JP2001067445A - 非接触式icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触式icカード及びその製造方法

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JP2001067445A
JP2001067445A JP23822199A JP23822199A JP2001067445A JP 2001067445 A JP2001067445 A JP 2001067445A JP 23822199 A JP23822199 A JP 23822199A JP 23822199 A JP23822199 A JP 23822199A JP 2001067445 A JP2001067445 A JP 2001067445A
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Japan
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card
contact type
resin
resin sheet
hot
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JP23822199A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Nakabayashi
貴光 中林
Takehiro Nagai
雄大 永井
Yuji Kajikawa
裕二 梶川
Aritaka Tatsumi
有孝 辰巳
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナコイル及び電子部品等の内蔵部品を埋
設して積層成形しても凹凸の発生がなく、且つ内蔵部品
を破壊しない非接触式ICカード及びその製造方法の提
供。 【解決手段】アンテナコイル及び電子部品が埋設される
中間樹脂層の上下外側樹脂層を積層熱融着一体化して成
る非接触式ICカードにおいて、前記中間樹脂層はその
熱融着前に少なくとも一面から凹凸形状を呈するホット
メルト系樹脂製シートである非接触式ICカード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナコイル及び
電子部品を内蔵した非接触式ICカード及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(従来例1)図8及び図9は従来の非接
触式ICカードを示す断面図、説明図であり、1はアン
テナコイル、2はIC等の電子部品、3は硬質ビニル樹
脂シー卜、5は外側樹脂シー卜である。
【0003】従来の非接触式ICカードは、アンテナコ
イル1及び電子部品2を硬質ビニル樹脂シー卜3、3で
挾み、その外側に外側樹脂シー卜5、5を被覆一体化し
て成るものである。
【0004】この従来の非接触式ICカードの製造方法
は、まずアンテナコイル1と電子部品2とから成る内蔵
部品を2枚の硬質ビニル樹脂シート3、3間に挟み込
み、加熱加圧して2枚の硬質ビニル樹脂シート3、3を
熱融着積層一体化し、次にこの積層一体化した中間製品
を外側樹脂シー卜5、5間に挟み込み、最後にその状態
で加熱加圧して2枚の外側樹脂シー卜5、5を熱融着積
層一体化するものである。
【0005】(従来例2)図10は他の従来の非接触式
ICカードの断面図を示したものであり、1はアンテナ
コイル、2はIC等の電子部品、4は孔付き中間層シー
卜、4a〜4cは埋設孔、5は外側樹脂シー卜である。
【0006】この非接触式ICカードの製造方法は、ま
ずアンテナコイル1、1を埋設する埋設孔4a、4b
と、電子部品2を埋設する埋設孔4cとが設けられてい
る孔付き中間層シー卜4を用意し、埋設孔4a、4bに
アンテナコイルを埋設すると共に埋設孔4cに電子部品
2を埋設し、外側樹脂シー卜5、5間に挟み込んだ状態
で加熱加圧して2枚の外側樹脂シー卜5、5を熱融着積
層一体化するものである。
【0007】この非接触式ICカードは、孔付き中間層
シー卜4の埋設孔4a、4bがアンテナコイル1、1を
埋設できる形状と大きさに開口されており、また埋設孔
4cも電子部品2を埋設できる形状と大きさに開口され
ていることから、アンテナコイル1、1の埋設箇所や電
子部品2の埋設箇所を突出させることなく、所定寸法内
に熱融着積層一体化することができる。
【0008】(従来例3)図11は更に他の従来の非接
触式ICカードの断面図を示したものであり、1はアン
テナコイル、2は電子部品、5は外側樹脂シー卜、6は
加熱流動性の良い樹脂シー卜である。
【0009】この非接触式ICカードの製造方法は、ま
ずアンテナコイル1と電子部品2とを2枚の加熱流動性
樹脂シー卜6の間に挾み込んでから加熱することにより
熱融着積層一体化中間製品を得るものである。ここで用
いる加熱流動性樹脂シー卜6は加熱流動性が優れたもの
であることから、得られる中間製品は大きく加熱流動
し、その結果アンテナコイル1の埋設箇所及び電子部品
2の埋設箇所の凹凸がなくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1の非接
