JPH08270969A - 床暖房用温水マット及びこの製法 - Google Patents

床暖房用温水マット及びこの製法

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Publication number
JPH08270969A
JPH08270969A JP7540095A JP7540095A JPH08270969A JP H08270969 A JPH08270969 A JP H08270969A JP 7540095 A JP7540095 A JP 7540095A JP 7540095 A JP7540095 A JP 7540095A JP H08270969 A JPH08270969 A JP H08270969A
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JP
Japan
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mat
pipe
heat
hot water
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7540095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sudo
義裕 須藤
Hiroshi Kumehara
博 粂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOWA KASEI
Tokyo Gas Co Ltd
Kowa Kasei KK
Original Assignee
KOWA KASEI
Tokyo Gas Co Ltd
Kowa Kasei KK
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Publication date
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Publication of JPH08270969A publication Critical patent/JPH08270969A/ja
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱効率を高めることができると共に、製作
コストを低減できる床暖房用温水マットとこの製法を得
る。 【構成】 マット本体10を配管溝11ごとに分離し
て、分離マット本体10aを形成する、前記分離マット
本体10aの表面に、配管押し込み間隔wをあけて伝熱
板14を貼り合わせる、前記伝熱板14の上方から、放
熱パイプ12を配管押し込み間隔w内に押し込んで分離
マット本体10aを引き寄せる、配管押し込み間隔w内
に放熱パイプ12を押し込んだ状態において分離マット
本体10aの表面に放熱板15を貼り合わせることによ
り、分離マット本体10aを一体化する、ことを特徴と
する床暖房用温水マットの製法及びこの製法により作ら
れた伝熱板14付の床暖房用温水マット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フローリング床等の下
に施工される床暖房用温水マットとこの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】温水マットを使用した床暖房には、フロ
ーリング床仕上げ、コルクタイル仕上げ、畳仕上げ、カ
ーペット仕上げ等がある。これらは、通常根太の上に張
った下地合板の上に温水マットを敷設するという施工法
がとられる。図3は従来の温水マットの平面図、図4は
一部拡大断面とフローリング床仕上げの施工例である。
図3、図4において、1は発泡ポリエチレン製のマット
本体、2はこのマット本体1に形成された配管溝、3は
この溝2内に配管された架橋低密度ポリエチレン製の放
熱パイプ、4はマット本体1内に交互に挿入された小根
太、5は温水ヘッダーであって、ここから供給された温
水は、放熱パイプ3内を矢印のように循環して、放熱を
行う構成である。
【0003】図4において、6はマット本体1の表面全
体に貼り付けられたアルミニウム箔製の放熱板であっ
て、伝熱を高めるために使用されている。7はフローリ
ング床、8はマット本体1の裏面において、小根太4を
除いて貼り合わせられた不織布であって、この不織布8
は、フローリング床7からの衝撃音を遮断することを目
的としている。9は下地合板、10は根太である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記温水マッ
トにおいては、次のような欠点がある。 a.放熱パイプ3と放熱板6との接触面積が通常1/4
と少ないために、放熱板6への伝熱効率が悪い。 b.マット本体1にU字状の配管溝2を加工する必要が
あるため、製作コストが嵩む。 c.放熱パイプ3は、マット本体1のU字状配管溝2内
に収まっているため、下半分の熱はマット本体1及びこ
の下部へ逃げてしまい、熱ロスが大きい。 d.放熱量を増すためには、放熱パイプ3の配管ピッチ
を小さくする必要があり、この分コストがかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記a〜dに
記述した欠点のない床暖房用温水マット及びこの製法を
提案するのが目的であって、その構成は次のとおりであ
る。 1.放熱パイプが配管されている配管溝部分を切り落と
して成るマット本体と、前記マット本体の配管溝内に配
管された放熱パイプの下半分を経由してマット本体の表
面に張り合わされている伝熱板と、前記マット本体の表
面であって、伝熱板の外に貼り合わされている放熱板
と、から成る床暖房用温水マット。 2.マット本体を配管溝ごとに分離して、分離マット本
体を形成する、前記分離マット本体の表面に、配管押し
込み間隔をあけて伝熱板を貼り合わせる、前記伝熱板の
上方から、放熱パイプを配管押し込み間隔内に押し込
む、配管押し込み間隔内に放熱パイプを押し込んだ状態
において分離マット本体の表面に放熱板を貼り合わせる
ことにより、分離マット本体を一体化する、ことを特徴
とする床暖房用温水マットの製法。 3.放熱パイプの下半分を経由する伝熱板の外側に遮音
兼用断熱材を貼り合わせて成る前記1又は2記載の床暖
房用温水マット及びこの製法。 4.伝熱板を部分的に設けて成る前記1又は2又は3記
載の床暖房用温水マット及びこの製法。
【0006】
