JPH11132482A - 暖房床構造 - Google Patents
暖房床構造Info
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- JPH11132482A JPH11132482A JP30160597A JP30160597A JPH11132482A JP H11132482 A JPH11132482 A JP H11132482A JP 30160597 A JP30160597 A JP 30160597A JP 30160597 A JP30160597 A JP 30160597A JP H11132482 A JPH11132482 A JP H11132482A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工が簡単で、部屋の床表面が効果的に且つ
均等に温められる暖房床構造を提供する。 【解決手段】 発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互に
間隔をあけ並設固着して床暖房具３を形成し、この床暖
房具３を床下地４上に根太桟材２を当接支持させて敷設
し、同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５を敷設し
てなる。
均等に温められる暖房床構造を提供する。 【解決手段】 発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互に
間隔をあけ並設固着して床暖房具３を形成し、この床暖
房具３を床下地４上に根太桟材２を当接支持させて敷設
し、同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５を敷設し
てなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下地上に発熱面
体、床表面材が積層構造となって敷設された暖房床構造
に関するものである。
体、床表面材が積層構造となって敷設された暖房床構造
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図３に示す如く、床下地４上
に発熱面体１、床表面材５が積層構造となって敷設され
た暖房床構造は知られている。該暖房床構造において
は、床下地４が木質角材でなる本根太９を相互に間隔を
あけてコンクリートでなる床基礎面13上に並設してなっ
ており、該床下地４の本根太９上に床表面材５は敷設さ
れている。この場合、相互に実接合される複数枚の木質
床板材11ａ、11ｂが床表面材５として本根太９上に架設
固定されて敷設されており、同木質床板材11ａ、11ｂは
相互に凸実14と凹実15とが嵌合されて実接合されてい
る。
に発熱面体１、床表面材５が積層構造となって敷設され
た暖房床構造は知られている。該暖房床構造において
は、床下地４が木質角材でなる本根太９を相互に間隔を
あけてコンクリートでなる床基礎面13上に並設してなっ
ており、該床下地４の本根太９上に床表面材５は敷設さ
れている。この場合、相互に実接合される複数枚の木質
床板材11ａ、11ｂが床表面材５として本根太９上に架設
固定されて敷設されており、同木質床板材11ａ、11ｂは
相互に凸実14と凹実15とが嵌合されて実接合されてい
る。
【０００３】又、木質床板材11ａは内部に面ヒータでな
る発熱面体１が埋設されて暖房機能を有するものとなっ
ており、該木質床板材11ａが部屋の中程部分に複数枚敷
設され、同木質床板材11ａの周縁に隣接されて部屋の周
辺部分にボーダー用の暖房機能を有しない通常の木質床
板材11ｂが連続して敷設されている。したがって、暖房
機能を有する複数枚の木質床板材11ａによって、部屋の
中程部分の床表面が温められ暖房される。
る発熱面体１が埋設されて暖房機能を有するものとなっ
ており、該木質床板材11ａが部屋の中程部分に複数枚敷
設され、同木質床板材11ａの周縁に隣接されて部屋の周
辺部分にボーダー用の暖房機能を有しない通常の木質床
板材11ｂが連続して敷設されている。したがって、暖房
機能を有する複数枚の木質床板材11ａによって、部屋の
中程部分の床表面が温められ暖房される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、床表面材５として暖房機能を有す
る木質床板材11ａを別途に製造して品揃えする必要があ
り、しかも、該暖房機能を有する木質床板材11ａが内部
に発熱面体１を埋設した構造となっていて、該木質床板
材11ａを各々製造するコストは高く、又、複数枚敷設さ
