JPH06328747A - 感熱記録体の書込装置 - Google Patents

感熱記録体の書込装置

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Publication number
JPH06328747A
JPH06328747A JP11582893A JP11582893A JPH06328747A JP H06328747 A JPH06328747 A JP H06328747A JP 11582893 A JP11582893 A JP 11582893A JP 11582893 A JP11582893 A JP 11582893A JP H06328747 A JPH06328747 A JP H06328747A
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JP
Japan
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recording medium
thermal
writing
thermal recording
thermal head
Prior art date
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Pending
Application number
JP11582893A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobu
真 小夫
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報の書込みと消去が繰り返し可能な感熱記
録体を用い、表示とプリンタとの機能を合わせ持ち、感
熱記録体への情報の書込みと消去とを行う部材を一体化
して、装置を小型にすると共に、情報の書込みスピード
が向上し、記録体の再使用回数の耐久性を向上させる感
熱記録体の書込装置を提供する。 【構成】 感熱記録体に情報を書込む書込部材を有する
記録部を備えた感熱記録体の書込装置において、書込部
材が基板に設けられたサーマルヘッドからなり、基板を
支持する支持部材を設け、この支持部材にサーマルヘッ
ドを圧接する圧接手段を設け、サーマルヘッドの書込面
ではない背面側にあって、支持部材に加熱部材を設け、
基板又は支持部材は、サーマルヘッドより感熱記録体の
書込搬送方向上流側に位置して、感熱記録体と接触する
加熱幅を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感熱記録体の書込装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表示・プリンタ装置1は、図18に
示すようであって、プリント用紙2を格納するシート給
排格納部3と、書込部材4を有する記録部5と、プリン
トアウトされた用紙を保持する保持部9とを有してい
る。プリント用紙2はシート給排格納部3から排出ころ
6によって排紙され、ガイド板7とプラテンローラ8に
よって搬送され、記録部5から保持部9で保持されるま
での搬送方向は一定の方向である。書込部材の書込方式
は、インクリボンを使って普通紙に印字するサーマル転
写方式、サーマル紙への直接印字方式、インクジェット
方式、電子写真方式等のプリンタやファクシミリが普及
しディスプレイとしてはCRTや液晶があり、プリンタ
とディスプレイの機能が分離しているものである。又、
プリント用紙2の代りに温度と濃度の間にヒステリシス
特性を有するシート状の感熱記録体が用いられる場合も
ある。又情報が書込まれて表示される感熱記録体と、プ
リントアウトされて排出される記録用紙とを重ねて当接
して、両者へ同時に1個のサーマルヘッドで書込みを行
い、表示とプリンタの機能が一つにまとめられた装置が
用いられている。この装置において、表示される感熱記
録体は無端のベルト状であるため、繰り返し使用される
が、プリントアウトする記録用紙は繰り返し使用される
ことはない。この装置においても、感熱記録体や記録用
紙の搬送方向は一方向となっている。
【0003】従来の可逆性感熱材料を用いた感熱記録体
として、温度と可視的状態との間で可逆的な変化特性
(ヒステリシス特性)を有するものを利用して、白濁状
態と透明状態、発色状態と消色状態などの少なくとも2
つの状態を取り得る感熱記録体が知られている。このよ
うな記録体は、支持体の樹脂シートに所定の感熱材料
(サーモクロミック)を塗布したものを、シート状(B
5以上の文書用紙サイズのもの)やカード状(A5以下
の大きさのもの)、ベルト状(文書用紙複数毎分のも
の)等に加工されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の書
込装置において、感熱記録体を用いたものにあっては、
