JP3108256U - 分岐管接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体抵抗が小さく、信頼性の高い本管と分岐管との接続構造を提供すること。
【解決手段】本管5から突出する突出管部2とベルマウス状の導入口4を形成する接合裾部3とから成る分岐管本体1と、該分岐管本体1の接合裾部3の内面に一体に装着され、該接合裾部3より張り出した下地処理層6と、本管部分から下地処理層6の張り出し部6bを経て分岐管本体1の突出管部2まで積層された外被層5aとから形成されてなる分岐管接続構造である。
【選択図】 図1B

Description

本考案は、タンク、ダクト、配管などにおける信頼性の高い分岐管の接続構造に関する。
一般的にタンク、ダクトおよび配管の分岐管は、本管(タンク本体、ダクトの本管、配管の本管)側に設けた開口に差し込み余長を有する形状にして、この余長部と本管内面をオーバーレイして接続(シール)しているが(例えば特許文献1参照)、本管側の寸法が小さいものではこの方法がとれず、単なる差し込みのみの接合にするため内面からのオーバーレイができなかった。また、分岐管が本管側へ突き出ていると分岐管への流れが乱され、流体抵抗が増大する。
タンク、ダクトおよび配管の分岐管は別個に成形して積層(オーバーレイ)により接合することが考えられるが、タンク、ダクトおよび配管の本管側の寸法が小さいものでは内面からのオーバーレイが困難となり、分岐管との接合部の良否が内部からの漏れ発生を起こし品質を低下させる可能性がある。
本管内を流れる流体の性状は種々あり、本管を流れる流体の性状を考慮して(例えばスラリー等の流体に対しては高い耐摩耗性が必要)分岐管の材質を設定することが重要であるが、例えば本管をFRP管で形成し、本管とは異種の材料で分岐管を構成した場合の接続構造に関する特許文献は見当たらない。
特開平6−185686号公報
本考案は、上記従来技術に鑑みなされたもので、流体抵抗が小さく、信頼性の高い本管と分岐管との接続構造を提供することを目的とする。
本考案に係る分岐管接続構造は、本管から突出する突出管部とベルマウス状の導入口を形成する接合裾部とから成る分岐管本体と、該分岐管本体の接合裾部の内面に一体に装着され、該接合裾部より張り出した張り出し部を有する下地処理層と、本管部分から下地処理層の張り出し部を経て分岐管本体の突出管部まで積層された外被層とから形成されてなるものである。
これにより、分岐管本体の接合裾部が下地処理層と外被層との間に挟装されて一体構造となることから、本管と分岐管との間に強固な信頼性の高い接続構造が形成される。また、接合裾部はベルマウス形状を有するので流体抵抗の低減が図られ、分岐部分において流体との衝突、摩擦による損傷が軽減される。
上記構成において、下地処理層の内端部を分岐管本体のベルマウス形状に滑らかに沿うような形にした場合、分岐管本体の接合裾部から下地処理層の内端部にわたって連続したベルマウス形状となり、その結果分岐部分において流体抵抗がより小さく抑えられ、流体との衝突、摩擦による損傷がより軽減される。
また、分岐管本体が下地処理層および外被層とは異種の材料で別個に成形されている場合、分岐管本体の材質を流体の性状を考慮した材質に設定できる。たとえば、下地処理層および外被層はFRP(繊維強化プラスチック)を積層したものであり、分岐管本体はウレタン系材料から成形されたものである。分岐管にウレタン成形品を用いることによりスラリー等の流体に対する耐摩耗性が著しく向上し、ダクトや配管系の長寿命化が図れる。
本考案によれば、流体抵抗が小さく、かつ、信頼性の高い強固な本管と分岐管との接続構造が得られる。
以下、本考案の実施形態を図面を参照しながら説明する。以下は、本管側が配管(パイプ配管)の場合を例にとって説明する。
