JPH0655148B2 - アミドの生物学的製造法 - Google Patents

アミドの生物学的製造法

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JPH0655148B2
JPH0655148B2 JP63231744A JP23174488A JPH0655148B2 JP H0655148 B2 JPH0655148 B2 JP H0655148B2 JP 63231744 A JP63231744 A JP 63231744A JP 23174488 A JP23174488 A JP 23174488A JP H0655148 B2 JPH0655148 B2 JP H0655148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (技術分野) 本発明は、微生物由来のニトリルヒドラターゼの作用に
よってニトリルを水和してこれを対応するアミドに変換
させる方法に関する。さらに具体的には、本発明は、使
用する微生物およびニトリルヒドラターゼの産生方法に
主要な特徴を有するアミドの生物学的製造法に関する。
(先行技術) 低級脂肪族アミド、たとえばアクリルアミド、は対応す
るニトリル、たとえばアクリロニトリルの水和によって
製造されるが、この水和を微生物の産生する酵素(ニト
リラーゼあるいはニトリルヒドラターゼ)の作用によっ
て行なう方法が提案されている(たとえば、特公昭62
−21519号、特開昭61−162193号、特開昭
62−91189号、特公昭56−17918号および
特公昭59−37951号公報参照)。このようなアミ
ドの生物学的製造法は、工業的にも実施されていて、ア
クリルアミドの有利な製造法として注目されている。
このようなアミドの生物学的製造法に使用されるものと
して既にいくつかの微生物が提案されているのである
が、本発明者らの知るところでは、これらの微生物は低
級脂肪族ニトリルの水和には有効であっても、芳香族ニ
トリルの水和には必ずしも有効ではない。たとえば、3
−シアノピリジンを水和してニコチン酸アミドを製造す
る方法は、収率が低くて工業的には実施し難い。
ところで、微生物の培養を鉄イオンあるいはマンガンイ
オンの存在下に行なうことが一般に知られており、アミ
ドの生物学的製造法にもこの技術は利用されていて、た
とえばロドコッカス属の微生物の培養を鉄イオンの存在
下に行なう例を特開昭61−162193号および特開
昭62−91189号各公報にみることができる。
本発明者らの検討したところによれば、シュードモナス
属細菌由来のニトリル水和酵素(ニトリルヒドラター
ゼ)はその活性中心にFe+++を含んでおり、従ってこ
の微生物の培養には培地中に鉄イオンが存在することが
必須であったが、ロドコッカス属の微生物についての前
記の公知例の場合にもその培養の際の培地中の鉄イオン
はニトリル水和酵素産生のために必須のものであると推
定される。
〔発明の概要〕
(要旨) 本発明は、上記の知見に反して、ロドコッカス属の特定
の菌株、すなわちロドクロウス種のJ−1株、が鉄イオ
ン含有培地ではニトリルヒドラターゼを産生しないこと
ならびにコバルトイオン含有培地においてはじめてニト
リルヒドラターゼを産生すること、ならびにこのように
して産生されたニトリルヒドラターゼは芳香族ニトリル
をも基質としてそれをアミドに変換すること、の発見に
基いてなされたものである。
従って、本発明によるアミドの製造法は、微生物由来の
ニトリルヒドラターゼ酵素の作用によってニトリルを水
和してこれを対応するアミドに変換する方法において、
該ニトリルヒドラターゼが、ロドコッカス属ロドクロウ
ス種(Rhodococcus rhodochrous)の微生物をコバルト
イオン存在下に培養して得たものであること、を特徴と
するものである。
(効果) 本発明によれば、鉄イオン含有培地ではニトリルヒドラ
ターゼ活性がゼロであるのに対して、コバルトイオン含
有培地ではじめてニトリルヒドラターゼ活性が発現す
る。ニトリルヒドラターゼ発現についてこの特定の微生
物の金属イオン要求性の臨界性は、全く思いがけなかっ
たことと解される。
また、本発明によれば、芳香族ニトリルの水和を有利に
行なうことができる。ビタミン原料等としてのニコチン
酸アミド(すなわち3−シアノピリジンの水和物)ある
いは抗結核薬として有用なピラジンアミド(すなわちシ
アノピラジンの水和物)の重要性からいって、本発明の
この効果は有用なものである。
〔発明の具体的説明〕
1.アミドの生物学的製造の基本的内容 本発明は微生物由来のニトリルヒドラターゼの作用によ
ってニトリルを水和してこれをアミドに変換する方法で
