JPH05141673A - 床暖房パネル - Google Patents
床暖房パネルInfo
- Publication number
- JPH05141673A JPH05141673A JP30809191A JP30809191A JPH05141673A JP H05141673 A JPH05141673 A JP H05141673A JP 30809191 A JP30809191 A JP 30809191A JP 30809191 A JP30809191 A JP 30809191A JP H05141673 A JPH05141673 A JP H05141673A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- floor heating
- heating panel
- heaters
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 絶縁シート１に抵抗発熱線２を配線固定した
面状ヒーター３ａ，３ｂを各々配線パターンが異なるよ
うに積層化し、上下面を絶縁フィルム４で被覆してなる
ヒーターを内蔵することを特徴とする床暖房パネル。 【効果】 均一、もしくは様々な温度分布を有するヒー
ターを内蔵した床暖房パネルの製造が可能となる。
面状ヒーター３ａ，３ｂを各々配線パターンが異なるよ
うに積層化し、上下面を絶縁フィルム４で被覆してなる
ヒーターを内蔵することを特徴とする床暖房パネル。 【効果】 均一、もしくは様々な温度分布を有するヒー
ターを内蔵した床暖房パネルの製造が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、床暖房パネルに関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、パネル面
に均一もしくは様々な温度分布の設定が可能な新しい床
暖房パネルに関するものである。
るものである。さらに詳しくは、この発明は、パネル面
に均一もしくは様々な温度分布の設定が可能な新しい床
暖房パネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、室内暖房システムの一つとし
て、たとえば図７にその断面図を例示したようなヒータ
ー内蔵型の床暖房パネルが知られている。この床暖房パ
ネル（ア）の場合には、たとえば表面化粧を施した表層
材（イ）と、断熱性に優れた基材合板（ウ）とからなる
パネル本体の内部に、鉄板製等の均熱板（エ）と電熱式
のヒーター（オ）を内蔵し、さらにこのヒーター（オ）
には、たとえばサーモスタットや温度ヒューズ等からな
る温度過昇防止装置（カ）が接続されている。
て、たとえば図７にその断面図を例示したようなヒータ
ー内蔵型の床暖房パネルが知られている。この床暖房パ
ネル（ア）の場合には、たとえば表面化粧を施した表層
材（イ）と、断熱性に優れた基材合板（ウ）とからなる
パネル本体の内部に、鉄板製等の均熱板（エ）と電熱式
のヒーター（オ）を内蔵し、さらにこのヒーター（オ）
には、たとえばサーモスタットや温度ヒューズ等からな
る温度過昇防止装置（カ）が接続されている。
【０００３】このうち、ヒーター（オ）は、シート面に
導電性の発熱体を配設し、これを絶縁フィルムで被覆し
た面ヒーターが用いられている。このような面ヒーター
としては、一般に、カーボン樹脂、カーボン繊維を塗布
したシートを絶縁フィルムで被覆したもの、シート上に
アルミ箔をエッチングしてヒーターパターンを作成し、
その両側を被覆したもの、およびシート上に線ヒーター
をパターン配線して両側を被覆したもの等が知られてい
る。
導電性の発熱体を配設し、これを絶縁フィルムで被覆し
た面ヒーターが用いられている。このような面ヒーター
としては、一般に、カーボン樹脂、カーボン繊維を塗布
したシートを絶縁フィルムで被覆したもの、シート上に
アルミ箔をエッチングしてヒーターパターンを作成し、
その両側を被覆したもの、およびシート上に線ヒーター
をパターン配線して両側を被覆したもの等が知られてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の面ヒーターは、発熱体が線ヒーターやアルミ箔で
ある場合には、シート上に形成する発熱体のパターン
が、図８に例示したような蛇行パターン等であるため、
発熱体（キ）の間に隙間（ク）が生じ、均一な温度分布
が得られなかった。
従来の面ヒーターは、発熱体が線ヒーターやアルミ箔で
ある場合には、シート上に形成する発熱体のパターン
が、図８に例示したような蛇行パターン等であるため、
発熱体（キ）の間に隙間（ク）が生じ、均一な温度分布
が得られなかった。
【０００５】しかも、このような隙間（ク）を減少させ
ようとすれば、パターンが複雑化し、その結果、発熱体
