JPH0673452B2 - 新規バチルス・ズブチリス - Google Patents
新規バチルス・ズブチリスInfo
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- JPH0673452B2 JPH0673452B2 JP4058429A JP5842992A JPH0673452B2 JP H0673452 B2 JPH0673452 B2 JP H0673452B2 JP 4058429 A JP4058429 A JP 4058429A JP 5842992 A JP5842992 A JP 5842992A JP H0673452 B2 JPH0673452 B2 JP H0673452B2
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- Japan
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- cytidine
- bacillus subtilis
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- deoxycytidine
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P17/00—Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms
- C12P17/10—Nitrogen as only ring hetero atom
- C12P17/12—Nitrogen as only ring hetero atom containing a six-membered hetero ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P19/00—Preparation of compounds containing saccharide radicals
- C12P19/26—Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
- C12P19/28—N-glycosides
- C12P19/38—Nucleosides
- C12P19/385—Pyrimidine nucleosides
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S435/00—Chemistry: molecular biology and microbiology
- Y10S435/8215—Microorganisms
- Y10S435/822—Microorganisms using bacteria or actinomycetales
- Y10S435/832—Bacillus
- Y10S435/839—Bacillus subtilis
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品の合成原料等とし
て有用なシチジンおよび/またはデオキシシチジンの発
酵法による製造法に用いる微生物に関する。
て有用なシチジンおよび/またはデオキシシチジンの発
酵法による製造法に用いる微生物に関する。
【0002】
【従来の技術】発酵法によるシチジンの製造法として
は、バチルス・ズブチリスあるいはプロテウス・レトゲ
リーの変異株を用いる方法(特公昭36−2149
9),ブレビバクテリウム属細菌から誘導されたプリン
アナログ,ピリミジンアナログおよび/またはヒスチジ
ンアナログ耐性株を用いる方法(特公昭57−1887
1),ミクロバクテリウム属細菌から誘導されたプリン
アナログ耐性株を用いる方法(特公昭57−1887
2)などが知られている。著量のデオキシシチジンを培
養液中に生成蓄積させる方法については従来全く知られ
ていない。
は、バチルス・ズブチリスあるいはプロテウス・レトゲ
リーの変異株を用いる方法(特公昭36−2149
9),ブレビバクテリウム属細菌から誘導されたプリン
アナログ,ピリミジンアナログおよび/またはヒスチジ
ンアナログ耐性株を用いる方法(特公昭57−1887
1),ミクロバクテリウム属細菌から誘導されたプリン
アナログ耐性株を用いる方法(特公昭57−1887
2)などが知られている。著量のデオキシシチジンを培
養液中に生成蓄積させる方法については従来全く知られ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シチジンお
よびデオキシシチジンの製造法に関し、収率等において
工業的に一層有利な方法に用いることができる微生物を
提供しようとするものである。
よびデオキシシチジンの製造法に関し、収率等において
工業的に一層有利な方法に用いることができる微生物を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決しようとするための手段】本発明者らは、
シチジンおよびデオキシシチジンの生産菌について研究
を重ねた結果、バチルス属に属し、シチジンデアミナー
ゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログ耐性を有する微生
物が培地中に著量のシチジンおよび/またはデオキシシ
チジンを生成蓄積することを見出し、この知見に基づい
てさらに研究を続け、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジ
ンアナログに耐性を有し、シチジンおよび/またはデオ
キシシチジン生産能を有するバチルス属の微生物を培地
に培養し、培養物中にシチジンおよび/またはデオキシ
シチジンを生成蓄積せしめ、シチジンおよび/またはデ
オキシシチジンを採取することを特徴とするシチジンお
よび/またはデオキシシチジンの製造法で用いるシチジ
ンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログに耐
性を有するバチルス・ズブチリスに関する。
シチジンおよびデオキシシチジンの生産菌について研究
を重ねた結果、バチルス属に属し、シチジンデアミナー
ゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログ耐性を有する微生
物が培地中に著量のシチジンおよび/またはデオキシシ
チジンを生成蓄積することを見出し、この知見に基づい
てさらに研究を続け、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジ
ンアナログに耐性を有し、シチジンおよび/またはデオ
キシシチジン生産能を有するバチルス属の微生物を培地
に培養し、培養物中にシチジンおよび/またはデオキシ
シチジンを生成蓄積せしめ、シチジンおよび/またはデ
オキシシチジンを採取することを特徴とするシチジンお
よび/またはデオキシシチジンの製造法で用いるシチジ
ンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログに耐
性を有するバチルス・ズブチリスに関する。
【0005】本発明にいう「シチジンデアミナーゼ活性
欠損株」とは、供試菌体を超音波処理により破壊した
後、その遠心上清画分を用いて、D. F. Wentworth らの
方法[“メソッヅ・イン・エンザイモロジー”L1巻.
