JP2603903B2 - 面状発熱体の製造方法 - Google Patents

面状発熱体の製造方法

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JP2603903B2 JP9370294A JP9370294A JP2603903B2 JP 2603903 B2 JP2603903 B2 JP 2603903B2 JP 9370294 A JP9370294 A JP 9370294A JP 9370294 A JP9370294 A JP 9370294A JP 2603903 B2 JP2603903 B2 JP 2603903B2
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道治 上川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広面積暖房具、例えば
電気カーペット等に用いられる面状発熱体およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気カーペット等の広面
積暖房具にあっては、図3に示すように、アルミニウム
箔等の金属箔の両面に低密度ポリエチレン等の熱融着性
の樹脂フィルムを貼った均熱シートCに、最外層表面に
同じく低密度ポリエチレン等の熱融着性の樹脂層を形成
した感熱発熱線Hを所定のパターンで配線して、加熱・
加圧して一体に成形した後、その両面に表面材Aおよび
裏面材Bを装着したものが一般に知られている。この種
の面状発熱体は、図4に示すように、金属箔2の両面に
熱融着性の樹脂層1を形成した均熱シートに感熱発熱線
Hが所定のパターンで配線されているので、全面に渡っ
て発熱温度が均一であって、かつ温度制御動作が安定し
ているという利点を有している。さらに、詳しくはこの
面状発熱体に用いられる感熱発熱線は、図5に示すよう
に、ポリエステル繊維からなる巻芯3に銅合金等よりな
る発熱線4をスパイラル状に巻いた後、軟質樹脂層5を
押出し成形により被覆し、その外周面に銅合金の温度検
知電極6をスパイラル状に等間隔で巻、さらにポリエス
テルテープ等を巻いて分離層7を形成した後、軟質PV
Cよりなる絶縁層8を被覆して、その最外層表面に低密
度ポリエチレンよりなる熱接着層9が被着されて構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
面状発熱体では、図3に示したような電気カーペットに
仕上がる際に、その両面に表面材Aおよび裏面材Bを熱
プレスによって接着すると、均熱シートCの金属箔2が
熱膨張によって伸びる一方、感熱発熱線Hは押出し成形
されているため、加熱によって熱収縮作用が働き、さら
に、表面材Aおよび裏面材Bにも熱収縮が生じることか
ら、均熱シートCの金属箔2における主に感熱発熱線H
の配線方向に交差する方向に大きな「たわみ」,大きな
「しわ」が生じてしまって、座り心地が悪くなると共
に、外観の美観が悪いという問題点を有している。さら
に、電気カーペットを使用すると、部分的に強い断熱状
態になり、面状発熱体の温度が80〜90℃に上昇する
場合があり、長時間にわたって高温にさらされると、均
熱シートCの金属箔2の熱膨張と感熱発熱線Hの熱収縮
により、同様に大きな「たわみ」,大きな「しわ」が生
ずるおそれがある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、均熱シートの金属箔に発
生する大きな「たわみ」,大きな「しわ」を完全に防止
するとともに、感熱発熱線の変形がなく、接着不良を起
すことがなく、かつ接着時間を短縮することができる面
状発熱体の製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、金属箔の少なくとも一方の面に熱融着性
の樹脂層を設けた均熱シート、配線基板と、この配線基
板に所定の配線パターンで配線された感熱発熱線とを配
列し、これらを重ね合わせた状態で加熱・加圧して溶着
する面状発熱体の製造方法において、熱プレス時に前記
均熱シートに生じるたるみじわを吸収する手段として、
感熱発熱線の配線パターンの長手方向に交差するように
前記均熱シートに設けた複数個のスリットを用いた構成
とした。
【0006】
【作用】均熱シートに複数のスリットを設けることによ
り、均熱シートCの金属箔2の熱膨張と感熱発熱線Hの
