JP2002307636A - 積層体の製造方法と製造装置 - Google Patents
積層体の製造方法と製造装置Info
- Publication number
- JP2002307636A JP2002307636A JP2001112998A JP2001112998A JP2002307636A JP 2002307636 A JP2002307636 A JP 2002307636A JP 2001112998 A JP2001112998 A JP 2001112998A JP 2001112998 A JP2001112998 A JP 2001112998A JP 2002307636 A JP2002307636 A JP 2002307636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated
- veneer
- veneers
- laminae
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0233—Manufacturing of magnetic circuits made from sheets
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導電性薄板から打抜いた単板を積層接合しな
がら、高速でしかも容易に所定枚数毎に分離して積層ブ
ロックを得ることができ、また、積層した単板の接着が
確実にできている積層体の製造方法と製造装置を提供す
る。 【解決手段】 接着剤が塗布された薄板鋼板８を所定の
大きさの単板１０に打抜き、打抜いた単板１０を背圧ブ
ロック１３内に順次積層し、その背圧ブロック１３内に
おいて、積層された単板１０を加圧し、単板１０を誘導
加熱し、その上の接着剤を溶融し、単板１０を相互に接
着して単板１０の積層ブロックを得る。また、単板１０
の表面に突起を形成することにより所定枚数毎に分離し
た積層ブロックを容易に得ることができる。
がら、高速でしかも容易に所定枚数毎に分離して積層ブ
ロックを得ることができ、また、積層した単板の接着が
確実にできている積層体の製造方法と製造装置を提供す
る。 【解決手段】 接着剤が塗布された薄板鋼板８を所定の
大きさの単板１０に打抜き、打抜いた単板１０を背圧ブ
ロック１３内に順次積層し、その背圧ブロック１３内に
おいて、積層された単板１０を加圧し、単板１０を誘導
加熱し、その上の接着剤を溶融し、単板１０を相互に接
着して単板１０の積層ブロックを得る。また、単板１０
の表面に突起を形成することにより所定枚数毎に分離し
た積層ブロックを容易に得ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、珪素鋼板等の薄板
鋼板から打抜いた単板を積層して構成するモータやトラ
ンスの積層鉄心等の積層体の製造方法と製造装置に関す
るものである。
鋼板から打抜いた単板を積層して構成するモータやトラ
ンスの積層鉄心等の積層体の製造方法と製造装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、モータやトランス等の積層鉄心を
製造する場合、プレスによって薄板鋼板から所定形状の
単板を打抜いた後、それら単板を別工程，別手段で積層
し、積層した単板をブロック化するため、打抜工程と積
層工程とブロック化工程等に連続性がなく、作業性に悪
さがあった。
製造する場合、プレスによって薄板鋼板から所定形状の
単板を打抜いた後、それら単板を別工程，別手段で積層
し、積層した単板をブロック化するため、打抜工程と積
層工程とブロック化工程等に連続性がなく、作業性に悪
さがあった。
【０００３】その問題を避けるために、図４の積層鉄心
の製造装置の概略構成図に示すように、片面または両面
に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板１をポンチ２とダイ
３よりなるプレスによって所定形状に連続的に打抜き、
打抜かれた単板４を、ブロック化するまでの間、プレス
の下方に設けられたマガジン５内に次々と積層し、積層
が所定の枚数に達すると、紙や合成樹脂等のスペーサ６
を単板４の間に挿入積層し、積層した単板４を固定する
ためのマガジン５内で、マガジン５の外周に設けられた
ヒータ７により積層した単板４を加熱して単板４上の感
熱性接着剤を溶融し、スペーサで分離された枚数毎の単
板４のブロック化を行うことにより、単板の積層，加熱
を同一工程内で行い作業性の改善を計ることが考えられ
ている（特開昭５４−５０９１９号参照）。
の製造装置の概略構成図に示すように、片面または両面
に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板１をポンチ２とダイ
３よりなるプレスによって所定形状に連続的に打抜き、
打抜かれた単板４を、ブロック化するまでの間、プレス
