JPH038022Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH038022Y2 JPH038022Y2 JP1984184382U JP18438284U JPH038022Y2 JP H038022 Y2 JPH038022 Y2 JP H038022Y2 JP 1984184382 U JP1984184382 U JP 1984184382U JP 18438284 U JP18438284 U JP 18438284U JP H038022 Y2 JPH038022 Y2 JP H038022Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- jumper
- conductors
- power transmission
- rod
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 36
- 238000007665 sagging Methods 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、コロナ放電特性を改善した架空送電
線のジヤンパ装置に関するものである。
線のジヤンパ装置に関するものである。
「従来技術とその問題点」
超高圧送電線では、コロナ放電特性等の電気的
特性の面から一相の電線を複数本の素導体に分割
し、送電線の鉄塔部に設けたジヤンパ装置によつ
て鉄塔両側の本線を相互に電気的に連結する如く
している。このジヤンパ装置の従来例を第３図お
よび第４図を参照して説明すると、鉄塔１に連結
されている耐張碍子連２と本線３との間にある金
具４と、剛性を有するジヤンパロツド５の端部付
近とを、吊り杆６を介して連結してジヤンパロツ
ド５を水平に吊持してなるとともに、前記本線３
とジヤンパロツド５を相互に電気的に接続する複
数本の接続導体７の長さ方向の中間部に、第４図
に示すようなスペーサ８を設け、このスペーサ８
に例えば８本の接続導体７を所定の間隔に固定す
るためのクランプ部９を放射状に設け、８本の接
続導体７をスペーサ８により相互に一定の間隔を
保持するように配置して、第４図鎖線Ｘで示すよ
うに円形の空間を同電位として、接続導体７付近
の電位傾度を緩やかなものとする型式のものが知
られている。
特性の面から一相の電線を複数本の素導体に分割
し、送電線の鉄塔部に設けたジヤンパ装置によつ
て鉄塔両側の本線を相互に電気的に連結する如く
している。このジヤンパ装置の従来例を第３図お
よび第４図を参照して説明すると、鉄塔１に連結
されている耐張碍子連２と本線３との間にある金
具４と、剛性を有するジヤンパロツド５の端部付
近とを、吊り杆６を介して連結してジヤンパロツ
ド５を水平に吊持してなるとともに、前記本線３
とジヤンパロツド５を相互に電気的に接続する複
数本の接続導体７の長さ方向の中間部に、第４図
に示すようなスペーサ８を設け、このスペーサ８
に例えば８本の接続導体７を所定の間隔に固定す
るためのクランプ部９を放射状に設け、８本の接
続導体７をスペーサ８により相互に一定の間隔を
保持するように配置して、第４図鎖線Ｘで示すよ
うに円形の空間を同電位として、接続導体７付近
の電位傾度を緩やかなものとする型式のものが知
られている。
しかしながら、このような構造を有するジヤン
パ装置は、同電位となる空間が実際には真円状で
はなく、第４図の鎖線Ｙで示すように多角形状と
なつて、クランプ部９の付近が最大電位傾度とな
ること、多角形状の接続導体７のうちで大地に面
する下側のものについて特に最大電位傾度が大と
なること、さらに、降雨時にはジヤンパロツド５
の位置よりも、下方に位置する接続導体７の垂る
み部分イに雨滴が生じ、この雨滴が接続導体７の
下側のものの電位傾度をさらに高めること等か
ら、接続導体７の大地側のもの、特に第３図に示
す垂るみ部分イの付近でコロナ放電を生じ易いも
のであつた。
パ装置は、同電位となる空間が実際には真円状で
はなく、第４図の鎖線Ｙで示すように多角形状と
なつて、クランプ部９の付近が最大電位傾度とな
ること、多角形状の接続導体７のうちで大地に面
する下側のものについて特に最大電位傾度が大と
なること、さらに、降雨時にはジヤンパロツド５
の位置よりも、下方に位置する接続導体７の垂る
み部分イに雨滴が生じ、この雨滴が接続導体７の
下側のものの電位傾度をさらに高めること等か
ら、接続導体７の大地側のもの、特に第３図に示
す垂るみ部分イの付近でコロナ放電を生じ易いも
のであつた。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、接続導体の
最も電位傾度が高くなる部分の電位傾度を低減し
て、コロナ放電特性を改善しようとするものであ
る。
最も電位傾度が高くなる部分の電位傾度を低減し
て、コロナ放電特性を改善しようとするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」
この考案は、上記問題点を解決するために、接
続導体のうちの大地側に配置された導体の少なく
とも垂るみ部分にダミー線を添わせた。
続導体のうちの大地側に配置された導体の少なく
とも垂るみ部分にダミー線を添わせた。
「作用」
接続導体で形成される同電位の空間は、ダミー
線の存在により、接続導体の大地側のものの垂る
み部分、つまり、接続導体のなかで最も電位傾度
が高くなる部分で一層真円に近づき（第２図の１
点鎖線Ｚのイの部分）、この部分の電界の集中が
避けられて、電位傾度が低減される。
線の存在により、接続導体の大地側のものの垂る
み部分、つまり、接続導体のなかで最も電位傾度
が高くなる部分で一層真円に近づき（第２図の１
点鎖線Ｚのイの部分）、この部分の電界の集中が
避けられて、電位傾度が低減される。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第１図、第２図を参
照して説明するが、この実施例は、従来例と同じ
く８導体送電線に適用したもので、従来と共通す
る部分は、同じ符号を付して説明を省略する。
照して説明するが、この実施例は、従来例と同じ
く８導体送電線に適用したもので、従来と共通す
る部分は、同じ符号を付して説明を省略する。
本考案においては、接続導体７の垂るみ部分イ
の付近の例えば２個所のスペーサ１０が、接続導
体７を８角形配置で掴むクランプ１１を備えると
ともに、下側の２個のクランプ１１の中間にダミ