れる同木質床板材11ａの各発熱面体１を相互に電気的に
接続する配線作業は困難で、施工が複雑で面倒なもっと
なっていた。
来の技術においては、床表面材５として暖房機能を有す
る木質床板材11ａを別途に製造して品揃えする必要があ
り、しかも、該暖房機能を有する木質床板材11ａが内部
に発熱面体１を埋設した構造となっていて、該木質床板
材11ａを各々製造するコストは高く、又、複数枚敷設さ
れる同木質床板材11ａの各発熱面体１を相互に電気的に
接続する配線作業は困難で、施工が複雑で面倒なもっと
なっていた。
【０００５】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、部屋の床表面全体に通常の床表面材を敷設する
ことができ、発熱面体を相互に電気的に接続する配線作
業も不要で、電気配線を含めた施工が簡単であり、しか
も、発熱面体が床下地から浮いた位置に保持されて床下
への熱の逃げが防止されると共に、該発熱面体は床下地
上に一面となって敷設されて、部屋の床表面が効果的に
且つムラなく均等に温められ暖房される暖房床構造を提
供することである。
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、部屋の床表面全体に通常の床表面材を敷設する
ことができ、発熱面体を相互に電気的に接続する配線作
業も不要で、電気配線を含めた施工が簡単であり、しか
も、発熱面体が床下地から浮いた位置に保持されて床下
への熱の逃げが防止されると共に、該発熱面体は床下地
上に一面となって敷設されて、部屋の床表面が効果的に
且つムラなく均等に温められ暖房される暖房床構造を提
供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
暖房床構造は、発熱面体の裏面に根太桟材を相互に間隔
をあけ並設固着して床暖房具を形成し、該床暖房具を床
下地上にその根太桟材を当接支持させて敷設し、同床暖
房具の発熱面体上に床表面材を敷設してなるものであ
る。
暖房床構造は、発熱面体の裏面に根太桟材を相互に間隔
をあけ並設固着して床暖房具を形成し、該床暖房具を床
下地上にその根太桟材を当接支持させて敷設し、同床暖
房具の発熱面体上に床表面材を敷設してなるものであ
る。
【０００７】したがって、この場合、床下地上に床暖房
具が敷設され、該床暖房具上に床表面材は敷設されるた
め、該床表面材として暖房機能を有しない通常の床表面
材を使用して、これを部屋の床表面全体に敷設すること
ができる。しかも、床暖房具が発熱面体の裏面に根太桟
材を相互に間隔をあけ並設固着して形成され、該床暖房
具は床下地上にその根太桟材を当接支持させて敷設さ
れ、同床暖房具の発熱面体上に床表面材が敷設されるた
め、発熱面体が根太桟材によって床下地から浮いた位置
に保持されて床下への熱の逃げが防止されると共に、該
発熱面体は床下地上に一面となって敷設されて、部屋の
床表面が効果的に且つムラなく均等に温められ暖房さ
れ、又、一面となる同発熱面体は相互に電気的に接続す
るというような配線作業が不要で、電気配線を含めた施
工全般は簡単である。
具が敷設され、該床暖房具上に床表面材は敷設されるた
め、該床表面材として暖房機能を有しない通常の床表面
材を使用して、これを部屋の床表面全体に敷設すること
ができる。しかも、床暖房具が発熱面体の裏面に根太桟
材を相互に間隔をあけ並設固着して形成され、該床暖房
具は床下地上にその根太桟材を当接支持させて敷設さ
れ、同床暖房具の発熱面体上に床表面材が敷設されるた
め、発熱面体が根太桟材によって床下地から浮いた位置
に保持されて床下への熱の逃げが防止されると共に、該
発熱面体は床下地上に一面となって敷設されて、部屋の
床表面が効果的に且つムラなく均等に温められ暖房さ
れ、又、一面となる同発熱面体は相互に電気的に接続す
るというような配線作業が不要で、電気配線を含めた施
工全般は簡単である。
【０００８】本発明の請求項２記載の暖房床構造は、上
記請求項１記載の暖房床構造において、均熱シートの裏
面にコードヒータを配線付設して発熱面体となし、該発
熱面体のコードヒータが配線付設された箇所以外の部分
の裏面に根太桟材を相互に間隔をあけて並設固着し、該
根太桟材の間隔で同発熱面体の裏面にコードヒータを覆
うよう断熱材を充填付設して床暖房具を形成したことを
特徴とする。
記請求項１記載の暖房床構造において、均熱シートの裏
面にコードヒータを配線付設して発熱面体となし、該発
熱面体のコードヒータが配線付設された箇所以外の部分
の裏面に根太桟材を相互に間隔をあけて並設固着し、該
根太桟材の間隔で同発熱面体の裏面にコードヒータを覆
