JPS6111621Y2 - - Google Patents
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- JPS6111621Y2 JPS6111621Y2 JP15048479U JP15048479U JPS6111621Y2 JP S6111621 Y2 JPS6111621 Y2 JP S6111621Y2 JP 15048479 U JP15048479 U JP 15048479U JP 15048479 U JP15048479 U JP 15048479U JP S6111621 Y2 JPS6111621 Y2 JP S6111621Y2
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- Expired
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は一対の金属導体間に介在した負の温度
係数を有する感熱層のトンピーダンス変化あるい
は溶融短絡により、面状採暖具の温度検知を行う
接着可能な温度検知線に関する。
係数を有する感熱層のトンピーダンス変化あるい
は溶融短絡により、面状採暖具の温度検知を行う
接着可能な温度検知線に関する。
一般に面状採暖具の温度検知線は一対の金属導
体間に介在した感熱層のインピーダンスが温度の
変化に伴い変化し、そのインピーダンスの変化に
よりスイツチ機能を有するサイリスタの点孤電圧
を変えて発熱線の通電量を制御して温度制御を行
う温度検知用と異常温度になつた場合に感熱層が
溶融し、一対の金属導体が短絡して電流ヒユーズ
を切り発熱線に流れる電流を遮断するような温度
ヒユーズ的作用のものとがある。
体間に介在した感熱層のインピーダンスが温度の
変化に伴い変化し、そのインピーダンスの変化に
よりスイツチ機能を有するサイリスタの点孤電圧
を変えて発熱線の通電量を制御して温度制御を行
う温度検知用と異常温度になつた場合に感熱層が
溶融し、一対の金属導体が短絡して電流ヒユーズ
を切り発熱線に流れる電流を遮断するような温度
ヒユーズ的作用のものとがある。
従来、この種の温度検知線は一対の金属導体間
に負の温度係数を有する感熱層を設けて、その外
周囲に絶縁層を被覆した後、基板に接着固定する
ためポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル
ナイロン等の接着を絶縁層の外側に押出成形によ
り被覆した構成からなつていた。こうした接着可
能な温度検知線は、金属．木．マツト．プラスチ
ツクシート等の基板上へ蛇行状に配設された後、
熱圧着により温度検知線の最外かくに 被覆され
た接着層を熱溶融することにより基板との接着を
可能ならしめていた。しかしながら従来の温度検
知線には次の問題点があつた。
に負の温度係数を有する感熱層を設けて、その外
周囲に絶縁層を被覆した後、基板に接着固定する
ためポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル
ナイロン等の接着を絶縁層の外側に押出成形によ
り被覆した構成からなつていた。こうした接着可
能な温度検知線は、金属．木．マツト．プラスチ
ツクシート等の基板上へ蛇行状に配設された後、
熱圧着により温度検知線の最外かくに 被覆され
た接着層を熱溶融することにより基板との接着を
可能ならしめていた。しかしながら従来の温度検
知線には次の問題点があつた。
(1) 熱圧着時に温度検知線には熱と圧力がかか
り、基板との接着を可能ならしめているが、不
均一な圧力分布により熱圧着すると、絶縁層が
熱変形を起して肉厚が薄くなり、その結果絶縁
耐電圧の低下をもたらし、著しい場合には感電
の恐れがある。
り、基板との接着を可能ならしめているが、不
均一な圧力分布により熱圧着すると、絶縁層が
熱変形を起して肉厚が薄くなり、その結果絶縁
耐電圧の低下をもたらし、著しい場合には感電
の恐れがある。
(2) 温度検知線の絶縁層は可焼性、生産性および
経済性等の観点から、耐熱ポリ塩化ビニル中の
可塑剤の移行現象とその老化促進作用とによ
り、長期間使用中に低分子化してもろくなり、
温度検知線が接着固定した基板から離脱する。
とくに温度検知線の金属導体の一方が発熱線の
場合、隣り合つた温度検知発熱線同志が接近し
て局部的に異常発熱を起したり、基板から著し
く離脱することから、長寿命と信頼性に乏しか
つた。
経済性等の観点から、耐熱ポリ塩化ビニル中の
可塑剤の移行現象とその老化促進作用とによ
り、長期間使用中に低分子化してもろくなり、
温度検知線が接着固定した基板から離脱する。
とくに温度検知線の金属導体の一方が発熱線の
場合、隣り合つた温度検知発熱線同志が接近し
て局部的に異常発熱を起したり、基板から著し
く離脱することから、長寿命と信頼性に乏しか
つた。
本考案は上述の欠点を改良するためになされた
もので、温度検知線の外周囲に耐熱性樹脂層と接
着層とからなる２層のフイルムテープを接着層が
外側になるよう巻回することにより、熱圧着時に
絶縁層の変形を小さく抑え、耐電圧低下の心配が
なく、かつ基板との離脱がない長期間寿命と信頼
性を確保した温度検知線を提供するものである。
もので、温度検知線の外周囲に耐熱性樹脂層と接
着層とからなる２層のフイルムテープを接着層が
外側になるよう巻回することにより、熱圧着時に
絶縁層の変形を小さく抑え、耐電圧低下の心配が
なく、かつ基板との離脱がない長期間寿命と信頼
性を確保した温度検知線を提供するものである。
以下本考案の実施例について図面に従い説明す
る。
る。
第１図は本考案の一実施例を示したもので、１
は銅箔からなりガラスやテトロンの芯糸２の周囲
にスパイラルに巻いた金属導体、３はナイロン、
ポリ塩化ビニル、ポリフツ化ビニルデン、ポリア
クリロントリルなどの樹脂に四級アンモニウム塩
イミダゾリン、オキサゾリン、塩基性染料、電荷
移動錯体等を１〜５重量％添加して負の温度係数
を改善した感熱層、４は感熱層３の外周囲にスパ
イラルに巻いた銅箔の金属導体、５はポリ塩化ビ
ニルからなる絶縁層６は例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリカーボネート、ポリイミドなど
