JPH0619915Y2 - 圧力流体用ホース - Google Patents

圧力流体用ホース

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JPH0619915Y2
JPH0619915Y2 JP1988042336U JP4233688U JPH0619915Y2 JP H0619915 Y2 JPH0619915 Y2 JP H0619915Y2 JP 1988042336 U JP1988042336 U JP 1988042336U JP 4233688 U JP4233688 U JP 4233688U JP H0619915 Y2 JPH0619915 Y2 JP H0619915Y2
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JP
Japan
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spiral tube
hose
sealing member
base
pressure fluid
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JPH01144595U (ja
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豊 若島
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、圧力流体用ホース、さらに詳しくは、たと
えば自動車などのパワーステアリング装置の油圧ポンプ
とギヤボックスを連結する油圧回路の高圧側に用いられ
るパワーステアリング用ホースなどの圧力流体用ホース
に関する。
従来の技術 自動車などのパワーステアリング装置では、ベーンポン
プなどの容積型ポンプが用いられているため、ポンプと
ギヤボックスを連結する油圧回路の高圧側に脈動が生じ
る。
このようなポンプによる脈動を吸収できる圧力流体用ホ
ースとして、ゴム製弾性ホースの内側に、1本または複
数本の弾性条材が密に螺旋巻きされた螺旋チューブが挿
入されて、この螺旋チューブの一端部が弾性ホースの口
金の内側にかしめ止められ、螺旋チューブとゴム製弾性
ホースの間で脈動を減少させるものが知られている(米
国特許第3,323,305号)。
考案が解決しようとする課題 上記の従来の圧力流体用ホースの螺旋チューブには、通
常、後に説明するような2本の弾性条材を交互に螺旋巻
きして密接させたものが使用されるが、口金をかしめる
ときに、螺旋チューブの弾性条材が歪んで、口金の先端
より少し外側の部分で弾性条材の合せ目に隙間が生じる
ことがある。そして、このように螺旋チューブの弾性条
材の合せ目に隙間が生じると、この隙間を流体が流通す
るため、脈動呼吸効果が低下する。
この考案の目的は、上記の問題を解決した脈動吸収効果
の高い圧力流体用ホースを提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による圧力流体用ホースは、 弾性ホースの内側に螺旋チューブが挿入され、この螺旋
チューブの一端部が弾性ホースの口金の内側にかしめ止
められている圧力流体用ホースにおいて、 螺旋チューブの一端部の内側に、口金の内側の段部から
口金の外側の部分までのびる筒状の密閉部材がはめられ
ており、この密閉部材に螺旋チューブの一端部の端面と
口金の内側の段部との間に挟まれる鍔が設けられている
ことを特徴とするものである。
作用 螺旋チューブの一端部の内側に筒状の密閉部材がはめら
れて、口金の外側の部分までのびているので、口金をか
しめるときに口金の先端より少し外側の部分において螺
旋チューブの弾性条材の合せ目に隙間が生じても、口金
の外側までのびた密閉部材の部分により流体の流通を抑
制することができる。
密閉部材が螺旋チューブの内側にはめられているので、
この密閉部材を比較的剛性の高いものにすることによ
り、口金をかしめるときの螺旋チューブの弾性条材の歪
みおよび弾性条材の合せ目の隙間の発生を抑制すること
もできる。
密閉部材に螺旋チューブの一端部の端面と口金の内側の
段部との間に挟まれる鍔が設けられているので、これに
より、密閉部材が移動してしまうことを防止するととも
に、螺旋チューブの先端のシールを確実にすることがで
きる。
実施例 以下、図面を参照して、この考案をパワーステアリング
用ホースに適用した実施例を説明する。
第1図は圧力流体用ホースの中間部を省略して示したも
のであり、第2図はその要部を拡大して示したものであ
る。
圧力流体用ホースは、補強ゴム製弾性ホース(1)の内側
に螺旋チューブ(2)が挿入されており、螺旋チューブ(2)
の入口側端部が弾性ホース(1)の入口側端部の円筒状の
口金(3)に固着され、螺旋チューブ(2)の自由端部(出口
側端部)が弾性ホース(1)の出口側端部の円筒状の口金
(4)と所定の間隔をおいて対向しているものである。な
お、上記のホースは第1図の左向きと同図の右向きのい
ずれの向きにも流体を流すことができるが、以下の説明
においては、一応、同図の右側を入口側、同図の左側を
出口側とする。また、第1図の左右を左右とする。
弾性ホース(1)両端部の各口金(3)(4)の外側にそれぞれ
円筒状の外筒(5)(6)が同心状に固着されており、口金
(3)(4)と外筒(5)(6)の間に弾性ホース(1)の端部がはさ
み止められている。また、入口側の口金(3)の内面の左
端部に大径部(3a)が形成され、この大径部(3a)と右側の
小径部(3b)との間に環状段部(3c)が形成されている。
螺旋チューブ(2)は、2本の金属製弾性条材(2a)(2b)が
密に螺旋巻きされたものであり、隣接する条材(2a)(2b)
の合せ目は密接している。螺旋チューブ(2)の自由端部
は、円筒状部材(7)で固定され、かつ開口している。
螺旋チューブ(2)の入口側端部は、入口側の口金(3)の大
径部(3a)にはめ入れられて、かしめ止められている。螺
旋チューブ(2)の入口側端部の内側に、金属、合成樹脂
またはゴムなどの適当な材料で作られた円筒状の密閉部
材(8)がはめられている。密閉部材(8)の右端部には、螺
