JP2001173968A - 床暖房パネル及びその製造方法 - Google Patents

床暖房パネル及びその製造方法

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JP2001173968A
JP2001173968A JP35413199A JP35413199A JP2001173968A JP 2001173968 A JP2001173968 A JP 2001173968A JP 35413199 A JP35413199 A JP 35413199A JP 35413199 A JP35413199 A JP 35413199A JP 2001173968 A JP2001173968 A JP 2001173968A
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heat insulating
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Motonori Hasegawa
意法 長谷川
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル全体の剛性は十分に保ちながら、製造
容易な構成で良好な床暖房を行う。 【解決手段】 基板Pと上面板18との間に発熱線が配
される床暖房パネルとその製造方法。前記基板を、第1
の断熱材層12と、この第1の断熱材層よりも剛性の低
い第2の断熱材層14,16とを積層することにより構
成する。第2の断熱材層14,16に発熱線20を食い
込ませながら、この発熱線20を第2の断熱材層14,
16と上面板18との間に介在させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋の床部に設け
られる床暖房パネル及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の床暖房パネルとしては、ある程度
の剛性及び断熱性を有する基板(例えば木板)と、アル
ミニウムなどからなる上面板との間に電熱線を蛇行状態
で張り巡らせたものが知られている。この床暖房パネル
を製造する方法としては、前記基板の表面に前記電熱線
の配線形状に対応する溝を刻み込み、その上にアルミニ
ウム製シートを敷設した後、このシートの上から前記溝
内に電熱線を嵌め込むようにして配線を行い、その上か
ら上面板を積層するといった方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記床暖房パネルを製
造するには、基板表面に溝を刻み込む作業と、この溝内
に電熱線を嵌め込む作業と、さらにその上から上面板を
積層する作業とが必要である。従って、工数が多く、ま
た各作業は煩雑で、効率が悪い。特に、電熱線の配線形
状に合わせて基板表面に溝を刻設する作業は容易でな
く、その配線形状等に制約を受けやすいという欠点もあ
る。
【0004】また、パネルの取扱い上、前記基板にはあ
る程度の剛性が要求され、また溝を刻設できる程度の加
工性も要求されるので、材質選択に著しい制約を受け
る。従って、基板の断熱性向上や軽量化などには限界が
ある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、パネル
全体の剛性は十分に保ちながら、製造容易な構成で良好
な床暖房ができる床暖房パネルとその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、基板と上面板との間に発熱線
が配される床暖房パネルにおいて、前記基板を、第1の
断熱材層と、この第1の断熱材層よりも剛性の低い第2
の断熱材層とを積層することにより構成し、その第2の
断熱材層に前記発熱線を食い込ませた状態でこの発熱線
を第2の断熱材層と上面板との間に挟み込んだものであ
る。
【0007】この床暖房パネルでは、第2の断熱材層の
変形を利用して発熱線の挟み込みを行うようにしている
ので、従来のように基板側に溝を設けるといった必要が
なく、簡単な工程で製造ができる。例えば、第1の断熱
材層と、この第1の断熱材層よりも剛性の低い第2の断
熱材層とを積層することにより前記基板を形成する一
方、前記上面板の裏面に前記発熱線を配して当該裏面に
固定しておき、この発熱線を前記第2の断熱材層に押し
付けて当該第2の断熱材層に食い込ませながら前記上面
板を前記第2の断熱材層上に積層するという方法により
簡単に製造できる。
【0008】しかも、前記第2の断熱材層にこれよりも