ピー・エイ・ホッフィー・アンド・エム・イー・ジョン
ズ編集,アカデミック・プレス,ニューヨーク,197
8,401頁(“Methods in Enzymology”, Vol. LI,
ed. by P. A. Hoffee and M. E. Jones, Academic Pres
s, New York, 1978, p.401)]でシチジンデアミナーゼ
活性を測定した時の値が0.01ユニット/mg−蛋白
(1分間に1ナノモルのシチジンを脱アミノ化する酵素
力を1ユニットとする。)以下の微生物をいい、また
「ピリミジンアナログ耐性株」とは、バチルス属細菌を
親株として誘導される微生物であって、親株が生育でき
ないような高い濃度のピリミジンアナログを含む培地で
も生育できるように遺伝的性質の変化した微生物をい
う。また、「ピリミジンアナログ」とはウラシルやシト
シンなどのピリミジン塩基と類似の構造を有する物質、
例えば、6−アザウラシル,2−チオウラシル,5−フ
ルオロウラシル,5−フルオロオロチン酸などやこれら
のリボサイドおよびリボタイドなどが挙げられ、これら
の少なくとも一つに耐性を有すればよい。
欠損株」とは、供試菌体を超音波処理により破壊した
後、その遠心上清画分を用いて、D. F. Wentworth らの
方法[“メソッヅ・イン・エンザイモロジー”L1巻.
ピー・エイ・ホッフィー・アンド・エム・イー・ジョン
ズ編集,アカデミック・プレス,ニューヨーク,197
8,401頁(“Methods in Enzymology”, Vol. LI,
ed. by P. A. Hoffee and M. E. Jones, Academic Pres
s, New York, 1978, p.401)]でシチジンデアミナーゼ
活性を測定した時の値が0.01ユニット/mg−蛋白
(1分間に1ナノモルのシチジンを脱アミノ化する酵素
力を1ユニットとする。)以下の微生物をいい、また
「ピリミジンアナログ耐性株」とは、バチルス属細菌を
親株として誘導される微生物であって、親株が生育でき
ないような高い濃度のピリミジンアナログを含む培地で
も生育できるように遺伝的性質の変化した微生物をい
う。また、「ピリミジンアナログ」とはウラシルやシト
シンなどのピリミジン塩基と類似の構造を有する物質、
例えば、6−アザウラシル,2−チオウラシル,5−フ
ルオロウラシル,5−フルオロオロチン酸などやこれら
のリボサイドおよびリボタイドなどが挙げられ、これら
の少なくとも一つに耐性を有すればよい。
【0006】本発明の微生物の具体例としては、バチル
ス・ズブチリス(Bacillus subtilis)AU−50(I
FO 14395,FERM P−7911),バチル
ス・ズブチリスFU−11(IFO 14393,FE
RM P−7912),バチルス・ズブチリス6AU−
500(IFO 14407,FERM P−797
1)およびバチルス・ズブチリス2TU−200(IF
O 14408,FERM P−7972)があげられ
る。これらの微生物の中で、バチルス・ズブチリスAU
−50およびFU−11株はバチルス・ズブチリス(I
FO 13719,ATCC 6051)を親株とし
て、また6AU−500および2TU−200株はバチ
ルス・ズブチリスNo.122(IFO 14386,
FERM P−7908)を親株としてそれぞれ誘導さ
れたものである。
ス・ズブチリス(Bacillus subtilis)AU−50(I
FO 14395,FERM P−7911),バチル
ス・ズブチリスFU−11(IFO 14393,FE
RM P−7912),バチルス・ズブチリス6AU−
500(IFO 14407,FERM P−797
1)およびバチルス・ズブチリス2TU−200(IF
O 14408,FERM P−7972)があげられ
る。これらの微生物の中で、バチルス・ズブチリスAU
−50およびFU−11株はバチルス・ズブチリス(I
FO 13719,ATCC 6051)を親株とし
て、また6AU−500および2TU−200株はバチ
ルス・ズブチリスNo.122(IFO 14386,
FERM P−7908)を親株としてそれぞれ誘導さ
れたものである。
【0007】なお、本願明細書において、IFO番号は
財団法人発酵研究所(IFO 大阪府大阪市淀川区十三
本町2丁目17番85号)への寄託番号、また、FER
MP−番号は工業技術院微生物工業技術研究所(FR
I、茨城県つくば市東1丁目1番3号)への寄託番号を
あらわす。FRIへの寄託は、バチルス・ズブチリスA
U−50,FU−11株および株No.122株について
は1984年10月19日に、またバチルス・ズブチリ
ス6AU−500および2TU−200株については1
984年12月1日になされ、該寄託がブダペスト条約
に基づく寄託に切換えられて下記に示す受託番号として
同研究所に保管されている。 なお、上記した親株の中で、バチルス・ズブチリス(I
FO 13719、ATCC 6051)は、財団法人
発酵研究所(Institute for Fermentation, OSAKA)発
行のリスト・オブ・カルチャーズ,1978,シックス
・エディション(List of Cultures, 1978, Sixth Editi