触式ICカードでは、アンテナコイル1の埋設箇所及び
電子部品2の埋設箇所が厚くなり、カード表面に凹凸が
生じ易いという難点がある。そこでこの凹凸をなくすた
め、成形時の加圧圧力を高めると埋設したアンテナコイ
ル1及び電子部品2に圧力がかかり、アンテナコイル1
及び電子部品2が破損したり、破壊したりするという懸
念がある。
【0011】また、上記の従来例2の非接触式ICカー
ドでは中間層の孔付き樹脂シート4にアンテナコイル1
及び電子部品2を埋設する孔が開けられているため、成
形して得られる非接触式ICカードはそれらの孔の位置
周辺で凹凸が発生し易いという難点がある。
【0012】更に、上記の従来例3の非接触式ICカー
ドでは加熱流動性樹脂シー卜6の厚さが全面均一なた
め、加圧成形時に加熱流動性樹脂シー卜6が不等流動
し、その結果内蔵部品のない部分が薄く、内蔵部品のあ
る部分が厚くなり易いという難点がある。
【0013】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、均一な厚さに成形でき、且つアンテナコイ
ルや電子部品等の内蔵部品の破壊を防止できる非接触式
ICカード及びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触式ICカ
ードは、アンテナコイル及び電子部品が埋設される中間
樹脂層の上下に外側樹脂層を積層熱融着一体化して成る
非接触式ICカードにおいて、前記中間樹脂層はその熱
融着前に少なくとも一面が凹凸形状を呈するホットメル
ト系樹脂製シートからなることを特徴とするものであ
る。
【0015】また、本発明の非接触式ICカードの製造
方法は、少なくとも一面が凹凸形状を呈するホットメル
ト系樹脂製シートの所定位置上にアンテナコイル及び電
子部品をそれぞれ載せ、その上下面にそれぞれ外側樹脂
シー卜を配置し、然る後熱プレス装置により加熱、加圧
して積層熱融着一体化することを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明においてホットメルト系樹脂製シー
トの凹凸形状は、貫通穴、網目模様、波形形状若しくは
縮れ板形状などにより実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の非接触式ICカード及び
その製造方法の実施の形態を図面により説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の非接触式IC
カードの一実施例を示した断面図であり、1はアンテナ
コイル、2はIC等の電子部品、5は外側樹脂シー卜、
9はホットメルト系樹脂製シートであって、ホットメル
ト系樹脂製シート9内にアンテナコイル1及び電子部品
2が埋設され、その上下に外側樹脂シー卜5、5が積層
一体化されている。
【0019】図2を参照して実施例1の非接触式ICカ
ードの製造方法を説明する。
【0020】まず、図2(a)に示すように、ホットメ
ルト系樹脂製シート9上の所定位置にアンテナコイル1
及び電子部品2を載せる。
【0021】ここにおいて内蔵部品のアンテナコイル1
の厚さは約100μm、電子部品2の厚さは約200μ
mである。
【0022】次に、図2(b)に示すように、アンテナ
コイル1及び電子部品2を載せた表面凹凸形状のホット
メルト系樹脂製シート9の上下面に外側樹脂シー卜5、
5を配置し、これら全体を熱プレス装置にセットして、
加熱、加圧することにより図2(c)に示すような非接
触式ICカードを得た。
【0023】この熱プレス装置による加熱、加圧によ
り、表面が凹凸となっているホットメルト系樹脂製シー
ト9が熱溶融して流動性を帯びて内蔵部品を隙間なく覆
うと共に凹凸形状をなくし、それにより表面平滑性を発
揮する。
【0024】ホットメルト系樹脂製シート9の表面凹凸
の程度は、加熱、加圧後の厚さが内蔵部品の厚さよりも
厚くなるように調整する。例えば、電子部品2の厚さが
20μmの場合のホットメルト系樹脂製シート9の体積
率(同等厚さの平滑シート体積に対する比)は0.5、
またその厚さは400μm以上にするのが好ましい。
【0025】ホットメルト系樹脂製シート9の見かけ厚
さ(表面凸部から裏面凸部までの距離)は、同等厚さの
シー卜体積に比べて体積率で0.7から0.3となるよ
うにする。ここにおいて体積率が0.7以上であると凹
凸形状の無い従来シート6と同様に樹脂の不等流動が発
生しやすくなる。逆に、体積率が0.3以下であると厚
さ方向での樹脂流動が大きくなり不等流動が発生し易く
なる。
【0026】図3は本発明において使用される凹凸形状
を呈するホットメルト系樹脂製シートの製造方法の一例
を説明するもので、7は凹凸成形金型、8はホットメル
ト樹脂である。
【0027】表面が凹凸形状を有する凹凸成形金型7を
用意し、この金型7にホットメルト樹脂8を載せて加熱
し、金型7の上方から加熱プレスすることにより、ホッ
トメルト系樹脂製シート9が得られる。
【0028】ホットメルト樹脂としてはポリエステル樹
脂、アクリルアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等を用いる