剛性の高い第1の断熱材層を積層することにより、パネ
ル全体の剛性は十分高く保持することが可能である。換
言すれば、第2の断熱材層には十分な柔軟性を有するも
のを使用することが可能である。
【0009】具体的には、前記第2の断熱材層を発泡樹
脂層で構成したものが好適である。
【0010】この発泡樹脂層は、単一素材からなるもの
でもよいが、前記第2の断熱材層を、第1の発泡樹脂層
と、この第1の発泡樹脂層よりも剛性が高くかつ耐熱性
の高い第2の発泡樹脂層とで構成し、前記第1の発泡樹
脂層を前記第1の断熱材層側に接合し、前記第2の発泡
樹脂層に前記発熱線を食い込ませるようにすれば、第2
の断熱材層の耐熱性と柔軟性との双方を十分に満足させ
ることが可能になる。
【0011】例えば、発泡ポリエチレンと発泡ポリプロ
ピレンとを対比した場合、発泡ポリエチレンは発泡ポリ
プロピレンよりも発泡倍率の上限が高く、従って柔軟性
に優れる反面、耐熱性は発泡ポリエチレンよりも発泡ポ
リプロピレンの方が高いので、前記第1の発泡樹脂層を
発泡ポリエチレン層とし、前記第2の発泡樹脂層を前記
第1の発泡樹脂層よりも発泡倍率の低い発泡ポリプロピ
レン層とすることにより、耐熱性と柔軟性の両立を図る
ことができる。
【0012】一方、前記第1の断熱材層をポリフェニレ
ンオキサイド(Polyphenylene Oxide;以下「PPO」
と称する。)で構成すれば、十分な剛性及び断熱性を確
保しながら、パネル全体の大幅な軽量化を果たすことが
できる。
【0013】前記上面板は、その少なくとも下面を金属
製の均熱板で構成することが好ましい。これにより、パ
ネル全面にわたってより均一な暖房を行うことができ
る。
【0014】この場合、前記発熱線を前記均熱板とそれ
よりも薄肉の伝熱箔との間に挟み込み、この伝熱箔及び
発熱線を第2の断熱材層と均熱板との間に挟み込むよう
にすれば、発熱線から均熱板への伝熱を前記伝熱箔を通
じても行うことができ、暖房効率がさらに向上する。そ
して、このパネルは、前記発熱線を前記均熱板と伝熱箔
との間に挟み込み、この伝熱箔を前記第2の断熱材層上
に積層するという方法によって簡単に製造することがで
きる。
【0015】パネル全面にわたって均一な暖房を行うに
は、前記発熱線をパネルの略全面にわたって張り巡らせ
ることが好ましい。さらに、パネル端部はパネル中央よ
りも冷却されやすいので、このパネル端部における発熱
線の配設ピッチをパネル中央における電熱線の配設ピッ
チよりも小さくすることにより、より均一な暖房を実現
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】ここに示す床暖房パネル10は、第1の断
熱材層12と、第1の発泡樹脂層14と、第2の発泡樹
脂層16と、均熱板18とが順に積層され、第2の発泡
樹脂層16と均熱板18との間に発熱線20が挟み込ま
れたものであり、前記第1の発泡樹脂層14と第2の発
泡樹脂層16とで第2の断熱材層が構成され、この第2
の断熱材層と前記第1の断熱材層12とで基板が構成さ
れている。
【0018】前記第1の断熱材層12の材質は、パネル
形状を保つのに十分な剛性と、ある程度の断熱性及び耐
熱性を有するものであればよく、軽量で剛性及び断熱性
の高いPPOが好適である。また、その他の比較的剛性
の高い樹脂(塩化ビニル樹脂やポリスチレン樹脂、その
発泡体など)も適用可能であり、特に重量を考慮しない
場合には木板等の適用も可能である。
【0019】第2の断熱材層は、前記第1の断熱材層1
2よりも剛性が低く(すなわち柔軟性が高く)、かつ、
電熱線20の熱(一般には約100℃)に対する十分な耐
熱性及び断熱性を有するものであればよく、例えば単一
種の発泡樹脂層(発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレ
ン、発泡ポリウレタン、発泡ポリ塩化ビニル、発泡メラ
ニン樹脂など)で構成することも可能であるが、この第
2の断熱材層の耐熱性と柔軟性とを両立させるには、図
示のように第1の発泡樹脂層14及び第2の発泡樹脂層
16を組み合わせる手段が有効である。すなわち、発熱
線20に直接接触しない第1の発泡樹脂層14の材質選
択については柔軟性を重視し、発熱線20に直接接触す
る第2の発泡樹脂層16の材質選択については耐熱性を
重視するようにすればよい。
【0020】具体例として、ポリエチレンとポリプロピ
レンとを対比した場合、ポリプロピレンはポリエチレン
よりも耐熱性が高い反面、ポリエチレンよりも発泡倍率
の上限が低いという特性があるので、前記第1の発泡樹
