JP3612653B2 - 金属製フレキシブルチューブの接続構造 - Google Patents

金属製フレキシブルチューブの接続構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、圧力流体を送給する配管用の管継手に関し、特に可撓性に優れた金属製のフレキシブルチューブの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水道等各種流体の配管用として変位吸収性があり、また、配管方向の自由性が高い等の点から金属製フレキシブルチューブを用いた管継手が汎用されている。この種管継手として従来図7に示すような構造のものが実開平4−84887号として提案されており、そこにおいてはフレキシブルチューブにブレードを外装させ、一方、周方向に弾性部材を外装させた接続管をフレキシブルチューブの内面側に挿入し、更に、ブレードの外面にカラーを外装させて挟圧固定した構造のものであり、溶接作業を不要として作業性を向上させ、シール性の確保をも企図した構造のものが開示されている。また、図9には実開平4−82484号で提案された従来の管継手の構造が示されており、そこでは図10に示すように、接続金具の表面に溝を形成し、その上に、フレキシブルチューブ、金属スリーブ、ブレード、ソケットの順に外装させてソケットの上面から挟圧固定する構造のものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、従来の前者のフレキシブルチューブの接続構造については、接続管6の接続部分において凸条7が突出形成されているので、カラー9を外側から挟圧すると、凸条7の部分でフレキシブルチューブを加締めることとなる。その時同時に、弾性部材8とカラー9とでブレードとフレキシブルチューブをサンドイッチ状に挟み込むわけだが、凸条7部分で挟圧して加締めるとフレキシブルチューブは円筒状になっているからその周縁でどうしても図8に示すような皺ができる。そして、この皺は長手方向に発生するため、フレキシブルチューブの断面が歯車状になり弾性部材と周方向に均一に密着して当接しなくなり、この結果、シール性が不安定となりシール不良が生じる等の問題があった。またブレード及びフレキシブルチューブを接続管6の凸条7とカラー9部分で加締めるため、その加締め力及びそれに対応する弾性部材8のつぶし量がばらつき、その結果加締め力を弱めに設定するとシール不良の問題が生じるとともに、強めにすると弾性部材の割れ、切断、早期劣化を生じさせる等の問題があった。 さらに、弾性部材8は接続管6の先端部に取り付けるので接続管6との接着あるいは接合が不安定であり、長手方向に位置ずれを生じやすく、同様にシール不良の原因となる恐れがあった。
【0004】
一方、後者の従来のフレキシブルチューブの接続構造については、溝内にシール材(液状の接着剤)を挿入して加締めるため、組立後温度管理及び養生期間が必要であり、そのぶん不良の発生率が高くなる。また、フレキシブルチューブとブレードとの間に金属スリーブを挿入し、さらにブレードの外側からソケット(金属リング)で固定するため、フレキシブルチューブの皺寄りの問題は一応解消し得るものの、ブレードをフラット面で固定するため、今度はブレードの方が抜脱しやすいという欠点があった。さらに、フレキシブルチューブとブレードとの間に金属スリーブを挿入し、さらにブレードの外側からソケット(金属リング)で固定するため、同心状に配置した二重の金属リングを加締めることとなり、大きな加締め力及びそれに伴う装置が必要であるとともに、どうしても適正な加締め力による加締めを行うのが困難で、ブレードやフレキシブルチューブの離脱等を生じさせる恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、金属製フレキシブルホースの管部材との接続において溶接作業を必要とせず簡単な加締め作業で短時間に接続を行えると同時に、金属製フレキシブルチューブの皺寄りを無くし均一なかつ所要の加締め量を与えつつ良好なシール性を確保し、さらに、ブレードとの確実な接続を確保することのできる改良された金属製フレキシブルホースの接続構造を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、接続部20を備えた円筒状の管部材10と、この管部材の接続部20に外装され、本体部22から連続した外装部24を有する金属製フレキシブルチューブ12と、この金属製フレキシブルチューブの外面側に被着されるブレード14と、を有し、管部材の接続部20には、金属製フレキシブルチューブ12の本体部22側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘28に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝26と、該第1凹溝から所要間隔だけ管部材10の本体部10a側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝30と、が設けられ、第1凹溝26内に嵌合された弾性シール部材32と、管部材の接続部20に少なくとも金属製フレキシブルチューブ12の外装部24を外装した状態で、更にその上から被着され、第2凹溝30内に嵌入する突条34を有し、かつ、平坦丘28の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリング16と、を備え、少なくとも第2凹溝30の金属製フレキシブルチューブの本体部22側寄り側壁30aは、同金属製フレキシブルチューブの本体部22から離隔する方向に下向きに傾斜して形成されてなる金属製フレキシブルチューブの接続構造から構成される。