感熱材料の特性上、機外に取り出してしまうと書込まれ
た情報が消去したり、又シート状記録体を無端のベルト
状にしたものは、それを機外に取り外すことはできず、
長期間のファイル、コピーの原稿、OHPシート、掲示
物としての活用ができないという問題があった。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような書
込装置のもつ問題を解消し、情報の書込みと消去が繰り
返し可能で、かつ、書込まれた情報が室温で保持される
感熱記録体を用い、表示とプリンタとの機能を合わせ持
ち、感熱記録体を装置外に排出してファイルしたり、コ
ピーの原稿として複写ができ、感熱記録体を画鋲で止め
て掲示したり、OHPシートとして利用ができ、記録体
への情報の書込みと消去とを行う部材を一体化して、装
置を小型にすると共に、情報の書込みスピードが向上
し、記録体の再使用回数の耐久性を向上させる書込装置
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1の発明は、温度によ
り可逆的に可視化する感熱層を具えた感熱記録体に情報
を書込む書込部材を有する記録部を備えた感熱記録体の
書込装置において、書込部材が基板に設けられたサーマ
ルヘッドからなり、前記基板を支持する支持部材を設
け、この支持部材にサーマルヘッドを感熱記録体を圧接
する圧接手段を設け、サーマルヘッドの書込面ではない
背面側にあって、支持部材に加熱部材を設け、基板、又
は支持部材は、サーマルヘッドより感熱記録体の書込搬
送方向上流側に位置して、感熱記録体を加熱する加熱幅
を有することを特徴とするものである。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、加熱幅は、加熱部材と感
熱記録体との相対速度と、加熱必要時間との積で求めら
れる距離以上に設定されているものである。請求項3の
発明は、請求項1の発明において、支持部材は、感熱記
録体の書込搬送方向に交叉して、先行の書込まれた情報
を消去しない側方に延びてサーマルヘッドの基板より長
く設定され、感熱記録体を加熱するものである。請求項
4の発明は、請求項1の発明において、サーマルヘッド
による情報の書込みが行われない感熱記録体の領域で
も、表示全領域をサーマルヘッドが走査するものであ
る。請求項5の発明は、温度により可逆的に可視化する
感熱層を具えた感熱記録体に情報を書込む書込部材を有
する記録部を備えた感熱記録体の書込装置において、書
込部材が基板に設けられたサーマルヘッドからなり、前
記基板を支持する支持部材を設け、この支持部材にサー
マルヘッドを感熱記録体に圧接する圧接手段を設け、サ
ーマルヘッドの書込面ではない背面側にあって、支持部
材に加熱部材を設け、感熱記録体を介してサーマルヘッ
ドに当接するプラテン部材を設け、プラテン部材に感熱
記録体に当接する面に配置して発熱体を設け、前記加熱
部材と前記発熱体との発熱温度は、感熱記録体が可視的
変化を起こす温度以上であることを特徴とするものであ
る。請求項6の発明は、請求項5の発明において、プラ
テン部材は、感熱記録体の表示面全面に当接する面積を
有し、前記プラテン部材で感熱記録体を保持するもので
ある。請求項7の発明は、請求項5の発明において、発
熱体は、複数個に分割されていて、サーマルヘッドの移
動に対応して順次発熱体が発熱するものである。
【0007】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1の発
明は、前記のような書込装置において、書込部材が基板
に設けられたサーマルヘッドからなり、基板を支持する
支持部材を設け、支持部材は圧接手段によって感熱記録
体にサーマルヘッドを圧接して、サーマルヘッドが感熱
記録体に情報の書込又は消去を行い、基板又は支持部材
は、サーマルヘッドより感熱記録体の書込搬送方向上流
側に位置して、感熱記録体を加熱する加熱幅を有してい
て、支持部材に設けられた加熱部材が発熱して基板又は
支持部材を加熱して、感熱記録体に先に書込まれた情報
を漏れなく消去する。請求項2の発明は、請求項1の発
明において、加熱幅は、加熱部材と感熱記録体との相対
速度と、加熱必要時間との積で求まる距離以上に設定さ
れていて、感熱記録体表面を所定の温度に昇温させ、書
込まれている情報を消去する。請求項3の発明は、請求
項1の発明において、支持部材は、感熱記録体の書込搬
送方向に交叉して、先行の書込まれた情報を消去しない
側方に延びてサーマルヘッドの基板より長く設定され、
支持部材に設けられた加熱部材が発熱して、基板又は支
持部材を加熱して、感熱記録体に先に書込まれている情
報を漏れなく消去する。請求項4の発明は、請求項1の
発明において、サーマルヘッドによる情報の書込みが行
われない感熱記録体の領域でも、表示全領域をサーマル
ヘッドが走査して、前に書込まれた情報の消去むらがな
いように消去する。請求項5の発明は、前記のような書