on )およびアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョン(エイ・テイ・シー・シー)[American Type Cult
ure Collection(ATCC))]発行のカタログ・オブ
・ストレインズI,フィフティーンス・エディション(C
atalogue of Strains I, Fifteenth Edition)1982
に記載の公知株である。一方、バチルス・ズブチリスN
o.122(IFO 14386、FERM BP−85
9)は本発明者らによって土壌から新しく分離された菌
であって、その菌学的性質は次の通りである。
財団法人発酵研究所(IFO 大阪府大阪市淀川区十三
本町2丁目17番85号)への寄託番号、また、FER
MP−番号は工業技術院微生物工業技術研究所(FR
I、茨城県つくば市東1丁目1番3号)への寄託番号を
あらわす。FRIへの寄託は、バチルス・ズブチリスA
U−50,FU−11株および株No.122株について
は1984年10月19日に、またバチルス・ズブチリ
ス6AU−500および2TU−200株については1
984年12月1日になされ、該寄託がブダペスト条約
に基づく寄託に切換えられて下記に示す受託番号として
同研究所に保管されている。 なお、上記した親株の中で、バチルス・ズブチリス(I
FO 13719、ATCC 6051)は、財団法人
発酵研究所(Institute for Fermentation, OSAKA)発
行のリスト・オブ・カルチャーズ,1978,シックス
・エディション(List of Cultures, 1978, Sixth Editi
on )およびアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョン(エイ・テイ・シー・シー)[American Type Cult
ure Collection(ATCC))]発行のカタログ・オブ
・ストレインズI,フィフティーンス・エディション(C
atalogue of Strains I, Fifteenth Edition)1982
に記載の公知株である。一方、バチルス・ズブチリスN
o.122(IFO 14386、FERM BP−85
9)は本発明者らによって土壌から新しく分離された菌
であって、その菌学的性質は次の通りである。
【0008】A.形態 1)形および大きさ:短桿菌(0.7−0.8×2.5
−3.0μ) 2)多形性:単一または二連 3)運動性:なし 4)胞子の形成:有り 5)胞子の形:楕円形 6)胞子の位置:中心付近 7)グラム染色:陽性 8)抗酸性:なし B.生育状況 1)肉汁寒天平板培養:不定形で拡散状、表面粗く扁平
状、不透明で薄褐色 2)肉汁液体培養:表面に菌膜を形成、混濁なし 3)リトマスミルク:ペプトン化、色素の還元有り C.生理的性質 1)硝酸塩の還元:有り 2)V−Pテスト:陽性 3)デンプンの加水分解:有り 4)クエン酸の利用:有り 5)プロピオン酸の利用:なし 6)アンモニウム塩の利用:有り 7)ウレアーゼ:微弱 8)カタラーゼ:有り 9)酸素に対する態度:好気性 10)塩化ナトリウム耐性:7%で生育可能 11)耐酸性:pH5.7で生育可能 上記の菌学的諸性質をR. E. Buchanan およびN. E. Gib
bons 編の「バージーズ・マニュアル・オブ・デターミ
ナテイブ・バクテリオロジー(Bergy's Mannual of Det
erminative Bacteriology)第8版(1974年)」に
したがって検索した結果、本菌株はバチルス・ズブチリ
スに属する微生物であると同定された。上記に例示され
た本発明の製造法で用いられるバチルス属菌の菌学的性
質は、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジン
アナログに耐性を有し、シチジンおよび/またはデオキ
シシチジンの生産能を有するほかは、その親株と同様で
ある。
−3.0μ) 2)多形性:単一または二連 3)運動性:なし 4)胞子の形成:有り 5)胞子の形:楕円形 6)胞子の位置:中心付近 7)グラム染色:陽性 8)抗酸性:なし B.生育状況 1)肉汁寒天平板培養:不定形で拡散状、表面粗く扁平
状、不透明で薄褐色 2)肉汁液体培養:表面に菌膜を形成、混濁なし 3)リトマスミルク:ペプトン化、色素の還元有り C.生理的性質 1)硝酸塩の還元:有り 2)V−Pテスト:陽性 3)デンプンの加水分解:有り 4)クエン酸の利用:有り 5)プロピオン酸の利用:なし 6)アンモニウム塩の利用:有り 7)ウレアーゼ:微弱 8)カタラーゼ:有り 9)酸素に対する態度:好気性 10)塩化ナトリウム耐性:7%で生育可能 11)耐酸性:pH5.7で生育可能 上記の菌学的諸性質をR. E. Buchanan およびN. E. Gib
bons 編の「バージーズ・マニュアル・オブ・デターミ
ナテイブ・バクテリオロジー(Bergy's Mannual of Det
erminative Bacteriology)第8版(1974年)」に
したがって検索した結果、本菌株はバチルス・ズブチリ
スに属する微生物であると同定された。上記に例示され
た本発明の製造法で用いられるバチルス属菌の菌学的性
質は、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリミジン
アナログに耐性を有し、シチジンおよび/またはデオキ
シシチジンの生産能を有するほかは、その親株と同様で
ある。
【0009】本発明は、上記に例示された微生物以外に
も、種々のバチルス属細菌を親株として、これに、例え
ば紫外線照射、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロ
ソグアニジン(NTG)処理などの変異操作を施すこと
によって容易に誘導することができる、シチジンデアミ
ナーゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログに耐性を有
し、シチジンおよび/またはデオキシシチジンの生産能
を有する微生物も含む。上記のようにして得られたシチ
ジンおよび/またはデオキシシチジン生産菌の培養に
は、通常の微生物の培養方法と同様の方法が用いられ
る。すなわち、培地としては、炭素源,窒素源,金属イ
オン類のほかに、必要に応じて、アミノ酸,核酸,ビタ
ミン類などの栄養源を含有する培地が用いられる。例え
ば、炭素源としては、グルコース,シュークロース,マ
ルトース,澱粉,澱粉糖化液,糖蜜などが用いられる。
窒素源としては、ペプトン,コーン・スティーブ・リカ
ー,大豆粉,酵母,尿素などの有機窒素源のほかに、硫
酸,硝酸,塩酸,炭酸などのアンモニウム塩や、アンモ
ニアガス,アンモニア水などの無機窒素源が、それぞれ
単独もしくは混合して用いられる。その他の栄養源とし
ては、菌の生育に必要な各種の無機塩類,アミノ酸類,
ビタミン類などが適宜選択の上、それぞれ単独もしくは
混合して用いられる。さらに、培地には、必要に応じ
て、シリコンオイル,ポリアルキレングリコールエーテ
ルなどの消泡剤や界面活性剤などを添加することができ
る。培養は、通常、振盪あるいは通気撹拌深部培養など
の好気的条件下に行われる。培地のpHは、通常、4な
いし9の範囲が好ましい。培養中にpHの変動が観察さ
れる場合は、これを好ましい範囲に修正するために硫
酸,炭酸カルシウム,水酸化ナトリウム,アンモニアガ
ス,アンモニア水などを適宜添加してもよい。培養温度
は、通常、20℃ないし45℃の範囲から、使用される
微生物の生育およびシチジンおよび/またはデオキシシ
チジンの蓄積に好適な温度が選択される。培養は実質的
にシチジンおよび/またはデオキシシチジンの蓄積量が
最大になるまで行われるが、通常2日間ないし6日間の
培養で目的を達することができる。培養物からシチジン
および/またはデオキシシチジンを分離・採取するに
は、すでに公知にされている通常の精製手段、例えば、
沈殿法,イオン交換樹脂や活性炭によるクロマトグラフ
ィー法など[アグリク・バイオル・ケム(Agric. Biol.
Chem., 29, 742(1965))など]の分離精製法が用いら
れる。
も、種々のバチルス属細菌を親株として、これに、例え
ば紫外線照射、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロ
ソグアニジン(NTG)処理などの変異操作を施すこと
によって容易に誘導することができる、シチジンデアミ
ナーゼ活性を欠損し、ピリミジンアナログに耐性を有
し、シチジンおよび/またはデオキシシチジンの生産能
を有する微生物も含む。上記のようにして得られたシチ
ジンおよび/またはデオキシシチジン生産菌の培養に
は、通常の微生物の培養方法と同様の方法が用いられ
る。すなわち、培地としては、炭素源,窒素源,金属イ
オン類のほかに、必要に応じて、アミノ酸,核酸,ビタ
ミン類などの栄養源を含有する培地が用いられる。例え
ば、炭素源としては、グルコース,シュークロース,マ
ルトース,澱粉,澱粉糖化液,糖蜜などが用いられる。
窒素源としては、ペプトン,コーン・スティーブ・リカ
ー,大豆粉,酵母,尿素などの有機窒素源のほかに、硫
酸,硝酸,塩酸,炭酸などのアンモニウム塩や、アンモ
ニアガス,アンモニア水などの無機窒素源が、それぞれ
単独もしくは混合して用いられる。その他の栄養源とし
ては、菌の生育に必要な各種の無機塩類,アミノ酸類,
ビタミン類などが適宜選択の上、それぞれ単独もしくは
混合して用いられる。さらに、培地には、必要に応じ
て、シリコンオイル,ポリアルキレングリコールエーテ
ルなどの消泡剤や界面活性剤などを添加することができ
る。培養は、通常、振盪あるいは通気撹拌深部培養など
の好気的条件下に行われる。培地のpHは、通常、4な
いし9の範囲が好ましい。培養中にpHの変動が観察さ
れる場合は、これを好ましい範囲に修正するために硫
酸,炭酸カルシウム,水酸化ナトリウム,アンモニアガ
ス,アンモニア水などを適宜添加してもよい。培養温度
は、通常、20℃ないし45℃の範囲から、使用される
微生物の生育およびシチジンおよび/またはデオキシシ
チジンの蓄積に好適な温度が選択される。培養は実質的
にシチジンおよび/またはデオキシシチジンの蓄積量が
最大になるまで行われるが、通常2日間ないし6日間の
培養で目的を達することができる。培養物からシチジン
および/またはデオキシシチジンを分離・採取するに
は、すでに公知にされている通常の精製手段、例えば、
沈殿法,イオン交換樹脂や活性炭によるクロマトグラフ
ィー法など[アグリク・バイオル・ケム(Agric. Biol.