【0007】
その際、加締めリング16の突条34には、第2凹溝30の傾斜した側壁30aに対応する傾斜側壁34aを形成するとよい。
【0008】
また、第2凹溝30に隣接する管部材10の本体部10a側には凹陥部41が設けられ、これによって該凹陥部41と該第2凹溝30に挟まれるように円周状に連続して突出する幅厚さの薄い襞部44が形成され、加締めリング16の突条34を第2凹溝30内に嵌入する際に該襞部44を側方に押して湾曲させつつ突条側壁を弾性的に密着圧接させることとするよい。
【0009】
また、凹陥部41は、襞部44の頂部から段落ちして(43)平坦状となるか、または溝42が形成されているとよい。
【0010】
また、加締めリング16の突条34は、その内側に凹部46を形成してなるようにしてもよい。
【0011】
また、本発明は、接続部20を備えた円筒状の管部材10と、この管部材10の接続部20に外装され、本体部22から連続した外装部24を有する金属製フレキシブルチューブ12と、この金属製フレキシブルチューブ12の外面側に被着されるブレード14と、を有し、管部材の接続部20には、金属製フレキシブルチューブ12の本体部22側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘28に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝26と、該第1凹溝から所要間隔だけ管部材10の本体部10a側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝30と、が設けられ、第1凹溝26内に嵌合された弾性シール部材32と、管部材10の接続部20に少なくとも金属製フレキシブルチューブの外装部24を外装した状態で、更にその上から被着され、第2凹溝30内に嵌入する突条34を有し、かつ、平坦丘28の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリング16と、を備え、さらに、第2凹溝30の近傍であって管部材10の本体部10a寄り位置には、周方向に連続した第3凹溝50が設けられ、管部材10の接続部20に金属製フレキシブルチューブ12の外装部24のみを外装させてその上から加締めリング16により加締め固定し、更にこの状態の加締めリングの上からブレード14を被着させてその端部を該第3凹溝50内に嵌合させ、この状態で該第3凹溝50に嵌入加締めする第2加締めリング54を備えてなる金属製フレキシブルチューブの接続構造から構成される。
【0012】
【作用】
本発明の金属製フレキシブルチューブの接続構造においては、接続部を備えた円筒状の管部材と、この管部材の接続部に外装され、本体部から連続した外装部を有する金属製フレキシブルチューブと、この金属製フレキシブルチューブの外面側に被着されるブレードと、を有している。前記管部材の接続部には、前記金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝と、該第1凹溝から所要間隔だけ管部材の本体部側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝と、が設けられ、前記第1凹溝内に嵌合された弾性シール部材と、前記管部材の接続部に少なくとも前記金属製フレキシブルチューブの外装部を外装した状態で、更にその上から被着され、前記第2凹溝内に嵌入する突条を有し、かつ、前記平坦丘の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリングと、を備えている。周方向に連続した断面柄杓形状の加締めリングを加締めると、弾性シール部材の加締め量を突条の第2凹溝内への嵌入深さと連係させて設定でき、よって、定量的に加締め量の測定、及び設定が可能となり、加締め量と、弾性シール部材の平坦丘からの突出量に対するつぶし量を同時に管理し得る。その結果、最も適正な加締めリングによる加締め力の設定を容易に行え、良好なシール性を保持し得る。
加締めリングを1個のみ用いてフレキシブルチューブとブレードを同時に加締めるので加締め力はそれほど大きなものでなくとも通常の加締め装置を用いて簡易に加締め作業を行うこととなる。
【0013】