熱吸収の差による歪応力がスリット13に分散・吸収さ
れ、均熱シートに大きな「たわみ」大きな「しわ」が生
じなくなる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示す説明斜視図であって、図中、
Dは合板、ゴム等よりなる配線基板、Hは感熱発熱線、
Eは配線のパターンに沿って感熱発熱線Hを支持する支
持ピンである。この配線基板Dは、所定の配線のパター
ンの通路が形成され、この通路の折曲点部には感熱発熱
線Hの支持ピンE1〜E12がそれぞれ突設され、感熱
発熱線Hの両端部を保持する一対の支持ピンE0,E1
3が設けられている。
【0008】次に面状発熱体の製造方法を説明すると、
感熱発熱線の一方端部を配線基板Dの角部に設けた一方
の一対の支持ピンE0間に保持し、通路に沿って順次に
設けた支持ピンE1〜E12に感熱発熱線Hを引っ掛け
るように支持させその先端部を他方の一対の支持ピン間
E13に保持させるように配線が形成される。次に、感
熱発熱線Hが配線された配線基板Dの上方から金属箔2
の両面に熱融着層1を被着した均熱シートCを重ね合わ
せて熱プレスにより加熱・加圧により接着して面状発熱
体が製造される。このように構成された面状発熱体に
は、図2に示すように、均熱シートCの配線基板Dに配
線した感熱発熱線Hに対向する部分に、感熱発熱線Hに
交叉する状態及び交叉しない状態で複数個のスリット1
3が略全面に穿設されている。
【0009】この面状発熱体によって、電気カーペット
を試作すると、均熱シートCの金属箔2の熱膨張と感熱
発熱線Hの熱収縮の差による歪応力がスリット13に分
散・吸収されることによって、均熱シートに大きな「た
わみ」,大きな「しわ」が生ずることがない。
【0010】均熱シートCにスリット13スリットを作
る方法としては、予め均熱シートCにスリット13を設
ける方法、配線基板Dにカッター刃等を設けておき熱プ
レスと同時に均熱シートCにスリット13を成形する方
法あるいは面状発熱体完成後に、感熱発熱線Hのない部
分のみカッター等でスリット13を設ける方法がある。
【0011】この均熱シートCに設けたスリット13
は、面状発熱体に表面材Aおよび裏面材Bを接着する際
にも有効に歪応力を分散・吸収作用を有する。さらに、
この面状発熱体を用いた電気カーペットは、折り畳みが
容易になる効果がある。
【0012】以上、本発明を電気カーペットに用いる場
合に限って説明したが、電気カーペットに限定されるも
のではない。また感熱発熱線を配線した面状発熱体のみ
でなく、温度検知線等の複数の線を同時に配線した面状
発熱体にも同様に効果がある。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る面状発熱体
の製造方法によれば、熱プレス時或いは面状発熱体の完
成後に前記均熱シートに生じるたるみじわを吸収する手
段として、均熱シートにスリットを設けたので、均熱シ
ートの金属箔に発生する大きな「たわみ」,大きな「し
わ」を完全に防止するとともに、感熱発熱線の変形がな
く、接着不良を起こすことがなく、かつ接着時間を短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す内部斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す全体平面図
【図3】従来の電気カーペットの一例を示す説明用断面
【図4】従来の面状発熱体の一例を示す断面図
【図5】従来の面状発熱体における感熱発熱線を示す展
開斜視図
【符号の説明】
A 表面材 B 裏面材 C 均熱シート D 配線基板 H 感熱発熱線 13 スリット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔の少なくとも一方の面に熱融着性
    の樹脂層を設けた均熱シート、配線基板と、この配線基
    板に所定の配線パターンで配線された感熱発熱線とを配
    列し、これらを重ね合わせた状態で加熱・加圧して溶着
    する面状発熱体の製造方法において、熱プレス時に前記
    均熱シートに生じるたるみじわを吸収する手段として、
    感熱発熱線の配線パターンの長手方向に交差するように
    前記均熱シートに設けた複数個のスリットを用いたこと
    を特徴とする面状発熱体の製造方法。
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