JPH0645544Y2 - 電熱性床材 - Google Patents

電熱性床材

Info

Publication number
JPH0645544Y2
JPH0645544Y2 JP1989052214U JP5221489U JPH0645544Y2 JP H0645544 Y2 JPH0645544 Y2 JP H0645544Y2 JP 1989052214 U JP1989052214 U JP 1989052214U JP 5221489 U JP5221489 U JP 5221489U JP H0645544 Y2 JPH0645544 Y2 JP H0645544Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrothermal
floor
lead wire
flooring
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989052214U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02143414U (ja
Inventor
猛雄 加藤
和雅 吉田
直之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP1989052214U priority Critical patent/JPH0645544Y2/ja
Publication of JPH02143414U publication Critical patent/JPH02143414U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645544Y2 publication Critical patent/JPH0645544Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は発熱体を組み込んだ床材に関し、特に、施工時
に発熱体からのリード線の結線が行いやすく(施工性良
好)、施工後の仕上がり外観がよく、さらに、敷設施工
後の経時的な床面の反り等が発生せず良好な平滑面を保
持できて使用性の良好な電熱性床材に関する。
(従来の技術) 周知のように、家屋の床面暖房は床下地板材や根太(以
下、これらを一括してベース材ということもある)の上
に電熱性床材を敷設することによって達成される。これ
までこの種の床材には種々のものが出回っているが、取
付方法、取付ける床下地材の構造、周辺の仕上げ状態に
より使用するものが限られ、施工しにくいものが多かっ
た。ここで、従来の電熱性床材1″について、例示する
と、表合板(表面材)2と裏合板(裏面材)3の間に面
状発熱体を内装したものであって、前記発熱体から床材
端面にリード線を引き出し、他の発熱床材や電源と結線
されるものであり、リード線の覗出端面が実加工されて
いなくても該端面を直接壁面に位置して壁内で結線する
場合は支障はなかった。
(考案が解決しようとする課題) しかし、これらの床材同士をベース材上にて縦接合する
場合は、第6図に示すように各々の床材1″から引出し
たリード線9aを結線後、接合部に隙間が生じないよう
に、各床材1″の端面に設けた結線部収納用空間15にリ
ード線9aを押し込んで収納し、床材1″同士を縦接合し
ていた。
そのため、上記先行技術によれば、結線作業が難しく、
結線部の断線が生じ易かった。また上記先行技術によれ
ば、接合端面が実加工でなくフラット面に形成してある
ので、特に、木質材を用いたものはベース材上に敷設施
工した後に冷熱の繰り返し当の熱影響によって反りやす
い。このように、一部でも床材に反りが生じれば、当初
平面滑面であった床面も目すき16が生じたり、凹凸状態
となる。そして、前記反りにともなって結線部が上方へ
引っ張られたり、凹凸状態となった床面上での反復歩行
によって結線部分に大きな負荷がかかったり、リード線
9aの結線部の断線や結線不良等が生じるおそれがあっ
た。そのため、周知の床材1″の接合と同様なさねはぎ
接合が考えられるが、収納空間を設けようとした場合に
はその加工が複雑になるとともに実部分が脆弱になり、
更に結線部の収納作業が煩雑になるという問題点もあっ
た。
また、部屋の周縁に家具を載いたり、部屋の寸法に応じ
て床材1″を切断敷設する場合には非暖房の床材(ボー
ダ床材)を電熱性床材1″と縦接合する必要があり、リ
ード線9aの結線にはボーダ床材が邪魔になり、直接壁内
へ引き出すことができない。
そのため、床下空間を利用してリード線9aを壁内まで導
くことになり、電熱性床材1″とボーダ床材の縦接合部
下部には根太等のベース材14が位置するため、リード線
排出用の項をベース材14又は電熱性床材1″の裏面に設
ける必要があるが床支持強度の低下や電気設備を傷める
という欠点があった。
加えて、上記の様に実接合をしようとすると更に高度な
加工技術や施工技術を要することになり好ましくなかっ
た。
本考案は上述の問題点にかんがみ考案されたものであっ
て、床材端面に実加工を施すことによって電熱性床材同
士やボーダ床材との縦接合において、実接合が可能とな
って床面の平滑性を維持できるばかりか、発熱体に連通
される側面と下面に亘って切欠部を設ける事によって特
殊な技術を要さずにリード線の結線作業もきわめて容易
かつ確実強固におこなうことができてリード線の断線や
