JPS6313615Y2 - - Google Patents
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- JPS6313615Y2 JPS6313615Y2 JP2164981U JP2164981U JPS6313615Y2 JP S6313615 Y2 JPS6313615 Y2 JP S6313615Y2 JP 2164981 U JP2164981 U JP 2164981U JP 2164981 U JP2164981 U JP 2164981U JP S6313615 Y2 JPS6313615 Y2 JP S6313615Y2
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- layer
- fire
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- composite tape
- tape
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- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
集成マイカとガラス繊維織布とを貼合せてなる
複合テープを耐火層構成材料として用いることが
提案されている。
複合テープを耐火層構成材料として用いることが
提案されている。
上記、複合テープからなる耐火層は、火災下に
あつて絶縁層、シース層が焼失しても残存して
HClガスなどの導電性ガスの導体方向への滲透を
遮断して絶縁性を維持し、導体の送電能力を保持
する機能を果すものであるが、それだけに、気密
に、かつ均一に巻回されていることが肝要とな
る。
あつて絶縁層、シース層が焼失しても残存して
HClガスなどの導電性ガスの導体方向への滲透を
遮断して絶縁性を維持し、導体の送電能力を保持
する機能を果すものであるが、それだけに、気密
に、かつ均一に巻回されていることが肝要とな
る。
現用複合テープの構成材料たる集成マイカ及び
ガラス繊維織布はともに比較的剛直性のあるもの
であるから、やゝもするとテープ重なり部にすき
間が生じるなど必ずしもテープ巻き性において満
足のいくものでない。
ガラス繊維織布はともに比較的剛直性のあるもの
であるから、やゝもするとテープ重なり部にすき
間が生じるなど必ずしもテープ巻き性において満
足のいくものでない。
ところで、本考案者らの実験から、上記の現用
複合テープに用いられているガラス織布に代つて
ガラス不織布を用い、それと集成マイカとを貼合
せてなる複合テープを用いたとき、不織布ガラス
テープのしなやかさの故にテープ巻きが格段に容
易となり、一般にテープ巻きが困難とされている
小サイズ径の導体に高速でテープ巻きする場合で
も均一に巻けることがわかつた。
複合テープに用いられているガラス織布に代つて
ガラス不織布を用い、それと集成マイカとを貼合
せてなる複合テープを用いたとき、不織布ガラス
テープのしなやかさの故にテープ巻きが格段に容
易となり、一般にテープ巻きが困難とされている
小サイズ径の導体に高速でテープ巻きする場合で
も均一に巻けることがわかつた。
本考案は、上記新知見にもとずき完成した特許
請求の範囲に記載の耐火電線を提案するものであ
る。
請求の範囲に記載の耐火電線を提案するものであ
る。
集成マイカとしては、天然又は合成のマイカ鱗
片から抄造した厚さ約80μm〜200μmのものが用
いられ、ガラス繊維不織布としては、太さ2〜
15μm程度のガラス繊維を繊維同志の部分的熱融
着により、あるいは低融点ガラス、ポリビニルア
ルコール、シリコン系樹脂接着剤などの接着剤を
用いてガラス繊維同志を接着した厚さ10〜200μm
程度、坪量10〜150g/m2程度、好ましくは30〜
100g/m2程度のものが好適である。厚さ10μm未
満でかつ坪量10g/m2未満のものは集成マイカ層
に対する補強効果が乏しく、一方、厚さ200μmよ
り大でかつ坪量が150g/m2より大のものはやや
しなやかさに欠ける。
片から抄造した厚さ約80μm〜200μmのものが用
いられ、ガラス繊維不織布としては、太さ2〜
15μm程度のガラス繊維を繊維同志の部分的熱融
着により、あるいは低融点ガラス、ポリビニルア
ルコール、シリコン系樹脂接着剤などの接着剤を
用いてガラス繊維同志を接着した厚さ10〜200μm
程度、坪量10〜150g/m2程度、好ましくは30〜
100g/m2程度のものが好適である。厚さ10μm未
満でかつ坪量10g/m2未満のものは集成マイカ層
に対する補強効果が乏しく、一方、厚さ200μmよ
り大でかつ坪量が150g/m2より大のものはやや
しなやかさに欠ける。
厚さ120μmの集成マイカと、厚さ40μm、坪量
45g/m2、ポリビニルアルコールにて繊維同志が
部分接着されたガラス繊維不織布とをシリコン系
