JP4319441B2 - 流体分岐体固定具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体分岐体(ヘッダー)固定具に関する。さらに詳しくは、一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの建築物に用いられる床暖房用の流体を、分岐または合流させる改良された流体分岐体の固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの居住性を向上させるために、床面からの放熱によって屋内を暖房する床暖房方式が提案され実用化されている。従来から提案されている床暖房方式としては、(a)通常の床の下張面または表層材の上に放熱板を載置する方式、(b)通常の床の表層材の下に放熱板を載置する方式、(c)通常の床面の下に配置した厚手の断熱材層の表面に溝を刻設し、この溝に熱媒チューブを埋設して、この上に金属薄板、表層材などを順次配置する方式などがある。
【0003】
上記(a)、(b)などの方式によると、放熱板はその内部に発熱体を配置しこれに通電することによって発熱させる構造のものは、発熱体が均一な密度に配置されている限り、床面の場所により温度差が生ずることがない。しかしながら、上記(a)、(b)、(c)ともに放熱板が熱媒(または「流体」、以下単に「流体」と記載することがある)チューブに流体を通して加熱する構造のものは、流体が流体チューブに入る部分近傍と、流体が流体チューブを循環した後に戻る部分近傍との間には大きな温度差が生ずる場合がある。すなわち、広い面積の放熱板に一本の流体チューブを蛇行させて配置した放熱板の場合には、流体チューブの長さに応じて圧損失が生じ、しかも、流体の入口側から離れる程熱媒の温度が低下し、熱媒の入口側と戻り口側との間には相当の温度差が生じるという欠点がある。
【0004】
上記欠点を改良するために、流体循環装置で調温・調圧された流体を、一個の主往き流路(または「通路」)から別方向に複数の往き流路に分岐させ、複数の戻り流路(通路)を一個に合流させて主戻り流路に戻す熱媒分岐ブロック(ヘッダーまたは流体分岐体)が提案され、実用化されている(特許文献1、特許文献2参照)。このような流体分岐体は、断熱材層または放熱板の端部に埋め込まれる。流体分岐体を下張床面上に断熱材を配置しその上に載置する場合には、外観を整える目的で、表面に薄床またはクッション材などの表装材(仕上げ材)を布設することが多い。
【0005】
床の下張面に、複数個の短管に流体チューブを連接して流体分岐体を配置し、表面に薄床またはクッション材などの表装材を布設した場合には、(1)流体分岐体を配置した部分が過熱して温度斑が生じたり、(2)表装材が流体分岐体によって上側に押上げられ床面に不陸が生じたりする、という欠点がある。上記(1)の欠点は、流体分岐体は流体循環装置で調温・調圧された流体が通過するためであり、部分過熱を緩和する目的で、流体分岐体と接触する部分に断熱材を貼着する方法がある。しかし、断熱材を貼着する方法は、貼着作業が繁雑であるほか、断熱材が薄いと部分過熱は十分に緩和されず、断熱材を厚くすると床面の不陸が目立つという欠点がある。
【0006】
上記(2)の欠点は、流体分岐体を載置する床の下張面上に断熱材と、流体分岐体の構造に原因がある。すなわち、(a)床の下張面上には、放熱板からの熱を床下に放散させないように断熱材が配置されているが、流体分岐体を配置する部分では断熱材が配置されておらず床の下張面が露出しているか、または薄くされているので、露出した部分または薄くされている部分と断熱材部分との境界には段差があること。また、(b)流体分岐体に接合された複数個の短管は、流体分岐体側壁面に直角に接合され、これに接続される流体チューブは架橋ポリエチレンなどの剛性に優れた樹脂製であるので変形し難く、流体分岐体を床の下張面の露出部に配置しても、固い流体チューブが流体分岐体を浮かせ床の下張面に接触させないからである。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−269135号公報
【特許文献2】
特開平10−220672号公報
【0008】
【発明が解決しようとした課題】
本発明者らは、かかる状況にあって、上記従来技術の諸欠点を一挙に解決した流体分岐体を提供すべく、鋭意検討の結果本発明を完成したものである。本発明の目的は、次の通りである。
1.流体分岐体を配置した部分に過熱して温度斑が生じ難い流体分岐体固定具を提供する。
