JPH067266Y2 - 露線式積層体ホース - Google Patents

露線式積層体ホース

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JPH067266Y2
JPH067266Y2 JP1988106763U JP10676388U JPH067266Y2 JP H067266 Y2 JPH067266 Y2 JP H067266Y2 JP 1988106763 U JP1988106763 U JP 1988106763U JP 10676388 U JP10676388 U JP 10676388U JP H067266 Y2 JPH067266 Y2 JP H067266Y2
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JP
Japan
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cloth
wire
lining tube
hose
laminated
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JP1988106763U
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JPH0229383U (ja
Inventor
進 藤田
Original Assignee
株式会社明治フレックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は耐薬品性、耐圧性等を有する露線式積層体ホ
ースの改良に関する。
(従来の技術) 化学品等を輸送するホースには、耐薬品性、耐圧性を有
する露線式積層体ホースが使用され、ポリプロピレン、
ナイロン、ポリエステル等の合成樹脂フィルム、及び合
成繊維、ガラス繊維、ステンレススチール繊維等の布等
を積層し、これら積層体の内周及び外周に金属ワイヤー
を半ピッチずらして螺旋状に設けて構成されている。
即ち、第2図に示すように、所定の太さの鉄芯に適宜の
ピッチで内ワイヤー1を螺旋状に巻き付け、さらに、内
布2、中間布3、外布4を順次積層し、外布4の外周面
に内ワイヤー1の中間に位置するように半ピッチずらし
て外ワイヤー5を螺旋状に巻き付けてなる。
そして、これらの金属ワイヤーを内外周に露出させて螺
旋巻きした露線式積層体ホースは、ニップルの外周とス
リーブの内周との間に端部を挿入し、気密的(液密的)
に加締固定する継手金具によって連結される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構成に係る従来の露線式積層体ホースには次のよう
な問題があった。
第1は内周面は内ワイヤー1の露出により凹凸面となっ
ているために、流体の輸送中に乱流が生じ圧力損失が大
きくなる。このために、大きな流体圧力を必要とした。
第2は内ワイヤー1と内布2との凹部に使用後の流体が
残り、液たれが生じ残液の切れが悪い。
第3は内布2の織り目に、例えば塗料のような流体が浸
透して固化すると、ホース自体が硬化してしまい可撓性
が悪くなる。
第4は内周面は内ワイヤー1により凹凸面となっている
から、洗浄しても使用した流体を完全には取り除くこと
ができない。
この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、内ワイ
ヤーを被覆することにより内周面を平滑面となし、残液
の切れがよく、洗浄が容易で、常に一定の可撓性を保持
できる露線式積層体ホースを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) この考案の構成は上記目的を達成するため、次のような
構成とした。
即ち、合成樹脂フィルム、合成繊維等からなる内布、中
間布、外布を順次積層してなる積層体の内外周面に金属
ワイヤーを半ピッチずらして螺旋状に巻回してなる積層
体ホースにおいて、前記内ワイヤーの内側に織布シート
に合成樹脂フィルムをラミネートしたライニングチュー
ブを設けるとともに、前記ライニングチューブと内ワイ
ヤーのピッチ間の内布の凸部とを固着し、内ワイヤーの
両側にわずかな空隙を形成する構造とした。
(作用) ライニングチューブは内ワイヤーを被覆してホースの内
面を平滑にするから、液体、ガス等の流体をスムーズに
輸送することができる。また、ライニングチューブと内
布とは内ワイヤーのピッチ間で一体に固着されているの
で、内ワイヤーのずれを防止する。
(実施例) 第1図はこの考案の実施例を示す上部断面正面図であ
