JP2002156125A - 温水床暖房装置 - Google Patents

温水床暖房装置

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JP2002156125A JP2000350939A JP2000350939A JP2002156125A JP 2002156125 A JP2002156125 A JP 2002156125A JP 2000350939 A JP2000350939 A JP 2000350939A JP 2000350939 A JP2000350939 A JP 2000350939A JP 2002156125 A JP2002156125 A JP 2002156125A
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Masakazu Toda
正和 遠田
Masashi Urano
雅司 浦野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッダー側の床温最高点と床温最低点とが共
存する部分での温度差を小さくして、温度むらによる不
快感をなくして快適な温水床暖房を実現する。 【解決手段】 基材1の上面側に上方に開口した蛇行状
のパイプ溝2を設け、パイプ溝2内に温水循環パイプ3
を収納すると共に、基材1の上面側に均熱層を配置し、
均熱層の上面側に床表面材を配置して床暖房パネルを構
成し、温水循環パイプ3の両端部3a,3bをヘッダー
4を介して熱源からの送り配管5と戻り配管6に各々接
続してなる温水床暖房装置である。少なくとも床暖房パ
ネルの上面で床温最高点になる箇所20と床温最低点に
なる箇所21とが共存するヘッダー4側の部分に配置さ
れる均熱層の厚みを、他の部分に配置される均熱層の厚
みよりも厚くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水床暖房装置に
関し、詳しくは床暖房パネルの上面での温度むらを小さ
くして、快適な温水床暖房を実現するための技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温水床暖房装置では、図10に示
すように、基材1の上面側に上方に開口した蛇行状のパ
イプ溝を設け、パイプ溝内に温水循環パイプ3を収納す
ると共に、基材1の上面側に均熱層15と床表面材(図
示せず)とを順に配置して床暖房パネル10が構成され
ている。図11に示すように、複数の床暖房パネル1
0,10’を横方向に並べて配置すると共に、ジョイン
ト部23においてニップルなどで互いに結合されてい
る。なお、温水循環パイプ3の両端部はヘッダー4を介
して熱源の送り側と戻り側とに各々接続され、熱源から
の高温の温水がヘッダー4を介して温水循環パイプ3の
往路側通路3c内に供給され、温水循環パイプ3の復路
側通路3dからの低温の温水がヘッダー4を介して熱源
に戻されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に温水循環パイプ3を蛇行状に配置した床暖房パネル1
0,10’を複数枚並べて配置すると共に、各床暖房パ
ネル10,10’内の温水循環パイプ3同士をジョイン
ト部23で互いに結合した温水循環システムにあって
は、床暖房パネル10のヘッダー4側の上面部分で温度
むらが発生しやすくなる。本発明者らの実験によれば、
図11の例で示すと、床暖房パネル10の上面で床温最
高点になる箇所20は、温水循環パイプ3の往路側通路
3cのうちヘッダー4側に近い部分(高温の温水が入っ
た直後の部分)であり、逆に、床暖房パネル10の上面
で床温最低点になる箇所21は、ヘッダー4が設けられ
る床暖房パネル10とこれに隣接する他の床暖房パネル
10’とのジョイント部23であり、さらに詳しくは、
ジョイント部23のうち、温水循環パイプ3の復路側通
路3d部の近傍部分で且つ温水循環パイプ3の往路側通
路3cから離れた部分(床暖房パネル10’から出て行
く直前の低温の温水が通る部分)であることが分ってい
る。しかも、これら床温最高点になる箇所20と床温最
低点になる箇所21とは約300mm角領域内に共存し
ている場合が多く、そのため、例えば、両足を置いたと
きに、左右で温度むらを感じることがあり、ユーザーに
不快感を与えるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、ヘッ
