JPH0827009B2 - 電気カ−ペツトの製造方法 - Google Patents

電気カ−ペツトの製造方法

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JPH0827009B2
JPH0827009B2 JP6061887A JP6061887A JPH0827009B2 JP H0827009 B2 JPH0827009 B2 JP H0827009B2 JP 6061887 A JP6061887 A JP 6061887A JP 6061887 A JP6061887 A JP 6061887A JP H0827009 B2 JPH0827009 B2 JP H0827009B2
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JP
Japan
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melting point
low melting
point adhesive
adhesive sheet
heater unit
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JP6061887A
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JPS63226549A (ja
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功 松田
寛 小林
孔童 永幡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気カーペットの製造方法に関するもので
ある。
従来の技術 従来のこの種の電気カーペットの製造方法は、例えば
特開昭58−150289号公報及び特公昭59−30407号公報に
示されているように、第4図、第5図ないし第6図に示
すようなものであった。
すなわち、第4図、第5図に示すように、基盤をなす
断熱材フェルト11上に発熱線13を蛇行状に配置し、その
上面に、不織布の表裏面に低融点接着剤シートを貼着し
た低融点接着層12を重ね、ホットプレスA,Bによりそれ
ぞれを一体化し、この直後にこれに上面が起毛状態の表
布14を重ね、ローラ16により端部から加圧接着していく
ものであった。
また、他の方法としては、第6図に示すように、基盤
をなす断熱材フェルト11上に同じく蛇行状に配置した発
熱線13、その上に低融点接着層12、さらには起毛表布14
を重ね、それらとホットプレスA,Bにより同時に一体的
に接着するものであった。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の第6図に示す後者の製造方法で
は、起毛表布14の起毛部がホットプレスにより圧着され
るので、その際の熱と圧力により起毛部が倒れ、風合が
失われて商品価値が低下するという欠点があり、また第
4図及び第5図に示す前者の方法は、起毛表布14の起毛
部の風合は保たれるが、第4図に示すように、第一工程
においてホットプレスA,Bによりフェルト11に低融点接
着層12を溶着し、低融点接着層12がまだ溶融している間
に、第5図に示す第二工程でローラ16により低融点接着
層12に起毛表布14を端部から加圧接着していく方法であ
るため、初めのうちは低融点接着層12がまだ溶融してい
るので、端部近くでは起毛表布14は低融点接着層12に接
着するが、だんだんと反対側の端部に近づくに従って、
低融点接着層12の温度が低下し接着力が低下するので、
起毛表布14の裏面に低融点接着層が接着しにくくなる。
このため、ローラによる終端部での接着力を高める方法
として、ホットプレスの温度をさらに高くするとか、ロ
ーラの回転速度をさらに速める方法があるが、プレス温
度を高くすると発熱線に熱ストレスが加わり過ぎ、発熱
線が収縮したり、低融点接着層が柔らかくなり過ぎて発
熱線が動きフェルト上で所定間隔を保てなくなったり、
ローラの回転速度をさらに速めると起毛表布と低融点接
着層との間の圧締力が不足して、全体的に接着力が弱く
なるという欠陥が生じてしまう。
また、いずれの方法においても、低融点接着層のみを
ホットプレスで溶融すればよいのに、前者の方法ではフ
ェルト下面からも、または後者の方法ではフェルト下面
と起毛表布上面から加熱するので、必要以上の電力を消
費するという欠点があった。
本発明は、上面の表布と下面のフェルトが低融点接着
層により確実に接着し、且つ接着加工後の表布の風合が
失われず、また加工時の熱エネルギー消費の少ない電気
カーペットの製造方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の電気カーペット
の製造方法は、表布と、断熱材と、芯材と、この芯材の
片面に設けた低融点接着シートと、前記芯材の前記低融
点接着シートとは反対側の面に配線された発熱線とを有
し、前記低融点接着シートと前記芯材と前記発熱線とを
一体に熱圧着してヒータユニットとし、このヒータユニ
ットの前記発熱線側の面と前記断熱材とを当接させた
後、加熱手段により前記ヒータユニットと前記表布の裏
面とを加熱して前記芯材から浸み出した低融点接着シー
トにより前記表布と前記ヒータユニットと前記断熱材の
層の順序にした後に圧着手段により圧着するものであ
る。
作用 上記製造方法により表布の表面を直接加熱することな
く、浸みだした低融着シートによりヒータユニットと表
布と断熱材は一体化される。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図、第2図及び第3図
により説明する。
第2図aに示すものは、不織布2の片面に低融点接着
シート1をラミネートして接着層A1とし、この接着層A1
