JPH11131777A - 一体型床暖房フロア材 - Google Patents
一体型床暖房フロア材Info
- Publication number
- JPH11131777A JPH11131777A JP9314430A JP31443097A JPH11131777A JP H11131777 A JPH11131777 A JP H11131777A JP 9314430 A JP9314430 A JP 9314430A JP 31443097 A JP31443097 A JP 31443097A JP H11131777 A JPH11131777 A JP H11131777A
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- JP
- Japan
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- floor
- heating
- integrated
- floor heating
- heating element
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- Pending
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
ア材を提供する。 【解決手段】 表面に化粧板11と、内部に発熱体19
を備えた床暖房フロア材10において、化粧板11の下
面に均熱体12を積層し、均熱体12の下方に発熱体1
9を配置するための溝14及び発熱体19用の電線を接
合するための溝13、13a、14aを確保可能に、木
質板からなる複数の基板15〜18を均熱体12の下面
に積層している。
Description
れる一体型床暖房フロア材に関する。
断熱材を敷き込み、断熱材の上面に発熱パネルを介して
床暖房対応のフロア材が施工されており、発熱パネルと
して電熱線をフロア材に埋め込んだ電熱線方式のものが
主流を占めている。
暖房フロアにおいては、断熱材とフロア材とが別々とな
っていると共に、フロア材の熱源埋め込み部の溝が多い
ために、施工が煩雑で、作業性に劣るという問題があっ
た。本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、
施工が簡単で安全性の高い一体型床暖房フロア材を提供
することを目的とする。
記載の一体型床暖房フロア材は、表面に化粧板と、内部
に発熱体を備えた床暖房フロア材において、前記化粧板
の下面に均熱体を積層し、該均熱体の下方に前記発熱体
を配置するための溝及び前記発熱体用の電線を接合する
ための溝を確保可能に、木質板からなる複数の基板を前
記均熱体の下面に積層している。
請求項1記載の一体型床暖房フロア材において、前記発
熱体はPTC素子からなる。請求項3記載の一体型床暖
房フロア材は、請求項1又は2記載の一体型床暖房フロ
ア材において、前記基板の下面に裏打ちシートを積層し
ている。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る一体型床暖房フロア材の裏面からの斜視図、図
2は同一体型床暖房フロア材の表面からの斜視図、図3
は同一体型床暖房フロア材を使用した暖房フロア構造の
平面図である。図1及び図2に示すように、本発明の一
実施の形態に係る一体型床暖房フロア材10は、矩形状
の化粧板11と、化粧板11の裏面に貼着された均熱体
の一例である矩形状のアルミニウム板12と、アルミニ
ウム板12の裏面に、溝13、13a、14、14aを
構成するように貼着された矩形状の基板15〜18と、
矩形状の溝14に配置された発熱体19と、矩形状の溝
14aに配置されたコネクタ20とを備えている。以
下、図を参照しながら詳細に説明する。
することもできるが、図2に示すように、小さい化粧板
を繋ぎ合わせて構成することもできる。化粧板として、
薄物の合板やMDF(中質繊維板)の表面に突板や化粧
紙を貼着したものを使用し、突板の場合は熱でひび割れ
たりしないように、WPC処理(合成樹脂含浸)後、耐
熱塗装仕上げをしておくのが好ましい。均熱体として、
発熱体19から受けた熱を化粧板11全面に均等に伝熱
させるために、厚さ0.2〜1.0mm程度のアルミニ
ウム板12又はアルミニウム箔を使用している。発熱体
19として、面状の発熱体(又は発熱パネル)であれば
電熱線方式等、どのようなものでもよいが、特にチタン
製バリウムを主成分とする温度依存性抵抗体(セラミッ
クス製のPTC(正温度係数)素子)からなる発熱体で
あれば、自己温度を制御できる性質を有しているから、
電気のON、OFF制御が不要で、省電力性、安全性に
優れている。即ち、PTC素子を使用すると、例えば、
発熱体の表面温度が70℃以下で、フロア面の温度が5
5℃以下と適温に保持でき、低温やけど等の危険性が低
くなる。
ルボードなどの木質板を使用しており、水分による反り
防止の為、基板15〜18の裏面に防湿性のある裏打ち
シートを貼着することもできる。図に示すように、基板
15、16の溝14、14aと反対側の端面にはそれぞ
れ雄実15a、16aが、一方基板17、18の溝14
a、14と反対側の端面にはそれぞれ雌実17a、18
aが形成されていて、一体型床暖房フロア材10の長手
方向の両端部に隣接する一体型床暖房フロア材10とが
接合可能なように構成されている。
フロア材10の製造方法を図1及び図2を参照しながら
説明する。化粧板11として、厚さ2.5mmの合板の
表面にWPC単板を貼着してウレタン塗装仕上げしたも
のを採用し、この化粧板11の裏面に厚さ0.5mmの
アルミニウム板12からなる均熱体を接着剤で貼着す
る。次に、アルミニウム板12の裏面に厚さ5mmの合
板からなる基板15〜18を発熱体19及びコネクタ2
0を取付けるための溝14、14a及び隣接する一体型
床暖房フロア材10との配線を行なうための溝13、1
3aを形成するように、接着剤で貼着し、その後、基板
15、16の周縁に接合用の雄実15a、16aを、一
方基板17、18の周縁に接合用の雌実17a、18a
を加工する。
20を溝14aに接着剤で取付け、発熱体19とコネク
タ20との配線を行なって、一体型床暖房フロア材10
の製造を完了する。ここで、発熱体19として、日本タ
ングステン株式会社製「PTCヒーター2250型」を