（キ）が接近しすぎて、相互の絶縁が不十分になるとい
う問題も発生する。そのため、図８に示したような単純
パターンで発熱体（キ）を配線した面ヒーターを、複数
枚重ね合わせることによって、均一な温度分布を得よう
とする試みもなされてきたが、たとえば発熱体（キ）と
してアルミ箔をエッチングした面ヒーターの場合には、
これらを多層化するためには一枚毎に絶縁フィルムによ
る被覆を行なわなければならず、極めて非効率的であ
る。また線ヒーターを配線した面ヒーターの場合には、
線ヒーターの直径が約1.0mm 以上もあるため、これらを
重ね合わせた際にヒーターの厚みに大きなバラツキが生
じ、全体を絶縁フィルムで均一に被覆することができな
いという問題が発生する。
ようとすれば、パターンが複雑化し、その結果、発熱体
（キ）が接近しすぎて、相互の絶縁が不十分になるとい
う問題も発生する。そのため、図８に示したような単純
パターンで発熱体（キ）を配線した面ヒーターを、複数
枚重ね合わせることによって、均一な温度分布を得よう
とする試みもなされてきたが、たとえば発熱体（キ）と
してアルミ箔をエッチングした面ヒーターの場合には、
これらを多層化するためには一枚毎に絶縁フィルムによ
る被覆を行なわなければならず、極めて非効率的であ
る。また線ヒーターを配線した面ヒーターの場合には、
線ヒーターの直径が約1.0mm 以上もあるため、これらを
重ね合わせた際にヒーターの厚みに大きなバラツキが生
じ、全体を絶縁フィルムで均一に被覆することができな
いという問題が発生する。
【０００６】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の床暖房パネルの欠点を解消
し、簡単な構造からなり、均一な温度分布を有するヒー
ターを内蔵した新しい床暖房パネルを提供することを目
的としている。
されたものであり、従来の床暖房パネルの欠点を解消
し、簡単な構造からなり、均一な温度分布を有するヒー
ターを内蔵した新しい床暖房パネルを提供することを目
的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、絶縁シートに抵抗発熱線を配線
固定した面状ヒーターを各々の配線パターンが異なるよ
うに積層化し、上下面を絶縁フィルムで被覆してなるヒ
ーターを内蔵することを特徴とする床暖房パネルを提供
する。
を解決するものとして、絶縁シートに抵抗発熱線を配線
固定した面状ヒーターを各々の配線パターンが異なるよ
うに積層化し、上下面を絶縁フィルムで被覆してなるヒ
ーターを内蔵することを特徴とする床暖房パネルを提供
する。
【０００８】
【作用】この発明の床暖房パネルに内蔵するヒーターに
おいては、直径0.1 〜0.2mm 程度の抵抗発熱線を絶縁シ
ート上に単純パターンで配線固定した面ヒーターを各々
異なる配線パターンで複数枚重ね合わせるため、温度分
布の均一化はもとより、様々な温度分布特性を有する床
暖房パネルを容易に製造することができる。
おいては、直径0.1 〜0.2mm 程度の抵抗発熱線を絶縁シ
ート上に単純パターンで配線固定した面ヒーターを各々
異なる配線パターンで複数枚重ね合わせるため、温度分
布の均一化はもとより、様々な温度分布特性を有する床
暖房パネルを容易に製造することができる。
【０００９】積層化した際に厚みがバラつくことなく、
しかも個々の面ヒーターについて絶縁フィルムで被覆す
る必要もない。
しかも個々の面ヒーターについて絶縁フィルムで被覆す
る必要もない。
【００１０】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示しこ
の発明の床暖房パネルについてさらに詳しく説明する。
図１は、この発明の床暖房パネルに用いるヒーターの構
成を例示した分解斜視図である。
の発明の床暖房パネルについてさらに詳しく説明する。
図１は、この発明の床暖房パネルに用いるヒーターの構
成を例示した分解斜視図である。
【００１１】たとえばこのヒーターは、クラフト紙等の
絶縁シート（１）に、各々異なるパターンで抵抗発熱線
（２）を配線した２枚の面ヒーター（３ａ）（３ｂ）
と、これらの面ヒーター（３ａ）（３ｂ）の上下両面を
被覆する絶縁フィルム（４）とからなっている。面ヒー
ター（３ａ）（３ｂ）に配線する抵抗発熱線（２）は、
たとえばその直径が0.1 〜0.2mm 程度のＮｉ−Ｃｒ線や
Ｃｕ−Ｎｉ線等を用いることができ、図２に例示したよ
うに、一定の間隔で接着剤（５）で固定しながら、絶縁
シート（１）上にパターン配線することができる。
絶縁シート（１）に、各々異なるパターンで抵抗発熱線
（２）を配線した２枚の面ヒーター（３ａ）（３ｂ）
と、これらの面ヒーター（３ａ）（３ｂ）の上下両面を
被覆する絶縁フィルム（４）とからなっている。面ヒー
ター（３ａ）（３ｂ）に配線する抵抗発熱線（２）は、
たとえばその直径が0.1 〜0.2mm 程度のＮｉ−Ｃｒ線や
