JP2755928B2 - 記録媒体処理方法および記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理方法および記録媒体処理装置

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JP2755928B2
JP2755928B2 JP29281395A JP29281395A JP2755928B2 JP 2755928 B2 JP2755928 B2 JP 2755928B2 JP 29281395 A JP29281395 A JP 29281395A JP 29281395 A JP29281395 A JP 29281395A JP 2755928 B2 JP2755928 B2 JP 2755928B2
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秀彦 永瀬
潔 長谷川
進一 伊藤
忠義 大野
二郎 江川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、加熱エ
ネルギの違いにより発色と消色の2つの状態を示すこと
により可視像の記録、消去が可能な記録媒体に対して繰
返し可視像の記録、消去を行なう記録媒体処理方法およ
び記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハードコピーは、紙などの記録媒
体に外部からインクあるいはトナーなどの顕像材により
画像形成を行なうか、あるいは、感熱記録紙のように、
紙などの基材上に記録層を設け、この記録層に可視像を
形成するなど、永久画像を記録するものであった。
【0003】しかし、最近、各種ネットワーク網の構
築、ファクシミリ、複写機の普及に伴い、これらの記録
媒体の消費量の急激な増大は、森林破壊などの自然破壊
問題、ごみ処理などの社会問題を起こしている。これら
の問題に対応するために記録紙の再生など、記録媒体の
消費量の削減が強く要求されている。このような課題に
対して、最近、可視像の記録と消去を繰返し行なえる記
録材料が注目されている。
【0004】このような特性を持つ記録材料として、加
熱温度により透明と白濁の両状態に可逆的に変化可能な
記録材料が提案されている(たとえば、特開昭55−1
54198号公報など参照)。このような記録材料を用
いて、表示体の表示および消去を行なう表示変更装置も
提案されている(たとえば、実開平2−19568号公
報など参照)。さらに、与える加熱エネルギの違いによ
り、発色と消色の2つの状態を示すロイコ染料を発色源
とした記録材料も発表されている(たとえば、Japan Ha
rdcopy 90,NIP-2,p147(1990))。
【0005】また、透明状態と白濁状態に変化する記録
材料については、サーマルヘッドなどで消去(透明化)
する場合、記録(白濁)させてからの放置時間によって
消去条件が変化するという問題があり、この問題を解決
すべく、可視像の書換えを行なう前に、その都度、必要
な領域を一様に白濁化させて、常に同じ消去条件となる
よう動作させる記録装置も提案されている(たとえば、
特願平3−31587号など参照)。
【0006】一方、与える加熱エネルギの違いにより発
色と消色の2つの状態に変化する記録材料については、
その発色源に染料を用いているために、高いコントラス
トが得られ、透明/白濁変化材料に比べ視認性が良いと
いう利点がある。しかし、その反面、消去の加熱時間に
制限がある場合などは、初期濃度までに完全に消去する
ことが困難な場合があり、この記録材料を用いて可視像
の書換えを行なったときに古い可視像の消え残りが出て
しまうという問題があった。
【0007】また、これらの透明/白濁の変化をするタ
イプの記録材料を可視像の表示部に用いたプリペイドカ
ードなども一部実用化されているが、上記問題により視
認性不良などの問題がある。また、発色と消色の2つの
状態に変化をするタイプの記録材料は、上記問題によ
り、まだ実用化されていないのが現状である。さらに、
処理時間などの問題は解決されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つの状態を
示すことにより可視像の記録、消去が可能な記録媒体を
用いて可視像の記録、消去を行なう記録方法では、古い
可視像の消え残りの発生や、書換時間が長くなるなどの
問題があった。そこで、本発明は、古い可視像の消え残
りが無く、書換時間の短縮が図れる記録媒体処理方法お
よび記録媒体処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体処理方
法は、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つの状
態を示す記録媒体に対して、前記記録媒体を発色させて
