JP2006207915A - 床暖房補助パネルピース - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストで、作業性よく床暖房補助パネルを敷設するための床暖房補助パネルピースを提供する。
【解決手段】 床暖房主パネルの周辺部に複数連結して敷設される床暖房補助パネルピースであって、基板の一方の面に刻設された溝に、外部配管と連結するためのジョイントを少なくとも一端に有する配管であるジョイント接続管が埋設されていることを特徴とする、ジョイント付き床暖房補助パネルピースとする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、居室内の狭いスペース、あるいは床暖房主パネルの周辺部に敷設する、床暖房補助パネルを形成するための床暖房補助パネルピースに関する。
一般住宅、集合住宅、ホテル、病院、高齢者養護施設などの建造物において、居住性を高める目的で、床面から暖房する床暖房設備が一般的になりつつある。かかる床暖房設備は、例えば、マンションなどのスラブ床面やスラブ床面に敷いた下地合板、または、一戸建て住宅の居室の床に敷いた下地合板等の下地面の上に、刻設された溝に熱媒を通す配管を埋設した床暖房パネルを設け、その上側に順に金属箔等の放熱薄板、表装材層を配置したものが基本的な構造である。
床暖房パネルの基板の形状は、通常は長方形または正方形であり、床暖房設備を設置する床の所望の場所に敷設される。しかし、敷設したい床部分の形状や大きさと、市販されている床暖房パネルの形状や大きさとが必ずしも一致しない場合がある。また、図1のようなL字型の床面10や、台形等の複雑な形状の床に敷設する場合、長方形状の床暖房パネルでは、全体の床面積に対する床暖房パネル10の敷設面積が小さくなってしまい、床暖房パネル10が敷設された部分の床と、床暖房パネル10が敷設された部分以外の床30、40との温度差が大きくなってしまう。このような場合に、敷設面積を広げるために床暖房パネル10を所望の形状にしようとすると、規格外の床暖房パネルを別途製造する必要があるためコストがかかり、また施工に時間がかかってしまうという問題があった。
この問題に関し、特許文献1には、床暖房主パネルの周辺部に床暖房副パネルを設置することで、居室内の床面温度のバリアフリー化を実現する床暖房設備が開示されている。
特開2003−343862号公報
しかしながら、特許文献1の床暖房設備においても、床暖房副パネルを敷設する部分の形状、長さにあわせてパネルの基板や配管を設計、製造しなければならず、床暖房パネル全体を設計、製造しなおすほどではないものの、コストや施工時間がかかってしまうという問題は依然残ったままであった。更に、配管用の溝を刻設した床暖房副パネル基板を床に敷設した後、現場で副パネルの配管全体を溝部分に組み込まなければならず、作業が大掛かりになってしまい、作業性も悪かった。
そこで、本発明は、低コストで、作業性よく床暖房補助パネルを敷設するための床暖房補助パネルピースを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでは無い。
本発明の第一の態様は、床暖房主パネル(11)の周辺部に複数連結して敷設される床暖房補助パネルピースであって、基板(1)の一方の面に刻設された溝(2)に、外部配管と連結するためのジョイント(3)を少なくとも一端に有する配管(4)であるジョイント接続管が埋設されていることを特徴とする、ジョイント付き床暖房補助パネルピース(12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g)を提供して前記課題を解決する。
この態様において、前記ジョイント接続管が、前記配管(4)の両末端に前記ジョイント(3)を有しているものであることが好ましく、また、前記配管(4)の一端のみに前記ジョイント(3)を有し、前記配管(4)の前記ジョイント(3)を有さない他端(4a)は、前記基板(1)面外に突出しているものであることも好ましい。
更に、これらの態様において、前記ジョイント接続管の配管(4)が、前記床暖房補助パネルピース(12a、12c、12e)の一辺に平行な直線状に、または、U字型の直線部分を前記床暖房補助パネルピース(12b、12d、12f、12g)の一辺に平行としたU字状に埋設されていることが好ましい。
これらの発明によれば、床暖房補助パネルピースを組み合わせて配置することにより、低コストで、作業性よく床暖房補助パネル(20a)を敷設することができる。
また、これら上記態様において、前記床暖房補助パネルピース(12g)は、床表面材層および下地面へ固定するための固定用部材(6)を有することが好ましい。このようにすることによって、床暖房補助パネル(20c)を床表面材層や下地面に容易に固定することができる。
