JPH0655891A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0655891A
JPH0655891A JP4208197A JP20819792A JPH0655891A JP H0655891 A JPH0655891 A JP H0655891A JP 4208197 A JP4208197 A JP 4208197A JP 20819792 A JP20819792 A JP 20819792A JP H0655891 A JPH0655891 A JP H0655891A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
elastic layer
reversible recording
image
reversible
Prior art date
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Pending
Application number
JP4208197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Matsuhashi
邦彦 松橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4208197A priority Critical patent/JPH0655891A/ja
Publication of JPH0655891A publication Critical patent/JPH0655891A/ja
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可逆性記録媒体と平板状の台との間に弾性層
を設けることによって、筆記性が良好で、適度な太さ、
濃度の画像記録、消去をする画像記録装置を得る。 【構成】 基材12上に温度に依存して透明度が可逆的
に変化する感熱層11を有する可逆性記録媒体10と平
板状の台33の間に弾性層31が設けられている。熱ペ
ンで筆記する際、弾性層31がたわむことにより適度な
線の太さで描けるとともに可逆性記録媒体10への熱量
伝達も効率よく行えるため、早い筆記動作にも線がうす
くなったり消えたりすることがない、また、筆圧で接触
面積を調整できるため、適度に弾性層31の硬度、厚
さ、材質を選定して書き味等の筆記性を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可逆性記録媒体を使用し
た画像記録装置に関し、さらに詳しくはペンにより筆記
記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話等の横に設置されたメモ類
は、筆記後、保存することはなく、特に重要なことは改
めて別のメモ帳に記録されることが多い。そのため、メ
モシートは書き終ってから短時間に捨てられることが多
かった。そこで、熱ペンで可逆性記録媒体にメモするメ
モ装置および画像記録装置の提案がなされている。一例
として、図10に示した特開平3ー197179は可逆
性感熱記録媒体背面に面状発熱抵抗層を形成してある。
ここでは、熱ペン23もしくはサーマルヘッド100を
走査して記録層11に書き込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録を
行うにあたって、特に熱ペンで記録する場合は、ペン先
と可逆性記録媒体表面が点接触のため、熱ペンを走査し
て描く線の太さは非常に細くなってしまうこと、また、
早く走査すると伝熱量が減って濃度が薄くなってしまう
こと、さらに筆圧による線の太さの調整ができないとい
う課題があった。本発明はこの様な問題を解決するため
に鑑みられたもので、その目的とするところは、熱ペン
で記録する場合に、適度な描線の太さを得ること、早い
走査でも十分な濃度を得ること、筆圧による線の太さの
調整を可能にすることができる画像記録装置を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
ために本発明の画像記録装置は、可視情報を記録する可
逆性記録媒体と、前記可逆性記録媒体を載置する平板状
の台を有し、前記可逆性記録媒体と前記平板状の台との
間に弾性層を設けたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0006】まず、本実施例で使われる可逆性記録媒体
の記録原理ついて説明する。本実施例では、熱で記録し
て、熱で消去するサーモクロミック可逆材料を使用して
いる。
【0007】図1は可逆性記録媒体10の断面の模式図
である。感熱層11は一般的には樹脂母材と、この樹脂
母材中に分散された有機低分子物質とを主成分としてい
る。この感熱層が透明に見えるのは樹脂母材中に分散さ
れた有機低分子物質粒子が大きな結晶で構成され、一方
の側から入射した光は散乱されることなく、他方に通過
すると考えられる。また不透明部が白く見えるのは、こ
の部分の樹脂母材中に分散された有機低分子物質粒子が
微細結晶が集合した多結晶で構成され、この結晶軸が様
様な方向に向いているため、一方の側から入射した光