の下方に設けられたマガジン５内に次々と積層し、積層
が所定の枚数に達すると、紙や合成樹脂等のスペーサ６
を単板４の間に挿入積層し、積層した単板４を固定する
ためのマガジン５内で、マガジン５の外周に設けられた
ヒータ７により積層した単板４を加熱して単板４上の感
熱性接着剤を溶融し、スペーサで分離された枚数毎の単
板４のブロック化を行うことにより、単板の積層，加熱
を同一工程内で行い作業性の改善を計ることが考えられ
ている（特開昭５４−５０９１９号参照）。
【０００４】また、薄板鋼板から所定形状に打抜いた単
板を積層接合させるためには、上記の例のように、接着
剤によって接合する方法以外に、単板間を溶接によって
接合させる方法等があり、また、積層接合した単板を所
定枚数の単板毎に分離させるためには、上記の例のよう
に、スペーサを挟む方法以外に、分離する部分の単板間
のみ溶接を行わない方法、接着剤を塗布しない方法、全
ての単板を積層接合した後、所定枚数で切断する方法等
がある。
板を積層接合させるためには、上記の例のように、接着
剤によって接合する方法以外に、単板間を溶接によって
接合させる方法等があり、また、積層接合した単板を所
定枚数の単板毎に分離させるためには、上記の例のよう
に、スペーサを挟む方法以外に、分離する部分の単板間
のみ溶接を行わない方法、接着剤を塗布しない方法、全
ての単板を積層接合した後、所定枚数で切断する方法等
がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
積層体の製造方法と製造装置によると、プレスによって
打抜いた単板をプレスの下方のマガジン内に順次積層し
て、そのマガジン内で所定の枚数毎の積層ブロックを得
るものであるため、同一工程内で積層，加熱等の作業を
連続して行え、作業性が向上するが、マガジン内に積層
した単板をブロック化するのに、単板上の感熱性接着剤
を、単板を積層したマガジン外部のヒータにより加熱溶
融して単板を相互に接着するものであるため、マガジン
外部のヒータから単板の中央部まで充分に熱が届かず、
感熱性接着剤による接着が不完全になるおそれがあり、
しかも、単板が昇温するのに時間がかかり、また、積層
される単板は単に積み重ねられただけで、積層される単
板の間に充分な圧力を加える手段がないため、単板の間
が緩い状態になり、その状態で接着された積層ブロック
は接着が不完全になるおそれがあった。
積層体の製造方法と製造装置によると、プレスによって
打抜いた単板をプレスの下方のマガジン内に順次積層し
て、そのマガジン内で所定の枚数毎の積層ブロックを得
るものであるため、同一工程内で積層，加熱等の作業を
連続して行え、作業性が向上するが、マガジン内に積層
した単板をブロック化するのに、単板上の感熱性接着剤
を、単板を積層したマガジン外部のヒータにより加熱溶
融して単板を相互に接着するものであるため、マガジン
外部のヒータから単板の中央部まで充分に熱が届かず、
感熱性接着剤による接着が不完全になるおそれがあり、
しかも、単板が昇温するのに時間がかかり、また、積層
される単板は単に積み重ねられただけで、積層される単
板の間に充分な圧力を加える手段がないため、単板の間
が緩い状態になり、その状態で接着された積層ブロック
は接着が不完全になるおそれがあった。
【０００６】さらに、特定枚数の単板の積層ブロックを
つくるのに、単板の特定の枚数毎に紙や合成樹脂等のス
ペーサを単板の間に挿入する方法では、スペーサとして
単板と別部材を用いるため、スペーサの供給に別途供給
装置を要するという問題があり、また、そのスペーサを
最終的には排除しなければならなかった。
つくるのに、単板の特定の枚数毎に紙や合成樹脂等のス
ペーサを単板の間に挿入する方法では、スペーサとして
単板と別部材を用いるため、スペーサの供給に別途供給
装置を要するという問題があり、また、そのスペーサを
最終的には排除しなければならなかった。
【０００７】また、積層接合した単板を特定枚数毎に積
層ブロック化するのに、単板上に塗布する接着剤を、所
定の枚数毎に塗布しない方法では、塗布する動作を一時
的に止めなければならず、高速で積層ブロックを得るた
めには問題があり、また、分離する部分の単板間のみ溶
接を行わない方法では、積層接合するための溶接を一時
的に止めなければならず、この方法も高速で積層ブロッ
クを得るためには問題があり、さらに、全ての単板を積
層接合した後、所定枚数で切断する方法では、一度接合
された部分を分離しなければならず、非常に薄い積層単
板の間での分離であるため、作業が非常に困難となる。
層ブロック化するのに、単板上に塗布する接着剤を、所
定の枚数毎に塗布しない方法では、塗布する動作を一時
的に止めなければならず、高速で積層ブロックを得るた
めには問題があり、また、分離する部分の単板間のみ溶
接を行わない方法では、積層接合するための溶接を一時
的に止めなければならず、この方法も高速で積層ブロッ
