JPH0670498B2 - 電気カ−ペツトの製造法 - Google Patents
電気カ−ペツトの製造法Info
- Publication number
- JPH0670498B2 JPH0670498B2 JP29675185A JP29675185A JPH0670498B2 JP H0670498 B2 JPH0670498 B2 JP H0670498B2 JP 29675185 A JP29675185 A JP 29675185A JP 29675185 A JP29675185 A JP 29675185A JP H0670498 B2 JPH0670498 B2 JP H0670498B2
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- heat
- metal foil
- fusible
- wire
- unit
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- Carpets (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は電気カーペット等の電気暖房器の製造方法に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 従来より電気カーペットの製造方法は、特公昭59−3040
7号公報に見られるようであった。すなわち第6図及び
7図で示すように、最外かくに熱融着性被覆層7を設け
た発熱線1及び温度検知線2を基板上に配線し、その上
から、芯材17の両面に熱融着性フィルム層15、16をもつ
接着シート3を加熱圧着して一体化しそれを1つのユニ
ットとした後、表布材4と断熱材5との間にはさみ、熱
プレス方法にて加熱圧着して一体化する方法であった。
7号公報に見られるようであった。すなわち第6図及び
7図で示すように、最外かくに熱融着性被覆層7を設け
た発熱線1及び温度検知線2を基板上に配線し、その上
から、芯材17の両面に熱融着性フィルム層15、16をもつ
接着シート3を加熱圧着して一体化しそれを1つのユニ
ットとした後、表布材4と断熱材5との間にはさみ、熱
プレス方法にて加熱圧着して一体化する方法であった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記方法では、熱板にて表布材4を介して
熱融着性フィルム層15、16に加熱するため、熱が伝達さ
れるまでに長時間を要したり、表布材4が非常に高温に
なり、変色するという問題点があった。また熱融着性フ
ィルム15、16と表布材4、断熱材5の接着を確実にする
ため、高温の状態で加圧するため、表布材4に毛倒れ現
象が発生するという問題点があった。
熱融着性フィルム層15、16に加熱するため、熱が伝達さ
れるまでに長時間を要したり、表布材4が非常に高温に
なり、変色するという問題点があった。また熱融着性フ
ィルム15、16と表布材4、断熱材5の接着を確実にする
ため、高温の状態で加圧するため、表布材4に毛倒れ現
象が発生するという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、短時間で表布材に変色がな
く、また毛倒れ現象も起こさない電気カーペットの製造
法を提供するものである。
く、また毛倒れ現象も起こさない電気カーペットの製造
法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明の製造方法は、前述の問題点を解決するために最
外かくに熱融着性被覆をもつ発熱線及び温度検知線を基
板上に所定位置に配線し、両面に熱融着性フィルム層を
もつ金属箔を、前記配線後の発熱線及び温度検知線に載
置し、加熱圧着にて接着されたユニットを表布材と断熱
材との間にはさみ積層した状態で、上面又は下面から誘
導加熱することにより、前記金属箔を直接加熱し、その
直後にロール等で圧締することで、積層物を一体接着す
る方法とした。
外かくに熱融着性被覆をもつ発熱線及び温度検知線を基
板上に所定位置に配線し、両面に熱融着性フィルム層を
もつ金属箔を、前記配線後の発熱線及び温度検知線に載
置し、加熱圧着にて接着されたユニットを表布材と断熱
材との間にはさみ積層した状態で、上面又は下面から誘
導加熱することにより、前記金属箔を直接加熱し、その
直後にロール等で圧締することで、積層物を一体接着す
る方法とした。
作用 上記手段により、前記金属箔自体が誘導電流によって、
内部発熱するため、その熱により前記金属箔を被覆して
いる熱融着性フィルム層が溶融し、熱融着層として機能
させることができる。すなわち、前記熱融着性フィルム
層を溶融するのに従来のように積層物の外部から熱を加
えるのではなく、最も近隣している金属箔そのものを加
熱する方法を採用したことになる。しかも、その後はロ
ール等による圧締にて積層体を一体接着する方法であ
り、従来の様な熱プレスの圧締は必要とせず、冷間の圧
締で接着できる。
内部発熱するため、その熱により前記金属箔を被覆して
いる熱融着性フィルム層が溶融し、熱融着層として機能
させることができる。すなわち、前記熱融着性フィルム
層を溶融するのに従来のように積層物の外部から熱を加
えるのではなく、最も近隣している金属箔そのものを加
熱する方法を採用したことになる。しかも、その後はロ
ール等による圧締にて積層体を一体接着する方法であ
り、従来の様な熱プレスの圧締は必要とせず、冷間の圧