込装置において、書込部材が基板に設けられたサーマル
ヘッドからなり、基板を支持する支持部材に設けられた
加熱部材と、プラテン部材に感熱記録体に当接する面に
配置して設けられた発熱体との発熱温度は、感熱記録体
が可視的変化を起こす温度以上にして、両者が感熱記録
体への加熱を行う。請求項6の発明は、請求項5の発明
において、プラテン部材は、感熱記録体の表示面全面に
当接する面積を有し、プラテン部材で感熱記録体全面を
均一に保持する。請求項7の発明は、請求項5の発明に
おいて、発熱体は、複数個に分割されていて、サーマル
ヘッドの移動に対応して順次発熱体が発熱して、順次発
熱した発熱体が感熱記録体を加熱する。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図1〜17に示す。この発
明の第1実施例を示す図1〜12において、書込部材4
は、図3に示すように、シリアルタイプのサーマルヘッ
ド10からなり、サーマルヘッド10は基板11に設けられ、
金属製の支持部材17に接着剤等で固定されていて、感熱
記録体12に当接して情報を書込むものである。シリアル
タイプのサーマルヘッド10の感熱記録体12に情報を書込
む部分は升目部分であって、それは、配線15とリード線
16とを介してCPU31を有する制御装置31に接続されて
いる。また、支持部材17のサーマルヘッド10と感熱記録
体12とが当接しない他端側には、通電により発熱が制御
される発熱体からなる加熱部材14を密着して設け、加熱
部材14で感熱記録体12を加熱する。この加熱部材14は基
板11と支持部材17との間に設けてもよい。
【0009】感熱記録体12にサーマルヘッド10を圧接す
る圧接手段25は図4に示すようであって、図示しない機
体に設けられた支軸19にアルミ材等からなるS字形のア
ームの中間18を回動自在に枢支して設け、その一端に、
感熱記録体12に対向して、サーマルヘッド10を取付けた
支持部材17を設け、支軸19を介した他端にギヤー21を設
けている。このギヤー21に噛合し、モータの回転軸に連
結された扇形の圧接ギヤー22を設け、モータの回転によ
って、支軸19を中心に支持部材17が実線と点線との位置
に回動してサーマルヘッド10が感熱記録体12と圧接又は
離間するようになっている。
【0010】図1は、シリアルタイプのサーマルヘッド
10が感熱記録体12と当接している状態を示し、矢印Aは
サーマルヘッド10が感熱記録体12に当接して、移動して
行く方向、すなわち、書込搬送方向を示している。図
1,3に示されている距離Lは、感熱記録体12に基板11
が感熱記録体12の表面に接触して、感熱記録体12の表面
を走査した際、基板11の端面からサーマルヘッド10に至
る加熱幅Lの距離である。それは感熱記録体12の書込搬
送方向上流側に位置させて設け、加熱幅Lは、加熱部材
14と感熱記録体12との相対線速度と、加熱必要時間との
積で求められる距離以上で設定され、感熱記録体12を加
熱する加熱距離である。また、支持部材17の全面または
一部分に設けられた加熱部材14は通電により発熱し、加
熱幅Lでサーマルヘッド10に至るまで感熱記録体12を表
面から加熱し、感熱記録体12の温度を昇温し、感熱記録
体12に書込まれた情報を消去する消去部材として機能
し、かつ、消去と同時に書込みができるとともに、発熱
温度を制御することによって感熱記録体12を予備加熱し
て書込のスピードを向上することができるものである。
【0011】図5に他の書込部材4の構成を示す。基板
11を支持する支持部材17の寸法を基板11の基板寸法KL
よりもDLだけ長くして感熱記録体12の書込搬送方向に
交叉して先行の書込まれた情報を消去しない側方に設け
ている。図6に示すように、サーマルヘッド10で先の走
査で書込まれた情報を消去する距離はKL1+DL1にな
り、情報が書込まれるのはKL1となる。次回の走査で
書込まれた情報を消去する距離はKL2+DL2となり、
情報が書込まれるのはKL2になる。このように先の走
査でのDL1と次回の走査でのKL2は2重に走査される
こととなり、新たな情報が書込まれる際、先に書込まれ
た情報の消去むらを防止するものである。すなわち、図
5でKLは情報を書込むサーマルヘッド10の距離であ
り、KL+DLは情報を消去するための距離になる。こ
れで、新たな情報が書込まれる時、KL1とKL2の間隔
が何らかの原因で開いてしまっても、先に書込まれた情
報が残ってしまうことはない。そしてDLは新たな情報
を書込むのには影響がく、その長さはサーマルヘッド10
の書込幅KLより長くてもよい。
【0012】図7にワンラインのサーマルヘッド10での
KL′とDL′の関係を示し、KL′は書込み幅である
サーマルヘッド10の距離を示し、DL′は情報が消去可
能な距離を示す。矢印Bは感熱記録体12の走査方向、す
なわち移動方向を示している。