前記記録媒体を発色させて可視像を記録する記録媒体処
理方法であって、前記記録媒体に対して第1回目の可視
像を記録する前に、前記記録媒体を発色させた後、可視
像の記録を行なうことを特徴とする。
【0010】また、本発明の記録媒体処理方法は、加熱
エネルギの違いにより発色と消色の2つの状態を示す記
録媒体に対して、前記記録媒体を発色させて可視像を記
録する記録媒体処理方法であって、前記記録媒体に対し
て第1回目の可視像を記録する前に、前記記録媒体を発
色させた後、記録すべき可視像に応じて、可視像部の発
色加熱および非可視像部の消色加熱を選択的かつ同時に
行なうことにより、可視像の記録を行なうことを特徴と
する。
【0011】また、本発明の記録媒体処理方法は、加熱
エネルギの違いにより発色と消色の2つの状態を示すこ
とにより可視像の記録、消去が可能な記録媒体を用い、
かつ、発色状態を記録、消色状態を消去とする記録媒体
処理方法であって、前記記録媒体は発色状態を初期状態
として提供され、この発色状態を初期状態とする記録媒
体に対して可視像の記録、消去を行なうことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の記録媒体処理装置は、情報
記憶部と、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つ
の状態を示す記録材料からなる可視像記録部とを有する
記録媒体を供給する供給手段と、この供給手段で供給さ
れる記録媒体の前記情報記憶部に対して所定の情報を書
込む書込手段と、前記供給手段で供給される記録媒体の
初期状態にある可視像記録部を加熱して発色させる熱発
色手段とを具備している。
【0013】また、本発明の記録媒体処理装置は、情報
記憶部と、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つ
の状態を示す記録材料からなる可視像記録部とを有する
記録媒体を供給する供給手段と、この供給手段で供給さ
れる記録媒体の前記情報記憶部に対して所定の情報を書
込む書込手段と、前記供給手段で供給される記録媒体の
前記可視像記録部を加熱して発色させる熱発色手段と、
この熱発色手段で発色された前記記録媒体の可視像記録
部に対して、記録すべき可視像に応じて、可視像部の発
色加熱および非可視像部の消色加熱を選択的かつ同時に
行なうことにより、可視像の記録を行なう熱記録手段と
を具備している。
【0014】さらに、本発明の記録媒体処理装置は、情
報記憶部と、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2
つの状態を示すことにより可視像の記録、消去が可能な
記録材料からなる可視像記録部とを有し、前記可視像記
録部は発色状態を記録、消色状態を消去とし、かつ、発
色状態を初期状態する記録媒体を供給する供給手段と、
この供給手段で供給される記録媒体の前記情報記憶部に
対して所定の情報を書込む書込手段と、前記供給手段で
供給される記録媒体の前記可視像記録部に対して、記録
すべき可視像に応じて、可視像部の発色加熱および非可
視像部の消色加熱を選択的かつ同時に行なうことによ
り、可視像の記録を行なう熱記録手段とを具備してい
る。
【0015】上記手段によれば、第1回目の可視像記録
の前に、記録媒体を発色させるか、もしくは、発色状態
を初期状態として提供される記録媒体を用いて、可視像
の記録を行なうことで、非可視像部は一様な消え残りが
でるため、古い可視像の消え残り部分との差が無くな
り、古い可視像の残像がなくなる。
【0016】また、可視像記録部を有する記録媒体の可
視像記録部に加熱エネルギの違いにより発色と消色の2
つの状態を示す記録材料を用いたときに、個別に発色処
理を行なうことなく、古い可視像の残像が無い可視像記
録部の書換えを行なうことができる。
【0017】したがって、加熱エネルギの違いにより発
色と消色の2つの状態を示す記録材料を用いたときに、
従来よりも、古い可視像の消え残りが無く、書換時間を
短縮できる。
【0018】また、消色性能が不充分であり、従来の記
録方法では利用できなかった記録媒体、たとえば、発色
状態が安定な記録媒体、すなわち、画像安定性の良い記
録媒体は消色感度が低い傾向にあるが、このような記録
媒体も利用でき、画像安定性に優れた画像記録と繰返し
記録特性の両立を可能にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
る記録媒体処理方法の工程を模式的に示した図である。
本例では、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つ
の状態を示し、繰返し可視像の記録、消去が可能な記録
媒体1を用いており、図1は、このような記録媒体1を
用いたときの処理工程を説明するための図である。本例