ダー側の床温最高点と床温最低点とが共存する部分での
温度差を小さくでき、温度むらによる不快感をなくして
快適な温水床暖房を実現できるようにした温水床暖房装
置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、基材1の上面側に上方に開口した
蛇行状のパイプ溝2を設け、パイプ溝2内に温水循環パ
イプ3を収納すると共に、基材1の上面側に均熱層15
を配置し、均熱層15の上面側に床表面材16を配置し
て床暖房パネル10を構成し、温水循環パイプ3の両端
部3a,3bをヘッダー4を介して熱源からの送り配管
5と戻り配管6に各々接続してなる温水床暖房装置にお
いて、少なくとも床暖房パネル10の上面で床温最高点
になる箇所20と床温最低点になる箇所21とが共存す
るヘッダー4側の部分に配置される均熱層15Aの厚み
Dを、他の部分に配置される均熱層15Bの厚みdより
も厚くしたことを特徴としており、このように構成する
ことで、ヘッダー4側の均熱層15Aの部分では、熱拡
散効果が増大して、床暖房パネル10の上面で床温最高
点になる箇所20と床温最低点になる箇所21との間で
の温度差を小さくでき、これにより、床暖房パネル10
の上面のヘッダー4に近い部分において高温になる箇所
と低温になる箇所とが共存するのを防止でき、この部分
で課題となっている温度むらをなくすことができる。
【0006】また上記均熱層15の取り付け施工を容易
にするために、均熱層15を厚みの異なる均熱板15
a,15bで構成し、少なくとも床暖房パネル10の上
面で床温最高点になる箇所20と床温最低点になる箇所
21とが共存するヘッダー4側の部分に肉厚の均熱板1
5aを配置し、他の部分に薄肉の均熱板15bを配置す
るのが好ましい。或いは、上記均熱層15を複数の均熱
板15c,15dで構成し、少なくとも床暖房パネル1
0の上面で床温最高点になる箇所20と床温最低点にな
る箇所21とが共存するヘッダー4側の部分に複数の均
熱板15c,15dを重ねて配置し、該複数の均熱板1
5c,15d全体の厚みを他の部分に配置される均熱板
15dの厚みよりも厚くするのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0008】本例の温水床暖房装置は、図7に示すよう
に、基材1の上面側に上方に開口した蛇行状のパイプ溝
2を設け、パイプ溝2内に温水循環パイプ3を収納する
と共に、基材1の上面側に均熱層15と床表面材16と
を順に配置して床暖房パネル10が構成されている。図
1は床暖房パネル10,10’を並べて接続した状態を
示している。上記均熱層15は、例えばアルミなどの熱
拡散体からなり、本発明では後述のように、温水循環パ
イプ3から床表面材16への熱伝導の均一化を図る機能
に加えて、床暖房パネル10のヘッダー4側の上面での
温度むらを解消する機能とを併せ持っている。床表面材
16は、例えば木、畳、カーペット、無機材料、樹脂、
タイルなどからなり、接着或いは粘着などによって均熱
層15に貼着されている。なお、均熱板15aと床表面
材16とは、図7(a)に示す分離型、同(b)に示す
一体型のいずれであってもよい。また図8(a)は、捨
貼合板17上に基材1を施工した状態を示し、同(b)
はコンクリートスラブ18上に基材1を施工した状態を
示している。なお基材1は、一層に限られず、図7、図
8に示すように、上層1Bと下層1Aとに分割してもよ
い。この場合、上層1Bを例えばPET繊維、ロックウ
ール等で構成し、下層1Aを例えば発泡ポリウレタン、
ゴムシート等で構成してもよい。
【0009】本例では、基材1は、例えば発泡ポリスチ
レン、ロックウール、天然繊維、PET繊維、発泡ポリ
ウレタン等の断熱体、或いは木材などで構成されてい
る。基材1の上面側には、上方に開口した蛇行状のパイ
プ溝2が形成されている。また基材1の端部には、図6
に示すように、基材1の一部を切り欠いて側方に開口し
たヘッダー収納凹所9が形成されており、このヘッダー
収納凹所9を挟んでその両側の領域に左右一対のパイプ
溝2がそれぞれ形成されており、各パイプ溝2に温水循
環パイプ3が各々収納されている。なお基材1パイプ溝
2を形成する方法として、図9(a)に示すプレスによ
る方法、或いは、図9(b)に示すトムソン刃で打ち抜
く方法、或いは、図9(c)に示すルーター加工などに
