JPS647593Y2 - - Google Patents

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JPS647593Y2
JPS647593Y2 JP13980887U JP13980887U JPS647593Y2 JP S647593 Y2 JPS647593 Y2 JP S647593Y2 JP 13980887 U JP13980887 U JP 13980887U JP 13980887 U JP13980887 U JP 13980887U JP S647593 Y2 JPS647593 Y2 JP S647593Y2
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heat
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fusible
felt fabric
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電気採暖器として使用する電気カーペ
ツトの改良に関する。
従来の技術 従来、電気カーペツトは予め熱プレスにより所
定のパターンでミゾを成形した硬いフエルト地
と、ミゾに沿つて配設した発熱線および温度検知
線と、この発熱線および温度検知線をフエルトの
ミゾに固定しておく粘着テープと、このフエルト
地と接着剤で接着されるカーペツト上地とから構
成されていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の電気カーペツトには次の
問題点があり、その改善が臨まれていた。
(1) フエルト地に予めミゾ成形するためには実開
昭52−98245号公報に開示されている如く、繊
維の目付量を多くし、かつ繊維どうしで結合力
を有するようにバインダーを多量に付着させて
硬質に仕上げなけれずならないことから、フエ
ルト地が重くなつたりして持運びにくく、かつ
折りたたみができない不都合が生じる。
(2) フエルト地のミゾに沿つて発熱線や温度検知
線を配接固定するには、粘着テープ粘りが百個
所以上になり、膨大な時間と人出を要し、量産
性が乏しい。
(3) 粘着テープで発熱線や温度検知線をミゾの中
へ固定しても、あらかじめ熱プレスで整形した
ミゾは浅く、かつ線の剛性やくせのためにミゾ
から外へ浮き出したりあるいはお互いに交わつ
てしまう。
その結果、フエルト地とカーペツト上地とを
加圧して接着する際、発熱線や温度検知線がお
互いに交差したりつぶれて特性上問題が生じた
り、著しい場合は絶縁層がやぶれて導電部が露
出し感電の恐れがあり、製作時の不良率が大き
い。
(4) 並設した発熱線と温度検知線の最外かくは、
絶縁被服層がコーテイングされているが、一般
に塩化ビニルのような樹脂が使用されているた
め、フエルト地あるいはカーペツト上地との接
着は全く得られないこと、更にフエルト地に形
成されたミゾは発熱線や温度検知線の太さより
も寸法的に大きいので、発熱線や温度検知線の
外周囲にギヤツプが生じて多くの空気層を有す
る。
その結果、発熱線から発生した熱がカーペツ
ト上地表面側に伝導しにくいこと、すなわち熱
伝導性が劣り熱効率が悪い。
また、温度検知線への熱の伝わり方にバラツ
キが生じることから、温度制御にバラツキを生
じてカーペツト上地の表面温度を精度よく調節
できない。
問題点を解決するための手段 本考案は以上述べた従来の欠点を改良するため
になされたものであり、最外かくにフエルト地と
一体化する熱融着性被覆層をコーテイングした発
熱線と温度検知線とを所定のパターンに配設し
て、該発熱線と温度検知線の熱融着性被覆層と熱
融着性フイルム層とを熱融着してユニツト化した
接着ユニツトを形成し、その接着ユニツトの発熱
線及び温度検知線側にフエルト地を重ね、前記接
着ユニツトの熱融着性フイルム層と発熱線及び温
度検知線にコーテイングした熱融着性被覆層とを
フエルト地に一体溶着成形した構成としている。
作 用 (1) フエルト地は、あらかじめミゾ成形を施す必
要がないので、繊維の目付量とバインダーの付
着量が少ない軟質あるいは半硬質で柔軟性に富
み、従つて軽量で折たたみ性が向上する。
(2) 発熱線と温度検知線とが熱融着性被覆層と熱
融着性フイルム層とにより一体的に溶着成形さ
れたフエルト地に蛇行配設され発熱線や温度検
知線の外周囲の密度を大きくさせているので、
カーペツト上地表面への熱伝導がよく、内部の
局部過熱を解消することができ、耐熱寿命が向
上する他に温度検知線の温度検知性能が向上す
るので温度調節の精度を上げられる。
(3) 接着ユニツトとフエルト地とが熱融着性フイ
ルム層と熱融着性被覆層とで一体的に接合され
ているので接着強度が大きくかつ接着バラツキ
を小さくできる。
実施例 以下、本考案の一実施例につき図面に従い詳述
する。
第1図は電気カーペツトの一部切り欠いた断面
図を示したものである。3は発熱抵抗線7と異常
過熱検知線8との間に所定の温度以上になると融