では、図1に示すように、(a)、(b)、(c)、
(d)の四つの工程があり、図中の上段側には各工程の
様子を示し、下段側には各工程における記録媒体1の状
態を示している。
【0020】(a)は記録媒体1の製造であり、製造装
置2によって行なわれる。ここでは、基材への記録材
料、保護膜塗布、乾燥、定型サイズへの切出しなどが行
なわれる。ここで製造された記録媒体1は発色していな
い状態である。
【0021】(b)は記録媒体1の発色処理であり、熱
発色手段としての発色装置3によって行なわれる。発色
装置3については詳細を後述するが、発色していない記
録媒体1に対して発色し得る加熱エネルギを与えること
により、可視像を記録する(書換える)領域を全て発色
させる(塗潰し部分)。
【0022】(c)は可視像の初回記録であり、可視像
の書換えが可能な熱記録手段としての記録装置4によっ
て、記録すべき可視像の画像情報に応じた可視像の記録
が行なわれる。記録装置4については詳細を後述する
が、可視像記録領域内の可視像部には発色する加熱エネ
ルギを与え、非可視像部には消色する加熱エネルギを与
える。
【0023】ここで、その詳細については後述するが、
記録媒体1は一度発色させた後に、消色加熱を与えて
も、製造時の初期的な地肌濃度までは消去できず、ある
程度消え残りがでてしまう場合がある。この場合、図1
中に示すように、アルファベットの「ABCD」という
文字画像を記録すると、消色加熱が与えられている非可
視像部は、(b)において発色させた色の消え残りが発
生する(斜線部分)。
【0024】(d)は可視像の書換えであり、(c)と
同様の記録装置4によって行なわれる。ここでは、
(c)において一度可視像を記録した記録媒体1が「D
BCA」という他の文字画像に書換えられている様子を
示している。
【0025】ここで、非可視像部には、(c)での非可
視像部と同じ条件の消去加熱が与えられるので、(c)
において発色された古い文字画像の消え残り部分も他の
非可視像部と同じ状態になり、既可視像の残像が無い書
換えを行なうことができる。したがって、以降、記録媒
体1に対して可視像の書換えを行なうときは、(d)の
工程を繰返すだけでよい。
【0026】次に、本実施の形態における処理手順につ
いて、図2に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、記録媒体1を製造した後に、必ず記録媒体1の可視
像記録領域を発色させる。その後、初回の可視像記録を
行なうが、このときは非可視像部に消色加熱も与えてい
る。その後、可視像を書換えるときは、可視像部には発
色加熱を、非可視像部には消色加熱を与えればよい。記
録媒体1を何度か使用して、利用が終了したら回収す
る。回収した記録媒体1の劣化状態にもよるが、再利用
することも可能である。
【0027】本例では、後述するように、従来、最大消
去を行なっても消え残りが生じ、従来の記録方法では使
用できなかった記録媒体をも利用できる。また、本例で
は、製造工程(a)と発色工程(b)とを別工程とした
が、製造装置2内に発色装置3を組込むことにより、製
造時に発色工程(b)を行なうようにすることも可能に
なるので、より工程数を少なくすることができる。
【0028】次に、図3を用いて本例で用いる記録媒体
1の材料の発色・消色特性について説明する。図3は、
記録媒体1に例えばサーマルヘッドで加熱エネルギを与
え、その印加エネルギを変えたときの画像濃度の変化特
性を示したものである。縦軸は記録媒体1の画像濃度、
横軸は記録媒体1に与えるサーマルヘッドの加熱エネル
ギを示している。また、図中、Aはまだ発色していない
初期状態の記録媒体1に加熱エネルギを加えたときの濃
度変化を示し、Bは一度発色させた記録媒体1に消色す
るような加熱エネルギを与えたときの濃度変化を示し、
Cは記録媒体1が発色していないときの初期的な地肌濃
度を示している。
【0029】本例で用いた記録媒体1は、主にロイコ染
料と呼ばれる染料材と、このロイコ染料と加熱により反
応して発色させる、あるいは減色させる顕減色剤とによ
って構成されており、与える加熱エネルギの違いにより
発色状態と消色状態の2つの状態に変化させることが可
能である。
【0030】記録媒体1は、図3中の発色と消色の濃度
変化特性から分かるように、消色は発色よりも低い加熱
エネルギで起きる。さらに、そのときの加熱エネルギを
低い方から徐々に上げていくにしたがい画像濃度は低く
なっていき、ある部分を過ぎると再び発色し始めるよう
になる。ここで、図3中に注記してあるように、サーマ
ルヘッドのように、短時間で微小領域を加熱するような
場合には、最も画像濃度が低くなる条件においても、初
期的な地肌濃度までは消色できないという特性を持って
いる。また、飽和濃度まで発色させてから消去して、あ
る程度の中間濃度状態に発色させてから消色しても、消
