JP2005105538A - ヒーターパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 木質基材50の裏面側に線ヒーター54あるいは面ヒーターが組み込まれている電気式床暖房用のヒーターパネルAにおいて、歩行感の悪化を招くことなく高い断熱性能と遮音性能とを共に確保できるようにして、コンクリートスラブへの直貼り施工を可能とする。
【解決手段】 木質基材の裏面側に発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターが組み込まれている電気式床暖房用のヒーターパネルAにおいて、木質基材50の裏面に緩衝材として機能する不織布層61と断熱層として機能する樹脂発泡体層62の2層からなるバッカー材60を積層する。コンクリートスラブに直貼りしても、樹脂発泡体層62が存在することによりコンクリートスラブ側への放熱が抑制され、ヒーター通電時の昇温特性および温度特性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は発熱体として線ヒーターあるいはPTCヒーターのような面ヒーターを備えたヒーターパネル、特に、コンクリートスラブに直貼りするのに好適なヒーターパネルに関する。
木質基材の裏面側に線ヒーターや面ヒーターを組み込んだヒーターパネルを用いて、電気式の床暖房構造を施工することは知られている。特許文献1(特開2000−179876号公報)、特許文献2(特開2000−320845号公報)などには線ヒーターを用いたヒーターパネルが記載されている。図4にバッカー材などを取り除いた状態の背面図を、図5に断面図を示すように、ヒーターパネルAは、合板などである木質基材1の裏面に一定パターンに凹溝2が形成され、そこに線ヒーター3が埋め込まれると共に、線ヒーター3に電気的に接続する雄コネクター4、雌コネクター5がやはり木質基板1の裏面に形成した切り込み部6内に配置されている。また、サーモスタット7が配置され、安全性を確保している。木質基材1の裏面にはアルミ箔などからなる均熱層8が形成され、かつ、バッカー材9が積層される。バッカー材9には、床暖房を施工する場所の床下地の状態に応じて、合板や木質繊維板などの木質材、不織布、発泡樹脂材料などが用いられる。なお、図4では複数の木質基板1が階段状に組み付けられて一枚のヒーターパネルAを構成しているが、矩形状に組み付けられる場合もある。さらに、図6に示すように、木質基板1の裏面に凹溝2に沿うようにして細溝2aを形成し、木質基材1に可撓性を与えて遮音性能を高めることも行われている(特許文献3:特開平8−165790号公報など参照)。
施工に際しては、図7に一例を示すように、例えば、大引き10や根太11を持つ床下地構造の場合には、根太11、11間に発泡樹脂のような断熱材12を入れ、その上に下地合板13を不陸のないように貼り付ける。その際に、建物壁面20に取り付けたリレーボックス21とヒーターパネルAとを電気的に接続する電源ケーブル22(あるいは、電源ケーブル用CD管)を下地合板13の下に埋め込むことも行われる。この床下地構造の場合には、根太11間に埋め込んだ断熱材12が断熱層として効果的に機能するので、ヒーターパネルAの裏面に積層するバッカー材9は合板や木質繊維板などの木質材でよく、必要な場合には厚さ10mm程度の不織布をさらに積層して遮音性能を確保する。均熱層8の裏面にバッカー材9として不織布を直接積層することも行われる。
集合住宅のように床下地がコンクリートスラブの場合に、ヒーターパネルはコンクリートスラブ面に直貼り施工される場合がある。この場合、コンクリートスラブ面の不陸を吸収できかつ階下への遮音性を向上させるために、前記特許文献に記載されるように、クッション性(緩衝性)の高い材料、例えば、より厚手の不織布や、比較的発泡倍率の高い発泡樹脂材料がバッカー材として用いられる。
特開2000−179876号公報 特開2000−320845号公報 特開平8−165790号公報
しかし、従来の直貼り用ヒーターパネルは木質基材裏面の断熱性能が必ずしも十分なものではなかった。そのために、コンクリートスラブ側に熱が奪われやすく、熱効率の低下を招くことがあった。バッカー材の厚さを厚くすることにより断熱性を確保することが考えられるが、本来クッション材(緩衝材)としての機能を期待するバッカー材を厚くすると、歩行者の荷重による沈み込み量が大きくなりすぎて歩行感の悪化を招くので、有効な解決策とはならない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、木質基材の裏面側に線ヒーターあるいは面ヒーターが組み込まれている電気式床暖房用のヒーターパネルにおいて、歩行感の悪化を招くことなく高い断熱性能と遮音性能とを共に確保できるように改良されたヒーターパネルを提供することを目的とする。