【0013】図8,9は、サーマルヘッド10または基板
11が感熱記録体12と垂直、すなわち加熱幅Lを持たない
更なる他の書込部材4を示した。この書込部材4も感熱
記録体12の移動に対し、サーマルヘッド10の感熱記録体
12の搬送方向上流側に保持部材41を設け、保持部材41に
加熱部材14を設けたものである。プラテンはプラテンロ
ーラ8を用い、保持部材41に図示しない圧接機構を設け
て、それにサーマルヘッド10とともに感熱記録体12への
圧接を行うと、加熱部材14と感熱記録体12との接触が弱
くなり、それを補強するため加熱部材14に対向して圧接
板43を設けている。図9にサーマルヘッド10と加熱部材
14とがプラテンローラ8と圧接板43とから退避し、サー
マルヘッド10とプラテンローラ8との圧接が解除された
状態を示している。またサーマルヘッド10の支持部材17
は保持部材41に沿って上下動する機構で構成されてい
て、サーマルヘッド10がプラテンローラから圧接が解除
された際、発熱部材14はサーマルヘッド10の先端よりd
の距離だけ出っ張って保持されるようになっている。そ
してスプリング42によって圧接板43側に加熱部材14が押
圧され、書込みのため感熱記録体12が挿入された際、保
持部材41と圧接板43とによって、感熱記録体12が加熱部
材14に押圧され、加熱幅Lでサーマルヘッド10に至るま
で感熱記録体12を表面から加熱し感熱記録体12温度を昇
温する。
【0014】サーマルヘッド10に対向してプラテン部材
13を、図10に示すように設ける。プラテン部材13には発
熱体28を設け、発熱体28の表面に弾性部材29を設け、発
熱体28の両辺を部分的または、両辺の全長を固定部材27
で押さえる。プラテン部材13の発熱体28も通電により発
熱し感熱記録体12の昇温を行う。サーマルヘッド10を支
持部材17が感熱記録体12へ押圧することによってプラテ
ン部材13の発熱体28から感熱記録体12への加熱効率が上
がる。
【0015】プラテン部材13に設けられた発熱体28の背
面とサーマルヘッド加熱部材14の側面とに、それぞれ第
1,2温度検知センサ31,32を取付け、それぞれの検知
出力はそれぞれの検出回路34,35、CPU31に入力さ
れ、CPU31の出力は加熱部材電源36と発熱体電源37に
入力され、それらの出力はそれぞれ発熱体28と加熱部材
14とに印加される。第1,2温度検知センサ31,32はリ
ード線も含め感熱記録体12の走行に邪魔にならない位置
に設け、それらはサーミスタタイプ、熱電対タイプ、測
温抵抗体タイプのいずれかの接触形、または非接触形の
ものを用いる。
【0016】加熱部材14と発熱体28との発熱部分の材料
は、ニッケルクロムやステンレスの金属を電着や金属箔
であったり、導電性ポリマー、微量の希土類元素や抵抗
を低下させる添加物を加え炉で焼き固めたセラミックス
半導体、酸化インジウム(ITO)等が利用できる。ま
た、セラミックスを基板に、スクリーン印刷法等で塗布
できる金属酸化物を成膜し、保護層を形成し、焼結した
発熱体を用いることができる。これらの発熱体の中で、
発熱体の特性を現す項目の電力密度が高いほど、制御す
べき温度の昇温時間が短く、消去のための処理を速くす
るのに適したものである。この値が1W/cm2以上であ
るのが望ましい。
【0017】感熱記録体12の特性について説明する。図
11のグラフは、縦軸が透明、白濁の状態で、横幅は感熱
記録体12を加熱する温度を示す。最初に白濁状態Aにあ
る感熱記録体12を、室温から温度T1に昇温すると、感
熱記録体12は透明状態Bになる。温度T1にある感熱記
録体12を室温まで下げると透明状態Bが保持される。温
度T1から感熱記録体12の温度を更に昇温して、温度T2
にした後、室温近傍に感熱記録体12の温度が下がると、
温度T0以下から白濁状態Aになり、室温では白濁状態
Aが保持される。感熱記録体12の温度を温度T1ないし
温度T2に昇温後、感熱記録体12の温度が室温に戻って
可視化の2状態が確保できる。また透明状態Bになる温
度T1は、T1だけの点の温度でなくT11からT12の温度
範囲で透明状態Bが可能であり、短い破線で示したのが
状態変化を示している。白濁状態Aでも、T21からT22
の温度範囲が状態変化を起こす温度になる。T22以上の
温度は、感熱記録体12の感熱層が可視的な可逆変化が繰
り返せないダメージが与えられてしまう温度である。
【0018】他の特性を有する感熱記録体12を図12に示
す。図12のグラフは、縦軸が消色、発色の状態で、横軸
は感熱記録体12を加熱する温度を示す。最初に消色状態
Dにある感熱記録体12を、室温から温度T1′を通過し
てT2′に昇温すると、感熱記録体12は発色状態Cにな
る。温度T2′にある感熱記録体12を室温まで下げると
発色状態Cが保持される。温度T0′以下で室温近傍の
発色状態Cにある感熱記録体12を、温度T0′を通過し
て温度T1′まで昇温すると、点線の状態で濃度が下が