え残りの濃度は一定の値になるという特性を持ってい
る。
【0031】したがって、消色状態の記録媒体1を用い
て可視像の書換えを行なうと、既画像の消え残りがでて
しまうが、可視像の記録を行なう前に、一度必要な領域
を全面発色させた後に、可視像の消去、記録を行なうよ
うにすれば、非可視像部は一様な消え残りの濃度値とな
り、可視像の書換えを行なうときも既画像の残像を無く
すことができる。また、この書換前の発色処理初回の記
録の前に行なうだけで充分である。
【0032】次に、図4を用いて記録媒体1を発色させ
る発色装置3について説明する。発色装置3は、記録媒
体1を供給搬送する搬送ローラ対11,11、搬送され
る記録媒体1上に接触して、記録媒体1の可視像記録領
域を全て発色させるための発色加熱を行なうサーマルヘ
ッド12、記録媒体1をサーマルヘッド12で発色させ
るときに裏面から押付け搬送するプラテンローラ13、
および、搬送される記録媒体1を検知して、記録媒体1
を発色させるタイミングを生成するためのタイミングセ
ンサ14によって構成されている。
【0033】このような構成により、ストックされてい
る発色していない初期状態の記録媒体1は、図示しない
搬送モータで回転駆動される搬送ローラ対11によって
順次1枚ずつ供給されて搬送され、タイミングセンサ1
4によって検知されるとともに、サーマルヘッド12へ
と搬送され、タイミングセンサ14の検知信号に基づき
生成されるタイミングによって、記録媒体1の可視像記
録領域が発色加熱される。
【0034】ここで、図3で説明したように一定の加熱
エネルギを印加することで、記録媒体1を発色させるこ
とが可能なので、サーマルヘッド12によって、図3に
示した記録媒体1が発色し得る条件のエネルギ印加を行
なえばよい。
【0035】次に、図5を用いて記録媒体1に対して可
視像を記録する記録装置4について説明する。記録装置
4は、供給される記録媒体1を搬送する搬送ローラ対2
1,21、搬送される記録媒体1上に接触して、記録媒
体1に対して可視像の書換え記録を行なうサーマルヘッ
ド22、記録媒体1をサーマルヘッド22で記録すると
きに裏面から押付け搬送するプラテンローラ23、およ
び、搬送される記録媒体1を検知して、記録媒体1に記
録するタイミングを生成するためのタイミングセンサ2
4によって構成されている。
【0036】したがって、図4と参照比較すれば明らか
なように、記録装置4の基本構成は発色装置3と同様で
ある。これにより、発色装置3において、ストックされ
ている記録媒体1を連続して取り扱うこと以外は、その
基本動作も同じである。
【0037】ここで、発色装置3と動作が異なるのは、
サーマルヘッド22による可視像の書換記録の動作であ
る。すなわち、記録装置4では、発色装置3によって、
あらかじめ可視像記録領域を発色させた記録媒体1、も
しくは、既に何らかの既画像が記録されている記録媒体
1を用いる。
【0038】この場合、サーマルヘッド22では、記録
すべき可視像の画像データに基づいて、記録媒体1の可
視像部には発色し得る加熱エネルギを、非可視像部には
消色し得る加熱エネルギを印加する。発色と消色の各加
熱エネルギの印加は、個別のサーマルヘッドを設けて別
々に行なってもよいが、本例では、その複数の発熱素子
(発熱抵抗体)が1列のライン状に配設されて形成され
ているライン形のサーマルヘッドを単一で用いて、各発
熱素子ごとに発色と消色の加熱エネルギになるように制
御することで、一度に可視像の書換え記録を行なうよう
にしている。
【0039】次に、図6を用いて、本例において単一の
サーマルヘッドで記録媒体1の可視像を書換える動作に
ついて詳細に説明する。図6は、単一のサーマルヘッド
22によって可視像が書換えられている様子を模式的に
示したものである。図中、31はライン形のサーマルヘ
ッド22の発熱抵抗体列であり、アルファベット文字の
「A」という可視像が記録されている記録媒体1が矢印
方向に移動しながら、発熱抵抗体列31による加熱を受
けながら「B」というアルファベット文字に書換えられ
ている様子を示している。
【0040】既画像である文字「A」の各ドットは模式
的に白丸印で示し、新画像である文字「B」の各ドット
は黒丸印で示している。ここで、サーマルヘッド22の
発熱抵抗体列31は、記録すべき可視像の画像データに
応じて、画素単位で加熱エネルギを発色条件と消色条件
になるように制御している。ここで、発熱抵抗体列31
の発色条件の加熱を与えている素子は黒く塗潰し、消色
条件の加熱を与えている素子は斜線で表している。
【0041】発熱抵抗体列31の加熱を受けていない下
側の部分は、既画像(白丸印)がまだ残っているが、既
に発熱抵抗体列31の加熱を受けている部分は、可視像
部には発色加熱を、非可視像部には消色加熱を画素単位
で変えて与えられているため、図中の破線で示すよう
に、新画像の記録とともに既画像が消去されている。
