JPH0416578Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0416578Y2 JPH0416578Y2 JP1985203571U JP20357185U JPH0416578Y2 JP H0416578 Y2 JPH0416578 Y2 JP H0416578Y2 JP 1985203571 U JP1985203571 U JP 1985203571U JP 20357185 U JP20357185 U JP 20357185U JP H0416578 Y2 JPH0416578 Y2 JP H0416578Y2
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- Japan
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- arm
- horizontal part
- attached
- fixed
- insulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 8
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Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は単柱で三相電線を支持する装置に係
る。
る。
[従来の技術]
発電所より末端需要者に電力供給するに際し
て、負荷の電圧階級に応じて送電線の支持構造を
変えて行くが、本願でとり上げるのは、33KV以
下送電線に使用する単柱用腕金装置に関するもの
である。
て、負荷の電圧階級に応じて送電線の支持構造を
変えて行くが、本願でとり上げるのは、33KV以
下送電線に使用する単柱用腕金装置に関するもの
である。
単柱の支持物には、木柱、コンクリート柱、パ
ンザマスト、鉄柱などいろいろな材料が適用され
ており、腕金装置は、この頂端より下つた所定の
位置に取り付け、左右の両端と頂端の3ヶ所に支
持碍子を介して、三相の送電線を取り付けた三角
配列を標準とする。
ンザマスト、鉄柱などいろいろな材料が適用され
ており、腕金装置は、この頂端より下つた所定の
位置に取り付け、左右の両端と頂端の3ヶ所に支
持碍子を介して、三相の送電線を取り付けた三角
配列を標準とする。
従来広く使用される単柱における腕金装置は、
第2図に示すように、単柱1aに断面矩形の腕金
2aを十字架状にクロスして取り付けて、三角配
列を形成している。またこれとは型式が異なるが
第3図に示すような従来技術(実公昭50−6989号
公報)も提案されている。この電柱用アームは図
のように電柱1bへ取付けた鋼管製のアーム2b
を主題とし、電柱に添わせて締付けバンド支持金
具で取付ける垂直部分21、この部分から緩やか
な弧状に彎曲した彎曲部分22、水平に伸びて碍
子3b,4bを取付ける水平部分23、U字形に
折曲して逆方向へ水平に伸び碍子5bを取り付け
る水平部分24を形成するように曲げ加工を施
し、さらにバンド9bで垂直部分21の取付端と
彎曲部分22の端部とを直線的に斜めに結んで補
強している。
第2図に示すように、単柱1aに断面矩形の腕金
2aを十字架状にクロスして取り付けて、三角配
列を形成している。またこれとは型式が異なるが
第3図に示すような従来技術(実公昭50−6989号
公報)も提案されている。この電柱用アームは図
のように電柱1bへ取付けた鋼管製のアーム2b
を主題とし、電柱に添わせて締付けバンド支持金
具で取付ける垂直部分21、この部分から緩やか
な弧状に彎曲した彎曲部分22、水平に伸びて碍
子3b,4bを取付ける水平部分23、U字形に
折曲して逆方向へ水平に伸び碍子5bを取り付け
る水平部分24を形成するように曲げ加工を施
し、さらにバンド9bで垂直部分21の取付端と
彎曲部分22の端部とを直線的に斜めに結んで補
強している。
この考案の効果は結局電柱からの延長部分(ア
ームの長さ)を比較的長くしても十分強度に耐え
得るものとし、以つて支持碍子4bの位置を電柱
より著しく引離すところにあると説いている。
ームの長さ)を比較的長くしても十分強度に耐え
得るものとし、以つて支持碍子4bの位置を電柱
より著しく引離すところにあると説いている。
[考案が解決しようとする問題点]
近年は、先端技術産業をはじめ、工場、事務所
など各方面にコンピユータシステムが導入され、
これまで以上に、瞬間停電や電圧変動の小さいク
リーンな電源を必要とする負荷がふえている。
など各方面にコンピユータシステムが導入され、
これまで以上に、瞬間停電や電圧変動の小さいク
リーンな電源を必要とする負荷がふえている。
従つて、この必要に応じた良質の電力を供給す
るには、トリツプはもちろん、トリツプに至らな
い微接地事故についても、極力低減させる改善が
望まれる。
るには、トリツプはもちろん、トリツプに至らな
い微接地事故についても、極力低減させる改善が
望まれる。
このような認識に立つて単柱設備の事故実績を
見直してみると、雪雨や台風によるもの以外は、
冠雪、鳥獣による地絡事故が大きな割合を占める
ことを見直すことができる。
見直してみると、雪雨や台風によるもの以外は、
冠雪、鳥獣による地絡事故が大きな割合を占める
ことを見直すことができる。
すなわち、第2図のように、従来の腕金は、断
面矩形の鋼材が単柱にクロスして水平に取り付け
られていることから、冬期には冠雪を助長し、地
絡事故の原因となりやすい。
面矩形の鋼材が単柱にクロスして水平に取り付け
られていることから、冬期には冠雪を助長し、地
絡事故の原因となりやすい。
また、鳥獣の多く分布する地域では、これらが
飛来して腕金に容易に停留することができるか
ら、充電部と接触して地絡事故の原因となりやす
い。第3図に示した別の従来技術もその点につい
ては同様であつて、アーム2bの彎曲部22の勾
配が緩く、しかも碍子の近傍には水平部23,2
4があるから、前記事故の懸念はむしろ一層大き
いと言える。
飛来して腕金に容易に停留することができるか
ら、充電部と接触して地絡事故の原因となりやす
い。第3図に示した別の従来技術もその点につい
ては同様であつて、アーム2bの彎曲部22の勾
配が緩く、しかも碍子の近傍には水平部23,2
4があるから、前記事故の懸念はむしろ一層大き
いと言える。
このような事故を防止するために、多雪時に山
間を巡視し冠雪を除去するなど、困難な保安作業
を常に強いられると共に、一旦事故が発生すると
需要家の信頼が著しく低下することとなる。
間を巡視し冠雪を除去するなど、困難な保安作業
を常に強いられると共に、一旦事故が発生すると
需要家の信頼が著しく低下することとなる。
本願考案は、以上の問題点を解決するために、
鳥獣害が生じ難く、冬期には雪害が生じ難い送電
線用の単柱用腕金装置を提供することが目的であ
る。
鳥獣害が生じ難く、冬期には雪害が生じ難い送電
線用の単柱用腕金装置を提供することが目的であ
る。
[問題点を解決するための手段]
本考案に係る単柱用三相電線支持装置は立設し
た単柱へ、中央水平部で固定し該水平部から斜め
上方へほぼ45°の角度でほぼV型を形成する鋼管
よりなる腕金と、該腕金の両先端に取付けた碍子
と、単柱先端に取付けた碍子と、前記腕金の固定
部より上方の単柱へ、中央水平部で固定し該水平
部から斜め下方へほぼ45°の角度で逆V形を形成
して腕金の途中へ連絡する吊材とで形成し、前記
の水平部はいずれも固定に必要な最小限の横幅よ
りなりかつ前記腕金の途中から先端までの表面を
電気絶縁処理を施したことによつて前記の課題を
解決した。
た単柱へ、中央水平部で固定し該水平部から斜め
上方へほぼ45°の角度でほぼV型を形成する鋼管
よりなる腕金と、該腕金の両先端に取付けた碍子
と、単柱先端に取付けた碍子と、前記腕金の固定
部より上方の単柱へ、中央水平部で固定し該水平
部から斜め下方へほぼ45°の角度で逆V形を形成
して腕金の途中へ連絡する吊材とで形成し、前記
の水平部はいずれも固定に必要な最小限の横幅よ
りなりかつ前記腕金の途中から先端までの表面を
電気絶縁処理を施したことによつて前記の課題を
解決した。
[作用]
冬期の降雪がはじまつた時、腕金の断面が円形
であり、かつV型の傾斜角度を有している事か
ら、雪片はこの表面に留まり難く、また雪片が積
層しても、自重により滑り落ちやすく、常に一定
量以上の冠雪の抑制作用を生じる。
であり、かつV型の傾斜角度を有している事か
ら、雪片はこの表面に留まり難く、また雪片が積
層しても、自重により滑り落ちやすく、常に一定
量以上の冠雪の抑制作用を生じる。
また、鳥獣が飛来しても、腕金が傾斜している
から翼を休めるには不安定であり、従来に比べて
停留する場所が著しく制約をうける。
から翼を休めるには不安定であり、従来に比べて
停留する場所が著しく制約をうける。
従つて、鳥獣が充電部と接触して地絡事故が生
じる機会が激減する。すなわち全体を通じて水平
部分がほとんど見当らず相当急な傾斜をもつV型
と逆V型とを組合せて腕金を単柱に固着し、碍子
の取付部分にも外気に露出する水平部分がないと
いう特徴が冠雪や鳥獣飛来に対して特別の作用を
現わすのである。
じる機会が激減する。すなわち全体を通じて水平
部分がほとんど見当らず相当急な傾斜をもつV型
と逆V型とを組合せて腕金を単柱に固着し、碍子
の取付部分にも外気に露出する水平部分がないと
いう特徴が冠雪や鳥獣飛来に対して特別の作用を
現わすのである。
さらに所望の範囲に亘り、腕金装置の表面に電
気絶縁処理を施したため、鳥獣が充電部と接触し
ても地絡することが殆んど考えられず、結局形状
と表面処理の二重の手段によつて鳥獣害は大幅に
減少する。
気絶縁処理を施したため、鳥獣が充電部と接触し
ても地絡することが殆んど考えられず、結局形状
と表面処理の二重の手段によつて鳥獣害は大幅に
減少する。
[実施例]
第1図は、本願考案の実施例を示す。
この単柱用V型腕金装置において、単柱1に取
り付ける腕金2は、鋼管を単柱に対して45°ずつ
曲げて左右の斜め上方に延ばし、碍子支持部分は
90°に屈折した一体構造を基本としている。
り付ける腕金2は、鋼管を単柱に対して45°ずつ
曲げて左右の斜め上方に延ばし、碍子支持部分は
90°に屈折した一体構造を基本としている。
構造上は単柱に取り付ける部分2A、両端の支
持碍子3,4を各々受ける部分2B,2Cは、最
小限の水平部分を形成している。
持碍子3,4を各々受ける部分2B,2Cは、最
小限の水平部分を形成している。
単柱の頂点にも支持碍子5を受けている。
三相電力を送電する電力線6,7,8は、これ
ら3ヶの碍子によつて支持されている。
ら3ヶの碍子によつて支持されている。
腕金装置の取り付け方法は、中央の水平部2A
において固定され、さらに吊材9においても単柱
に固定されている。
において固定され、さらに吊材9においても単柱
に固定されている。
吊材9は水平部9Aにおいて腕金の水平部2A
より上方で単柱1へ固定し、この固定部から斜め
下方へ伸びる吊具9B,9Cによつてほぼ逆V形
を形成して腕金2D,2Eの途中へ連結している
水平部2A,9Aはいずれも単柱1へ固定するた
めに必要な最小限の横幅よりなり、単柱と重なる
から、露出する水平部分は殆どないに等しい。
より上方で単柱1へ固定し、この固定部から斜め
下方へ伸びる吊具9B,9Cによつてほぼ逆V形
を形成して腕金2D,2Eの途中へ連結している
水平部2A,9Aはいずれも単柱1へ固定するた
めに必要な最小限の横幅よりなり、単柱と重なる
から、露出する水平部分は殆どないに等しい。
本例では、腕金を一体的に曲げ加工して製作し
たが、さらに作業性の改善を求め、分割化して軽
量化を図つてもよい。
たが、さらに作業性の改善を求め、分割化して軽
量化を図つてもよい。
次に、電気絶縁手段には幾つかの方法から選ぶ
ことができるが、ここではガラス繊維を織成した
ガラス織布を、液状のポリエステル樹脂中に浸漬
して含浸させ、これを腕金素材の鋼管のうち、前
記吊材の交点部分2D,2Eから先端2B,2C
に至る間に各々巻きつけ、絶縁層10および11
を形成している。
ことができるが、ここではガラス繊維を織成した
ガラス織布を、液状のポリエステル樹脂中に浸漬
して含浸させ、これを腕金素材の鋼管のうち、前
記吊材の交点部分2D,2Eから先端2B,2C
に至る間に各々巻きつけ、絶縁層10および11
