JPS6230310Y2 - - Google Patents

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JPS6230310Y2
JPS6230310Y2 JP1979083757U JP8375779U JPS6230310Y2 JP S6230310 Y2 JPS6230310 Y2 JP S6230310Y2 JP 1979083757 U JP1979083757 U JP 1979083757U JP 8375779 U JP8375779 U JP 8375779U JP S6230310 Y2 JPS6230310 Y2 JP S6230310Y2
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JP
Japan
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heat
film
fusible
melting point
heating device
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JP1979083757U
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JPS561399U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可撓性を有する電気カーペツト、電気
マツトなどの床面状採暖具を構成するコードヒー
タと熱融着性フイルムの改良に関する。
従来、この種の床面状採暖具はコードヒータを
マツト地の上に一定のパターンに配設しながら粘
着テープでコードヒータをマツト地に予め形成し
た溝に仮固定した後、低密度ポリエチレン、酢酸
ビニルなどの低融点の熱融着性フイルムを前記の
コードヒータを仮固定したマツト地と表面地との
間に介在させて120〜160℃の温度で熱圧着するこ
とにより面状採暖具を製造していた。しかしなが
ら従来の面状採暖具には以下に述べる欠点があつ
た。
(1) コードヒータをマツト地に仮固定する個所が
200以上もあり、また自動化による作業が困難
であるため、非能率的で長時間を要し、大量生
産に不向きであつた。
(2) コードヒータは熱融着性フイルムと接着しな
い塩化ビニールの絶縁層で被覆されているた
め、熱圧着でマツト地と表面地を一体接着して
もマツト地の溝とコードヒータ周囲に隙間が生
じて熱伝導が悪く、そのため局部過熱を起し易
く熱融着性フイルムを老化させて寿命的に好ま
しくない。
(3) 熱融着性フイルムは108℃以下の融点を有す
る樹脂を用いて200〜300μの厚さに成形したも
のを使用しないと、コードヒータの周囲に生じ
る隙間を埋められないことから、マツト地と表
面地とを一体接着した後の面状採暖具の可撓性
が低下して取扱い性が劣る。
本考案は従来の欠点を改良するために、コード
ヒータの最外かくに熱融着性被覆層を被覆し、高
融点のポリエチレン系樹脂からなる熱融着性フイ
ルムに予めコードヒータを熱圧着により仮付けし
てフイルムユニツトを作り、マツト地と表面地と
の間にフイルムユニツトを介在させて熱圧着によ
り一体接着することにより、優れた床面状採暖具
を提供するものである。
以下本考案の実施例について図面に従い説明す
る。第1図は本案の床面状採暖具に用いたコード
ヒータ7の構造を示したもので、1はガラス繊維
やテトロンの芯系、2は芯系1にスパイラルに巻
かれた銅のヒータ箔線、3は異状過熱の際にイン
ピーダンスが低下する温度フユーズ層、4は温度
フユーズ層3のインピーダンスを検知する温度検
知器、5は塩化ビニールからなる絶縁層、6は
104〜108℃の融点を有するポリエチレン系樹脂か
らなる熱融着性被覆層を示す。コードヒータ7は
第2図に示すように、熱融着性被覆層6を介して
熱融着性フイルム8と熱圧着されフイルムユニツ
を形成する。次にフイルムユニツトは第3
図に示すように、マツト地10と表面地11の間
に介在され120〜160℃の熱圧着によりフイルムユ
ニツトの熱融着性フイルム8が溶融してマツト
地10と表面地11に流れ込み、冷却により一体
接着を完了する。本考案において熱融着性被覆層
6を104〜108℃の主融点を有するポリエチレン系
樹脂とし、熱融着性フイルム8を114〜127℃の主
融点を有するポリエチレン系樹脂とした理由は以
下の通りである。
(1) 熱融着性被覆層6の融点を103℃以下の樹脂
例えば酢酸ビニルを主成分としたものにする
と、実用使用温度の70〜80℃で軟化溶融して老
化が進行し床面状採暖具の寿命を短縮すること
から好ましくなく、また融点が109℃以上の樹
脂例えば中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロンなどを使用す
ると、コードヒータの腰が強く折り曲げにくく
なるため熱融着性フイルムに仮付けの熱圧着す