【0042】したがって、記録媒体1は、以前にどのよ
うな既画像が描かれていたかに関わらず、発色加熱によ
り得られた新画像部の発色濃度と、消色加熱により得ら
れた非画像部一様な消え残り濃度とのコントラストによ
り既画像の残像の無い新画像が形成されるようになる。
【0043】次に、前述した可視像の書換え記録動作を
実現するための制御部について図7を用いて説明する。
CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)40
によって、入出力インタフェイス(I/O)41を介し
て、全体の動作を一元管理するように制御部が構成され
ている。すなわち、前述した各動作はCPU40によっ
て管理されており、記録媒体1を搬送する搬送速度、可
視像を記録する画像データなどの設定データは、あらか
じめROM(リード・オンリ・メモリ)42に記憶し、
必要に応じてRAM(ランダム・アクセス・メモリ)4
3に呼び出して、各動作の設定を行なうようになってい
る。
【0044】記録媒体1の供給搬送がタイミングセンサ
24によって検知されると、CPU40へその検知信号
が送られ、CPU40では、あらかじめROM42から
呼出されているRAM43内の搬送速度データに基づい
て、搬送モータ駆動回路44へ搬送開始指令を出す。こ
れにより、搬送モータ25は、あらかじめ設定した速度
で動作し、搬送ローラ対21を回転駆動することによ
り、記録媒体1を所定の速度で搬送する。CPU40
は、タイミングセンサ24が記録媒体1を検知した時点
から時間をカウントすることにより、記録動作タイミン
グ信号を生成し、サーマルヘッド駆動回路45へ動作指
令を送る。
【0045】なお、本例におけるサーマルヘッド駆動回
路45は、前述したように記録加熱と消去加熱とを同時
に行なう制御を行なうため、その詳細については別途、
図9で説明する。
【0046】サーマルヘッド駆動回路45では、搬送さ
れる記録媒体1の到達に合わせて、サーマルヘッド22
の発熱駆動を行なう。したがって、サーマルヘッド22
によって、画像データに応じた既画像の消去と新画像
(可視像)の記録が同時に行なわれる。さらに、搬送モ
ータ25にる搬送ローラ対21の駆動より、既画像から
新画像に書換えられた記録媒体1が排出されて全体の動
作が終了する。
【0047】次に、図8を用いて前述したサーマルヘッ
ド駆動回路45について詳細に説明する。図8は、図7
におけるサーマルヘッド駆動回路45と、その周辺部の
構成を示したものである。本例では、サーマルヘッド2
2の発熱抵抗体列31の各発熱素子ごとの加熱エネルギ
を発色と消色とで変えるのに、一画素内に複数のパルス
列を印加し、発色と消色とで与えるパルス列の数を変え
るようにしている。
【0048】図8に示すように、本例を実現するため
に、可視像部(記録部)を示す画像データ51と、可視
像部と非可視像部との両方を含む書換えを行なう全体の
領域を示すマスクデータ52との2つのデータを存在さ
せている。この2つのデータは、まず、サーマルヘッド
駆動回路45内の書換データ作成部53へ送られ、記録
部と消去部との両方が混在する書換データへと加工され
る。すなわち、画像データ51とマスクデータ52とが
重ならない部分が消去データとなる。このような構成に
することで、記録する可視像を変更する場合は、画像デ
ータ51のみを変えるだけで済むようになる。
【0049】次に、作成された書換データは、記録・消
去パルス列データ演算部54へ送られ、前述した複数パ
ルス列のデータに変換される。このように、サーマルヘ
ッド駆動回路45内で複数パルス列の演算を行なうよう
にすることで、あらかじめ用意しておく画像データ51
の容量は画素単位のデータ量にすることができる。
【0050】したがって、データ量を必要以上に増やす
ことなく、複数パルス印加を行なう制御を実現すること
ができる。記録・消去パルス列データ演算部54で複数
パルス列へと変換されたデータは、サーマルヘッド22
のドライバ55に送られ、発熱抵抗体列31が前述した
条件で発熱駆動されるようになっている。
【0051】次に、図9を用いて可視像の書換え記録を
行なったときの作用効果について説明する。図9(a)
は、従来の消色状態の記録媒体に記録した可視像の書換
え記録を行なった場合を、図9(b)は、本例にしたが
って可視像の書換え記録を行なった結果を示したもので
ある。ここで、両方とも可視像の書換え記録はアルファ
ベットの「ABCD」という文字画像を「DCBA」に
書換えた例を示している。
【0052】図9からも明らかなように、従来の書換え
結果では、既画像である「ABCD」のうち、書換えに
より消去される部分が、図3に示した「消え残り」に相
当する濃度で発色しているため(D部)、地肌濃度との
濃度差により残像とわかってしまうが、本例では、既画
像および書換画像に共通する非可視像部の濃度と、既画