脂層14に発泡ポリプロピレン層を用い、第2の発泡樹
脂層16に前記発泡ポリプロピレン層よりも発泡倍率の
高い発泡ポリエチレン層を用いることにより、要求され
る耐熱性と柔軟性の双方を満足させることができる。
【0021】均熱板18は、発熱線20の熱を有効に均
一化するだけの伝熱性を有する金属製のものが好まし
く、特にアルミニウム板やアルミニウム合金板が好適で
ある。
【0022】発熱線20は、前記均熱板18の裏面に蛇
行状態で配策され、パネルの略全面にわたって張り巡ら
されている。この実施の形態では、図2に示すように、
発熱線20の途中に、加熱温度が一定以上になった場合
に自動的に通電を切る異常加熱防止用の温度ヒューズ2
6が介設され、発熱線20の両端が配線接続部28とし
てパネル端部に集中配置されている。また、前記第2の
断熱材層(発泡樹脂層14,16)には、前記温度ヒュ
ーズ26を収容するための窓17Aと、配線接続部28
を露出させるための切欠17Bとが設けられている。
【0023】なお、図2は、第2の発泡樹脂層16を二
点鎖線で示し、この第2の発泡樹脂層16を透かして均
熱板18の裏面を図示したものである。
【0024】本発明において、前記発熱線20の具体的
な構造は問わず、その通電によって安全に発熱するもの
であればよい。この実施の形態では、図3に示すような
芯材21の周囲に抵抗線を巻き、さらにその外側を耐熱
性の高い絶縁体(例えばシリコンやポリ塩化ビニル)で
覆ったものが用いられている。そして、この発熱線20
を均熱板18と伝熱箔(例えばアルミニウム箔)24と
の間に挟み込み、伝熱箔24を均熱板18の裏側に貼着
することにより、発熱線20が配線状態で均熱板18の
裏面に接触し、かつ固定されている。
【0025】次に、この床暖房パネル10の製造方法を
説明する。
【0026】1)まず、図4(a)に示すような基板P
及び発熱体Sを各々別個に形成しておく。具体的には、
第1の断熱材層12の上に第1の発泡樹脂層14、第2
の発泡樹脂層16を順に重ねて接着剤等で接合すること
により、基板Pを形成する。一方、発熱線20を上述の
形状で均熱板18の裏面(図4(a)では下面)に配索
し、この均熱板18の裏面と伝熱箔24との間に発熱線
20を挟み込むとともに、当該発熱線20同士の間の箇
所で均熱板18の裏面と伝熱箔24とを両面粘着テープ
などで直接固着することにより、発熱線20を均熱板1
8の裏面に固定して発熱体Sを形成する。
【0027】2)前記基板Pと発熱体Sとを合体させて
図4(b)に示す床暖房パネル10を完成する。具体的
には、均熱板18の裏面に固定された発熱線20及びそ
の表面の伝熱箔24を第2の発泡樹脂層16の上面に押
付けながら、伝熱箔24の略全面と第2の発泡樹脂層1
6の上面とを熱融着や接着剤などの手段で直接固着させ
る。その際、発熱線20は第2の発泡樹脂層16さらに
はその下方の第1の発泡樹脂層14の凹み変形を伴いな
がら第2の発泡樹脂層16の上面に食い込む。
【0028】従って、従来のように基板Pの表面に発熱
線配索用の溝を刻設しなくても、発熱線20を簡単に基
板Pと均熱板18との間に挟み込むことができる。しか
も、発泡樹脂層14,16の下側にある第1の断熱材層
12によって、パネル全体の剛性は十分に確保すること
ができる。
【0029】この床暖房パネル10の施工例を図5に示
す。図例では、荒床30の上に適当な間隔で小根太32
を固定し、各小根太32同士の間に前記床暖房パネル1
0を嵌め込むとともに、各床暖房パネル10の配線接続
部28同士を連鎖的に(直列で)ヒータ線34によって
接続するようにしている。この場合、床暖房パネル10
の長手方向端部同士の間には、前記配線用の隙間36を
確保しておくことが好ましい。
【0030】このような床暖房パネル10の施工によ
り、床下面側の断熱性(すなわち基板Pの断熱性)に優
れた効率の高い床暖房構造を構築することができる。ま
た、基板Pを構成する第1の断熱材層12及び第2の断
熱材層には軽量のものが使用できるため、施工の際の床
暖房パネル10の取扱いも容易である。
【0031】その他、本発明は例えば次のような実施形
態をとることも可能である。
【0032】・本発明では、発熱線20の具体的な配線
形状を特に問わない。上述のように、本発明では基板P
側に配線用の溝を刻み込む必要がないため、自由に配線
形状を設定することができる。どのような形状に設定す
るにしても、発熱線20をパネルの略全面にわたって張
り巡らせることにより、より均一な床暖房ができる。さ
らに、図1及び図4(b)に示すように、パネル端部で