図1Aは、本考案に係る分岐管接続構造の斜視図、図1Bはその中央位置における断面図である。
分岐管本体1は、分岐管本体1の径より大きな径を有する本管5から直角方向に外方に突出した突出管部2と、突出管部2に連続してベルマウス形状の導入口4を備えた、ラッパ状に拡径した形状の接合裾部3とから成る。外側積層部の外縁の形状は平面視で矩形になっている。本管5からの分岐流入部をベルマウス状の導入口4とすることにより、流体との衝突、摩擦による分岐部分の損傷を軽減できる。
分岐管本体1と本管5との接合部において、本管5側に分岐管本体1の接合裾部3の内側面に下地処理層6が一体化されて設けられている。換言すれば、下地処理層6が鞍となり、この鞍に分岐管本体1の接合裾部3が密着載置する形となっている。下地処理層6の内面は本管5の内面と面一であり、分岐管本体1側へ向けて内側先端6aが分岐管本体1のベルマウス形状に滑らかに沿うように形成されている。これにより流体との衝突、摩擦による分岐部分の損傷をより一層軽減できる。
下地処理層6の内側先端6aが分岐管本体1のベルマウス終端付近に位置し、それから下地処理層6は本管5側へ延び、下地処理層6の他端(外側端)は分岐管本体1の接合裾部3の端面より数十mm張り出した位置まで延びて張り出し部6bを形成している。この張り出し部6bは、接合裾部3の外周縁全体にわたって所定距離(約50mm程度)大きく張り出したものである。この下地処理層6における張り出し部6bの存在により後で外側に積層する外被層5aにより下地処理層6が本管5として一体化されると共に、外被層5a、下地処理層6および接合裾部3の3者が一体化された(接合裾部3が下地処理層6と外被層5aとの間に狭着された形の)強固で信頼性の高い接続構造が形成される。
外被層5a(本管5)、下地処理層6および分岐管本体1の材質は同一でもよいが、外被層5a(本管5)と下地処理層6は例えばFRPからなり、分岐管本体1は、本管5を流れる流体の性状を考慮してこれとは異種の材料(例えばウレタン系材料)によって形成してもよい。例えば分岐管本体1にウレタン成形品を用いればスラリー等の流体に対する耐摩耗性を著しく向上させることができ、ダクトや配管系の長寿命化を図ることができる。
なお、FRPの下地処理層6が硬化しないうちに分岐管本体1をこれに押し付けて下地処理層6と分岐管本体1の接合裾部3とを圧着して一体化するため、分岐管本体1の接合裾部3が下地処理層6に嵌り込むような段6cが形成される。
上述したように分岐管本体1の接合裾部3をその内側の下地処理層6部と外被層5aとの間に挟装した形に配置して、これらが一体化されて強固な分岐管接続構造を形成している。
上記分岐管接続構造を得るための成形方法を図2、図3A,3Bおよび図4A,4Bにより説明する。
図2は、分岐管本体1を示す斜視図である。
まず、分岐管本体1は本管5とは別個に成形しておく。分岐管本体1は型に流し込んで成形される。前述したように分岐管本体1は筒状の突出管部2と、管部に連接された平面視で矩形状をした接合裾部3とから成る。分岐管本体1の内面は、図1Bからも判るように、突出管部2における筒状の内面から接合裾部3におけるなだらかに拡径したベルマウス状内面につながる。接合裾部3は本管の一部となるように円弧状に形成される。
上述した如く、分岐管本体1と本管とを同種材料で形成しても良いし、異種材料で形成しても良い。異種材料の場合、例えば、本管をFRP管とし、分岐管本体1をウレタン系の材料とする場合がある。これは分岐管本体にウレタン成形品を用いることによりスラリー等の流体に対して高い耐摩耗性を得ることができるようにするためである。管内を通過する流体の性状に応じて分岐管本体の材質を選択すればよい。
