JPH08260683A - 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造 - Google Patents

暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造

Info

Publication number
JPH08260683A
JPH08260683A JP7011495A JP7011495A JPH08260683A JP H08260683 A JPH08260683 A JP H08260683A JP 7011495 A JP7011495 A JP 7011495A JP 7011495 A JP7011495 A JP 7011495A JP H08260683 A JPH08260683 A JP H08260683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
wood
heating
core material
heating floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7011495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Arai
政哲 新井
Masaki Kai
勝紀 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP7011495A priority Critical patent/JPH08260683A/ja
Publication of JPH08260683A publication Critical patent/JPH08260683A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床表面を迅速に所望の温度にまで昇温させる
ことのできる暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖
房床構造を得る。 【構成】 表面化粧板13と木質系芯材11と木質下地
板15と、必要に応じて、均熱材料としてアルミ箔1
3、14を挟持させた暖房床用木質系床材において、該
木質系芯材11には上下方向に貫通孔16内を形成し、
その中に、アルミ粉と接着剤との混合物17を充填す
る。 【作用】 アルミ粉と接着剤との混合物17が上下方向
の伝熱材料として機能して上下方向の熱伝導性が高めら
れる。それにより、表面の昇温に必要とする時間が短縮
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暖房床用木質系床材及び
該床材を用いた暖房床構造に関し、特に、下面から上面
への熱の伝導性を高め、それにより、床暖房使用の部屋
において、床表面を迅速に所望の温度にまで到達させる
ことを可能とした暖房床用木質系床材及び該床材を用い
た暖房床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】床スラブ上あるいは根太間等の床基材上
に熱源体を取り付け、その上に木質系の床材を配置した
床構造は暖房床として知られている。熱源体としては、
主に、電気ヒータと温水が用いられ、後者の場合には温
水循環用の配管が床スラブ上あるいは根太間に取り付け
られる。熱源体上に配置される床材は、通常のフローリ
ングに用いられる木質系床材と同様の構成のものが用い
られるか、水分による膨潤・収縮、熱による膨張・収縮
を繰り返し受けることから、その対策を講じたものが用
いられる。
【0003】図9は、暖房床の一例であり、大引き1に
直交状に組付けられた根太2、2間に発泡スチロール等
からなる断熱材3が配置され、その上に発熱源としての
平面的な発熱面を持つ電気ヒータ4が取り付けられる。
そして、該電気ヒータ4上にフローリングとしての木質
系床材5が敷き詰められる。床材5は、基本的に強度材
としての芯材5aと、その表面側の化粧合板等からなる
表面化粧板5b、及び裏面側の合板等からなる木質下地
材5cとからなっており、表面化粧板5bの表面には模
様印刷、木目模様シート貼り、化粧単板貼り等により化
粧が施される。芯材5aは通常合板が用いられ、場合に
よっては、遮音性や防振性等の目的から有孔合板とされ
る。また、中間層として弾性材料が介装される場合もあ
る。また、床材5は周囲に実加工を施した全体として矩
形状の単位板を多数実結合して所定形状に集積したもの
が多く用いられるが、表面化粧板5bの化粧材、例え
ば、突き板のみにそのような集積模様を形成し、芯材5
aはより大きな寸法のものを用いる場合もある。
【0004】このような床材を暖房床の床材として用い
るべく、前記のような水分による膨張・収縮や熱収縮に
対する対策を講じた例として、表面化粧板に中間層とし
て不織布等を挟持させて木質材の水平方向の変位量を拘
