JPH0517250Y2 - - Google Patents

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JPH0517250Y2
JPH0517250Y2 JP3846187U JP3846187U JPH0517250Y2 JP H0517250 Y2 JPH0517250 Y2 JP H0517250Y2 JP 3846187 U JP3846187 U JP 3846187U JP 3846187 U JP3846187 U JP 3846187U JP H0517250 Y2 JPH0517250 Y2 JP H0517250Y2
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reversible thermosensitive
thermosensitive recording
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、可逆性感熱記録媒体を有する表示装
置に関するものである。
従来技術 可逆性感熱記録媒体は、これに与えるエネルギ
ーを制御することによつて画像の形成と消去を繰
り返すことの可能な記録媒体である。かかる媒体
を有する表示装置を、例えばフアクシミリなどの
受信記録装置に組込むと、送信されてくる画像情
報を記録紙に記録する前に、その内容を可逆性感
熱記録媒体に形成して、これを目視できるので、
必要な情報だけを記録紙に記録することができ、
記録紙の無駄な消費を抑えることが可能となる。
すなわち、送信されてくる画像情報のなかに
は、例えばダイレクトメールなどの、さほど必要
としないものも含まれており、かかる不要な情報
までもその都度記録紙に記録し、これをハードコ
ピーとして出力すれば、記録紙が無駄に消費され
ることになる。ところが、上述の表示装置を用い
れば、オペレータが、送信された画像情報の内容
を先ず目視し、その内容が必要なものであると判
断したときだけ、これを記録紙に記録することが
できるので、記録紙の無駄な消費を阻止できるの
である。
ところで、この種の表示装置に用いられる可逆
性感熱記録媒体は繰り返し使用されるものである
から、かかる記録媒体に、送信されてきた画像情
報を書込むときは、これに先立つて、前に形成さ
れた画像を消去し、記録媒体を初期化する必要が
ある。すなわち、画像イレース用加熱手段によつ
て可逆性感熱記録媒体を加熱し、当該記録媒体を
初期化してから、ここに新たな画像を形成するの
である。
例えば、受信部が画像情報データを受信したと
き、オペレータがその内容を目視したい場合に
は、画像イレース用加熱手段をオンしてこれを加
熱し、その熱を可逆性感熱記録媒体に与え、前に
書込まれた画像を消去するのであるが、画像イレ
ース用加熱手段がそのオン時点から所定の温度に
立上がるまでにかなりの時間を必要とし、オペレ
ータはその間待つていなければならない。
そこで、画像イレース用加熱手段を常時オン状
態とし、これを常時所定の温度に保つておき、可
逆性感熱記録媒体に画像を形成すべきとき、即座
にこれを初期化して画像を書込めるようにすれ
ば、オペレータの待ち時間を短縮でき、表示装置
の操作性を高めることができる。
ところが、表示装置はオペレータが必要である
と考えたときにだけ使用されるものであるため、
画像イレース用加熱手段を常時オン状態にしてお
くと、消費電力を無駄に消費することになる。
目 的 本考案の目的は、オペレータの待ち時間を短縮
できると共に、エネルギーの損失を効果的に抑え
ることのできる表示装置を提供することにある。
構 成 本考案は、上記目的を達成するため、与えるエ
ネルギーを制御することにより画像の形成と消去
を繰り返すことが可能な可逆性感熱記録媒体と、
画像情報データを受信する受信部と、該データを
記憶する記憶手段と、該データが記憶手段に記憶
されると温度が立ち上げられる画像イレース用加
熱手段とを具備して成る表示装置を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて詳細に説
明する。
ここで、本実施例では、可逆性感熱記録媒体と
してサーモクロミツクフイルムを用いているの
で、先ず、かかるサーモクロミツクフイルムの特
性について述べることにする。
サーモクロミツクフイルムは、第3図に示すよ
うに、T0(℃)以上に加熱した場合には、その透
過率が加熱温度に応じて変化するようになつてい
る。実線は加熱時の特性曲線であり、破線は加熱
後にT0以下に冷却した時のそれである。ここで、
例えば、T0よりも高い、ある第1特定温度T1
範囲に加熱したものをT0以下に冷却すると、透
明状態のままで、T1よりも高い第2特定温度T2
以上に加熱したものをT0以下に冷却すると不透
明の白濁状態となる。さらに、T0以上T1未満に
加熱し、あるいはT1を越えT2未満に加熱したも
のをT0以下に冷却すると、中間的な透明度を呈
する。なお、サーモクロミツクフイルムとしては
現在代表値としてT1が60℃乃至70℃程度となり、
T2が73℃程度となるようなものが得られている。
第4図はサーモクロミツクフイルムの拡大断面
