JPH0667271U - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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JPH0667271U
JPH0667271U JP1507793U JP1507793U JPH0667271U JP H0667271 U JPH0667271 U JP H0667271U JP 1507793 U JP1507793 U JP 1507793U JP 1507793 U JP1507793 U JP 1507793U JP H0667271 U JPH0667271 U JP H0667271U
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JP
Japan
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cross member
chassis
torque box
frame
body structure
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Application number
JP1507793U
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Inventor
隆二 松村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャーシの上にボディがマウントされている
自動車において、フロアパネルにサービスホールが設け
られていてもボディ強度の不足をきたさないようにす
る。 【構成】 両側部のサイドシル4のピラー立ち上がり部
分にわたってクロスメンバ6を配置し、このクロスメン
バ6とシャーシフレーム1との間に、これらのクロスメ
ンバ6とシャーシフレーム1とに接合されると共に、サ
イドシル4に接合されたトルクボックス14を取り付
け、該トルクボックス内に閉断面を形成する中空部19
を設けるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボディがシャーシの上にマウントされている自動車の下部車体構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体構造は車種によって各種タイプのものが考えられており、たとえ ば実開昭56−36583号公報に記載のもののように、運転席および助手席が 設けられる車室の下方にエンジンが配置された所謂キャブオーバ型と称されるタ イプの自動車の車体構造も知られている。その場合、このようなキャブオーバ型 自動車は車体が通常非モノコック構造とされており、エンジンやサスペンション 、ステアリングなどの装置が取り付けられるシャーシと、ボディとに分割して構 成され、上記シャーシの上にボディをマウントして組み立てるフレーム方式が採 用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のキャブオーバ型自動車では、車室のフロアパネルの下方にエ ンジンが搭載されるので、該フロアパネルにエンジン点検用の比較的大きな開口 部(サービスホール)が設けられることになるが、この開口部のためにボディの 強度が不足するきらいがある。
【0004】 これに対しては、強度不足を補うための各種の強度メンバを取り付けることが 考えられるが、それでは車体構造の複雑化および車体重量の増加を招くことにな る。
【0005】 そこで本考案は、車体構造の複雑化や車体重量の増加を招くことなく車体強度 を増大させることができる自動車の下部車体構造の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の請求項1に記載の考案(以下、第1考案と称す)は、シャーシ と、このシャーシの上にマウントされたボディとから構成され、該ホディに、両 側部の下方に配設されて前後方向に延びるサイドシルと、フロアパネルの下面に おいて両側のサイドシルのピラー立ち上がり部分間にわたって配設されたクロス メンバとが設けられている自動車の下部車体構造であって、上記クロスメンバと 、前後方向に配設されているシャーシフレームとの間に、これらのクロスメンバ とシャーシフレームとに接合されると共に、上記ピラー立ち上がり部分を含むサ イドシルに接合されてトルクボックスが取り付けられ、かつこれらの接合状態で トルクボックスの内部に閉断面を形成する中空部が設けられていることを特徴と する。
【0007】 さらに、請求項2に記載の考案(以下、第2考案と称す)は、フロアパネルに サービスホールが開口され、該サービスホールの近傍にクロスメンバが配置され ると共に、このクロスメンバにサービスホールを跨ぐフレームが連設されて、該 フレームにシートベルトアンカが取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の第1考案によれば、ボディ側のクロスメンバおよびサイドシルと、シャ ーシ側のシャーシフレームとがトルクボックスによって剛体結合されているので 、ボディの強度がシャーシによって増大されることになる。