2.床面に不陸が生じ難い流体分岐体固定具を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、側面に接合された複数個の短管に流体チューブを連接した流体分岐体を、床面に固定する外観が四角形で板状体を呈する流体分岐体固定具において、この板状体の一側面に、流体分岐体を配置するための流体分岐体配置用空間と、この流体分岐体配置用空間に連接して、流体チューブを接続した短管を、複数方向に分岐する短管配置用溝とが設けられてなり、短管配置溝は前記分岐体配置用空間側ほど浅くされてなることを特徴とする、流体分岐体固定具を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る流体分岐体固定具は、一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの居住性を向上させる目的で床に配置される床暖房用放熱体の内部に配置される流体(熱媒)を分岐する部材であって、放熱体の近傍に配置された流体循環装置で調温・調圧された流体の主往き流路と、放熱体内を循環した流体の主戻り流路に連接される流体分岐体を、床の下張面に固定するものである。放熱体の近傍とは両者が大きく離れていないことを意味し、屋内・屋外のいずれであってもよい。
【0011】
本発明に係る流体分岐体固定具によって固定する流体分岐体は、厚肉で平面形状が四角形を呈した板状体であり、四角形を呈した板状体の四側面を順次a、b、c、dとするとき、その一側面aに一個の流体主往き流路(aa)と一個の流体主戻り流路(bb)が形成され、この側面に隣接する二側面b、d面に少なくとも一個の流体往き流路と、少なくとも一個の流体戻り流路がそれぞれ接合されたものである。板状体は、厚肉で平面形状が四角形を呈したものに限定されるものではなく、小さなブロックと短いチューブを接続し、全体の外観が四角形の板状体を呈するようにされたものであってもよい。四角形を呈する流体分岐体の大きさは、これを使用する放熱板自体の大きさによって適宜選ばれる。通常は、10〜150mm×10〜150mmの範囲の四角形で、厚さが4〜30mmの範囲で選ぶのが好ましい。板状体内部に形成される流体流路の直径は、通常、板状体より小さい2〜30mm、好ましくは3〜25mmの範囲で選ぶのが望ましい。
【0012】
二側面(b,d面)にそれぞれ一個の流体往き流路(aa)と一個の流体戻り流路(bb)が形成された流体分岐体は、一個の主往き流路(aa)を二個の流路に分岐し、二個の戻り流路を一個の主戻り流路(bb)に合体させる(後記、図1参照)。二側面(b,d面)にそれぞれ二個の流体往き流路と二個の流体戻り流路が形成された流体分岐体は、一個の主往き流路を四個に分岐し、四個の戻り流路を一個の主戻り流路に合体させる(後記、図1参照)。主往き流路と主戻り流路の径は、他の流路の径よりも大きくするのが好ましい。四角形を呈する板状体に接合される短管は、板状体の厚さより小さくすると、板状体の側面に接合し易く好ましい。このような流体分岐体は、特開平10−22672号公報に記載された構造として調製することができるが、ここに記載された例に限定されるものではない。
【0013】
本発明に係る流体分岐体固定具は、平面形状が四角形を呈する流体分岐体を配置するための流体分岐体配置用空間と、この流体分岐体配置用空間に、短管に連接した流体チューブを、複数方向に分岐する短管配置用溝とが設けられてなる。流体分岐体固定具全体の大きさ(面積)、四角形を呈した流体分岐体とこれに接合した短管と、この短管に連接した流体チューブの連接部とを配置できる大きさとし、厚さは四角形を呈した流体分岐体の厚さよりも若干大きい寸法とする。平面形状の寸法は、50〜200mm×50〜200mm×5〜50mmの範囲で選ぶのが好ましい。
【0014】
流体分岐体固定具の中央部には、流体分岐体より大きい流体分岐体配置用空間を設け、この流体分岐体配置用空間の対向する二側面(b,d)に、短管配置用溝を設ける。流体分岐体配置用空間の面積は、流体分岐体の面積よりも若干、好ましくは5mm以上大きい寸法とし、深さは流体分岐体の厚さよりも若干、好ましくは1mm以上大きい寸法とする。この短管配置用溝は、短管に流体チューブを連接し固定バンドで緊締した状態で配置できる幅とする。固定バンドで緊締した部分は、流体分岐体配置用空間、短管配置用溝のいずれに配置してもよい。流体分岐体固定具は、合成樹脂、架橋合成ゴム、金属、木材などから調製することができる。中でも合成樹脂を原料とし、射出成形法で調製するのが好適である。
【0015】
本発明に係る流体分岐体固定具は、短管配置用溝は上記分岐体配置用空間に近いほど浅い傾斜とする。短管配置用溝の内壁面は、平滑な面、微細な凹凸を設けた面、溝が延在する方向に直角に複数の狭幅の環などを形成して、分岐体配置用空間に近いほど浅い傾斜としてもよい。分岐体配置用空間と短管配置用溝との境界に、1mm以上の段差とするのが好ましい。分岐体配置用空間と短管配置用溝との境界に段差を設けることにより、流体分岐体の上側面が、流体分岐体配置用空間の面と接触するのを防ぎ、これによってできる隙間(空気層)の寸法は断熱性を発揮し、放熱体のこの部分の部分過熱を防ぐことができる。この隙間が0.2mm以上になるように、段差の寸法を選ぶことができる。中でも0.2〜3.0mmの範囲とするのが好ましい