り消色状態Dになり、再度感熱記録体12の温度を室温に
下げると、消色状態Dが保持される。温度T1′から更
にT2′まで昇温すると、感熱記録体12は発色状態Cに
なり、室温に下げても発色状態Cが保持される。また消
色状態Dや発色状態Cになる温度は、先の白濁、透明の
感熱記録体12と同じく、T11′からT12′の温度範囲で
消色状態になり、T21′からT22′の温度範囲で発色状
態の状態変化を起こす温度である。T22′以上の温度
は、感熱記録体12の感熱層が可視的な可逆変化が繰り返
せないダメージが与えられてしまう温度である。
【0019】他の記録材料として、側鎖型高分子液晶で
1本の長い鎖の脇に、低分子の液晶が複数結合した構造
の材料や、低分子の液晶の代わりにその一部を、低分子
のアクリルモノマに変えたものも知られており、これら
の材料を用いて感熱記録体12を構成してもよい。
【0020】先に述べた感熱記録体12の特性で、T11
12の具体的な温度は60℃〜100℃、T21〜T22の温度
は110℃〜140℃である。この温度を感熱記録体12表面の
数μm〜20μmの範囲を加熱しようとすると、昇温の温度
差がおよそ100℃であると、数ミリ秒〜10ミリ秒が加熱
のため必要な時間Ktとなる。これはシュミレーション
から求められる。加熱時間を確保するためには、図1に
図示した加熱幅Lとの関係で求められる。10ミリ秒の加
熱時間が必要なとき、サーマルヘッド10(シリアルタイ
プ)の線速S(正確にはサーマルヘッド10の上流側にあ
る発熱体)が150mm/秒であると、加熱幅Lは、L=S×
Ktの関係から1.5mmになる。実際には熱損失があるた
め、この値の何倍かが設定される。すなわち、感熱記録
体12をサーマルヘッド10側から加熱するための加熱幅L
はサーマルヘッド10の上流側にある発熱体の線速Sと加
熱必要時間Ktとの積で求められる距離以上で設定され
る。
【0021】サーマルヘッド10の支持部材17に取り付け
られた加熱部材14、プラテン部材13に設けられた発熱体
28の温度条件を説明する。図11の特性の感熱材料で構成
された感熱記録体12の感熱層での温度条件を表1で示し
た。表の書込み状態は、情報源からの信号に応じ文字や
画像を書込むのが情報書込みで、書込まれた結果、地肌
と文字の状態を示すのが地肌状態/書込状態である。情
報書込みなしはサーマルヘッド10、または、支持部材17
が走査することで、走査幅の全幅が均一な状態変化を起
こさせる。なお表1の加熱体温度は、加熱部材14の温度
と、発熱体28の発熱温度である。サーマルヘッド加熱温
度は、サーマルヘッド10の発熱温度である。
【0022】
【表1】
【0023】表1において、情報書込みでの地肌状態/
書込状態が、白濁/透明、透明/白濁と逆転していて
も、加熱体温度とサーマルヘッド加熱温度に変わりがな
いのは、ネガ書込みか、ポジ書込みの差になる。情報書
込みなしでは、加熱体温度とサーマルヘッド加熱温度が
同温度であるので、サーマルヘッド加熱温度は昇温しな
くてもよい。これはサーマルヘッド10の支持部材17を加
熱するとサーマルヘッド10周辺も昇温するためである。
従って、サーマルヘッド加熱温度がT21〜T22であって
も、加熱体28で加熱された温度バイアスがあるため、サ
ーマルヘッド10を加熱する温度差は、(T21〜T22)−
(T11〜T12)になる。情報書込みなしで全面白濁、透
明の使い方は、情報が書込まれたままで感熱記録体12を
放置した場合、情報の漏洩防止や機密保持をする際、情
報の消去のみに使う条件である。
【0024】図12の特性の感熱材料で構成された感熱記
録体12の特に感熱層での温度条件を表2で示した。表2
の書込み状態等の各項目は表1と同じである。
【0025】
【表2】
【0026】表2において、情報書込みでの地肌/書込
状態が、発色/消色、消色/発色と逆転していても、加
熱体温度とサーマルヘッド加熱温度に変わりがないの
は、ネガ書込みか、ポジ書込みの差になる。情報書込み
なしでは、加熱体温度とサーマルヘッド加熱温度が同温
度であるので、サーマルヘッド加熱温度は昇温しなくて
もよい。これはサーマルヘッド10の支持部材17を加熱す
るとサーマルヘッド10周辺も昇温するためである。従っ
て、サーマルヘッド加熱温度がT21′〜T22′であって
も、加熱体28で加熱された温度のバイアスがあるため、
サーマルヘッド10を加熱する温度差は、(T21′〜
22′)−(T11′〜T12′)になる。サーマルヘッド
10に印加される電圧は、1ドットを形成するため単パル
ス電圧または複数の単パルス電圧が最適である。
【0027】上記2つの表で、サーマルヘッド10により
情報部分が加熱される際、サーマルヘッド10の支持部材
17のみと、または、プラテン部材13に設けられた発熱体
28で温度バイアスが、消去可能温度以上から白濁または
発色開始温度以下の温度範囲に設定されるため、感熱記
