JPH06140134A - フィルムヒーター構造 - Google Patents

フィルムヒーター構造

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JPH06140134A
JPH06140134A JP28648292A JP28648292A JPH06140134A JP H06140134 A JPH06140134 A JP H06140134A JP 28648292 A JP28648292 A JP 28648292A JP 28648292 A JP28648292 A JP 28648292A JP H06140134 A JPH06140134 A JP H06140134A
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JP
Japan
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resistance heating
heating wire
film heater
film
heater structure
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Hikoki Tanooka
彦己 田野岡
Minoru Hibino
稔 日比野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型で、抵抗発熱線が断線しにくいフィルム
ヒーター構造を提供する。 【構成】 耐熱シート4表面に配線固定した抵抗発熱線
2と、この抵抗発熱線2を埋設して包み込むエチレン−
酢酸ビニル層5、およびこれらを上下両面から被覆する
ラミネートフィルム6からなるフィルムヒーター構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムヒーター構
造に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
床暖房パネル等に内蔵される電熱式フィルムヒーターの
新しい構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば住宅等の床暖房ある
いは壁暖房システムを構成するパネルヒーター等として
は、図4に例示したような電熱式のフィルムヒーター
(ア)が知られている。このフィルムヒーターはたとえ
ば、ニクロム線等の抵抗発熱線(イ)をクラフト紙や布
等の耐熱シート(ウ)上にパタン配線して接着または縫
いつけ固定し、さらにこの抵抗発熱線(イ)に通電する
銅板等の帯状電極(エ)を耐熱シート(ウ)の両側縁面
に仮接着して、これらを上下両面からポリエチレン等の
ラミネートフィルム(オ)で被覆固定した構造を有して
いる。
【0003】そして、このようなフィルムヒーター
(ア)を床暖房パネルに組み込む場合には、たとえば図
5に示したように、その抵抗発熱線(イ)を固定した面
を下向にしてフィルムヒーター(ア)を基材合板(カ)
に装着し、さらにこの上に均熱板(キ)および表層材
(ク)を積層一体化するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフィルムヒーター(ア)は、図5の拡大図に
も示したように、その裏面に抵抗発熱線(イ)が突出す
るため、これを床暖房パネルに組み込んだ場合に、表層
材(ク)への荷重がその突出箇所に集中して、抵抗発熱
線(イ)が破線しやすくなるという欠点があった。
【0005】このため、たとえば図6に示したように、
抵抗発熱線(イ)をガラス芯(ケ)に巻きつけてこれを
絶縁被覆したコードヒーター(コ)を、均熱板(キ)と
ともに発泡ウレタン層(サ)で包み込むことによって、
コードヒーター(コ)に荷重が集中するのを防止する方
法も提案されている。しかしながら、この方法の場合に
は、コードヒーター(コ)の直径が約3mmもあるた
め、これを包含する発泡ウレタン層(サ)は5mm以上
の厚さとなり、床暖房パネル全体を薄く構成することが
できないという欠点がある。
【0006】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のフィルムヒーター等の欠点を
解消し、薄形でしかも荷重の集中による断線の危険性の
ないフィルムヒーター構造を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、耐熱シート表面に配線固定した
抵抗発熱線と、この抵抗発熱線を埋設一体化したエチレ
ン−酢酸ビニル層、およびこれらを上下両面から被覆す
るラミネートフィルムからなることを特徴とするフィル
ムヒーター構造を提供する。
【0008】
