JPH0740898Y2 - 床暖房パネル - Google Patents

床暖房パネル

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JPH0740898Y2
JPH0740898Y2 JP1988121013U JP12101388U JPH0740898Y2 JP H0740898 Y2 JPH0740898 Y2 JP H0740898Y2 JP 1988121013 U JP1988121013 U JP 1988121013U JP 12101388 U JP12101388 U JP 12101388U JP H0740898 Y2 JPH0740898 Y2 JP H0740898Y2
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JP
Japan
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substrate
recess
electric heater
cushion material
floor
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JP1988121013U
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JPH0244614U (ja
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純一 荒川
精光 横山
勉 古川
直樹 高橋
一広 徳田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は、床面に直接載置して使用される床暖房パネル
に関するものである。
【従来の技術】
床に電気ヒータを設けて床から暖房がおこなえるように
した床暖房装置は電気ヒータを内蔵する床暖房パネルを
床に敷いて設けることによって形成することができる。
そして、床暖房パネルを床に敷くにあって、根太を用い
ないでコンクリートスラブなどで形成される床面に直貼
りで敷くことがいわゆるマンションなど集合住宅ではお
こなわれている。 第8図はその一例を示すものであり、木質の表面板11と
裏面板12との間に面状ヒータなど電気ヒータ1をサンド
イッチして取り付けることによって、基板2に電気ヒー
タ1を内蔵した床暖房パネルAを形成し、コンクリート
スラブなどの床面10上にこの床暖房パネルAを載置して
接着剤で貼り付けておこなうようにしている。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、コンクリートスラブなどで形成される床面10は
不陸(凹凸)があって、床面10に馴染ませた状態で床暖
房パネルAを載置することが難しいという問題があり、
また歩行音などの音が直接床面10に伝わって階下に伝達
され易くなると共に、電気ヒータ1の熱は床面10に伝達
されて床面10に逃げ易く(第8図の矢印に示す)、暖房
の熱効率が悪いという問題もある。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、床面に
不陸があっても支障なく敷設することができ、また階下
への防音性を高めることができると共に床面への放熱を
防いで暖房の熱効率を高めることができる床暖房装置を
提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は、面状ヒータで形成される電気ヒータ1を木質
系板で形成される基板2に内蔵すると共に基板2の下面
にクッション材3を積層して設け、基板2にその下面に
開口する多数本の溝で形成される凹部4,4…を形成して
成る床暖房パネルを第一の考案とし、電気ヒータ1を内
蔵した基板2の下面にクッション材3を積層して設け、
基板2の下面の端部に電気ヒータ1への電気接続のため
の凹所5を形成し、基板2の下面に接着される上記クッ
ション材3を凹所5も含めて基板2の下面の全面に積層
すると共にクッション材3の凹所5よりも端部寄りの部
分は基板2の下面に接着しないようにして成る床暖房パ
ネルを第二の考案とし、電気ヒータ1を内蔵した基板2
の下面にクッション材3を積層して設け、電気ヒータ1
に接続されるプラグ6付きの電源線7を導出して設けて
成る床暖房パネルを第三の考案とするものである。
【作用】
本考案にあっては、電気ヒータ1を内蔵した基板2の下
面にクッション材3を積層して設けることによって、床
面10の不陸をクッション材3で吸収した状態で床暖房パ
ネルAを敷設することができ、また歩行音などはクッシ
ョン材3で吸収されて階下に伝わることを防止できると
共に、電気ヒータ1の熱が床面に逃げることをクッショ
ン材3の断熱作用で防止することができる。
【実施例】
以下本考案を実施例によって詳述する。 第1図乃至第5図は本考案の第一の考案を示すものであ
り、基板2は木質材の表面板11と裏面板12によって木質
系板として形成してある。そして表面板11と裏面板12と
の間に面状ヒータで形成される電気ヒータ1をサンドイ
ッチして取り付けることによって、基板2内に電気ヒー
タ1を内蔵させてある。この基板2の下面には第1図及
び第2図に示すように格子状の溝として多数の凹部4が
形成してある。この格子状の溝として形成される凹部4
は、例えば格子の間隔(ピッチ)を30〜150mm程度、溝
深さを2〜8mm程度、溝幅を2〜5mm程度にそれぞれ形成
することができる。またクッション材3は例えば発泡ポ
リウレタンなどの発泡樹脂等で形成されるものであり、
弾性とともに高い断熱性を具備するものが好ましい。さ
らにクッション材3の下面には凹凸13を設けるようにし
ておくのが好ましい。そして、このクッション材3を基
板2の下面に接着剤で接着して基板2の下面に全面に亘
って積層することによって床暖房パネルAを形成するこ
とができる。 このように形成される床暖房パネルAは、第1図のよう
にコンクリートスラブなどで形成される床面10に直接載
置し、クッション材3の下面を床面10に接着剤で接着す
ることによって取り付けられるものであり、複数枚の床
