JP2649230B2 - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JP2649230B2 JP62285082A JP28508287A JP2649230B2 JP 2649230 B2 JP2649230 B2 JP 2649230B2 JP 62285082 A JP62285082 A JP 62285082A JP 28508287 A JP28508287 A JP 28508287A JP 2649230 B2 JP2649230 B2 JP 2649230B2
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道治 上川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、電気カーペット等に用いられる面状発熱体
のうち、コード状の感熱発熱線あるいはコード状の発熱
線,温度検知線を金属箔より成る均熱シートに所定のピ
ッチで配線して成る面状発熱体に関する。
(背景技術) 従来より、電気カーペット等の広面積採暖具には、ア
ルミニウム箔等の金属箔の両面に、低密度ポリエチレン
等の熱融着性の樹脂フィルムを貼った均熱シートに、コ
ード状ヒータ線の最外層に同じく低密度ポリエチレン等
の熱融着性の樹脂層を設けたヒータ線を、所定のピッチ
で配線して加熱・加圧して相互に熱溶着して成る面状発
熱体が、発熱温度ムラが少なく、かつ温度制御動作が安
定して行える等の理由により使用されている。
第3図〜第5図は、従来のこの種の面状発熱体につい
て説明したものであり、第4図は感熱発熱線Hの構造を
示したものである。
以下の説明は、感熱発熱線について行っているが、発
熱線と、温度検知線の2本を配線した面状発熱体にあっ
ても有効である。
第4図において、3はポリエステル繊維等のより糸よ
り成る芯糸であり、銅合金等より成る発熱線4をスパイ
ラル状に巻いた後、軟質PVC樹脂材に四級アンモニウム
塩等の添加剤を混練した感熱樹脂層5を押出し被覆した
後、銅合金等より成る温度検知電極6をスパイラル状に
巻、さらにポリエステルテープ等より成る分離層7,軟質
PVC等より成る絶縁層8を被覆した後、最外層に低密度
ポリエチレン等より成る熱接着層9を設けて成る。第5
図は、前記感熱発熱線Hを均熱シートCに熱融着して面
状発熱体とした断面構造を示している。
すなわち、アルミニウム箔等の金属箔2の両面に低密
度ポリエチレン等の熱接着層1を設けて成る均熱シート
Cの一方の熱接着層1と、感熱発熱線Hの最外層の熱接
着層9とが熱溶着により一体化されて面状発熱体を形成
している。この面状発熱体の製造方法は、配線基板にパ
ターンに応じてヒータ線を引っ掛けるピンを設け、ヒー
タ線をピンに引っ掛けることにより配線基板上にパター
ン配線した後、均熱シートを重ね合わせ熱プレスすると
同時に、前述のピンが配線基板中に引っ込むことにより
一体化する方法によって製造される。
また、第3図は、前記面状発熱体を電気カーペットに
使用した場合の断面図を示したもので、ポリエステル繊
維等より成るフェルト製の裏面材Bと、同じくポリエス
テル繊維等より成るカーペット材より成る表面材Aとの
間に前記面状発熱体を置き、熱プレスすることにより一
体化したもので、均熱シートCの両面に設けられた熱接
着層と、感熱発熱線Hの最外層の熱接着層9とによって
熱融着されてなる。
ところで、従来のこの種の面状発熱にあっては、第3
図のような電気カーペットに仕上げる場合に次のような
問題点があった。すなわち、熱プレスによって面状発熱
体を表面材・裏面材と接着する時に通常は130℃1.0Kg/c
m22分程度の条件で熱プレスされるが、均熱シートCの
金属箔2は、熱膨張によって伸びる作用をし、一方感熱
発熱線Hは、前述のように主に押出し成形によって作ら
れるために加熱によって熱収縮作用をし、さらに、表面
材A,裏面材Bも熱収縮傾向を示すことから、均熱シート
Cの金属箔2に主に感熱発熱線Hの配線の長手方向に交
差する方向にたるみじわが生じ、その結果、座り心地が
悪い,外観が悪い等の問題があった。
(発明の目的) 本発明は、前述のような熱プレス工程において、均熱
シートの金属箔の熱膨張と、感熱発熱線の熱収縮による
均熱シートのたるみじわの発生を防止することのできる
面状発熱体を提供することを目的とする。
