JPH0667372A - 異なったカラー記録層間のアキュータンスをぴったりと合わせたカラーフィルム - Google Patents

異なったカラー記録層間のアキュータンスをぴったりと合わせたカラーフィルム

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JPH0667372A
JPH0667372A JP5147216A JP14721693A JPH0667372A JP H0667372 A JPH0667372 A JP H0667372A JP 5147216 A JP5147216 A JP 5147216A JP 14721693 A JP14721693 A JP 14721693A JP H0667372 A JPH0667372 A JP H0667372A
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JP5147216A
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David E Fenton
アール フェントン デビッド
John F Sawyer
フランク ソーヤー ジョン
Donald H Hunger
ヘンリー ハンガー ドナルド
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上映用プリントを作成する連続複製工程にお
いて、鮮鋭度低下しないインターメディエートフィルム
を提供する。 【構成】 高感度青感性層のハロゲン化銀粒子が、0.
3μmより大きくない等価球直径を有するが、層の残部
中のハロゲン化銀粒子が、0.23μmより大きくない
等価球直径を有しており、高感度青感性層の銀量が、3
23mg/m2 (30mg/ft2 )より大きくなく、
そして赤記録MTF(12)が緑記録MTF(12)の
少なくとも95%であり、かつ赤記録F50が緑記録F
50より少ない僅か6サイクル/mmしかない、十分な
赤吸収体が存在している、カラー写真ハロゲン化銀デュ
プリケーティング要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、赤および緑記録
層においてアキュータンスをぴったりと合わせたカラー
ネガデュプリケーティングフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネガ型ハロゲン化銀カラーデュプリケー
ティング写真要素(特にフィルム)が、特にカラー映画
フィルムを複製するにおいて知られている。その様なデ
ュプリケーティング要素の典型例は、Eastman Kodak Co
mpany, U.S.A.によって製造され販売されているイース
トマン カラー インターミディエートフィルムであ
る。その様なデュプリケーティング要素は、映画フィル
ムの複製を作成するのに役にたつ。その様な要素の通常
の構成は、各記録層がスペクトルの異なった範囲に対し
感光する乳剤を含んで成る一以上の層を有する3種の記
録層、即ち、赤、緑および青感光層、を有する。これら
の層は、フィルムが露光される赤、緑および青色の光量
に従って、それぞれに、シアン、マゼンタおよびイエロ
ー色素を生成するカラー生成化合物を含んでいる。それ
らの記録層は、最下層に(即ち、フィルムが通常の方法
で感光された場合光源から最も遠くに)赤記録層、次に
赤記録層の上に緑記録層および緑記録層の上に青記録層
で配列されている。
【0003】多くのカラー映画製作の現状は、少なくと
も四つの写真工程の使用を必要とする。第1工程は、カ
メラネガ写真フィルム上に場面を記録することである。
二つの工程を使用する適用例では、このオリジナルネガ
が、ダイレクトプリントを作成するネガ型プリントフィ
ルム上にプリントされる。多くの映画製作は、さらに二
つの工程を使用する。オリジナルカメラネガフィルム
は、マスターポジを作成するため、記述されたイースト
マンカラーインターメディエートフィルムのような、ネ
ガ型のインターメディエートフィルム上にプリントされ
る。そのマスターポジは、次いでデュープネガを作成す
るためインターメディエートフィルム上に再びプリント
される。最後にそのデュープネガが、上映用プリントを
作成するプリントフィルム上にプリントされる。ある状
態では、通常特殊効果を伴って、インターメディエート
フィルムは4回使用され得る。この場合、製作されたマ
スターポジが、その後第2マスターポジをを作成するの
に使用され、次々に第2デュープネガを作成するのに使
用される。その第2デュープネガが、上映用プリントを
プリントするために使用される。
【0004】インターメディエートフィルムから順に作
られる、多数の複製が提供される場合には、ダイレイク
トプリントと比べたとき、そのインターメディエートフ
ィルムが調子尺度、色、粒状性、および鮮鋭度の劣化が
最少であるプリントを可能にするネガを与えることが望
まれる。既知の鮮鋭度測定値はアキュータンスである。
インターメディエートフィルム中のどのような鮮鋭度低
下(即ち、アキュータンスの低下)も、記述されるよう
に、インターメディエートフィルムを使用して順に複製
することにより、驚異的に増大するであろう。従って、
ダイレイクトプリント(適切な対照である)と比較し
て、上映用プリントに受け入れ難いアキュータンスの低
下が生じるであろう。理想的には、インターメディエー
トフィルムは、鮮鋭度劣化を生じないであろう。実際