束し、又は、表面化粧板の基板と化粧材との間に不織布
や和紙、クロスバンド単板を介在させ、それにより、表
面化粧板にクラックが発生するのを防止したもの、床材
の実係合部分を接着剤により接合し、それにより熱収縮
による変形を拘束するようにしたもの、あるいは、膨張
あるいは収縮により床材相互間の間隙が変化する場合で
も、その変化を目立たなくするような手段を講じたもの
等が知られている。
【0005】そのような対策を講じることにより、暖房
床の床材に生じる構造的あるいは視覚的な不都合は回避
され、現在では寒冷地等における室内暖房の一つとし
て、暖房床は有効に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】床暖房は字のごとく床
を暖めながら暖房感を得るものであり、暖房を必要とす
るときに、裏面側に位置する加熱源が発生する熱が迅速
に床表面側に伝達され、短時間で床表面が所望の温度に
まで昇温されることが望まれる。しかしながら、前記の
ように現在暖房床に用いられる床材は、通常のフローリ
ングに用いられる床材であるか、変形を抑制する手段等
が講じられたものにすぎず、熱伝導性の改善については
格別の配慮はなされていない。本発明者らの実験によれ
ば、現在施工されている暖房床において、電源スイッチ
の投入あるいは温水の循環開始から所定温度に暖房床の
表面温度が到達するまでのいわゆる昇温時間は平均20
分程度であり、この昇温時間の短縮は改善すべき課題と
されている。
【0007】従って、本発明の目的は、床暖房における
この昇温時間を短縮した暖房床用木質系床材及び該床材
を用いた暖房床構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による暖房床用木質系床材は、基本的に、表
面化粧板と木質系芯材と木質下地板とを少なくとも有
し、該木質系芯材は当該木質材よりも熱伝導性の高い材
料をその上下方向に配置してなることを特徴とする。
【0009】本発明は、さらに、床基板上に配置された
熱源体と、該熱源体上に配置された前記の構成を持つ暖
房床用床材とを少なくとも有することを特徴とする暖房
床構造をも開示する。
【0010】
【作用】本発明による暖房床用木質系床材及び該床材を
用いた暖房床構造によれば、芯材として用いる木質材の
上下方向の熱伝導性は従来のものと比較して大きく改善
される。それにより、電源投入後あるいは温水供給開始
後、発熱源からの熱が床材の表面側に伝達されるまでの
時間が大幅に改善され、いわゆる昇温時間が短縮され
る。それにより、必要時に短時間で所要温度にまでその
表面温度を昇温させることのできる暖房床を得ることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照しつつ、本発明によ
る暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造に
ついて詳細に説明する。なお、本発明による暖房床用木
質系床材は、すべて従来の床暖房施工においてと同様に
して床スラブ上あるいは根太間に取り付けられた電気ヒ
ータあるいは温水配管等の発熱源の上に配置することが
できる。従って、以下の説明では、暖房床用木質系床材
のみについて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による暖房床用木質系床材の
一実施例であり、この床材10は、所定厚みを持つ芯材
11を有し、その上面側には均熱作用をなす材料である
アルミ箔12を介して表面化粧合板13が貼着され、そ
の下面側にはやはり同様な機能を果たすアルミ箔14を
介して木質下地合板15が貼着されている。なお、表面
化粧合板13は表面化粧板の一例であって、従来知られ
たフローリング用床材における表面化粧板と同様のもの
あってよく、また、ハーティクルボード、木質繊維板、
無垢の木板等等であってもよい。さらに、必要に応じて
適宜の化粧が施されてもよい。木質下地合板15も木質
下地板の1例であって、従来知られた床材における木質
下地板と同様のものあってく、また、ハーティクルボー
ド、木質繊維板、無垢の木板等等であってもよい。均熱
作用をなす材料はアルミ箔に限ることはなく、例えばア
ルミ箔14に代えて芯材と木質下地板との接着をも兼ね
たアルミ箔混入の接着剤層であってもよく、さらには、
鉄板やニッケル板、アルミ板等の金属板のようなもので
あってもよい。
【0013】芯材11は、3〜5プライラワン合板、針
葉樹材の無垢材のような安価な無垢材等、通常の床材に
おいて芯材として用いられる任意の木質材であってよい
が、この実施例では、そこに上下方向の多数の空隙部が
設けられ、該空隙には当該木質材よりも熱伝導性の高い
材料が伝熱材料として配置される。すなわち、図1の実
施例では、芯材11は3プライラワン合板であり、そこ
に、図2に示すように上下方向の空隙として多数の貫通