Chem., 29, 742(1965))など]の分離精製法が用いら
れる。
【0010】
【実施例】以下に、実施例をもって本発明をさらに具体
的に説明する。 実施例1 バチルス・ズブチリス(IFO 13719、ATCC
6051)を50μg/mlのNTGで37℃で20分
間処理した後(以下NTG処理は同様の条件で行っ
た。)下記の基本培地(A)に100μg/mlのウラシ
ルを添加した培地に塗抹し、37℃で3日間培養した。
出現したコロニーの中から、レプリカ法によって、ウラ
シル要求性変異株を選択した。次に、このウラシル要求
株に上記と同様の条件でNTG処理を施した後、基本培
地(A)に100μg/mlのウラシルを添加した培地に
塗抹し、37℃で3日間培養した。 基本培地(A) グルコース 2.0% 硫酸アンモニウム 0.2% 燐酸一カリウム 0.6% クエン酸三ナトリウム 0.1% 燐酸二カリウム 1.4% 硫酸マグネシウム 0.02% ビオチン 0.1mg/l 寒天(pH7.0) 2.0%
的に説明する。 実施例1 バチルス・ズブチリス(IFO 13719、ATCC
6051)を50μg/mlのNTGで37℃で20分
間処理した後(以下NTG処理は同様の条件で行っ
た。)下記の基本培地(A)に100μg/mlのウラシ
ルを添加した培地に塗抹し、37℃で3日間培養した。
出現したコロニーの中から、レプリカ法によって、ウラ
シル要求性変異株を選択した。次に、このウラシル要求
株に上記と同様の条件でNTG処理を施した後、基本培
地(A)に100μg/mlのウラシルを添加した培地に
塗抹し、37℃で3日間培養した。 基本培地(A) グルコース 2.0% 硫酸アンモニウム 0.2% 燐酸一カリウム 0.6% クエン酸三ナトリウム 0.1% 燐酸二カリウム 1.4% 硫酸マグネシウム 0.02% ビオチン 0.1mg/l 寒天(pH7.0) 2.0%
【0011】出現したコロニーを、基本培地(A)に1
00μg/mlのシチジンを添加した培地にレプリカし
て、生育できない株(シチジンデアミナーゼ活性欠損
株)を選択した。次に、このようにして得られたシチジ
ンデアミナーゼ活性欠損株に上記と同様にしてNTG処
理した後、基本培地(A)上に塗抹して、37℃で3日
間培養した。出現したコロニー(ウラシル要求性の復帰
株)から一菌株を選択して上記と同様の条件下にNTG
処理を施した後、基本培地(A)に0.5μg/mlの5
−フルオロウラシルを添加した培地(A−FU)上に塗
抹して、37℃で4日間培養した。培地(A−FU)上
に出現したコロニーの中から、シチジンおよび2′−デ
オキシシチジン生産能を有する株としてバチルス・ズブ
チリスFU−11(IFO 14393、FERM B
P−908)を選択した。これらの菌株のシチジンデア
ミナーゼ活性(D. F. Wentworthらの方法(前記)によ
り測定)およびピリミジンアナログ耐性度は〔表1〕お
よび〔表2〕の通りであった。
00μg/mlのシチジンを添加した培地にレプリカし
て、生育できない株(シチジンデアミナーゼ活性欠損
株)を選択した。次に、このようにして得られたシチジ
ンデアミナーゼ活性欠損株に上記と同様にしてNTG処
理した後、基本培地(A)上に塗抹して、37℃で3日
間培養した。出現したコロニー(ウラシル要求性の復帰
株)から一菌株を選択して上記と同様の条件下にNTG
処理を施した後、基本培地(A)に0.5μg/mlの5
−フルオロウラシルを添加した培地(A−FU)上に塗
抹して、37℃で4日間培養した。培地(A−FU)上
に出現したコロニーの中から、シチジンおよび2′−デ
オキシシチジン生産能を有する株としてバチルス・ズブ
チリスFU−11(IFO 14393、FERM B
P−908)を選択した。これらの菌株のシチジンデア
ミナーゼ活性(D. F. Wentworthらの方法(前記)によ
り測定)およびピリミジンアナログ耐性度は〔表1〕お
よび〔表2〕の通りであった。
【表1】
【表2】
【0012】次に、これらの微生物をグルコース15
%、コーン・スチープ・リカー3%、尿素1%、炭酸カ
ルシウム2%からなる発酵培地20mlを含む200ml容
フラスコに接種して、37℃で3日間振盪培養したとこ
ろ、〔表3〕に示す結果が得られた。
%、コーン・スチープ・リカー3%、尿素1%、炭酸カ
ルシウム2%からなる発酵培地20mlを含む200ml容
フラスコに接種して、37℃で3日間振盪培養したとこ
ろ、〔表3〕に示す結果が得られた。
【表3】
【0013】実施例2 実施例1と同様にしてバチルス・ズブチリス(IFO
13719,ATCC6051)から得られたウラシル
要求性の消失したシチジンデアミナーゼ活性欠損株にN
TG処理を施した後、実施例1に示す基本培地(A)に
親株が生育できない濃度(100μg/ml)の6−アザ
ウラシルを添加した培地に生育できる株として、バチル
ス・ズブチリスAU−50(IFO 14395,FE
RMBP−907)を選択した。この菌株のピリミジン
アナログ耐性度は〔表4〕の通りであった。
13719,ATCC6051)から得られたウラシル
要求性の消失したシチジンデアミナーゼ活性欠損株にN
TG処理を施した後、実施例1に示す基本培地(A)に
親株が生育できない濃度(100μg/ml)の6−アザ
ウラシルを添加した培地に生育できる株として、バチル
ス・ズブチリスAU−50(IFO 14395,FE
RMBP−907)を選択した。この菌株のピリミジン
アナログ耐性度は〔表4〕の通りであった。
【表4】 このAU−50株を実施例1と同様の条件下に培養した
ところ、1.5mg/mlのシチジンおよび2.3mg/mlの
デオキシシチジンが蓄積された。
ところ、1.5mg/mlのシチジンおよび2.3mg/mlの
デオキシシチジンが蓄積された。
【0014】実施例3 実施例1と同様にして、バチルス・ズブチリスNo.12
2(IFO 14386,FERM BP−859)か
らウラシル要求性変異株を得たのち、実施例1と同様に
してシチジンデアミナーゼ活性を欠損し、かつウラシル
要求性の復帰した株を得た。次にこの変異株にNTG処
理を施した後、実施例1に示す基本培地(A)に親株が
生育できない濃度(200μg/ml)の2−チオウラシ
ルを添加した培地に生育できる株としてバチルス・ズブ
チリス2TU−200(IFO14408,FERM