うよう断熱材を充填付設して床暖房具を形成したことを
特徴とする。
【０００９】したがって、この場合は特に、発熱面体が
均熱シートの裏面にコードヒータを配線付設してなるた
め、該発熱面体は折り畳んだり巻き取ったりしてコンパ
クトに梱包し運搬することができるものとなり、これを
広げて容易に敷設することができるものともなる。しか
も、発熱面体のコードヒータが配線付設された箇所以外
の部分の裏面に根太桟材は相互に間隔をあけて並設固着
されるため、コードヒータが支障となることなく根太桟
材を発熱面体の裏面に確実に固着することができる。
又、根太桟材の間隔で発熱面体の裏面にコードヒータを
覆うよう断熱材が充填付設されるため、床下への熱の逃
げはより確実に防止される。
均熱シートの裏面にコードヒータを配線付設してなるた
め、該発熱面体は折り畳んだり巻き取ったりしてコンパ
クトに梱包し運搬することができるものとなり、これを
広げて容易に敷設することができるものともなる。しか
も、発熱面体のコードヒータが配線付設された箇所以外
の部分の裏面に根太桟材は相互に間隔をあけて並設固着
されるため、コードヒータが支障となることなく根太桟
材を発熱面体の裏面に確実に固着することができる。
又、根太桟材の間隔で発熱面体の裏面にコードヒータを
覆うよう断熱材が充填付設されるため、床下への熱の逃
げはより確実に防止される。
【００１０】本発明の請求項３記載の暖房床構造は、上
記請求項１又は２記載の暖房床構造において、相互に間
隔をあけて並設された本根太上に捨て貼り合板を架設固
定して床下地となし、該床下地の捨て貼り合板上に床暖
房具を敷設したことを特徴とする。
記請求項１又は２記載の暖房床構造において、相互に間
隔をあけて並設された本根太上に捨て貼り合板を架設固
定して床下地となし、該床下地の捨て貼り合板上に床暖
房具を敷設したことを特徴とする。
【００１１】したがって、この場合は特に、床下地が相
互に間隔をあけて並設された本根太上に捨て貼り合板を
架設固定してなるため、該床下地の一面状となる捨て貼
り合板上に床暖房具を容易に敷設することができる。
互に間隔をあけて並設された本根太上に捨て貼り合板を
架設固定してなるため、該床下地の一面状となる捨て貼
り合板上に床暖房具を容易に敷設することができる。
【００１２】本発明の請求項４記載の暖房床構造は、上
記請求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の暖房床構
造において、相互に実接合される複数枚の木質床板材を
床表面材として発熱面体上に敷設したことを特徴とす
る。
記請求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の暖房床構
造において、相互に実接合される複数枚の木質床板材を
床表面材として発熱面体上に敷設したことを特徴とす
る。
【００１３】したがって、この場合は特に、相互に実接
合される複数枚の木質床板材が床表面材として発熱面体
上に敷設されるため、木質床板材を相互に実接合して通
常の床表面材として部屋の床表面全体に敷設することが
でき、この場合でも、各木質床板材は相互に実接合され
てその反り変形が防止される。
合される複数枚の木質床板材が床表面材として発熱面体
上に敷設されるため、木質床板材を相互に実接合して通
常の床表面材として部屋の床表面全体に敷設することが
でき、この場合でも、各木質床板材は相互に実接合され
てその反り変形が防止される。
【００１４】本発明の請求項５記載の暖房床構造は、上
記請求項１〜４のいずれか一つの請求項記載の暖房床構
造において、床暖房具と略同じ厚さ寸法を有するボーダ
ーパネルを該床暖房具の周縁に隣接させて床下地上に敷
設し、同床暖房具及びボーダーパネル上に床表面材を跨
がるよう連続させて敷設したことを特徴とする。
記請求項１〜４のいずれか一つの請求項記載の暖房床構
造において、床暖房具と略同じ厚さ寸法を有するボーダ
ーパネルを該床暖房具の周縁に隣接させて床下地上に敷
設し、同床暖房具及びボーダーパネル上に床表面材を跨
がるよう連続させて敷設したことを特徴とする。
【００１５】したがって、この場合は特に、床暖房具と
略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネルが該床暖房具の
周縁に隣接されて床下地上に敷設され、同床暖房具及び
ボーダーパネル上に床表面材が跨がるよう連続されて敷
設されるため、部屋の中程部分の床表面のみが床暖房具
によって集中的に効率よく暖房され、しかも、該部屋の
中程部分とボーダーパネルが敷設された部屋の周辺部分
との間の床表面に段差や違和感が生じないように、同部
屋の床表面全体で同様に床表面材を床暖房具及びボーダ
ーパネルの上に敷設することができ、該敷設施工は簡単
である。
略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネルが該床暖房具の
周縁に隣接されて床下地上に敷設され、同床暖房具及び
ボーダーパネル上に床表面材が跨がるよう連続されて敷
設されるため、部屋の中程部分の床表面のみが床暖房具
によって集中的に効率よく暖房され、しかも、該部屋の
中程部分とボーダーパネルが敷設された部屋の周辺部分
との間の床表面に段差や違和感が生じないように、同部
屋の床表面全体で同様に床表面材を床暖房具及びボーダ
ーパネルの上に敷設することができ、該敷設施工は簡単
である。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１、２は、本発明の請求項１〜
５全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の暖房
床構造は、発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互に間隔
をあけ並設固着して床暖房具３を形成し、該床暖房具３
を床下地４上にその根太桟材２を当接支持させて敷設
し、同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５を敷設し
てなるものである。
５全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の暖房
床構造は、発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互に間隔
をあけ並設固着して床暖房具３を形成し、該床暖房具３
を床下地４上にその根太桟材２を当接支持させて敷設
し、同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５を敷設し
てなるものである。
【００１７】該実施形態の暖房床構造においては、均熱
シート６の裏面にコードヒータ７を配線付設して発熱面
体１となし、該発熱面体１のコードヒータ７が配線付設
された箇所以外の部分の裏面に根太桟材２を相互に間隔
をあけて並設固着し、該根太桟材２の間隔で同発熱面体
１の裏面にコードヒータ７を覆うよう断熱材８を充填付
設して床暖房具３を形成している。
シート６の裏面にコードヒータ７を配線付設して発熱面
体１となし、該発熱面体１のコードヒータ７が配線付設
された箇所以外の部分の裏面に根太桟材２を相互に間隔
をあけて並設固着し、該根太桟材２の間隔で同発熱面体
１の裏面にコードヒータ７を覆うよう断熱材８を充填付
設して床暖房具３を形成している。
【００１８】又、相互に間隔をあけて並設された本根太
９上に捨て貼り合板10を架設固定して床下地４となし、
該床下地４の捨て貼り合板10上に床暖房具３を敷設する
と共に、相互に実接合される複数枚の木質床板材11を床
表面材５として発熱面体１上に敷設してもいる。この場
合、床暖房具３と略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネ
ル12を該床暖房具３の周縁に隣接させて床下地４上に敷
設し、同床暖房具３及びボーダーパネル12上に床表面材
５を跨がるよう連続させて敷設している。
９上に捨て貼り合板10を架設固定して床下地４となし、
該床下地４の捨て貼り合板10上に床暖房具３を敷設する
と共に、相互に実接合される複数枚の木質床板材11を床
表面材５として発熱面体１上に敷設してもいる。この場
合、床暖房具３と略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネ
ル12を該床暖房具３の周縁に隣接させて床下地４上に敷
設し、同床暖房具３及びボーダーパネル12上に床表面材
５を跨がるよう連続させて敷設している。
【００１９】本根太９は木質角材でなり、コンクリート
でなる床基礎面13上に等間隔にして並設固定されてお
り、該本根太９上に架設固定される捨て貼り合板10は厚
さ寸法12mm、或いは、それ以上の木質合板でなる。該捨
て貼り合板10上に敷設される床暖房具３及びボーダーパ
ネル12は、いずれも厚さ寸法が 4〜5mm 程度に形成され
ている。ボーダーパネル12は木質合板でなり、部屋の中
程部分を囲むように該部屋の周辺部分に敷設されてい
る。この場合、適宜大きさに分割形成された矩形状のボ
ーダーパネル12が順次敷設され、捨て貼り合板10上に接
着固定されれば良いものである。
