JP2580891Y2 - 根太間敷設材の支持具 - Google Patents
根太間敷設材の支持具Info
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- JP2580891Y2 JP2580891Y2 JP7285693U JP7285693U JP2580891Y2 JP 2580891 Y2 JP2580891 Y2 JP 2580891Y2 JP 7285693 U JP7285693 U JP 7285693U JP 7285693 U JP7285693 U JP 7285693U JP 2580891 Y2 JP2580891 Y2 JP 2580891Y2
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- Japan
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- joist
- support
- plate portion
- laying material
- plate
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- Floor Finish (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は通常の断熱材や床暖房パ
ネル等の床下敷込み時に用いる根太間敷設材の支持具に
関する。
ネル等の床下敷込み時に用いる根太間敷設材の支持具に
関する。
【0002】
【従来の技術】根太間敷設材の支持具としては、実開昭
53−139110号公報に開示されているように金属
板又はプラスチック板からなる断面ハット型であって、
コの字型部分で根太をはさみつけ、その両先端に直角に
設けられた板状体支持固定用の平面部分を有する構造の
ものが知られている。
53−139110号公報に開示されているように金属
板又はプラスチック板からなる断面ハット型であって、
コの字型部分で根太をはさみつけ、その両先端に直角に
設けられた板状体支持固定用の平面部分を有する構造の
ものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記公知の支持具は、
その複数個のものを根太上に間隔を置いて嵌着し、板状
体支持固定用の平面部分により断熱材等の板状体を根太
間に支持させることができるが、1個の根太には複数個
の支持具が必要であって、その取付け作業は当然に煩雑
となる。また、支持具は根太を全長にわたって被覆する
ように構成されていないので、例えば、根太と断熱材等
の板状体との間に床下空間に連通する間隙を有し、熱の
損失を防止できないといった問題がある。
その複数個のものを根太上に間隔を置いて嵌着し、板状
体支持固定用の平面部分により断熱材等の板状体を根太
間に支持させることができるが、1個の根太には複数個
の支持具が必要であって、その取付け作業は当然に煩雑
となる。また、支持具は根太を全長にわたって被覆する
ように構成されていないので、例えば、根太と断熱材等
の板状体との間に床下空間に連通する間隙を有し、熱の
損失を防止できないといった問題がある。
【0004】本考案はこのような問題を解決したもので
あって、その目的は根太を全長にわたって被覆できるよ
うに構成され、取付け作業の簡易化を達成できることは
勿論、断熱性に優れる床下断熱構造を形成できる根太間
敷設材の支持具を提供することにある。
あって、その目的は根太を全長にわたって被覆できるよ
うに構成され、取付け作業の簡易化を達成できることは
勿論、断熱性に優れる床下断熱構造を形成できる根太間
敷設材の支持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とする根太間敷設材の支持具は上面板
部の長さ方向に沿う両側辺に根太の側面を長さ方向にわ
たって挾着できるようにした側面板部が下方へ向けてそ
れぞれ連設され、この両側面板部の各下縁に支持肩部が
外方へ向けて水平に連設されている合成樹脂製の長尺枠
体からなり、上記上面板部には床仕上げ材固定用の多数
の窓穴が列設されて成るものである。
に、本考案の特徴とする根太間敷設材の支持具は上面板
部の長さ方向に沿う両側辺に根太の側面を長さ方向にわ
たって挾着できるようにした側面板部が下方へ向けてそ
れぞれ連設され、この両側面板部の各下縁に支持肩部が
外方へ向けて水平に連設されている合成樹脂製の長尺枠
体からなり、上記上面板部には床仕上げ材固定用の多数
の窓穴が列設されて成るものである。
【0006】また、この支持具では上面板部に両側縁部
を該上面板部より張り出させて金属箔が粘接着されてい
ると共に、その張り出し部の裏面の粘接着剤層上には剥
離紙が貼付されているのが、根太間に敷設される被支持
材が床暖房パネルの場合には特に有効であって、その使
用時には剥離紙を引き剥がし、両側縁を根太間に敷設さ
れた床暖房パネルの上面被覆材(アルミニウム箔等)上
に貼着できるようにする。
を該上面板部より張り出させて金属箔が粘接着されてい
ると共に、その張り出し部の裏面の粘接着剤層上には剥
離紙が貼付されているのが、根太間に敷設される被支持
材が床暖房パネルの場合には特に有効であって、その使
用時には剥離紙を引き剥がし、両側縁を根太間に敷設さ
れた床暖房パネルの上面被覆材(アルミニウム箔等)上
に貼着できるようにする。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付図面を参照し