暖房パネルAを並べて取り付けることによって、室内の
床暖房装置を形成することができる。ここで、床面10の
不陸はクッション材3の変形によって吸収され、床面10
への馴染みが良くなって床暖房パネルAの取り付け施工
が容易になるものである。また歩行音などはクッション
材3によって吸収され、騒音が床下に伝わることを防止
することができるものである。そして、基板2には多数
の凹部4が形成してあるために、この凹部4内の空気層
が断熱層となって電気ヒータ1の熱が基板2の背面から
床面10へと逃げることを防ぐことができ、電気ヒータ1
による室内の暖房効率を高めて昇温時間の短縮やランニ
ングコストの低減などが可能になるものである。基板2
の下面にはクッション材3が設けてあるために、このク
ッション材3による断熱作用によっても電気ヒータ1の
熱が床面10に逃げることを防止することができ、暖房効
率を高めることができる。また、このように基板2の下
面に凹部4を形成することによって、基板2にたわみ易
さを与えて床面10の不陸に容易に対応させることが可能
になると共に凹部4の空気層で振動を吸収して歩行音な
どが床面10に伝わることを低減することができるもので
ある。 第3図は他の実施例を示すものであり、凹部4を平行な
溝として基板2に形成するようにしたものである。 上記のように電気ヒータ1を基板2に内蔵して形成した
床暖房パネルAにあって、内部の電気ヒータ1に結線す
るための凹所5が基板2の下面に形成されている。例え
ば第4図のように基板2の端部に凹所5を設けてこの凹
所5内に電気ヒータ1の電源線14を導出させ、凹所5内
において配電線と結線するのである。そして、この凹所
5の部分は電気接続の作業をおこなうために第4図に示
されるようにクッション材3で覆うことはできない。し
かしクッション材3が凹所5の部分に存在しないと防音
性や断熱性、さらには凹所5の部分の強度の点で問題が
生じることになる。そこで本考案は第二の考案によって
この問題を解決している。 第5図は本考案の第二の考案の一実施例を示すものであ
り、基板2の端部に形成した凹所5の部分も含めて基板
2の下面の全面にクッション材3を積層し、基板2の下
面の凹所5よりも端部の部分(イ矢印で示す)を除い
て、基板2の下面の全面に接着剤でクッション材3を貼
り付けてある。従ってこのものではクッション材3は凹
所5よりも端部の部分が基板2の下面に接着されていな
いために、クッション材3を第5図に示すようにめくる
ことによって凹所5を露出させることができ、この状態
で凹所5内で電気ヒータ1への電気接続をおこなうこと
ができる。凹所5よりも端部の部分とクッション材3と
の接着は、電気接続が終了したのちに施工現場でおこな
うようにすればよい。第6図は第二の考案の他の実施例
を示すものであり、このものでは基板2の下面の凹所5
よりも端部の部分に粘着剤層(粘着テープ)15を設けて
離型シート20を張ってある。このものでは凹所5内での
電気接続の作業が終わった後に離型シート20を剥がして
粘着剤層15を露出させ、クッション材3の端部を粘着剤
層15によって基板2の下面に張り付けることができる。
従ってこのものでは、第5図のもののように施工現場で
接着剤を塗布するというような手間が不要になる。凹所
5内での電気ヒータ1への結線接続は、第7図のように
凹所5内に端子ボックス16を設けておこなうようにして
も、第6図のように凹所5内に電気ヒータ1の電源線14
を導出させて配電線と直接結線をおこなうようにしても
いずれでもよい。 第7図は本考案の第三の考案を示すものであり、第一及
び第二の考案は床暖房パネルAを床面に複数枚並べて接
着剤で直貼りすることによって床暖房装置を形成するよ
うにしたものであるが、第三の考案の床暖房パネルA
は、このような直貼りをおこなう他、台所や掘り座卓内
などに置くことによって床暖房が簡易におこなえるよう
にしたものである。このために第7図に示すように基板
2の端部の下面に端子ボックス17を設け、基板2に内蔵
した電気ヒータ1に電気的に接続した電源線7を端子ボ
ックス17から導出すると共に電源線7の先端にプラグ6
が設けてある。そしてプラグ6を室内のコンセントに差
し込むことによって、床暖房パネルAを台所や掘り座卓
内など屋内のどの箇所に置いても給電することができ
る。基板2は木質材で形成されるものであり、水や油が
かかっても手入れが簡単で、台所の足元暖房として手軽
に用いることができるものであり、また電気ヒータ1は
基板2に内蔵されて露出していないために安全に使用す
ることができ、家庭電化製品並に誰でも使用することが
できるものである。この床暖房パネルAには過熱防止機
構として、電子スイッチと温度ヒューズが内蔵してあ
る。電子スイッチは35℃の温度でオンオフ作動し、温度
ヒューズは96℃で溶断されるものであり、電子スイッチ
と温度ヒューズとを組み合わせてブロックとして床暖房
パネルAに組み込んである。また、基板2の下面に積層
するクッション材3としては厚みが10〜15mm程度のポリ
ウレタン発泡体などの発泡材18と厚み10mm程度のゴムマ
ット19との二層構成に形成してあり、プレス成形などし
て基板2にクッション材3を積層するようにしてある。
基板2に内蔵した電気ヒータ1の熱がゴムマット19に伝
わることを発泡材18で防止するようにしているのであ
る。
【考案の効果】
上述のように本考案にあっては、電気ヒータを内蔵した
基板の下面にクッション材を積層して設けてあるので、
床面の不陸をクッション材で吸収した状態で床暖房パネ
ルを敷設することができ、床暖房パネルを敷く作業を容
易におこなうことができるものであり、また歩行音など
はクッション材で吸収され、騒音が床下に伝わることを
防止することができると共に、電気ヒータの熱が床面に
逃げることをクッション材の断熱作用で防止することが
でき、暖房効率を高めることができるものである。 また第一の考案にあっては、面状ヒータで形成される電
気ヒータを木質系板で形成される基板に内蔵し、基板に
その下面に開口する多数本の溝で形成される凹部を形成
するようにしたので、基板を木質系板で形成することに
よって床暖房パネルを床面に直貼りすることができると