の発熱線20の配設ピッチp1をパネル中央での発熱線
20の配設ピッチp2より小さくすることにより、放熱
しやすいパネル端部での単位面積当たりの発熱量を放熱
しにくいパネル中央での単位面積当たりの発熱量より大
きくすることができ、その結果、暖房の均一性をより向
上させることが可能になる。
【0033】特に、前記図5に示すように小根太32間
に床暖房パネル10を嵌め込む場合、小根太32は原則
として常温であるため、この小根太32の近傍に位置す
る(場合によっては接触する)パネル端部の発熱線20
のピッチを小さくすることは、非常に有効である。さら
に、このパネル端部をアルミニウム製のテープによって
小根太32に取付けるようにし、小根太32にも熱を積
極的に伝えるようにすれば、暖房の均一化がより顕著に
なる。
【0034】・本発明にかかる床暖房パネルの上面板
は、前記のような均熱板18に限らず、例えば化粧材
(フローリング、畳、カーペットなど)で構成するよう
にしてもよい。ただし、この場合でも、上面板の少なく
とも下面は上述の均熱板18で構成することが、より好
ましい。これにより、さらに均一な暖房を実現できる。
【0035】・上述のように均熱板18に発熱線20を
固定する場合、その具体的な手段は問わず、例えば伝熱
箔24を使わずに発熱線20を均熱板18に直接接着剤
等で固定するようにしてもよい。ただし、上記のように
発熱線20を均熱板18と伝熱箔24との間に挟み込む
ことにより、発熱線20から均熱板18への熱伝達効率
をさらに高めることが可能になる。また、本発明にかか
る床暖房パネルは、予め基板の第2の断熱材層上に発熱
線20を配線し、その上に均熱板18を押し付けて当該
均熱板18を第2の断熱材層上面に固着させる方法によ
っても製造が可能である。
【0036】
【実施例】前述の図面に基づき、本発明の好ましい実施
例を開示する。
【0037】・パネル寸法は、全長1800mm、幅255mmと
する。
【0038】・第1の断熱材層12にはPPOを使用
し、厚さ3mmのものを形成する。これにより、第1の
断熱材層12を薄くして軽量化を図りながら、パネルの
十分な剛性を確保でき、また、高い断熱性も得られる。
【0039】・発熱線20と直接接触する第1の発泡樹
脂層14には、耐熱性に優れた発泡ポリプロピレンを使
用し、厚さ4mmのものを形成する。この発泡ポリプロ
ピレン層の発泡倍率は約30倍である。
【0040】・発熱線20と直接接触しない第2の発泡
樹脂層16には、柔軟性を優先して、高い発泡倍率(約
40倍)が得られる発泡ポリエチレンを用い、厚さ4m
mのものを形成する。そして、この発泡ポリエチレン層
を前記発泡ポリプロピレン層(第1の発泡樹脂層14)
の下面に熱融着によって結合する。この第2の発泡樹脂
層16により、前記発泡ポリプロピレン層で吸収しきれ
ない凹凸を吸収する。これらの発泡ポリエチレン層及び
発泡ポリプロピレン層はともに密度が小さく、前記PP
Oとともにパネル全体の軽量化に寄与する。
【0041】・その重量は1kg弱である(例えば木板製
の従来パネルは2〜3kg程度)。
【0042】・均熱板18には、熱伝導率の高いアルミ
ニウム板を用いる。厚さは0.3mm程度が好適である。
ある程度の厚さをもたせれば、良好な保温性を確保でき
る。
【0043】・発熱線20には、耐熱性(耐熱温度約18
0℃)に優れたシリコン被覆ヒータを用いる。直径は約
2mm程度とする。
【0044】・伝熱箔24には、熱伝導率の高いアルミ
ニウム箔を用いる。厚みは40μ程度とする。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、基板と上面板と
の間に発熱線が挟み込まれる床暖房パネルにおいて、前
記基板を剛性の高い第1の断熱材層と柔軟性に優れた第
2の断熱材層とで構成し、この第2の断熱材層に前記発
熱線を食い込ませるようにしたものであるので、パネル
全体の剛性は十分に保ちながら、製造容易な構成で、効
率の高い良好な床暖房を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる床暖房パネルの破
断斜視図である。
【図2】前記床暖房パネルの配線状態を示す底面図であ
る。
【図3】図4(a)のA部拡大断面図である。
【図4】(a)は前記床暖房パネルの基板と発熱体とを
合体させる前の状態を示す断面図、(b)は合体後の断
面図である。