Ｃｕ−Ｎｉ線等を用いることができ、図２に例示したよ
うに、一定の間隔で接着剤（５）で固定しながら、絶縁
シート（１）上にパターン配線することができる。
【００１２】あるいはまた、図３（ａ）（ｂ）に、各々
その側断面図および平面図を例示したように、絶縁シー
ト（１）と抵抗発熱線（２）とを、ミシンを用いるなど
して糸（６）で縫いつけることもできる。図４は、図１
に例示したヒーターの構成部材を積層一体化した状態を
示した側断面図である。
その側断面図および平面図を例示したように、絶縁シー
ト（１）と抵抗発熱線（２）とを、ミシンを用いるなど
して糸（６）で縫いつけることもできる。図４は、図１
に例示したヒーターの構成部材を積層一体化した状態を
示した側断面図である。
【００１３】この図４に示したように、この発明に用い
るヒーターは、面ヒーター（３ａ）（３ｂ）に配線した
抵抗発熱線（２）の直径が細い（0.1 〜0.2mm ）ため、
これらを重ね合わせた場合にも、ヒーターの厚みがバラ
つかず、絶縁フィルム（４）を上下両面にしっかりと密
着させることができる。また、このように重ね合わせた
場合に、下側の面ヒーター（３ｂ）の抵抗発熱線（２）
は、上側の面ヒーター（３ａ）の絶縁シート（１）に当
接して絶縁されるため、面ヒーター（３ａ）（３ｂ）の
間には、絶縁フィルム等を介在させる必要はない。
るヒーターは、面ヒーター（３ａ）（３ｂ）に配線した
抵抗発熱線（２）の直径が細い（0.1 〜0.2mm ）ため、
これらを重ね合わせた場合にも、ヒーターの厚みがバラ
つかず、絶縁フィルム（４）を上下両面にしっかりと密
着させることができる。また、このように重ね合わせた
場合に、下側の面ヒーター（３ｂ）の抵抗発熱線（２）
は、上側の面ヒーター（３ａ）の絶縁シート（１）に当
接して絶縁されるため、面ヒーター（３ａ）（３ｂ）の
間には、絶縁フィルム等を介在させる必要はない。
【００１４】図５は、図４に例示したヒーターにおける
抵抗発熱線（２）の配線パターンを示した平面図であ
る。この図５に示したように、このヒーターの場合に
は、各々、配線パターンの異なる面ヒーター（３ａ）
（３ｂ）を重ね合わせることによって、互いの非配線面
を補い合うため、抵抗発熱線（２）の間の隙間が減少
し、その温度分布は均一となっている。
抵抗発熱線（２）の配線パターンを示した平面図であ
る。この図５に示したように、このヒーターの場合に
は、各々、配線パターンの異なる面ヒーター（３ａ）
（３ｂ）を重ね合わせることによって、互いの非配線面
を補い合うため、抵抗発熱線（２）の間の隙間が減少
し、その温度分布は均一となっている。
【００１５】さらに、この発明においては、以上のよう
に温度分布の均一なヒーターだけではなく、配線パター
ンの異なる面ヒーターの組合せによって、様々な温度分
布を有するヒーターが設計可能となる。たとえば図６
（ａ）（ｂ）の各々に例示したように、面ヒーター（３
ａ）（３ｂ）の各々の図中斜線領域に、抵抗発熱線
（２）を高密度で配線し、これらを重ね合わせることに
よって、図６（ｃ）に示したような、一枚の面ヒーター
ではその配線が非常に困難な、端縁部にのみ発熱領域を
有する床暖房パネルを製造することもできる。
に温度分布の均一なヒーターだけではなく、配線パター
ンの異なる面ヒーターの組合せによって、様々な温度分
布を有するヒーターが設計可能となる。たとえば図６
（ａ）（ｂ）の各々に例示したように、面ヒーター（３
ａ）（３ｂ）の各々の図中斜線領域に、抵抗発熱線
（２）を高密度で配線し、これらを重ね合わせることに
よって、図６（ｃ）に示したような、一枚の面ヒーター
ではその配線が非常に困難な、端縁部にのみ発熱領域を
有する床暖房パネルを製造することもできる。
【００１６】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではなく、重ね合わせる面ヒーターの枚数
や、その配線パターン等の細部については様々な態様が
可能であることは言うまでもない。
定されるものではなく、重ね合わせる面ヒーターの枚数
や、その配線パターン等の細部については様々な態様が
可能であることは言うまでもない。
【００１７】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、様々な温度分布を有するヒーターを内蔵した床暖
房パネルの製造が可能となる。
って、様々な温度分布を有するヒーターを内蔵した床暖
房パネルの製造が可能となる。
【図１】この発明に用いるヒーターの構成部材を示した
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】この発明における抵抗発熱線の配線固定方法を
例示した斜視図と、その要部拡大側面図である。
例示した斜視図と、その要部拡大側面図である。
【図３】各々、抵抗発熱線の別の配線固定方法を例示し
た側断面図および平面図である。