共に、このように直貼りできるように基板を木質系板で
形成するようにしたにもかかわらず、溝状に形成した凹
部で基板にたわみ易さを与えることができ、しかも面状
ヒータで形成される電気ヒータのたわみ易さによって一
層基板にたわみ易さを与えることができ、床面の不陸に
容易に対応することができるものである。しかも基板の
下面に多数の凹部を形成してあるので、凹部内の空気層
が断熱層となって電気ヒータの熱が基板の背面から床面
へと逃げることを防ぐことができ、電気ヒータによる室
内の暖房効率を一層高めることができるものである。 さらに第二の考案にあっては、基板の下面の端部に電気
ヒータへの電気接続のための凹所を形成し、基板の下面
に接着される上記クッション材を凹所も含めて基板の下
面の全面に積層すると共にクッション材の凹所よりも端
部寄りの部分は基板の下面に接着しないようにしたの
で、基板の下面に接着されていないクッション材の凹所
よりも端部の部分をめくることによって凹所を露出させ
て凹所内での電気ヒータへの電気接続をおこなうことが
できるものであり、凹所にクッション材を設けない場合
のような防音性や断熱性、強度が低下するおそれがない
ものである。 加えて第三の考案にあっては、電気ヒータに接続される
プラグ付きの電源線を導出して設けたので、プラグを室
内のコンセントに差し込むことによって、取付施工をお
こなうような必要なく床暖房パネルを台所など屋内のど
の箇所にでも置いて簡便に使用することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一の考案の一実施例を示す断面図、
第2図は同上の実施例の一部の斜視図、第3図は同上の
他の実施例の一部の斜視図、第4図は本考案の第二の考
案における従来例を示す下面側の一部の斜視図、第5図
は本考案の第二の考案の一実施例の下面側の一部の斜視
図、第6図は同上の他の実施例の下面側の一部の斜視
図、第7図は本考案の第三の考案の一実施例の斜視図、
第8図は従来例の断面図である。 1は電気ヒータ、2は基板、3はクッション材、4は凹
部、5は凹所、6はプラグ、7は電源線である。
フロントページの続き (72)考案者 高橋 直樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 徳田 一広 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実願昭57−77918号(実開昭58−179788 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭54−50602号(実開昭55−150155 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭56−137533号(実開昭58−47016 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状ヒータで形成される電気ヒータを木質
    系板で形成される基板に内蔵すると共に基板の下面にク
    ッション材を積層して設け、基板にその下面に開口する
    多数本の溝で形成される凹部を形成して成る床暖房パネ
    ル。
  2. 【請求項2】電気ヒータを内蔵した基板の下面にクッシ
    ョン材を積層して設け、基板の下面の端部に電気ヒータ
    への電気接続のための凹所を形成し、基板の下面に接着
    される上記クッション材を凹所も含めて基板の下面の全
    面に積層すると共にクッション材の凹所よりも端部寄り
    の部分は基板の下面に接着しないようにして成る床暖房
    パネル。
JP1988121013U 1988-09-14 1988-09-14 床暖房パネル Expired - Lifetime JPH0740898Y2 (ja)

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JP1988121013U JPH0740898Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 床暖房パネル

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JP1988121013U JPH0740898Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 床暖房パネル

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JPH0244614U JPH0244614U (ja) 1990-03-27
JPH0740898Y2 true JPH0740898Y2 (ja) 1995-09-20

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ID=31367640

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JP1988121013U Expired - Lifetime JPH0740898Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 床暖房パネル

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932671Y2 (ja) * 1979-04-15 1984-09-12 松下電工株式会社 床下収納庫用蓋
JPS5847016U (ja) * 1981-09-18 1983-03-30 大建工業株式会社 暖房畳
JPS58179788U (ja) * 1982-05-27 1983-12-01 株式会社日立ホームテック 面状採暖具

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JPH0244614U (ja) 1990-03-27

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