クを得るためには問題があり、さらに、全ての単板を積
層接合した後、所定枚数で切断する方法では、一度接合
された部分を分離しなければならず、非常に薄い積層単
板の間での分離であるため、作業が非常に困難となる。
【０００８】本発明は上記の課題を解決するもので、導
電性薄板から打抜いた単板を同一工程内で積層接合しな
がら、高速でしかも容易に所定枚数毎に分離して積層ブ
ロックを得ることができ、また、積層した単板の接着が
確実にできている積層体の製造方法と製造装置を提供す
るものである。
電性薄板から打抜いた単板を同一工程内で積層接合しな
がら、高速でしかも容易に所定枚数毎に分離して積層ブ
ロックを得ることができ、また、積層した単板の接着が
確実にできている積層体の製造方法と製造装置を提供す
るものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、表面に接着剤の塗布された導電性薄板
を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を背圧ブ
ロック内に落下させて順次積層し、その背圧ブロック内
において、積層された単板を加圧し、単板を誘導加熱に
よって加熱し、単板上の接着剤を溶融し、単板を相互に
接着して単板の積層ブロックを得る積層体の製造方法で
あり、同一工程で加圧，加熱が行え、単板間の接着も確
実かつ高速に、しかも容易に行うことができるものであ
る。
めに、本発明は、表面に接着剤の塗布された導電性薄板
を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を背圧ブ
ロック内に落下させて順次積層し、その背圧ブロック内
において、積層された単板を加圧し、単板を誘導加熱に
よって加熱し、単板上の接着剤を溶融し、単板を相互に
接着して単板の積層ブロックを得る積層体の製造方法で
あり、同一工程で加圧，加熱が行え、単板間の接着も確
実かつ高速に、しかも容易に行うことができるものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、表面に接着剤の塗布された導電性薄板を所定の大き
さの単板に打抜き、打抜いた単板を背圧ブロック内に落
下させて順次積層し、その背圧ブロック内において、積
層された単板を加圧し、単板を誘導加熱によって加熱
し、単板上の接着剤を溶融し、単板を相互に接着して単
板の積層ブロックを得る積層体の製造方法であり、打抜
いた単板を背圧ブロック内に落下させて順次積層し、そ
の背圧ブロック内において、そのまま積層単板の加圧，
誘導加熱をすることにより、打抜作業と接着作業が連続
するという作用を有する。
は、表面に接着剤の塗布された導電性薄板を所定の大き
さの単板に打抜き、打抜いた単板を背圧ブロック内に落
下させて順次積層し、その背圧ブロック内において、積
層された単板を加圧し、単板を誘導加熱によって加熱
し、単板上の接着剤を溶融し、単板を相互に接着して単
板の積層ブロックを得る積層体の製造方法であり、打抜
いた単板を背圧ブロック内に落下させて順次積層し、そ
の背圧ブロック内において、そのまま積層単板の加圧，
誘導加熱をすることにより、打抜作業と接着作業が連続
するという作用を有する。
【００１１】本発明の請求項２に記載の発明は、背圧ブ
ロック内に積層される単板の所定枚数毎に、表面に突起
形状を有する単板を挟み、単板が相互に接着して形成さ
れた積層ブロックから所定枚数の単板よりなる積層ブロ
ックに分離する請求項１に記載の積層体の製造方法であ
り、積層される単板の表面に突起形状を有する単板を挟
むことにより、所定枚数の単板よりなる積層ブロックに
分離するという作用を有する。
ロック内に積層される単板の所定枚数毎に、表面に突起
形状を有する単板を挟み、単板が相互に接着して形成さ
れた積層ブロックから所定枚数の単板よりなる積層ブロ
ックに分離する請求項１に記載の積層体の製造方法であ
り、積層される単板の表面に突起形状を有する単板を挟
むことにより、所定枚数の単板よりなる積層ブロックに
分離するという作用を有する。
【００１２】本発明の請求項３に記載の発明は、表面に
接着剤の塗布された導電性薄板を所定の大きさの単板に
打抜くポンチとダイよりなるプレスと、前記ダイの下方
に、打抜かれた単板が落下してそのままその中に順次積
層され、積層された単板を周囲から加圧する背圧ブロッ
クと、その積層された単板の外周に、積層された単板を
誘導加熱し、単板の表面の接着剤を溶融する高周波加熱
源とを備えた請求項１に記載の積層体の製造方法を実施
する積層体の製造装置であり、背圧ブロックと誘導加熱
用の高周波加熱源により、背圧ブロックの中に順次積層
された単板を加圧，加熱するという作用を有する。
接着剤の塗布された導電性薄板を所定の大きさの単板に
打抜くポンチとダイよりなるプレスと、前記ダイの下方
に、打抜かれた単板が落下してそのままその中に順次積
層され、積層された単板を周囲から加圧する背圧ブロッ