【作用】放熱パイプに約60℃の温水が循環すると、こ
の温水の熱の一部はそのままマット本体の上面の放熱板
に伝えられると共に、放熱パイプの下半分の熱は、この
下半分を経由する伝熱板を経由してマット本体の上面に
貼り合わされた放熱板に伝えられる。この結果、放熱パ
イプの全周から放出される熱が放熱板に伝熱されるた
め、効率良く床暖房を行うことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る温水マットの一部を示す
断面図である。10はマット本体、11は配管溝であっ
て、この溝11は、マット本体10の裏側まで切れてい
る。12は、配管溝11内に配管された放熱パイプ、1
3は小根太、14はマット本体10の表面及び前記放熱
パイプ12の下半分を経由して貼り合わせられたアルミ
ニュウム箔製の伝熱板、15はマット本体10の表面に
貼り合わせられたアルミニュウム箔製の放熱板、16は
伝熱板14において、放熱パイプ12の裏側部分に貼り
付けられた不織布製の遮音兼断熱材である。
【0008】図2(イ)(ロ)に基づいて本発明に係る
床暖房用温水マットの製法を説明する。先ず、温水マッ
ト10を形成する素材は、配管溝11を形成する部分に
おいて切り離し、分離マット本体10aが形成されてい
る。そして、この分離マット本体10aは、配管押し込
み間隔wをあけて伝熱板14で連結されている。放熱パ
イプ12は、上記構成の分離マット本体10aにおい
て、配管押し込み間隔w内に上方から矢印のように夫々
押し込む(イ)。このようにすると、伝熱板14がU字
状に変形し、これにつれて両側の分離マット本体10a
が互いに引き寄せられて配管押し込み間隔wはw1 と小
さくなり、放熱パイプ12を両側から挾み込む(ロ)。
この状態で分離マット本体10aの表面であって、放熱
パイプ12及び伝熱板14の表面に放熱板15を貼り付
けて全体を1枚に連結固定する。なお、上記実施例にお
いて、伝熱板14は放熱パイプ12の直線部において1
枚で構成し、円曲部においては分離されているが、直線
部も含めて分割してもよい。又、曲線部の伝熱板14は
除くか、或いは、曲線部のみは従来のU字状の配管溝で
構成してもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。 a.放熱パイプの下半分を経由する伝熱板を設けたこと
により、放熱パイプ全体からの熱を効率よく放熱板に伝
達することができる。 b.放熱パイプの下半分の熱がマット本体や下部に逃げ
ないので、熱ロスがない。 c.放熱板に対する伝熱量が増加した分、放熱パイプの
配管ピッチを大きくしてコストの低下と、省エネを図る
ことができる。 d.マット本体を配管溝で分離し、この表面に貼り合わ
せた伝熱板の上から放熱パイプを押し込んでマット本体
内に放熱パイプを配管するため、従来のように、マット
本体にU字状の配管溝を加工する必要がなく、この分製
作コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温水マットの説明図。
【図2】マット本体に対する放熱パイプと伝熱板、及び
放熱板の固定方法の説明図。
【図3】従来の温水マットの説明図。
【図4】従来の温水マットの施工例の説明図。
【符号の説明】
10 マット本体 10a 分離マット本体 11 配管溝 12 放熱パイプ 13 小根太 14 伝熱板 15 放熱板 16 遮音兼断熱材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱パイプが配管されている配管溝部分
    を切り落として成るマット本体と、 前記マット本体の配管溝内に配管された放熱パイプの下
    半分を経由してマット本体の表面に張り合わされている
    伝熱板と、 前記マット本体の表面であって、伝熱板の外に貼り合わ
    されている放熱板と、から成る床暖房用温水マット。
  2. 【請求項2】 マット本体を配管溝ごとに分離して、分
    離マット本体を形成する、 前記分離マット本体の表面に、配管押し込み間隔をあけ
    て伝熱板を貼り合わせる、 前記伝熱板の上方から、放熱パイプを配管押し込み間隔
    内に押し込む、 配管押し込み間隔内に放熱パイプを押し込んだ状態にお
    いて分離マット本体の表面に放熱板を貼り合わせること
    により、分離マット本体を一体化する、 ことを特徴とする床暖房用温水マットの製法。
  3. 【請求項3】 放熱パイプの下半分を経由する伝熱板の
    外側に遮音兼用断熱材を貼り合わせて成る請求項1又は
    2記載の床暖房用温水マット及びこの製法。
  4. 【請求項4】 伝熱板を部分的に設けて成る請求項1又
    は2又は3記載の床暖房用温水マット及びこの製法。
JP7540095A 1995-03-31 1995-03-31 床暖房用温水マット及びこの製法 Pending JPH08270969A (ja)

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JP (1) JPH08270969A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122014A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 温調マット及びその製造方法
JP2010019441A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Mitsubishi Plastics Inc 温調マット及びその製造方法
JP2013100984A (ja) * 2013-01-24 2013-05-23 Mitsubishi Plastics Inc 床暖房パネルの製造方法

Cited By (3)

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JP2008122014A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 温調マット及びその製造方法
JP2010019441A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Mitsubishi Plastics Inc 温調マット及びその製造方法
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