は、上映用プリントを作成する上記連続複製工程におい
て、かなりの鮮鋭度の低下を生じる鮮鋭度劣化が常に存
在していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複製工程の結果、ほん
の僅かしか鮮鋭度低下しないインターメディエートフィ
ルムを得ることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】カラーネガインターメデ
ィエートフィルム全体として、鮮鋭度を低下する重要な
理由が、3色層セットのそれぞれにおける一様でない鮮
鋭度の低下の結果であるということが、発見されてい
る。特に、3色フィルム中の下層のアキュータンスが常
にその他の2つの記録層のアキュータンスより低い。下
層記録層のこの低いアキュータンスが生じるのは、上記
各層の乳剤中の光散乱特性のためである。既存のインタ
ーメディエートフィルムは、下層に赤記録層、次いで緑
記録層それから他の二つの記録層上に青記録層を有す
る。特に、赤記録層(典型的には、赤、緑および青記録
層中最も低いところにある)は、大きな鮮鋭度低下を受
ける傾向がある。結果として、インターメディエートフ
ィルムが上映用プリントに使用される場合、赤記録層中
のより高い鮮鋭度の低下が上映用プリントを作成する多
重連続的複製の作成中に高く強調されるようになる。こ
のことが、得られた上映用プリントに色汚れを起こす可
能性がある。全体として、各層中の鮮鋭度減退をよりぴ
ったりと合わせることによって(即ち、各層のアキュー
タンスをよりぴったりと合わせることによって)、前述
した鮮鋭度の低下およびカラーフィルムの汚れを、減少
できることが発見されている。同時に、3層セットのい
ずれの層においても過度の鮮鋭度低下が避けられ得る。
上記の順に(即ち、赤記録層が最下層である)、赤、
緑および青記録層を有しているフィルムにおいて、赤層
のアキュータンスが、あるパラメータ内で3変数を制御
することによって、各層がまだ高いアキュータンスを有
しかつ過度のスピードの損失無しに緑記録層アキュータ
ンスのレベルにより近いレベルに著しく増大し得ること
が発見されている。これらの変数は、高感度青感性層
(通常、全層の中で最も大きいハロゲン化銀粒子を有し
ている)のハロゲン化銀粒子径、高感度青感性層の銀塗
布量(時に、銀「量」として本願中で参照される)、な
らびに存在する緑および赤吸収体の量(注記、緑あるい
は赤吸収色素は、それぞれカラードマゼンタおよびカラ
ードシアンであろう)。好ましくは、赤記録層アキュー
タンスが、緑記録層のアキュータンスに「ぴったりとあ
わせられる」(後に定義されるように)。特に、次の条
件の全てが満足された場合、アキュータンスをぴったり
と合わせることが、その様なフィルム、好ましくはカラ
ーネガデュプリケーティングフィルム、において得られ
る。
【0007】1)高感度青感性層中のハロゲン化銀粒子
が、0.3μmより大きくない等価球直径を有し、残り
の層のハロゲン化銀粒子が、0.23μmより大きくな
い等価球直径を有す。 2)高感度青感性層中の銀量が、323mg/m2 (3
0mg/ft2 )より大きくない、および 3)十分な赤色吸収体が、赤記録層MTF(12)が緑
記録層MTF(12)の少なくとも95%であり、かつ
赤記録層F50が緑記録層より少なく僅か6サイクル/
mmしかないように存在する。本願において赤色および
緑吸収体のMTF(12)の値を比較するのに使用され
るパーセンテージ数値は相対値である、従って、赤記録
層MTF(12)が緑記録層MTF(12)の少なくと
も95%であると述べられている場合、これは赤MTF
(12)が少なくとも緑記録層MTF(12)の値の9
5%である値を有していることを意味する。同じ様に、
赤記録層MTF(12)が、好ましくは緑記録層MTF
(12)の5%以内であると述べられている場合は、こ
れは赤記録層MTF(12)が緑記録層MTF(12)
の5%以内の値を有していることを意味する。
【0008】さらに、赤記録層が少なくとも90%(よ
り好ましくは少なくとも93%)のMTF(12)かつ
少なくとも45サイクル/mm(より好ましくは少なく
とも50サイクル/mm)のF50を有していることが
好ましい。
【0009】
【具体的な態様】インターメディエートフィルムの全て
の現行例において、高感度青感性層が全感光層中最も大
きなハロゲン化銀粒子を有しており、かつそれ故に典型
的には、最大の光散乱があるので、上記三つの因子の内
の最初の二つ(即ち、高感度青感性層のハロゲン化銀粒
子サイズおよび塗布量)を、制御することが重要であ
る。高感度青乳剤は最大の光散乱を起こすので、乳剤の
塗布量(即ち、ハロゲン化銀粒子の量)もまた制御する
ことが重要である。緑色および赤色光が対応する感光記
録層に到達できる前に、吸収体が散乱されたそれらの光
を吸収し減少するので、記述されている第3の因子(吸
収体の量)を、制御することが重要である。赤色光が、
その対応する感光記録層に到達する場合に、最も多く散
乱する傾向にあるので、赤吸収体にとってはこれが特に
重要である。これに反して、光吸収体は典型的に感光度
を低減するので、これの使用を低く押えるのが望まし
い。
【0010】本発明によれば、カラー写真要素が、緑記
録層MTF(12)の5%以内(より好ましくは、3%
以内)の赤記録層MTF(12)を有し、かつ緑記録層
F50の6サイクル/mm以内(より好ましくは、3サ
