JP2009127984A - 床暖房パネル及び該床暖房パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面側から下面側までの水平方向の断面形状が略同一である溝2を有するパネル1、溝に配設される熱媒体流通管3、及びパネルの上面に接着される均熱シート6を備え、パネルが、溝が上面視において略直線状に形成されている直線部分1aと、直線部分以外の部分である曲線部分1bと、を備え、該曲線部分を、板状の基材を打ち抜き部材で打ち抜くことによって作製することを特徴とする、床暖房パネルの製造方法とする。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の床暖房パネル10の一部を概略的に示した上面図である。図1では、説明を容易にするため、均熱シート6は省略して示している。図2は、図1中にII−II´で示した箇所での床暖房パネル10の断面を概略的に示す図である。図2において、紙面上下方向が床暖房パネル10の上下方向である。図3は、図1中にIII−III´で示した箇所での床暖房パネル10断面を概略的に示す図である。図3において、紙面上下方向が床暖房パネル10の上下方向である。図4は、図1中にIVで示した箇所を拡大して概略的に示す図である。
パネル1は、溝2のうち上面視において略直線状に形成されている部分のみを有する直線部分1aと、溝2のうち上面視において曲線状に形成されている部分を含む曲線部分1bを備えている。直線部分1a及び曲線部分1bは、後述する熱媒体流通管3を配設させるための溝2が備えられている板状の部材であれば特に限定されないが、熱伝導性が低い発泡性樹脂からなる形態が好ましい。かかる形態とすることによって、断熱性を高められることに加えて、軽量化を図ることができる。本発明に用いることができる発泡性樹脂の具体例としては、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどを挙げることができる。
熱媒体流通管3は、床暖房パネル10を備える床暖房システムの運転時に熱媒体(温水など)を流通させるための配管であって、熱媒体を流通させることが可能で、パネル1に形成されている溝2に配設できる程度の可撓性を有し、床暖房システムの運転中の環境に耐え得るものであれば特に限定されない。熱媒体流通管3の具体例としては、架橋ポリエチレンやポリブテン等の樹脂製の配管を挙げることができる。
小根太4及び小小根太5は、床暖房パネル10の強度を確保するためや、床暖房パネル10を設置する際に用いる釘を打つために備えられており、木質材からなることが好ましい。床暖房パネル10を設置する際には、小根太4及び小小根太5に釘が打たれるため、小根太4及び小小根太5の長手方向の延長線上において、小根太4及び小小根太5が存在しない部分(配管渡り部5、保護カバー7)の上面側には、そこが釘を打ってはならない場所であるということを明示する目印(不図示)を付すことが好ましい。
均熱シート6は、直線部分1a及び曲線部分1bの上面に接着されており、隣接する直線部分1a同士及び曲線部分1bを連結している。また、均熱シート6によって、小根太4及び小小根太5を、隣接する直線部分1a及び/又は曲線部分1bと連結させても良い。
図5は、本発明の床暖房パネル10の製造方法を概略的に示すフローチャートである。以下、図1〜図5を参照しつつ、床暖房パネル10の製造方法について具体的に説明する。
工程S11は、断熱材からなる板状の基材を作製する工程である。本発明に用いることができる断熱材としては、例えば、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどを挙げることができる。これらの断熱材を用いることで、断熱性を高められることに加えて、軽量化を図ることができる。上記断熱材を用いた基材の具体的な作製方法は特に限定されず、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタンなどを型に流し込んで発泡成形することで作製しても良く、押出成形で作製しても良い。
工程S12は、工程S11において作製された板状の基材に、上面視において曲線状の溝2bが形成されるように、打ち抜き部材を基材の上面から下面まで打ち抜く工程である。ここで用いることができる打ち抜き部材は、基材を打ち抜くことができる程度の強度と有するものであれば特に限定されない。ただし、打ち抜き部材で基材を打ち抜いた後に、基材のうち曲線部分1bとなる部分と溝2bとなる部分の分散を抑制するという観点からは、溝2bの側面の形状が上面視において蛇行した形状となるような打ち抜き部材を選択することが好ましい。かかる打ち抜き部材を選択することによって、打ち抜き部材で基材を打ち抜いた後に、基材のうち曲線部分1bとなる部分と溝2bとなる部分の間に働く摩擦力が大きくなるため、基材が分散しにくくなる。本発明に用いることができる打ち抜き部材の具体例としては、金属製の型などを挙げることができる。
工程S13は、工程S12において打ち抜き部材で打ち抜かれた基材が、打ち抜き部材で打ち抜かれる前の外形を維持できるように、基材の表面又は裏面の、一部又は全部に、粘着シート7を貼る工程である。工程S12において、溝2bの側面の形状が上面視において蛇行した形状となるような打ち抜き部材を選択した場合、基材が分散しにくいため、基材を裏返して裏面に粘着シート7を貼ることが可能である。また、基材が分散してしまった場合でも、それらを寄せ集めることで元の外形に戻した後、粘着シート7を貼れば良い。本発明に用いることができる粘着シート7は、基材が分散することを防止できる程度の粘着性を有するものであれば特に限定されないが、熱伝導率が低いシート状の部材が好ましい。かかる形態とすることによって、下面への放熱を抑制することができる。本発明に用いることができる粘着シート7の具体例としては、不織布や合成樹脂シートなどを挙げることができる。