孔16・・が穿設され、該貫通孔16・・内には、伝熱
材料としてアルミ粉と接着剤との混合物17が充填され
る。
【0014】なお、この実施例における多数の貫通孔1
6・・は、本発明でいう「上下方向の多数の空隙部」の
単なる例示であり、貫通スリットが一端から他端まで設
けられているもの、あるいは端を残してスリットが設け
られているもの等、上下方向の空隙の形状、数、配置は
任意である。当該床材に求められる機械的強度と熱伝導
性の向上とを考慮しつつ、実験的に最適なものが設定さ
れる。
【0015】また、伝熱材料も芯材である木質材よりも
熱伝導性の高い材料であれば任意であり、他に、鉄粉、
ニッケル粉等の金属粉、あるいは、湿気硬化型ウレタン
樹脂、溶剤タイプの一液型ウレタン樹脂、二液型エポキ
シ樹脂等、冷圧接着可能な合成樹脂材料、等を単独であ
るいは適宜混合したものを用いてもよい。伝熱材料とし
て接着機能を持つ樹脂材料を単独であるいは金属材料と
共に用いる場合には、それが均熱板としてのアルミ箔1
2、14用との接着剤としての機能を果たすことができ
ることから、接着剤の塗布作業を省略できる利点があ
る。
【0016】図3は芯材の他の実施例を示す断面図であ
り、この芯材11aでは、貫通孔ではなく有底孔16a
が穿設され、そこに、伝熱材料17が充填される。この
場合には、貫通孔のものより芯材自体の剛性が保たれる
利点がある。図4は芯材のさらに他の実施例を示す断面
図であり、この芯材11bでは、貫通孔あるいは有底孔
ではなく複数本の有底溝16bが幅方向あるいは長手方
向あるいは双方向にわたって刻設され、そこに、伝熱材
料17が充填される。この場合には、有底孔、貫通孔の
ものと比較して製造工程上の作業性が向上する利点があ
る。なお、上記有底孔や有底溝は上下いずれに開口して
いてもよい。
【0017】図5はさらに他の実施例であり、この芯材
11cでは、複数の貫通孔群17c・・が所定の間隔p
をおいて形成されている。この場合には、間隔pを設け
たことから、孔あるいは溝を等しく分布させて設ける場
合比較して芯材自体の曲げ強さが向上し製造工程上の作
業性が良好となる。上記の構成であり、図1〜図5に示
す構成を持つ暖房床用木質系床材は、上下方向に形成さ
れたの多数の空隙部(貫通孔16、有底孔16a、有底
溝16b、貫通孔群16c)に木質材よりも熱伝導性の
高い材料である伝熱材料(アルミ粉と接着剤の混合物1
7)を充填していることから、該伝熱材料を介しての上
下方向の熱伝導性が高くなり、従来の暖房床用木質系床
材と比較して床材の伝熱特性は大きく改善される。それ
により、この床材を図9に示すような従来知られた発熱
源を持つ床面に載置する場合、発熱源からの熱は短時間
で床材の表面側に伝熱される。従って、本発明による暖
房床用床材を少なくとも持つ暖房床構造においては、昇
温時間の短縮が図られ必要時に短時間で所望の表面温度
を得ることができる。
【0018】図6は本発明による暖房床用木質系床材の
さらに他の実施例を示す斜視図であり、この芯材21
は、図7に示すように繊維方向に平行に厚み2mm〜5
mm程度にスライスした単板や厚い木板22・・の間に
必要に応じて接着剤を介してアルミ箔23・・を挟持し
た積層体21aを芯材21の厚みhの幅で裁断して得ら
れる板状体をその裁断面が上下方向となるようにして配
置することにより形成される。この芯材21において
は、挟持されたアルミ箔23・・が熱伝導性の高い伝熱
材料として機能し、上下方向の伝熱特性が大きく改善さ
れる。
【0019】さらに、この実施例では、芯材21を上記
のようにして製造したことにより、その繊維方向は上下
方向となっている。本発明者らの実験によれば、木材の
熱伝導率は繊維方向に対して直交する方向よりも繊維方
向に対して平行な方向において高い値を示し、その差は
2〜3倍であった。従って、この実施例の芯材において
は、芯材自体も良好な熱伝導性を示すことから、昇温時
間がさらに改善される。
【0020】図6に示す態様の暖房床用木質系床材の他
の実施例として、単板や厚い木板22に変えて合板を用
いることも可能である。その場合であっても、当該合板
を構成する積層板の内のいくつかはその繊維方向が芯材
の上下方向を向くこととなり、同様に、熱伝導性は改善
される。繊維方向を同一方向とした平行合板(LV
L)、クロスバンド単板入りの平行合板、あいるは無垢
材を用いる場合には、実質的に全ての繊維方向を芯材の
上下方向とすることが可能となり、単板の場合と同等の
熱伝導性を達成することが可能となる。
【0021】なお、上記図1〜図7に基づき説明した各
実施例において、アルミ箔である均熱材料12、14
は、面方向への熱の伝達を良好にする目的で設けられる
ものであるが、必ずしも必須のものではなく、暖房床の
使用環境によってはいずれか一方にのみ設けるようにし
てもよく、まったく設けないようにしてもよい。図8は
本発明による暖房床用木質系床材のさらに他の実施例を
