JP4417510B2 - 床暖房用パネルおよびその敷設方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床暖房用パネルおよびその敷設方法に関する。さらに詳しくは、主として一般住宅の和室に敷設されている従来の畳を取り外した下地材(床板)の面上に従来の畳に代えて敷設され、上記下地材の表面にある段差や凹凸に適切に対応することができ、敷設作業が大幅に簡素化される床暖房用パネルおよびその敷設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寒冷地の住宅の居住性、温暖地の住宅の寒冷期における居住性を向上させる目的で、住宅の床面から暖房する床暖房技術が提案され、実用化されている。例えば、一戸建て住宅にあっては、大引と床板との間、大引の上に敷いた下地床合板の面上などに床暖房用パネルを組み込む手法が採用されている。また、マンションなどのような集合住宅にあっては、スラブ床の上面に直接またはスラブ床の上に敷いた下地床合板の面上などに、上記床暖房用パネルを敷設する方法が採用されている。
【0003】
最近では、床面からの暖房不可能な従来の畳を、床面からも暖房可能な畳に代えるケースが多くなってきている。従来、木造家屋であって畳が敷かれた部屋の下地材は、通常、杉板や合板を組み合わせて構成されているために、その面上には大小の段差や凹凸が生ずることが多かった。このため、従来の畳を敷く際または従来の畳を床面からも暖房可能な畳に代える際に、上記段差や凹凸を解消する目的で、この下地材の面上に新聞紙や茣蓙などの調整具を敷く作業が行われていた。
【0004】
しかし、上記のように調整具を敷いてもなお、下地材の面上に生じた段差や凹凸は充分に解消されない場合が多かった。また、上記の調整具を用いて段差や凹凸を解消する作業は、下地材の面の状態に応じて臨機応変に適切に行う必要があるために施工者の熟練を要し、施工者が未熟な場合には、この段差や凹凸の解消が不十分となって、敷設後の畳の表面が歪んで居住性が著しく低下するという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、上記した状況に鑑み、上記欠点を解消した床暖房用パネルおよびその敷設方法を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものである。本発明の目的は次の通りである。
1.下地材の面上にある段差や凹凸に適切に対応することができる床暖房用パネルを提供すること。
2.敷設作業が大幅に簡素化され、施工者の熟練を要しない床暖房用パネルを提供すること。
3.上記床暖房用パネルの敷設方法を提供すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の第一発明では、柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体、および、小根太からなる平面形状が長尺狭幅の四角形の床暖房用パネルにおいて、上記薄手および厚手の板状体は平面形状が長尺狭幅の四角形とされ、薄手の板状体の幅は上記厚手の板状体の幅よりも狭くされ、この薄手の板状体の表面に溝が刻設され、この溝に熱媒用可撓性チューブが埋設され、厚手の板状体の表面に薄手の板状体の裏面が接着されて少なくとも一方の幅方向端部に段部が設けられた段付パネルとされ、この段部に、段部幅よりも広い幅の小根太がパネルの幅方向端部側の面に突き出し部が設けられて固着されてなることを特徴とする、床暖房用パネルを提供する。
【0007】
また、本発明の第二発明では、柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体、および、小根太から構成され、平面形状がほぼ四角形とされた床暖房用パネルを敷設するにあたり、まず、上記薄手および厚手の板状体の平面形状を長尺狭幅の四角形とし、薄手の板状体の幅を上記厚手の板状体の幅よりも狭くし、この薄手の板状体の表面に溝を刻設してこの溝に熱媒用可撓性チューブを埋設し、厚手の板状体の表面に薄手の板状体の裏面を接着して少なくとも一方の幅方向端部に段部を有する段付パネルを構成し、一の段付パネルの段部に、その段部の幅よりも広い幅の小根太をパネルの幅方向端部側の面に突き出し部を設けて固着し、この一の段付パネルおよび小根太の上面と、上記突き出し部を設けない他の段付パネルの上面とに表面被覆材を貼着し、次いで、上記一の段付パネルの突き出し部と、突き出し部を設けない他の段付パネルの段部とを組み合わせながら複数枚の段付パネルを所定位置に配置し、この一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせ固着してこれら隣接した二枚の段付パネルを接合することを特徴とする、床暖房用パネルの敷設方法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の第一発明に係る床暖房用パネルは、柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体、および、小根太からなり、平面形状は長尺狭幅の四角形とされる。この床暖房用パネルは、主として、一般の木造家屋の和室に敷設されている従来の厚手の畳を取り外した合板や杉板などの下地材(床板)の面上に、この従来の畳に代えて敷設されるものである。この場合に、この床暖房用パネルの敷設後、その面上に薄手の畳を敷設すれば、従来どおり畳部屋として使用できる。また、この床暖房用パネルは、マンション、商業ビル、ホテルなどのコンクリート製の建造物のスラブ床の面上やこのスラブ床の面上に形成された下地床合板の面上にも敷設することができる。
【0009】
上記薄手の板状体は、柔軟性を有し外部からの衝撃を吸収しやすい発泡合成樹脂から調製される。この種の発泡合成樹脂としては発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレンとの混合物などを挙げることができ、この中でも発泡ポリプロピレンが好適である。また、上記厚手の板状体は、剛性を有する発泡合成樹脂から調製される。この種の発泡合成樹脂としては発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡硬質ゴムなどを挙げることができ、この中でも、軽量であるにも拘らず剛性に優れ、かつ、独立気泡を有し断熱性に優れる発泡ポリスチレンが好適である。これら板状体の長さおよび幅は、床暖房用パネルを敷設する部屋の大きさに応じて適宜決めることができる。
【0010】
本発明の第一発明に係る床暖房用パネルは、主として、従来の厚手の畳を取り外した下地材の面上に敷設されるものであるので、上記薄手および厚手の板状体の厚さは、取り外した畳の厚さを勘案して決めるのが好ましい。この取り外した畳の厚さを約55mmとすると、薄手の板状体の厚さを約12mm、厚手の板状体の厚さを29mm〜31mmとして床暖房用パネルの厚さを約40mmとし、この上面に厚さ10mm〜14mmの薄手の畳を敷設して、暖房可能な畳とすることができる。なお、敷設する場所に応じて、上記厚手の板状体の厚さを8mm〜78mmの範囲で変えることにより、総厚さを30mm〜100mmの範囲で決めることができる。
【0011】
上記薄手の板状体の表面には溝が刻設されて、この溝に熱媒用可撓性チューブが埋設される。この溝の密度、幅および深さは、埋設される熱媒用可撓性チューブの直径に応じて適宜決めることができる。この溝に埋設される熱媒用可撓性チューブは、この内側空間に熱媒を通す機能を果たすものであり、機械強度、耐熱性、耐薬品性などに優れている必要がある。このような特性を発揮するものとしては、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、ポリプロピレン管などを挙げることができる。また、この熱媒用可撓性チューブの直径は、家屋が建てられている地域、床暖房用パネルが敷設される部屋の広さ、部屋の用途などに応じて適宜決めることができ、例えば5mm〜10mmの範囲で選ぶことができる。
【0012】
上記厚手の板状体の表面に薄手の板状体の裏面が接着されて、少なくとも一方の幅方向端部に段部が設けられた段付パネルとされる。この段付パネルの段部の幅は、厚手の板状体の幅と薄手の板状体の幅との差によって決められる。例えば、双方の板状体の幅の差を40mmとすると、厚手の板状体の幅方向の双方の端部に20mm幅の段部を設けたり、幅方向の一方の端部に40mm幅の段部を設けることができる。
【0013】
なお、上記段付パネルは、薄手の板状体を上側、厚手の板状体を下側にして敷設される。上側とされる薄手の板状体は、前記したように柔軟性を有する発泡合成樹脂で調製されるため、敷設後の踏み感が従来の畳とほぼ同一となって居住性が低下することがない。また、下側とされる厚手の板状体は、前記したように剛性を有する発泡合成樹脂で調製されるため、上部からの荷重を充分に担うことができるとともに、下地材の小さな段差や凹凸を吸収することができる。
【0014】
上記段付パネルの段部には、その段部の幅よりも広い幅の小根太がパネルの幅方向端部側の面に突き出し部が設けられて固着される。この小根太の厚さは、前記した薄手の板状体の厚さとほぼ同一とし、この小根太の長さは、段付パネルの長さに応じて適宜決めることができる。この段付パネルの段部へ小根太を固着するには、接着強度の優れた両面テープ、接着剤、ビス、釘などによることができる。段付パネルに設けられた突き出し部は、他の段付パネルの段部に重ね合わせて固着される。これによって、段付パネルを他の段付パネルに接合させることができる。この突き出し部の幅は、固着される他の段付パネルの段部の幅とほぼ同一とするのがよい。
【0015】
段付パネルの上面と、段付パネルに固着された小根太の上面とには表面被覆材を貼着するのが好ましい。この表面被覆材は、段付パネルを構成する薄手の板状体の表面に埋設された熱媒用可撓性チューブが外部に抜け出ないようにするとともに、この熱媒用可撓性チューブから放散される熱を、均一に分散させるという機能を果たす。この表面被覆材としては、アルミニウム箔、ステンレススチール箔、銀箔、銅箔などが挙げられるが、価格の観点からアルミニウム箔が最適である。
【0016】
以下、本発明の第二発明に係る床暖房用パネルの敷設方法を説明する。
まず、本発明の第一発明に係る床暖房用パネルを、薄手の板状体への溝の刻設、段付パネルの調製、上記溝への熱媒用可撓性チューブの埋設、段付パネルの段部への小根太の固着などの各作業を経て、あらかじめ工場で製造する。次いで、この床暖房用パネルを施工現場に運搬、搬入し、隣接する段付パネル同士を一の段付パネルの突き出し部と他の段付パネルの段部とを組み合わせながら、この床暖房用パネルを敷設する部屋の下地材の面上に配置する。次いで、一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせ固着して、隣接した段付パネル同士を接合し、床暖房用パネルを敷設する。
【0017】
一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部へ固着するには、接着剤、ビス、釘などによることができる。特に上記突き出し部が小根太であるために、この上部からビス止め、釘打ちを容易に行うことができる。なお、隣接する段付パネルの接合作業を釘を用いて行う場合に、釘を一の段付パネルの突き出し部の上部から打ち込んで、他の段付パネルの段部を貫通させ、釘先がこの段部の下側にある合板や杉板の下地材、またはコンクリート下地に達するようにすると、これら双方の段付パネル同士を接合することができ、併せて、接合されたこれら段付パネルを下地材に固定することができる。
【0018】
上記接合作業で用いるビスや釘の長さ、ビスのネジ山の大きさなどは、段付パネルの厚さを勘案して適宜決めるものとする。このように、一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に固着することによって、隣接する二枚の段付パネルを接合すると、これら段付パネルは下地材の面に段差や凹凸があっても、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体がこの段差や凹凸を覆うのでその影響を受けることが少なく、敷設した後の表面に段差や凹凸が生ずることがない。
【0019】
本発明の第二発明によって床暖房パネルを敷設するにあたり、複数の段付パネルに蛇行させて熱媒用可撓性チューブを埋設する場合には、この熱媒用可撓性チューブの折曲部を埋設するための小型パネルを使用することができる。この場合には、熱媒用可撓性チューブを一の段付パネルの長さ方向に沿わせて直線状に埋設し、この一の段付パネルの長さ方向端部近傍でこのチューブを円弧状に折り曲げて方向転換させ、この円弧状の折曲部を小型パネルに埋設し、方向転換させたチューブを隣接する他の段付パネルの長さ方向に沿わせて直線状に埋設することができる。
【0020】
本発明の第二発明によって床暖房パネルを敷設する際には、床暖房用パネルの表面積をこれを敷設する部屋の表面積よりも若干小さくし、この床暖房用パネルを部屋のほぼ中央に配置し、この床暖房用パネルと部屋の側壁との間に生じる空間にダミーパネルを配置することもできる。この配置されたダミーパネルの上側には、箪笥、食器棚、ピアノなどの比較的重い備品を載置することができる。
【0021】
床暖房用パネルを敷設する場所に小さな段差がある場合には、段差調節シートなどを敷く必要はないが、大きな段差がある場合にはこの段差を解消する目的で、この床暖房用パネルの下側に段差調節シートを敷くこともできる。この段差調節シートは、種々の発泡合成樹脂で調製するのがよい。また、床暖房用パネルの面上には、薄畳を敷設することができることは前記したとおりである。この薄畳は厚すぎると暖房効果が損なわれるので、10mm〜15mmの範囲の厚さとするのがよい。
【0022】
本発明の第二発明によると、一の段付パネルの小根太による突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせ固着して、隣接した二枚の段付パネルを接合して床暖房用パネルを敷設するので、全体として敷設作業が大幅に簡素化され、施工者の熟練を要しない。また、本発明の第二発明によって敷設された床暖房用パネルは、発泡合成樹脂製の段付パネルから構成され、かつ、前記したとおり、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体が下地材の面上にある段差や凹凸を覆った状態で敷設されるので、敷設した後の床暖房用パネル表面には、老齢者や幼児がつまずくような段差や凹凸が生じることがなく、居住性に劣ることがない。
【実施例】
【0023】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、以下の記載例に限定されるものではない。
【0024】
図1および図2は、本発明の第二発明に係る敷設方法の工程を示す部分拡大断面図であり、図1は、一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わす直前の状態を示しており、図2は、重ね合わせた後釘打ちして双方の段付パネルを接合した状態を示している。
【0025】
図1および図2に示した段付パネル10(10´)は、薄手の板状体11(11´)と、厚手の板状体12(12´)とからなり、段部13(13´)が設けられている。上記薄手の板状体11(11´)の表面には溝14(14´)が刻設され、この溝14(14´)に熱媒用可撓性チューブ20が埋設されている。一の段付パネル10の段部13には、小根太30が固着されて突き出し部40が設けられており、一の段付パネル10の表面と小根太30の表面、および、他の段付パネル10´の表面にはアルミニウム箔50が貼着されている。
【0026】