結線不良のない電熱性床材を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は内部に発熱体を内
装してなる方形状板材からなり、該板材の少なくとも一
端面及びこれに隣接する側面に実加工を施すとともに、
該一端面近傍にはこの端面側に開口しかつ上下及び両側
が囲まれた空間部を設け、該空間部に露呈する発熱体端
面からリード線を引き出し、該空間部を構成する板材裏
面側にリード線の幅に対応して切欠された切欠部を設け
る、という技術的手段を採用している。
(作用) しかして、本考案の特徴によれば、方形状板材の少なく
とも一端面及びこれに隣接する側面には実加工が施され
ているので、床材間の雌雄実を組合わせることにより、
互いに拘束しあって段部の生じない滑らかな床面を構成
できることとなる。また、方形状板材の一端面近傍に
は、該端面に開口しかつ上下及び両側が囲まれた空間部
が設けられており、この空間部の奥に露呈される発熱体
端面から空間部を通って外側にリード線が引き出されて
いるので、リード線が余裕をもって長い目に引き出され
ていても、接続後の余分な分はこの空間部に収納できる
こととなり、外観上見苦しくなくなる。そしてこのよう
に長い目に引き出されていると、どのような障害物があ
ってもこれを楽に迂回して結線できる。またさらに、空
間部の床材裏面側にはリード線の幅に対応する切欠部が
設けられているので、この電熱性床材をベース材上に敷
設施工するに当たって、リード線を電熱性床材の下面側
から延ばして床下空間を利用して結線することができ
る。更に、電熱性床材同士を縦方向にて実接合する場合
には下面にベース材があってもそれぞれのリード線を下
面側へ引き出して根太を迂回して根太の下側等にて結線
することができる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案にかかる電熱性床材の斜下方から見た時
の一部切欠斜視図、第2図は第1図の要部断面図、第3
図は第1図の電熱性床材の第1敷設例を示す要部断面
図、第4図は同じく第2敷設例を示す要部断面図、第5
図は同じく第3敷設例を示す要部断面図である。
第1図ならびに第2図に示す本考案にかかる電熱性床材
1は表面材2と裏面材3との間にヒータ線や発熱シート
等を適宜耐水,絶縁均熱シートなどと一体化した面状ヒ
ータ4と充填材5とがサンドイッチ状に内装された積層
構造からなっている。
そして、上記電熱性床材1の一端面側ならびにこれに隣
接する一側面側には雌実6が形成され、他端面側ならび
にこれに隣接する他側面にかけては雄実7が形成されて
いる。また、前記面状ヒータ4の端面からはリード線9a
・9bならびにセンサー線10a・10bが引き出されており、
上記雌実6が設けられた一側端面側の裏面材3には面状
ヒータ4から連通される端面と下面に亘って切欠された
切欠部8a・8bが前記リード線9a・9bに対応する部位に設
けられている。
なお、第1図の例示では切欠部を8aと8bに二つ設けた場
合を示しているが、ほぼ中央に一つの切欠部(図示しな
い)を設けても差し支えなく、この場合にはリード線9a
・9bやセンサー線10a・10bを一纏めにし、切欠部を利用
できるようにすればよい。また、面状ヒータのリード線
は上記電熱性床材の一側端面のみならず、縦つぎ(電熱
性床材の短辺同士の接合)の場合を考慮すれば、他方の
雄実部7を含む両側端面から引き出し可能にしてもよ
い。さらに、電熱性床材1の他端面側は敷設スペースに
合わせて切断して長さ調整できるように所定長さまで面
状ヒータを内装しなくともよく、切断して用いる場合に
は雄実を設けなくともよい。
以上のように本考案の電熱性床材は構成されているが、
たとえば、第3図に示すように、際根太11上で壁際に隣
接して敷設施工される場合には、リード線9a(9bも含
む)は壁Aの下方12から壁A内部まで延設され、コント
ローラ(図示しない)あるいは電源等に結線されること
になる(第1敷設例)。
また、ベース材が合板やパーティクルボード等の面状に
敷設されたものであってもベース材を切欠かずに壁A内
部までリード線9a(9b)を延設することができ、ベース
材の構造を限定しないという利点がある。
次に、第4図に示すように、壁Aとの間にボーダ用床材
13等の非電熱性床材を介在する場合にはボーダ用床材13
の接合端部に実加工を施して雄実7′を形成し、この雄
実7′と電熱性床材1の雌実6とを実接合して敷設施工
する。この場合、リード線9aはボーダ用床材13が障害に
なってその側面側から引き延ばしできないので、一旦、
電熱性床材1の端面の下面側まで引き延ばし、ボーダ用
床材13ならびに根太14の下側を迂回してから壁A内まで
リード線9aを引き延ばしてから結線されることになる
(第2敷設例)。
更に、第5図に示すように、電熱性床材1・1′同士を
実接合する場合(縦つぎする場合)には、他方の電熱性
床材1′の端部に設けた雄実7にも電熱性床材1と同様
の切欠部を設け、リード線9a・9aを下面側に引き延ば
し、根太13の下側まで迂回させてから結線されることに
なる(第3敷設例)。なお、図示しないが、雌実6側だ
けからリード線を引き出した電熱性床材1.1′同士の接
合にあっては、縦つぎする場合、雌実6.6間にやとい実
を介すれば上記と同様の接合が行える。
(考案の効果) 以上のように本考案は構成されているので、リード線を
引き出しやすく壁内や床下での結線が容易であるから、
施工する組合わせやベース材に限定が少なくて特殊な床
下地構造や技術を要さずに施工できる。特に、木質材を