本発明の第二の態様は、基板(1)の一方の面に刻設された溝(2)に、配管(4)が、請求項2に記載のジョイント(3)と連結するように、両端(4a、4b)が基板(1)の面外に突出した状態で埋設されていることを特徴とするジョイントなし床暖房補助パネルピース(12h、12i)と、請求項2に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース(12a、12b、12f)とを組み合わされてなる床暖房補助パネルピースセットを提供して前記課題を解決する。
前記第二の態様は、更に、請求項3に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース(12c、12d、12e、12g)が組み合わされてなるものであることが好ましく、前記ジョイントなし床暖房補助パネルピース(12h、12i)の前記配管(4)が、前記床暖房補助パネルピース(12h)の一辺に平行な直線状、または、U字型の直線部分を前記床暖房補助パネルピース(12i)の一辺に平行としたU字状に埋設されていることも好ましい。
これら第二の態様の発明によれば、低コストで、作業性よく床暖房補助パネル(20a)を敷設するための床暖房補助パネルピースセットを提供することができる。
本発明の床暖房補助パネルピースは、複数組み合わせて敷設することで、全体として大きな床暖房補助パネルを構成するものであるから、その組み合わせによって、様々な形状や大きさの床に床暖房補助パネルを敷設することが可能である。したがって、正方形や長方形である市販の規格サイズの床暖房パネルでは覆うことができなかったような、複雑な形状の床面や非常に狭い床面にも、床暖房パネルを敷設することが可能になる。また、そのような床面に対して、個々の床面のサイズや形状に合わせた床暖房パネルを別途製造する必要がないので、短期間かつ低コストに床暖房設備を敷設することができる。
更に、個々の床暖房補助パネルピ−スには配管が既に埋設されており、床暖房補助パネルピースの配管同士はジョイントで簡易に連結可能な構成のため、床暖房補助パネル基板を設置現場に敷設した後に、現場で長くて複雑な形状の配管を埋設するような大掛かりな作業が不要であり、この点においても短期間で作業性よく床暖房パネルを敷設することができる。
本発明のこのような作用および利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
本発明の床暖房補助パネルピースは、複数連結されることにより、全体として一つの床暖房補助パネルを形成するものである。床暖房補助パネルは、市販の床暖房パネルが敷設できないような狭い床面や、床面に一番大きな面積で敷設される床暖房パネルを床暖房主パネルとした場合にその周囲に敷設される、床暖房パネルである。床暖房主パネルとともに床暖房補助パネルが敷設される場合、床暖房主パネルの敷設面積に対する床暖房補助パネルの敷設面積の割合は、床暖房パネルを敷設する居室の形状にもよるが、通常1〜40%、中でも5〜30%の範囲である。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。図2〜図8は、本発明の床暖房補助パネルピースの例を示す平面図である。床暖房補助パネルピース12a〜12gの基板1の表面には、配管4を埋設するための溝2が刻設されており、その中に、ジョイント3を有する配管4であるジョイント接続管が埋設されている。
図2の床暖房補助パネルピース12aにおいては、配管4を埋設するための溝2は、基板1の一辺と平行な直線状に二本、表面を面方向左右に貫通して刻設されている。各配管4は両端にジョイント3を有しており、ジョイント3を有する配管4の端部は、長さXだけ、基板の長手方向端部から中心部側に寄せて配置されている。床暖房補助パネルピース12aの長手方向中央には、基板1の一辺に平行して刻設されたスリット5が設けられ、必要に応じて床暖房補助パネルピース12aをスリット5部で分割できるようにされている。スリット5はなくてもよいが、スリット5を設けると、形成したい床暖房補助パネルの形状に応じて、現場で容易に床暖房補助パネルピース12aを分割することができる点で好ましい。
図3の床暖房補助パネルピース12bにおいては、配管4を埋設するための溝2は、直線部分が基板1の一辺と平行になるように刻まれた、U字型の形状をしている。そして、溝2に埋設された配管4の両端はジョイント3を有し、この態様においても、ジョイント3を有する配管4の端部は、長さXだけ、基板の長手方向端部から中心部側に寄せて配置されている。
図4の床暖房補助パネルピース12cにおいては、図2と同様、基板1上には、二本の溝2が、基板1の一辺と平行な直線状に、表面を面内方向左右に貫通して刻設されている。そして、やはり長手方向中央には、必要に応じて床暖房補助パネルピース12cを分割するためのスリット5が設けられている。しかし、そこに埋設されている二本の配管4は、各一端のみにジョイント3を有しており、各配管4の他端4aは、長さYだけ、基板1の面外に突出している。