図である。このサーモクロミツクフイルムは、ポ
リエステル等のフイルムベース1a上にサーモク
ロミツク層1bを形成し、この上にポリエステル
などのオーバーコート層1cを形成したものとな
つている。サーモクロミツク層1bは画像上のコ
ントラストを良くするために15μm程度の厚さに
作られている。サーモクロミツク層1bは、ポリ
エステル、塩化ビニリデン等のバインダーと、ス
テアリン酸、ベヘン酸等の有機低分子物質から成
り、この低分子物質の種類が異なるとT0,T1
T2がそれぞれ異なる。
第1図は、本案一実施例の表示装置を組込んだ
フアクシミリの外観図を示すものであり、第2図
はその一部の断面図である。
表示装置は、第2図に示すように、前述のサー
モクロミツクフイルムより成る可逆性感熱記録媒
体3を有し、この記録媒体3は、第1図に示した
フアクシミリ本体1の表示枠体2内に設けられて
いる。
可逆性感熱記録媒体3は無端ベルト状となつて
いて、ローラ4,5,6と、イレース用熱ローラ
7とにそれぞれ掛け渡され、矢印方向に駆動され
るようになつている。ローラ5に巻かれた可逆性
感熱記録媒体3の部分には、熱記録部材の一例で
あるサーマルヘツド8が接触したり、離れたりす
るようになつている。すなわち、サーマルヘツド
8は、後述する画像記録時には加圧ばね9の伸張
弾力により上記部分に接し、非記録時にはソレノ
イド11の励磁に伴い、支点軸12の周りに反時
計方向に回動して、その部分から離れる。
表示枠体2には透明ガラスより成る表示パネル
13が設けられ、このパネル13を通して、可逆
性感熱記録媒体上に作像された画像を見ることが
できる。
イレース用熱ローラ7は、例えば、シリコーン
ゴムの内部にハロゲンランプ等の熱源を配したも
のとなつていて、このローラ7の部位で、前述し
た特定温度に基づいてサーモクロミツクフイルム
より成る可逆性感熱記録媒体3が加熱されること
により、これが全面的に透明又は白濁化される。
このようにイレース用熱ローラ7とその内部の熱
源は、可逆性感熱記録媒体3を初期化する用をな
し、画像イレース用加熱手段を構成するものであ
る。
初期化された可逆性感熱記録媒体3に対して、
サーマルヘツド8による熱印加で、透明又は白濁
の画像が形成される。そして、画像が透明の場合
には地肌は白濁となり、画像が白濁の場合には地
肌は透明となる。例えば、透明な画像を形成する
場合には、熱ローラ7によつて可逆性感熱記録媒
体3をT2以上の温度に加熱した後、これをT0
下に冷却して全面的に白濁化し、次いでサーマル
ヘツド8で可逆性感熱記録媒体3を選択的にT1
温度に加熱し、これをT0以下に冷却する。白濁
の画像を形成する場合には、可逆性感熱記録媒体
3を加熱ローラ7でT1の温度範囲に加熱して全
面を透明状態にし、次いでサーマルヘツド8によ
つて選択的にT2温度以上に加熱して、これをT0
以下に冷却する。その他、第3図の特性を利用し
て、各種態様で画像を形成できる。またこのよう
な加熱制御は、例えば、サーマルヘツドへの電圧
印加時間を変えるなどして行われる。このよう
に、可逆性感熱記録媒体3は、これに与えるエネ
ルギーを制御することにより画像の形成と消去を
繰り返すことができるように構成されている。
上述の如く、フアクシミリに組込まれた表示装
置は、可逆性感熱記録媒体3とイレース用加熱ロ
ーラ7を有しているが、そのほか、以下に説明す
るように、画像情報データを受信する受信部と、
そのデータを記憶する記憶手段とを有している。
ここで、当該フアクシミリに画像情報データが
送信されてくると、そのデータが上述の受信部に
受信され、まず、当該データがメモリより成る記
憶手段に記憶保持される。これは、表示パネル1
3に表示される少なくとも1ページ分の画像情報
量につき行われる。なお、上記メモリ以外に、フ
ロツピイデイスクやハード磁気デイスク等の記憶
手段を用いるようにしてもよい。
上記データがメモリに記憶されると同時に、イ
レース用熱ローラ7の温度が立ち上がるようにな
つている。この立ち上がりを待つて図示されない
モータによりローラ4,5,6のいずれか1つが
駆動されて、可逆性感熱記録媒体3が矢印方向に
回転駆動される。
イレース用熱ローラ7は、可逆性感熱記録媒体
3を白濁又は透明化するとき、前に画像が形成さ
れていれば、これを消去して初期化する。このよ
うな状況のもとに、イレース用熱ローラ7の部位
を通過した可逆性感熱記録媒体3の部分が、サー
マルヘツド8にさしかかると同時に、メモリに記
憶された画像情報データに対応した信号がサーマ
ルヘツド8へ印加され、これにより、発信先から
送られて来た画像情報が可逆性感熱記録媒体3に
書込まれる。すなわち、可逆性感熱記録媒体3に
は白濁又は透明となつている画像が形成されるの
である。
次いで、例えば、1ページ分の画像情報が、可
逆性感熱記録媒体3の送りによつて表示パネル1
3に表示され、可逆性感熱記録媒体3が停止され
る。この表示を見てオペレータは、この画像情報
が必要であるか否かを判断する。すなわち、ハー
ドコピーを行うか否かを判断するのである。ま
た、このことから判るように可逆性感熱記録媒体
3は、少なくとも1ページ分の表示面積を有して
いる必要がある。
