉄塔、2……送電線、3……相間スペーサ、4…
…絶縁物、6……連結部、7……連結板材、8……連結
ピン。
フロントページの続き (72)発明者 大石 正教 栃木県日光市清滝町500 古河電気工業 株式会社日光事業所内 (56)参考文献 特開 昭52−58892(JP,A) 実開 昭48−32890(JP,U) 実開 昭48−32891(JP,U) 実開 昭52−149296(JP,U) 実開 昭55−128441(JP,U) 実開 昭51−494(JP,U) 実開 昭51−1795(JP,U) 実開 昭58−9029(JP,U) 実開 平2−41619(JP,U) 実公 昭44−10527(JP,Y1) 実公 昭49−18709(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する送電線間を相間スペーサで連結し
    て前記各送電線の捻れ振動を抑制してギャロッピングを
    防止するギャロッピング防止方法において、 前記相間スペーサとして両端側で前記各送電線を把持す
    る電線把持金具と、これら電線把持金具の相互間をつな
    ぐ複数本の絶縁物と、これら電線把持金具とこれら絶縁
    物との隣接相互間を連結する、隣接する前記送電線を含
    む面の方向に曲がるように規制された複数の連結部とか
    らなる構造のものを用い、 隣接する前記送電線を含む面の方向に曲がるように規制
    された前記各連結部で前記送電線にかかる曲げ応力を緩
    和しつつ該相間スペーサにより前記送電線の捻れ振動を
    抑制してギャロッピングを防止することを特徴とするギ
    ャロッピング防止方法。
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