締で接着できる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本実施例で使用する発熱線の構造を示すもの
で、芯糸12にらせん巻きにした内巻線11の外周へ、絶縁
層10を形成し、それに外巻線9をらせん巻きしその外周
へ外被8を形成して、更にその外かくに、熱融着性被覆
層7を形成する。例えばこの被覆層7の材料は、ポリエ
チレン系樹脂等が一般的である。なお、温度検知線も発
熱線と全く同じ構造をもつもので、内巻線、外巻線の材
料と、絶縁層の部分の樹脂成分が異なるだけである。
で、芯糸12にらせん巻きにした内巻線11の外周へ、絶縁
層10を形成し、それに外巻線9をらせん巻きしその外周
へ外被8を形成して、更にその外かくに、熱融着性被覆
層7を形成する。例えばこの被覆層7の材料は、ポリエ
チレン系樹脂等が一般的である。なお、温度検知線も発
熱線と全く同じ構造をもつもので、内巻線、外巻線の材
料と、絶縁層の部分の樹脂成分が異なるだけである。
次に第3図に示すように発熱線1及び温度検知線2を基
板13上に配線する。ここでスライドピン14は、配線位置
を規定するのに必要ではあるが、片面もしくは、両面に
熱融着性フィルム層15、16をもつ金属箔18を加熱融着す
る場合には、障害となるので、上下方向にバネ材を介し
て移動できるように配慮されている。このように配線さ
れた後、両面に熱融着性フィルム層15をもつ金属箔18を
載置し、その上から、熱板にて一定時間加圧すると、前
記熱融着性被覆層7と金属箔18の熱融着性フィルム層15
とが融着し一体化する。この一体化したものを基板13か
ら取りはずすと、第4図のようなユニット6が形成され
る。
板13上に配線する。ここでスライドピン14は、配線位置
を規定するのに必要ではあるが、片面もしくは、両面に
熱融着性フィルム層15、16をもつ金属箔18を加熱融着す
る場合には、障害となるので、上下方向にバネ材を介し
て移動できるように配慮されている。このように配線さ
れた後、両面に熱融着性フィルム層15をもつ金属箔18を
載置し、その上から、熱板にて一定時間加圧すると、前
記熱融着性被覆層7と金属箔18の熱融着性フィルム層15
とが融着し一体化する。この一体化したものを基板13か
ら取りはずすと、第4図のようなユニット6が形成され
る。
次に第5図に示すように、電気カーペットの構成体であ
る表布材4と断熱材5との間に前記ユニット6をはさみ
積層状態とする。この積層状態とされた構成体を第1図
に示すように誘導加熱装置20上を適宜の速度で通過させ
ることにより、ユニット6の熱融着性フィルム層をもつ
金属箔18が発熱し、その発熱により、金属箔18の両面の
熱融着性フィルム層15と発熱線1および温度検知線2の
熱融着性被覆層7がともに溶融し、表布材4と断熱材5
が溶融接着され、その直後に設けられた加圧ロール19に
よって一体化する。
る表布材4と断熱材5との間に前記ユニット6をはさみ
積層状態とする。この積層状態とされた構成体を第1図
に示すように誘導加熱装置20上を適宜の速度で通過させ
ることにより、ユニット6の熱融着性フィルム層をもつ
金属箔18が発熱し、その発熱により、金属箔18の両面の
熱融着性フィルム層15と発熱線1および温度検知線2の
熱融着性被覆層7がともに溶融し、表布材4と断熱材5
が溶融接着され、その直後に設けられた加圧ロール19に
よって一体化する。
以上より明らかなように熱融着性フィルム層15と熱融着
性被覆層7と隣り合う金属箔18が発熱するため、熱伝導
に多くの時間を要することもなく、また表布材4が高温
になることもないので、表布材4の変色や、手倒れが発
生しない。
性被覆層7と隣り合う金属箔18が発熱するため、熱伝導
に多くの時間を要することもなく、また表布材4が高温
になることもないので、表布材4の変色や、手倒れが発
生しない。
さらに、誘導加熱装置20を通過した部分より順に加圧ロ
ール19に通すため、誘導加熱装置20を大きくしなくと
も、大きな電気カーペットを製造することがどきるよう
になる。
ール19に通すため、誘導加熱装置20を大きくしなくと
も、大きな電気カーペットを製造することがどきるよう
になる。
なお、本実施例では、ロールにて圧締して、接着するも
のであるが、プレス方式(この場合は低温プレスでも良
い)であっても表布材4の変色や毛倒れ、また長時間を
要することもない。
のであるが、プレス方式(この場合は低温プレスでも良
い)であっても表布材4の変色や毛倒れ、また長時間を
要することもない。
発明の効果 前述のとおり、電気カーペットの固定方法として表布材
と断熱材の間に熱融着性フィルム層をもつ金属箔材を介
在させ、誘導加熱にて加熱することにより、直接内部加
熱方式となり、表布材の熱による変色、毛倒れ現象がな
くなり、従来のような熱による手倒れのない表布材とし
て快い感触を得ることができる。
と断熱材の間に熱融着性フィルム層をもつ金属箔材を介
在させ、誘導加熱にて加熱することにより、直接内部加
熱方式となり、表布材の熱による変色、毛倒れ現象がな
くなり、従来のような熱による手倒れのない表布材とし
て快い感触を得ることができる。
更には、効率良く内部加熱できるので、工数の短縮化、
設備のランニングコストの低減化にも役立つ、そのほ
か、仕上りがきれいになる。又、使用する材料の熱的な
制約も少い。
設備のランニングコストの低減化にも役立つ、そのほ
か、仕上りがきれいになる。又、使用する材料の熱的な
制約も少い。