BP−910)を選択した。この株のシチジンデアミナ
ーゼ活性を測定したところ0.01ユニット/mg−蛋白
(親株のそれは、55.8ユニット/mg−蛋白)であっ
た。また、これらの菌株のピリミジンアナログ耐性度は
〔表5〕の通りであった。
2(IFO 14386,FERM BP−859)か
らウラシル要求性変異株を得たのち、実施例1と同様に
してシチジンデアミナーゼ活性を欠損し、かつウラシル
要求性の復帰した株を得た。次にこの変異株にNTG処
理を施した後、実施例1に示す基本培地(A)に親株が
生育できない濃度(200μg/ml)の2−チオウラシ
ルを添加した培地に生育できる株としてバチルス・ズブ
チリス2TU−200(IFO14408,FERM
BP−910)を選択した。この株のシチジンデアミナ
ーゼ活性を測定したところ0.01ユニット/mg−蛋白
(親株のそれは、55.8ユニット/mg−蛋白)であっ
た。また、これらの菌株のピリミジンアナログ耐性度は
〔表5〕の通りであった。
【表5】 次に、バチルス・ズブチリス2TU−200を実施例1
と同様の条件下に培養したところ1.5mg/mlのシチジ
ンおよび0.6mg/mlのデオキシシチジンが蓄積されて
いた。
と同様の条件下に培養したところ1.5mg/mlのシチジ
ンおよび0.6mg/mlのデオキシシチジンが蓄積されて
いた。
【0015】実施例4 実施例3と同様にして、バチルス・ズブチリスNo.12
2(IFO 14386,FERM BP−859)か
ら得られたウラシル要求性の消失したシチジンデアミナ
ーゼ欠損株を実施例1と同様にしてNTG処理を施した
後、実施例1に示す基本培地(A)に親株が生育できな
い濃度(200μg/ml)の6−アザウラシルを添加し
た培地に生育できる株としてバチルス・ズブチリス6A
U−500(IFO 14407,FERM BP−9
09)を選択した。この菌株のピリミジンアナログ耐性
度は〔表6〕の通りであった。
2(IFO 14386,FERM BP−859)か
ら得られたウラシル要求性の消失したシチジンデアミナ
ーゼ欠損株を実施例1と同様にしてNTG処理を施した
後、実施例1に示す基本培地(A)に親株が生育できな
い濃度(200μg/ml)の6−アザウラシルを添加し
た培地に生育できる株としてバチルス・ズブチリス6A
U−500(IFO 14407,FERM BP−9
09)を選択した。この菌株のピリミジンアナログ耐性
度は〔表6〕の通りであった。
【表6】 次にバチルス・ズブチリス6AU−500を実施例1と
同様の条件下に培養したところ、2.0mg/mlのシチジ
ンが蓄積された。
同様の条件下に培養したところ、2.0mg/mlのシチジ
ンが蓄積された。
【0016】実施例5 実施例1の発酵培地20mlを含む200ml容フラスコ5
0個を用い、実施例1に従ってバチルス・ズブチリスF
U−11(IFO 14393,FERM BP−90
8)を培養した。得られた培養物から遠心分離によって
菌体を除去し、この上清液を1Nの塩酸溶液によりpH
2.0とし遠心分離により沈殿を除いた。得られた上清
液中のシチジン、およびデオキシシチジンを活性炭カラ
ムに吸着させた後、1.4%のアンモニア水を含む50
%エタノール溶液により溶出させた。シチジンおよびデ
オキシシチジンの溶出画分を集め、減圧濃縮したのち濃
縮液をアンモニア水によりpH8.0とし、更に等容量
の0.01Mホウ酸カリウム溶液を加え、ダウエックス
(Dowex)−1×2(Cl-型,200〜400メッシ
ュ)のカラムを用いてシチジンを吸着させた後、このカ
ラムを蒸留水で洗浄した[デオキシシチジンはこのカラ
ムに吸着されないので、上記のカラム通過液とカラム洗
浄液(デオキシシチジン含有画分)から別途下記の方法
により精製する]。次にこのカラムから、1リットル中
に0.03M塩化カリウムおよび0.02Mホウ酸カリ
ウムを含む水溶液を用いてシチジンを溶出させた。シチ
ジンの溶出画分を集めて等容量のメタノールを加え、濃
縮乾固をくり返し、ホウ酸をのぞいた。得られた固形物
を少量の水にとかし冷却下にアルコールを添加し、シチ
ジンの粗結晶3.9gを得た。次に、これを少量の熱水
に溶解した後、再び冷却して、シチジンの結晶2.8g
を得た。次に、上記のデオキシシチジン含有画分を濃縮
乾固し、得られた固形物を少量の水にとかし冷却下にア
ルコールを添加して、デオキシシチジンの粗結晶0.8
gを得た。次に、これを少量の熱水に溶解したのち、再
び冷却して、デオキシシチジンの結晶0.3gを得た。
0個を用い、実施例1に従ってバチルス・ズブチリスF
U−11(IFO 14393,FERM BP−90
8)を培養した。得られた培養物から遠心分離によって
菌体を除去し、この上清液を1Nの塩酸溶液によりpH
2.0とし遠心分離により沈殿を除いた。得られた上清
液中のシチジン、およびデオキシシチジンを活性炭カラ
ムに吸着させた後、1.4%のアンモニア水を含む50
%エタノール溶液により溶出させた。シチジンおよびデ
オキシシチジンの溶出画分を集め、減圧濃縮したのち濃
縮液をアンモニア水によりpH8.0とし、更に等容量
の0.01Mホウ酸カリウム溶液を加え、ダウエックス
(Dowex)−1×2(Cl-型,200〜400メッシ
ュ)のカラムを用いてシチジンを吸着させた後、このカ
ラムを蒸留水で洗浄した[デオキシシチジンはこのカラ
ムに吸着されないので、上記のカラム通過液とカラム洗
浄液(デオキシシチジン含有画分)から別途下記の方法
により精製する]。次にこのカラムから、1リットル中
に0.03M塩化カリウムおよび0.02Mホウ酸カリ
ウムを含む水溶液を用いてシチジンを溶出させた。シチ
ジンの溶出画分を集めて等容量のメタノールを加え、濃
縮乾固をくり返し、ホウ酸をのぞいた。得られた固形物
を少量の水にとかし冷却下にアルコールを添加し、シチ
ジンの粗結晶3.9gを得た。次に、これを少量の熱水
に溶解した後、再び冷却して、シチジンの結晶2.8g
を得た。次に、上記のデオキシシチジン含有画分を濃縮
乾固し、得られた固形物を少量の水にとかし冷却下にア
ルコールを添加して、デオキシシチジンの粗結晶0.8
gを得た。次に、これを少量の熱水に溶解したのち、再
び冷却して、デオキシシチジンの結晶0.3gを得た。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、医薬品の合成原料等と