旋チューブ(2)の右端面と口金(3)の環状段部(3c)との間
に挟まれる鍔(8a)が一体に形成されている。密閉部材
(8)は口金(3)の左端面より内側(右側)の鍔(8a)の部分
から口金(3)の左端面より外側(左側)の部分までのび
ており、その左端部内面は先端において外面まで達する
末広がりのテーパ状に形成されている。
上記のホースの弾性ホース(1)および螺旋チューブ(2)の
入口側端部は、たとえば次のようにして、口金(3)に取
付けられる。
まず、螺旋チューブ(2)の入口側端部に密閉部材(8)をは
め、これらを口金(3)の大径部(3a)にはめる。そして、
口金(3)の左端部をかしめて、螺旋チューブ(2)と密閉部
材(8)を固定する。次に、口金(3)と外筒(5)の間に弾性
ホース(1)の入口側端部を挿入し、外筒(5)をかしめて、
弾性ホース(1)を固定する。
上記のホースでは、螺旋チューブ(2)の入口側端部の内
側に円筒状の密閉部材(8)がはめられて、口金(3)の外側
の部分までのびているので、口金(3)をかしめるときに
口金(3)の先端より少し外側の部分において螺旋チュー
ブ(2)の条材(2a)(2b)の合せ目に隙間が生じても、密閉
部材(8)により流体の流通を抑制することができ、その
結果、螺旋チューブ(2)と弾性ホース(1)の間で効果的に
脈動を吸収することができる。
また、密閉部材(8)が金属、合成樹脂などの比較的剛性
の高い材料で作られているときには、これにより、口金
(3)をかしめるときの螺旋チューブ(2)の条材(2a)(2b)の
歪みおよび条材(2a)(2b)の合せ目の隙間の発生を抑制す
ることもできる。
さらに、密閉部材(8)に、螺旋チューブ(2)の入口側の端
面と口金(3)の環状段部(3c)との間に挟まれる鍔(8a)が
形成されているので、これにより、密閉部材(8)が移動
してしまうことを防止するとともに、螺旋チューブ(2)
先端のシールを確実にすることができる。
なお、密閉部材(8)の口金(3)の左端面より外側(左側)
に突出した部分の長さは、口金(3)をかしめるときに螺
旋チューブ(2)の条材(2a)(2b)の合せ目に隙間が生じる
可能性のある部分をカバーできるように決められる。
考案の効果 この考案の圧力流体用ホースによれば、上述のように、
口金をかしめるときに口金の先端より少し外側の部分に
おいて螺旋チューブの弾性条材の合せ目に隙間が生じて
も、口金の外側にまでのびた密閉部材の部分により流体
の流通を抑制することができ、その結果、螺旋チューブ
と弾性ホースの間で効果的に脈動を吸収することができ
る。また、螺旋チューブの内側にはめられている密閉部
材を比較的剛性の高いものにすることにより、口金をか
しめるときの螺旋チューブの弾性条材の歪みおよび弾性
条材の合せ目の隙間の発生を抑制することもできる。さ
らに、螺旋チューブの一端部の端面と口金の内側の段部
との間に挟まれる密閉部材の鍔により、密閉部材が移動
してしまうことを防止するとともに、螺旋チューブの先
端のシールを確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す圧力流体用ホースの中
間省略縦断面図、第2図は第1図の要部を拡大して示し
た縦断面図である。 (1)……弾性ホース、(2)……螺旋チューブ、(3)……口
金、(3c)……環状段部、(8)(9)……密閉部材、(8a)……

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性ホースの内側に螺旋チューブが挿入さ
    れ、この螺旋チューブの一端部が弾性ホースの口金の内
    側にかしめ止められている圧力流体用ホースにおいて、 螺旋チューブの一端部の内側に、口金の内側の段部から
    口金の外側の部分までのびる筒状の密閉部材がはめられ
    ており、この密閉部材に螺旋チューブの一端部の端面と
    口金の内側の段部との間に挟まれる鍔が設けられている
    ことを特徴とする圧力流体用ホース。
JP1988042336U 1988-03-29 1988-03-29 圧力流体用ホース Expired - Lifetime JPH0619915Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988042336U JPH0619915Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29 圧力流体用ホース

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JP1988042336U JPH0619915Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29 圧力流体用ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01144595U JPH01144595U (ja) 1989-10-04
JPH0619915Y2 true JPH0619915Y2 (ja) 1994-05-25

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JP1988042336U Expired - Lifetime JPH0619915Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29 圧力流体用ホース

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JP (1) JPH0619915Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019879U (ja) * 1983-07-19 1985-02-12 豊田工機株式会社 圧力流体供給ホ−ス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01144595U (ja) 1989-10-04

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