像の消去部分の濃度とが同じになるので(E部)、既画
像の残像は全く見られずに書換えが行なわれていること
がわかる。
【0053】図10は、本実施の形態に係る記録媒体1
を発行する記録媒体処理装置の構成を概略的に示すもの
である。なお、この例で用いる記録媒体1は、前述同
様、加熱エネルギの違いにより発色と消色の2つの状態
を示し、繰返し可視像の記録、消去が可能な記録材料を
用いた可視像記録部、および、この可視像記録部の可視
像と関係のある情報などを書込む情報記憶部(たとえ
ば、バーコードを記録するバーコード記録部、磁気情報
を記録する磁気情報記録部、あるいは、半導体メモリな
どのICチップなど)が設けられているものとする。
【0054】この記録媒体処理装置は、発色処理してい
ない記録媒体1を供給搬送する搬送ローラ対71,…、
搬送される記録媒体1の情報記憶部に対して情報を書込
む書込手段としての書込部72、搬送される記録媒体1
上に接触して、記録媒体1の可視像記録部を全て発色さ
せるための発色加熱を行なう発色用サーマルヘッド7
3、記録媒体1をサーマルヘッド73で発色させるとき
に裏面から押付け搬送するプラテンローラ74、発色用
サーマルヘッド73で発色させた記録媒体1の可視像記
録部に可視像を記録する記録用サーマルヘッド75、記
録媒体1にサーマルヘッド75で記録するときに裏面か
ら押付け搬送するプラテンローラ76、および、搬送さ
れる記録媒体1を検知して、記録媒体1の可視像記録部
を発色させるタイミング、および、可視像を記録するタ
イミングを生成するためのタイミングセンサ77によっ
て構成されている。
【0055】この種の記録媒体類は、その発行時、製造
した記録媒体の情報記憶部に対して所定の情報を書込む
必要があるので、製造とは別に、記録媒体処理装置によ
って、これを行なっている。したがって、記録媒体処理
装置内に記録媒体1の可視像記録部を発色させる手段を
設ければ、前述したような発色工程を別工程として新規
に設けたり、製造工程に組込んだりする必要がなくな
る。
【0056】本例の記録媒体処理装置では、ストックさ
れている記録媒体1を発行する場合、図示しない搬送モ
ータで回転駆動される搬送ローラ対71によって、記録
媒体1を順次1枚ずつ供給して搬送しながら、まず、書
込部72によって情報記憶部に最初の所定の情報を書込
むとともに、タイミングセンサ77によって検知し、そ
の検知信号に基づき生成されるタイミングに基づき、発
色用サーマルヘッド73で記録媒体1の可視像記録部が
発色加熱され、その後、記録用サーマルヘッド75で最
初の可視像の記録動作が行なわれる。
【0057】ここで、発色用サーマルヘッド73による
発色動作、記録用サーマルヘッド75による可視像の記
録動作は、前述した各動作と全く同様である。このよう
にして、本例の記録媒体処理装置によって発行した記録
媒体1を用いて、使用履歴に応じて可視像記録部の可視
像を書換えるようにすれば、消え残りのない可視像の書
換えが可能になる。
【0058】また、上記説明では、発色用サーマルヘッ
ド72と記録用サーマルヘッド75を個別に設けたが、
これを共通として、記録媒体1を反復搬送などによりサ
ーマルヘッドを2度通過させ、単一のサーマルヘッドで
発色と記録を行なうようにすれば、装置構成を簡略化す
ることが可能である。
【0059】以上説明したように上記実施の形態によれ
ば、以下のような作用効果が期待できる。 (1)記録媒体の第1回目の可視像記録の前に、記録媒
体の可視像記録領域を発色させた後、可視像の書換え記
録を行なうことで、たとえ地肌までの消色が不完全な記
録媒体であっても、非可視像部は一様な消え残りがでる
ため、古い画像の消え残り部分との差が無くなり、古い
画像の残像がなくなる。
【0060】(2)記録すべき可視像の画像データに応
じて、サーマルヘッドにより、可視像記録領域の可視像
部の発色加熱と非可視像部の消色加熱を選択的かつ同時
に行なうことで、より短時間で古い画像の残像が無い可
視像の書換え記録を行なうことができる。
【0061】(3)発色状態を記録、消色状態を消去と
する可視像の記録方法で、発色状態を初期状態として提
供される記録媒体を用いて、可視像の書換え記録を行な
うことで、発色処理を個別に行なうことなく、古い画像
の残像が無い可視像の書換え記録を行なうことができ
る。
【0062】(4)情報記憶部と、加熱エネルギの違い
により発色と消色の2つの状態を示し、可視像を繰返し
記録、消去することの可能な記録材料からなる可視像記
録部を有する記録媒体を発行する記録媒体処理装置で、
発色用サーマルヘッドを設けて、発色用サーマルヘッド
による可視像記録部の発色を、記録用サーマルヘッドに
よる可視像記録の前に行なうことで、記録媒体処理装置
内で発色処理と可視像の記録とを同時に行ない、かつ、
古い画像の残像が無い可視像記録部の書換え記録を行な
うことができる。