また、金属製フレキシブルチューブの接続構造において、管部材の接続部に前記金属製フレキシブルチューブの外装部及び前記ブレードを外装した状態で、前記加締めリングを被着させ加締め固定すると、加締め作業時にフレシキシブルチューブとブレードを同時に加締めることができ、作業効率が高い。また、溶接作業が不要であることは勿論であり、加締め作業のみによりシール性確保、及び機械的接合性を確保できる。
【0014】
また、金属製フレキシブルチューブの接続構造において、第2凹溝の近傍であって前記管部材の本体部寄り位置には、周方向に連続した第3凹溝が設けられている。また、前記管部材の接続部に前記金属製フレキシブルチューブの外装部のみを外装させてその上から加締めリングにより加締め固定し、更にこの状態の加締めリングの上からブレードを被着させてその端部を該第3凹溝内に嵌合させ、この状態で該第3凹溝に嵌入加締めする第2加締めリングを備えている。弾性シール部材をつぶしてシール性を確保しつつ、いったんフレシキブルチューブを加締めリングで固定し、その上からブレードを被着させ、フレキシブルチューブとは別の第3凹溝内での嵌着加締め固定によりブレードに十分なしごきを与えてから加締め固定できるので、ブレードを確実に管部材に対して固定でき、機械的接合力を大幅に向上させることとなる。
【0015】
また、金属製フレキシブルチューブの接続構造において、少なくとも第2凹溝の前記金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り側壁は同金属製フレキシブルチューブの本体部から離隔する方向に下向きに傾斜して形成されている。傾斜側壁を有する加締めリングの突条を嵌着させるときには、傾斜面全体で加締めることとなり、加締め力に及ぼす加締めリングスプリングバックの影響が少ない。また、テーパ状溝のため突条側が直角状の側壁であっても調心性がありその結果加締めリングの位置決めに精度を要せず、また組立が容易である。更に、フレキシブルチューブの皺の発生の少ない部分で加締めるのでブレードやフレキシブルチューブの固定の際に固定状態の強弱のばらつきが少ないものとなる。
【0016】
また、金属製フレキシブルチューブの接続構造において、加締めリングの突条には、前記第2凹溝の傾斜した側壁に対応する傾斜側壁を形成すると、作用上の実効性が高い。
【0017】
また、加締めリングの突条を前記第2凹溝に嵌入させたときに該第2凹溝の底面と該加締めリングの突条の下端面との間には所要の間隙が形成される。加締めリングにより加締めた際にフレキシブルチューブに皺寄りが発生しても、皺寄りの逃げ部分となる。したがって、皺寄りが生じて多くの端部の重なり部分が生じて無理な加締めを行うことが解消できる。またフレキシブルチューブの抜脱防止に寄与するストッパの機能も行う。
【0018】
また、第2凹溝に隣接して凹陥部が設けられ、これによって該凹陥部と該第2凹溝に挟まれるように円周状に連続した襞部が形成され、該襞部が前記加締めリングの突条を前記第2凹溝内に嵌入した際に該加締めリングの突条側壁に弾性的に密着圧接する。加締めリングを圧着させて加締めるときに、襞部が湾曲して加締めリングが第2凹溝内に嵌入するための、逃げ部を形成し、突条の嵌着時に嵌着深さに対する吸収を行うこととなる。
【0019】
また、加締めリングの突条は、前記第2凹溝内に嵌入する断面外形輪郭の内側に凹部を形成している。加締めリングの突条部分が溝幅方向に対して弾性力を有するので、凹部が加締めリングの嵌着時の逃げ部となり、加締め深さを設定しやすい。
【0020】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本発明の好適な実施例を説明する。図1、図2は本発明の第1実施例にかかる金属製フレキシブルチューブ接続構造の拡大断面図及び要部拡大断面図であり、図において、円筒状の管部材10の端部に金属製フレキシブルチューブ(以下「フレキシブルチューブ」という)12の端部側が外装され、さらに、この外側にはブレード14が被着され、更にその外周側に加締めリング16が装着されており、管部材10と、加締めリング16とでこれらフレキシブルチューブ12とブレード14を挟むようにして挟圧して形成される。管部材10は一端に雄ねじ部18を形成して他の配管との接続を行うとともに、他端側に、ブレキシブルチューブ12との連結接続部分としての接続部20を有している。
【0021】
一方、前記フレキシブルチューブ12は断面蛇腹状の円筒形の本体部22から連続してこの接続部20の外表面に外装される外装部24を備えている。この外装部24は蛇腹状の本体部に対して装着しやすいように平坦な円筒状の直管部として形成しても良く、また、ゆるやかな蛇腹形状のままでも良い。
【0022】
このフレキシブルチューブ12は、襞(波形)を連設したステンレス製等の金属製フレキシブルチューブからなる。該フレキシブルチューブ12は中空の円筒形構造であり、その表面は直状筒に襞付け加工を施して断面コルゲート状の波形に形成され、その内外は水密を保持して構成されている。直管部は一旦襞付けを連続して行った後所要部分のみを2次的に直管状に加工しても良く、また襞(波形)成形時に襞付けしない部分を残す方法で形成しても良い。
【0023】
このフレキシブルチューブ12の外面側に被着され、該フレキシブルチューブ12とともに後述する加締めリング16により加締め固定されるブレード14は、ステンレス製の中空編形構成である。ブレード14はテープ状のステンレス板からなるブレード単位や、ワイヤ素線を並べたブレード単位を編成して中空筒状に連結したものから形成されている。内側の金属製フレキシブルチューブ12の伸縮性、変形性を保持しつつ内部から圧力が加わったような場合にその凹凸部分が延びてしまうことから保護するものであり、任意の構成の金属ブレードを用いて良い。このブレード14はフレキシブルチューブ12と端部側を重合され、その状態で加締め固定される。
【0024】
前記した管部材10はフレキシブルチューブを用いた管継手の接続用金具部分を構成するものである。そして、この管部材10の接続部20には、前記フレキシブルチューブ12の本体部22側寄り端部側に第1凹溝26が形成されている。
【0025】
この接続部20の端部寄り部分は同一の直径を備えた円周の円周面を形成して平坦丘28が設けられている。そしてこの平坦丘28から凹陥して該第1凹溝が周方向に連続して形成されている。従って、この第1凹溝からみてその両側は該平坦丘28に挟まれている。
実施例において、この第1凹溝は断面略コ字状に形成されている。しかし溝形状は本質的なものではなく、任意の溝形状で良い。
【0026】
更に、この第1凹溝から所要間隔だけ管部材10の本体部10a側寄り位置には、周方向に連続して第2凹溝30が設けられている。実施例において、この第2凹溝30は前記第1凹溝26よりも深く、かつ溝幅も広いコ字状の溝から形成され、深さとしては該管部材10の肉厚の略3分の2程度に至るように形成されている。
【0027】
本実施例においてこの第2凹溝30の前記フレキシブルチューブ12の本体部22側寄り側壁30aは同本体部22から離隔する方向の下方向に傾斜したテーパ壁として形成されている。この側壁30aは必ずしも傾斜状に形成することなく金属製フレキシブルチューブの皺寄りをなくし、均一な加締め力により良好なシール性を確保し得る目的は達成し得る。
【0028】
特に、この側壁30aを傾斜状とし、更に後述するように加締めリング16の対応する側壁もこの側壁30aに沿った傾斜面とすることにより、直角状の溝構造と比較して加締め力に及ぼす加締めリングスプリングバックの影響を少なくし、テーパ状溝のため調心性がある等の効果を奏することとなる。
【0029】
一方、前記第1凹溝26内には弾性シール部材32が嵌合配置されている。この弾性シール部材32は実施例においてゴム部材のOリングから成る。そして、該第1凹溝26に嵌合装着したときには平坦丘28の円周面から同Oリングの外部側の円弧面が突出するように設けられている。このOリングの突出側は加締めリング16により加締められて挟圧されたときにはつぶれ状態となり、該第1凹溝内に埋入する。該弾性シール部材32はOリングに限る必要はなく、平坦丘28から一部を突出させた所望の弾性部材を用いて良い。
【0030】
更に、前記した加締めリング16はフレキシブルチューブ12の外装部24端部を少なくとも前記第2凹溝30内に挿入されるような位置に配置し、また、ブレード14はできるだけ該第2凹溝30内から端部をやや該溝30から露出させる程度に並べて重合させた状態で、その外表面側から装着され挟圧される。
【0031】
この加締めリング16は、前記した第2凹溝30内に嵌入する突条34を有するとともに、管部材10の平坦丘28の円周面に密着接合し得る円周面を備えた断面略柄杓形状に構成されている。
すなわち、実施例において突条34は第2凹溝30に対応するように断面略コ字形状であり、該第2凹溝の溝内に嵌入させ、かつ、嵌着し得るような大きさに形成されている。
【0032】
実施例では前述のように第2凹溝30のフレキシブルチューブの本体部22寄り側壁30aは下向きに傾斜してテーパ状に形成されており、従って、これに対応するようにこの突条34のフレキシブルチューブの本体部22寄りの側壁はやはり下向きに傾斜して傾斜側壁34aを形成しており、全体として台形状に形成されている。したがって、同様の傾斜状側壁30aを備えた第2凹溝に該加締めリング16を嵌着させるときに傾斜面全体で加締めることとなり、加締め力に及ぼす加締めリングスプリングバックの影響が少ないとともに、テーパ状溝のため調心性があり、その結果加締めリング16の位置決めに精度を要せず、また組立が容易である。更に、フレキシブルチューブ12の皺の発生の少ない部分で加締めるのでブレード14やフレキシブルチューブ12の固定の際に固定状態の強弱のばらつきが少ないものとなり、高いシール性を確保し得ることとなる。なお、突条34の左側壁34aは必ずしも傾斜面に形成されることなく、直角状の側壁であっても良い。
【0033】