ながら説明する、図1において、1は上面板部であっ
て、その長さ方向に沿う両側辺1a,1aには根太の側
面を長さ方向にわたって挾着できるようにした側面板部
2,2が下方へ向けてそれぞれ連設されている。そし
て、両側面板部2,2の各下縁2a,2aに支持肩部
3,3が外方へ向けて水平に連設されている合成樹脂製
の長尺枠体を一体的に形成し、上面板部1には床仕上げ
材固定用の多数の窓穴4を列設して支持具を構成する。
ながら説明する、図1において、1は上面板部であっ
て、その長さ方向に沿う両側辺1a,1aには根太の側
面を長さ方向にわたって挾着できるようにした側面板部
2,2が下方へ向けてそれぞれ連設されている。そし
て、両側面板部2,2の各下縁2a,2aに支持肩部
3,3が外方へ向けて水平に連設されている合成樹脂製
の長尺枠体を一体的に形成し、上面板部1には床仕上げ
材固定用の多数の窓穴4を列設して支持具を構成する。
【0008】この支持具の構成において、上面板部1の
幅は40〜50mm程度、側面板部2の高さは40〜5
0mm程度、支持肩部3の幅は10〜50mm程度、厚
みは0.1〜2mm程度、窓穴の径は20〜40mm程
度であり、また、素材である合成樹脂の材質はポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等であるが、こ
れを低倍率の発泡体製とすることによって、支持具自体
に断熱性を付与することもできる。
幅は40〜50mm程度、側面板部2の高さは40〜5
0mm程度、支持肩部3の幅は10〜50mm程度、厚
みは0.1〜2mm程度、窓穴の径は20〜40mm程
度であり、また、素材である合成樹脂の材質はポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等であるが、こ
れを低倍率の発泡体製とすることによって、支持具自体
に断熱性を付与することもできる。
【0009】また、根太間に敷設される被支持材が床暖
房パネルの場合には、図2に示すように本支持具の上面
板部1に両側縁部を該上面板部1より張り出させてアル
ミニウム箔や銅箔等の金属箔5を粘着又は接着し、その
張り出し部5a,5aの裏面の粘接着剤層6上に剥離紙
7を貼付しておくものである。金属箔5には必要に応じ
上面板部1の窓穴4に対応させて窓穴5bが設けられて
いる。この場合、用いられる金属箔5は厚みが0.01
〜1mm程度,張り出し部5aの幅が10〜50mm程
度のものである。
房パネルの場合には、図2に示すように本支持具の上面
板部1に両側縁部を該上面板部1より張り出させてアル
ミニウム箔や銅箔等の金属箔5を粘着又は接着し、その
張り出し部5a,5aの裏面の粘接着剤層6上に剥離紙
7を貼付しておくものである。金属箔5には必要に応じ
上面板部1の窓穴4に対応させて窓穴5bが設けられて
いる。この場合、用いられる金属箔5は厚みが0.01
〜1mm程度,張り出し部5aの幅が10〜50mm程
度のものである。
【0010】合成樹脂製である本支持具は根太に嵌着し
て用いることで、根太と被支持材との間に床下空間に連
通する間隙をなくし断熱作用を発揮できるが、金属箔5
が上面板部1に粘着または接着されていると、根太上に
臨んだ床の部分にも床暖房パネルからの発熱がむらなく
伝導し、床暖房効果を促進できるものであって、その使
用例は図3に示されている。
て用いることで、根太と被支持材との間に床下空間に連
通する間隙をなくし断熱作用を発揮できるが、金属箔5
が上面板部1に粘着または接着されていると、根太上に
臨んだ床の部分にも床暖房パネルからの発熱がむらなく
伝導し、床暖房効果を促進できるものであって、その使
用例は図3に示されている。
【0011】図3において、11は大引き、12は大引
き11上に横架した根太であり、根太12の全長にわた
って本支持具が上面板部1と側面板部2,2により嵌着
されている。13は根太12間に敷設された通常の床暖
房パネルであって、本支持具の支持肩部3,3により支
持されている。金属箔5の張り出し部5a,5a裏面の
剥離紙7は引き剥がされ、床暖房パネル13の上面被覆
材であるアルミニウム箔13a上に張り出し部5aが貼
着されている。14は床仕上げ材、15は床仕上げ材1
4の固定用釘である。なお、図示省略したが、床仕上げ
材14は、本支持具の窓穴4,5bを通して接着剤にて
も根太に直接固定されている。
き11上に横架した根太であり、根太12の全長にわた
って本支持具が上面板部1と側面板部2,2により嵌着
されている。13は根太12間に敷設された通常の床暖
房パネルであって、本支持具の支持肩部3,3により支
持されている。金属箔5の張り出し部5a,5a裏面の
剥離紙7は引き剥がされ、床暖房パネル13の上面被覆
材であるアルミニウム箔13a上に張り出し部5aが貼
着されている。14は床仕上げ材、15は床仕上げ材1
4の固定用釘である。なお、図示省略したが、床仕上げ
材14は、本支持具の窓穴4,5bを通して接着剤にて
も根太に直接固定されている。
【0012】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、支持具は
合成樹脂製であり、かつ根太を全長にわたって被覆でき
る構成であるから、断熱性を十分に満たす床下断熱構造
を形成することができる。また、根太への取付け作業が
簡易化されると同時に、その取付け状態も確定し、根太
間に敷設される断熱材や床暖房パネルは根太の側面全長