して有用なシチジンおよびデオキシシチジンを工業的有
利に製造できる。すなわち、本発明の製造法は、バチル
ス属に属し、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリ
ミジンアナログに耐性を有するシチジンおよび/または
デオキシシチジン生産能を有する微生物を用いることに
特徴があり、従来のバチルス属菌を用いる方法よりもこ
れら目的物を収率よく得ることができる。
して有用なシチジンおよびデオキシシチジンを工業的有
利に製造できる。すなわち、本発明の製造法は、バチル
ス属に属し、シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリ
ミジンアナログに耐性を有するシチジンおよび/または
デオキシシチジン生産能を有する微生物を用いることに
特徴があり、従来のバチルス属菌を用いる方法よりもこ
れら目的物を収率よく得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】シチジンデアミナーゼ活性を欠損し、ピリ
ミジンアナログに耐性を有するバチルス・ズブチリス。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59258788A JPS61135597A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | シチジンおよびデオキシシチジンの製造法 |
CN85108240A CN1011704B (zh) | 1984-12-06 | 1985-11-16 | 胞苷和/或脱氧胞苷的生产方法 |
US06/802,344 US4839285A (en) | 1984-12-06 | 1985-11-25 | Method for production of cytidine and/or deoxycytidine |
CA000496215A CA1278541C (en) | 1984-12-06 | 1985-11-26 | Method for production of cytidine and/or deoxycytidine |
AT85115244T ATE47154T1 (de) | 1984-12-06 | 1985-11-30 | Verfahren zur herstellung von cytidin und/oder desoxycytidin. |
EP85115244A EP0188708B1 (en) | 1984-12-06 | 1985-11-30 | Method for production of cytidine and/or deoxycytidine |
KR1019850009139A KR930005869B1 (ko) | 1984-12-06 | 1985-12-05 | 시티딘 및/또는 데옥시시티딘의 제조 방법 |
ES549620A ES8701224A1 (es) | 1984-12-06 | 1985-12-05 | Un metodo para producir citidina y-o desoxicitidina |
JP4058429A JPH0673452B2 (ja) | 1984-12-06 | 1992-03-16 | 新規バチルス・ズブチリス |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59258788A JPS61135597A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | シチジンおよびデオキシシチジンの製造法 |
JP4058429A JPH0673452B2 (ja) | 1984-12-06 | 1992-03-16 | 新規バチルス・ズブチリス |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59258788A Division JPS61135597A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | シチジンおよびデオキシシチジンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292945A JPH05292945A (ja) | 1993-11-09 |
JPH0673452B2 true JPH0673452B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=26399491
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59258788A Granted JPS61135597A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | シチジンおよびデオキシシチジンの製造法 |
JP4058429A Expired - Lifetime JPH0673452B2 (ja) | 1984-12-06 | 1992-03-16 | 新規バチルス・ズブチリス |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59258788A Granted JPS61135597A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | シチジンおよびデオキシシチジンの製造法 |
Country Status (7)
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---|---|
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EP (1) | EP0188708B1 (ja) |
JP (2) | JPS61135597A (ja) |
KR (1) | KR930005869B1 (ja) |
CN (1) | CN1011704B (ja) |
CA (1) | CA1278541C (ja) |