でなる床基礎面13上に等間隔にして並設固定されてお
り、該本根太９上に架設固定される捨て貼り合板10は厚
さ寸法12mm、或いは、それ以上の木質合板でなる。該捨
て貼り合板10上に敷設される床暖房具３及びボーダーパ
ネル12は、いずれも厚さ寸法が 4〜5mm 程度に形成され
ている。ボーダーパネル12は木質合板でなり、部屋の中
程部分を囲むように該部屋の周辺部分に敷設されてい
る。この場合、適宜大きさに分割形成された矩形状のボ
ーダーパネル12が順次敷設され、捨て貼り合板10上に接
着固定されれば良いものである。
【００２０】床暖房具３の発熱面体１は、厚さ寸法が約
150μのアルミ箔でなる均熱シート６の裏面にコードヒ
ータ７を配線付設して形成されている。又、均熱シート
６の裏面にはピッチＰが303mm の間隔で複数本の木質角
材でなる根太桟材12が予め接着固定されており、該根太
桟材12間にポリエステル100g／m2以上の不織布でなる断
熱材８が充填固着されている。この場合、根太桟材12の
端部の欠除された部分を通してコードヒータ７が一連に
配線されており、断熱材８によって同コードヒータ７は
保護されて均熱シート６の裏面に確実に付設されてい
る。又、上記本根太９も根太桟材12と同じくピッチＰが
303mm の間隔で並設固定されていて、該本根太９上に対
応して根太桟材12が配置され強固に支持されている。
150μのアルミ箔でなる均熱シート６の裏面にコードヒ
ータ７を配線付設して形成されている。又、均熱シート
６の裏面にはピッチＰが303mm の間隔で複数本の木質角
材でなる根太桟材12が予め接着固定されており、該根太
桟材12間にポリエステル100g／m2以上の不織布でなる断
熱材８が充填固着されている。この場合、根太桟材12の
端部の欠除された部分を通してコードヒータ７が一連に
配線されており、断熱材８によって同コードヒータ７は
保護されて均熱シート６の裏面に確実に付設されてい
る。又、上記本根太９も根太桟材12と同じくピッチＰが
303mm の間隔で並設固定されていて、該本根太９上に対
応して根太桟材12が配置され強固に支持されている。
【００２１】木質床板材11は基材合板の表面に化粧単板
を貼着して矩形状に形成され、その周縁端部に凸実14と
凹実15とが形成されていて、該凸実14と凹実15とが嵌合
されて相互に実接合されるものであり、従来から一般の
床表面に通常に敷設施工されているものである。この場
合、上記根太桟材12上に対応する位置で凸実14と凹実15
とは嵌合されることが好ましいものであり、そうされる
ことで、同嵌合部分の表面での段差発生が確実に防止さ
れる。
を貼着して矩形状に形成され、その周縁端部に凸実14と
凹実15とが形成されていて、該凸実14と凹実15とが嵌合
されて相互に実接合されるものであり、従来から一般の
床表面に通常に敷設施工されているものである。この場
合、上記根太桟材12上に対応する位置で凸実14と凹実15
とは嵌合されることが好ましいものであり、そうされる
ことで、同嵌合部分の表面での段差発生が確実に防止さ
れる。
【００２２】なお、コードヒータ７には部屋の周縁端部
分に設けられるコントローラー16から電気が供給される
もので、これにより、コードヒータ７が発熱されて該発
熱は均熱シート６により発熱面体１全体に熱伝達され、
該発熱面体１が一面均等に加熱される。又、発熱面体１
の電気供給・停止動作や温度調整や過昇温防止等の制御
も、同コントローラー16にて行われるものである。
分に設けられるコントローラー16から電気が供給される
もので、これにより、コードヒータ７が発熱されて該発
熱は均熱シート６により発熱面体１全体に熱伝達され、
該発熱面体１が一面均等に加熱される。又、発熱面体１
の電気供給・停止動作や温度調整や過昇温防止等の制御
も、同コントローラー16にて行われるものである。
【００２３】したがって、該実施形態の暖房床構造にお
いては、床下地４上に床暖房具３が敷設され、該床暖房
具３上に床表面材５は敷設されるため、該床表面材５と
して暖房機能を有しない通常の床表面材５を使用して、
これを部屋の床表面全体に敷設することができる。しか
も、床暖房具３が発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互
に間隔をあけ並設固着して形成され、該床暖房具３は床
下地４上にその根太桟材２を当接支持させて敷設され、
同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５が敷設される
ため、発熱面体１が根太桟材２によって床下地４から浮