イクル/mm以内)を有するのが好ましい。本発明によ
れば、カラー写真要素が、161mg/m2 (15mg
/ft2 )より多くない高感度青感性層中の銀量を有す
ることがさらに好ましい。さらに好ましくは、赤記録層
は、少なくとも90%のMTF(12)を有し、かつ少
なくとも45サイクル/mmのF50を有する。
【0011】上記の必要条件は、上述した典型的な順序
で、いずれのフィルム(ネガあるいはポジ)にも適用さ
れ得る。しかし、本発明の特に好ましい応用は、ネガ型
カラーデュプリケーティングフィルムにおいてである。
本発明の写真要素に使用されるハロゲン化銀は、乳剤の
生成に提供される、臭沃化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化
銀などであってもよい。本発明の写真要素は、好ましく
は、全層において3次元乳剤を使用する。即ち、非平板
状粒子であって、かつより好ましくは全層において立方
晶乳剤を使用する。好ましくは、全層の乳剤は、その様
な非平板状粒子(即ち、90%、好ましくは95%より
多く、おおよそ100%の粒子が非平板状である)から
本質的に成る。平板上ハロゲン化銀粒子は、その粒子上
の他のいずれの面よりも大きい2つの平行な結晶面を本
質的に有している。平板状粒子乳剤は、それらの乳剤粒
子の全投影面積の50%より大きい面積が、0.3μm
(青感性乳剤では0.5μm)より小さい厚さを有し、
かつ25(好ましくは100より大きい)より大きい平
均平板状度(Tabularity)(T)を有している平板状粒
子によって占められていると、一般的に考えられてい
る。ここで、「平板状度(Tabularity)」の語は、当該
技術分野において T=ECD/t2 として慣用的に
用いられる。式中、ECDは、平板状粒子の単位μmで
表す平均等価円直径であり、tは、平板状粒子の単位μ
mで表す平均厚である。ハロゲン化銀粒子サイズは、そ
れが既に論じた粒子サイズ制限に適合するならば、写真
組成物に役に立つとして知られているいずれの分布を有
しても良く、かつ多分散かあるいは単分散かのどちらか
で良い。
【0012】本発明に使用されるハロゲン化銀粒子は、
Research Discloure,(Kenn
eth Mason Publications Lt
d,Emsworth,England) Item
308119,December,1989(これ以後
Research Disclosure Iと呼
ぶ)、およびJamesによるThe Theory
of the Photographic Proce
ssに記載されているように、当該技術分野で知られて
いる方法に従って調製することができ。これらはアンモ
ニア性乳剤製法、中性あるいは酸乳剤製法、および当該
技術分野で知られているその他の製法のような方法を含
んでいる。これらの方法は、一般的に保護コロイドの存
在下で水溶性銀塩に水溶性ハロゲン化塩を混ぜることを
必要とし、かつ沈澱によってハロゲン化銀を形成する
間、適切な値で温度、pAg、pH、の値等を制御する
ことを必要とする。
【0013】本発明において使用されるハロゲン化銀
は、当該技術分野において知られている金増感剤(例え
ば、硫化金)等の様な化合物による化学増感にかけるの
が有利な場合がある。ハロゲン化銀の化学増感に有効な
化合物および技法は、当該技術分野において知られてお
り、かつResearch Disclosure I
およびその中で引用される参考文献に記述されている。
【0014】デュプリケーティング要素を処理するため
に写真技術分野において知られている組成物および方
法、特に、映画フィルムの複製を作成するためによく知
られている組成物および方法、によってデュプリケーテ
ィング要素を処理することができる。有効な方法の典型
的な例は、Eastman Kodak Compan
y,U.S.A.のECN−2処理および当該方法にお
いて使用される組成物である。当該処理におけるその様
な方法と組成物は、例えばEastman Kodak
Co.から入手可能な「Manual for Pr
ocessingEastman Color Fil
ms−H24」に記述されている。可視色素画像を生成
する処理は、露光された要素を発色現像主薬と接触させ
て現像可能なハロゲン化銀還元し、そして発色現像主薬
を酸化する工程を含む。酸化された発色現像主薬が次に
カプラーと反応して色素を生じる。いずれの発色現像主
薬も記述されたデュプリケーティング要素を処理するの
に有効である。特に有効な発色現像主薬類は、例えば米
国特許第4,892,805号明細書第17欄に記述さ
れている。
【0015】
【実施例】本発明は以下の実施例中にさらに記述されて
いる。例1 例1は、この特許明細書中で制定されたパラメーターを
特定する実験を表す。当該実験は、27の塗膜を必要と
し、かつ表1に示される変種を使用した3の3乗の階乗
実験である。
【0016】
【表1】
【0017】乳剤は、Particle Characterization, vo
l.2, pages 14-19,1985 に記述されているような濁度測
定技法によって測定される。当該測定は、等価球体積/
濁度平均直径を与える。これらの測定値は、ここに「等
価球直径」として記載されるであろう。この実験で使用
される立方晶乳剤は、0.16μm、0.20μmおよ
び0.23μmのエッジ長さを有している。立方晶以外
の形態を有する粒子は、「等価球直径」に等しい直径を