更に、この加締めリング16はこの突条に連設され、かつ前記管部材10の平坦丘28の円周面に密着接合し得る円周面を備えた断面略平板状の平坦台部36を備えている。そして、これら突条34と平坦台部36により全体として断面略柄杓あるいはスプーン形状を呈している。
【0034】
この柄杓形状の加締めリング16は鋳造、あるいは研削などにより一体に成型されており、突条34は1個のみであるから製造工程が少なく、製造が容易である。その上、確実にフレキシブルチューブ12及びブレード14を加締めて管部材10との接合強度を保持すると同時に、フレキシブルチューブ12と該管部材10との密着接合度を均一にして高いシール機能を保持することとなる。
【0035】
すなわち、弾性シール部材32と加締めリング16との当接部分は突条34と一体化させた平坦台部36のフラット面であるため、この平坦台部36によるOリング等のつぶし量を均一に行える。つまり、弾性シール部材の加締め量を前記した突条34の第2凹溝30内への嵌入深さと連係させて設定できることから定量的に加締め量の測定、及び設定が可能となり、その結果シール部材32の平坦丘28からの突出量も含め、最も適正な加締めリング16による加締め力の設定を容易に行えることとなるものである。
【0036】
また、加締めリング16を1個のみ用いてフレキシブルチューブ12とブレード14を同時に加締めるので加締め力はそれほど大きなものでなくとも良く、加締め装置も特殊なものを用いる必要はない。
【0037】
更に、本実施例において前記加締めリング16の突条34を第2凹溝30内に嵌入させたときに該第2凹溝30の底面と加締めリング16の突条34の下端面との間には所要の間隙38が形成されている。この間隙38は、フレキシブルチューブ12を加締めることにより発生するチューブの皺40の逃げ部となり、加締める際にチューブ12の皺の重なり部分に無理な力がかかって加締め状態が不均一になることによる加締め不良等を生じさせないようにしている。更にこのときに発生した皺自体がフレキシブルチューブ12の抜けようとする力に対するストッパとしても機能するものである。
【0038】
更に、実施例においては、前記第2凹溝30に隣接して凹陥部41が周方向に連続して設けられている。これによってこの凹陥部41と該第2凹溝30に挟まれるように円周状に連続して形成された襞部44が設けられ、この襞部44が加締めリング16の突条34を前記第2凹溝内に嵌入した際に該加締めリング16の突条(右)側壁34bに弾性的に密着圧接する。これにより、加締めリング16の加締め強さを広い範囲で設定できる。すなわち突条34を第2凹溝30内に嵌入させる際の深さを、該突条34が該溝30内での設定した深さでの最深部に至るまで嵌入させることができ、その結果、フレキシブルチューブ12やブレード14の加締め力を広い範囲で実効的に調整し得ることとなる。本実施例においては、凹陥部41は第2凹溝30に隣接して設けられた補助溝42から形成されている。この補助溝42は周方向に連続して形成されており、この補助溝42と第2凹溝30に挟まれる幅厚さの薄い襞部44が設けられている。この襞部44は第2凹溝30の前記管部材10の本体部10a寄り側壁である溝側壁30bを該襞部44の側壁として含んで形成されることとなる。なお、この凹陥部41は襞部44を形成させ上記した襞部の作用効果を奏することとすれば良く、従って、図3のように該凹陥部41は、溝ではなく段落ち部43として形成しても良い。また、この段落ち部43をそのまま管部材10の本体部10a側に延長させた構成としても良い。なお、突条の大きさは問題ではない。少なくともフレキシブルチューブに対して十分な加締め作用を行えるものであれば良い。
【0039】
実施例において、第2凹溝30の前記突条34と当接する側の側壁は平坦丘28の上面より高い位置に壁が設定されており、図1の半截上半部における加締めリング16の加締め状態において、襞部44が突条34の右側壁34bに押されてやや本体部22側から離隔する方向に湾曲され、これによって、ブレードを第2凹溝30内に嵌着させ、更に該右側壁34bと襞44との弾性圧接力により確実に加締め固定しつつ、最適なフレキシブルチューブ12等の加締め力を設定して、良好なシール状態を確実に確保できるものである。
【0040】
加締めリング16の突条34は、図4、5に示すように第2凹溝30内に嵌入する断面外形輪郭の内側に凹部46を形成しても良い。この凹部46は周方向に連続して形成されており、第2凹溝30の外形輪郭とほぼ同様の輪郭で内部側を穿溝させ、肉厚壁48を形成している。そして、加締めリング16を第2凹溝内に嵌入させるとき、この肉厚壁48が幅方向に対してバネ状の弾性力を有することとなり、従って、該肉厚壁48が弾性的に第2凹溝30の側壁に当接するので全体として前記襞部44を形成した場合のように、加締めリング16の加締め力あるいは加締め深さを広い範囲で調整できることとなる。図4の実施例では襞部44は形成していない。この凹部46を形成する場合は襞部44は必ずしも形成する必要はなく、襞部44を形成して襞部に弾性的な当接作用を行わせる場合と同様の作用効果を奏することとなる。強度的に問題を生じなければ襞部44自体は設けても良い。