工程S14は、工程S13で固定された基材から、溝2bとなる部分の断熱材を取り除き、曲線部分1bを作製する工程である。工程S13において基材の表面又は裏面の、一部又は全部に、粘着シート7が貼られているため、溝2bとなる部分の断熱材を取り除いても分散することなく、曲線部分1bを作製することができる。
工程S15は、工程S11において製造された基材を所定の寸法に切断し、複数の板状体を作製する工程である。工程S15bにおいて作製された複数の板状体を用いて、以下の工程で直線部分1aを作製する。この工程で基材を切断する方法は、特に限定されない。
工程S16は、工程S15において作製された板状体同士を、間に略直線状の溝2aが形成されるように固定し、直線部分1aを作製する工程である。具体的な固定方法としては、例えば、溝2aに熱伝導率が高いU字型部材8(例えば、アルミニウム製)を配設し、溝2aの上部を跨ぐようにテープ(例えば、アルミニウム製)を配設する方法などを挙げることができる。
工程S17は、複数の曲線部分1b及び複数の直線部分1aを組み合わせ、溝2に熱媒体流通管3を配設する工程である。このとき、曲線部分1bでは、溝2bの側面が、図4に示すように、上面視において、溝2bの輪郭線に対して100μm〜5mm程度の凹凸を有する形状をしているため、溝2bの寸法精度の許容性が増し、熱媒体流通管3を配設しやすい。また、工程S16において溝2aの上部を跨ぐように配設したテープにアルミニウム製のテープを用いた場合、該テープは、熱媒体流通管3で押さえることによって容易に切断できるため、該テープを切断する作業を特別に行う必要はない。
工程S18は、工程S17の後に、直線部分1a及び曲線部分1bの上面に均熱シート6を接着し、直線部分1a及び曲線部分1bを一体化する工程である。均熱シート6で直線部分1a及び曲線部分1bを繋げることによって、床暖房パネル10を作製することができる。
1a 直線部分
1b 曲線部分
2 溝
2a 直線部分の溝
2b 曲線部分の溝
3 熱媒体流通管
4 小根太
5 小小根太
6 均熱シート
7 粘着シート
8 U字型部材
10 床暖房パネル
11b 曲線部分
12b 曲線部分の溝
71 曲線部分
72 溝
73 しろ
Claims (5)
- 上面側から下面側までの水平方向の断面形状が略同一である溝を有するパネル、前記溝に配設される熱媒体流通管、及び、前記パネルの上面に接着される均熱シートを備え、
前記パネルが、前記溝が上面視において略直線状に形成されている直線部分と、前記直線部分以外の部分である曲線部分と、を備え、
前記曲線部分に含まれる前記溝の側面の形状が、上面視において蛇行していることを特徴とする、床暖房パネル。 - 前記パネルの厚さが、前記熱媒体流通管の外径と略同一であることを特徴とする、請求項1に記載の床暖房パネル。
- 上面側から下面側までの水平方向の断面形状が略同一である溝を有するパネル、前記溝に配設される熱媒体流通管、及び、前記パネルの上面に接着される均熱シートを備え、前記パネルが、前記溝が上面視において略直線状に形成されている直線部分と、前記直線部分以外の部分である曲線部分と、を備える床暖房パネルの製造方法であって、
断熱材からなる基材を作製する、基材作製工程と、
前記基材作製工程において作製された前記基材に、上面視において曲線状の前記溝が形成されるように、打ち抜き部材を前記基材の上面から下面まで打ち抜く、プレス工程と、
前記プレス工程において前記打ち抜き部材によって打ち抜かれた前記基材が、前記打ち抜き部材を打ち抜かれる前の外形を維持できるように、前記基材の表面又は裏面の、一部又は全部に、粘着シートを貼る、固定工程と、
前記固定工程で固定された前記基材から、前記溝となる部分の前記断熱材を取り除き、前記曲線部分を作製する、曲線部分作製工程と、
前記基材作製工程において作製された他の前記基材を所定の寸法に切断し、複数の板状体を作製する、切断工程と、
前記切断工程において作製された前記板状体同士を、間に略直線状の前記溝が形成されるように固定し、前記直線部分を作製する、直線部分作製工程と、
複数の前記曲線部分及び複数の前記直線部分を組み合わせ、前記溝に前記熱媒体流通管を配設する、配管配設工程と、
前記配管配設工程の後に、前記直線部分及び前記曲線部分の上面に前記均熱シートを接着し、前記直線部分及び前記曲線部分を一体化する、一体化工程と、
を備えることを特徴とする、床暖房パネルの製造方法。 - 前記プレス工程において、前記溝の側面の形状が上面視において蛇行した形状となるような前記打ち抜き部材を選択することを特徴とする、請求項3に記載の床暖房パネルの製造方法。
- 前記パネルの厚さが、前記熱媒体流通管の外径と略同一であることを特徴とする、請求項3又は4に記載の床暖房パネルの製造方法。
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2007
- 2007-11-27 JP JP2007306244A patent/JP2009127984A/ja active Pending
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