【図5】前記床暖房パネルの施工例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 床暖房パネル 12 第1の断熱材層 14 第1の発泡樹脂層 16 第2の発泡樹脂層 18 均熱板 20 発熱線 24 伝熱箔 P 基板 S 発熱体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と上面板との間に発熱線が配される
    床暖房パネルにおいて、前記基板を、第1の断熱材層
    と、この第1の断熱材層よりも剛性の低い第2の断熱材
    層とを積層することにより構成し、その第2の断熱材層
    に前記発熱線を食い込ませた状態でこの発熱線を第2の
    断熱材層と上面板との間に挟み込んだことを特徴とする
    床暖房パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床暖房パネルにおいて、
    前記上面板の少なくとも下面を金属製の均熱板で構成し
    たことを特徴とする床暖房パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の床暖房パネルにおいて、
    前記発熱線を前記均熱板とこの均熱板よりも薄肉の伝熱
    箔との間に挟み込み、この伝熱箔及び発熱線を第2の断
    熱材層と均熱板との間に挟み込んだことを特徴とする床
    暖房パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の床暖房
    パネルにおいて、前記第2の断熱材層を発泡樹脂層で構
    成したことを特徴とする床暖房パネル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の床暖房パネルにおいて、
    前記第2の断熱材層を、第1の発泡樹脂層と、この第1
    の発泡樹脂層よりも剛性が高くかつ耐熱性の高い第2の
    発泡樹脂層とで構成し、前記第1の発泡樹脂層を前記第
    1の断熱材層側に接合し、前記第2の発泡樹脂層に前記
    発熱線を食い込ませたことを特徴とする床暖房パネル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の床暖房パネルにおいて、
    前記第1の発泡樹脂層を発泡ポリエチレン層とし、前記
    第2の発泡樹脂層を前記第1の発泡樹脂層よりも発泡倍
    率の低い発泡ポリプロピレン層としたことを特徴とする
    床暖房パネル。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載の床暖房
    パネルにおいて、前記第1の断熱材層がポリフェニレン
    オキサイドからなることを特徴とする床暖房パネル。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7記載の床暖房パネルにおい
    て、前記発熱線をパネルの略全面にわたって張り巡らせ
    るとともに、パネル端部における発熱線の配設ピッチを
    パネル中央における電熱線の配設ピッチよりも小さくし
    たことを特徴とする床暖房パネル。
  9. 【請求項9】 基板と上面板との間に発熱線が挟み込ま
    れる床暖房パネルの製造方法であって、第1の断熱材層
    と、この第1の断熱材層よりも剛性の低い第2の断熱材
    層とを積層することにより前記基板を形成する一方、前
    記上面板の裏面に前記発熱線を配して当該裏面に固定し
    ておき、この発熱線を前記第2の断熱材層に押し付けて
    当該第2の断熱材層に食い込ませながら前記上面板を前
    記第2の断熱材層上に積層することを特徴とする床暖房
    パネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の床暖房パネルの製造方
    法において、前記上面板の少なくとも下面を金属製の均
    熱板で構成し、この均熱板とそれよりも薄肉の伝熱箔と
    の間に前記発熱線を挟み込み、この伝熱箔を前記第2の
    断熱材層上に積層することを特徴とする床暖房パネルの
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218551A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置
KR20140128642A (ko) * 2013-04-29 2014-11-06 주식회사 디에스시스템 바닥 난방 시공용 판넬 및 이를 이용한 바닥 난방 시공 방법

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