有する球と同じ体積を持つものの測定値と関連付けられ
るであろう。
【0018】SMBは、スルホメチルブルー(また、
2,6−アントラセンジスルホン酸、9,10−ジヒド
ロ−1,5−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソ−4,
8−ビス((スルホメチル)アミノ)−4ナトリウムと
しても知られている)である。ABS1の構造は、以下
に与えられる。SMBおよびABS1の両方は、水溶性
であり、かつそれ故多層構造全体に拡散する。これらは
また現像中に洗い落される。
【0019】上記のバリエーションは特定の理由で選択
された。即ち、最大サイズより大きい乳剤サイズが、著
しい光散乱源となることが従来からわかっており、最小
サイズより小さい乳剤サイズは、このシステムの高感度
青乳剤に要求されるスピードを達成するのに好ましくな
いと思われてきた。最高レベルより高いレベルの高感度
青銀量は、銀量を最少にするために回避された。即ち、
最高レベルより高いレベルの高感度青銀量は、青感性層
の性能を犠牲にする(即ち、より大きな粒子では粒状度
が著しく増大し、より小さな粒子ではスピードが犠牲に
される)。最高レベルより高い色素吸収体レベルは、赤
感性乳剤のスピードを余りにも犠牲にし、最低レベルよ
り低い色素吸収体レベルは、十分なアキュータンスの向
上を与えなかった。
【0020】上記のバリエーションを、赤感性記録層、
緑感性記録層からなり、かつ以下に示す中感度青および
低感度青記録層からなる青感性記録層を有する部分多層
塗膜上に塗布した。裏面にRem jet(商標)ハレ
ーション防止層を有するセルロースアセテートフィルム
支持体を支持体に最も近く塗布された層1から順に、表
示した層で塗布した。この例および例2では、二つの赤
吸収体色素ABS1およびSMBが一緒に存在したばあ
い、それ等は、1のABS1に対し3のSMBの重量比
(即ち、重量で1/3)であったことに特に言及する。
括弧の付着量は特記しない限り1平方メートル当りのミ
リグラム量である。 層配置 層1:低感度シアン エッジ長さ0.042μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤:0.288g/m2 シアン画像色素生成カプラーC−1:0.347g/m
2 マスキングカプラーMC−1:0.072g/m2 シアン吸収体色素ABS1およびSMB:0.031g
/m2 ゼラチンベヒクル:3.068g/m2 層2:中感度シアン エッジ長さ0.072μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤:0.187g/m2 シアン画像色素生成カプラーC−1:0.161g/m
2 マスキングカプラーMC−1:0.052g/m2 シアン吸収体色素ABS1およびSMB:0.023g
/m2 ゼラチンベヒクル:0.727g/m2 層3:高感度シアン エッジ長さ0.091μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤50重量%と、エッジ長さ
0.136μmを有し、かつ硫黄および金増感剤で化学
増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化銀(3.5
%沃化物)乳剤50%:0.230g/m2 シアン画像色素生成カプラーC−1:0.114g/m
2 マスキングカプラーMC−1:0.005g/m2 シアン吸収体色素ABS1およびSMB:0.027g
/m2 ゼラチンベヒクル:0.807g/m2 層4:中間層 ゼラチンベヒクル:0.700g/m2 DOX−1:0.269g/m2 層5:低感度マゼンタ エッジ長さ0.056μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤:0.389g/m2 マゼンタ画像色素生成カプラーM−1:0.329g/
2 マスキングカプラーMC−2:0.104g/m2 マゼンタ吸収体色素4,5−ジヒドロキシ−3−
(6’,8’−ジスルホ−2’−ナフトアゾ)−2,7
−ナフタレンジスルホン酸・四ナトリウム塩(ABS
2):0.015g/m2 ゼラチンベヒクル:2.530g/m2 層6:中感度マゼンタ エッジ長さ0.080μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤:0.217g/m2 マゼンタ画像色素生成カプラーM−1:0.140g/
2 マスキングカプラーMC−2:0.073g/m2 マゼンタ吸収体色素ABS2:0.014g/m2 ゼラチンベヒクル:0.727g/m2 層7:高感度マゼンタ エッジ長さ0.115μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤:0.271g/m2 マゼンタ画像色素生成カプラーM−1:0.029g/
2 マゼンタ画像色素生成カプラーM−2:1.051g/
2 マスキングカプラーMC−2:0.014g/m2 マゼンタ吸収体色素ABS2:0.024g/m2 ゼラチンベヒクル:0.727g/m2 層8:中間層 ゼラチンベヒクル:0.700g/m2 DOX−1:0.269g/m2 イエローフィルター色素Y−1:0.065g/m2 層9:低感度イエロー 硫黄および金増感剤で化学増感されかつ青分光増感剤を
含む0.115μm粒子サイズの青色増感された立方晶
粒子臭沃化銀(3.5%沃化物)乳剤30重量%、0.