【0009】 ところで、キャブオーバタイプの自動車のようにフロアパネルにエンジン点検 用等のサービスホールが設けられている車体構造では、フロアパネルの強度不足 のため該フロアパネルにそのままシートベルトアンカを取り付けると、該シート ベルトアンカの取り付け強度不足を生じると共に、シートベルトアンカに働く荷 重を車体によって受け止めることが困難になる虞れがある。
【0010】 これに対しては、第2考案がトルクボックスによってシャーシフレームに剛体 結合されたクロスメンバをサービスホールの近傍に配置し、かつ該クロスメンバ にサービスホールを跨ぐフレームを連設し、このフレームにシートベルトアンカ を取り付けているので、シートベルトアンカの取り付け強度を維持できると共に 、シートベルトアンカに働く荷重をクロスメンバやサイドシル、シャーシフレー ムに分散させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0012】 図1は前後方向に配設されたシャーシフレーム1からなるシャーシの上にボデ ィ2がマウントされることによって組み立てられている非モノコック構造の自動 車を示し、両側部に設けられた一対の上記シャーシフレーム1(図2において、 片側のシャーシフレームのみを示す)に車輪3や、図示しないエンジン、サスペ ンションおよびステアリング等の装置が取り付けられる。一方、上記のボディ2 においては、ボディ両側部においてボディ前後方向に延びる一対のサイドシル4 (図2において片側のみを示す)と、それぞれのサイドシル4に設けたピラー5 の立ち上がり部分間にわたって配設されたクロスメンバ6とが設けられると共に 、クロスメンバ6の上にフロアパネル7が取り付けられる。
【0013】 その場合、上述のエンジンは運転席および助手席8(図1参照)の下方に配置 されるものとされ、そのために図1および図2に示すようにフロアパネル7に上 方に突出するデッキ部9が形成されて、該デッキ部9の下方にエンジンが収納さ れるようになされると共に、該デッキ部9にサービスホール10が設けられ、こ のサービスホール10を蓋部材(図示せず)を覆った状態で該デッキ部9に上記 の運転席および助手席8が取り付けられるようになされている。
【0014】 また、ボディ2をシャーシフレーム1にマウントした状態では、図2から明か なように、両側のサイドシル4の内側で、かつクロスメンバ6の下方にシャーシ フレーム1が位置されるように構成されると共に、両側部のサイドシル4のピラ ー立ち上がり部分を連結するクロスメンバ6が、クロスメンバ両端部間において 上述のデッキ部9の突出形状に合わせて起立され、該起立部11に、運転席と助 手席8との間において上述のサービスホール10を前後方向に跨ぐ形でフレーム 12が連結され、このフレーム12にシートベルトアンカ13,13が取り付け られている。
【0015】 一方、上記のクロスメンバ6の配設部分において、シャーシフレーム1とボデ ィ2とが図3に示すトルクボックス14を用いて剛体結合される。即ち、該トル クボックス14はクロスメンバ6とシャーシフレーム1との間に、シャーシフレ ーム1とサイドシル4とを車体幅方向にむすぶ状態に配置されて、クロスメンバ 6、シャーシフレーム1、およびサイドシル4のそれぞれに接合される。
【0016】 そのため、トルクボックス14は前後方向に平行する断面形状が略ハット状の 部材とされ、該トルクボックス14のサイドシル4に対向する端面に、該端面を ピラー5およびサイドシル4における各インナパネルに接合させるためのフラン ジ部14Aが形成され、かつ該フランジ部14Aの上端部側に、クロスメンバ6 の端面に形成されているフランジ部6Aを係合させるための段入部15が設けら れる。また、トルクボックス14の上部はクロスメンバ6の端部が上方から嵌る 形状に開口されていると共に、クロスメンバ6に形成されているフロアパネル7 との接合用のフランジ部6Bに上記の嵌合状態で下方から係合するフランジ部1 4Bがトルクボックス上端に形成されている。
【0017】 さらに、上記トルクボックス14のシャーシフレーム1側の端部においては、 該端部の下部隅部にシャーシフレーム1が嵌合可能な形状の凹部16が形成され ると共に、この凹部16に嵌ったシャーシフレーム1を掴持するためのフランジ 部14Cが凹部形状にそって設けられる。
【0018】 そして、トルクボックス14の上部にクロスメンバ6を嵌め、トルクボックス 14とクロスメンバ6との両フランジ部14B,6Bを接合して両者を一体化し た状態で、これらトルクボックス14およびクロスメンバ6の端部のフランジ部 14A,6Aがピラー5ならびにサイドシル4とにわたって溶接して接合される と共に、トルクボックス14の凹部16にシャーシフレーム1を嵌め、かつフラ ンジ部14Cをシャーシフレーム1に接合させる。その場合、図4ないし図6に 示すように、シャーシフレーム1においては、上記凹部16に嵌る部分において 、シャーシフレーム1の上端に形成されているフランジ部1A,1Aのうち、一 方のフランジ部1Aを該シャーシフレーム1をトルクボックス14が跨がる幅だ け切除し、トルクボックス14側のフランジ部14Cがシャーシフレーム1の外 面に密着して接合されるようにする。