【0041】
次に、図6は本願の発明に係る金属製フレキシブルチューブの接続構造の第2実施例を示しており、第1実施例と同一部材には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
この実施例では、前記した第2凹溝30の近傍であって管部材10の本体部寄り位置には、周方向に連続した第3凹溝50が設けられている。図において、管部材10の平坦丘28の上面から立ち上がり、該平坦丘28よりも高く隆起した段丘52が形成されている。そして、この段丘52に第3凹溝50が周方向に連続して穿溝されている。
【0042】
そして、管部材10の接続部20にはフレキシブルチューブ12の外装部24のみを外装させておりその上から加締めリング16が被着され、その状態で該加締めリング16を圧着させてフレキシブルチューブ12を加締め固定している。
【0043】
本実施例では、更に、この状態の加締めリング16の上からブレード14を被着させてその端部を第3凹溝50内に嵌合させ、この状態で該第3凹溝に嵌入させ、加締める第2加締めリング54が設けられている。
【0044】
この実施例ではフレキシブルチューブ12は加締めリング16で加締め固定し、その上からブレード14を覆うように被着させ、このブレード14はフレキシブルチューブ12とは別の固定部分で固定しているので、フレキシブルチューブ12と管部材10を固定後に両者を含んでブレード14を外装させ、その端部を第3凹溝に固定することにより、ブレードに充分なしごきを与えて金属製フレキシブルチューブの延びを防止し、これらを含む管継手の本来の充分な可撓性を保持し、また損傷事故その他の派生事故を防止し得るとともに、機械的接合力を向上させることとなる。
【0045】
本発明に係る金属製フレキシブルチューブ継手は上記した実施例構成にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の本質を逸脱しない範囲において任意の改変を行っても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明の金属製フレキシブルチューブの接続構造によれば、接続部を備えた円筒状の管部材と、この管部材の接続部に外装され、本体部から連続した外装部を有する金属製フレキシブルチューブと、この金属製フレキシブルチューブの外面側に被着されるブレードと、を有し、前記管部材の接続部には、前記金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝と、該第1凹溝から所要間隔だけ管部材の本体部側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝と、が設けられ、前記第1凹溝内に嵌合された弾性シール部材と、前記管部材の接続部に少なくとも前記金属製フレキシブルチューブの外装部を外装した状態で、更にその上から被着され、前記第2凹溝内に嵌入する突条と、を有し、かつ、前記平坦丘の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリングと、を備えることにより、加締めリングは鋳造、あるいは研削などにより一体に成型でき、製造が容易であるとともに、確実にフレキシブルチューブ及びブレードを加締めて管部材との接合強度を保持でき、同時に、弾性シール部材の加締め量を突条の第2凹溝内への嵌入深さと連係させて設定できることから定量的に加締め量の測定、及び設定が可能となり、その結果シール部材の平坦丘からの突出量も含め、最も適正な加締めリングによる加締め力の設定を容易に行え、良好なシール性を保持し得る。また、フレキシブルチューブと該管部材との密着接合度を均一にして高いシール機能を保持することとなるとともに、弾性シール部材と加締めリングとの当接部分は突条と一体化させた平坦台部のフラット面であるため、この平坦台部によるOリング等のつぶし量を均一に行え、弾性シール部材に対する割れや早期劣化を生じさせない適正なつぶし量を把握しやすくなり、該つぶし量の管理を適正に行える。また、加締めリングを1個のみ用いてフレキシブルチューブとブレードを同時に加締めるので加締め力はそれほど大きなものでなくとも良く、加締め装置も特殊なものを用いることなく、コスト増を生じさせることもない。更に、接着剤は基本的には用いる必要がないので養生時間を考慮する必要がなく、短時間で接続作業を行える。
【0047】