ES (1) | ES8701224A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH044881A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Takeda Chem Ind Ltd | シチジンアナログ耐性化遺伝子dnaおよびその用途 |
US7220281B2 (en) * | 1999-08-18 | 2007-05-22 | Intrinsic Therapeutics, Inc. | Implant for reinforcing and annulus fibrosis |
US6858721B2 (en) * | 2001-05-01 | 2005-02-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | Method for producing cytosine nucleoside compounds |
AU2010230985B2 (en) * | 2009-04-03 | 2015-09-24 | United Kingdom Research And Innovation | Mutants of activation-induced cytidine deaminase (AID) and methods of use |
CN103088008B (zh) * | 2011-10-31 | 2014-08-20 | 中国科学院微生物研究所 | 胞苷脱氨酶及其编码基因和它们的应用 |
CN105505844B (zh) * | 2014-09-24 | 2019-07-30 | 中国科学院天津工业生物技术研究所 | 一种胞苷高产微生物菌株的高通量筛选方法 |
CN105671008B (zh) * | 2015-12-31 | 2019-03-29 | 天津科技大学 | 一株高产嘧啶核苷的菌株及其氨甲酰磷酸合成酶调节位点 |
CN105671007B (zh) * | 2015-12-31 | 2019-03-29 | 天津科技大学 | 高产嘧啶核苷的菌株及其氨甲酰磷酸合成酶调节位点 |
CN106754602B (zh) * | 2017-01-04 | 2021-08-20 | 苏州华赛生物工程技术有限公司 | 一种生产胞苷的重组微生物及生产胞苷的方法 |
CN109187794B (zh) * | 2018-09-27 | 2021-08-17 | 南京医科大学 | 精浆脱氧胞苷和胞苷检测作为特发性男性不育诊断标志物及其应用 |
WO2021034962A1 (en) * | 2019-08-19 | 2021-02-25 | Modis Therapeutics, Inc. | Polymorphic forms of deoxycytidine, compositions comprising the same and uses |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1316549A (fr) * | 1961-12-14 | 1963-02-01 | Meiji Seika Co | Procédé de fabrication de nucléosides et nucléotides |
FR1374725A (fr) * | 1963-11-12 | 1964-10-09 | Ajinomoto Kk | Procédé de préparation de l'orotidine |
JPS5230989A (en) * | 1975-03-28 | 1977-03-09 | Sugano Seisakusho:Kk | Paper feed device for automatic paper punching |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP59258788A patent/JPS61135597A/ja active Granted
-
1985
- 1985-11-16 CN CN85108240A patent/CN1011704B/zh not_active Expired
- 1985-11-25 US US06/802,344 patent/US4839285A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-11-26 CA CA000496215A patent/CA1278541C/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-11-30 EP EP85115244A patent/EP0188708B1/en not_active Expired
- 1985-12-05 KR KR1019850009139A patent/KR930005869B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1985-12-05 ES ES549620A patent/ES8701224A1/es not_active Expired
-
1992
- 1992-03-16 JP JP4058429A patent/JPH0673452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1011704B (zh) | 1991-02-20 |
US4839285A (en) | 1989-06-13 |
CA1278541C (en) | 1991-01-02 |
EP0188708B1 (en) | 1989-10-11 |
JPH05292945A (ja) | 1993-11-09 |
CN85108240A (zh) | 1986-07-02 |
KR930005869B1 (ko) | 1993-06-25 |
KR860005026A (ko) | 1986-07-16 |
ES549620A0 (es) | 1986-11-16 |
EP0188708A1 (en) | 1986-07-30 |
ES8701224A1 (es) | 1986-11-16 |
JPH058000B2 (ja) | 1993-01-29 |
JPS61135597A (ja) | 1986-06-23 |
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