【作用】この発明のフィルムヒーター構造においては、
耐熱シート表面に配線固定した抵抗発熱線をエチレン−
酢酸ビニル(以下、EVAと略記する)層に埋設してこ
れを包み込んで平面状とするため、抵抗発熱線に荷重応
力が集中することがない。また、EVA層は抵抗発熱線
と略同一の厚みとなるため、フィルムヒーターの厚みが
増すことはない。
【0009】さらに、EVA層による抵抗発熱線の埋設
は、EVAフィルムを用いて、ラミネートフィルムによ
る被覆と同時に行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この発明のフィルムヒーター構造についてさらに詳しく
説明する。図1は、この発明の構造からなるフィルムヒ
ーターの一実施例を示した斜視図である。
【0011】たとえばこのフィルムヒーター(1)は、
ニクロム線等の抵抗発熱線(2)を蛇行パタンで配線
し、両側端に配設した帯状電極(3)から抵抗発熱線
(2)に通電して、面全体が発熱するようになってい
る。図2は、この図1のA−A断面図である。抵抗発熱
線(2)は、クラフト紙または布等からなる耐熱シート
(4)表面に接着または縫いつけ固定されており、それ
ぞれの抵抗発熱線がEVA層(5)に埋設されて包み込
まれた状態で、上下両面をポリエチレンテレフタレート
(PET)等のラミネートフィルム(6)で被覆されて
いる。
【0012】このような構造からなるフィルムヒーター
(1)は、各抵抗発熱線(2)の間がEVA層(5)に
よって補強されており、上下両面のラミネートフィルム
(6)もほぼ均一な平面状態となるため、荷重の応力は
分散し、抵抗発熱線(2)が断線しにくくなっている。
また、EVA層(5)は、この図2からも明らかな様
に、抵抗発熱線(2)の直径と略同一の厚みとすること
ができるため、その存在によってフィルムヒーター
(1)の厚みが増すこともない。
【0013】図3は、このようなフィルムヒーター
(1)の製造方法を例示した工程図である。 (a)まず、上から順にラミネートフィルム(6)、抵
抗発熱線(2)を配線固定した耐熱シート(4)、EV
Aフィルム(7)、およびラミネートフィルム(6)を
重ね合わせる。
【0014】(b)上記の積層体を約100℃まで加熱
しながらプレスする。 (c)上記の温度でプレスすることにより、溶融温度が
約70−80℃であるEVAフィルム(7)は徐々に溶
融して、抵抗発熱線(2)を包み込む。なお、ラミネー
トフィルム(6)は、たとえばポリエチレンテレフタレ
ート(PET)を用いた場合には、その溶融温度が約2
50℃であるため、この加熱プレスによって溶融するこ
とはない。
【0015】(d)EVAフィルム(7)が溶融して抵
抗発熱線を完全に包み込むEVA層(5)を形成したら
加熱プレスを停止し、EVA層(5)を徐冷硬化させ
て、フィルムヒーター(1)が完成する。 このように、この発明の構造からなるフィルムヒーター
(1)は、特別な設備や複雑な工程を必要とせず、プレ
ス加工によって容易に製造することができる。
【0016】もちろんこの発明は以上の例によって限定
されるものではなく、細部については様々な態様が可能
であることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明の構造によ
って、薄型で、しかも断線しにくいフィルムヒーターが
提供される。これによって、床暖房パネルの耐久性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構造からなるフィルムヒーターの一
実施例を示した斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のフィルムヒーターの製造方法を例示した
工程図である。
【図4】従来のフィルムヒーターの構造を示した斜視図
である。
【図5】従来の床暖房パネルの構成と、そのフィルムヒ
ーターを例示した側断面図である。
【図6】従来の別の床暖房パネルの構成を例示した側断
面図と、それに用いるコードヒーターを示した側面図で
ある。
【符号の説明】
1 フィルムヒーター 2 抵抗発熱線 3 帯状電極 4 耐熱シート 5 エチレン−酢酸ビニル(EVA)層 6 ラミネートフィルム 7 EVAフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱シート表面に配線固定した抵抗発熱
    線と、この抵抗発熱線を埋設一体化したエチレン−酢酸
    ビニル層、およびこれらを上下両面から被覆するラミネ
    ートフィルムからなることを特徴とするフィルムヒータ
    ー構造。
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