また、請求項2によれば、前記管部材の接続部に前記金属製フレキシブルチューブの外装部及び前記ブレードを外装した状態で、前記加締めリングを被着させ加締め固定しているので、加締めリングは鋳造、あるいは研削などにより一体に成型でき、製造が容易であるとともに、確実にフレキシブルチューブ及びブレードを加締めて管部材との接合強度を保持でき、同時に、弾性シール部材の加締め量を突条の第2凹溝内への嵌入深さと連係させて設定できることから定量的に加締め量の測定、及び設定が可能となり、その結果シール部材の平坦丘からの突出量も含め、最も適正な加締めリングによる加締め力の設定を容易に行え、良好なシール性を保持し得る。また、フレキシブルチューブと該管部材との密着接合度を均一にして高いシール機能を保持することとなるとともに、弾性シール部材と加締めリングとの当接部分は突条と一体化させた平坦台部のフラット面であるため、この平坦台部によるOリング等のつぶし量を均一に行え、弾性シール部材に対する割れや早期劣化を生じさせない適正なつぶし量を把握しやすくなり、該つぶし量の管理を適正に行える。また、加締めリングを1個のみ用いてフレキシブルチューブとブレードを同時に加締めるので加締め力はそれほど大きなものでなくとも良く、加締め装置も特殊なものを用いることなく、コスト増を生じさせることもない。
【0048】
また、前記第2凹溝の近傍であって前記管部材の本体部寄り位置には、周方向に連続した第3凹溝が設けられ、前記管部材の接続部に前記金属製フレキシブルチューブの外装部のみを外装させてその上から加締めリングにより加締め固定し、更にこの状態の加締めリングの上からブレードを被着させて更に端部を該第3凹溝内に嵌合させ、この状態で該第3凹溝に嵌入加締めする第2加締めリングを備えているので、請求項1の効果を備えつつ、フレキシブルチューブと管部材を固定後に両者を含んでブレードを外装させ、その端部を第3凹溝に固定することにより、ブレードに充分なしごきを与えて金属製フレキシブルチューブの延びを防止し、これらを含む管継手の本来の充分な可撓性を保持し、また損傷事故その他の派生事故を防止し得るとともに、機械的接合力を向上させ得ることとなる。
【0049】
また少なくとも前記第2凹溝の前記金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り側壁は同金属製フレキシブルチューブの本体部から離隔する方向に下向きに傾斜して形成されているので、同様の傾斜状側壁を備えた加締めリングの突条を嵌着させるときには、傾斜面全体で加締めることとなり、加締め力に及ぼす加締めリングスプリングバックの影響が少ないとともに、テーパ状溝のため調心性があり、その結果加締めリングの位置決めに精度を要せず、また組立が容易である。更に、フレキシブルチューブの皺の発生の少ない部分で加締めるのでブレードやフレキシブルチューブの固定の際に固定状態の強弱のばらつきが少ないものとなり、高いシール性を確保し得ることとなる。
【0050】
また前記加締めリングの突条には、前記第2凹溝の傾斜した側壁に対応する傾斜側壁が形成されているので、傾斜面全体で加締めることとなり、加締め力に及ぼす加締めリングスプリングバックの影響が少ないとともに、テーパ状溝のため調心性があり、その結果加締めリングの位置決めに精度を要せず、また組立が容易である。更に、フレキシブルチューブの皺の発生の少ない部分で加締めるのでブレードやフレキシブルチューブの固定の際に固定状態の強弱のばらつきが少ないものとなり、高いシール性を確保し得るという効果を実効あらしめることが可能である。
【0051】
さらに、前記加締めリングの突条を前記第2凹溝に嵌入させたときに該第2凹溝の底面と該加締めリングの突条の下端面との間には所要の間隙が形成されているので、この間隙がフレキシブルチューブを加締めることにより発生するチューブの皺の逃げ部となり、加締める際にチューブの皺の重なり部分に無理な力がかかって加締めが不均一になることによる加締め不良等を生じさせないようにするとともに、発生した皺自体がフレキシブルチューブの抜けようとする力に対するストッパとしても機能することが可能である。
【0052】
さらに、前記第2凹溝に隣接して凹陥部が設けられ、これによって該凹陥部と該第2凹溝に挟まれるように円周状に連続した襞部が形成され、該襞部が前記加締めリングの突条を前記第2凹溝内に嵌入した際に該加締めリングの突条側壁に弾性的に密着圧接するので、加締めリングの加締め強さ、すなわち突条が第2凹溝内に嵌入する際の深さについて、該突条が該溝内での設定した深さでの最深部に至るまで嵌入させることができ、その結果、フレキシブルチューブやブレードの加締め力を広い範囲で実効的に調整し得ることとなる。それによって、最適なフレキシブルチューブの加締め力を設定して、良好なシール状態を確実に確保し得る。
【0053】
更に、前記加締めリングの突条は、前記第2凹溝内に嵌入する断面外形輪郭の内側に凹部を形成しているので、その肉厚壁が幅方向に対してバネ状の弾性力を有することとなり、該肉厚壁が弾性的に第2凹溝の側壁に当接する結果、加締めリングの加締め力あるいは加締め深さを広い範囲で調整でき、適正な加締め力を設定したり、あるいは利かせたりすることが簡単に行え、良好なシール性を保持し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る金属製フレキシブルチューブの接続構造の上半部を加締めリングの嵌着状態とし、下半部を加締めリングの加締め前の状態とした拡大半截断面図である。