【0016】
本発明に係る流体分岐体固定具は、一個または二個を一組として使用することができる。一個で使用する場合は流体分岐体固定具が流体分岐体配置用空間に埋まるような厚さとし、二個を一組として使用する場合には、表裏二個の流体分岐体固定具を同じ厚さとすることができるし、一方を厚くし他方を薄くすることもできる。一個で使用する場合には、床面に流体チューブが接続された流体分岐体を配置し、上側から流体分岐体固定具を被せて床面に固定する。二個一組で使用する場合には、床面に載置された一方の流体分岐体固定具の流体分岐体配置用空間に、流体チューブが接続されて流体分岐体を配置し、上側から他方の流体分岐体固定具を被せて床面に固定する。
【0017】
本発明に係る流体分岐体固定具は、通常、適所に複数個の固定用穴を穿設する。床の下張面上に載置して流体チューブが接続されて流体分岐体を配置し、上側に覆いを被せて床面に固定されるか、または、床面に載置された流体チューブが接続されて流体分岐体に上側から被せて、床面に固定する際に活用される。床の下張面上には、アルミニウム箔、発泡シートなどの断熱材が配置されていてもよい。流体分岐体固定具を床の下張面上に固定具によって固定することによって、流体分岐体を流体チューブを連接した短管を床の下張面側に押圧し、流体分岐体の上側面が流体分岐体配置用空間の面と接触するのを防ぎ、両者の間に確実に隙間を形成することができる。この隙間が、流体分岐体固定具の過熱を防ぎ放熱板の部分的な温度斑が生じ難くする。また、流体分岐体が流体分岐体固定具によって強固に固定されるので、流体分岐体が上側に浮き上げられ床面に不陸が生じることもない。
【0018】
【実施例】
以下、本発明を図面に基いて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限り以下の記載例に限定されるものではない。
【0019】
図1は、本発明に係る流体分岐体固定具の一例に、流体分岐体を配置した状態のを示す部分拡大平面略図であり、図2は、図1のA−A部分での縦断部分拡大側面であり、図3は図1のB−B部分での縦断部分拡大側面である。図において、1は流体分岐体固定具、2は流体分岐体、3は流体分岐体配置用空間、4は短管配置用溝、5は固定用穴、6は短管に接続した流体チューブ、7は固定金具用穴、8は流体分岐体配置用空間と短管配置用溝との境界、9は床面、10は断熱材、11は表装材である。
【0020】
図1において、流体分岐体固定具1は、熱板放の端部を平面形状が四角形を呈するように切り欠いた空間に配置される。流体分岐体固定具1は、外観が四角形で板状体を呈し、厚肉で外観が四角形で板状体を呈した板状体で、平面形状の寸法は35mm×30mm×11mmにされている。板状体の一側面に一個の流体主往き流路aa(外径7.5mm)と一個の流体主戻り流路bb(外径7.5mm)が配置され、この側面に隣接する二側面に二個の流体往き短管(外径5.5mm、図示されていない)と、二個の流体戻り短管(外径5.5mm、図示されていない)が接合されている。流路aaおよび流路bbの接続されている流体チューブは、内径が7mmであり、双方の短管に流体チューブ6(内径5mm)が接続され、固定金具7によって固定されている。
【0021】
図2において、厚さが12mmの流体分岐体固定具1のほぼ中央部分には、外形が55mm×50mm×11mmとされた流体分岐体配置空間部分3が、その背面1´(流体分岐体配置用空間3の壁面)を0.8の厚さに設けられている。流体分岐体2は平面形状が四角形であるので、流体分岐体配置用空間3も同様に平面形状が四角形とされる。短管配置用溝4は、流体分岐体配置用空間3から離れた部分(流体分岐体固定具1の周辺側)は深くされ、空間部分3に近い部分ほど浅くされている。すなわち、この流体分岐体配置用空間3の三側面に連続させて開口部の幅が15mm、外側(外周側)の深さが11mm、流体分岐体配置用空間3との境界8が8.5mmとされている。流体分岐体配置用空間3と短管配置用溝4との境界8の段差は、2.5mmとされている。
【0022】
図3では、流体分岐体固定具1を流体分岐体2に上側から被せて床面9に固定した例を示した。このように固定する際には、流体分岐体2の表面と、流体分岐体配置用空間3の壁面1´との間に0.2mm以上の隙間(空気層)3´が形成されるようにする。これによってできる隙間(空気層)3´が断熱性を発揮し、放熱体のこの部分の部分過熱を防ぐことができるのは、前記したとおりである。図3に示した例では、床面9の流体分岐体2を配置する部分には、断熱材10が配置されておらず下張床面9が露出しており、露出した部分に流体分岐体2を配置し、流体分岐体固定具1を上側から被せた例を示した。上側から被せ、流体分岐体固定具3を固定具用穴5にビスを挿入し下張床面に固定すると、短管配置用溝4の境界8が流体チューブ6に当接し、流体チューブ6を床面9側に押圧し、同時に流体分岐体2も床面9側に押圧するので、流体分岐体2の表面と、流体分岐体配置用空間3の壁面1´との間に隙間3´が形成される。