示す斜視図であり、この芯材31は、通常の合板を長尺
状に切断した断面矩形状の木質材32・・の周囲に熱伝
導性の高い材料である伝熱材料としてのアルミ箔33・
・を必要な場合には変性酢酸ビニル系樹脂接着剤のよう
な接着剤を介して巻き付け、それを所要本数、同様に必
要な場合には2液型エポキシ系樹脂接着剤のような接着
剤を介して、相互の接触面が上下方向となるようにして
密着させたものである。
【0022】この実施例の芯材31は、巻き付けられた
アルミ箔33のうち、上下方向に位置する部分は裏面か
ら表面への熱伝導性の改善に寄与することは前記した実
施例の場合と同様であり、さらに、水平方向に位置する
部分は面方向の熱伝導性の改善に寄与することとなる。
従って、この実施例の場合には、均熱板としての機能を
果たすアルミ箔を介在させることが不要となり、床材の
製造工程が簡素化される利点がある。
【0023】上記した本発明による暖房床用木質系床材
を実際に製造し、消費電力120Wの電気ヒータ(ヒー
タ温度46〜48℃)の上にサンプルを置き、熱電対を
用いてサンプルの表面温度が32℃に達するまでの時間
(T、分)、及び、表面温度が一定になったときの温度
(C、℃)を測定すると共に、JIS1412に規定す
る「保温材の熱伝導率測定試験」に準じて、各サンプル
の熱伝導率(K、Kcal/mh ℃)を測定した。その結果を
表1に示す。なお、測定時の室温は21℃であった。
【0024】用いたサンプルは次のとおりであり、測定
には、すべて200mm×200mmのものを用いた。
図1のものの実際例として、厚さ4mmの3プライラワ
ン合板に5mm径の貫通孔16を3行4列の貫通孔をブ
ロックとし、このブロックをほぼ均しく分布させて形成
し、該貫通孔16に伝熱材料としてアルミ粉50%と溶
剤タイプの1液型ウレタン系接着剤50%との混合物1
7を充填して芯材11を作成し、その両面に均熱作用を
なす材料として50μmのアルミ箔を貼着し、さらに、
裏面側には3mm合板を、表面側には5mmの化粧合板
を貼着して床材Aを製造した。さらに、他の構成は前記
と同じとし、伝熱材料を、同じ接着剤にアルミ粉10%
を添加した床材B、アルミ粉のみを充填した床材C、さ
らに、接着剤のみを充填した床材Dを製造した。
【0025】図6のものの実際例として、前記のように
して50μmのアルミ箔を挟持して製造した積層体21
aを8mm幅でスライスした芯材21の上下面に50μ
m厚のアルミ箔12、14を貼着し、下面に2.5mm
厚の下地合板15を、上面に2.5mm厚の化粧合板1
3を貼着して床材Eを構成した。図8のものの実際例と
して、断面8mm×40mmにカットした合板32の周
囲に50μmのアルミ箔33を巻き込んだものを用意
し、接触面が上下方向となるようにして一体化した。そ
の芯材31の下面には2.5mm厚の下地合板15を、
上面には2.5mm厚の化粧合板13を貼着して床材F
を構成した。
【0026】比較例として、床材A〜Dに用いたと同じ
3プライラワン合板を無垢の状態で芯材とした以外は同
じ構成の床材Gを製造し、その床材Gについて同じ条件
で同じ測定を行った。
【0027】
【表1】
【0028】〔考察〕表1の試験結果から明らかなよう
に、本発明による暖房床用木質系床材であるA〜Fのサ
ンプルにおいては、いずれの場合も、従来の床材Gより
高い熱伝導率を示し、それにより、表面温度が所定温度
(32℃)に達するまでの昇温時間Tは4分〜12分低
減している。また、同じヒータの条件でありながら、表
面温度が一定となった時の温度Cは保温性向上の理由か
ら従来のものよりも0.7℃〜3.3℃も高い温度を示
しており、熱効率も向上していることがわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明による暖房床用木質系床材を用い
ることにより、加熱開始後、所定の表面温度に短時間で
達する暖房床構造を得ることが可能となり、床暖房の使
用感を向上させる。また、熱効率も向上することから、
床暖房の維持経費の低減ももたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による暖房床用木質系床材の一実施例を
説明する図。
【図2】図1に示す床材を構成する芯材の構成を説明す
る断面図。
【図3】図1に示す床材を構成する芯材の他の構成を説
明する断面図。
【図4】図1に示す床材を構成する芯材のさらに他の構
成を説明する断面図。
【図5】図1に示す床材を構成する芯材のさらに他の構
成を説明する断面図。
【図6】本発明による暖房床用木質系床材の他の実施例
を説明する図。
【図7】図6に示す床材を構成する芯材の製造法を説明
する図。
【図8】本発明による暖房床用木質系床材のさらに他の
実施例を説明する図。
【図9】従来の暖房床用木質系床材及び暖房床構造を説
明する断面図。
【符号の説明】
11…芯材、12、14…アルミ箔(均熱材料)、13