【図2】加締めリングの嵌着状態を示した要部拡大断面説明図である。
【図3】凹陥部の他の実施例を示す要部拡大断面説明図である。
【図4】加締めリングの突条の他の実施例を示した要部拡大断面説明図である。
【図5】その作用説明図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る金属製フレキシブルチューブの接続構造の上半部を加締めリングの嵌着状態とし、下半部を加締めリングの加締め前の状態とした拡大半截断面図である。
【図7】従来の金属製フレキシブルチューブの接続構造の拡大断面説明図である。
【図8】その一部の縦断面をその端面方向から見た概略端面説明図である。
【図9】従来の他の金属製フレキシブルチューブの接続構造の拡大断面説明図である。
【図10】その概略要部拡大断面説明図である。
【符号の説明】
10 管部材
12 金属製フレキシブルチューブ
14 ブレード
16 加締めリング
20 接続部
22 フレキシブルチューブの本体部
24 フレキシブルチューブの外装部
26 第1凹溝
28 平坦丘
30 第2凹溝
32 弾性シール部材
34 突条
36 平坦台部
38 間隙
41 凹陥部
44 襞部
50 第3凹溝
54 第2加締めリング

Claims (6)

  1. 接続部を備えた円筒状の管部材と、この管部材の接続部に外装され、本体部から連続した外装部を有する金属製フレキシブルチューブと、この金属製フレキシブルチューブの外面側に被着されるブレードと、を有し、
    管部材の接続部には、
    金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝と、
    該第1凹溝から所要間隔だけ管部材の本体部側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝と、が設けられ、
    第1凹溝内に嵌合された弾性シール部材と、
    管部材の接続部に少なくとも金属製フレキシブルチューブの外装部を外装した状態で、更にその上から被着され、第2凹溝内に嵌入する突条を有し、かつ、平坦丘の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリングと、を備え、
    少なくとも第2凹溝の金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り側壁は、同金属製フレキシブルチューブの本体部から離隔する方向に下向きに傾斜して形成されてなる金属製フレキシブルチューブの接続構造。
  2. 加締めリングの突条には、第2凹溝の傾斜した側壁に対応する傾斜側壁が形成されてなる請求項1記載の金属製フレキシブルチューブの接続構造。
  3. 第2凹溝に隣接する管部材の本体部側には凹陥部が設けられ、これによって該凹陥部と該第2凹溝に挟まれるように円周状に連続して突出する幅厚さの薄い襞部が形成され、加締めリングの突条を第2凹溝内に嵌入する際に該襞部を側方に押して湾曲させつつ突条側壁を弾性的に密着圧接させることを特徴とする請求項1または2記載の金属製フレキシブルチューブの接続構造。
  4. 凹陥部は、襞部の頂部から段落ちして平坦状となるか、または溝が形成されていることを特徴とする請求項3記載の金属製フレキシブルチューブの接続構造。
  5. 加締めリングの突条は、その内側に凹部を形成してなる請求項1ないし4のいずれかに記載の金属製フレキシブルチューブの接続構造。
  6. 接続部を備えた円筒状の管部材と、この管部材の接続部に外装され、本体部から連続した外装部を有する金属製フレキシブルチューブと、この金属製フレキシブルチューブの外面側に被着されるブレードと、を有し、
    管部材の接続部には、
    金属製フレキシブルチューブの本体部側寄り端部側に設けられ、両側に略同一径の円周面を形成するような平坦丘に挟まれて形成され、周方向に連続した第1凹溝と、
    該第1凹溝から所要間隔だけ管部材の本体部側寄り位置に設けられ、周方向に連続した第2凹溝と、が設けられ、
    第1凹溝内に嵌合された弾性シール部材と、
    管部材の接続部に少なくとも金属製フレキシブルチューブの外装部を外装した状態で、更にその上から被着され、第2凹溝内に嵌入する突条を有し、かつ、平坦丘の円周面に密着接合し得る平坦な円周面を備えた断面略柄杓形状の加締めリングと、を備え、
    さらに、第2凹溝の近傍であって管部材の本体部寄り位置には、周方向に連続した第3凹溝が設けられ、
    管部材の接続部に金属製フレキシブルチューブの外装部のみを外装させてその上から加締めリングにより加締め固定し、
    更にこの状態の加締めリングの上からブレードを被着させてその端部を該第3凹溝内に嵌合させ、この状態で該第3凹溝に嵌入加締めする第2加締めリングを備えてなる金属製フレキシブルチューブの接続構造。
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