あるが、この方法は基本的には微生物の培養およびニト
リルヒドラターゼの誘導ならびに得られたニトリルヒド
ラターゼの基質ニトリルに対する作用からなる。
これらは単位操作としてそれ自身公知であって、本発明
でも合目的的な任意の態様を採ることができる。本発明
で「微生物をコバルトイオン存在下に培養して得たもの
である」ということは、ニトリルヒドラターゼの誘導が
行なわれたことを当然の前提とするものである。
本発明が前提とする「微生物由来のニトリルヒドラター
ゼ酵素の作用によってニトリルを水和してこれを対応す
るアミドに変換する方法」は、ニトリルヒドラターゼの
作用のさせ方について合目的的な任意の態様を包含する
ものである。そのような態様の一つとして、微生物に産
生させた酵素を回収して、これを酵素標品として使用す
る方法があるが、このようなふつうの触媒反応のような
場合をも本発明では「生物学的製造法」として扱うもの
とする。
2.水和反応の詳細 1)微生物 本発明で使用する微生物は、ロドコッカス属ロドクロウ
ス種(Rhodococcus rhodochrous)のものである。
この種の株の代表的なものは、J−1株である。
J−1株の詳細は下記の通りである。
(1)由来および寄託 J−1株は、本発明者らが京都市左京区の土壌から採取
したものであって、昭和62年9月18日に工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されて、FERM BP−
1478号の受託番号を得ている。
(2)菌学的性質 (a)形態 (1)細胞の形および大きさ0.9〜1.0μ×3〜10
μ (2)細胞の多形性の有無 培養初期に長桿状を呈し、棍
棒状で湾曲なくスナッピングを伴った発育を示し、のち
に短桿菌状に断裂する (3)運動性 な し (4)胞子の有無 な し (5)グラム染色性 陽 性 (6)抗酸性 陰 性 (7)異染小体 認められる (b)各培地における生育状態(30℃) (1)肉汁寒天平板培養 直径1mm(48時間)円形、
不規則、平滑で表面乾き気味、扁平、不透明、淡オレン
ジピンク色 (2)肉汁寒天斜面培養 糸状、表面平滑、断面はやや隆
起状で乾き気味、淡オレンジピンク色 (3)肉汁液体培養 菌膜を形成し、旺盛に発育する。生
育するにしたがって、中程度の濁り、沈澱を生ずる。
(4)肉汁ゼラチン穿刺培養 表面に良く生育、穿刺部に
そってロート状に発育するが、下層部にはほとんど発育
しない。ゼラチンは、液化は認められない。
(5)リトマスミルク 変化しない (c)生物学的性質 (1)硝酸塩の還元 陽 性 (2)脱窒反応 陰 性 (3)MRテスト 陰 性 (4)VPテスト 陰 性 (5)インドールの生成 陽 性 (6)硫化水素の生成 陽 性 (7)デンプンの加水分解 陰 性 (8)クエン酸の利用 コーサーの培地:陰 性 クリステンセンの培地:陽 性 (9)無機窒素源の利用 硝酸塩:陽 性 アンモニウム塩:陽 性 (10)色素の生成 陰 性 (11)ウレアーゼ 陽 性 (12)オキシダーゼ 陰 性 (13)カタラーゼ 陽 性 (14)セルロースの 陰 性 加水分解 (15)生育の範囲 pH:5〜10 温度:10〜41℃ (16)酸素に対する態度 好気性 (17)チロシンの分解 陽 性 (18)アデニンの分解 陽 性 (19)ホスファターゼ 陽 性 (20)Tween80 陽 性 加水分解 (21)O−Fテスト 0(弱い) (22)耐熱性(10%スキ な し ムミルク中72℃、15分) (23)糖から酸および 酸の生成 ガスの生成 ガスの生成 L−アラビノース − − D−キシロース − − D−グルコース + − D−マンノース − − D−フラクトース + − 麦芽糖 + − ショ糖 + − 乳 糖 − − トレハロース − − D−ソルビット + − D−マンニット + − グリセリン + − (24)単一炭素源としての 生育 イノシトール − 麦芽糖 + D−マンニット + ラムノース − D−ソルビット + m−ハイドロキシ 安息香酸 + アジピン酸ナトリウム + 安息香酸ナトリウム + クエン酸ナトリウム + 乳酸ナトリウム + テストテトロン + L−チロシン + グリセリン(1%)(W/V) (+) トレハロース (+) p−ハイドロキシ + 安息香酸(1%)(W/V) (+)弱いが陽性である。
(25)脂肪酸と細胞壁分析 不飽和、飽和直鎖脂肪酸、お
よびツベルクロステアリン酸を含む。ミコール酸のTL
Cは単一スポットを与える。
以上の菌体的性質をバージーの細菌分類書(Bergy's Ma
nual of Systematic Bacteriology)(1986)に基づいて