よる方法があるが、特に限定されない。また温水循環パ
イプ3は、例えば架橋PEで構成されているが、これ以
外に塩化ビニル等の硬質パイプ類、或いはゴムホースの
ような可撓性パイプ類であってもよい。
【0010】上記ヘッダー収納凹所9は、図5、図6に
示すように、ヘッダー4の形状に合わせて打ち抜かれて
いる。このヘッダー収納凹所9内にヘッダー4が収納さ
れる。ヘッダー収納凹所9の側面開口9aに面したヘッ
ダー4の一次側Aの側面4aには、熱源からの送り配管
5と戻り配管6とが各々接続される送り側ニップル11
と戻り側ニップル12とが突設されている。図6の例で
は、ヘッダー4の二次側Bの一側面4bは、平面視く字
状の屈曲面4b1,4b2からなり、一組の往路側ニップ
ル7と復路側ニップル8が屈曲面4b1,4b2から異な
る方向に向けて突設されている。また、上記一側面4b
とは反対側の他側面4cも、平面視く字状の屈曲面4c
1,4c2からなり、別の一組の往路側ニップル7’と復
路側ニップル8’が屈曲面4c1,4c2から異なる方向
に向けて突設されている。このように各組の往路側ニッ
プル7(7’)と復路側ニップル8(8’)に角度θを
つけることで、各ニップル7,8(又は7’,8’)に
接続される温水循環パイプ3の両端部間の距離を広げる
ことができるようになり、パイプ溝2の形成等が容易に
なると共に、ホースバンド60同士の干渉防止も図られ
るようになる。なお、ヘッダー4の二次側Bの一側面4
b又は他側面4cのいずれか一方のみに一組の往路側ニ
ップル7と復路側ニップル8とを設ける構造であっても
よい。
【0011】ここで、上記基材1の上面に配置される均
熱層15は、少なくとも床暖房パネル10の上面で床温
最高点になる箇所20と床温最低点になる箇所21とが
共存するヘッダー4側の部分に配置されるヘッダー4側
の均熱層15Aと、他の部分に配置される均熱層15B
とで構成されていると共に、ヘッダー4側の均熱層15
Aの厚みDを他の均熱層15Bの厚みd(>D)よりも
厚く設定してある。本例では、図2(図1のE−E線断
面図)に示すように、均熱層15を厚みの異なる2枚の
均熱板15a,15bで構成されている。均熱板15
a,15bは、例えばアルミ等の熱拡散体で構成され
る。もちろん、アルミに限られるものではない。また肉
厚の均熱板15aの厚みDは例えば300μm、薄肉の
均熱板15bの厚みdは例えば150μmとされるが、
40μm〜150μmの範囲内で任意に選択されるもの
である。図1の例では、同図の斜線部分ロで示した部分
(2枚の床暖房パネル10,10’にまたがる部分)
が、床暖房パネル10の上面で床温最高点になる箇所2
0と床温最低点になる箇所21とが共存するヘッダー4
側の部分であり、この部分に対応して肉厚の均熱板15
aを配置してあり、他の部分(図1の斜線部分ロ以外の
部分)には薄肉の均熱板15bを配置してある。なお、
肉厚の均熱板15aを配置する領域は特に限定されず、
図1の別の斜線部分イで示した部分(すべての床暖房パ
ネル10,10’の領域)まで広げるようにしてもよ
く、適宜設計変更自在である。
【0012】しかして、熱源からの高温の温水は、ヘッ
ダー4が設けられた床暖房パネル10内の温水循環パイ
プ3の往路側通路3cの往路側通路3cに流れ込み、す
べての床暖房パネル10,10’内の温水循環パイプ3
の往路側通路部3cに順に流れ、その後、復路側通路3
dに折り返して、低温の温水となって最終的にヘッダー
4が設けられた床暖房パネル10内の温水循環パイプ3
の復路側通路3dの端部からヘッダー4を介して熱源側
に戻される。このとき、床暖房パネル10の上面におい
て、高温の温水が入った直後のヘッダー4側に近い部分
が床温最高点になる箇所20であり、床暖房パネル1
0,10’間のジョイント部23であって、床暖房パネ
ル10’から出て行く直前の低温の温水が通る部分が床
温最低点になる箇所21であるが、本実施形態では図2
に示すように、両箇所20,21とが共存するヘッダー
4側の部分に配置される均熱板15aの厚みDを、他の
部分に配置される均熱板15aの厚みdよりも厚くして
ある。これによって、ヘッダー4側の均熱層15Aの部
分では、熱拡散効果が増大して、床暖房パネル10の上
面で床温最高点になる箇所20と床温最低点になる箇所
21との間での温度差が小さくなり、これにより、床暖
房パネル10の上面のヘッダー4に近い部分において高