ことができる。
【0029】また、外側樹脂シート5としては、ポリエ
チレンテフタレート樹脂シート、ポリ塩化ビニル樹脂混
和物シート、ポリエステル樹脂シート、電気絶縁紙、合
成紙等を用いることができる。
【0030】ホットメルト系樹脂製シート9の凹凸形状
としては、任意の凹凸形状でよいが、図4に示すように
楕円穴を開口して凹凸形状を設けたもの、図5に示すよ
うに四角穴を開口して凹凸形状を設けたもの、図6に示
すように表面に網目模様体を設けたもの、図7に示すよ
うに表面に外周側を細かい網目模様体を、中心部側に大
きい網目模様体を設けたものなどがある。
【0031】また、図示はしないが表面に波板形状、縮
れ板形状等を設けたものでもよい。
【0032】ホットメルト系樹脂製シート9が積層加熱
加圧時に空気を抱き込んで発泡不良の懸念があるときに
は、その積層加熱加圧作業を真空下で行うことができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の非接触式ICカードの製造方法
によれば内蔵させるアンテナコイル及び電子部品を損傷
させることなく平滑で、且つ均一な厚さの非接触式IC
カードを製造することができ、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触式ICカードの一実施例を示し
た断面図である。
【図2】実施例1の非接触式ICカードの製造方法を示
した断面説明図である。
【図3】本発明の非接触式ICカードに使用されるホッ
トメルト系樹脂製シートの製造方法を示した正面説明図
である。
【図4】本発明の非接触式ICカードに使用されるホッ
トメルト系樹脂製シートの第1例を示した斜視図であ
る。
【図5】本発明の非接触式ICカードに使用されるホッ
トメルト系樹脂製シートの第2例を示した斜視図であ
る。
【図6】本発明の非接触式ICカードに使用されるホッ
トメルト系樹脂製シートの第3例を示した斜視図であ
る。
【図7】本発明の非接触式ICカードに使用されるホッ
トメルト系樹脂製シートの第4例を示した斜視図であ
る。
【図8】従来例1の非接触式ICカードの説明図であ
る。
【図9】従来例1の非接触式ICカードの断面図であ
る。
【図10】従来例2の非接触式ICカードの断面図であ
る。
【図11】従来例3の非接触式ICカードの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナコイル 2 電子部品 3 硬質ビニル樹脂シー卜 4 孔付き中間層シー卜 4a アンテナコイル埋設孔 4b アンテナコイル埋設孔 4c 電子部品埋設孔 5 外側樹脂シー卜 6 加熱流動性樹脂シー卜 7 凹凸成形金型 8 ホットメルト系樹脂 9 ホットメルト系樹脂製シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辰巳 有孝 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 日 立電線株式会社内 Fターム(参考) 5B035 BB09 CA01 CA23 CA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナコイル及び電子部品が埋設される
    中間樹脂層の上下に外側樹脂層を積層熱融着一体化して
    成る非接触式ICカードにおいて、前記中間樹脂層はそ
    の熱融着前に少なくとも一面が凹凸形状を呈するホット
    メルト系樹脂製シートからなることを特徴とする非接触
    式ICカード。
  2. 【請求項2】ホットメルト系樹脂製シートの凹凸形状
    が、貫通穴により形成されたものであることを特徴とす
    る請求項1記載の非接触式ICカード。
  3. 【請求項3】ホットメルト系樹脂製シートの凹凸形状
    が、網目状であることを特徴とする請求項1記載の非接
    触式ICカード。
  4. 【請求項4】ホットメルト系樹脂製シートの凹凸形状
    が、波形形状又は縮れ板形状であることを特徴とする請
    求項1記載の非接触式ICカード。
  5. 【請求項5】少なくとも一面が凹凸形状を呈するホット
    メルト系樹脂製シートの所定位置上にアンテナコイル及
    び電子部品をそれぞれ載せ、その上下面にそれぞれ外側
    樹脂シー卜を配置し、然る後熱プレス装置により加熱、
    加圧して積層熱融着一体化することを特徴とする非接触
    式ICカードの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679285B1 (ko) 2004-06-16 2007-02-05 한국조폐공사 조립식 콤비카드 및 이의 제조방법
KR101021511B1 (ko) 2008-12-03 2011-03-16 한국조폐공사 Rf 칩 모듈을 포함하는 안테나 코일 적층시트 및 이의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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