図5の床暖房補助パネルピース12dにおいては、溝2の形状は、図3の床暖房補助パネルピースと同様、直線部分が基板1の一辺と平行になるように刻まれたU字型である。しかし、配管4は、図4の床暖房補助パネルピース12cと同じく、配管4の一端のみにジョイント3を有しており、配管4の他端4aは、長さYだけ、基板1面外に突出している。
図2や図4の床暖房補助パネルピース12a、12cにおいては、配管4は二本埋設されているが、場合によっては、配管4を一本のみ埋設したり、あるいは、図6の床暖房補助パネルピース12eのように、二本より多い本数を平行に埋設したりしてもよい。同様に、図3の床暖房補助パネルピース12bにあるようなU字状の配管4を、図7の床暖房補助パネルピース12fのように二本以上埋設することもできる。
本発明の床暖房補助パネルピースは、図8の12gのように、後述する床表面材層および下地面へ固定するための、固定用部材6を有するようにすることもできる。固定用部材6とは、床暖房補助パネルピース12gと一体に設けた柱状体ものであり、施工性の面から小根太が好ましい。
固定用部材6の断面形状は長方形であり、厚みは、床暖房補助パネルピース12gより薄くすることもできるが、釘等で床暖房補助パネルピース12gを下地面へ固定する際、発泡合成樹脂製等の床暖房補助パネルピース12gの破損を防止するために、床暖房補助パネルピース12gと同じ厚さにすることが好ましい。
以上図2〜図8に例示して説明したこれら本発明の床暖房補助パネルピース12a〜12gは、一つの床暖房補助パネルピースのジョイント3部分で、他の床暖房補助パネルピースの基板1面外に突出した配管端部4aを連結することにより、床暖房補助パネルピース同士が繋げられる。ジョイント3は、図9、図10に示される床暖房補助パネルピース12h、12iのような、溝2に埋設された配管4両端が基板1面外に長さYだけ突出した、ジョイント3を有しない床暖房補助パネルピースの配管端部4a、4bと繋ぐこともできる。
本発明においては、図2〜図10に例示されるような床暖房補助パネルピース12a〜12i一種以上からなる複数の床暖房補助パネルピースを、一組の床暖房補助パネルピースセットとして、それを組み合わせて配管4同士を連結しながら床面に敷設していくことにより、床暖房主パネルの周辺部等に所望の大きさ、形状の一つの床暖房補助パネルが形成される。一つの床暖房設備に同時に使用される床暖房補助パネルピースセットにおいては、ジョイント3によって配管4同士が連結されたときに、基板1同士が重なったり隙間が空いたりしないように、全ての床暖房補助パネルピース12a〜12iの、各床暖房補助パネルピース12a〜12iが有する配管4の端部から基板1の端部までの長さXと、基板1面外に突出した部分の配管4の長さYが、等しくされる。
床暖房主パネルの大きさは敷設する居室床面積により異なるが、通常909×909mm〜3333×2424mmの範囲である。
床暖房補助パネルピース12a〜12iは、それを敷設する床の寸法に合わせて、寸法を変えたいくつかのサイズのものを用意しておいてもよいが、床暖房補助パネルピース12a〜12iのサイズの種類をできるだけ少なく準備できれば工業的には好ましい。例えば、長方形状の床暖房主パネルに対して、長方形状の床暖房補助パネルピース12a〜12iの各辺の長さの整数倍が、床暖房主パネルの対応する各辺の長さになるようにすると、床暖房補助パネルピース12a〜12i間の段差を生じることがなく、温度ムラを発生させないため好ましい。また床暖房主パネルのサイズの規格等にも使用される、建築で使用される尺(303mm)寸法に適応でき、床暖房パネル全体の設置および仕上げ材の施工が容易となる点においても好ましい。例えば、縦が1212mmで横が151.5mmの整数倍の長さである床暖房主パネルに対して、縦606mm、横151.5mmの大きさの床暖房補助パネルピース12a〜12iを使用したり、縦が1818mmで横が151.5mmの整数倍の長さである床暖房主パネルに対して、縦909mm、横151.5mmの大きさの床暖房補助パネルピース12a〜12iを使用したりすることが好ましい。
暖房補助パネルピースの厚さは通常、床暖房主パネルと同等の厚さで作製されるが、通常6〜50mm、中でも9〜15mmの範囲である。
床暖房パネルピース12a〜12iの材質は、床暖房主パネルと同じであり、発泡合成樹脂製の断熱性に富んだものが好ましく、具体的には、硬質ポリウレタン発泡体、硬質ポリエチレン発泡体、硬質ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体、硬質ポリ塩化ビニル発泡体、ポリメチルメタクリレート発泡体、ポリカーボネート発泡体、ポリフェニレンオキサイド発泡体、ポリスチレンとポリスチレン混合物の発泡体などが好適である。