クと、その積層された単板の外周に、積層された単板を
誘導加熱し、単板の表面の接着剤を溶融する高周波加熱
源とを備えた請求項１に記載の積層体の製造方法を実施
する積層体の製造装置であり、背圧ブロックと誘導加熱
用の高周波加熱源により、背圧ブロックの中に順次積層
された単板を加圧，加熱するという作用を有する。
【００１３】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１４】（実施の形態）図１は本発明の実施の形態
における積層体の製造装置の概略構成図、図２は本発明
の実施の形態における積層体の製造方法による単板の積
層断面図、図３は本発明の実施の形態における積層体の
製造方法による図２と異なる単板の積層断面図であり、
８は片面または両面に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼
板、９は前記薄板鋼板８を所定形状の単板１０に打抜く
ポンチ１１とダイ１２よりなるプレス、１３はダイ１２
の下方に設けられ、打抜かれた単板１０がダイ１２の中
を通って落下し、その中に整列積層される背圧ブロッ
ク、１４は背圧ブロック１３内に整列積層された単板１
０を、背圧ブロック１３内において背圧ピース１５を介
して周囲から加圧するウレタンやシリコンでできた弾性
体のパッド、１６は背圧ブロック１３の外周に設けら
れ、積層された単板１０を誘導加熱し、単板１０上の感
熱性接着剤を溶融する高周波加熱源であり、背圧ブロッ
ク１３内に積層される単板１０は、所定枚数毎に表面に
突起１７が形成された単板１８が挿入されている。
における積層体の製造装置の概略構成図、図２は本発明
の実施の形態における積層体の製造方法による単板の積
層断面図、図３は本発明の実施の形態における積層体の
製造方法による図２と異なる単板の積層断面図であり、
８は片面または両面に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼
板、９は前記薄板鋼板８を所定形状の単板１０に打抜く
ポンチ１１とダイ１２よりなるプレス、１３はダイ１２
の下方に設けられ、打抜かれた単板１０がダイ１２の中
を通って落下し、その中に整列積層される背圧ブロッ
ク、１４は背圧ブロック１３内に整列積層された単板１
０を、背圧ブロック１３内において背圧ピース１５を介
して周囲から加圧するウレタンやシリコンでできた弾性
体のパッド、１６は背圧ブロック１３の外周に設けら
れ、積層された単板１０を誘導加熱し、単板１０上の感
熱性接着剤を溶融する高周波加熱源であり、背圧ブロッ
ク１３内に積層される単板１０は、所定枚数毎に表面に
突起１７が形成された単板１８が挿入されている。
【００１５】上記構成の積層体の製造装置により所定枚
数の単板１０の積層ブロックを得るには、まず、薄板鋼
板８をポンチ１１とダイ１２よりなるプレス９に間欠的
に送り、所定形状の単板１０に打抜き、打抜いた単板１
０をダイ１２の中を通ってダイ１２下方の背圧ブロック
１３の中に落下させ、整列積層する。この場合、背圧ブ
ロック１３の中に整列積層された単板１０は、弾性体の
パッド１４により背圧ピース１５を介して周囲から加圧
されるが、ポンチ１１の圧力によって背圧ブロック１３
の中に送り込まれる単板１０の下方向に働く圧力が強い
ため、背圧ブロック１３の中に積層された単板１０は徐
々に下方へ移動し、背圧ピース１５の圧力とポンチ１１
の圧力とにより、下方に移動しながら積層された単板１
０同士は緩みなく密着することになる。
数の単板１０の積層ブロックを得るには、まず、薄板鋼
板８をポンチ１１とダイ１２よりなるプレス９に間欠的
に送り、所定形状の単板１０に打抜き、打抜いた単板１
０をダイ１２の中を通ってダイ１２下方の背圧ブロック
１３の中に落下させ、整列積層する。この場合、背圧ブ
ロック１３の中に整列積層された単板１０は、弾性体の
パッド１４により背圧ピース１５を介して周囲から加圧
されるが、ポンチ１１の圧力によって背圧ブロック１３
の中に送り込まれる単板１０の下方向に働く圧力が強い
ため、背圧ブロック１３の中に積層された単板１０は徐
々に下方へ移動し、背圧ピース１５の圧力とポンチ１１
の圧力とにより、下方に移動しながら積層された単板１
０同士は緩みなく密着することになる。
【００１６】次に、背圧ブロック１３の外周に設けられ
た高周波加熱源１６で、背圧ブロック１３の中に密着積
層された単板１０を誘導加熱することにより、単板１０
の中央部まで加熱が行き届き、単板１０の中央部上の感
熱性接着剤まで充分に、しかも、短時間で溶融し、積層
された単板１０間の接着が確実に行えるものである。
た高周波加熱源１６で、背圧ブロック１３の中に密着積
層された単板１０を誘導加熱することにより、単板１０
の中央部まで加熱が行き届き、単板１０の中央部上の感
熱性接着剤まで充分に、しかも、短時間で溶融し、積層
された単板１０間の接着が確実に行えるものである。