の下面の所定位置に発熱線3を配置し、これらを加熱圧
締して一体化し、ヒータユニットB1としている。この場
合低融点接着シート1が不織布2の反対面にしみ出し、
発熱線3を保持する。なおこのとき、不織布は薄い方が
よい。
また、第2図bは同じくヒータユニットの実施例であ
るが、不織布2の両面に低融点接着シート1aをラミネー
トして接着層A2とし、この接着層A2の下面の所定位置に
発熱線3を配置し、これらを加熱圧締して一体化し、ヒ
ータユニットB2としたものである。
本実施例においては第2図、a,bのいずれのヒータユ
ニットB1,B2でも良いが、低融点接着シート1,1aの厚み
は、第2図aの不織布2の片面にラミネートする方が、
第2図bの両面にラミネートするものより少なくとも多
く必要となる。
またここでは不織布2の目付は10〜40g/m2とし、低融
点接着シートは、第2図aの片面ラミネートの場合、40
〜60μとし第2図bの両面ラミネートの場合、片側20〜
40μとした。
次に、第3図を用いて前工程を説明する。この工程で
は、基盤をなし、断熱材からなるフェルト4に、発熱線
3側を接してヒータユニットBを重ね合せ、両者の位置
合わせをする。この際、特にホットプレスの必要はな
く、位置合せのための仮止めでよい。
次に第1図に示す後工程を説明する。この工程では、
第3図の前工程でヒータユニットBとフェルト4とを重
ね合わせた積層材の端部から、その上面の低融点接着層
Aを加熱位置7で加熱溶融しつつ、同時に立毛表布5の
裏面を端部から加熱して前記接着層に重ね、ローラ6で
連続して加圧し一体的に接着する。この時に、ヒータユ
ニットを一体化した時と同様に、ヒータユニットBの不
織布から浸みだした低融点接着シート1により、ヒータ
ユニットBとフェルト4は接着される。
すなわち、上記製造方法によれば、低融点接着シート
1と立毛表布5の裏面が加熱された直後で、加熱された
部分から連続して合わさり、立毛表布5及びフェルトの
上下からローラで加圧されるので低融点接着シート1が
立毛表布5と十分になじみ低融点接着シート1が硬化し
た後には強い接着力が得られる。
また立毛表布5は表面より直接加熱されないため、表
面からの熱ストレスが加わらないので、接着加工後の風
合が保たれる。
また、低融点接着シート1の芯材として不織布2を使
用していることからヒータユニットBとして強度が増し
扱いやすく、また、加熱装置7で加熱した時に万一温度
が高くなり過ぎ低融点接着シート1が溶融し過ぎて粘性
が下がり過ぎても、不織布2で押えられ、発熱線3がフ
ェルト4上で動き所定位置から外れることもなく安全で
あり生産性が高まる。なお芯材は織布でも良いことは言
うまでもない。
さらに、低融点接着シート1と立毛表布5裏面、すな
わち、接着に必要な部分のみを加熱することから必要以
上に熱エネルギーを消費することがなく効率的である。
なお上記実施例ではフェルト4、立毛表布5、ヒータ
ユニットBを移動させたが、加熱装置7を移動させても
よいことはいうまでもない。さらに、上記実施例ではロ
ーラ6を用いて、順次加圧したが、プレスを用いて一度
に全体を加圧するようにしても、起毛表布の風合いは保
つことができるのである。
発明の効果 上記実施例の説明より明らかなように、本発明による
と、ヒータユニットに低融点接着シートと表布の裏面の
みが加熱装置で加熱され、立毛表布の表面が直接加熱さ
れないため、表布の風合が保たれるという、風合いを大
切にし、インテリア性の高い電気カーペットに大きな効
果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電気カーペットの製造
方法の製造工程の説明図、第2図は同電気カーペットの
ヒータユニットの断面図、第3図は同電気カーペットの
製造方法の製造工程を示す説明図、第4図、第5図、第
6図は従来の電気カーペットの製造方法を示す説明図で
ある。 1……低融点接着シート、2……不織布、3……発熱
線、4……フェルト、5……起毛表布、6……加圧ロー
ラ、7……加熱装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表布と、断熱材と、芯材と、この芯材の片
    面に設けた低融点接着シートと、前記芯材の前記低融点
    接着シートとは反対側の面に配線された発熱線とを有
    し、前記低融点接着シートと前記芯材と前記発熱線とを
    一体に熱圧着してヒータユニットとし、このヒータユニ
    ットの前記発熱線側の面と前記断熱材とを当接させた
    後、加熱手段により前記ヒータユニットと前記表布の裏
    面とを加熱して芯材から浸みだした低融点接着シートに
    より前記表布と前記ヒータユニットと前記断熱材の層の
    順序にした後に圧着手段により圧着してなる電気カーペ
    ットの製造方法。
  2. 【請求項2】圧着手段はローラーとし、加熱手段により
    加熱された部分から順に加圧してなる特許請求の範囲第
    1項記載の電気カーペットの製造方法。
JP6061887A 1986-11-20 1987-03-16 電気カ−ペツトの製造方法 Expired - Lifetime JPH0827009B2 (ja)

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KR1019870012733A KR900008974B1 (ko) 1986-11-20 1987-11-12 전기양탄자의 제조방법

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JPS63226549A JPS63226549A (ja) 1988-09-21
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