【0063】(5)発色状態を記録、消色状態を消去と
する可視像記録部の書換え記録が可能な記録媒体を発行
する記録媒体処理装置で、情報記憶部および発色状態を
初期状態として提供される記録材料からなる可視像記録
部を有する記録媒体を用いて、書込部により情報記憶部
に所定の情報を書込むとともに、記録用サーマルヘッド
により、記録すべき可視像の画像データに応じて可視像
記録部の可視像部の発色加熱と非可視像部の消色加熱を
選択的かつ同時に行なって可視像を記録することで、記
録媒体処理装置に発色用サーマルヘッド手段を設けるこ
となく、古い画像の残像が無い可視像記録部の書換え記
録を行なうことができる。
【0064】(6)可視像の画像濃度と等しい濃度で発
色処理を行なうことにより、消え残りの濃度が一様にな
り、古い画像の残像が無い可視像の書換え記録を行なう
ことができる。
【0065】なお、前述した実施の形態では、発色手段
にサーマルヘッドを用いたが、これに限定されることは
なく、記録媒体を発色させ得る加熱手段であれば、面状
ヒータなどを用いてもよい。また、可視像の記録手段お
よび書換手段にもサーマルヘッドを用いたが、面状ヒー
タなどの消色手段を別途設けて、記録手段であるサーマ
ルヘッドでは可視像部の発色加熱しか行なわないように
して、可視像の書換え記録を行なうようにしても、その
効果は同様である。
【0066】また、記録材料の発色状態を記録画像とし
たが、発色状態を消去状態とし、消去時に発色状態にな
るように加熱エネルギを制御し、記録時に消色状態にな
るように加熱エネルギを制御すれば消色状態を記録画像
とすることも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、古
い可視像の消え残りが無く、書換時間の短縮が図れる記
録媒体処理方法および記録媒体処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録媒体処理方法の
工程を模式的に示した図。
【図2】処理手順を説明するフローチャート。
【図3】記録媒体にサーマルヘッドで加熱エネルギを与
えたときの画像濃度の変化特性を示した図。
【図4】記録媒体を発色させる発色装置の構成を概略的
に示す構成図。
【図5】記録媒体に可視像を記録する記録装置の構成を
概略的に示す構成図。
【図6】単一のサーマルヘッドによって可視像が書換え
られている様子を模式的に示した図。
【図7】書換え記録動作を行なうための制御部の構成を
示すブロック図。
【図8】図7のサーマルヘッド駆動回路とその周辺部の
構成を示すブロック図。
【図9】従来方法により可視像の書換え記録を行なった
場合と、本実施の形態にしたがって可視像の書換え記録
を行なった場合の結果を示した図。
【図10】記録媒体を発行する記録媒体処理装置の構成
を概略的に示す構成図。
【符号の説明】
1……記録媒体、2……記録媒体の製造装置、3……記
録媒体の発色装置、4……記録媒体に可視像の書換え記
録が可能な記録装置、11……搬送ローラ対、12……
サーマルヘッド、13……プラテンローラ、14……タ
イミングセンサ、21……搬送ローラ対、22……サー
マルヘッド、23……プラテンローラ、24……タイミ
ングセンサ、25……搬送モータ、31……サーマルヘ
ッドの発熱抵抗体列、40……CPU、41……入出力
インタフェイス(I/O)、42……ROM、43……
RAM、44……搬送モータ駆動回路、45……サーマ
ルヘッド駆動回路、51……画像データ、52……マス
クデータ、53……書換データ作成部、54……記録・
消去パルス列データ演算部、55……ドライバ、71…
…搬送ローラ対、72……書込部、73……発色用サー
マルヘッド、74……プラテンローラ、75……記録用
サーマルヘッド、76……プラテンローラ、77……タ
イミングセンサ。
フロントページの続き (72)発明者 吉澤 貞一 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 永瀬 秀彦 東京都港区芝浦四丁目1番18号 ジェイ アール東日本メカトロニクス株式会社内 (72)発明者 長谷川 潔 東京都港区芝浦四丁目1番18号 ジェイ アール東日本メカトロニクス株式会社内 (72)発明者 伊藤 進一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 大野 忠義 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 江川 二郎 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 山口 隆 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (56)参考文献 特開 平7−276680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 B41M 5/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱エネルギの違いにより発色と消色の