…表面化粧板、15…木質下地板、16…貫通孔(上下
方向の空隙部)、17…アルミ粉と接着剤の混合物(伝
熱材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24D 19/00 F24D 19/00 E

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面化粧板と木質系芯材と木質下地板と
    を少なくとも有し、該木質系芯材は当該木質材よりも熱
    伝導性の高い材料をその上下方向に配置してなることを
    特徴とする暖房床用床材。
  2. 【請求項2】 表面化粧板と芯材との間には均熱作用を
    なす材料が介装されていることを特徴とする請求項1記
    載の暖房床用床材。
  3. 【請求項3】 芯材と木質下地板の間には均熱作用をな
    す材料が介装されていることを特徴とする請求項1記載
    の暖房床用床材。
  4. 【請求項4】 表面化粧板と芯材との間及び芯材と木質
    下地板の間の双方に均熱作用をなす材料が介装されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の暖房床用床材。
  5. 【請求項5】 芯材は、上下方向の多数の空隙部を有す
    る木質材であり、前記熱伝導性の高い材料は当該空隙部
    に充填された金属粉であることを特徴とする請求項1な
    いし4いずれか記載の暖房床用床材。
  6. 【請求項6】 芯材は、上下方向の多数の空隙部を有す
    る木質材であり、前記熱伝導性の高い材料は当該空隙部
    に充填された接着剤であることを特徴とする請求項1な
    いし4いずれか記載の暖房床用床材。
  7. 【請求項7】 芯材は、上下方向の多数の空隙部を有す
    る木質材であり、前記熱伝導性の高い材料は当該空隙部
    に充填された金属粉と接着剤との混合物であることを特
    徴とする請求項1ないし4いずれか記載の暖房床用床
    材。
  8. 【請求項8】 芯材は、互いの接触面が上下方向となる
    ように配置した多数の木質材を集積したものであり、前
    記熱伝導性高い材料は少なくとも当該接触面に挟持され
    た金属箔であることを特徴とする請求項1ないし4いず
    れか記載の暖房床用床材。
  9. 【請求項9】 前記木質材は、少なくともその一部の繊
    維方向が上下方向となるように配置されていることを特
    徴とする請求項8記載の暖房床用床材。
  10. 【請求項10】 前記金属箔の挟持が接着剤を用いてな
    されていることを特徴とする請求項8又は9記載の暖房
    床用床材。
  11. 【請求項11】 前記木質材は断面方形状に切断された
    長尺状の合板でありかつ前記金属箔は該長尺状の合板の
    周囲に巻き込まれていることを特徴とする請求項8記載
    の暖房床用床材。
  12. 【請求項12】 床基板上に配置された熱源体と、該熱
    源体上に配置された前記請求項1ないし11いずれか記
    載の暖房床用床材とを少なくとも持つことを特徴する暖
    房床構造。
JP7011495A 1995-03-28 1995-03-28 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造 Withdrawn JPH08260683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7011495A JPH08260683A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7011495A JPH08260683A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08260683A true JPH08260683A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13422207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7011495A Withdrawn JPH08260683A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08260683A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163068A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Toyox Co Ltd 浴室用暖房パネル
CN105089165A (zh) * 2015-08-25 2015-11-25 天津冀恒新材料科技有限公司 一种新型环保建材
