JP3325093B2 - 可逆性感熱式記録媒体の消色装置 - Google Patents

可逆性感熱式記録媒体の消色装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可逆性感熱式記録媒体の
消色装置に係り、特に、消色が効果的に行われるように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ストアードフェア(S
F)カード等の記録媒体に使用年月日や残額等の文字や
記号を、可逆性感熱式で記録できるようにすることが提
案されている(例えば、特開平4−112079号公
報,特開平4−197647号公報)。
【0003】可逆性感熱式記録媒体(以下、カードとい
う)は、所定の発色温度で所定の文字等を記録するとと
もに、その発色温度よりも少し低い消色温度を印加して
記録されている文字等を消色し、再度、発色温度で新た
な文字等を記録することができるように構成されてい
る。
【0004】したがって、同じ箇所に繰返し記録でき、
しかも、記録面を広くすることができるので、例えば、
各種の買物ができるSFカードへの応用が考えられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ードを所定の消色温度で消色する際、完全な消色が行わ
れないときがあり、このような不完全な消色後に新たな
文字等を記録すると、新たな文字等が見ずらくなる欠点
があった。
【0006】上述の消色不完全の原因としては、カード
基板上に塗布された記録層の不均一等によるカードそれ
ぞれの消去可能温度範囲の相違、前回の記録時から消色
時までの経過時間の相違による消去温度範囲の変化、あ
るいは今までの記録回数の相違による消去温度範囲の変
化等があげられる。
【0007】したがって、上述の欠点を除去するために
は、カードから記録経過時間や記録回数のデータを読取
って、そのカードに対応した消色温度を設定して消色す
ることも考えられるが、消色温度の制御機構が複雑にな
る欠点がある。
【0008】また、カードに対する消色温度印加時間を
十分にとって、消色温度の分布が均一となるようにする
と消色が良好に行われるので、長時間印加方式を採用す
るようにしてもよいが、もし、このような長時間の消色
温度印加方式にすると、処理時間が長くなるという欠点
がでてくる。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡単な機構
で、しかも比較的短時間で消色を良好に行うことのでき
るカードの消色装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記目的
を達成するために、カードに所定の発色温度で記録され
ている文字等の記録内容を、その発色温度よりも低い温
度を印加して、その文字等の記録内容を消色するカード
の消色装置にであって発色処理に先立って行われる一
回の消色処理において、前記消色温度の印加を複数回行
うとともに、その回数が増す毎に、印加するその消色温
度を低下させる消色温度印加手段を設けたことを特徴と
している。
【0011】
【作用】発色処理に先立って行われる一回の消色処理
、消色温度印加手段により、カードは複数回の消色温
度が印加される。そして、その印加のたびに、前回の印
加時の消色温度よりも低い消色温度が印加される。これ
により、カードの消去可能温度範囲に一様に温度が印加
でき、消色が効果的に行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は一実施例装置の概略構成図であって、カー
ドCは、ローラ群r,r…によって左右方向へ移動自在
に設けられている。
【0013】すなわち、ローラ群r,r…は、モータM
と図示しないベルトにより結合されていて、モータMが
所定方向へ回転すると、例えば、モータMが時計方向へ
回転駆動すると、カードCを右側方向へ、これとは逆
に、モータMが反時計方向へ回転駆動すると、カードC
を左側方向へ移動できるように構成されている。
【0014】サーマルヘッドHは、ローラ群r,r…の
ほぼ中間位置に設けられていて、ローラ群r,r…で搬
送されるカードCの上面に接するように設けられてい
る。また、このサーマルヘッドHは、温度調節器1によ
り、カードCへ印加する温度が調節できるように構成さ
れている。
【0015】センサSは、例えば、ホトセンサ等の周知
のセンサからなり、カードCがサーマルヘッドHを通過
した状態を検出できるように構成されていて、その検出
信号は計数器2に入力するようにしている。
【0016】モータ駆動回路3は、上述したモータMを
駆動するためのものであって、計数器2からの信号を受
けて、モータMの回転方向を時計方向回転と反時計方向
回転とに可逆的に回転駆動できるように構成されてい
る。
【0017】上述の構成からなる本実施例装置は、例え
ば、自動改札機(図示せず)の印字機構の印字ヘッドの
手前に設置される。