録体12に情報を書込むためエネルギは最小エネルギにな
る。すなわち書込み速度が速くなることと、書込み時の
急激な昇温によるオーバーシュートがなくなり、感熱記
録体12表面に熱的ダメージを与えるのが少なくなる。熱
的ダメージは先に述べた温度、T22またはT22′以上で
ある。感熱記録体12が表1,2の条件で状態変化を起こ
すために、支持部材17のみと、または発熱体28で温度
は、各温度よりも同等から50℃、望ましくは同等から20
℃程度高めに温度が制御される。これは感熱記録体12の
熱容量や搬送速度に応じた温度である。
【0028】第2実施例は図13に示すようであって、図
示しない箱状の記録部本体に駆動ローラ対51を設け、そ
の下方にサーマルヘッド10とサーマルヘッド10に対向し
て発熱体28を有するプラテン部材13とを設け、更にその
下方に位置して記録部本体に開口部を設け、開口部を含
んで記録部本体の外方に着脱自在に透明ホルダー52を設
けたものである。このようなものにあって、表示保持部
9に駆動ローラ対51で情報の書込まれた感熱記録体12を
送出し、感熱記録体12を表示状態にし、駆動ローラ対51
を送出しとは逆回転させて、感熱記録体12を表示保持部
9から透明ホルダ52の方向に移動させる。その際、発熱
体28を有するプラテン部材13とサーマルヘッド10とによ
って、先の情報の消去と新たな情報の書込みとを同時に
行うことができる。
【0029】感熱記録体12に新しい情報を書込むには、
表示保持部9にある感熱記録体12を一度、透明ホルダ52
の方向に移動させ、駆動ローラ対51の回転方向を変え
て、感熱記録体12を表示保持部9に移動させながら行
う。その際、感熱記録体12の前、後端は、常に駆動ロー
ラ対51に挟持された状態である。但し、感熱記録体12が
書込耐久回数を越え、新しい感熱記録体12に交換する時
や、情報が書込まれた感熱記録体12をファイルやコピー
原稿、OHPシート、掲示物として活用する際は、駆動
ローラ対51をオペレータが手動で回転させたり、オペレ
ータのボタン操作で自動で回転させたりして、駆動ロー
ラ対51から感熱記録体12を離間させて取出す。また透明
ホルダ52側に感熱記録体12が送られる時も情報の消去書
込みが可能であり、透明ホルダ52ごとはずし、掲示物に
することもできる。
【0030】第3実施例は、図14に示すようであって、
図示しない箱状の記録部本体に駆動ローラ対51を設け、
その下方にサーマルヘッド10とサーマルヘッド10に対向
して発熱体28を有するプラテン部材13とを設け、更にそ
の下方に位置して記録部本体に開口部を設け、その開口
部を含んで、記録部本体の外側に着脱自在に巻取ホルダ
ー53を設け、駆動ローラ対51の上方に位置して記録部本
体に透明ホルダー52を設けたものである。このようなも
のにあって、透明ホルダ52に新しい情報を書込んだ感熱
記録体12を挿入し、透明ホルダ52から感熱記録体12を引
出し、巻取りホルダ53に感熱記録体12を巻取る。感熱記
録体12の移動方向は、常に感熱記録体12が駆動ローラ対
51に挟持されていて駆動ローラ対の回転を正逆回転して
行う。情報が書込まれた感熱記録体12をファイルやコピ
ー原稿、OHPシート、掲示物として活用する際、駆動
ローラ対51をオペレータが手動で回転させたり、または
オペレータのボタン操作で自動で回転させて、駆動ロー
ラ対51から感熱記録体12を離間し、巻取りホルダ53に感
熱記録体12が挿入された状態で取り外される。表示状態
にするには巻取りホルダ53から感熱記録体12を引出して
行う。感熱記録体12が書込耐久回数を越えて新しい感熱
記録体12に交換する時は、新しい感熱記録体12が挿入さ
れた巻取りホルダ53に交換する。
【0031】第4実施例は、図15〜17に示すようであっ
て、感熱記録体12を固定して、サーマルヘッド10を感熱
記録体12の表示全面を移動させて書込みと消去とを行う
ものである。図15,16において、サーマルヘッド10は図
5に示すシリアルタイプのもので構成し、副走査部材61
に搭載され、感熱記録体12は載置台45上に載置され、サ
ーマルヘッド10の感熱記録体12への当接、非当接を行う
圧接手段は図4に示したものと同様である。また、副走
査部材61は図15に示す図面の左右を往復動(主走査)
し、さらに上下方向を往復動(副走査)して、サーマル
ヘッド10を感熱記録体12の表示面全面を走査させる。図
16において、副走査部材61は載置台45を駆動ころ66とス
ペーサ68とで挾み、駆動ころ66の回転で移動を行い、副
走査部材61の両端に配設したヘッドころ右63とヘッドこ
ろ左64とに無端の走査ワイヤ62を張架し、走査ワイヤ62
の一部にサーマルヘッド10を固定する。またヘッドころ
左64に設けたモータにより、ヘッドころ63,64を回転さ
せて、サーマルヘッド10を移動させる。サーマルヘッド
10の支持部材17に加熱部材14が設けられていて、加熱幅