使用する。溝は長手方向及び短手方向に形成して、一体
型床暖房フロア材10同士を縦方向や横方向など様々な
方向に並列させても発熱体用の電線を自由に回してコネ
クタ20に接続できるようにしている。かかる構成を有
する一体型床暖房フロア材10においては、従来の電熱
線方式に比較して、フロアの熱源埋め込み部の溝が少な
くて済み、製作が簡単となると共に、比較的簡単な一体
構造の暖房フロア材とすることが可能である。
床暖房フロア材10を使用した暖房フロア構造30の平
面図を示す。暖房フロア構造30においては、図に示す
ように、部屋31の床暖房として7個の一体型床暖房フ
ロア材10を配置して床面32に敷き詰め、各一体型床
暖房フロア材10のコネクタ20と部屋31の外に設け
たコントローラ・リレーボックス33とを配線してい
る。なお、図示しないコントローラにより、発熱体19
の温度を調節して所要の室温にするための図示しない温
度センサーを部屋31内に備え、該温度センサーとコン
トローラ・リレーボックス33とを配線している。符号
34は部屋31の壁を表している。なお、一体型床暖房
フロア材10を配置していない床面32上には、一体型
床暖房フロア材10と上面を一致させて、通常使用する
フロア材を敷き詰めている。
使用した暖房フロア構造30においては、複数の一体型
床暖房フロア材10を配置して床面32に敷き詰め、そ
の後各一体型床暖房フロア材10のコネクタ20とコン
トローラ・リレーボックス33との配線等をするだけで
施工できるので、作業性が向上できる。
ロア材の平面形状を矩形状としたが、これに限定され
ず、例えば、正三角形、正四角形とすることもできる。
また、発熱体、コネクタ、電線を埋め込むための溝の断
面形状を矩形とし、また溝を直線としたが、これに限定
されず、例えば、発熱体、コネクタ等の形状に合わせて
溝の断面形状を台形状としたり、溝を曲線となるよう
に、基板の平面及び端部の形状を決定することもでき
る。本実施の形態においては、発熱体として面状(又は
パネル状)のものを用いたが、これに限定されない。
材においては、化粧板の下面に均熱体を積層し、均熱体
の下方に発熱体を配置するための溝及び発熱体用の電線
を接合するための溝を確保可能に、木質板からなる複数
の基板を均熱体の下面に積層しているので、従来の電熱
線方式に比べて、熱源埋め込み部の溝が少なくて済み、
これによって施工性の良好な暖房フロアを容易に施工で
きると共に、均熱体によって床全体が均等に温かくな
る。
いては、発熱体はPTC素子からなるので、暖房フロア
を適温に保つことができ、それによって安全性が向上す
る。請求項3記載の一体型床暖房フロア材においては、
基板の下面に裏打ちシートを積層しているので、反りの
少ないフロア材が得られる。
ア材の裏面からの斜視図である。
ある。
構造の平面図である。
構造 31 部屋 32 床面 33 コントローラ・リレーボックス 34 壁
Claims (3)
- 【請求項1】 表面に化粧板と、内部に発熱体を備えた
床暖房フロア材において、 前記化粧板の下面に均熱体を積層し、該均熱体の下方に
前記発熱体を配置するための溝及び前記発熱体用の電線
を接合するための溝を確保可能に、木質板からなる複数
の基板を前記均熱体の下面に積層したことを特徴とする
一体型床暖房フロア材。 - 【請求項2】 前記発熱体はPTC素子からなる請求項
1記載の一体型床暖房フロア材。 - 【請求項3】 前記基板の下面に裏打ちシートを積層し
た請求項1又は2記載の一体型床暖房フロア材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314430A JPH11131777A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 一体型床暖房フロア材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314430A JPH11131777A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 一体型床暖房フロア材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11131777A true JPH11131777A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18053268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9314430A Pending JPH11131777A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 一体型床暖房フロア材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11131777A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100680878B1 (ko) | 2006-03-23 | 2007-02-08 | 주식회사 평온하이텍 | 조립식 온돌 시스템용 단위 구조물 |
WO2013044610A1 (zh) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | Ge Lin | 自发热式地板及其电热式组件 |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP9314430A patent/JPH11131777A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100680878B1 (ko) | 2006-03-23 | 2007-02-08 | 주식회사 평온하이텍 | 조립식 온돌 시스템용 단위 구조물 |
WO2013044610A1 (zh) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | Ge Lin | 自发热式地板及其电热式组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041027 |
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