091μm粒子サイズの青色増感された立方晶粒子臭沃
化銀乳剤70重量%:(銀として227) イエロー画像色素生成カプラーY−1:(803) 例2のマゼンタカラーマスキングカプラーMC−3:
(22) シアンカプラーC−1:(16) ゼラチンベヒクル:(2313) 層10:中感度イエロー 硫黄および金増感剤で化学増感されかつ赤分光増感剤を
含んでなる0.145μm粒子サイズの青色増感された
立方晶粒子臭沃化銀(3.5%沃化物)乳剤:(銀とし
て162) イエロー画像色素生成カプラーY−1:(222) 例2のマゼンタカラーマスキングカプラーMC−3:
(11) シアンカプラーC−1:(8) ゼラチンベヒクル:(699)
【0021】
【化1】
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】塗膜にMTF分解露光を与えた。各分解露
光は1感光層中に同時に露光を生じた。分解露光は、ア
キュータンスに与える中間層インターイメージ効果の影
響を除くために使用した。入力露光モデュレーションは
60%であった。フィルム片をECN−2プロセスで処
理した。生じた画像を赤、緑および青の標準MTF曲線
を描くために評価した。
【0026】アキュータンスを定量する目的で、二つの
パラメータを、そのMTF曲線から得た。これらの二つ
のパラメーターを、その曲線の低周波数領域および高周
波数領域の両方を確認するために使用した。12サイク
ル/mmでのMTF(MTF(12))を、低周波数レ
スポンスの適当な記述子として選択した。MTFが50
%(F50)に等しいところの周波数を、高周波数レス
ポンスの適当な記述子として選択した。その後、これら
のパラメーター(MTF(12)およびF(50))
を、実験的パラメーターの関数として、レスポンスを与
えるために標準線形回帰技法を使用するモデルとした。
その様なモデルが、実際にテストされたものに加えてパ
ラメーターの組み合せに対するレスポンスの評価を与え
る。
【0027】前述した試みには二つの部分が在る。第1
は、高赤色アキュータンスを確かめるため要求される条
件の一致であり、第2は、緑MTFと赤MTF間のぴっ
たりと合わされたアキュータンスのために要求される条
件を確認することである。これらの二つの部分間の重複
部分が、高赤色アキュータンスならびにぴったりと合わ
せられた赤色アキュータンスおよび緑色アキュータンス
の両方を与える条件を生じる。
【0028】高赤色アキュータンス この例の目的において、高赤色アキュータンスを、93
%より大きいMTF(12)および50サイクルより大
きいF50に対応すると定義する。MTF(12)の線
形回帰を5種の粒子サイズおよび5種の高感度青銀量に
ついて93%より大きいMTF(12)を達成するため
に要求されるシアン色素量をもたらすのに使用した。こ
れらを表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表2は、より高レベルの銀量とより大きな
粒子サイズが吸収体色素量において多少増大することを
要求するにもかかわらず、低周波数MTF目標(93%
より大きいMTF(12)によって定量される)が、表
中の粒子サイズおよび銀量の組み合せのほとんど全部に
おいて達成され得ることを示す。同様に、F50の線形
回帰を、50サイクル/mmより大きいF50を達成す
るのに要求されるシアン(即ち、赤吸収体)色素量をも
たらすのに使用した。この操作を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】「all」は、実験範囲内の全色素量が、
要求される性能(即ち、F50>50サイクル/mm)
を与えたことを示す。「n/a」は、実験範囲内の色素
量が、要求される性能を与えなかったことを示す。表3
は、光散乱に対する銀量の大きな効果を具体的に表して
いる。より低い銀量では、実験範囲内の全色素量が、5
0サイクル/mmのF50を達成可能である。より高い
銀量かつより大きい粒子サイズでは、実験範囲内の色素
量は、50サイクル/mmのF50を達成できない。
【0033】高赤色アキュータンスの要求を満足するた
めに、表2および表3の条件の両方が、同時に満足され
るべきである。従って、93%より大きいMTF(1
2)かつ50サイクル/mmより高いF50を同時に達
成することが要求される色素量を示すもう一つ別の表を
与えるために、それぞれの表からより限定的条件を、組
み合せることができる。これらの2つの表の組み合せ
は、表4に示される。
【0034】
【表4】