【0019】 また、上記の接合状態では、クロスメンバ6とシャーシフレーム1との間にお いて、トルクボックス14のサイドシル4側とは反対側の端部に開口部17(図 3に示す)が形成されることになるので、該開口部17に対しては図3に示す蓋 体18を取り付ける。
【0020】 これによって、クロスメンバ6とピラー5およびサイドシル4とシャーシフレ ーム1とがトルクボックス14によって剛体結合されることになると共に、該接 合状態でトルクボックス14の内部に閉断面を形成する中空部19が設けられる ことになるから、ボディ2とシャーシフレーム1との連結剛性が増大し、たとえ フロアパネル7にサービスホール10を設けたとしても良好な車体強度を確保す ることができる。
【0021】 また、トルクボックス14によって補強されているクロスメンバ6に、サービ スホール10を跨ぐフレーム12を設け、かつ該フレーム12にシートベルトア ンカ13,13を取り付けているから、シートベルトアンカ13の取り付け強度 に不足をきたすことがないと共に、このシートベルトアンカ13に働く荷重をク ロスメンバ6を経てサイドシル4やシャーシフレーム1に分散させることが可能 になって、該荷重の吸収が良好に行える。
【0022】
【考案の効果】
以上の記載によって明かなように、本考案によれば、ボディ側のクロスメンバ およびサイドシルと、シャーシ側のシャーシフレームとがトルクボックスによっ て剛体結合されているので、ボディの強度がシャーシによって増大される。した がって、キャブオーバ型自動車のように、たとえばフロアパネル部分に比較的大 きな開口部が設けられる車体構造においても良好な車体強度を確保することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例にかかる自動車の側面図。
【図2】 図1におけるフロアパネルの要部斜視図。
【図3】 上記実施例に使用するトルクボックスの斜
視図。
【図4】 上記トルクボックス使用部分の斜視図。
【図5】 図4の後面図。
【図6】 図5におけるA−A線矢視切断図。
【符号の説明】
1 シャーシフレーム 2 ボディ 4 サイドシル 5 ピラー 6 クロスメンバ 7 フロアパネル 10 サービスホール 12 フレーム 13 シートベルトアンカ 14 トルクボックス 19 中空部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、このシャーシの上にマウン
    トされたボディとから構成され、該ホディに、両側部の
    下方に配設されて前後方向に延びるサイドシルと、フロ
    アパネルの下面において両側のサイドシルのピラー立ち
    上がり部分間にわたって配設されたクロスメンバとが設
    けられている自動車の下部車体構造であって、上記クロ
    スメンバと、前後方向に配設されているシャーシフレー
    ムとの間に、これらのクロスメンバとシャーシフレーム
    とに接合されると共に、上記ピラー立ち上がり部分を含
    むサイドシルに接合されてトルクボックスが取り付けら
    れ、かつこれらの接合状態でトルクボックスの内部に閉
    断面を形成する中空部が設けられていることを特徴とす
    る自動車の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 フロアパネルにサービスホールが開口さ
    れ、該サービスホールの近傍にクロスメンバが配置され
    ると共に、このクロスメンバにサービスホールを跨ぐフ
    レームが連設されて、該フレームにシートベルトアンカ
    が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の自動車の下部車体構造。
JP1507793U 1993-03-05 1993-03-05 自動車の下部車体構造 Pending JPH0667271U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006232073A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toyota Motor Corp 補強構造
JP2018079771A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006232073A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toyota Motor Corp 補強構造
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