の耐熱性樹脂層７と例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、酢酸ビニル、ナイロンなどの熱融着可
能な接着層８との２層のフイルムテープを絶縁層
５の外周囲に巻着したものである。絶縁層５の外
周囲に接着層８が外側になるようテープ６を巻着
したことにより、温度検知線を基板上に配設して
不均一な圧力分布状態で熱圧着しても絶縁層５の
肉厚が局部的に薄くなり過ぎて耐電圧の低下をも
たらすことがない。これはフイルムテープ６の耐
熱性樹脂層７が耐熱的機械的に優れているため、
多少の集中荷重がかかつても絶縁層５の熱変形を
小さく抑えられる為である。また耐熱性樹脂層７
の作用により絶縁層５の中に添加されている可塑
剤が接着層８へ移行するのを遮断され、長期間使
用していても接着層８が老化を起さず、寿命や信
頼性を大幅に向上する。
は銅箔からなりガラスやテトロンの芯糸２の周囲
にスパイラルに巻いた金属導体、３はナイロン、
ポリ塩化ビニル、ポリフツ化ビニルデン、ポリア
クリロントリルなどの樹脂に四級アンモニウム塩
イミダゾリン、オキサゾリン、塩基性染料、電荷
移動錯体等を１〜５重量％添加して負の温度係数
を改善した感熱層、４は感熱層３の外周囲にスパ
イラルに巻いた銅箔の金属導体、５はポリ塩化ビ
ニルからなる絶縁層６は例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリカーボネート、ポリイミドなど
の耐熱性樹脂層７と例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、酢酸ビニル、ナイロンなどの熱融着可
能な接着層８との２層のフイルムテープを絶縁層
５の外周囲に巻着したものである。絶縁層５の外
周囲に接着層８が外側になるようテープ６を巻着
したことにより、温度検知線を基板上に配設して
不均一な圧力分布状態で熱圧着しても絶縁層５の
肉厚が局部的に薄くなり過ぎて耐電圧の低下をも
たらすことがない。これはフイルムテープ６の耐
熱性樹脂層７が耐熱的機械的に優れているため、
多少の集中荷重がかかつても絶縁層５の熱変形を
小さく抑えられる為である。また耐熱性樹脂層７
の作用により絶縁層５の中に添加されている可塑
剤が接着層８へ移行するのを遮断され、長期間使
用していても接着層８が老化を起さず、寿命や信
頼性を大幅に向上する。
第２図は本考案の接着可能な温度検知線を予め
接着フイルム９に施して基板１０の面に熱圧着に
より接着固定してなるパネルヒータの断面を示し
たものである。こうした構造において耐熱性樹脂
層７が熱圧着時の絶縁層の変化を小さく抑えまた
絶縁層から移行する可塑剤を遮断することにより
性着層８が長期間基板１０に配設固定される。
接着フイルム９に施して基板１０の面に熱圧着に
より接着固定してなるパネルヒータの断面を示し
たものである。こうした構造において耐熱性樹脂
層７が熱圧着時の絶縁層の変化を小さく抑えまた
絶縁層から移行する可塑剤を遮断することにより
性着層８が長期間基板１０に配設固定される。
以上述べたように、絶縁層の外周囲に耐熱性樹
脂層と接着層とからなる２層のフイルムテープを
巻着することにより、熱圧着時に不均一な圧力が
加わつても、絶縁層の変形を小さく抑えて耐電圧
低下の心配がなくなり、接着層の長期使用時に可
塑剤の移行による老化もなく、寿命、信頼性、生
産性等の向上が望める温度検知線を提供すること
ができる。
脂層と接着層とからなる２層のフイルムテープを
巻着することにより、熱圧着時に不均一な圧力が
加わつても、絶縁層の変形を小さく抑えて耐電圧
低下の心配がなくなり、接着層の長期使用時に可
塑剤の移行による老化もなく、寿命、信頼性、生
産性等の向上が望める温度検知線を提供すること
ができる。
第１図は本考案の実施例の一部を切欠いて示す
側面図、第２図は本考案の温度検知線をパネルヒ
ータに適用した断面図を示す。 １，４……金属導体、３……感熱層、５……絶
縁層、６……フイルムテープ、７……耐熱性樹脂
層、８……接着層。
側面図、第２図は本考案の温度検知線をパネルヒ
ータに適用した断面図を示す。 １，４……金属導体、３……感熱層、５……絶
縁層、６……フイルムテープ、７……耐熱性樹脂
層、８……接着層。
Claims (1)
- 一対の金属導体間に負の温度係数を有する感熱
層を設けてその外周囲に絶縁層を被覆したものに
おいて、前記絶縁層の外周囲に耐熱性樹脂層と接
着層とからなる２層のフイルムテープを接着層が
外側になるように巻回したことを特徴とする温度
検知線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15048479U JPS6111621Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15048479U JPS6111621Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5668133U JPS5668133U (ja) | 1981-06-06 |
| JPS6111621Y2 true JPS6111621Y2 (ja) | 1986-04-12 |
Family
ID=29381517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15048479U Expired JPS6111621Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6111621Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-30 JP JP15048479U patent/JPS6111621Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5668133U (ja) | 1981-06-06 |
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