    2つの状態を示す記録媒体に対して、前記記録媒体を発
    色させて可視像を記録する記録媒体処理方法であって、 前記記録媒体に対して第1回目の可視像を記録する前
    に、前記記録媒体を発色させた後、可視像の記録を行な
    うことを特徴とする記録媒体処理方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体に対して第1回目の可視像
    を記録する前に行なう発色処理は、前記記録する可視像
    の濃度と等しい濃度で発色処理を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の記録媒体処理方法。
  3. 【請求項3】 加熱エネルギの違いにより発色と消色の
    2つの状態を示す記録媒体に対して、前記記録媒体を発
    色させて可視像を記録する記録媒体処理方法であって、 前記記録媒体に対して第1回目の可視像を記録する前
    に、前記記録媒体を発色させた後、記録すべき可視像に
    応じて、可視像部の発色加熱および非可視像部の消色加
    熱を選択的かつ同時に行なうことにより、可視像の記録
    を行なうことを特徴とする記録媒体処理方法。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体に対して第1回目の可視像
    を記録する前に行なう発色処理は、前記記録する可視像
    の濃度と等しい濃度で発色処理を行なうことを特徴とす
    る請求項3記載の記録媒体処理方法。
  5. 【請求項5】 加熱エネルギの違いにより発色と消色の
    2つの状態を示すことにより可視像の記録、消去が可能
    な記録媒体を用い、かつ、発色状態を記録、消色状態を
    消去とする記録媒体処理方法であって、 前記記録媒体は発色状態を初期状態として提供され、こ
    の発色状態を初期状態とする記録媒体に対して可視像の
    記録、消去を行なうことを特徴とする記録媒体処理方
    法。
  6. 【請求項6】 情報記憶部と、加熱エネルギの違いによ
    り発色と消色の2つの状態を示す記録材料からなる可視
    像記録部とを有する記録媒体を供給する供給手段と、 この供給手段で供給される記録媒体の前記情報記憶部に
    対して所定の情報を書込む書込手段と、 前記供給手段で供給される記録媒体の初期状態にある可
    視像記録部を加熱して発色させる熱発色手段と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 情報記憶部と、加熱エネルギの違いによ
    り発色と消色の2つの状態を示す記録材料からなる可視
    像記録部とを有する記録媒体を供給する供給手段と、 この供給手段で供給される記録媒体の前記情報記憶部に
    対して所定の情報を書込む書込手段と、 前記供給手段で供給される記録媒体の前記可視像記録部
    を加熱して発色させる熱発色手段と、 この熱発色手段で発色された前記記録媒体の可視像記録
    部に対して、記録すべき可視像に応じて、可視像部の発
    色加熱および非可視像部の消色加熱を選択的かつ同時に
    行なうことにより、可視像の記録を行なう熱記録手段
    と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  8. 【請求項8】 前記熱発色手段による前記記録媒体の可
    視像記録部に対する発色処理は、前記熱記録手段で記録
    する可視像の濃度と等しい濃度で発色加熱を行なうこと
    を特徴とする請求項7記載の記録媒体処理装置。
  9. 【請求項9】 情報記憶部と、加熱エネルギの違いによ
    り発色と消色の2つの状態を示すことにより可視像の記
    録、消去が可能な記録材料からなる可視像記録部とを有
    し、前記可視像記録部は発色状態を記録、消色状態を消
    去とし、かつ、発色状態を初期状態する記録媒体を供給
    する供給手段と、 この供給手段で供給される記録媒体の前記情報記憶部に
    対して所定の情報を書込む書込手段と、 前記供給手段で供給される記録媒体の前記可視像記録部
    に対して、記録すべき可視像に応じて、可視像部の発色
    加熱および非可視像部の消色加熱を選択的かつ同時に行
    なうことにより、可視像の記録を行なう熱記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
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