温になる箇所と低温になる箇所とが共存するのを防止で
き、この部分で課題となっている温度むらを10〜20
%改善できるようになる。この結果、例えば両足を置い
ても、左右で温度差を感じるといったこともなくなり、
ユーザーに不快感を与えることがない。さらにヘッダー
4側から離れた他の部分の均熱板15bは薄肉となって
いるので、温水循環パイプ3の温度が床表面材16に均
等に伝わりやすくなり、均熱層15本来の機能が十分に
発揮されることとなり、この結果、温水床暖房装置全体
において快適な温水床暖房を実現できるものである。
【0013】また本例では均熱層15を、厚みが異なる
2枚の均熱板15a,15bで構成したことにより、床
暖房パネル10の上面で床温最高点になる箇所20と床
温最低点になる箇所21とが共存するヘッダー4側の部
分に対応して肉厚の均熱板15aを配置し、他の部分に
薄肉の均熱板15bを配置するだけで、簡単に均熱層1
5A,15Bの厚みD、dを異ならせることができ、厚
みの変更も簡単にでき、均熱層15A,15Bの取り付
け施工が一層容易となる。
【0014】なお均熱板15a,15bの施工方法とし
て、ヘッダー4側の均熱板15aは、工場では仮り止め
しておき、現場の施工時に複数の床暖房パネル10をジ
ョイント接続した後に、貼着するようにしてもよく、他
の均熱板15bは工場の製造時に予め貼着するようにし
てもよい。また、基材1への均熱板15a,15bの貼
着方法として、例えば、アクリル系粘着剤を用いる方
法、両面テープを用いる方法、或いは、接着剤を用いる
方法があるが、特に限定されるものではない。
【0015】本発明の他の実施形態を図3に示す。本実
施形態では、均熱層15A,15Bを、厚みが同じで大
きさが異なる2枚の均熱板15c,15dで構成し、少
なくとも床暖房パネル10の上面で床温最高点になる箇
所20と床温最低点になる箇所21とが共存するヘッダ
ー4側の部分の均熱層15Aを2枚の均熱板15c,1
5dを重ね貼りして構成し、他の部分には1枚の均熱板
15dのみで構成している。均熱板15c、15dのそ
れぞれの厚みdは例えば150μmとされ、2枚に重ね
た厚みDが300μmとなるようにしてある。このよう
に2枚の均熱板15c,15dの重ね貼りによって、簡
易な施工で、均熱層15A,15Bの厚みを異ならせる
ことができ、厚みの変更も簡単にでき、均熱層15A,
15Bの取り付け施工が一層容易となる。
【0016】図4は更に他の実施形態を示している。本
実施形態では、幅広の均熱板15cの下面に幅狭の均熱
板15dを貼着し、この均熱板15dが配置される基材
1の表面部分1aを、段落ち部22によって他の表面部
分1bよりも一段低くし、温水循環パイプ3の段落ち部
3dを段落ち部22に沿わせて配置すると共に、温水循
環パイプ3の低くなった上面部分に幅狭の均熱板15d
を配置する。これにより、均熱板15dの表面全体が面
一となり、床暖房パネル10の上面の面一化を図ること
ができる。
【0017】前記実施形態では、複数枚の床暖房パネル
10,10’を接続したパネルジョイント構造を説明し
たが、床暖房パネル10の枚数は1枚であってもよいも
のである。
【0018】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、基材の上面側に上方に開口した蛇行状のパイプ溝
を設け、パイプ溝内に温水循環パイプを収納すると共
に、基材の上面側に均熱層を配置し、均熱層の上面側に
床表面材を配置して床暖房パネルを構成し、温水循環パ
イプの両端部をヘッダーを介して熱源からの送り配管と
戻り配管に各々接続してなる温水床暖房装置において、
少なくとも床暖房パネルの上面で床温最高点になる箇所
と床温最低点になる箇所とが共存するヘッダー側の部分
に配置される均熱層の厚みを、他の部分に配置される均
熱層の厚みよりも厚くしたので、ヘッダー側の均熱層の
部分では、熱拡散効果が増大して、床暖房パネルの上面
で床温最高点になる箇所と床温最低点になる箇所との間
での温度差を小さくでき、これにより、床暖房パネルの
上面のヘッダーに近い部分において高温になる箇所と低
温になる箇所とが共存するのを防止でき、この部分で課
題となっている温度むらをなくすことができる。この結
果、例えば両足を置いても、左右で温度差を感じるとい
ったこともなくなり、ユーザーに不快感を与えることが
ないものであり、さらにヘッダー側から離れた他の部分
の均熱層は薄肉となっているので、温水循環パイプの温