解する結晶性樹脂例えばポリアミド樹脂のヒユー
ズ層9を設けてそれらの外周囲にポリ塩化ビニル
の絶縁外被10を設けてなる発熱線、11は発熱
線3の最外かくに押出成形加工によりコーテイン
グした熱融着性被覆層、4は耐熱性の芯糸12の
外周囲に一次電極14、感熱層13、二次電極1
4′、絶縁被覆層10′の順に設けた温度検知線、
11′は温度検知線4の最外かくに押出成形加工
によりコーテイングした熱融着性被覆層、5′は
蛇行配設した発熱線3と温度検知線4とを熱融着
性被覆層11,11′を介して熱融着性フイルム
層5に予め溶着固定してなる接着ユニツト、2は
接着ユニツト5′の熱融着性フイルム層5により
溶融接着されるポリエステル、アクリル等の繊維
をニードルパンチ加工して得られるカーペツト上
地、1は接着ユニツト5′の熱融着性フイルム層
5と熱融着性被覆層11,11′とにより発熱線
3および温度検知線4と一体的に溶着成形される
予めミゾ成形加工を施していないポリエステル、
ナイロン、アクリル、ウール、綿等の雑反毛をニ
ードルパンチ加工して得られる軟質あるいは半硬
質の柔軟性を有するフエルト地、6,6′はそれ
ぞれ発熱線3と温度検知線4の外周囲に一体的に
溶着成形後に熱融着性被覆層11,11′とフエ
ルト地1との溶着によつて形成されたミゾであ
る。
第2図は、本考案に使用するそれ自身が接着剤
の機能を有し他の部材を接着させる接着ユニツト
5′の作成手順の説明図であり、15は発熱線3
および温度検知線4とを配設して蛇行配設する布
線治具、5は配設した後の発熱線3と温度検知線
4の上方に載置した単一のフイルム例えば90〜
130℃に融点を有する結晶性樹脂のポリオレフイ
ン系樹脂からなる熱融着性フイルム層であり、こ
の熱融着性フイルム層5の上方面から全面あるい
は部分的に熱圧着することにより、熱融着性フイ
ルム層5と熱融着性被覆層11,11′とを溶着
させて接着ユニツト5′が得られる。
第3図は本考案に用いる他の接着ユニツトの実
施例を示したもので、熱融着性フイルム層5が例
えばアルミ箔16の両面に積層されており、発熱
線3と温度検知線4の最外かくに設けた熱融着性
被覆層11,11′と片面の熱融着性フイルム層
5とが熱圧着により溶着により溶着して他の部材
を接着させる機能を有する接着ユニツト5′が得
られる。
次に本考案の構成にしたことによる理由を詳述
する。
発熱線3と温度検知線4との最外かくに設けた
熱融着性被覆層11,11′は熱融着性フイルム
層5及びフエルト地1と熱融着する性質を有し、
90〜130℃に融点を有する結晶性の樹脂例えばポ
リエチレン、ポリエチレン−酢酸ビニル、低融点
ナイロン等を0.1〜0.5mmの厚みに押出成形加工に
よりコーテイングして得られる。また熱融着性フ
イルム層5は熱融着性被覆層11,11′やフエ
ルト地1を熱融着することにより一体的に接着す
る機能を有し、90〜130℃に融点を有する結晶性
樹脂例えばポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル、低融点ナイロン等を0.04〜0.3mmの厚みの
単一フイルム状あるいは第3図に示したような積
層状にしたものである。熱融着性被覆層11,1
1′と熱融着性フイルム層5とはお互いに同系材
質とし、第2図に示した方法で融点以上の温度で
加圧すると短時間で溶融し、冷却すれば溶着が完
了する性質があるので、蛇行配設した発熱線3と
温度検知線4とを薄い熱融着性フイルム層5の面
に固定した接着ユニツト5′が得られる。得られ
た接着ユニツト5′は熱融着性被覆層11,1
1′と熱融着性フイルム層5とがその接触面で強
固に溶着しているので、蛇行状に配設した発熱線
3と温度検知線4とがずれたりあるいはお互いに
交わることもなく、取扱い作業の優れたものにな
る。更に接着ユニツト5′は他の部材であるフエ
ルト地1と熱融着し、第1図からも明らかなよう
に一体的に溶着成形できる機能を有するものであ
る。
温度検知線4の最外かくに熱融着性被覆層1
1′を設けた理由は以下の通りである。
温度検知線4は、発熱線3が発熱抵抗線7に流
れる電流によつて生じるジユール熱を発生してフ
エルト地1やカーペツト上地2を暖めるが、その
温度を感熱層13のインピーダンス変化として一
次電極14と二次電極14′とで検出し、温度制
御回路で発熱抵抗線7に流れる電流を制御させる
役割を有する。ここで、発熱線3と並設される温
度検知線4は、その外周囲に空気層を含むギヤツ
プが生じたり、発熱線3との配設間隔が一定でな
いと熱の伝わり方にバラツキが生じ、温度検知感
度に誤差を生じてカーペツト上地2の表面温度を
一定に制御できなくなる。
しかし、温度検知線4の最外かくに熱融着性被
覆層11′を設けて発熱線3と同時に蛇行配設し、
接着ユニツト5′を作成しておくことにより、温
度検知線4と発熱線3との配設間隔がお互いに交
わることなく常に一定にできる。
またミゾを予め加工していないフエルト地1上
に発熱線3及び温度検知線4が向くよう接着ユニ
ツト5′を載置して熱圧着で一体的に溶着成形し