に沿って形成される支持肩部により安定させて支持する
ことができる。更にまた、上面板部に張り出し状態に粘
着または接着されている金属箔の存在は、床暖房パネル
を敷設した際の熱伝導を促進し、床暖房のむらを解消す
る上にも有効である。
合成樹脂製であり、かつ根太を全長にわたって被覆でき
る構成であるから、断熱性を十分に満たす床下断熱構造
を形成することができる。また、根太への取付け作業が
簡易化されると同時に、その取付け状態も確定し、根太
間に敷設される断熱材や床暖房パネルは根太の側面全長
に沿って形成される支持肩部により安定させて支持する
ことができる。更にまた、上面板部に張り出し状態に粘
着または接着されている金属箔の存在は、床暖房パネル
を敷設した際の熱伝導を促進し、床暖房のむらを解消す
る上にも有効である。
【図1】本考案の実施例を一部省略して示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の他の実施例を一部省略して示す斜視図
である。
である。
【図3】図2に示すものの使用例を示す正断面図であ
る。
る。
1は上面板部、1aは側辺、2は側面板部、2aは下
縁、3は支持肩部、4は窓穴、5は金属箔、5aは張り
出し部、6は粘接着剤層、7は剥離紙である。
縁、3は支持肩部、4は窓穴、5は金属箔、5aは張り
出し部、6は粘接着剤層、7は剥離紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/18 E04B 5/02 E04F 15/02 101
Claims (2)
- 【請求項1】 上面板部の長さ方向に沿う両側辺に根太
の側面を長さ方向にわたって挾着できるようにした側面
板部が下方へ向けて連設され、この両側面板部の各下縁
に支持肩部が外方へ向けて水平に連設されている合成樹
脂製の長尺枠体からなり、上記上面板部には床仕上げ材
固定用の多数の窓穴が列設されて成ることを特徴とする
根太間敷設材の支持具。 - 【請求項2】 上面板部に両側縁部を該上面板部より張
り出させて金属箔が粘接着されていると共に、その張り
出し部の裏面の粘接着剤層上には剥離紙が貼付されてい
ることを特徴とする請求項1記載の根太間敷設材の支持
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285693U JP2580891Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 根太間敷設材の支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285693U JP2580891Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 根太間敷設材の支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735634U JPH0735634U (ja) | 1995-07-04 |
JP2580891Y2 true JP2580891Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=13501424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7285693U Expired - Lifetime JP2580891Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 根太間敷設材の支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580891Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015218504A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 株式会社竹中工務店 | 床構造 |
JP2019119997A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | マグ・イゾベール株式会社 | 断熱材留め具 |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP7285693U patent/JP2580891Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015218504A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 株式会社竹中工務店 | 床構造 |
JP2019119997A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | マグ・イゾベール株式会社 | 断熱材留め具 |
JP7161290B2 (ja) | 2017-12-28 | 2022-10-26 | マグ・イゾベール株式会社 | 断熱材留め具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735634U (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080703 Year of fee payment: 10 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |