JP2005221192A - ターンパネルおよび床暖房パネルの敷設方法 - Google Patents

ターンパネルおよび床暖房パネルの敷設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構成部品数が少なく、敷設作業が容易なターンパネル、およびこれを使用した床暖房パネルの敷設方法を提供する。
【解決手段】直線パネルAは八本の熱媒チューブ埋設縦溝aが一定間隔で相互に平行に刻設され、ターンパネルB11,B12は、直線パネルAに刻設された縦溝aに対応させた縦溝baと、この縦溝baを横方向に繋いで刻設された横溝bbおよび/または円弧とによってUターン可能とされてなる直線パネルAとターンパネルB11,B12とを組合せて構成された床暖房パネルと、その敷設方法とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ターンパネルおよび床暖房パネルの敷設方法に関する。さらに詳しくは、一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの建築物に用いられる床暖房パネル(放熱板)として活用され、熱媒チューブを埋設して床暖房パネル上でUターンさせるターンパネル、およびこのターンパネルを使用した床暖房パネルの敷設方法に関する。
従来、一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの居住性を向上させる目的で、床面からの放熱によって屋内を暖房する床暖房方式が提案され実用化されている。この床暖房技術の一例として、(1)まず、発泡合成樹脂製の板状体に、温水などの熱媒を通す熱媒チューブをあらかじめ埋設した床暖房パネル(またはマット)を床面に敷設し、ついで、その上側にカーペットや木製化粧板などの表装材(または表面被覆材)を配置して、暖房可能な床とする技術(特許文献1、特許文献2)や、(2)まず、熱媒チューブ埋設溝を刻設した発泡合成樹脂製の板状体を床面に配置し、ついで、熱媒チューブ埋設溝に熱媒チューブを埋設し、その上側にカーペットや木製化粧板などの表装材を配置して、暖房可能な床とする技術(特許文献3)などが挙げられる。
上記(1)の方法による熱媒チューブをあらかじめ埋設した床暖房パネルは、敷設場所の平面形状や面積などが、あらかじめ判明している特に新築建造物に採用される。敷設現場では、巻回または折り畳まれている床暖房パネルを開放し、固定すればよいので、敷設作業は簡単であるが、敷設場所の平面形状が想定したものと異なる場合は、あらかじめ調製した床暖房パネルを切除できないという欠点がある。上記(2)の板状体に敷設場所で熱媒チューブを埋設する方法は、新築建造物のほか、既築建造物の床を暖房可能な構造とする際に採用される。上記(2)の方法は、敷設現場で熱媒チューブを埋設する作業が必要であるという欠点があるが、敷設場所の平面形状に応じて板状体を配置し直すことができるという自由度がある。このように一長一短があるため、いずれの方法を採用するかは、敷設作業者が自由に選択できる。
上記(2)の技術によれば、敷設場所の平面形状が広い場所や、平面形状が複雑な場所では、準備した複数枚の板状体を組合せて所定の形状、所定の面積とする。この際、熱媒チューブをUターンさせる部分をパネルに一体としてもよいが、熱媒チューブを埋設する部分を直線部分とUターンさせる部分とに分割し、敷設する際に直線部分とUターン部分(ターンパネル)とを組立てる方法がある。後者の方法による場合、敷設場所によってはUターンさせる熱媒チューブの本数や、Uターンさせるパターンの幅が異なることがある。このような場合には、パターンの異なる多くのターンパネルを準備する必要がある。準備する部品が多いと、その製作、貯蔵、梱包、輸送、開梱、敷設などの際の部品管理や、取扱い作業が繁雑となる。
特開平10−89712号公報 特開平11−141899号公報 特開2000−213758号公報 特開2002−106862号公報
本発明者らは、かかる状況にあって、上記従来技術の欠点を解決した床暖房パネル、およびその敷設方法を提供すべく鋭意検討した結果、本発明を完成したものである。本発明の目的は、次の通りである。
1.構成部品が少なく、部品管理が容易で、取扱い作業も容易なターンパネルを提供すること。
2.上記ターンパネルを使用した床暖房パネルの敷設方法を提供すること。
上記課題を解決するため、第一発明では、一方の面に、長さ方向一端から他端に達する八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向の少なくとも一方の先端側に接触させて配置され、直線パネル(A)から連接して導かれた八本の熱媒チューブを、埋設させた状態でUターン溝(bb)が刻設されたターンパネル(B1)において、
ターンパネル(B1)は、広幅ターンパネル(B11)と、広幅ターンパネル(B11)の半分の幅の狭幅ターンパネル(B12)とによって構成され、
広幅ターンパネル(B11)は、一本目と八本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によってつなぎ広幅Uターン部を形成し、二本目と七本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって中幅Uターン部を形成し、三本目と六本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、四本目と五本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成し、かつ、
狭幅ターンパネル(B12)は、一本目と四本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、二本目と三本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成されてなる、ことを特徴とするターンパネルを提供する。
第二発明では、一方の面に、長さ方向一端から他端に達する八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向の少なくとも一方の先端側に接触させて配置され、直線パネルAから連接して導かれた八本の熱媒チューブを、埋設させた状態でUターンさせるUターン溝が刻設されたターンパネル(B2)において、
ターンパネル(B2)は、広幅ターンパネル(B21)と、広幅ターンパネル(B21)の半分の幅のターンパネル(B22)とによって構成され、このターンパネル(B21)の一方の面に、直線パネル(A)の総ての縦溝(a)に対応する縦溝(ba)が、相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する二本の横溝(bb1、bb2)が、一定間隔で相互に平行に刻設されてなり、
一本目と八本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)とによって広幅Uターン部を形成し、二本目と七本目の縦溝(ba)と横溝(bb2)とによって中幅Uターン部を形成し、
一本目と四本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)、五本目と八本目の縦溝と横溝b1とによって小幅Uターン部を形成し、
中幅のUターン部の内側に、二本目と三本目の縦溝(ba)を連接する円弧、六本目と七本目の縦溝(ba)を連接する円弧、および、小幅Uターン部の内側の四本目と五本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって、それぞれ最小幅Uターン部を形成するように刻設されてなり、
一本目と八本目の縦溝(ba)の外側に、対照に、最小幅Uターン部溝が刻設され、かつ、二本目と七本目の縦溝(ba)に、外側に延在する小幅Uターン部の溝が刻設されたものである、ことを特徴とするターンパネルを提供する。
また、第三発明では、一方の面に、長さ方向一端から他端に達する複数本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向先端側に接触させて配置され、直線パネル(A)から連接して導かれた複数本の熱媒チューブを、埋設した状態でUターンさせるUターン溝が刻設されたターンパネル(B3)において、
ターンパネル(B3)には、直線パネル(A)の縦溝(a)に対応し、長さ方向一端から他端に達する複数本の縦溝(ba)が、相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する複数本の横溝(bb)が、相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、
縦溝(ba)と横溝(bb)とが交差する箇所であって、直線パネル(A)側に、相互に隣接する縦溝(ba)と横溝(bb)に接する円弧が形成され、横溝(bb)と円弧によって囲まれた部分が、上記溝と同じ深さにされてなることを特徴とするターンパネルを提供する。
第四発明では、建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、建造物の床面上に、
一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、第一発明、第二発明または第三発明に係るターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを、それぞれ複数枚組合せて長尺・広幅にして配置し、
ついで、直線パネル(A)、およびターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の熱媒チューブ埋設溝に熱媒チューブを埋設し、
続いて、熱媒チューブを埋設した面上に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法を提供する。
第五発明では、建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを上側にして建造物の床面上に配置し、
ついで、放熱器の熱媒チューブの上側に、一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、第一発明、第二発明または第三発明に係るターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを被せ、可撓性薄板の上の熱媒チューブを各パネルの熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、
続いて、直線パネル(A)と上記ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の面上に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法を提供する。
第六発明では、建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、建造物の床面上に、一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設溝が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、第一発明、第二発明または第三発明に係るターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを複数枚組合せて長尺・広幅にして配置し、
ついで、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを下側にして載置し、上記直線パネルパネル(A)およびターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、
続いて、放熱器の熱媒チューブを貼着されていない面に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法を提供する。
本発明に係るターンパネルおよび床暖房パネルの敷設方法は、以下に詳細に説明するとおりであり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
1.本発明の第一発明および第二発明に係るターンパネルは、広幅ターンパネルと狭幅ターンパネルとの2種類で構成されるので、構成部品の数が少ない。
2.本発明の第一発明および第二発明に係るターンパネルは、床暖房パネルの敷設場所に応じて熱媒チューブの埋設パターンを、極めて容易に変えることができる。
3.本発明の第三発明に係るターンパネル(B2)は、一種類のターンパネルが多目的に使用できるので、構成部品の数が少ない。
4.本発明の第一発明ないし第三発明に係るターンパネルは、床暖房パネルの敷設場所に応じて熱媒チューブの埋設パターンを、極めて容易に変えることができる。
5.本発明の第一発明ないし第三発明に係るターンパネルを使用した床暖房パネの敷設方法によれば、敷設する際の自由度が大である。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明方法によって敷設される床暖房パネルは、直線パネル(A)とターンパネル(B1)、(B2)または(B3))との組合せによって構成される。直線パネル(A)とターンパネル(B1)、(B2)または(B3)は、一方の面に刻設された熱媒チューブ埋設溝{縦溝(ba)、Uターン溝(bb)、および横溝[(bb1)、(bb2)、(bb3)または(bb4)など]}に、熱媒チューブを埋設して放熱可能とする。直線パネル(A)は、長さ方向に沿って八本(複数本)の縦溝(a)を、一方の面に、一定間隔で、相互に平行に、平面形状が四角形を呈し、対向する二辺の一辺から他辺に達する長さにして刻設され、縦溝(a)に熱媒チューブを埋設可能にされたものを言う。
直線パネル(A)とターンパネル(B1)、(B2)または(B3)は、木製板、合板、樹脂製シート、非硬質ゴム板、硬質ポリウレタン、発泡ポリスチレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレンとの混合物、発泡ポリプロピレンなどが挙げられる。ターンパネル(B2)および(B3)には、後記するように縦溝(ba)、Uターン溝(bb)、および横溝{(bb1)、(bb2)、(bb3)または(bb4)など}が縦横に刻設されるので、強度の観点から木板、合板、樹脂製シート、非硬質ゴム板などが好ましく、中でも木製板、合板が好適である。
直線パネル(A)の厚さは、熱媒チューブの外径(例えば7.2mm)の寸法プラス(+)1mmを最小とし、最大は流体チューブの外径プラス(+)45mmまでの範囲で選ぶことができる。直線パネル(A)の厚さが熱媒チューブの直径プラス(+)45mmを超えると、厚くかつ重くなり、製作、保管、運搬、敷設作業などにおいて取り扱い難くなるので好ましくない。直線パネル(A)は、平面形状が四角形とされ、一辺が300mm〜2000mmの範囲で選ぶのが好ましい。一辺が2000mmを超えると、製作、保管、運搬、敷設作業などにおいて取り扱い難くなるので好ましくない。一辺が300mm未満であると、床暖房パネルを敷設する際にパネルの数が多数必要となり、製作、保管、運搬、敷設作業などにおいて繁雑となり、好ましくない。
直線パネル(A)の一方の面に刻設する熱媒チューブの縦溝(a)は、その開口幅が熱媒チューブ(C)の直径と同じ寸法、または、これよりわずかに大きい寸法とするのが好ましい。縦溝(a)は、溝が延在する方向に対して直角に切断した断面がU字を呈する形状とすると、熱媒チューブCを埋設する際に都合がよい。溝の深さは、熱媒チューブ(C)の直径(例えば7.2mm)と同じ寸法とするのが好ましい。
ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)は、直線パネル(A)の縦溝(a)から連接して導かれた八本(複数本)の熱媒チューブを、埋設溝{縦溝(ba)、Uターン溝(bb)、および横溝(bb1)、(bb2)、(bb3)または(bb4)など}に埋設させた状態でUターンさせる機能を果たす。第一発明に係るターンパネル(B1)は、広幅ターンパネル(B11)と、広幅ターンパネル(B11)の半分の幅の狭幅ターンパネル(B12)とによって構成される。
第一発明に係るターンパネル(B1)における広幅ターンパネル(B11)は、一本目と八本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によってつなぎ広幅Uターン部を形成し、二本目と七本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって中幅Uターン部を形成し、三本目と六本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、四本目と五本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成し、かつ、狭幅ターンパネル(B12)は、一本目と四本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、二本目と三本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成する(後記、図1参照)。なお、本発明で一本目の縦溝とは、直線パネル(A)、広幅ターンパネル(B11)に刻設した八本の縦溝のうち、一方の最端部側のものを言い、以下二本目、三本目と昇順に表示し、第二発明に係るターンパネル(B2)および第三発明に係るターンパネルにおいても同じ意味である(後記、図1参照)。
第二発明に係るターンパネル(B2)は、広幅ターンパネル(B21)と、狭幅ターンパネル(B21)の半分の幅のターンパネル(B22)とによって構成される。ターンパネル(B2)には、一方の面に、縦溝(ba)が相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、この縦溝(ba)は直線パネル(A)の縦溝(a)に対応させて、縦溝(a)と同じ間隔とし、同じ幅、同じ深さとして刻設される。ターンパネル(B2)にはまた、幅方向の一端側から他端側に達する二本の横溝(bb1、bb2)が、一定間隔で相互に平行に刻設されている(後記、図2参照)。二本の横溝(bb1、bb2)は、熱媒チューブを横方向に導くものであり、広幅ターンパネル(B1)の直線パネル(A)と接触しない側に刻設されている。縦溝(ba)は、直線パネル(A)の縦溝(a)からの熱媒チューブを受け入れ、横溝(bb1、bb2)などによってUターンさせた熱媒チューブを別の縦溝(a)に導くものである。
広幅ターンパネル(B21)には、広幅Uターン部、中幅Uターン部、小幅Uターン部および最小幅Uターン部を形成する。広幅Uターン部は、広幅ターンパネル(B21)に形成された八本の縦溝のうち、一本目と八本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)とによって形成されるUターン部である。横溝(bb1)は、U字の底部(または頭部)を構成する。縦溝(ba)と横溝(bb1)とが交差する部分のU字内側は、熱媒チューブを湾曲させてUターン部を形成する。
中幅Uターン部は、広幅Uターン部の内側に、二本目と七本目の縦溝(ba)と横溝(bb2)とによって形成されるUターン部である。横溝(bb2)は、U字の底部(または頭部)を構成する。縦溝(ba)と横溝(bb2)が交差する部分のU字内側は、熱媒チューブを湾曲させてUターン部を形成する。
小幅Uターン部は、中幅Uターン部の内側に、一本目と四本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)、五本目と八本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)とによって形成される二個のUターン部と、三本目と六本目の縦溝(ba)を横溝(bb3)によって連結して形成したUターン部である。縦溝(ba)と横溝(bb1)、縦溝(ba)と横溝(bb3)が交差する部分のU字内側は、熱媒チューブを湾曲させてUターン部を形成する。二本目と七本目の縦溝(ba)に、外側に延在する小幅Uターン部の溝を刻設する。外側に延在する小幅Uターン部の溝を刻設することにより、広幅ターンパネル(B21)を幅方向に接触させて配置し広幅とし、熱媒チューブを熱媒チューブ埋設溝に埋設する自由度が大きくなり、好ましい。
最小幅Uターン部は、小幅Uターン部の内側であって、隣接する二本の縦溝の間に形成される円弧であり、二本目と三番目の縦溝(ba)の間を連接する円弧、四本目と五本目の縦溝(ba)の間を連接する円弧、四本目と五本目の縦溝(ba)の間を連接する円弧、六本目と七本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって形成される(後記、図1参照)。四本目と五本目の縦溝(ba)の間、および、六本目と七本目の縦溝(ba)の間に形成される最小幅Uターン部は、U字の底部(または頭部)が横溝(bb2)に達する。
一本目と八本目の縦溝(ba)の外側に、対照に、最小幅Uターン部の溝を刻設する。このように、一本目と八本目の縦溝(ba)の外側に、対照に、最小幅Uターン部の溝を刻設することにより、広幅ターンパネル(B21)を幅方向に接触させて配置し広幅とする際に、熱媒チューブを埋設する自由度が大きくなり、好ましい。
狭幅ターンパネル(B22)は、上記広幅ターンパネル(B1)を幅方向中央部で分割することによって調製可能とする。このようにすることにより、狭幅ターンパネル(B22)をあらかじめ調製する必要がなくなり、部品の数を減らすことができる。広幅ターンパネル(B21)を幅方向中央部で分割するには、工具によって切断してもよいし、幅方向中央部にあらかじめ刻設したミシン目線に沿って分割してもよい(後記、図2参照)。
第三発明に係るターンパネル(B3)には、長さ方向一端から他端に達する複数本の縦溝(ba)が、直線パネル(A)の縦溝(a)に対応させて、相互に平行に一定間隔で刻設され、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する複数本の横溝{ここでは、(bb1)、(bb2)、(bb3)または(bb4)など}が、刻設されている。また、横溝(bb)と縦溝(ba)が交差する箇所であって、直線パネル(A)側には、相互に隣接する縦溝(ba)と横溝(bb)に接する円弧が形成され、横溝(bb)と円弧によって囲まれた部分が、上記溝と同じ深さにされている。
ターンパネル(B3)は、四本または八本の縦溝(ba)を有する幅に調整するのが好ましく、八本の縦溝(ba)を有するものは、幅方向中央部で切断可能な構造とするのが好ましい。第三発明に係るターンパネル(B3)は、縦溝(ba)および横溝{(bb1)、(bb2)、(bb3)、(bb4)など}に熱媒チューブを埋設する際に、熱媒チューブが重なり合わない限り、広幅Uターン部、中幅Uターン部、小幅Uターン部および最小幅Uターン部を形成する位置を、自由に選択することができる(後記、図3参照)。
以下、直線パネル(A)と上記ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを組合せて、床暖房パネルを敷設する方法を説明する。第一の方法は、まず、建造物の床面の床暖房パネルを敷設する場所に、複数枚の直線パネル(A)を、長さ方向、幅方向に接触させて配置して広い面積として配置する。ついで、直線パネル(A)の長さ方向端部に、上記したターンパネル(B1)、(B2)または(B3)を、縦溝(a)と縦溝(ba)を対向させて配置し、直線パネル(A)およびターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の溝に熱媒チューブを埋設する。床暖房する必要のない床面には、熱媒チューブ埋設溝を刻設していないダミー板を配置する。最後に、熱媒チューブを埋設した面上に、表装材を載置する方法である。建造物の床面とは、建造物のスラブ面、床板、床の下張合板などをいう。
熱媒チューブ埋設溝に埋設される熱媒チューブとしては、架橋ポリエチレンチューブ、ポリブテンチューブなどが挙げられる。熱媒としては、温水、加熱オイルなどを挙げることができる。熱媒は屋外、室内の適所に配置して熱媒循環装置によって、熱媒の温度と圧力を調節して、熱媒チューブに循環させることによって、床面に敷設した床暖房パネル全体を加温することができる。
直線パネル(A)、ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の熱媒チューブ埋設面、および熱媒チューブ埋設溝{縦溝(ba)および、溝(bb)、横溝(bb1)、(bb2)、(bb3)、(bb4)など}に、金属箔などの熱反射薄板を配置するのが好ましい。熱反射薄板としては、アルミニウム箔、ステンレススチール箔、スズ箔、などの金属箔のほか、合成樹脂フィルムに金属を蒸着したものなどが挙げられるが、コストおよび熱伝導効率の観点からアルミニウム箔が好適である。
熱媒チューブを埋設した面上に載置される表装材は、不織布、織布、カーペット、木製板、合板などが挙げられる。中でも、耐久性の観点から木製板が好適である。表装材としての木製板、合板などの表面には、敷設する場所の壁面の色、模様などと調和した模様、色、木目などをあらかじめ印刷することができる。
床暖房パネルを敷設する第二の方法は、まず、建造物の床面上に、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを上側にして載置し、ついで、放熱器の熱媒チューブの上側に、直線パネル(A)とターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを被せ、可撓性薄板の上の熱媒チューブを各パネルの熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、続いて、直線パネル(A)と上記ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の上(熱媒チューブ埋設溝がない面)に、表装材を載置する方法である。
第二の方法における放熱器は、例えば、特開2002−106862号公報に記載されたものであってよく、放熱器を構成する可撓性薄板は、熱伝導性にすぐれた材料で調製された可撓性の薄板であればよい。可撓性薄板の具体例としては、アルミニウム箔、ステンレススチール箔、スズ箔などの金属箔のほか、織布や不織布、樹脂シート、およびこれらを組合せた積層体などが挙げられる。可撓性薄板の厚さは、材料の種類にもよるが、10〜500μmの範囲で選ぶのが好ましい。
上記可撓性薄板の一方の面に貼着される熱媒チューブは、上記した熱媒チューブと同種のものでよい。可撓性薄板に貼着する熱媒チューブの配置間隔は、直線パネルとターンパネルの縦溝の間隔と一致させ、Uターン部の形状はターンパネルの熱媒パネル埋設溝の配置形状に一致させる。貼着する方法は、特開2002−106862号公報に記載された方法によることができる。直線パネル(A)とターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の上に載置する表装材は、上記したものと同種のものでよい。
床暖房パネルを敷設する第三の方法は、まず、建造物の床面上に、四本または八本の熱媒チューブ埋設溝が一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを、縦溝(a)と縦溝(ba)を対向させ、それぞれ複数枚組合せて長尺・広幅にして配置し、
ついで、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを下側にして載置し、上記直線パネル(A)およびターンパネル(B)の熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、続いて、放熱器の熱媒チューブを貼着されていない面に、表装材を載置する方法である。第三の方法における放熱器の、可撓性薄板、熱媒チューブ、表装材などは、第二の方法におけると同種のものでよい。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限り以下の記載例に限定されるものではない。
図1は、第一発明に係るターンパネルB1の一例の平面略図であり、図2は、第二発明に係るターンパネルB2の一例の平面略図であり、図3は、第三発明に係るターンパネルB3の一例の平面略図であり、第4図は、複数枚の直線パネルA、複数枚の第一発明に係るターンパネルB1を組合せて構成した、床暖房パネルの一例の平面略図である。
図1は、厚さが12mmの木製板より調製した長さが455mm、幅が606mmの広幅ターンB21と、半分の幅の狭幅ターンパネルB22である。広幅ターンB21および狭幅ターンパネルB22の双方に、開口部幅が7.2mm、深さが7.2mmで、長さ方向に直角に切断した断面がU字状を呈する縦溝baと、Uターンする溝bbが刻設されている。
縦溝aは、流体チューブ埋設溝である。図1では、直線パネルAを長さ方向に2枚連接し、幅方向に5枚連接し、直線パネルAの長さ方向一端に、厚さが12mmの木製板より調製した長さが454.5mm、幅が606mm4枚の広幅ターンパネルB11と、幅が303mmの2枚の狭幅ターンパネルB12を連接して広い面積とした例を示している。
ターンパネルB1は、広幅ターンパネルB11と狭幅ターンパネルB12によって構成される。広幅ターンパネルB11と狭幅ターンパネルB12には、直線パネルAと同じ寸法の流体チューブ埋設溝が、図1に示したパターンで刻設されている。すなわち、広幅ターンパネルB11には、一本目と八本目の縦溝baとをUターン溝bbによってつなぎ広幅Uターン部が形成され、二本目と七本目の縦溝baとを連接するUターン溝bbによって中幅Uターン部が形成され、三本目と六本目の縦溝baとを連接するUターン溝bbによって小幅Uターン部が形成され、四本目と五本目の縦溝baを連接する円弧によって最小幅Uターン部が形成されている。狭幅ターンパネルB12には、一本目と四本目の縦溝baとを円弧によって小幅Uターン部が構成し、二本目と三本目の縦溝baを連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成されてなる。
第二発明に係るターンパネルB2は、広幅ターンパネルB21と、幅が広幅ターンパネルB21の半分の狭幅ターンパネルB22とによって構成され、図2には広幅ターンパネルB21の一例の平面略図を示した。このターンパネルB2には、一方の面に、直線パネルAの縦溝aに対応させて、縦溝baが相互に平行に一定間隔で刻設され、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する二本の横溝bb1、bb2が、一定間隔で相互に平行に刻設されている。二本の横溝bb1、bb2は、熱媒チューブを横方向に導くものであり、広幅ターンパネルB21の直線パネルAと接触しない側に刻設される。縦溝baは横溝bb1、bb2によって導かれた熱媒チューブを、直線パネルAの縦溝aに導き、または、縦溝aからの熱媒チューブを受け入れるものであり、直線パネルAの縦溝aと同じ間隔とし、同じ幅、同じ深さとする。
広幅Uターン部は、広幅ターンパネルに形成された八本の縦溝のうち、一本目と八本目の縦溝baと、横溝bb1とによって一個形成される。中幅Uターン部は、広幅Uターン部の内側に、二本目と七本目の縦溝baと横溝bb2とによって一個形成される。小幅Uターン部は、広幅Uターン部の内側に、一本目と四本目の縦溝baと横溝bb1、五本目と八本目の縦溝baと横溝bb1とによって形成される二個と、中幅Uターン部の内側に、三本目と六本目の縦溝baを横溝bb3によって連結して形成される一個、計三個形成した例を示した。縦溝baと横溝bb1、縦溝baと横溝bb2が交差する部分のU字内側を空隙部とし、熱媒チューブを湾曲させてUターン部を形成する。これらU字内側の空隙部は、縦溝baと同じ深さとするのが好ましい。
最小幅Uターン部は、小幅Uターン部の内側であって、隣接する二本の縦溝の間に形成される円弧であり、図2では、小幅Uターン部の内側であって、四本目と五番目の縦溝baの間を連接する円弧と、中幅Uターン部の内側に、二本目と三番目の縦溝baの間を連接する円弧、六本目と七本目の縦溝baを連接する円弧によって形成された例を示した。二本目と三番目の縦溝baの間、および、六本目と七本目の縦溝baの間に形成される最小幅Uターン部のU字底部(または頭部)は、横溝bb2に達している。
一本目と八本目の縦溝baの外側には、幅方向に対照に、最小幅Uターン部の溝が刻設され、かつ、二本目と七本目の縦溝baに、外側に延在する小幅Uターン部の溝が刻設されている。Y‘は、切断用のミシン目である。
第三発明に係るターンパネルB3には、長さ方向一端から他端に達する複数本の縦溝baが、直線パネルAの縦溝aに対応させて、相互に平行に一定間隔で刻設され、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する複数本の横溝bb1、bb2、bb3、bb4が、相互に平行に一定間隔で刻設されている。縦溝baと横溝bb1、bb2、bb3、bb4とが交差する箇所であって、直線パネルA側に、相互に隣接する縦溝baと横溝bb1、bb2、bb3、bb4に接する円弧が形成され、横溝bb1、bb2、bb3、bb4と円弧によって囲まれた部分は、上記溝と同じ深さにされている。Y‘は、切断用のミシン目である。