いた位置に保持されて床下への熱の逃げが防止されると
共に、該発熱面体１は床下地４上に一面となって敷設さ
れて、部屋の床表面が効果的に且つムラなく均等に温め
られ暖房され、又、一面となる同発熱面体１は相互に電
気的に接続するというような配線作業が不要で、電気配
線を含めた施工全般は簡単となっている。
いては、床下地４上に床暖房具３が敷設され、該床暖房
具３上に床表面材５は敷設されるため、該床表面材５と
して暖房機能を有しない通常の床表面材５を使用して、
これを部屋の床表面全体に敷設することができる。しか
も、床暖房具３が発熱面体１の裏面に根太桟材２を相互
に間隔をあけ並設固着して形成され、該床暖房具３は床
下地４上にその根太桟材２を当接支持させて敷設され、
同床暖房具３の発熱面体１上に床表面材５が敷設される
ため、発熱面体１が根太桟材２によって床下地４から浮
いた位置に保持されて床下への熱の逃げが防止されると
共に、該発熱面体１は床下地４上に一面となって敷設さ
れて、部屋の床表面が効果的に且つムラなく均等に温め
られ暖房され、又、一面となる同発熱面体１は相互に電
気的に接続するというような配線作業が不要で、電気配
線を含めた施工全般は簡単となっている。
【００２４】又、該実施形態の暖房床構造においては、
発熱面体１が均熱シート６の裏面にコードヒータ７を配
線付設してなるため、該発熱面体１は折り畳んだり巻き
取ったりしてコンパクトに梱包し運搬することができる
ものであり、これを広げて容易に敷設することができる
ものでもある。しかも、発熱面体１のコードヒータ７が
配線付設された箇所以外の部分の裏面に根太桟材２は相
互に間隔をあけて並設固着されるため、コードヒータ７
が支障となることなく根太桟材２を発熱面体１の裏面に
確実に固着することができる。又、根太桟材２の間隔で
発熱面体１の裏面にコードヒータ７を覆うよう断熱材８
が充填付設されているため、床下への熱の逃げはより確
実に防止される。
発熱面体１が均熱シート６の裏面にコードヒータ７を配
線付設してなるため、該発熱面体１は折り畳んだり巻き
取ったりしてコンパクトに梱包し運搬することができる
ものであり、これを広げて容易に敷設することができる
ものでもある。しかも、発熱面体１のコードヒータ７が
配線付設された箇所以外の部分の裏面に根太桟材２は相
互に間隔をあけて並設固着されるため、コードヒータ７
が支障となることなく根太桟材２を発熱面体１の裏面に
確実に固着することができる。又、根太桟材２の間隔で
発熱面体１の裏面にコードヒータ７を覆うよう断熱材８
が充填付設されているため、床下への熱の逃げはより確
実に防止される。
【００２５】又、該実施形態の暖房床構造においては、
床下地４が相互に間隔をあけて並設された本根太９上に
捨て貼り合板10を架設固定してなるため、該床下地４の
一面状となる捨て貼り合板10上に床暖房具３を容易に敷
設することができる。又、相互に実接合される複数枚の
木質床板材11が床表面材５として発熱面体１上に敷設さ
れるため、木質床板材11を相互に実接合して通常の床表
面材５として部屋の床表面全体に敷設することができ、
この場合でも、各木質床板材11は相互に実接合されてそ
の反り変形が防止されるものである。
床下地４が相互に間隔をあけて並設された本根太９上に
捨て貼り合板10を架設固定してなるため、該床下地４の
一面状となる捨て貼り合板10上に床暖房具３を容易に敷
設することができる。又、相互に実接合される複数枚の
木質床板材11が床表面材５として発熱面体１上に敷設さ
れるため、木質床板材11を相互に実接合して通常の床表
面材５として部屋の床表面全体に敷設することができ、
この場合でも、各木質床板材11は相互に実接合されてそ
の反り変形が防止されるものである。
【００２６】又、該実施形態の暖房床構造においては、
床暖房具３と略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネル12
が該床暖房具３の周縁に隣接されて床下地４上に敷設さ
れ、同床暖房具３及びボーダーパネル12上に床表面材５
が跨がるよう連続されて敷設されるため、部屋の中程部
分の床表面のみが床暖房具３によって集中的に効率よく
暖房され、しかも、該部屋の中程部分とボーダーパネル
12が敷設された部屋の周辺部分との間の床表面に段差や
違和感が生じないように、同部屋の床表面全体で同様に
床表面材５を床暖房具３及びボーダーパネル12の上に敷
設することができ、該敷設施工は簡単なものである。
床暖房具３と略同じ厚さ寸法を有するボーダーパネル12
が該床暖房具３の周縁に隣接されて床下地４上に敷設さ
れ、同床暖房具３及びボーダーパネル12上に床表面材５