用いた電熱性床材でも冷熱による変形(反り)が実接合
によって解消し、床材の継ぎ目の段違いや目隙を生じに
くくて平滑な床面となり、長期にわたり外観上きれいな
床仕上げ面が保持できる。
また、リード線も電熱性床材の切欠部の空間を利用して
引き出されるので、リード線に余分な負荷がかかること
がなく結線できるので、結線部の断線や結線不良等が起
こるおそれも少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる電熱性床材の一部切欠斜視図、
第2図は第1図の要部断面図、第3図は第1図の電熱性
床材の第1敷設例を示す要部断面図、第4図は同じく第
2敷設例を示す要部断面図、第5図は同じく第3敷設例
を示す要部断面図、第6図は従来例の断面図である。 1……電熱性床材、2……表面材、3……裏面材、4…
…発熱体、5……充填材、6……雌実、7……雄実、8a
・8b……切欠部、9a・9b……リード線、10a・10b……セ
ンサー線、11……際根太、13……ボーダ用床材、14……
壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱体を内装してなる方形状板材か
    らなり、該板材の少なくとも一端面及びこれに隣接する
    側面に実加工を施すとともに、該一端面近傍にはこの端
    面側に開口しかつ上下及び両側が囲まれた空間部を設
    け、該空間部に露呈する発熱体端面からリード線を引き
    出し、該空間部を構成する板材裏面側にリード線の幅に
    対応して切欠された切欠部を設けてなることを特徴とす
    る電熱性床材。
JP1989052214U 1989-05-02 1989-05-02 電熱性床材 Expired - Lifetime JPH0645544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052214U JPH0645544Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 電熱性床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052214U JPH0645544Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 電熱性床材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143414U JPH02143414U (ja) 1990-12-05
JPH0645544Y2 true JPH0645544Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31572332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989052214U Expired - Lifetime JPH0645544Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 電熱性床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645544Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293612U (ja) * 1985-11-30 1987-06-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02143414U (ja) 1990-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0645544Y2 (ja) 電熱性床材
JP4157450B2 (ja) 床暖房用電源線ユニットおよびそれを用いた床暖房直貼り施工方法
JPH0616463Y2 (ja) 発熱床構造
JPH062233Y2 (ja) 発熱床材
JP2590856Y2 (ja) 床暖房パネルの配線接続構造
JPS61261568A (ja) 床暖房パネル
JP3024720B2 (ja) 組み込み型床暖房パネル
JP2993491B2 (ja) 床暖房パネル
JPH0338574Y2 (ja)
JP4267179B2 (ja) 床暖房パネル
JP4087658B2 (ja) 床暖房パネル構造体
JP3986197B2 (ja) 床暖房パネルの敷設方法及びその敷設方法に使用される床暖房パネル
JP4364403B2 (ja) 床暖房パネル
JP3093045B2 (ja) 組み込み型床暖房パネルの施工面への固定構造
JP2001349565A (ja) 床暖房パネル
JP4100840B2 (ja) 床暖房パネル
JP4113631B2 (ja) 床暖房パネル及び床暖房パネルの施工方法
JP2006057964A (ja) 床暖房用周辺パネルと電気式床暖房用パネルキットおよびそれを用いた電気的床暖房の施工方法
JP3986156B2 (ja) 床暖房パネル及びその床暖房パネルを用いた床暖房構造
JP2991578B2 (ja) 床暖房構造及びそこに用いるパネル構造体
JP2001059624A (ja) 暖房床の施工方法
JP2001164738A (ja) 暖房用パネルおよびその施工方法
JP2530704Y2 (ja) 床暖房パネル
JP2519272Y2 (ja) 発熱床材
JPH074681A (ja) 発熱床材