【００１７】この場合、積層接合された単板１０に、図
２の単板の積層断面図に示すように、表面に突起１７を
有する単板１８を挿入することにより、単板１８の部分
で接合が行われず、所定枚数の単板１０の積層ブロック
を分離して得られるものである。また、別の分離方法と
して、図３の単板の積層断面図に示すように、互いに向
かい合う単板１９，２０の表面に突起２１，２２を形成
することにより、単板１９，２０の部分で接合が行われ
ず、所定枚数の単板１０の積層ブロックを分離できるも
のである。
２の単板の積層断面図に示すように、表面に突起１７を
有する単板１８を挿入することにより、単板１８の部分
で接合が行われず、所定枚数の単板１０の積層ブロック
を分離して得られるものである。また、別の分離方法と
して、図３の単板の積層断面図に示すように、互いに向
かい合う単板１９，２０の表面に突起２１，２２を形成
することにより、単板１９，２０の部分で接合が行われ
ず、所定枚数の単板１０の積層ブロックを分離できるも
のである。
【００１８】以上のように、本実施の形態における積層
体の製造方法と製造装置によれば、プレス９により打抜
いた単板１０を、順次積層する背圧ブロック１３内にお
いて、積層した単板１０をポンチ１１の圧力と背圧ピー
ス１５の圧力により緩みなく密着させ、さらに、誘導加
熱により積層した単板１０の中央部まで短時間で充分に
加熱が行えるので、中央部上の感熱性接着剤も充分に溶
融し、単板１０の積層接合が確実になり、背圧ブロック
１３内において、加圧，加熱の作業が連続して行えると
いう効果があり、また、所定枚数の単板１０の積層ブロ
ックも、積層する単板に突起１７，２１，２２等を設け
るだけで、別工程を要することなく得られるという効果
がある。
体の製造方法と製造装置によれば、プレス９により打抜
いた単板１０を、順次積層する背圧ブロック１３内にお
いて、積層した単板１０をポンチ１１の圧力と背圧ピー
ス１５の圧力により緩みなく密着させ、さらに、誘導加
熱により積層した単板１０の中央部まで短時間で充分に
加熱が行えるので、中央部上の感熱性接着剤も充分に溶
融し、単板１０の積層接合が確実になり、背圧ブロック
１３内において、加圧，加熱の作業が連続して行えると
いう効果があり、また、所定枚数の単板１０の積層ブロ
ックも、積層する単板に突起１７，２１，２２等を設け
るだけで、別工程を要することなく得られるという効果
がある。
【００１９】なお、本実施の形態では薄板鋼板８よりな
る積層鉄心の製造について説明したが、その他、金属薄
板，導電性セラミック，導電性樹脂等の導電性薄板から
なる積層体の製造においても同様の効果があることは申
すまでもない。
る積層鉄心の製造について説明したが、その他、金属薄
板，導電性セラミック，導電性樹脂等の導電性薄板から
なる積層体の製造においても同様の効果があることは申
すまでもない。
【００２０】
【発明の効果】以上のように、本発明の積層体の製造方
法と製造装置によれば、導電性薄板から打抜いた単板を
積層する背圧ブロック内で、積層された単板の加圧，加
熱が行え、連続工程で高速に作業が行えるので、作業性
が向上し、また、誘導加熱により単板間の接着も確実に
なり、積層する単板と同じ単板の一部に、表面に突起の
ある単板を用いるだけで、所定枚数の単板の積層ブロッ
クも容易に得ることができるものである。
法と製造装置によれば、導電性薄板から打抜いた単板を
積層する背圧ブロック内で、積層された単板の加圧，加
熱が行え、連続工程で高速に作業が行えるので、作業性
が向上し、また、誘導加熱により単板間の接着も確実に
なり、積層する単板と同じ単板の一部に、表面に突起の
ある単板を用いるだけで、所定枚数の単板の積層ブロッ
クも容易に得ることができるものである。
【図１】本発明の実施の形態における積層体の製造装置
の概略構成図
の概略構成図
【図２】本発明の実施の形態における積層体の製造方法
による単板の積層断面図
による単板の積層断面図
【図３】本発明の実施の形態における積層体の製造方法
による図２と異なる単板の積層断面図
による図２と異なる単板の積層断面図
【図４】従来の積層鉄心の製造装置の概略構成図
１，８ 薄板鋼板 ２，１１ ポンチ ３，１２ ダイ ４，１０，１８，１９，２０ 単板 ５ マガジン ６ スペーサ ７ ヒータ ９ プレス １３ 背圧ブロック １４ 弾性体のパッド １５ 背圧ピース １６ 高周波加熱源 １７，２１，２２ 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 秀明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 峯 英生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 樋口 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 4F100 AB03A AB11A AB31A BA01 BA02 BA14 CB00B EC182 EH012 EJ172 EJ321 EJ463 GB48 JG01A JM02A 5E062 AC03 AC06 AC11 5H615 AA01 PP06 SS03 SS05 SS10 SS13