(発明の開示) 上記の目的を達成するために、本発明は金属箔の両面
に熱融着性の樹脂層を設けた均熱シートと、コード状の
ヒータ線とを所定のピッチで加圧,加熱接着して配線し
てなる面状発熱体において、金属箔の少なくとも一方の
面には熱融着性の樹脂層との間に熱収縮性のフィルムを
設けたことを特徴とする。
次に、本発明につき実施例によって説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す面状発熱体の断面
図である。第1図において、10は均熱シートC′に設け
られた熱収縮性のフィルムを示している。すなわち、均
熱シートC′は、アルミニウム箔等の10〜30μm厚程度
より成る金属箔2の一方の面に厚さ100μm厚程度のLDP
E等より成る熱接着層1が設けられており、他の面に
は、10〜30μm厚さ程度の延伸フィルムであるポリエス
テルフィルムやポリプロピレンフィルム等より成る熱収
縮性フィルム10が設けられており、さらにその外面に、
厚さ100μm厚程度のLDPE等より成る熱接着層1が設け
られている。また各材料間には、耐熱性のあるウレタン
系の接着剤で接着されている。
しかして、前述の均熱シートC′の熱収縮性フィルム
10側に、第4図のような感熱発熱線Hが、感熱発熱線H
の外層に設けられた熱接着層9と、均熱シートC′の熱
接着層1の相互溶着により配線固定されて、面状発熱体
を形成している。
このように、均熱シートC′の金属箔2に接するよう
に、熱接着層1よりも溶融温度の高い熱収縮性フィルム
10を設けたので、前述の面状発熱体を表面材A及び裏面
材Bの間に挟持した後、熱プレスにて溶融接着する際の
均熱シートC′の熱膨張が熱収縮性フィルム10によって
抑えられるので、均熱シートC′のたるみじわが発生す
ることがない。すなわち、従来にあっては、均熱シート
の金属箔の両面の熱接着層が熱プレス時に溶融してしま
うと、金属箔は単独で熱膨張する作用をするが、本発明
によれば、熱収縮性フィルムと接着しているために金属
箔の熱膨張が小さく抑えられるというものである。
第2図は、本発明の他の実施例を示す面状発熱体の断
面図である。第2図は、第1図の均熱シートC′の他の
面に感熱発熱線Hを設けたものである。また図示はしな
いが、熱収縮性フィルム10は、均熱シートの金属箔2の
両面に設けても良いし、表面材・裏面材の間に面状発熱
体を挟持する時に別部品として熱接着シートを積層し、
均熱シート側の熱接着層を薄くする等、本発明の精神を
逸脱しないものは、本発明に含まれることは言うまでも
ない。
(発明の効果) 本発明は叙上のように、面状発熱体において、均熱シ
ートの少なくとも一方の面に熱収縮性のフィルムを設け
ることにより、均熱シートのたるみじわが生じなくなる
ばかりでなく (イ) 面状発熱体を製造する場合、発熱線を固定する
加熱圧着工程で均熱シートが破れにくくなる。従来は金
属箔の強度のみでもたせていたが、本発明は、金属箔+
熱収縮性フィルムとなり強度が増加した。
(ロ) 熱収縮性フィルムを表面側に設けると、塩分等
を含んだ水をこぼしても金属箔が腐蝕することがなくな
った。従来は接着層にピンホールが開いており金属箔の
腐蝕や接着低下の可能性があった。
(ハ) 外力を加えられた時に均熱シートが破れにくく
なった。
等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例、第2図は本発明の他の実施
例を示す。第3図乃至第5図は従来例を示す。 1……熱接着層 2……金属箔 9……熱接着層 10……熱収縮性フィルム A……表面材 B……裏面材 C′……均熱シート H……感熱発熱線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔の両面に熱融着性の樹脂層を設けた
    均熱シートと、コード状のヒータ線とを所定のピッチで
    加圧,加熱接着して配線してなる面状発熱体において、
    金属箔の少なくとも一方の面には熱融着性の樹脂層との
    間に熱収縮性のフィルムを設けたことを特徴とする面状
    発熱体。
JP62285082A 1987-11-11 1987-11-11 面状発熱体 Expired - Lifetime JP2649230B2 (ja)

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