JPH0733302Y2 - 火災発生抑制型コード - Google Patents
火災発生抑制型コードInfo
- Publication number
- JPH0733302Y2 JPH0733302Y2 JP1988052252U JP5225288U JPH0733302Y2 JP H0733302 Y2 JPH0733302 Y2 JP H0733302Y2 JP 1988052252 U JP1988052252 U JP 1988052252U JP 5225288 U JP5225288 U JP 5225288U JP H0733302 Y2 JPH0733302 Y2 JP H0733302Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- fire suppression
- glass
- conductor
- cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコードに関し、より具体的には火災発生抑制型
のコードの提供に関するものである。
のコードの提供に関するものである。
従来のコードは、使用者の扱い方や寿命に対する認識不
足から長年にわたり過酷な扱いを受けることにより、導
体が素線切れを起こして半断線状態となり、その断線部
分で電気火花が飛んで絶縁体をグラファイト化現象(金
原現象)が生じ、その結果、火災に至るケースが多数発
生しており、消防庁からも指摘を受けている。
足から長年にわたり過酷な扱いを受けることにより、導
体が素線切れを起こして半断線状態となり、その断線部
分で電気火花が飛んで絶縁体をグラファイト化現象(金
原現象)が生じ、その結果、火災に至るケースが多数発
生しており、消防庁からも指摘を受けている。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは上記の従来技術の欠点を解消
し、火災の発生を少なくすることができる、火災発生型
コードを提供することにある。
その目的とするところは上記の従来技術の欠点を解消
し、火災の発生を少なくすることができる、火災発生型
コードを提供することにある。
本考案により提供する火災発生抑制型コードは、添付図
面に示した如く、電気火花の熱で溶融可能なガラステー
プまたはガラス糸(3)が単独で導体(1)の直上に且
つ絶縁体(2)の内側に層状に施されてなることを特徴
とする。
面に示した如く、電気火花の熱で溶融可能なガラステー
プまたはガラス糸(3)が単独で導体(1)の直上に且
つ絶縁体(2)の内側に層状に施されてなることを特徴
とする。
第1図は本考案にかかる火災発生抑制型コードの実施例
を示すもので、この実施例は2心丸型コードからなる。
この実施例では、シース4内における2本の絶縁線心の
それぞれに、ガラステープまたはガラス糸3が単独で導
体2の直上でしかも絶縁体2の内側に層状に施されてな
るものである。
を示すもので、この実施例は2心丸型コードからなる。
この実施例では、シース4内における2本の絶縁線心の
それぞれに、ガラステープまたはガラス糸3が単独で導
体2の直上でしかも絶縁体2の内側に層状に施されてな
るものである。
第2図は本考案にかかる火災発生抑制型コードの他の実
施例を示すもので、この実施例は2心平型コードからな
る。この実施例では、ガラステープまたは糸3が単独で
共通の被覆となる絶縁体2内で並行した各導体1,1の直
上に層状に施されたものである。
施例を示すもので、この実施例は2心平型コードからな
る。この実施例では、ガラステープまたは糸3が単独で
共通の被覆となる絶縁体2内で並行した各導体1,1の直
上に層状に施されたものである。
上記のような本考案の火災発生型コードにおいて、若
し、導体が半断線の状態となり一時的に電気火花が生じ
た場合には、絶縁体の内側に層状に施したガラステープ
またはガラス糸がかかる電気火花に対して障壁となっ
て、電気火花が絶縁体に直接接することがなくなり、ま
た、ガラステープまたはガラス糸が単独で導体の直上に
層状に施されているので、ガラステープまたはガラス糸
が導体断線部分で発生した電気火花の熱の影響を受けて
部分的に溶融し、この溶融したガラスが導体断線部分に
付着し、その後の断続的な電気火花の発生が防止され、
ひいては、導体断線部分の電気火花による絶縁体のグラ
ファイト化現象が抑えられ、火災の発生を少なくするこ
とができるのである。また、それのみならず、断線部分
の素線が断線による電気火花の熱の影響を受けて溶融し
たガラスの付着で絶縁されることにより、コードを曲げ
ると導通が保てるといったケースがなくなり、使用者も
断線を確実に察知することができるので、適切な交換を
促進させることが可能となる。
し、導体が半断線の状態となり一時的に電気火花が生じ
た場合には、絶縁体の内側に層状に施したガラステープ
またはガラス糸がかかる電気火花に対して障壁となっ
て、電気火花が絶縁体に直接接することがなくなり、ま
た、ガラステープまたはガラス糸が単独で導体の直上に
層状に施されているので、ガラステープまたはガラス糸
が導体断線部分で発生した電気火花の熱の影響を受けて
部分的に溶融し、この溶融したガラスが導体断線部分に
付着し、その後の断続的な電気火花の発生が防止され、
ひいては、導体断線部分の電気火花による絶縁体のグラ
ファイト化現象が抑えられ、火災の発生を少なくするこ
とができるのである。また、それのみならず、断線部分
の素線が断線による電気火花の熱の影響を受けて溶融し
たガラスの付着で絶縁されることにより、コードを曲げ
ると導通が保てるといったケースがなくなり、使用者も
断線を確実に察知することができるので、適切な交換を
促進させることが可能となる。
第1図は本考案にかかる火災発生抑制型コードの実施例
を示す横断面図、第2図は本考案にかかる火災発生抑制
型コードの他の実施例を示す横断面図である。 符号において、1は導体、2は絶縁体、3はガラステー
プまたはガラス糸、4はシースである。
を示す横断面図、第2図は本考案にかかる火災発生抑制
型コードの他の実施例を示す横断面図である。 符号において、1は導体、2は絶縁体、3はガラステー
プまたはガラス糸、4はシースである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−121187(JP,A) 特開 昭52−68986(JP,A) 特開 昭56−165211(JP,A) 特開 昭57−98913(JP,A) 実開 昭57−135009(JP,U) 実開 昭57−135011(JP,U) 実開 昭62−37833(JP,U) 実開 昭62−69324(JP,U) 実公 昭15−433(JP,Y1) 実公 昭15−711(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】電気火花の熱で溶融可能なガラステープ又
はガラス糸(3)が単独で導体(1)の直上に且つ絶縁
体(2)の内側に層状に施されてなることを特徴とする
火災発生抑制型コード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988052252U JPH0733302Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 火災発生抑制型コード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988052252U JPH0733302Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 火災発生抑制型コード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01155611U JPH01155611U (ja) | 1989-10-25 |
JPH0733302Y2 true JPH0733302Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31278255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988052252U Expired - Lifetime JPH0733302Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 火災発生抑制型コード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733302Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6092282B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2017-03-08 | 冨士電線株式会社 | 耐火ケーブル |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539395B2 (ja) * | 1973-03-26 | 1978-04-05 | ||
JPS5268986A (en) * | 1975-12-05 | 1977-06-08 | Hitachi Ltd | Manufacturing method of heat-resistive and burning-resistive power cor d |
JPS56165211A (en) * | 1980-05-23 | 1981-12-18 | Fujikura Ltd | Fire resistant wire and method of producing same |
JPS5798913A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-19 | Fujikura Ltd | Fire resistant wire |
JPS6313615Y2 (ja) * | 1981-02-17 | 1988-04-18 | ||
JPS57135011U (ja) * | 1981-02-18 | 1982-08-23 | ||
JPS6237833U (ja) * | 1985-08-26 | 1987-03-06 | ||
JPS6269324U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 |
-
1988
- 1988-04-19 JP JP1988052252U patent/JPH0733302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01155611U (ja) | 1989-10-25 |
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