Claims (3)
- 【請求項１】 表面に接着剤の塗布された導電性薄板を
所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を背圧ブロ
ック内に落下させて順次積層し、その背圧ブロック内に
おいて、積層された単板を加圧し、単板を誘導加熱によ
って加熱し、単板上の接着剤を溶融し、単板を相互に接
着して単板の積層ブロックを得る積層体の製造方法。 - 【請求項２】 背圧ブロック内に積層される単板の所定
枚数毎に、表面に突起形状を有する単板を挟み、単板が
相互に接着して形成された積層ブロックから所定枚数の
単板よりなる積層ブロックを分離する請求項１に記載の
積層体の製造方法。 - 【請求項３】 表面に接着剤の塗布された導電性薄板を
所定の大きさの単板に打抜くポンチとダイよりなるプレ
スと、前記ダイの下方に、打抜かれた単板が落下してそ
のままその中に順次積層され、積層された単板を周囲か
ら加圧する背圧ブロックと、その積層された単板の外周
に、積層された単板を誘導加熱し、単板の表面の接着剤
を溶融する高周波加熱源とを備えた請求項１に記載の積
層体の製造方法を実施する積層体の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001112998A JP2002307636A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001112998A JP2002307636A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002307636A true JP2002307636A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18964302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001112998A Pending JP2002307636A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002307636A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007059819A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| JP2010274625A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Panasonic Corp | 積層体の製造方法および製造装置 |
| WO2011154430A3 (en) * | 2010-06-08 | 2013-01-03 | Arcelik Anonim Sirketi | A hermetic compressor |
| JP2013544298A (ja) * | 2010-11-05 | 2013-12-12 | フォエスタルピネ スタール ゲーエムベーハー | 薄板部材を薄板パケットに接続するための方法および装置 |
| CN106899149A (zh) * | 2015-10-28 | 2017-06-27 | 株式会社港南 | 加热粘结式层叠芯制作装置 |
| EP3514926A1 (de) * | 2018-01-18 | 2019-07-24 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Verfahren zum verbinden von blechteilen zu einem blechpaket |
| JP2021510636A (ja) * | 2018-01-18 | 2021-04-30 | フェストアルピーネ オートモーティヴ コンポーネンツ デッティンゲン ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー． カー・ゲーｖｏｅｓｔａｌｐｉｎｅ Ａｕｔｏｍｏｔｉｖｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ Ｄｅｔｔｉｎｇｅｎ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | 金属薄板部材を結合する方法 |
| CN112917594A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-06-08 | 重庆升越达光电有限公司 | 一种用于光学膜片生产的裁切装置及方法 |