ー線用クランプ１２を備えており、このダミー線
用クランプ１２で導体のダミー線１３を掴むこと
により、ダミー線１３を各接続導体７がなす円周
上にて下側の接続導体７に添わせている。
の付近の例えば２個所のスペーサ１０が、接続導
体７を８角形配置で掴むクランプ１１を備えると
ともに、下側の２個のクランプ１１の中間にダミ
ー線用クランプ１２を備えており、このダミー線
用クランプ１２で導体のダミー線１３を掴むこと
により、ダミー線１３を各接続導体７がなす円周
上にて下側の接続導体７に添わせている。
なお、ダミー線１３を添わせる範囲は、通常、
接続導体７の本線側ソケツト１４からジヤンパロ
ツド側ソケツト１５までの全長について行うこと
は要せず、実施例の如く垂るみ部分イの付近の例
えば数ｍで済むが、全長に添わせてもよいことは
勿論である。
接続導体７の本線側ソケツト１４からジヤンパロ
ツド側ソケツト１５までの全長について行うこと
は要せず、実施例の如く垂るみ部分イの付近の例
えば数ｍで済むが、全長に添わせてもよいことは
勿論である。
また、実施例は、45゜等間隔配置の８個のクラ
ンプ１１を持つ８導体用のスペーサにダミー線用
クランプ１２を付加した構造であるが、８導体の
場合、任意の間隔配置の９個のクランプを持つ９
導体用スペーサを用い、そのうちの最下側のクラ
ンプをダミー線用クランプとして使用することも
できる。
ンプ１１を持つ８導体用のスペーサにダミー線用
クランプ１２を付加した構造であるが、８導体の
場合、任意の間隔配置の９個のクランプを持つ９
導体用スペーサを用い、そのうちの最下側のクラ
ンプをダミー線用クランプとして使用することも
できる。
さらに、実施例では１本のダミー線を添わせて
いるが、２本あるいはそれ以上としてもよい。
いるが、２本あるいはそれ以上としてもよい。
また、実施例は８導体送電線に適用したもので
あるが、その他の素導体数の多導体送電線にも適
用することができることは勿論である。
あるが、その他の素導体数の多導体送電線にも適
用することができることは勿論である。
「効果」
以上説明した如く本考案によれば、接続導体の
うちの最も大地側に配置される接続導体に適用さ
れ、ジヤンパロツドの位置よりも、下方に位置す
る接続導体の垂るみ部分にダミー線を接続導体と
同電位に添わせるようにしたので、最も電位傾度
が高くなる部分の電位傾度が低減されるととも
に、水平なジヤンパロツドの両側における垂るみ
部分までの範囲の電位傾度の差が小さくなり、し
たがつてコロナ放電を抑制することができるもの
である。
うちの最も大地側に配置される接続導体に適用さ
れ、ジヤンパロツドの位置よりも、下方に位置す
る接続導体の垂るみ部分にダミー線を接続導体と
同電位に添わせるようにしたので、最も電位傾度
が高くなる部分の電位傾度が低減されるととも
に、水平なジヤンパロツドの両側における垂るみ
部分までの範囲の電位傾度の差が小さくなり、し
たがつてコロナ放電を抑制することができるもの
である。
第１図は本考案に係るジヤンパ装置の一実施例
を示す概略側面図、第２図は第１図における−
線拡大断面図、第３図は従来のジヤンパ装置の
概略側面図、第４図は第３図における−線拡
大断面図である。 １……鉄塔、３……本線、５……ジヤンパロツ
ド、７……接続導体、１３……ダミー線、イ……
垂るみ部。
を示す概略側面図、第２図は第１図における−
線拡大断面図、第３図は従来のジヤンパ装置の
概略側面図、第４図は第３図における−線拡
大断面図である。 １……鉄塔、３……本線、５……ジヤンパロツ
ド、７……接続導体、１３……ダミー線、イ……
垂るみ部。
Claims (1)
- 鉄塔１の両側の多導体送電線本線３をジヤンパ
ロツド５およびその両側に接続される多角形状配
列の複数本の接続導体７を介して相互に電気的に
接続しているジヤンパ装置において、複数の接続
導体７のうちの最も大地側に配置される接続導体
７に対して適用され、前記ジヤンパロツド５より
も下方に位置する垂るみ部分イでかつ前記多角形
の各頂点を結ぶ円周上に、接続導体７と同電位の
ダミー線１３を添わせたことを特徴とする架空送
電線におけるジヤンパ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184382U JPH038022Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184382U JPH038022Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6198324U JPS6198324U (ja) | 1986-06-24 |
| JPH038022Y2 true JPH038022Y2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=30741869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984184382U Expired JPH038022Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH038022Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5847798U (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | 株式会社東芝 | 原子炉模擬試験装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6036994Y2 (ja) * | 1979-12-05 | 1985-11-02 | 株式会社フジクラ | ジヤンパ線補強装置 |
-
1984
- 1984-12-05 JP JP1984184382U patent/JPH038022Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5847798U (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | 株式会社東芝 | 原子炉模擬試験装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6198324U (ja) | 1986-06-24 |
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