た側断面図および平面図である。
【図４】図１に例示した部材によって構成したこの発明
のヒーターを示した側断面図である。
のヒーターを示した側断面図である。
【図５】図４に例示したヒーターの平面図である。
【図６】この発明における別のヒーターを例示した分解
平面図である。
平面図である。
【図７】従来の床暖房パネルを例示した側断面図であ
る。
る。
【図８】従来の床暖房パネルに用いる面ヒーターの配線
パターンを例示した平面図である。
パターンを例示した平面図である。
１ 絶縁シート ２ 抵抗発熱線 ３ 面ヒーター ４ 絶縁フィルム ５ 接着剤 ６ 糸
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁シートに抵抗発熱線を配線固定した
面状ヒーターを各々の配線パターンが異なるように積層
化し、上下面を絶縁フィルムで被覆してなるヒーターを
内蔵することを特徴とする床暖房パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30809191A JPH05141673A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 床暖房パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30809191A JPH05141673A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 床暖房パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141673A true JPH05141673A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17976761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30809191A Pending JPH05141673A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 床暖房パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141673A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7193180B2 (en) * | 2003-05-21 | 2007-03-20 | Lexmark International, Inc. | Resistive heater comprising first and second resistive traces, a fuser subassembly including such a resistive heater and a universal heating apparatus including first and second resistive traces |
| WO2016024772A1 (ko) * | 2014-08-11 | 2016-02-18 | 윤영환 | 난방 시스템 |
| KR20160019373A (ko) * | 2014-08-11 | 2016-02-19 | 윤영환 | 난방 시스템 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30809191A patent/JPH05141673A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7193180B2 (en) * | 2003-05-21 | 2007-03-20 | Lexmark International, Inc. | Resistive heater comprising first and second resistive traces, a fuser subassembly including such a resistive heater and a universal heating apparatus including first and second resistive traces |
| WO2016024772A1 (ko) * | 2014-08-11 | 2016-02-18 | 윤영환 | 난방 시스템 |
| KR20160019373A (ko) * | 2014-08-11 | 2016-02-19 | 윤영환 | 난방 시스템 |
| CN106662340A (zh) * | 2014-08-11 | 2017-05-10 | 尹永煥 | 供热系统 |
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