樹脂接着剤にて接着してなる複合テープを外径
2.0mmの銅導体の上に1/2ラツプでテーブ巻き速度
約15m/分にて高速で2層まきした。
45g/m2、ポリビニルアルコールにて繊維同志が
部分接着されたガラス繊維不織布とをシリコン系
樹脂接着剤にて接着してなる複合テープを外径
2.0mmの銅導体の上に1/2ラツプでテーブ巻き速度
約15m/分にて高速で2層まきした。
一方、比較のために厚さ120μmの上記と同じ集
成マイカと、厚さ30μmのガラス繊維織布とを接
着してなる従来複合テープを用いて上記と同条件
にてテープ巻きを行つた。かくして得た2製品の
複合テープ重なり部の密着度を比較したところ、
比較例の場合は段差があり緻密な層を形成してい
ないのに対して、実施例のものはガラス不織布の
柔軟性、クツシヨン性により緻密度の高い層を形
成していた。
成マイカと、厚さ30μmのガラス繊維織布とを接
着してなる従来複合テープを用いて上記と同条件
にてテープ巻きを行つた。かくして得た2製品の
複合テープ重なり部の密着度を比較したところ、
比較例の場合は段差があり緻密な層を形成してい
ないのに対して、実施例のものはガラス不織布の
柔軟性、クツシヨン性により緻密度の高い層を形
成していた。
上記各製品上に押出により1.0mm厚のポリエチ
レン絶縁層及び1.5μm厚のポリ塩化ビニルシース
を施し、消防庁告示第7号記載の耐火試験方法に
従つて、電線管通線状態で耐火試験を行つた。耐
火試験開始後15分、30分後の各電線の絶縁抵抗値
は、実施例の場合それぞれ15MΩ、2MΩであり
比較例の場合はそれぞれ10MΩ、0.5MΩであつ
た。比較例において絶縁抵抗の低下が大きいのは
明らかに、シース層の燃焼によつて発生したHCl
ガスが複合テープ巻層のわずかなすき間から導体
方向へ滲透することによるものであり、実施例に
おいては複合テープの重なりが緻密であるため
HClガスの滲透が効果的に遮断されるため絶縁抵
抗の低下は少い。
レン絶縁層及び1.5μm厚のポリ塩化ビニルシース
を施し、消防庁告示第7号記載の耐火試験方法に
従つて、電線管通線状態で耐火試験を行つた。耐
火試験開始後15分、30分後の各電線の絶縁抵抗値
は、実施例の場合それぞれ15MΩ、2MΩであり
比較例の場合はそれぞれ10MΩ、0.5MΩであつ
た。比較例において絶縁抵抗の低下が大きいのは
明らかに、シース層の燃焼によつて発生したHCl
ガスが複合テープ巻層のわずかなすき間から導体
方向へ滲透することによるものであり、実施例に
おいては複合テープの重なりが緻密であるため
HClガスの滲透が効果的に遮断されるため絶縁抵
抗の低下は少い。
付図は、本考案実施例の断面図であつて、1は
導体、2は複合テープ巻き層、3はプラスチツ
ク、ゴムシース層である。
導体、2は複合テープ巻き層、3はプラスチツ
ク、ゴムシース層である。
Claims (1)
- 集成マイカと厚さ10〜200μm、坪量10〜150
g/m2のガラス繊維不織布とを貼合せてなる複合
テープを導体上に巻回して耐火層を形成し、その
上にプラスチツク、ゴム絶縁層及びプラスチツ
ク、ゴムシース層を施してなる耐火電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164981U JPS6313615Y2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164981U JPS6313615Y2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57135009U JPS57135009U (ja) | 1982-08-23 |
JPS6313615Y2 true JPS6313615Y2 (ja) | 1988-04-18 |
Family
ID=29819496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2164981U Expired JPS6313615Y2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6313615Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733302Y2 (ja) * | 1988-04-19 | 1995-07-31 | 日立電線株式会社 | 火災発生抑制型コード |
-
1981
- 1981-02-17 JP JP2164981U patent/JPS6313615Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57135009U (ja) | 1982-08-23 |
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