以上のように、本発明の製造方法によれば大巾な効果が
生み出される。
生み出される。
第1図は本発明による電気カーペットの製造方法の説明
図、第2図は同製造方法による電気カーペットの発熱線
の構造図、第3図は同製造方法の配線途中工程の斜視
図、第4図は同製造方法の説明に付けするユニットの構
造図、第5図は同製造方法で製造される電気カーペット
本体の構造図、第6図は従来の製造方法によるユニット
の構造図、第7図は同製造方法による電気カーペットの
分解断面図である。 1……発熱線、2……温度検知線、4……ユニット、7
……熱融着性被覆層、15、16……熱融着性フィルム層、
18……金属箔、19……加圧ロール、20……誘導加熱装
置。
図、第2図は同製造方法による電気カーペットの発熱線
の構造図、第3図は同製造方法の配線途中工程の斜視
図、第4図は同製造方法の説明に付けするユニットの構
造図、第5図は同製造方法で製造される電気カーペット
本体の構造図、第6図は従来の製造方法によるユニット
の構造図、第7図は同製造方法による電気カーペットの
分解断面図である。 1……発熱線、2……温度検知線、4……ユニット、7
……熱融着性被覆層、15、16……熱融着性フィルム層、
18……金属箔、19……加圧ロール、20……誘導加熱装
置。
Claims (1)
- 【請求項1】最外かくに熱融着性被覆層をもつ発熱線及
び、温度検知線を基板上に所定位置に配線し、両面に熱
融着性フィルム層をもつ金属箔を、前記配線後の発熱線
及び温度検知線上に載置し、加熱圧着にて接着し、ユニ
ット化した後、前記ユニットを表布材と断熱材との間に
はさみ積層した状態で、上面又は下面から誘導加熱方法
にて前記金属箔を直接加熱し、その熱により、前記熱融
着性フィルム層を溶融し、その直後に圧締することで前
記表布材とユニットと断熱材との積層物を一体接着する
方法の電気カーペットの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29675185A JPH0670498B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 電気カ−ペツトの製造法 |
US06/942,778 US4846916A (en) | 1985-12-27 | 1986-12-17 | Method of manufacturing electric carpet via induction heating |
KR1019860010992A KR910000676B1 (ko) | 1985-12-27 | 1986-12-20 | 전기양탄자의 제조방법 |
CA 526149 CA1295540C (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Method of manufacturing electric carpet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29675185A JPH0670498B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 電気カ−ペツトの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62155451A JPS62155451A (ja) | 1987-07-10 |
JPH0670498B2 true JPH0670498B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=17837640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29675185A Expired - Lifetime JPH0670498B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 電気カ−ペツトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670498B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5208227B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2013-06-12 | パナソニック株式会社 | 面状採暖具の製造方法および面状採暖具の製造装置 |
JP5503571B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-05-28 | パナソニック株式会社 | 面状採暖具の製造方法および面状採暖具の製造装置 |
JP5828112B2 (ja) * | 2010-12-07 | 2015-12-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 面状採暖具の製造方法 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29675185A patent/JPH0670498B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62155451A (ja) | 1987-07-10 |
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