JPS593513Y2 - 感熱線 - Google Patents

感熱線

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Publication number
JPS593513Y2
JPS593513Y2 JP11330379U JP11330379U JPS593513Y2 JP S593513 Y2 JPS593513 Y2 JP S593513Y2 JP 11330379 U JP11330379 U JP 11330379U JP 11330379 U JP11330379 U JP 11330379U JP S593513 Y2 JPS593513 Y2 JP S593513Y2
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JP
Japan
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heat
sensitive
layer
adhesive layer
insulating layer
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Expired
Application number
JP11330379U
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JPS5631479U (ja
Inventor
博志 高橋
明夫 三友
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Publication date
Application filed by 株式会社日立ホームテック filed Critical 株式会社日立ホームテック
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパネルヒータ、電気カーペット、電気マットな
どの面状発熱体に利用される接着可能な感熱線の改良に
関する。
従来この種の感熱線は一対の金属導体間に負の温度係数
を有する感熱層を設けてその外周囲に絶縁層を被覆した
後、基板に接着固定するための接着層を絶縁層の外側に
被覆した構成からなっている。
こうした接着可能な感熱線は基板上に蛇行状に配設され
た後、ホットプレスで感熱線の最外かくに被覆された接
着層を熱溶融させることにより基板との接着を可能なら
しめていた。
しかしながら、従来の感熱線には次の問題点があった。
(1)ホットプレス時に感熱線には熱と圧力がかかり基
板との接着を可能ならしめているが、不均一な圧力分布
を生じた際には絶縁層が熱変形を起して肉厚が薄くなり
、絶縁耐電圧の低下をもたらし、著しい場合には感電す
る恐れがある。
(2)感熱線の絶縁層は可撓性、耐熱性、生産性および
経済性等の観点から、耐熱ポリ塩化ビニルが使用されて
いるが、絶縁層と接触しているポリエチレン、ポリプロ
ピレン、酢酸ビニル、ナイロン等の接着層が耐熱ポリ塩
化ビニル中に添加されている可塑剤の移行現象と老化促
進作用とにより、長期間の使用中に低分子化してもろく
なり、接着固定した基板から離脱したりする。
そのため、隣合った感熱線と交錯したりして局部的に異
常発熱を起したり、基板から著しく離脱することから、
長期間の寿命と信頼性に乏しかった。
本考案は上述の欠点を改良するためになされたもので、
絶縁層と接着層との間に耐熱性のプラスチックフィルム
を巻着することにより、絶縁層に熱変形を起さず耐圧低
下の心配のない、かつ基板との離脱もなく長期間の寿命
と信頼性を確保した感熱線を提供する。
以下本考案の実施例について図面に従い説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、1は銅のよ
り線からなり発熱の作用をする金属導体、2はナイロン
、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリ
ロニトリルなどの樹脂に四級アンモニウム塩、イミダシ
リン、塩基性染料、電荷移動錯体等を1〜3重量%添加
することにより、負の温度係数を改善した感熱層、1a
は感熱層2のインピーダンスを検知して金属導体1に流
れる電流を制御するための銅箔の検知電極の作用をする
金属導体、3は耐熱ポリ塩化ビニル樹脂からなる絶縁層
、4はポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル、ナ
イロン等の樹脂からなり、熱によって急激に溶融して接
着を可能ならしめる接着層、5はポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリイミドなどの材質からなり、耐熱性と機械的強
度を有するプラスチックフィルムで、絶縁層3の外周囲
に巻着したものである。
プラスチックフィルム5を絶縁層3と接着層4との間に
巻着して設けたことにより、感熱線6を基板上に配設し
て不均一な圧力分布のあるホットプレスで熱圧着しても
、絶縁層3の肉厚がもたらすことか′ない。
これは、プラスチックフィルム5が耐熱的、機械的にも
優れているため、多少の集中荷重がかかつても絶縁層3
の熱変形を起させない為である。
またプラスチックフィルム5を巻着したことにより、絶
縁層3の中に添加されている可塑剤が接着層4へ移行す
るのを遮断され長期間使用していても接着層4が老化を
起さず、寿命や信頼性を大幅に向上する。
第2図は本考案の別の実施例を示したもので、7はテト
ロン、ガラス芯なとの芯糸、1bと1aは感熱層2のイ
ンピーダンスを検知する金属導体、3は絶縁層、4はポ
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の接着層、5
はポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の
耐熱性プラスチックフィルムからなり、それから構成さ
れた感熱線6である。
巻着したプラスチックフィルム5は第1図で説明した効
果と同様であるが、感熱線6はそれ自体発熱せず、他の
面状ヒータ例えばコードヒータを面状配列したもの、面
状カーボンヒータ、面状金属エツチングヒータ等と併用
されて温度検知の作用をするものである。
第3図は感熱線6を先め接着フィルム8を施した基板9
の面にホットプレスにより接着固定してなるパネルヒー
タの断面を示したものである。
このような構造において、接着層4はプラスチックフィ
ルム5を巻着したことにより、絶縁層3からの可塑剤の
移行もなく、長期間基板9に配設固定される。
以上述べたように、絶縁層と接着層との間にプラスチッ
クフィルムを巻着することにより、ホットプレス時に不
均一な圧力で加わっても、絶縁層の熱変形による耐電圧
低下の心配もなく、また接着層の長期使用時に可塑剤の
移行による老化もなく、生産性、寿命、信頼性等の著し
い向上が望める感熱線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例の一部切欠いて示
す側面図、第3図は本考案の感熱線をパネルヒータに適
用した断面図を示す。 1.1a・・・・・・金属導体、2・・・・・・感熱層
、3・・・・・・絶縁層、4・・・・・・接着層、5・
・・・・・プラスチックフィルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の金属導体1,1a間に負の温度係数を有する感熱
    層2を設けてその外周囲に絶縁層3を被覆した後に更に
    その外周囲に接着層4を設けたものにおいて、前記絶縁
    層3と接着層4との間に耐熱性プラスチックフィルム5
    を巻着したことを特徴とする感熱線。
JP11330379U 1979-08-17 1979-08-17 感熱線 Expired JPS593513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11330379U JPS593513Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 感熱線

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JP11330379U JPS593513Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 感熱線

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Publication Number Publication Date
JPS5631479U JPS5631479U (ja) 1981-03-27
JPS593513Y2 true JPS593513Y2 (ja) 1984-01-31

Family

ID=29345598

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JP11330379U Expired JPS593513Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 感熱線

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JPS5631479U (ja) 1981-03-27

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