Lでサーマルヘッド10に至るまで感熱記録体12を表面か
ら加熱し、感熱記録体12温度を昇温することができる。
これで感熱記録体12への先の情報の消去と新たな情報の
書込みとを同時に行うことができるとともに、加熱部材
14の発熱温度を制御することによって感熱記録体12を予
熱して書込みのスピードを向上することができる。
【0032】感熱記録体12の載置台45の上に弾性部材29
を設け、弾性部材29と感熱記録体12とを密着させる。そ
の密着状態が良好であれば、更なる当接手段は不要であ
るが、密着が不十分な場合は静電吸着を利用した当接手
段を設けて載置台45に感熱記録体12を当接して保持させ
てもよい。
【0033】図17には他の載置台45を示す。それは感熱
記録体12に当接する側にあって、載置台45上に、各々が
独立し、通電により発熱する一定幅の複数個の発熱体28
をサーマルヘッド10の副走査方向に配設する。発熱体28
の上には弾性部材29を設け、その上に感熱記録体12が載
置される。弾性部材29と感熱記録体12の密着が良好であ
れば、更なる密着手段が不十分な場合は静電吸着を利用
した密着手段を設ける。それぞれの発熱体28は、サーマ
ルヘッド10が副走査部材61で移動する位置に同期して、
順次、電圧が印加され、発熱をスイープさせている。こ
の同期を調節することによって、先に書込まれた情報を
消去して書込みを行うことができ、又情報が書込まれて
いない感熱記録体12に対しては、発熱量を制御して予熱
することによって、書込のスピードを向上させることも
できる。又発熱に要する電力の消費が少なくて済み、感
熱記録体12への加熱効率が向上する。
【0034】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1の発明は、温度により可逆的に可視化する感熱層を
具えた感熱記録体に情報を書込む書込部材を有する記録
部を備えた感熱記録体の書込装置において、書込部材が
基板に設けられたサーマルヘッドからなり、前記基板を
支持する支持部材を設け、この支持部材にサーマルヘッ
ドを感熱記録体に圧接する圧接手段を設け、サーマルヘ
ッドの書込面ではない背面側にあって、支持部材に加熱
部材を設け、基板、又は支持部材は、サーマルヘッドよ
り感熱記録体の書込搬送方向上流側に位置して、感熱記
録体を加熱する加熱幅を有するので、感熱記録体への情
報の書込み部材と消去部材とを一体化することができて
装置を小型にすることができ、情報が書込まれた感熱記
録体の表示が容易にでき、書込装置から外してファイル
し、コピー原稿やOHPシートとし用いることが容易に
できるという効果がある。請求項2の発明は、請求項1
の発明において、加熱幅は、加熱部材と感熱記録体との
相対速度と、加熱必要時間との積で求まる距離以上に設
定されているので、感熱記録体表面を所定の温度に昇温
させて、感熱記録体への情報の消去と書込みとを確実に
行うことができるという効果がある。請求項3の発明
は、請求項1の発明において、支持部材は、感熱記録体
の書込搬送方向に交叉して、先行の書込まれた情報を消
去しない側方に延びてサーマルヘッドの基板より長く設
定され、感熱記録体を加熱するので、先に書込まれた情
報をむらなく消去でき、新たに書込まれた情報に先に書
込まれた情報の残像がなくて、画像品質の向上をはかる
ことができるという効果がある。請求項4の発明は、請
求項1の発明において、サーマルヘッドによる情報の書
込みが行われない感熱記録体の領域でも、表示全領域を
サーマルヘッドが走査するので、書込まれた情報をむら
なく消去でき、新たに書込まれた情報に先に書込まれた
情報の残像がなくて、画像品質の向上をはかることがで
きるという効果がある。請求項5の発明は、温度により
可逆的に可視化する感熱層を具えた感熱記録体に情報を
書込む書込部材を有する記録部を備えた感熱記録体の書
込装置において、書込部材が基板に設けられたサーマル
ヘッドからなり、前記基板を支持する支持部材を設け、
この支持部材にサーマルヘッドを感熱記録体に圧接する
圧接手段を設け、サーマルヘッドの書込面ではない背面
側にあって、支持部材に加熱部材を設け、感熱記録体を
介してサーマルヘッドに当接するプラテン部材を設け、
プラテン部材に感熱記録体に当接する面に配置して発熱
体を設け、前記加熱部材と前記発熱体との発熱温度は、
感熱記録体が可視的変化を起こす温度以上としたので、
情報の書込み消去スピードが向上し、感熱記録体の再使
用の耐久性を向上することができるという効果がある。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、プラテン
部材は、感熱記録体の表示面全面に当接する面積を有
し、前記プラテン部材で感熱記録体を保持するので、書
込装置全体を掲示装置として活用することができるとい
う効果がある。請求項7の発明は、請求項5の発明にお
いて、発熱体は、複数個に分割されていて、サーマルヘ