配管4は、通常の床暖房パネルに使用される配管と同様の材質、形状のものをそのまま用いることができるが、具体的には、可撓性を有するものが好ましく、例えば架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、銅管などが挙げられる。配管径は、床暖房補助パネルピース厚さ、設置する建造物の場所、熱媒の種類、温度などによって変わるが、通常は外径が8〜13mm、内径が6〜10mmの管が一般的である。
配管4の端部に設けられるジョイント3は、熱媒が漏れない気密性に優れたものであればよく、例えば、ソケット継手が使用される。
図11は、本発明の床暖房補助パネルピースセットを用いた、床暖房設備における床暖房補助パネルの敷設例である。図11の床部は図1と同じ形状であるが、図11では、図1で敷設されていた床暖房パネル10を床暖房主パネル11として、その両脇に、数種の床暖房補助パネルピースが複数連結された床暖房補助パネル20a、20bが敷設されている。これによって、図1で床暖房主パネル11のみでは敷設できなかった、形状の違う左右2つの狭い床部分30、40も床暖房パネルで覆うことができている。床暖房補助パネル20a、20bの配管4端部は、床暖房パネルと熱源機との間で熱媒を運ぶ役割を有する連絡配管14によって、床暖房補助パネル20a、20bの配管4の一端が熱源機に、他端が床暖房主パネル11のヘッダー15に繋げられており、それによって、床暖房主パネル11を通る配管、床暖房補助パネル20a、20bを通る配管4、および連絡配管14は、一本に繋がって、熱源機を介した熱媒循環系を形成している。連絡配管14と連結される床暖房補助パネル20a、20bの配管4の両端は、床暖房補助パネル接続用配管ガイド13によって、連絡配管14と連結されている。床暖房主パネル11の配管端部や連絡配管14端部を床暖房補助パネルピースと連結可能な形状にすれば、床暖房補助パネルピースは、床暖房主パネル11の配管や連絡配管14との直接の接続も可能である。
なお、床暖房補助パネル同士の接続、及び床暖房主パネルと床暖房補助パネルの接続が可能であることはいうまでもない。
図11に例示されるような、床暖房主パネル11と、その周囲に配された床暖房補助パネル20a、20bは、通常は、下地面上に設けられ、その上一面に床表面材層が積層され、床暖房設備となる。
床暖房パネルが敷設される下地面としては、例えば、木造家屋の下地合板の上面、スラブ床面の上面、スラブ床面の上に敷いた下地合板の上面、あるいは、マンション等の集合住宅にあっては、コンクリートスラブ床面、コンクリートスラブ床面の上に敷いた下地合板の上面が挙げられる。
床表面材層は、最上層となる表装材層と、その下に配される放熱薄板を有するものである。表装材層と放熱薄板の間には、歩行感覚を向上させるために、更にクッション材層を設けても良い。
表装材層は、床暖房パネルを保護し、床面外観の美麗化を図る役割を有する。表装材層としては、通常は木製の合板製、発泡ゴム製で、好ましくは木製のもの、その表面に通常は天然木材板または、木目模様などの印刷模様を施したプラスチックフィルム、不織布、強化紙などを貼着するが、好ましく天然木材板、強化紙を貼着するのがよい。表装材層の厚さは、薄すぎると強度が不足して破損しやすくなり、厚すぎると配管からの熱が表装材層の表面に伝熱されなくなるので、好ましい厚さは3〜15mmの範囲である。
放熱薄板は、床暖房パネルに埋設された配管内を流通する、熱源機からの熱媒の熱を、表装材層の上面へ効率よく伝熱させる機能を有するものであり、金属箔が好ましく、中でも、製造の容易性、コストなどの観点からアルミニウム箔が好ましい。床暖房補助パネル20a、20bに放熱薄板を貼る場合、床暖房補助パネル20a、20b敷設後に放熱薄板を貼ってもよいが、一片一片の床暖房補助パネルピース12a〜12iに予め貼っておくのが施工上好適である。
クッション材層は、床表面材層上での優れた歩行感覚を得る目的等から、例えば発泡樹脂性のポリウレタン発泡体、ポリオレフィン系発泡体、または、不織布を含むものが用いられる。
図12は、本発明の床暖房補助パネルピースセットを用いた、床暖房設備における床暖房パネルの他の敷設例である。この敷設例においても、数種の床暖房補助パネルピースが複数連結されて、床暖房主パネル11の両脇に床暖房補助パネル20c、20dが敷設されている。床暖房補助パネル20cで使用されている床暖房補助パネルピースの一部には、図8で示された床暖房補助パネルピース12gと同じ固定部材6を有する床暖房補助パネルピース12jが使用されている。床暖房主パネル11の平行な二辺に沿っても固定部材16が配置されており、これらの部分で、床暖房パネルが表面材層や下地面からずれないように固定されている。このように、固定部材6を有する床暖房補助パネルピースを部分的に用いると、床暖房設備設置現場での固定作業が容易になるので好ましい。