図3A、図3Bは上記分岐管本体1を下地処理層6に圧着した状態を示す斜視図と断面図である。まず半円管状の金型10にFRPからなる下地処理層6を形成する。下地処理層6は分岐管本体1の矩形状の接合裾部3より数十mm張り出す大きさに積層する。このとき張り出し部6bが形成される。
下地処理層6を金型10上に積層した後、これが硬化しないうちに上から分岐管本体1を押し当て圧着する(つまり、下地処理層6が鞍となり、この鞍に分岐管本体1の接合裾部3が密着載置する形となっている)。そして下地処理層6の内側端6aは金型10から分岐管本体1を外した後に分岐管本体1のベルマウス形状に沿うような形に成形する。
図4A、図4Bは上記下地処理層6を有する分岐管本体1を金型11に位置決めした状態を示す斜視図と断面図である。
これらの図に示すように、位置決め治具12は、円管13と、円管13に同心状に金型11に螺合された形で植設される長棒14と、円管13の上に載置される蓋材15から主になる。まず長棒14の一端を金型11に螺合し、これと同心状に円管13を配置する。そして上記した下地処理層6を備えた分岐管本体1を円管13に嵌合させてその上方から蓋材15を冠着する。蓋材15から突き出た長棒14の上端部に設けたナット16を締め付けることにより蓋材15は分岐管本体1および円管13の上端に冠着される。このように下地処理層6を備えた分岐管本体1を金型11上に位置決めした後に、金型11の円管部分から下地処理層6の張り出し部6bに沿って、更に分岐管本体1の接合裾部3から分岐管本体1の突出管部2に沿ってFRPを積層して外被層5aを形成する。これによって外被層5aと下地処理層6および分岐管本体1とが一体化される。位置決め治具12と金型11を取り外せば図1A,1Bで述べた分岐管を備えた配管が得られる。
図5は分岐管本体1の上端部にソケット17を一体装着した例を示す断面図である。すなわち、分岐管本体1の上端部にソケット17を嵌合し、分岐管本体1の突出管部2からこのソケット17の外側までFRPの外被層5aを積層することによりソケット17を分岐管本体1に一体装着してソケット継手を形成したものである。このソケット継手により分岐管に枝管をネジ接合できるようなる。
この考案は、本体(本管)側がタンク、ダクト、配管などの場合における分岐管接続に利用される。特に、本管内をスラリー状の流体が流れる場合の分岐管接続構造に好適である。
本考案に係る分岐管接続構造の斜視図である。 中央位置における断面図である。 分岐管本体を示す斜視図である。 分岐管本体を下地処理層に圧着した状態を示す斜視図である。 同断面図である。 下地処理層を有する分岐管本体を金型に位置決めした状態を示す斜視図である。 同断面図である。 分岐管本体の上端部にソケットを一体装着した例を示す断面図である。
符号の説明
1…分岐管本体
2…突出管部
3…接合裾部
4…ベルマウス状導入口
5…本管
5a…外被層
6…下地処理層
6a…内側端部
6b…張り出し部

Claims (4)

  1. 本管から突出する突出管部とベルマウス状の導入口を形成する接合裾部とから成る分岐管本体と、該分岐管本体の接合裾部の内面に一体に装着され、該接合裾部より張り出した張り出し部を有する下地処理層と、本管部分から前記下地処理層の張り出し部を経て分岐管本体の突出管部まで積層された外被層とから形成されてなる分岐管接続構造。
  2. 下地処理層の内端部を分岐管本体のベルマウス形状に滑らかに沿うような形にした請求項1記載の分岐管接続構造。
  3. 分岐管本体が下地処理層および外被層とは異種の材料で別個に成形されている請求項1又は2記載の分岐管接続構造。
  4. 下地処理層および外被層はFRP(繊維強化プラスチック)を積層したものであり、分岐管本体はウレタン系材料から成形されたものである請求項3記載の分岐管接続構造。
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