【0035】「n/a」は、実験範囲内の色素量が、要
求される性能(即ち、93%より大きいMTF(12)
および50サイクル/mmより大きいF50の両方)を
与えなかったことを示す。表4は、低銀量かつ小さい粒
子サイズが、93%より大きいMTF(12)かつ50
サイクル/mmより大きいF50に要求される性能を達
成するために、赤吸収体色素の相対的に低い量を要求す
ることを、示している。高銀量はより多い色素を要求
し、極端に高い銀量かつ大きい粒子サイズでは、実験範
囲内のどの量の吸収体色素も、高い赤層のスピード低下
を受けること無く要求されるアキュータンスを与えるこ
とができなかった。
【0036】ぴったりと合わせたアキュータンス この試みのその他の部分は、ぴったりと合わせたアキュ
ータンスを与える条件を確認することである。その目標
を達成するために、MTF(12)かつF50で、赤お
よび緑MTF曲線間の分解の線形回帰を描いた。これら
のモデルは、低周波数および高周波数範囲の両方におい
て、赤および緑MTF曲線間の接近した曲線一致を達成
するために要求される実験条件の試験を許した。この例
の目的上、もしMTF(12)での赤および緑MTF曲
線が5%より少ないところで分解されるならば、接近し
た曲線一致が低周波数で生じると推測される。同じ様
に、もしF50での赤および緑MTF曲線が6サイクル
/mmより少ないところで分解されるならば、接近した
曲線一致が高周波数で生じると推測される。 表5は、
MTF(12)で赤および緑曲線間の接近した一致(前
段落において明かとされる様に)を達成するために要求
される吸収体色素量を示す。
【0037】
【表5】
【0038】前に見られる様に、表5は、大きい乳剤サ
イズおよび高銀量の散乱効果を補償するため、より高い
色素量が要求されることを示している。表6は、前に明
かにされた様に、F50での赤および緑曲線間の接近し
た一致を達成するために要求される色素量を示す。
【0039】
【表6】
【0040】*モデル中において色素量の下限を示す。
「n/a」は、実験範囲内の色素量が、要求される性能
を与えなかったことを示す。表6は、F50でのぴった
りと一致したMTF曲線の目標が、色素量の範囲内で、
特により小さい乳剤において、達成することができるこ
とを示す。緑色アキュータンスを越えて赤色アキュータ
ンスが改善するので、より小さい粒子における容認でき
る赤吸収体量の上限が生じる。赤および緑曲線間の接近
した曲線一致を提供するために、それらの曲線は、低周
波数および高周波数領域の両方でぴったりと一致しなけ
ればならない。即ち、表5および表6の両方に挙げられ
た条件が、同時に満足されねばならない。従って、5%
より少ないところで分解されるMTF(12)曲線およ
び6サイクル/mmより少ないところで分解されるF5
0曲線を伴う赤および緑MTF曲線を同時に達成するた
めに要求される色素量を表示する、もう一つ別の表を与
えるため、各表からより限定した条件が、組み合わされ
得る。二つの表の組み合せを表7に示す。
【0041】
【表7】
【0042】*モデル中において色素量の下限を示す。
「n/a」は、実験範囲内の色素量が、要求される性能
を与えなかったことを示す。高赤色アキュータンスなら
びにぴったりと一致した緑および赤色アキュータンス
れらの試みの総合的目標は、高赤色アキュータンスかつ
ぴったりと一致したMTF曲線の両方を有するフィルム
を達成することであった。その目標達成のため、表4お
よび表7の両方に挙げられた条件が、同時に満足されね
ばならない。従って、高赤色アキュータンスかつぴった
りと一致したMTF曲線の両方を同時に達成するため、
要求される赤吸収体色素量を表示するもう一つ別の表を
与えるため各表からより限定された条件が、組み合わさ
れ得る。二つの表の組み合せを表8に示す。
【0043】
【表8】
【0044】「n/a」は、実験範囲内の色素量が、要
求される性能を与えなかったことを示す。表8に挙げら
れている単一の数字は、高赤色アキュータンスならびに
ぴったりと一致した赤および緑色アキュータンスの両方
を達成するために要求される全ての条件を満足する赤吸
収体色素量の範囲が非常に狭いことを意味する。例2 この例は、本発明の特別なカラー写真ネガ型デュプリケ
ーティング要素を表す。当該要素は、記述される様に作
成される。セルロースアセテートフィルム支持体を、以
下の層で、順に(与えられた付着量は、mg/m2 であ
る)塗布した。 層1:低感度赤 粒子サイズ0.042μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤(銀量として232)