た構成になつているので、温度検知線4はその外
周囲がフエルト地1と高密度に一体化し、かつ発
熱線3との配設間隔を常に一定化できる。
このようにして得られた接着ユニツト5′をフ
エルト地1に加熱圧着することにより、次のよう
なメカニズムで一体溶着成形された電気カーペツ
トが得られる。すなわち、フエルト地1の上に接
着ユニツト5′を載置し加熱圧着すると、フエル
ト地1が徐々に熱変形していき、発熱線3と温度
検知線4とが密度の低いフエルト地1中に埋没す
る。それと同時に、接着ユニツト5′の熱融着性
フイルム層5及び熱融着性被覆層11,11′が
熱溶融してフエルト地1側へ浸透していく。ここ
で、発熱線3及び温度検知線4の部分のフエルト
地1は熱変形によりミゾが形成されているから、
この溝の部分の繊維が浸透してきた熱融着性フイ
ルム層5と熱融着性被覆層11,11′の樹脂と
からみ合い、冷却すると固化して溶着成形され
る。従つて、発熱線3及び温度検知線4の外周部
分は他のフエルト地1の繊維質よりも密度が高く
なつてえり、電伝導性が優れ、熱が内部にこもつ
たりするようなギヤツプを形成しない。更に、発
熱線3と温度検知線4とは、フエルト地1の中で
一体溶着成形されているから、お互いに交差する
こともなく、接着ユニツト5′の所定のパターン
通りに並設できる。
次に前記構成における作用を説明する。
(1) 予めミゾ加工をしていないフエルト地1は、
繊維の目付量と樹脂バインダーの付着量を少な
くできることから、一体的に溶着成形後の電気
カーペツトを軽量化し、折りたためる。
(2) フエルト地1が、熱融着性フイルム層5と熱
融着性被覆層11,11′とにより発熱線3と
温度検知線4の部分で一体的に溶着成形され、
発熱線3の外周囲が空気層を含まないで高密度
の状態になつていることから局部的発熱もなく
カーペツト上地2の表面への熱伝導を良好にで
きる。
また、接着ユニツト5′化により発熱線3と
温度検知線4との配設間隔が常に一定にできる
ことと、フエルト地1の中に大きな空気層を含
むギヤツプを発生させないので、温度検知感度
を向上できる。
(3) 熱融着性フイルム層5と熱融着性被覆層1
1,11′とにより、接着強度の向上とバラツ
キを小さくできる。
考案の効果 以上詳述したように本考案の電気カーペツト
は、最外かくに予めフエルト地とカーペツト上地
とを熱融着する熱融着性被覆層をコーテイングし
た発熱線と温度検知線とを配設して予め熱融着性
フイルム層に熱融着させた接着ユニツトを作成し
ておき、この接着ユニツトを熱融着性被覆層及び
熱融着性フイルム層を熱融着してフエルト地と一
体的に溶着成形した構成により、次の効果を有
し、その産業上の利用価値は大なるものがある。
(1) 電気カーペツトの軽量化と折りたたみができ
るので、持運びや収納性が容易になる。
(2) 接着ユニツト化により、人手と時間のかかる
作業がなくなり、量産性が従来の2倍以上にで
きる。
(3) 発熱線と温度検知線とがお互いに交わつたり
つぶれることがないので、特性上感電の恐れの
ある不良を解消できる。
(4) 発熱線と温度検知線とがフエルト地との間で
一体的に溶着成形されているので、カーペツト
上地表面への熱伝導がよく、内部に熱がこもる
ことがなく温度検知精度がよいので、長時間使
用した最の寿命信頼性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電気カーペツ
トのの構成を示す一部切欠いて示す斜視図、第2
図は同接着ユニツトの作成断面図、第3図は同接
着ユニツトの他の実施例の断面図である。 1……フエルト地、3……発熱線、4……温度
検知線、5……熱融着性フイルム層、5′……接
着ユニツト、11,11′……熱融着性被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最外かくにフエルト地1と一体化する熱融着性
    被覆層11,11′をコーテイングした発熱線3
    と温度検知線4とを所定のパターンに配設して、
    該発熱線3と温度検知線4の熱融着性被覆層1
    1,11′と熱融着性フイルム層5とを熱融着し
    てユニツト化した接着ユニツト5′を形成し、そ
    の接着ユニツト5′の発熱線3及び温度検知線4
    側にフエルト地1を重ね、前記接着ユニツト5′
    の熱融着性フイルム層5と発熱線3および温度検
    知線4にコーテイングした熱融着性被覆層11,
    11′とをフエルト地1に一体溶着成形してなる
    ことを特徴とする電気カーペツト。
JP13980887U 1987-09-12 1987-09-12 Expired JPS647593Y2 (ja)

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JPS63150221U JPS63150221U (ja) 1988-10-03
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