| CN117791984A (zh) * | 2024-02-27 | 2024-03-29 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 一种采用自粘涂层料带冲压的定转子铁芯制作方法 |
| CN117791984B (zh) * | 2024-02-27 | 2024-05-17 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 一种采用自粘涂层料带冲压的定转子铁芯制作方法 |
-
2001
- 2001-04-11 JP JP2001112998A patent/JP2002307636A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007059819A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| JP2010274625A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Panasonic Corp | 積層体の製造方法および製造装置 |
| WO2011154430A3 (en) * | 2010-06-08 | 2013-01-03 | Arcelik Anonim Sirketi | A hermetic compressor |
| CN103038583A (zh) * | 2010-06-08 | 2013-04-10 | 阿塞里克股份有限公司 | 密封压缩机 |
| KR20130135818A (ko) * | 2010-06-08 | 2013-12-11 | 아세릭 에이. 에스 | 밀폐형 압축기 |
| KR101665677B1 (ko) | 2010-06-08 | 2016-10-13 | 아세릭 에이. 에스 | 밀폐형 압축기 |
| JP2013544298A (ja) * | 2010-11-05 | 2013-12-12 | フォエスタルピネ スタール ゲーエムベーハー | 薄板部材を薄板パケットに接続するための方法および装置 |
| KR20140001895A (ko) * | 2010-11-05 | 2014-01-07 | 뵈스트알파인 스탈 게엠베하 | 시트 금속부를 연결하여 적층형 코어를 형성하기 위한 방법 및 장치 |
| CN106899149A (zh) * | 2015-10-28 | 2017-06-27 | 株式会社港南 | 加热粘结式层叠芯制作装置 |
| EP3514926A1 (de) * | 2018-01-18 | 2019-07-24 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Verfahren zum verbinden von blechteilen zu einem blechpaket |
| WO2019141826A1 (de) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Verfahren zum verbinden von blechteilen zu einem blechpaket |
| JP2021510636A (ja) * | 2018-01-18 | 2021-04-30 | フェストアルピーネ オートモーティヴ コンポーネンツ デッティンゲン ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー． カー・ゲーｖｏｅｓｔａｌｐｉｎｅ Ａｕｔｏｍｏｔｉｖｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ Ｄｅｔｔｉｎｇｅｎ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | 金属薄板部材を結合する方法 |
| JP2021510938A (ja) * | 2018-01-18 | 2021-04-30 | フェストアルピーネ オートモーティヴ コンポーネンツ デッティンゲン ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー． カー・ゲーｖｏｅｓｔａｌｐｉｎｅ Ａｕｔｏｍｏｔｉｖｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ Ｄｅｔｔｉｎｇｅｎ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | 金属薄板部材同士を結合して積層鉄心を形成する方法 |
| US11565504B2 (en) | 2018-01-18 | 2023-01-31 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Method for connecting lamination parts to form a lamination stack |