は、多結晶の界面で乱反射されると考えられる。この透
明ー白濁の変化を起こす温度T1は、60〜140℃く
らいの間で任意に設定可能である。
【0008】(実施例1)図2、3に第一の実施例の画
像記録装置斜視図、断面図、図4に熱ペンの断面図を示
す。22は表示部であり、無端状の可逆性記録媒体10
の表面が露出して筆記可能になっている。23は熱ペン
である。31は弾性層であり、本実施例では0.5ミリ
厚さのシリコンゴム板を使用している。32は平板状の
台であり、前記弾性層が接着固定されている。24は送
りボタンであり、押すと巻取りローラ33が回転し、可
逆性記録媒体10が矢印方向に巻取られる。25は戻し
ボタンであり、押すと巻取りローラ33が逆転し、可逆
性記録媒体10が戻される。34は、可逆性記録媒体の
収納部であり、記録された画像が保存されている。35
は送りローラであり、消去ヒータ36に可逆性記録媒体
10を送り込む。37はテンションローラであり、送り
ローラ35との間で可逆性記録媒体10に張力を与えて
いる。消去ヒータ36は可逆性記録媒体10の消去温度
に加熱保持されている。
【0009】図4は熱ペンの断面図である。41は鉄球
であり、いろいろな角度で握られても可逆性記録媒体1
0との接触面積が変化しないようになっている。42は
電熱棒であり、43のニクロム線ヒータによって与えら
れた熱を鉄球41に伝熱する。45はコードであり、ニ
クロム線ヒータ43を加熱するための電流を供給する。
【0010】以上のような構成の画像記録装置の使用方
法について述べる。
【0011】図2のように熱ペン23の先端の鉄球41
を可逆性記録媒体10の表面に押圧して、任意の画像を
描いて記録する。ここで、先端の鉄球41と可逆性記録
媒体10の関係を図5に模式的に示す。
【0012】図5(a)は弾性層31が可逆性記録媒体
10と台32の間にない場合、(b)は弾性層31があ
る場合である。筆圧を一定量にして両者の接触部分の幅
を比較してみると、A<Bとなる。これは、筆圧に対し
て鉄球41が可逆性記録媒体10とともに弾性層31に
めりこむためである。従って、弾性層31がないと、線
が細くなるととともに、鉄球41から可逆性記録媒体1
0へ伝わる熱量も少なくなり、熱ペン23で早く書くと
線が出なくなったりする不都合も生じるのに比し、弾性
層31があることによって、線が太く書けるとともに、
鉄球41から可逆性記録媒体10へ伝わる熱量も多くな
り、熱ペン23で早く書いても線が薄くなることや、消
去することはない。
【0013】このようにして筆記記録した後、さらに改
ページのために送りボタン24を押して巻取りローラ3
3、送りローラ34、テンションローラ37を図示して
いない駆動モーターで回転させる。可逆性記録媒体10
は巻取られて収納部34に収納保管される。また、戻し
ボタン25を押すと、今度は各ローラは逆転して収納部
に保管されていた記録画像の載った可逆性記録媒体10
を再び表示部へ巻戻して見ることができる。送りボタン
24を押すと次々と可逆性記録媒体10が収納部34に
送り込まれると同時に送りローラ35から消去ヒータ3
6に送り込まれ消去されて再び表示部22に送りこま
れ、再使用が可能となる。
【0014】以上のように弾性層31があると、適度な
線の太さで描けるとともに可逆性記録媒体10への熱量
伝達も効率よく行えるため、早い筆記動作にも線がうす
くなったり消えたりすることがない、また、筆圧で接触
面積を調整できるため適度に弾性層31の硬度、厚さ、
材質を選定して書き味等の筆記性を向上させることがで
きるという効果が得られる。また、本実施例では無端状
の可逆性記録媒体を使用したが、単票状の可逆性記録媒
体も使用できるし、もちろん自走式のハンディプリンタ
によるサーマルヘッドで書き込む際も、良好な印字品質
が得られる。
【0015】(実施例2)第一の実施例との構成上の違
いは、図6のように可逆性記録媒体10の背面に弾性層
31が形成されていることである。弾性層31は200
μm程度の樹脂系発泡フィラーで形成されている。そし
て、弾性層31の背面に滑り層61が形成されている。
これは、台32との摩擦力を減らし、スムースな可逆性
記録媒体10の搬送を行うためのものである。
【0016】また、図7の画像記録装置断面図におい
て、弾性層31は可逆性記録媒体内にあるため、台32
とは接触するだけの構造なっている。
【0017】次に、以上のような構成の画像記録装置の
使用方法について述べる。基本的に第一の実施例と同様
な使用方法である。ここで、第一の実施例との動作上の
違いは、弾性層31が可逆性記録媒体10内に形成さ
れ、しかも、滑り層61がついているため、可逆性記録
媒体10が表示部22にある時も十分テンションを張っ
ておいても台32との摩擦力が小さいため搬送動作がス
ムースに行える。さらに、可逆性記録媒体が厚くなり、
繰り返し疲労強度が増して、耐久性が向上するというメ
リットがある。また、筆記性に関しては、線の太さ、濃
度等は第一の実施例同様の効果がある。さらに、熱ペン
23での書き込み時における可逆性記録媒体10の弾性
層31からの浮きをなくすことで書き心地を良くできる
というメリットを有している。
【0018】(実施例3)第一の実施例との違いは、弾