一の段付パネル10と他の段付パネル10´とを接合するには、まず、図1に示すように、一の段付パネル10に設けられた突き出し部50と、他の段付パネル10´の段部13´とを組み合わせながら、複数枚の段付パネルを下地床合板60の面上に配置する。次いで、図1および図2に示すように、上記一の段付パネル10に設けられた突き出し部40を、他の段付パネル10´の段部13´に重ね合わせ、その後、突き出し部40の上方から釘70を打ち込んで、この突き出し部40を段部13´に固定させる。この釘打ちによって、上記一の段付パネル10と他の段付パネル10´とが接合され、かつ、これら接合された双方の段付パネルが下地床合板60に固定されることとなる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上詳細に説明したとおりであり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
1.本発明の第一発明に係る床暖房用パネルは、上面側が柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体とされるので、敷設後の表面の踏み感が従来の畳とほぼ同一となって居住性が劣ることがない。
2.本発明の第一発明に係る床暖房用パネルは、下面側が剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体とされるので、敷設後の上部からの荷重を充分に担うことができるとともに、下地材の小さな段差や凹凸を吸収することができる。
3.本発明の第二発明に係る床暖房用パネルの敷設方法によれば、下地材の面に段差や凹凸があっても、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体がこの段差や凹凸を覆うのでその影響を受けることが少なく、敷設した後の床暖房用パネル表面には、老齢者や幼児がつまずくような段差や凹凸が生じることがなく、居住性に劣ることがない。
4.本発明の第二発明に係る床暖房用パネルの敷設方法によれば、発泡合成樹脂製の薄手および厚手の板状体から段付パネルを構成し、一の段付パネルに小根太を固着して突き出し部を設け、この一の段付パネルと突き出し部を設けない他の段付パネルとを組み合わせながら複数枚の段付パネルを所定位置に配置し、この一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせ固着して、これら隣接した二枚の段付パネルを接合して床暖房用パネルを敷設するので、各作業が極めて簡単で全体として敷設作業が大幅に簡素化され、施工者の熟練を要することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一の段付パネルの小根太による突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせる直前の状態の一例の部分拡大断面図である。
【図2】 一の段付パネルの小根太による突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせた後釘打ちした状態の一例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10、10´:段付パネル
11、11´:薄手の板状体
12、12´:厚手の板状体
13、13´:段部
14、14´:溝
20:熱媒用可撓性チューブ
30:小根太
40:突き出し部
50:アルミニウム箔
60:下地床合板
70:釘
Claims (3)
- 柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体、および、小根太からなる平面形状が長尺狭幅の四角形の床暖房用パネルにおいて、上記薄手および厚手の板状体は平面形状が長尺狭幅の四角形とされ、薄手の板状体の幅は上記厚手の板状体の幅よりも狭くされ、この薄手の板状体の表面に溝が刻設され、この溝に熱媒用可撓性チューブが埋設され、厚手の板状体の表面に薄手の板状体の裏面が接着されて少なくとも一方の幅方向端部に段部が設けられた段付パネルとされ、この段部に、段部幅よりも広い幅の小根太がパネルの幅方向端部側の面に突き出し部が設けられて固着されてなることを特徴とする、床暖房用パネル。
- 柔軟性を有する発泡合成樹脂製の薄手の板状体、剛性を有する発泡合成樹脂製の厚手の板状体、および、小根太から構成され、平面形状がほぼ四角形とされた床暖房用パネルを敷設するにあたり、まず、上記薄手および厚手の板状体の平面形状を長尺狭幅の四角形とし、薄手の板状体の幅を上記厚手の板状体の幅よりも狭くし、この薄手の板状体の表面に溝を刻設してこの溝に熱媒用可撓性チューブを埋設し、厚手の板状体の表面に薄手の板状体の裏面を接着して少なくとも一方の幅方向端部に段部を有する段付パネルを構成し、一の段付パネルの段部に、その段部の幅よりも広い幅の小根太をパネルの幅方向端部側の面に突き出し部を設けて固着し、この一の段付パネルおよび小根太の上面と、上記突き出し部を設けない他の段付パネルの上面とに表面被覆材を貼着し、次いで、上記一の段付パネルの突き出し部と、突き出し部を設けない他の段付パネルの段部とを組み合わせながら複数枚の段付パネルを所定位置に配置し、この一の段付パネルの突き出し部を他の段付パネルの段部に重ね合わせ固着してこれら隣接した二枚の段付パネルを接合することを特徴とする、床暖房用パネルの敷設方法。
- 一の段付パネルの突き出し部と他の段付パネルの段部との固着をビス止めまたは釘打ちによって行うことを特徴とする、請求項2に記載の床暖房用パネルの敷設方法。
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