以下、図1に示したターンパネルB1を使用して床暖房パネルを敷設する一例を説明する。まず、建造物の床面上の床暖房する場所に、図4に示した例において、厚さが12mmの木製板より調製した長さが909mm、幅が606mmの直線パネルAであり、長さ方向に沿って開口部幅が7.2mm、深さが7.2mmで、長さ方向に直角に切断した断面がU字状を呈する八本の縦溝aが、相互に平行に刻設されている。図4に示したように、複数枚の直線パネルAを長さ方向および幅方向に接触させて広幅として配置する。ついで、直線パネルAの長さ方向の一端に、広幅ターンパネルB21と、狭幅ターンパネルB22とによって構成されるターンパネルBとを、それぞれ複数枚組合せて長尺・広幅にして配置する。直線パネルAの長さ方向の多端に、ヘッダ配置パネルDを中央に、左右に二枚の広幅ターンパネルB21を配置する。
縦溝aに埋設される熱媒チューブCは、縦溝aと重なって表れる。XおよびYは、複数のパネルの接触部であり、DはヘッダEを配置するパネルであり、ヘッダEには図示されていない熱媒チューブによって熱媒循環装置に連接される。この際、直線パネルAの縦溝aとターンパネルB21、B22の縦溝baとを、正確に対向させる。続いて、直線パネルAの溝aとターンパネルB21、B22の溝に、熱媒チューブを埋設する。建造物の床面上の床暖房しない場所には、ダミー板を配置する。最後に、ダミー板も含め、熱媒チューブを埋設した面上に、表装材を載置し、表装材を床暖房パネルに釘またはビスにより固定することによって、床暖房パネルの敷設作業が完了する。
本発明に係るターンパネルおよび床暖房パネルの敷設方法は、以上詳細に説明したとおりであり、一般住宅、集合住宅、商業ビル、ホテル、擁護施設、病院、保育園、幼稚園などの建造物であって、床面から加温する必要がある箇所に敷設するために活用される。
第一発明に係るターンパネル(B1)の一例の平面略図である。 第二発明に係るターンパネル(B2)の一例の平面略図である。 第三発明に係るターンパネル(B3)の一例の平面略図である。 複数枚の直線パネル(A)と、複数枚の第一発明に係るターンパネル(B1)とを組合せて構成した、床暖房パネルの一例の平面略図である。
符号の説明
A:直線パネル
B、B1、B2、B3:ターンパネル
B11、B21:広幅ターンパネル
B12、B22:狭幅ターンパネル
a、ba:縦溝
bb:Uターン溝
bb1、bb2、bb3、bb4:横溝
C:熱媒チューブ
D:ヘッダ配置パネル
E:ヘッダ
X、Y:パネルの接触部
Y‘:ミシン目

Claims (9)

  1. 一方の面に、長さ方向一端から他端に達する八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向の少なくとも一方の先端側に接触させて配置され、直線パネル(A)から連接して導かれた八本の熱媒チューブを、埋設させた状態でUターン溝(bb)が刻設されたターンパネル(B1)において、
    ターンパネル(B1)は、広幅ターンパネル(B11)と、広幅ターンパネル(B11)の半分の幅の狭幅ターンパネル(B12)とによって構成され、
    広幅ターンパネル(B11)は、一本目と八本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によってつなぎ広幅Uターン部を形成し、二本目と七本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって中幅Uターン部を形成し、三本目と六本目の縦溝(ba)とを連接するUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、四本目と五本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成し、かつ、
    狭幅ターンパネル(B12)は、一本目と四本目の縦溝(ba)とをUターン溝(bb)によって小幅Uターン部を形成し、二本目と三本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって最小幅Uターン部を形成されてなる、ことを特徴とするターンパネル。
  2. 一方の面に、長さ方向一端から他端に達する八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向の少なくとも一方の先端側に接触させて配置され、直線パネルAから連接して導かれた八本の熱媒チューブを、埋設させた状態でUターンさせるUターン溝が刻設されたターンパネル(B2)において、
    ターンパネル(B2)は、広幅ターンパネル(B21)と、広幅ターンパネル(B21)の半分の幅のターンパネル(B22)とによって構成され、このターンパネル(B21)の一方の面に、直線パネル(A)の総ての縦溝(a)に対応する縦溝(ba)が、相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する二本の横溝(b1、b2)が、一定間隔で相互に平行に刻設されてなり、
    一本目と八本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)とによって広幅Uターン部を形成し、二本目と七本目の縦溝(ba)と横溝(bb2)とによって中幅Uターン部を形成し、
    一本目と四本目の縦溝(ba)と横溝(bb1)、五本目と八本目の縦溝と横溝b1とによって小幅Uターン部を形成し、