性層31が導電性ゴムでできており、発熱抵抗体の働き
をすることである。つまり、前記弾性層31に電流を流
すとジュール熱で発熱するので消去ヒータ36の省略で
きるというメリットがある。さらに、本実施例の弾性層
31が可逆性記録媒体10に一体で形成されている構成
として図8、9を説明する。可逆性記録媒体10の感熱
層11の下に形成された弾性層31の材質が導電性ゴム
であり、その下に電極層81が短冊状に無数に形成され
ている。33は平板状の台であり、可逆性記録媒体10
の剛性を保ち、電極層81を覆っている。
【0019】次に、以上のような構成の画像記録装置の
使用方法について述べる。図9は第三の実施例における
画像記録装置の斜視図である。第一、第二の実施例との
違いは、可逆性記録媒体10内の弾性層31が発熱抵抗
体であるため消去ヒータがないことである。そのため可
逆性記録媒体10を固定しておけるので、搬送ローラ類
はいらない。そして、消去ボタン91を押すと電流が流
れて発熱抵抗体である弾性層31が発熱し、可逆性記録
媒体上の記録画像が消去できる。この際、電力を低減す
る、あるいは、安全性のために短冊状の電極層に一本ず
つ順に電流を流し、次々と電極を変えながら通電してい
くようにすれば良い。以上のように、弾性層31が発熱
抵抗体であることにより、消去ヒータ36のない小型で
安価な書き込み消去のできる画像記録装置が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上で述べてきたように、可逆性記録媒
体と平板状の台との間に弾性層を設けることにより、熱
ペンで適度な線の太さで描けるとともに可逆性記録媒体
10への熱量伝達も効率よく行えるため、早い筆記動作
にも線がうすくなったり消えたりすることがない、ま
た、筆圧で接触面積を調整できるため適度に弾性層31
の硬度、厚さ、材質を選定して書き味等の筆記性を向上
させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性記録媒体の構造を示す断面図。
【図2】本発明の実施例1の画像記録装置の斜視図。
【図3】本発明の実施例1の画像記録装置の断面図。
【図4】本発明の実施例の熱ペンの断面図。
【図5】本発明の実施例の熱ペンと可逆性記録媒体の模
式図。
【図6】本発明の実施例2の可逆性記録媒体の断面図。
【図7】本発明の実施例2の画像記録装置の断面図。
【図8】本発明の実施例3の可逆性記録媒体の断面図。
【図9】本発明の実施例3の画像記録装置の斜視図。
【図10】従来例の画像記録装置の斜視図。
【符号の説明】
11 感熱層 12 基材 31 弾性層 32 台 41 鉄球

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視情報を記録する可逆性記録媒体と、
    前記可逆性記録媒体を載置する平板状の台を有し、前記
    可逆性記録媒体と前記平板状の台との間に弾性層を設け
    たことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性層を前記可逆性記録媒体の基材
    の背面に形成することを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性層を前記平板状の台上に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性層が発熱抵抗体であることを特
    徴とする請求項1記載の画像記録装置。
JP4208197A 1992-08-04 1992-08-04 画像記録装置 Pending JPH0655891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4208197A JPH0655891A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4208197A JPH0655891A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655891A true JPH0655891A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16552272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4208197A Pending JPH0655891A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0655891A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195720B2 (en) 2002-02-20 2007-03-27 Kaneka Corporation Curable composition for heat conductive material

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040825

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405