が跨がるよう連続されて敷設されるため、部屋の中程部
分の床表面のみが床暖房具３によって集中的に効率よく
暖房され、しかも、該部屋の中程部分とボーダーパネル
12が敷設された部屋の周辺部分との間の床表面に段差や
違和感が生じないように、同部屋の床表面全体で同様に
床表面材５を床暖房具３及びボーダーパネル12の上に敷
設することができ、該敷設施工は簡単なものである。
【００２７】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の暖
房床構造においては、通常の床表面材を部屋の床表面全
体に敷設することができ、しかも、発熱面体が床下地か
ら浮いた位置に保持されて床下への熱の逃げが防止され
ると共に、該発熱面体は床下地上で一面となって部屋の
床表面が効果的に且つ均等に温められ暖房され、又、同
発熱面体は相互に電気的に接続するというような配線作
業も不要で施工全般が簡単となる。
房床構造においては、通常の床表面材を部屋の床表面全
体に敷設することができ、しかも、発熱面体が床下地か
ら浮いた位置に保持されて床下への熱の逃げが防止され
ると共に、該発熱面体は床下地上で一面となって部屋の
床表面が効果的に且つ均等に温められ暖房され、又、同
発熱面体は相互に電気的に接続するというような配線作
業も不要で施工全般が簡単となる。
【００２８】又、本発明の請求項２記載の暖房床構造に
おいては、特に、発熱面体をコンパクトにして運搬する
ことができ、これを容易に敷設することもでき、しか
も、根太桟材を発熱面体の裏面に支障なく確実に固着す
ることができると共に、床下への熱の逃げもより確実に
防止される。
おいては、特に、発熱面体をコンパクトにして運搬する
ことができ、これを容易に敷設することもでき、しか
も、根太桟材を発熱面体の裏面に支障なく確実に固着す
ることができると共に、床下への熱の逃げもより確実に
防止される。
【００２９】又、本発明の請求項３記載の暖房床構造に
おいては、特に、床下地が相互に間隔をあけて並設され
た本根太上に捨て貼り合板を架設固定してなり、該床下
地の一面状となる捨て貼り合板上に床暖房具を容易に敷
設することができる。
おいては、特に、床下地が相互に間隔をあけて並設され
た本根太上に捨て貼り合板を架設固定してなり、該床下
地の一面状となる捨て貼り合板上に床暖房具を容易に敷
設することができる。
【００３０】又、本発明の請求項４記載の暖房床構造に
おいては、特に、木質床板材を相互に実接合して通常の
床表面材として部屋の床表面全体に敷設することがで
き、この場合でも、各木質床板材は相互に実接合されて
反り変形し難い。
おいては、特に、木質床板材を相互に実接合して通常の
床表面材として部屋の床表面全体に敷設することがで
き、この場合でも、各木質床板材は相互に実接合されて
反り変形し難い。
【００３１】又、本発明の請求項５記載の暖房床構造に
おいては、特に、部屋の中程部分の床表面を集中的に効
率よく暖房することができ、しかも、該部屋の中程部分
と周辺部分との間の床表面に段差や違和感が生じないよ
う、同部屋の床表面全体で同様に床表面材を簡単な施工
で敷設することができる。
おいては、特に、部屋の中程部分の床表面を集中的に効
率よく暖房することができ、しかも、該部屋の中程部分
と周辺部分との間の床表面に段差や違和感が生じないよ
う、同部屋の床表面全体で同様に床表面材を簡単な施工
で敷設することができる。
【図１】本発明の一実施形態である暖房床構造を示す要
部断面図。
部断面図。
【図２】同暖房床構造の全体概略平面図。
【図３】従来例である暖房床構造を示す要部断面図。
１ 発熱面体 ２ 根太桟材 ３ 床暖房具 ４ 床下地 ５ 床表面材 ６ 均熱シート ７ コードヒータ ８ 断熱材 ９ 本根太 10 捨て貼り合板 11 木質板材 12 ボーダーパネル
Claims (5)
- 【請求項１】 発熱面体の裏面に根太桟材を相互に間隔
をあけ並設固着して床暖房具を形成し、該床暖房具を床
下地上にその根太桟材を当接支持させて敷設し、同床暖
房具の発熱面体上に床表面材を敷設してなる暖房床構
造。 - 【請求項２】 均熱シートの裏面にコードヒータを配線
付設して発熱面体となし、該発熱面体のコードヒータが
配線付設された箇所以外の部分の裏面に根太桟材を相互
に間隔をあけて並設固着し、該根太桟材の間隔で同発熱
面体の裏面にコードヒータを覆うよう断熱材を充填付設
して床暖房具を形成したことを特徴とする請求項１記載
の暖房床構造。 - 【請求項３】 相互に間隔をあけて並設された本根太上
に捨て貼り合板を架設固定して床下地となし、該床下地
の捨て貼り合板上に床暖房具を敷設したことを特徴とす