    中幅のUターン部の内側に、二本目と三本目の縦溝(ba)を連接する円弧、六本目と七本目の縦溝(ba)を連接する円弧、および、小幅Uターン部の内側の四本目と五本目の縦溝(ba)を連接する円弧によって、それぞれ最小幅Uターン部を形成するように刻設されてなり、
    一本目と八本目の縦溝(ba)の外側に、対照に、最小幅Uターン部溝が刻設され、かつ、二本目と七本目の縦溝(ba)に、外側に延在する小幅Uターン部の溝が刻設されたものである、ことを特徴とするターンパネル。
  3. 一方の面に、長さ方向一端から他端に達する複数本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、直線パネル(A)の長さ方向先端側に接触させて配置され、直線パネル(A)から連接して導かれた複数本の熱媒チューブを、埋設した状態でUターンさせるUターン溝が刻設されたターンパネル(B3)において、
    ターンパネル(B3)には、直線パネル(A)の縦溝(a)に対応し、長さ方向一端から他端に達する複数本の縦溝(ba)が相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、かつ、幅方向の一端側から他端側に達する複数本横溝(bb)が、相互に平行に一定間隔で刻設されてなり、
    縦溝(ba)と横溝(bb)とが交差する箇所であって、直線パネル(A)側に、相互に隣接する縦溝(ba)と横溝(bb)に接する円弧が形成され、横溝(bb)と円弧によって囲まれた部分が、上記溝と同じ深さにされてなることを特徴とするターンパネル。
  4. ターンパネル(B2)は、八本の縦溝(ba)が刻設されたターンパネル(B1)を幅方向中央部で切断して調製されたものである、請求項2ないし請求項3のいずれか一項に記載のターンパネル。
  5. ターンパネル(B3)は、四本または八本の縦溝(ba)を有するパネルに切断可能とされてなる、請求項3に記載のターンパネル。
  6. ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)は、長さが300〜2000mm、幅が300〜2000mmとされたものである、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のターンパネル。
  7. 建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、建造物の床面上に、
    一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、請求項1、請求項2または請求項3に記載のターンパネル(B1)、(B2)または(B3)とを、それぞれ複数枚組合せて長尺・広幅にして配置し、
    ついで、直線パネルA、およびターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の熱媒チューブ埋設溝{に熱媒チューブを埋設し、
    続いて、熱媒チューブを埋設した面上に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法。
  8. 建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを上側にして建造物の床面上に配置し、
    ついで、放熱器の熱媒チューブの上側に、一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設用縦溝(a)が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のターンパネル(B1)、(B2)または(B3)を被せ、可撓性薄板の上の熱媒チューブを各パネルの熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、
    続いて、直線パネル(A)と上記ターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の面上に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法。
  9. 建造物の床面上に床暖房パネルを敷設するにあたり、まず、建造物の床面上に、一方の面に、八本の熱媒チューブ埋設溝が、長さ方向一端から他端に達する長さとし、一定間隔で相互に平行に刻設された直線パネル(A)と、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のターンパネル(B1)、(B2)または(B3)を複数枚組合せて長尺・広幅にして配置し、
    ついで、可撓性薄板の上に熱媒チューブを貼着した放熱器を、熱媒チューブを下側にして載置し、上記直線パネルパネル(A)およびターンパネル(B1)、(B2)または(B3)の熱媒チューブ埋設溝に嵌合・埋設し、
    続いて、放熱器の熱媒チューブを貼着されていない面に、表装材を載置することを特徴とする、床暖房パネルの敷設方法。
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JP2010255228A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Kyosan Electric Mfg Co Ltd プラットホーム用タイルの施工方法
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