JPS63213286A - 電気カ−ペツトの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気カーペットの製造方法に関するものであ
る。

従来の技術 従来のこの種の電気カーペットの製造方法は、例えば特
開昭５８−１５０２８９号及び特公昭５９−３０３０７
号公報に示されているように、第４図、第５図、第６図
に示すようなものであった。

第４図、第５図、第６図において、１１はフェルト、１
２は低融点接着層、１３は発熱線、１４は起毛表布、１
５は移動ローラ、１６はローラ％　Ａ　ＩＢはホットプ
レス、Ｃはガイドである。そして、基板をなす断熱材フ
ェルト１１上に発熱線１３を蛇行状に配置し、その上面
に、不織布の表裏面に低融点接着材シー１トを貼着した
低融点接着層１２を重ね、ホットプレスＡ、Ｂによシそ
れぞれを一体化し、この直後にこれに上面が起毛状態の
表布１４を重ね、ローラ１６により端部から加圧接着し
ていくものであった。

また、他の方法としては、第６図に示すように、基盤を
なす断熱材フェルト１１上に同じく蛇行状に配置した発
熱線１３、その上に低融点接着層１２、さらには起毛表
布１４を重ね、それらをホットプレスＡ。

Ｂによシ同時に一体的に接着するものであった。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の第６図に示す製造方法では、起毛表
布１４の起毛部がホットプレスによす圧着されるので、
その際の熱と圧力により起毛部が倒れ、風合が失われて
商品価値が低下するという欠点があり、まだ第４図及び
第５図に示す前者の方法は、起毛表布１４の起毛部の風
合は保たれるが、第４図に示すように、第一工程におい
てホットプレスＡ、Ｈによりフェルト１１に低融点接着
層１２を溶着し、低融点接着層１２がまだ溶融している
間に、第５図に示す第二工程でローラ１６により低融点
接着層１２に起毛表布１４を端部から加圧接着していく
方法であるため、初めのうちは低融点接着層１２がまだ
溶融しているので、端部近くでは起毛表布１４は低融点
接着層１２に接着するが、だんだんと反対側の端部に近
付くに従って、低融点接着層１２の温度が低下し接着力
が低下するので、起毛表布１４の裏面に低融点接着層が
接着しにくくなる。また起毛表布自体加熱されていない
ことから低融点接着層と重なった時点で急速に低融点接
着層の温度が低下するので表布となじまず本来接着され
にくいのである。このためホットプレスの温度をさらに
高くするとか、ローラの回転速度をさらに速める方法が
あるが、プレス温度を高くすると発熱線に熱ストレスが
加わり過ぎ、ローラの回転速度をさらに速めると起毛表
布と低融点接着層との間の圧締力が不足して、全体的に
接着力が弱くなるという欠陥が生じてしまう。

また、いずれの方法においても、低融点接着層のみをホ
ットプレスで溶融すればよいのに、前者の方法ではフエ
／ｌ’　）下面からも、または後者の方法ではフェルト
下面と起毛表布上面から加熱するので、必要以上の電力
を消費するという欠点があった。

本発明は、上面の起毛表布と下面のフェルトが低融点接
着層により確実に接着し、且つ接着加工後の起毛表布の
風合が失われず、また加工時の熱エネルギー消費の少な
い電気カーペットの製造方法を提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために、柔軟性を有す
る断熱材に、低融点接着層の下面に発熱線を接着したヒ
ータユニットを重ね合せ、熱プレスにより低融点接着層
を加熱接着せしめ夫々を一体化してユニットとし、前記
ユニットの端部がら低融点接着層を順次加熱溶融すると
同時に前記起毛表布の裏面を端部から順次加熱し、ユニ
ットの低融点接着層を溶融せしめた端部と、起毛表布の
加熱した端部を合せて夫々の加熱面を順次重ねローラに
よシ一体加圧接着を連続して行うものである。