度が床表面材に均等に伝わりやすくなり、均熱層本来の
機能が十分に発揮されることとなり、温水床暖房装置全
体において快適な温水床暖房を実現できるものである。
【0019】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、均熱層を厚みの異なる均熱板で構成
し、少なくとも床暖房パネルの上面で床温最高点になる
箇所と床温最低点になる箇所とが共存するヘッダー側の
部分に肉厚の均熱板を配置し、他の部分に薄肉の均熱板
を配置したので、ヘッダー側の部分に肉厚の均熱板を配
置するだけでヘッダーに近い部分での温度むらを改善で
き、均熱層の取り付け施工が容易となる。
【0020】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、均熱層を複数の均熱板で構成し、少な
くとも床暖房パネルの上面で床温最高点になる箇所と床
温最低点になる箇所とが共存するヘッダー側の部分に複
数の均熱板を重ねて配置し、該複数の均熱板全体の厚み
を、他の部分に配置される均熱板の厚みよりも厚くした
ので、ヘッダー側の部分に複数の均熱板を重ねて配置す
るだけでヘッダーに近い部分での温度むらを改善でき、
均熱層の取り付け施工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例の説明図である。
【図2】図1のE−E線断面図である。
【図3】他の実施形態の断面図である。
【図4】更に他の実施形態の断面図である。
【図5】同上のヘッダーが設けられる床暖房パネルの平
面図である。
【図6】図5のハ部の拡大断面図である。
【図7】(a)は同上の基材上に均熱板を配置した状態
の説明図、(b)は均熱板とその上に配置される床表面
材とが一体型の場合の説明図である。
【図8】(a)は同上の基材を捨貼合板上に施工した状
態の説明図、(b)は基材をコンクリートスラブ上に施
工した状態の説明図である。
【図9】(a)は同上の基材にプレスにてパイプ溝を形
成する場合の説明図、(b)は打ち抜きによりパイプ溝
を形成する場合の説明図、(c)はルーター加工により
パイプ溝の形成する場合の説明図である。
【図10】従来例を示し、図11のF−F線断面図であ
る。
【図11】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 基材 2 パイプ溝 3 温水循環パイプ 3a,3b 両端部 5 送り配管 6 戻り配管 10 床暖房パネル 15 均熱層 15a,15b 均熱板 16 床表面材 20 床温最高点になる箇所 21 床温最低点になる箇所 d、D 均熱層の厚み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の上面側に上方に開口した蛇行状の
    パイプ溝を設け、パイプ溝内に温水循環パイプを収納す
    ると共に、基材の上面側に均熱層を配置し、均熱層の上
    面側に床表面材を配置して床暖房パネルを構成し、温水
    循環パイプの両端部をヘッダーを介して熱源からの送り
    配管と戻り配管に各々接続してなる温水床暖房装置にお
    いて、少なくとも床暖房パネルの上面で床温最高点にな
    る箇所と床温最低点になる箇所とが共存するヘッダー側
    の部分に配置される均熱層の厚みを、他の部分に配置さ
    れる均熱層の厚みよりも厚くしたことを特徴とする温水
    床暖房装置。
  2. 【請求項2】 均熱層を厚みの異なる均熱板で構成し、
    少なくとも床暖房パネルの上面で床温最高点になる箇所
    と床温最低点になる箇所とが共存するヘッダー側の部分
    に肉厚の均熱板を配置し、他の部分に薄肉の均熱板を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の温水床暖房装
    置。
  3. 【請求項3】 均熱層を複数の均熱板で構成し、少なく
    とも床暖房パネルの上面で床温最高点になる箇所と床温
    最低点になる箇所とが共存するヘッダー側の部分に複数
    の均熱板を重ねて配置し、該複数の均熱板全体の厚み
    を、他の部分に配置される均熱板の厚みよりも厚くした
    ことを特徴とする請求項1記載の温水床暖房装置。
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