表示パネル13と対向する可逆性感熱記録媒体
3の背部には、背景板14が設けられている。
今、画像部を白濁、地肌を透明とそれぞれするも
のとして、背景板14を、白とのコントラストの
高い色、例えば、黒に着色しておくと、白黒の、
コントラストのある画像を見ることができる。
表示パネル13の部位において、1ページ分の
表示がなされ、オペレータが、当該表示情報が必
要であるか否かを判断し、必要であるとすれば、
所定のハードコピーの操作がなされる。これに対
し、必要でない場合は、メモリの内容はクリアさ
れる。
上述のように、本実施例の構成では、受信部が
画像情報データを受信し、オペレータがその内容
を目視したいときに、イレース用熱ローラ7の熱
源をオン操作し、該ローラ7の温度を立ち上げて
可逆性感熱記録媒体3を初期化するのではなく、
受信した画像情報データが記憶されると、熱ロー
ラ7の温度が立ち上げられるので、オペレータの
待ち時間を効果的に短縮できる。しかもイレース
用熱ローラ7の熱源を常時オン状態にしているの
でなく、必要なときだけ、これをオンするので、
電力の無駄な消費を抑えることができる。
オペレータによつて画像情報が必要なものであ
ると判断され、ハードコピーが選択された場合に
は、第2図のソレノイド11が励磁され、サーマ
ルヘツド8がローラ5の部位から離れる。この状
態で、ローラ5とサーマルヘツド8との間には、
すきまを生じる。一方、給紙部15からは、記録
紙の一例である感熱紙16が送りローラ17によ
つて上記すきまに送り込まれる。そして、その先
端が、そのすきま部分を若干過ぎ去ると、ソレノ
イド11の励磁が解除され、これに伴い加圧ばね
9が働いて、サーマルヘツド8が感熱紙16や可
逆性感熱記録媒体3を介してローラ5に圧接す
る。この状態で、サーマルヘツド8により所定の
画像情報が感熱紙16に書込まれる。この場合、
感熱紙への画像記録に適した温度が、可逆性感熱
記録媒体3への画像記録に適した温度と異なるた
め、前者の温度に適合するようにサーマルヘツド
への電圧印加時間が変更調整される。
1ページ分の記録が終了すると、カツタ18に
よつて感熱紙16が切断され、次のページの画像
情報の記録が行われ、以降、これが繰り返され
る。最終ページの記録が終了すると、ソレノイド
11が再び励磁され、サーマルヘツド8がローラ
5から離れると共に、送りローラ17が逆転し、
感熱紙が給紙部15の側へ戻される。この状態
で、ローラ5とサーマルヘツド8との間には感熱
紙が存在しなくなり、この態勢で、ソレノイド1
1の励磁が解除されて、サーマルヘツド8がロー
ラ5の部位に圧接し、次の画像情報データの入力
に備えられる。
考案の効果 以上、本考案によれば、受信した画像情報デー
タが記憶されると、画像イレース用加熱手段の温
度が立ち上げられるので、オペレータの待ち時間
を短縮できると共に、エネルギーの損失を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の概観斜視図、第2図
は同上実施例の画像表示部及び記録部の断面構成
図、第3図はサーモクロミツクフイルムの特性
図、第4図はサーモクロミツクフイルムの拡大断
面図である。 3……可逆性感熱記録媒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 与えるエネルギーを制御することにより画像の
    形成と消去を繰り返すことが可能な可逆性感熱記
    録媒体と、画像情報データを受信する受信部と、
    該データを記憶する記憶手段と、該データが記憶
    手段に記憶されると温度が立ち上げられる画像イ
    レース用加熱手段とを具備して成る表示装置。
JP3846187U 1987-03-18 1987-03-18 Expired - Lifetime JPH0517250Y2 (ja)

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JP3846187U JPH0517250Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JP3846187U JPH0517250Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JPS63145639U JPS63145639U (ja) 1988-09-26
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JP3846187U Expired - Lifetime JPH0517250Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2976408B2 (ja) * 1990-12-26 1999-11-10 株式会社リコー 可逆的感熱記録媒体を用いた記録装置

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JPS63145639U (ja) 1988-09-26

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