【0045】 シアン画像色素生成カプラーC−1(334) マスキングカプラーMC−1(62) 赤吸収体色素(例1と同じ色素)(167) ゼラチンベヒクル(3174) 層2:中感度赤 粒子サイズ0.072μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤(銀量として139)
【0046】 シアン画像色素生成カプラーC−1(152) マスキングカプラーMC−1(50) ゼラチンベヒクル(646) 層3:高感度赤 粒子サイズ0.091μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤50重量%と、エッジ長さ
0.136μmを有し、かつ硫黄および金増感剤で化学
増感された赤色増感された立方晶粒子臭沃化銀(3.5
%沃化物)乳剤50%(銀量として202) シアン画像色素生成カプラーC−1(93) マスキングカプラーMC−1(4.5) ゼラチンベヒクル(780) 層4:中間層 ゼラチンベヒクル(699) DOX−1(269) 層5:低感度緑 粒子サイズ0.056μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤(銀量として339) マゼンタ画像色素生成カプラーM−1(291) マスキングカプラーMC−2(80) 緑吸収体色素(例1と同じ)(100) ゼラチンベヒクル(2582) 層6:中感度緑 粒子サイズ0.080μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤(銀量として170) マゼンタ画像色素生成カプラーM−1(117) マスキングカプラーMC−2(57) ゼラチンベヒクル(807) 層7:高感度緑 粒子サイズ0.115μmを有し、かつ硫黄および金増
感剤で化学増感された緑色増感された立方晶粒子臭沃化
銀(3.5%沃化物)乳剤(銀量として258) マゼンタ画像色素生成カプラーM−1(27) マゼンタ画像色素生成カプラーM−2(54) マスキングカプラーMC−2(14) ゼラチンベヒクル(753) 層8:中間層 ゼラチンベヒクル(699) DOX−1(209) ブルーフィルター色素(81) 層9:低感度青 硫黄および金増感剤で化学増感されかつ青分光増感剤を
含んでなる0.115μm粒子サイズの青色増感された
立方晶粒子臭沃化銀(3.5%沃化物)乳剤30重量
%、0.091μm粒子サイズの青色増感された立方晶
粒子臭沃化銀乳剤70重量%(銀として227) イエロー画像色素生成カプラーY−1(803) マゼンタカラーマスキングカプラーMC−3(22) シアンカプラーC−1(16) ゼラチンベヒクル(2313) 層10:中感度青 硫黄および金増感剤で化学増感されかつ赤分光増感剤を
含んでなる0.145μm粒子サイズの青色増感された
立方晶粒子臭沃化銀(3.5%沃化物)乳剤(銀として
162) イエロー画像色素生成カプラーY−1(222) マゼンタカラーマスキングカプラーM−3(11) シアンカプラーC−1(8) ゼラチンベヒクル(699) 層11:高感度青 粒子サイズ0.197μmを有し、硫黄および金増感剤
で化学増感されかつ赤分光増感剤を含んでなる青色増感
された立方晶粒子臭沃化銀(3.5%沃化物)乳剤(銀
量として226) イエロー画像色素生成カプラーY−1(184) マゼンタカラーマスキングカプラーMC−3(12) ゼラチンベヒクル(753) 層12:ブルー中間層 ゼラチンベヒクル(915) リップマン銀(108) 層13:上塗り層 ゼラチンおよびマット(753) Y−1、MC−1、C−1、DOX−1、M−1、MC
−2、M−2、およびMC−3は、次に同定される。
【0047】
【化5】
【0048】
【化6】
【0049】
【化7】
【0050】本発明の記述されたデュプリケーティング
フィルムは、以下に示すようにカラー画像を生成するの
に使用された。EI 100 35mm EXRカラー
ネガフィルムである、オリジナルカメラネガ映画フィル
ム(ON−1)(オリジナルカラーネガ映画フィル
ム)、No.5248、(Eastman Kodak
Co.,U.S.A.から市販されているものの商
標)を、可視スペクトルのカラーを含む通常のMacb
ethColor Rendition Chartに
画像方向に露光した。Macbeth Color R
endition Chartは、Kollmorge
n Corporation,2441 N.Calb
ert St.,Baltimore,MD.,U.