る際の作業性が悪くなるばかりか、マツト地と
表面地との間に介在して熱圧着した際に熱融着
性被覆層が十分溶融しないため、コードヒータ
の周囲に隙間が発生して熱伝導が低下するため
好ましくない。
(2) 熱融着性フイルム8を113℃以下の樹脂例え
ば低密度ポリエチレン、酢酸ビニルなどを使用
すると、フイルムの腰が弱くフイルムユニツト
が熱収縮し易いため、フイルムの厚さを250〜
300μの厚みにしなければならず、床面状採暖
具の可撓性が低下して取扱い上好ましくない。
(3) 熱融着性被覆層6と熱融着性フイルムの材質
を同系にしないとフイルムユニツトを作る際熱
圧着において良好に接着しない。
熱融着性被覆層6と熱融着性フイルム8の材
質とその融点は本考案の構成に最も実用的なも
のは、前者が104〜108℃の主融点を有するポリ
エチレン系樹脂であり、後者が114〜127℃の主
融点を有するポリエチレン系樹脂である。な
お、熱融着性被覆層6および熱融着性フイルム
8の材質は各材質の主成分が80%以上含有する
ようにすれば他の樹脂を添加しても特性的には
何ら損なわない。さらに熱融着性フイルム8は
114〜127℃の主融点を有するが、好ましくは
120〜125℃とすれば、フイルムの厚みを100〜
180μにすることができ、熱圧着後の床面状採
暖具を折り曲げてもゴワゴワした異和感もな
く、接着強度も110℃位まで優れていることか
ら性能の向上が可能となる。
以上詳述した如く、104〜108℃の主融点を有す
るポリエチレン系樹脂を被覆したコードヒータを
114〜127℃の主融点を有するポリエチレン系樹脂
の熱融着性フイルム上に熱圧着により仮固定して
フイルムユニツトを形成し、次にこのフイルムユ
ニツトをマツト地と表面地との間に介在させて熱
圧着により一体接着することにより、床面状採暖
具が自動化により生産が可能となり、コードヒー
タからの熱伝導が向上して局部過熱を起さないた
め熱融着性フイルムの老化もなく寿命的にも優
れ、さらに熱融着性フイルムの厚みを100〜180μ
にできることから床面状採暖具の可撓性も優れた
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の床面状採暖具に使用するコー
ドヒータの一部切欠いて示す側面図、第2図は本
考案の材質を使用したフイルムユニツトの断面
図、第3図は本考案の床面状採暖具の断面図を示
す。 6……熱融着性被覆層、7……コードヒータ、
8……熱融着性フイルム、……フイルムユニツ
ト、10……マツト地、11……表面地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最外かくに熱融着性被覆層6を設けたコードヒ
    ータ7を予め熱融着性フイルム8に熱融着させた
    フイルムユニツトをマツト地10と表面地11
    との間に介在させて熱圧着により一体接着した床
    面状採暖具に於て、該熱融着性被覆層6と該熱融
    着性フイルム8とは同材質系のポリエチレン系樹
    脂とし、そのポリエチレン系樹脂からなる該熱融
    着性フイルム8の主融点が該熱融着性被覆層6の
    主融点より高くした事を特徴とする床面状採暖
    具。
JP1979083757U 1979-06-19 1979-06-19 Expired JPS6230310Y2 (ja)

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JPS561399U JPS561399U (ja) 1981-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59228385A (ja) * 1983-06-08 1984-12-21 松下電器産業株式会社 面状ヒ−タ−

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916939A (ja) * 1972-06-07 1974-02-14
JPS5014368A (ja) * 1973-06-07 1975-02-14
JPS5116044U (ja) * 1974-07-23 1976-02-05
JPS528196A (en) * 1975-07-04 1977-01-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Press machine of trousers

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JPS5298245U (ja) * 1976-01-19 1977-07-23

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JPS561399U (ja) 1981-01-08

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