る請求項１又は２記載の暖房床構造。 - 【請求項４】 相互に実接合される複数枚の木質床板材
を床表面材として発熱面体上に敷設したことを特徴とす
る請求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の暖房床構
造。 - 【請求項５】 床暖房具と略同じ厚さ寸法を有するボー
ダーパネルを該床暖房具の周縁に隣接させて床下地上に
敷設し、同床暖房具及びボーダーパネル上に床表面材を
跨がるよう連続させて敷設したことを特徴とする請求項
１〜４のいずれか一つの請求項記載の暖房床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30160597A JPH11132482A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 暖房床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30160597A JPH11132482A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 暖房床構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132482A true JPH11132482A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17898968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30160597A Pending JPH11132482A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 暖房床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11132482A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307587A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP2006307558A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP2009167611A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Awaji Giken Kk | 二重床構造 |
| JP2009168253A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Nasakoa Kk | 床暖房パネルユニット |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP30160597A patent/JPH11132482A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307587A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP2006307558A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP4581823B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-11-17 | 三菱樹脂株式会社 | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP4581822B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-11-17 | 三菱樹脂株式会社 | 冷暖房用内装下地構造 |
| JP2009168253A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Nasakoa Kk | 床暖房パネルユニット |
| JP2009167611A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Awaji Giken Kk | 二重床構造 |
| JP4627322B2 (ja) * | 2008-01-11 | 2011-02-09 | 淡路技建株式会社 | 二重床構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020820 |