【0023】
流体分岐体2の表面、流体分岐体配置用空間3の壁面1´との間に隙間3´の寸法は、流体分岐体配置用空間3と短管配置用溝4との境界8の段差の寸法、流体分岐体2の厚さとこれに連接されている短管に接続した流体チューブ6の外径との差などによって決まる。この隙間3´の寸法は、0.2mm以上とするのが好ましいことは、前記したとおりである。図1では、二側面に二個の流体往き短管と、二個の流体戻り短管が接合された例示したが、二側面に三個以上の流体往き短管と、三個以上の流体戻り短管が接合されていてもよく、二側面に四個以上の流体往き短管と、四個以上の流体戻り短管が接合されていてもよいことは、もちろんである。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
1.本発明に係る流体分岐体固定具によって固定した場合には、流体分岐体の表面と流体分岐体配置用空間壁面との間に空間が形成され、この空間が断熱層として機能するので、これによってできる隙間(空気層)が断熱性を発揮し、放熱体のこの部分の部分過熱を防ぐことができる。
2.本発明に係る流体分岐体固定具によって固定した場合には、流体分岐体が流体分岐体固定具によって床面に強固に固定されるので、流体分岐体が上側に浮き上げられ床面に不陸が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る流体分岐体固定具の一例に、流体分岐体を配置した状態を示す部分拡大平面略図ある。
【図2】 図1のA−A部分での縦断部分拡大側面である。
【図3】 図1のB−B部分での縦断部分拡大側面である。
【符号の説明】
aa:主往き流路
bb:主戻り流路
1:流体分岐体固定具
1´:流体分岐体配置用空間の壁面
2:流体分岐体
3:流体分岐体配置用空間
3´:隙間(空気層)
4:短管配置用溝
5:固定用穴
6:短管に接続した流体チューブ
7:固定金具用穴
8:流体分岐体配置用空間と短管配置用溝との境界
9:床面
10:断熱材
11:表装材
Claims (6)
- 側面に接合された複数個の短管に流体チューブを連接した流体分岐体を、床面に固定する外観が四角形で板状体を呈する流体分岐体固定具において、この板状体の一側面に、流体分岐体を配置するための流体分岐体配置用空間と、この流体分岐体配置用空間に連接して、流体チューブを接続した短管を、複数方向に分岐する短管配置用溝とが設けられてなり、短管配置溝は前記分岐体配置用空間側ほど浅くされてなることを特徴とする、流体分岐体固定具。
- 流体分岐体が、厚肉で外観が四角形で板状体を呈した板状体で、平面形状の寸法が10〜150mm×10〜150mm×4〜30mmの範囲で選ばれてなり、板状体の一側面に一個の流体主往き流路と一個の流体主戻り流路が配置され、この側面に隣接する二側面に少なくとも一個の流体往き流路と、少なくとも一個の流体戻り流路が接合されたものである、請求項1に記載の流体分岐体固定具。
- 流体分岐体固定具は、厚肉で外観が四角形で板状体を呈した板状体で、平面形状の寸法が50〜200mm×50〜200mm×5〜50mmの寸法で選ばれてなり、中央部に流体分岐体より大きい流体分岐体配置用空間が設けられてなり、この流体分岐体配置用空間の対向する二側面に、流体チューブを接続した短管を配置する短管配置用溝が設けられてなる、請求項1または請求項2に記載の流体分岐体固定具。
- 流体分岐体固定具は、流体分岐体配置用空間部分と短管配置用溝との境界に1mm以上の段差が設けられてなる、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の流体分岐体固定具。
- 流体分岐体の表面と、これに対応する流体分岐体配置用空間壁面との間に0.2mm以上の空間が形成される、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の流体分岐体固定具。
- 流体分岐体固定具は、床面に流体チューブが接続された流体分岐体を配置し、上側に被せて床面に固定されるか、または、二個一組で構成し、床面に一方の流体分岐体固定具を載置しその流体分岐体配置用空間に、流体チューブが接続されて流体分岐体を配置し、上側から他方の流体分岐体固定具を被せて床面に固定されるものである、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の流体分岐体固定具。
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