上記の課題は、本発明によれば、電気式床暖房用のヒーターパネルにおいて、遮音性能を向上させる機能と断熱性を確保する機能とを、同一のバッカー材でなく異なったバッカー材により分担して持たせることにより、解決される。
すなわち、本発明によるヒーターパネルは、木質基材の裏面側に発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターが組み込まれている電気式床暖房用のヒーターパネルであって、木質基材の裏面には、少なくとも不織布からなる層と樹脂発泡体からなる層の2層がバッカー材として積層されていることを特徴とする。不織布からなる層は主に遮音性能を向上させる機能を果たし、樹脂発泡体からなる層は主に断熱性を確保する機能を果たす。
バッカー材をこのような複数の層構成とすることにより、遮音性能と断熱性能の双方を同時に満足できるヒーターパネルを得ることができるので、この構成のヒーターパネルをコンクリートスラブ面に直貼り施工した場合に、高い遮音性能を維持しながら、コンクリートスラブ側からの放熱を最小限に抑えることが可能となり、ヒーター通電時の昇温特性および温度特性を向上させることができる。結果として、直貼り電気式床暖房において、高い熱効率を得ることができる。
本発明のヒーターパネルにおいて、好ましくは、上からの同一荷重に対する沈み込み量が、不織布層よりも樹脂発泡体層が小さくなるように樹脂発泡体が調整される。より好ましくは、通常の状態で床面を歩行する者により生じる上からの荷重(一例として、70kgの人間が歩行するときに作用する荷重)では、沈み込み量がほぼ0であるように密度あるいは発泡倍率が調整された樹脂発泡体を樹脂発泡体層として用いる。これにより、柔軟性のある不織布層によって十分な遮音性能を確保しながら、沈み込み量が大きすぎることにより歩行感が悪化する現象を完全に回避することができる。
好ましくは、不織布層には例えばポリエステル繊維製の不織布を用いる。樹脂発泡体層の樹脂種に特に限定はないがコストの面や環境面からPET,PSなどが好ましい。厚みは、上からの荷重のない状態で、不織布層は2〜5mm程度、樹脂発泡体層は2〜5mm程度、バッカー材全体では5〜10mm程度である。バッカー材の層構造は、木質基材側が不織布層、床下地側が樹脂発泡体層の2層構造でもよく、不織布層の両面を樹脂発泡体層で挟持した3層構造であってもよい。各層間の接合は、ウレタン系樹脂のような接着剤で行うことができる。
前記のように、木質基材の裏面側に多数の細溝を形成し、それにより木質基材に可撓性を付与することは既に知られているが、本発明のヒーターパネルにおいても、その技術を採用することにより、遮音性能をさらに向上させることができる。
本発明による電気式床暖房用のヒーターパネルを用いることにより、ヒーターパネルをコンクリートスラブ面に直貼り施工する場合であっても、歩行感の悪化を招くことなく高い断熱性能と遮音性能とを共に確保した床暖房構造を構築することができる。
以下、本発明にかかる電気式床暖房用のヒーターパネルの好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明によるヒーターパネルの一実施の形態の断面図であり、図2は平面図である。図3は他の実施の形態を示す要部の断面図であり、図4はさらに他の実施の形態を示す要部の断面図である。
図1、図2に示すヒーターパネルAは、周囲に雄実加工51と雌実加工52が施された長尺状の木質基材50が長手方向に位置をずらしながら階段状に組み付けられて、1つのピースとされており、300mm×900mm程度の大きさのものである。各木質基材50は合板が用いられ、厚みは15〜20mm程度である。各木質基材50の裏面には、図4に示したものと同様、凹溝53が連続するように形成されていて、その中に線ヒーター54が埋め込まれている。また、上下端の木質基材50には、5mm程度の深さの切り欠き部57、58が形成されており、そこに、コネクター55、56が進退自在に配置されている。各コネクターに55、56は線ヒーター54に電気的に接続すると共に、隣接するヒーターパネルAとの電気的接続も可能にしている。図示しないが、木質基材50の裏面にはアルミ箔のような均熱材が取り付けられることもある。なお、上記の構造は、図4に示すような従来の電気式床暖房用のヒーターパネルと同様であってよい。
本発明によるヒーターパネルAは、木質基材の裏面に貼り付けるバッカー材60が、素材の異なる複数の層で形成される点で従来のヒーターパネルと構成を異にしている。図1に示す例で、バッカー材60は、不織布層61と樹脂発泡体層62との2層構成とされており、不織布層61が木質基材50の裏面側に面して積層されている。この例において、バッカー材60の総厚みは7.0mm、不織布層61の厚みは3.5mm、樹脂発泡体層62の厚みは3.5mmである。不織布層61はポリエチレン繊維製の不織布で形成され、樹脂発泡体層62はPETの発泡体である。