ッドの移動に対応して順次発熱体が発熱するので、消費
電力の効率化をはかることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の要部概略縦断面図であ
る。
【図2】同上のサーマルヘッドが感熱記録体から離間し
ている状態を示す要部概略縦断面図である。
【図3】同上のサーマルヘッドからなる書込部材の斜視
図である。
【図4】同上の圧接手段を示す斜視図である。
【図5】同上のサーマルヘッドからなる他の書込部材の
斜視図である。
【図6】同上の先の書込幅と消去幅と、次の書込幅との
重なりを示す説明図である。
【図7】同上のワンラインのサーマルヘッドにおけるK
L′とDL′との関係を示す説明図である。
【図8】同上のサーマルヘッドと保持部材とがプラテン
ローラに当接した状態を示す要部概略縦断面図である。
【図9】同上のサーマルヘッドと保持部材とがプラテン
ローラから離間している状態を示す要部概略縦断面図で
ある。
【図10】同上の書込部材がプラテン部材に感熱記録体
を挟んで当接している状態を示す斜視図である。
【図11】同上の感熱記録体の感熱層の特性図である。
【図12】同上の感熱記録体の他の感熱層の特性図であ
る。
【図13】この発明の第2実施例の要部概略縦断面図で
ある。
【図14】同上の第3実施例の要部概略縦断面図であ
る。
【図15】同上の第4実施例の要部概略上面図である。
【図16】同上の第4実施例の要部概略側面図である。
【図17】同上の他の載置台と発熱体とを示す要部概略
斜視面図である。
【図18】従来の書込装置の要部概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 書込装置 5 記録部 10 サーマルヘッド 11 基板 12 感熱記録体 13 プラテン部材 14 加熱部材 17 支持部材 25 圧接手段 28 発熱体 L 加熱幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度により可逆的に可視化する感熱層を
    具えた感熱記録体に情報を書込む書込部材を有する記録
    部を備えた感熱記録体の書込装置において、書込部材が
    基板に設けられたサーマルヘッドからなり、前記基板を
    支持する支持部材を設け、この支持部材にサーマルヘッ
    ドを感熱記録体に圧接する圧接手段を設け、サーマルヘ
    ッドの書込面ではない背面側にあって、支持部材に加熱
    部材を設け、基板又は支持部材は、サーマルヘッドより
    感熱記録体の書込搬送方向上流側に位置して、感熱記録
    体を加熱する加熱幅を有することを特徴とする感熱記録
    体の書込装置。
  2. 【請求項2】 加熱幅は、加熱部材と感熱記録体との相
    対速度と、加熱必要時間との積で求められる距離以上に
    設定されている請求項1の感熱記録体の書込装置。
  3. 【請求項3】 支持部材は、感熱記録体の書込搬送方向
    に交叉して、先行の書込まれた情報を消去しない側方に
    延びてサーマルヘッドの基板より長く設定され、感熱記
    録体を加熱する請求項1の感熱記録体の書込装置。
  4. 【請求項4】 サーマルヘッドによる情報の書込みが行
    われない感熱記録体の領域でも、表示全領域をサーマル
    ヘッドが走査する請求項1の感熱記録体の書込装置。
  5. 【請求項5】 温度により可逆的に可視化する感熱層を
    具えた感熱記録体に情報を書込む書込部材を有する記録
    部を備えた感熱記録体の書込装置において、書込部材が
    基板に設けられたサーマルヘッドからなり、前記基板を
    支持する支持部材を設け、この支持部材にサーマルヘッ
    ドを感熱記録体に圧接する圧接手段を設け、サーマルヘ
    ッドの書込面ではない背面側にあって、支持部材に加熱
    部材を設け、感熱記録体を介して前記サーマルヘッドに
    当接するプラテン部材を設け、プラテン部材に感熱記録
    体に当接する面に配置して発熱体を設け、前記加熱部材
    と前記発熱体との発熱温度は、感熱記録体が可視的変化
    を起こす温度以上であることを特徴とする感熱記録体の
    書込装置。
  6. 【請求項6】 プラテン部材は、感熱記録体の表示面全
    面に当接する面積を有し、前記プラテン部材で感熱記録
    体を保持する請求項5の感熱記録体の書込装置。
  7. 【請求項7】 発熱体は、複数個に分割されていて、サ
    ーマルヘッドの移動に対応して順次発熱体が発熱する請
    求項5の感熱記録体の書込装置。
JP11582893A 1993-05-18 1993-05-18 感熱記録体の書込装置 Pending JPH06328747A (ja)

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