S.A.の支部であるMacbethから普通に入手可
能であって、かつKollmorgen Corpor
ation,U.S.A.の商標である。この露光はO
N−1フィルム中に現像可能な潜像を与えた。露光され
たON−1フィルムを、商用Eastman Colo
r Negative−2現像プロセス(Eastma
n Kodak Co.,U.S.A.から市販されて
いるECN−2プロセス)でその後処理した。このEC
N−2プロセスおよびこの処理のための組成物は、例え
ば、「Manual forProcessing E
astman Color Film−H−24」(E
astman Kodak Company,Roch
ester,N.Y.,U.S.A.から入手可能)に
記述されている。 次に、本発明の記述されたインター
メディエートフィルム(IF−1)を、記述された処理
オリジナルカラーネガフィルム(ON−1)を使用して
光に対して像様露光した。潜像が、オリジナルカラーネ
ガフィルムの画像に基づきインターメディエートフィル
ムに形成された。次に、像様露光されたインターメディ
エートフィルムを、オリジナルカラーネガフィルムにつ
いて記述したのと同じプロセス(ECN−2)を使って
同様に処理した。 得られた処理インターメディエート
フィルム(IF−1)を、その後マスターポジフィルム
(MP−1)画像を形成するために使用した。このマス
ターポジフルムをその後、デュープネガを与えるため上
述された様に、本発明のインターメディエートフィルム
(IF−2)の第2試料に再びプリントした。露光工程
および処理工程は、オリジナルカラーネガフィルム(O
N−1)の露光および処理について記述したのとそれぞ
れ本質的に同じ工程であった。
【0051】最後に、デュープネガ(IF−2)(本発
明のインターメディエートフィルム)を、Eastma
n Color Print Film(ECP−1)
(Eastman Kodak Co.,U.S.A.
から市販されている)にプリントした。Eastman
Color Print Film(ECP−1)の
露光および処理は、Eastman Kodak C
o.,U.S.A.から市販されているECP−2Bプ
ロセス(ECP−2Bプロセスは、上記Eastman
Kodak Co.,から入手可能な、U.S.A.
「Manualfor Processing Eas
tman Color Film−H−24に記述され
ている)において商用的に使用されるものと同じであっ
た。得られたデュプリケーティングは、緑MTFの93
%より大きくかつ5%内のMTF(12)の赤感性層を
有し、また、緑記録F50の、50サイクル/mmを越
えかつ6サイクル/mm以内のF50を有していた。
【0052】
【発明の効果】複製工程の結果、ほんの僅かしか鮮鋭度
を低下しないカラー写真ハロゲン化銀デュプリケーティ
ング要素が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド ヘンリー ハンガー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14468, ヒルトン,マニトー ロード 1097

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体から順に、露光および処理により
    オリジナル画像の範囲で吸収するシアン画像色素の生成
    を可能にする少なくとも一つのシアン画像色素生成カプ
    ラーを含んで成る少なくとも一つの赤感性写真ハロゲン
    化銀乳剤層パッケージ、露光および処理によりオリジナ
    ル画像の範囲で吸収するマゼンタ画像色素の生成を可能
    にする少なくとも一つのマゼンタ画像色素生成カプラー
    を含んで成る少なくとも一つの緑感性写真ハロゲン化銀
    乳剤層パッケージ、および露光および処理によりオリジ
    ナル画像の範囲で吸収するイエロー画像色素の生成を可
    能にする少なくとも一つのイエロー画像色素生成カプラ
    ーを含んで成る少なくとも一つの青感性写真ハロゲン化
    銀乳剤層パッケージを、担持する支持体を含んで成るカ
    ラー写真ハロゲン化銀デュプリケーティング要素であっ
    て、 高感度青感性層のハロゲン化銀粒子が、0.3μmより
    大きくない等価球直径を有するが、層の残部中のハロゲ
    ン化銀粒子が、0.23μmより大きくない等価球直径
    を有しており、 高感度青感性層の銀量が、323mg/m2 (30mg
    /ft2 )より大きくなく、そして赤記録層MTF(1
    2)が緑記録層MTF(12)の少なくとも95%であ
    り、かつ赤記録層F50が緑記録層F50より少ない僅
    か6サイクル/mmしかない、十分な赤吸収体が存在し
    ている、カラー写真ハロゲン化銀デュプリケーティング
    要素。
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