図13は、図11の、床暖房補助パネル部分20aの拡大図である。床暖房補助パネル20aは、3種類の床暖房補助パネルピース12b、12k、12l計6枚からなっており、個々の床暖房補助パネルピース12b、12k、12lにある配管4は、ジョイント3と、ジョイント3がない配管4端部とで互いに連結され、床暖房補助パネル20a全体を流通する一本の熱媒流通系を構成している。そして、床暖房補助パネル20aの配管4の両端は、ジョイント3で床暖房補助パネル接続用配管ガイド13と連結されている。図13に示されるような床暖房補助パネルピース12b、12k、12lの組み合わせや配置に限らず、ジョイント3と、ジョイント3がない配管4端部とが隣接するように床暖房補助パネルピースを配置すれば、床暖房補助パネルピースを自由に組み合わせて、様々な形状や大きさに床暖房補助マットを形成することができる。
以上、現時点において、最も、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う暖房補助パネルピースおよび暖房補助パネルピースセットもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
従来の床暖房パネルの敷設例である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースセットに使用される床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースセットに使用される床暖房補助パネルピースの一例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースセットを用いた床暖房補助パネルの敷設例をあらわす平面図である。 本発明の床暖房補助パネルピースセットを用いた床暖房補助パネルの敷設例をあらわす平面図である。 図11の床暖房補助パネル20a部分の拡大図である。
符号の説明
1 基板
2 溝
3 ジョイント
4 配管
5 スリット
6、16 固定部材
10 床暖房パネル
11 床暖房主パネル
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12k、12l 床暖房補助パネルピース
13 床暖房補助パネル接続用配管ガイド
14 連絡配管
15 ヘッダー
20a、20b、20c、20d 床暖房補助パネル
30、40 床面

Claims (9)

  1. 床暖房主パネルの周辺部に複数連結して敷設される床暖房補助パネルピースであって、基板の一方の面に刻設された溝に、外部配管と連結するためのジョイントを少なくとも一端に有する配管であるジョイント接続管が埋設されていることを特徴とする、ジョイント付き床暖房補助パネルピース。
  2. 前記ジョイント接続管が、前記配管の両末端に前記ジョイントを有しているものであることを特徴とする請求項1に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース。
  3. 前記配管の一端のみに前記ジョイントを有し、前記配管の前記ジョイントを有さない他端は、前記基板の面外に突出していることを特徴とする請求項1に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース。
  4. 前記ジョイント接続管の配管が、前記床暖房補助パネルピースの一辺に平行な直線状に、または、U字型の直線部分を前記床暖房補助パネルピースの一辺に平行としたU字状に埋設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース。
  5. 床表面材層および下地面へ固定するための固定用部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピース。
  6. 基板の一方の面に刻設された溝に、配管が、請求項2に記載のジョイントと連結するように、両端が前記基板の面外に突出した状態で埋設されていることを特徴とするジョイントなし床暖房補助パネルピースと、請求項2に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピースとを組み合わされてなる床暖房補助パネルピースセット。
  7. 請求項6に記載の床暖房補助パネルピースセットに、更に、請求項3に記載のジョイント付き床暖房補助パネルピースが組み合わされてなる床暖房補助パネルピースセット。
  8. 前記ジョイントなし床暖房補助パネルピースの前記配管が、前記床暖房補助パネルピースの一辺に平行な直線状、または、U字型の直線部分を前記床暖房補助パネルピースの一辺に平行としたU字状に埋設されていることを特徴とする請求項6または7に記載の床暖房補助パネルピースセット。
  9. 前記ジョイントなし床暖房補助パネルピースが、床表面材層および下地面へ固定するための固定用部材を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の床暖房補助パネルピースセット。
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