上記2層構成のバッカー材60では、不織布層61は樹脂発泡体層62と比較して柔らかく、上からの同一荷重に対する沈み込み量は、不織布層61よりも樹脂発泡体層62が小さい。そのために、緩衝性能および遮音性能は主に柔らかい不織布層61により担保され、樹脂発泡体層62はもっぱら断熱材としての機能を果たす。樹脂発泡体層62の発泡倍率を適宜選択することにより、例えば体重70kgの人間が暖房床上を歩行するときの沈み込み量を樹脂発泡体層62ではほぼ0とすることもできる。一方、不織布層61は緩衝性能および遮音性能を満足する厚さであればよく、歩行感が低下するような厚さの厚いものとする必要はない。
この構成を持つバッカー材60を備えたヒーターパネルAは、それ自体で高い断熱性能を備えており、コンクリートスラブ面に直貼り施工した場合にも、コンクリートスラブ側からの放熱を最小限に抑えることが可能となり、同時に、高い遮音性能も確保することができる。そのために、従来困難とされていたコンクリートスラブへの直貼り施工による電気式暖房構造の構築が容易化する。
不織布層61と樹脂発泡体層62のそれぞれの物性値(例えば、厚さ、柔らかさ、沈み込み量など)をどのような値のものとするかは、直貼り床暖房施工現場に求められる断熱性や遮音性を考慮して、経験的にあるいは計算により最適値を求めるようにする。
図3aに示す形態では、木質基材50の裏面に、凹溝53に沿うようにして多数の切り込み細溝59を形成している。このような細溝59を形成して木質基材50に可撓性を与えることにより、直貼り電気式有暖房フロアの遮音性能をさらに高めることができる。また、図3aの形態では、不織布層61の厚みが樹脂発泡体層62の厚みよりも大きくなっているが、この厚みの違いも、施工現場で求められる遮音性能と断熱性能とを勘案して適宜設定されるものである。
図3bに示す形態では、樹脂発泡体層62aと不織布層61と樹脂発泡体層62の3層構造とになっている点で、図1に示したものと相違している。断熱層としての樹脂発泡体層62aを木質基材50の直裏面に積層することにより、コンクリート床面からの放熱をさらに効果的に抑制することができ、ヒーター通電時の昇温特性および温度特性はさらに向上する。
なお、図示の例ではすべて線ヒーターを用いるヒーターパネルを例として示したが、線ヒーターに代えてPTCヒーターのような面ヒーターを持つヒーターパネルであっても、本発明によるバッカー材構造を等しく適用できることは説明を要しない。
本発明によるヒーターパネルの一実施の形態を示す断面図。 本発明によるヒーターパネルの一実施の形態を示す平面図。 本発明によるヒーターパネルの他の実施の形態を示す要部の断面図。 線ヒーターを用いたヒーターパネルの一例を示す背面図。 従来のヒーターパネルを下地合板の上に貼り付けた状態を断面で示す図。 従来のヒーターパネルの他の例を示す要部の断面図。 下地合板の上にヒーターパネルを貼り付けて電気式床暖房とする一例を示す図。
符号の説明
A…ヒーターパネル、50…木質基材、53…凹溝、54…線ヒーター、55、56…コネクター、60…バッカー材、61…不織布層、62、62a…樹脂発泡体層

Claims (3)

  1. 木質基材の裏面側に発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターが組み込まれている電気式床暖房用のヒーターパネルであって、木質基材の裏面には、少なくとも不織布からなる層と樹脂発泡体からなる層の2層がバッカー材として積層されていることを特徴とするヒーターパネル。
  2. 上からの同一荷重に対する沈み込み量が、不織布層よりも樹脂発泡体層が小さくなるように発泡樹脂体が調整されていることを特徴とする請求項1に記載のヒーターパネル。
  3. 木質基材は裏面側に多数の細溝が形成されていて、それにより木質基材に可撓性が付与されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒーターパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104746840A (zh) * 2014-07-28 2015-07-01 方乐 防火耐高温地板
CN105256907A (zh) * 2015-10-10 2016-01-20 广西南宁环球汇狮新型建材有限公司 一种防火防水隔热一体化的现浇板

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