JP6352569B1 (ja) * 2018-02-15 2018-07-04 柄鉄 趙 熱伝達パネル
KR101876348B1 (ko) * 2017-09-29 2018-07-09 에스로 주식회사 온돌식 난방패널
KR101876347B1 (ko) * 2017-09-29 2018-07-10 에스로 주식회사 난방 시스템
JP6363312B1 (ja) * 2018-02-15 2018-07-25 柄鉄 趙 床暖房装置
JP2019200037A (ja) * 2019-02-25 2019-11-21 柄鉄 趙 熱伝達パネル
WO2019221275A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 Cho Byungchul 熱伝達パネル
KR20220015674A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 이진석 덧마루 및 그 시공방법

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163068A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Toyox Co Ltd 浴室用暖房パネル
CN105089165A (zh) * 2015-08-25 2015-11-25 天津冀恒新材料科技有限公司 一种新型环保建材
KR101876348B1 (ko) * 2017-09-29 2018-07-09 에스로 주식회사 온돌식 난방패널
KR101876347B1 (ko) * 2017-09-29 2018-07-10 에스로 주식회사 난방 시스템
JP6352569B1 (ja) * 2018-02-15 2018-07-04 柄鉄 趙 熱伝達パネル
JP6363312B1 (ja) * 2018-02-15 2018-07-25 柄鉄 趙 床暖房装置
JP2019138605A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 柄鉄 趙 熱伝達パネル
JP2019138604A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 柄鉄 趙 床暖房装置
WO2019221275A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 Cho Byungchul 熱伝達パネル
JP2019200037A (ja) * 2019-02-25 2019-11-21 柄鉄 趙 熱伝達パネル
KR20220015674A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 이진석 덧마루 및 그 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08260683A (ja) 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造
JPH08260684A (ja) 暖房床用木質系床材及び該床材を用いた暖房床構造
GB2440204A (en) Acoustic flooring for underfloor heating
JP2886410B2 (ja) 発熱床板およびその床構造
JP4421588B2 (ja) 暖房床パネル
JP2006046047A (ja) 床暖房用ハニカムコア床部材
JP2005220570A (ja) 発熱床構造
JP2019078044A (ja) 木質耐火部材
JPS61261568A (ja) 床暖房パネル
JP2000065366A (ja) 床暖房フロア用床材
JP4548905B2 (ja) 床の断熱構造及び床の施工方法
JPH08218608A (ja) 木質暖房床材とその施工方法
JPH0612183B2 (ja) 床冷暖房方法及び床冷暖房装置
JP3744443B2 (ja) 暖房機能付き防音床材
JPH0530313Y2 (ja)
JP4100852B2 (ja) 床暖房パネル
JP2001355330A (ja) 床暖房用木質系仕上材
JPH01243389A (ja) 床暖房パネル
JPH11132482A (ja) 暖房床構造
JPH11159780A (ja) 床暖房ユニット
JPH11131777A (ja) 一体型床暖房フロア材
JP2001323648A (ja) 床暖房構造
WO2022265526A1 (en) Modular electric heating system
JP2001201071A (ja) 床暖房パネル
JP3523635B2 (ja) 床暖房用マットおよび床暖房の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604