を形成している。
また、この絶縁層の耐電圧は、諸定値を満足す
る様に規定している。勿論、その他の絶縁処理す
べてが適用可能なのは言うまでもない。
る様に規定している。勿論、その他の絶縁処理す
べてが適用可能なのは言うまでもない。
[考案の効果]
本願考案は、前記の作用が期待できる事から、
鳥獣が飛来しても停留個所が制約され、従来の様
に自由に個所を選べなくなり、絶縁間隔が保持さ
れ、充電部との接触が起り難い。
鳥獣が飛来しても停留個所が制約され、従来の様
に自由に個所を選べなくなり、絶縁間隔が保持さ
れ、充電部との接触が起り難い。
本実施例で見れば、吊材と腕金との交叉点より
外側の腕金には、鳥獣の停留は難しい。
外側の腕金には、鳥獣の停留は難しい。
また仮に、充電部と接触する個所まで移動して
きても、この部分の表面が絶縁処理を施されてい
るから、充電部と接触しても地絡事故を起す可能
性は極めて少ない。
きても、この部分の表面が絶縁処理を施されてい
るから、充電部と接触しても地絡事故を起す可能
性は極めて少ない。
この事から、一般需要者に対する供給サービス
が質的に向上し、クリーンな電力を確保する効果
が大きい。
が質的に向上し、クリーンな電力を確保する効果
が大きい。
第1図は本願考案の実施例を示す部分斜視図、
第2図は従来の技術を示す部分斜視図、第3図は
別の従来技術を示す正面図。 1……単柱、2(2A〜2E)……腕金、3,
4,5……支持碍子。
第2図は従来の技術を示す部分斜視図、第3図は
別の従来技術を示す正面図。 1……単柱、2(2A〜2E)……腕金、3,
4,5……支持碍子。
Claims (1)
- 立設した単柱へ中央水平部で固定し該水平部か
ら斜め上方へほぼ45°の角度でほぼV形を形成す
る鋼管よりなる腕金と、該腕金の両先端に取付け
た碍子と、単柱先端に取付けた碍子と、前記腕金
の固定部より上方の単柱へ、中央水平部で固定し
該水平部から斜め下方へほぼ45°の角度で逆V形
を形成して腕金の途中へ連結する吊材とで形成
し、前記の水平部はいずれも固定に必要な最小限
の横幅よりなりかつ前記腕金の途中から先端まで
の表面を電気絶縁処理を施したことを特徴とする
単柱用三相電線支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985203571U JPH0416578Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985203571U JPH0416578Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110455U JPS62110455U (ja) | 1987-07-14 |
JPH0416578Y2 true JPH0416578Y2 (ja) | 1992-04-14 |
Family
ID=31169025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985203571U Expired JPH0416578Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416578Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS506989U (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-24 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP1985203571U patent/JPH0416578Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS506989U (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62110455U (ja) | 1987-07-14 |
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