る。
10はライニングチューブ、11は内ワイヤー、12は内布、
13は中間布、14は外布、15は外ワイヤーである。前記内
ワイヤー11と外ワイヤー15とは半ピッチずらして螺旋状
に巻回されている。
ライニングチューブ10は内ワイヤー11を被覆するように
内側に設けられており、片側面または両側面に合成樹脂
フィルムをラミネートしたシートが使用されている。前
記シートはホースの用途に応じて耐薬品性、耐ガソリン
性等の材質を使用すればよい。例えば、ポリエチレンフ
ィルムをラミネートしたポリプロピレン織布を用いるこ
とができる。内布12はライニングチューブ10と同一材質
であることが好ましく、例えば、ポリエチレンの織布が
用いられる。ライニングチューブ10と内布12とは、
内ワイヤー11のピッチ間の内布12の凸部、即ち、外
ワイヤー15の下方では接着または溶着により一体に固
着されている。従って、内ワイヤー11はライニングチ
ューブ10と内布12とにより挟み込まれているもの
の、完全に埋設されているのではなく内ワイヤー11の
両側部分には若干の空隙が形成されている。このよう
に、 内ワイヤー11の両側部分に空隙を設けることによっ
て、この種大口径の露線式積層体ホースにおいても十分
な可撓性を持たせることができる。
中間布13と外布14は従来と同様に積層して形成されてお
り、内布12と同一材質または異なる材質のフィルム、シ
ートを使用することができる。
前記積層体ホースを製造するには所定の太さのマンドレ
ルにラミネートした合成樹脂製シートを装着してライニ
ングチューブ10となし、前記ライニングチューブ10上に
内ワイヤー11を適宜のピッチで螺旋状に巻回し、次い
で、内ワイヤー11のピッチ間に接着剤を塗布し、または
塗布しないでライニングチューブと同一材質の内布12を
被覆し、さらに、中間布13、外布14を積層し、最後に外
ワイヤー15を内ワイヤー11とは半ピッチずらして螺旋状
に巻回する。
このようにして製造した後、マンドレルを引き抜けばよ
い。
ライニングチューブ10と内布12とを接着剤により固着す
る場合には外ワイヤー15の巻回後にマンドレルを引き抜
けばよいが、溶着により固着する場合には加熱して溶着
した後にマンドレルを引き抜く。溶着温度はライニング
チューブ10と内布12との材質、シートの肉厚等により決
定すればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば内面にライニン
グチューブを設けたので、次のような効果を奏すること
ができる。
(1)ホース内面は平滑面となり凹凸がないから、乱流に
よる圧力損失がなくなり、残液の切れが良く液たれが生
じない。
(2)ライニングチューブにはラミネートした織布を用い
たので、流体が浸透して積層体を硬化させることがな
く、常に一定の可撓性を保持することができる。
(3)平滑な内周面であるから洗浄が容易で、残液の切れ
が良いことと相まって、清潔な状態で使用することがで
きる。
(4)内ワイヤーはライニングチューブと内布で被覆さ
れ、ライニングチューブと内布とは一体に固着されてい
るから、内ワイヤーのずれを防止するとともに、耐久性
を向上させることができる。
(5)ライニングチューブを耐薬品性、耐ガソリン性を有
する合成樹脂製シートにより形成することにより、多目
的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る露線式積層体ホースの上部断面
正面図、第2図は従来の露線式積層体ホースの上部断面
正面図である。 10はライニングチューブ、11は内ワイヤー、12は内布、
13は中間布、14は外布、15はワイヤー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内布、中間布、外布を順次積層してなる積
    層体の内外周面に金属ワイヤーを半ピッチずらして螺旋
    状に巻回してなる積層体ホースにおいて、前記内ワイヤ
    ーの内側に織布シートに合成樹脂フィルムをラミネート
    したライニングチューブを設けるとともに、前記ライニ
    ングチューブと内ワイヤーのピッチ間の内布の凸部とを
    固着し、内ワイヤーの両側にわずかな空隙を形成してな
    る露線式積層体ホース。
JP1988106763U 1988-08-12 1988-08-12 露線式積層体ホース Expired - Lifetime JPH067266Y2 (ja)

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