作　　用 本発明は、上記方法により、低融点接着層と起毛表布裏
面のみが加熱され、低融点接着層は溶融した状態のまま
起毛表布が重なり、重なった時点で起毛表布裏面も加熱
されているので急速に温度が低下することもなく、低融
点接着層が起毛表布裏面となじみながらローラで加圧さ
れるので、低融点接着層が上下の起毛表布とフェルトに
完全に接着し強い接着力が得られ、且つ起毛表布が上面
から熱ストレスを受けないためにその風合を失うことも
なく、また加工時の熱エネルギー消費も少なくて済む。

実施例 本発明の一実施例を第１図、第２図及び第３図により説
明する。第１図、第２図、及び第３図において、１は低
融点接着層、２は発熱線、３はフエ／’）、４は起毛表
布、５は加熱装置、６はローラ、７は搬送装置、Ａはホ
ットプレス、Ｃはテーブルである。

第２図は、低融点接着層１上の所定位置に発熱線２を配
置した後に、これらを加熱圧締して一体化したヒータユ
ニットである。

第３図に示す前工程では、前記ヒータユニットを基盤を
なす断熱材フェルト３に発熱線２側を接して重ね合わせ
、ホットプレスにより夫々を一体にユニット化する。こ
の際、特に高温、高圧は必要なく、フェルトに低融点接
着層が軟化することにより発熱線と共に転写される程度
で良い。したがってプレス時間は短時間で良い。

第１図に示す後工程の接着工程では、第２図の前工程で
一体にユニット化した積層材の端部から、その上面の低
融点接着層１を加熱装置５で加熱溶融しながら同時に起
毛表布４の裏面を端部から加熱装置５で加熱し、夫々の
端部から重ね、ローラ６で連続して加圧し一体的に接着
する。

発明の効果 本発明によれば、低融点接着層と起毛表布裏面だけが加
熱され、低融点接着層が溶融した状態で上下の起毛表布
及びフェルトとともにローラで加圧されるので低融点接
着層が起毛表布裏面に良くなじみ、低融点接着層が冷却
硬化した後には強い接着力が得られる。

また、フヱルトに低融点接着層を転写しておくことによ
り、加熱時に低融点接着層が軟化溶融するさいに収縮し
たり、表面張力により玉状になることがなく均一に接着
することが出来る。

また、起毛表布の表面から加熱しないため熱ストレスは
少なくてすみ、接着加工後の風合が保たれる。

さらに、低融点接着層と、起毛表布裏面だけが加熱され
るので、必要以上に熱エネルギーを消費することがなく
効率的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である電気カーペットの製造
方法の後工程を示す断面図、第２図は同ヒータユニット
の断面図、第３図は同実施例の前工程を示す断面図、第
４図、第５図、第６図は従来の電気カーペットの製造方
法を示す断面図である。 １・・・・・・低融点接着層、２・・・・・・発熱線、
３・・・・・・フェルト、４・・・・・・起毛表布、５
・・・・・・加熱装置、６・・・・・・ローラ、７・・
・・・・搬送装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−イｔ（融１矛、Ｊ妾斗噌「槽 ２−−−廂軽腺 Ｊ−−−フェル） ４−−一忽毛来年 ｊ−一一加縣ｌ 第２図 第３図 ／３−一一耶熱腺 第５図 第６図 ハ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 柔軟性を有する断熱材に、低融点接着層の片面に発熱線
   を接着したヒータユニットを重ね合わせ、ホットプレス
   により低融点接着層を加熱接着せしめ夫々を一体化して
   ユニットとし、前記ユニットの端部から低融点接着層を
   順次加熱溶融すると同時に、起毛表布の裏面を端部から
   順次加熱し、ユニットの低融点接着層を溶融せしめた端
   部と起毛表布の加熱した端部を合わせて夫々の加熱面を
   順次重ね、ローラにより一体加圧接着を連続して行うこ
   とを特徴とする電気カーペットの製造方法。