| JP7364594B2 (ja) | 2018-01-18 | 2023-10-18 | フェストアルピーネ オートモーティヴ コンポーネンツ デッティンゲン ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー． カー・ゲー | 金属薄板部材を結合する方法 |
| CN112917594A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-06-08 | 重庆升越达光电有限公司 | 一种用于光学膜片生产的裁切装置及方法 |
| CN117791984A (zh) * | 2024-02-27 | 2024-03-29 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 一种采用自粘涂层料带冲压的定转子铁芯制作方法 |
| CN117791984B (zh) * | 2024-02-27 | 2024-05-17 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 一种采用自粘涂层料带冲压的定转子铁芯制作方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3725776B2 (ja) | 積層鉄芯の製造方法およびその製造装置 | |
| JP6078852B2 (ja) | 薄板部材を薄板パケットに接続する為の方法、装置、および、可塑剤の使用。 | |
| JP7209465B2 (ja) | 積層鉄心の製造方法 | |
| JP2013544298A5 (ja) | ||
| JP2007311652A (ja) | アモルファス積層材及びアモルファス積層材の製造方法及び回転電機の鉄心の製造方法 | |
| JP2002307636A (ja) | 積層体の製造方法と製造装置 | |
| WO2003017296A1 (fr) | Appareil et procede de production de noyau feuillete | |
| JPH11308821A (ja) | 積層鉄心の製造方法 | |
| JP4252677B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| CN111251696A (zh) | 制造层叠铁芯制品的方法和设备 | |
| JP2001185433A (ja) | 鉄芯の製造方法とその方法に適した装置 | |
| JP2005191033A (ja) | 積層鉄心の製造方法 | |
| JP2001291627A (ja) | 鉄芯製造方法とその方法に適した鉄芯製造装置 | |
| JP4115640B2 (ja) | 積層鉄芯の製造方法 | |
| JP2004023829A (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JPH11308823A (ja) | 鉄芯製造方法とその方法に適した鉄芯製造装置 | |
| JP4233979B2 (ja) | 積層体製造装置 | |
| JP2003133152A (ja) | 積層体の製造方法と製造装置 | |
| JP2009072792A (ja) | 積層コアの製造方法および製造装置 | |
| KR20190051165A (ko) | 코어의 분리가 용이한 접착식 적층 코어 제조 장치 | |
| JP2002521809A (ja) | 銅箔とセパレーター板の接合方法 | |
| JP2022533931A (ja) | プレス加工した板金部品を積層スタックにプレス積層する方法 | |
| JPH07298566A (ja) | 積層鋼板の接着用加熱装置 | |
| JPH03231412A (ja) | 薄膜積層コアの製造方法 | |
| JP2024022823A (ja) | 磁石体製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041119 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050207 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050207 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050221 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051221 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061208 |