【0018】次に、本実施例装置の消色動作について、
図2のグラフをも用いて説明する。
【0019】今、モータMが時計方向に回転して、消色
しようとするカードが左側から送出されてきたものとす
る(図1の矢印イ参照)。このとき、サーマルヘッドH
は、温度調節器1により所定の発色温度t0 よりも少し
低く、所定の消色温度よりも少し高い温度t1 に設定さ
れているとともに、計数器2は「3」に設定されてい
る。したがって、カードCは、サーマルヘッドHに接し
て、消色温度t1 で消色処理される。
【0020】カードCの終端がセンサSで検出される
と、モータMは反時計方向に回転し、このとき計数器2
は「3」から「2」にセットされ、この計数器2の
「2」のセット信号により、温度調節器1は、上述の消
色温度t1 よりも少し低い消色温度t2 に設定される。
したがって、カードCは、サーマルヘッドHに接して、
1回目よりも低い消色温度t2 で消色処理される。
【0021】カードCの終端がセンサSで検出される
と、モータMは再び時計方向に回転し、このとき計数器
2は「3」から「1」にセットされ、この計数器2の
「1」のセット信号により、温度調節器1は、上述の消
色温度t2 よりも少し低い消色温度t3 に設定される。
したがって、カードCは、サーマルヘッドHに接して、
2回目よりも低い消色温度t3 で消色処理される。
【0022】上述のようにして発色処理に先立って行わ
れる一回の消色処理が3段階で消色処理されたカードC
は、右側方向(図1の矢印ロ参照)へ搬送され、図示し
ない印字ヘッドにより新たな文字等が印字される。
【0023】以上のように、本実施例装置は、徐々に消
色温度が低下するようにして3回の消色処理を行うよう
にしたので、カードCの消色温度にバラツキがあって
も、カードCの消色温度範囲をカバーして効果的に消色
することができる。したがって、カードCへの新たに記
録される文字等を明瞭にすることができる。
【0024】なお、上述の実施例では、一回の消色処理
消色温度の印加を3段階としたが、これを2段階とし
てもよく、又は4段階以上としてもよい。
【0025】また、サーマルヘッドHを1個としてカー
ドCを往復動させたが、設定温度の相違するサーマルヘ
ッドHを複数個設け、カードCを往復されることなく単
に通過させるようにしてもよい。このようにした場合
は、カードCを自動改札機で使用可能なSFカードとす
ることができる。さらに、サーマルヘッドHの代りに加
熱ローラを設けるようにしてもよい。
【0026】なお、上述の実施例では、印加する消色温
度t1 〜t3 は、所定の発色温度t0 を基準にしたが、
本出願人が、先に、特願平4−232737号で提案し
たように、カードCの来歴に基づいて、つまりカードC
の今までの印字回数や、前回の印字時間からの経過時間
により決めてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明装置は、発色処理に先立って行わ
れる一回の消色処理の消色温度の印加を複数回行うとと
もに、その回数が増す毎に、印加するその消色温度を低
下させる消色温度印加手段を設けたので、消色温度範囲
を広くでき、消色温度範囲にバラツキがあっても、効果
的に消色することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【図2】消色動作を示すグラフである。
【符号の説明】
1 温度調節器 2 計数器 3 モータ駆動回路 C 可逆性感熱式記録媒体(カード) H サーマルヘッド M モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−169841(JP,A) 特開 平6−210956(JP,A) 特開 平6−227126(JP,A) 特開 平5−85049(JP,A) 特開 平5−8507(JP,A) 特開 平6−122250(JP,A) 特開 平6−270432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41M 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆性感熱式記録媒体に所定の発色温度
    で記録されている文字等の記録内容を、その発色温度よ
    りも低い温度を印加して、その文字等の記録内容を消色
    する可逆性感熱式記録媒体の消色装置であって発色処理に先立って行われる一回の消色処理において、
    前記消色温度の印加を複数回行うとともに、その回数が
    増す毎に、印加するその消色温度を低下させる消色温度
    印加手段を設けたことを特徴とする可逆性感熱式記録媒
    体の消色装置。
JP22821693A 1993-08-20 1993-08-20 可逆性感熱式記録媒体の消色装置 Expired - Fee Related JP3325093B2 (ja)

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