分類すると、J−1株は、好気性、グラム陽性、弱抗酸
性、カタラーゼ陽性の内生胞子を生じない桿菌であり、
鞭毛を着生しない。また、発育の初期過程で長桿菌状で
菌糸状を呈し、枝分れ(Branching)を伴なった発育を
示し、後に短桿菌状に断裂することよりノカルディア型
の細菌に属するものと認められる。
脂肪酸組成の分析は、ツベルクロステアリン酸を含む不
飽和、飽和の直鎖脂肪酸を含む。ミコール酸のTLCは
標準菌Rodococcus rhodochrous(IFO 3338)と同じRfを
示す単一スポットを与えることから、Mycobacterium属
とは区別される。またミコール酸の組成(炭素数)から
Nocardia属とは区別される。その他生化学的諸性質の検
討から、本菌はRhodococcus rhodochousと認められる。
2)基質/ニトリル 上記のような微生物の産生するニトリルヒドラターゼの
基質となるニトリルは、芳香族および脂肪族のモノニト
リルまたはジニトリル、就中モノニトリル、である。
本発明の特色を最もよく享受するのは、芳香族ニトリ
ル、特に芳香環を形成する炭素数が4〜10のもの、で
ある。芳香族ニトリルの具体例のいくつかを例示すれば
下記の通りであって、下記の一般式〔I〕〜〔VI〕で示
される化合物が挙げられる。
例えば、4−、3−、および2−シアノピリジン、がそ
れである。
(ここで、R1およびR2は、それぞれ、H、CH3、O
H、OCH3、Cl、F、CN、NH2またはNO2であ
る。) 例えば、ベンゾニトリル、o−、m−およびp−クロロ
ベンゾニトリル、o−、m−およびp−フルオロベンゾ
ニトリル、o−およびm−ニトロベンゾニトリル、p−
アミノベンゾニトリル、o−、m−およびp−トルニト
リル、4−シアノフェノール、アニソニトリル、フタロ
ニトリル、イソフタロニトリル、テレフタロニトリル、
2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,4−ジクロロベ
ンゾニトリル、2,6−ジフルオロベンゾニトリル、が
それである。
例えば、α−およびβ−ナフトニトリル、がそれであ
る。
(ここで、XはSまたはOである) 例えば、2−チオフェンカルボニトリルおよび2−フロ
ニトリル、がそれである。
例えば、5−シアノインドール、がそれである。
すなわち、シアノピラジンである。
本発明で対象とするニトリルの他の一群は、脂肪族ニト
リルである。炭素数2〜6のモノまたはジニトリル、就
中モノニトリル、が適当である。生成アミドの有用性か
らいって、アクリロニトリルが代表的であり、また生産
性も良好である。
これらのニトリルに対応するアミドは、CN基がCON
2基に変換されたものであることはいうまでもない。
なお、ジニトリルの場合はCN基の少なくとも1個がC
ONH2に変換したものを対応するアミドと考えるもの
とする。
3)培養/ニトリルヒドラターゼの産生 ロドコッカス属ロドクロウス種の微生物の培養は、培地
にコバルトイオンが存在するということを除けば、他の
条件に関してはそれが合目的的なものである限り制限は
ない。倍地中に酵素誘導剤(詳細後記)を存在させてお
いてニトリルヒドラターゼを菌体中に蓄積させることが
ふつうであることは前記したところである。
(1)基本培地 適当な培地のいくつかを例示すれば、下記の通りであ
る。挙示の成分の量を変え、ある成分を他の成分と置き
かえ、ある成分を省略し、あるいは他の成分を追加する
ことは、当業者にとって容易であろう。
(イ)培地A 成 分 量(培地1中) ビタミン混合物*1 0.1ml K2HPO4 13.4g KH2PO4 6.5g NaCl
1.0g MgSO4・7H2O 0.2g 蒸留水 残部(pH7.0) *1組成(溶液1中) ビオチン 2μg パントテン酸カルシウム 0.4mg イノシトール 2mg ニコチン酸 0.4mg 塩酸チアミン 0.4mg 塩酸ピリドキシン 0.4mg p−アミノ安息香酸 0.2ng リボフラビン 0.2mg 葉酸 0.01ng 蒸留水 残部 (ロ)培地B グリセロール 10g ペプトン 5g モルトエキス 3g イーストエキス 3g 蒸留水 残部(pH7.2) (ハ)培地C イーストエキス 3g KH 2PO 4 0.5g K 2HPO 4 0.5g MgSO 4・7H 2O 0.5g 蒸留水 残部(pH7.2) (2)酵素誘導剤 ロドコッカス属ロドクロウス種の微生物にニトリルヒド
ラターゼを誘導産生させる酵素誘導剤は、合目的的な任
意のものがありうる。
本発明で適当な誘導剤は、ニトリルおよびアミドが代表
的である。
J−1株についてその効果を確認している酵素誘導剤の
具体例を挙げれば、下記のものがある。
クロトンアミド、アセトニトリル、プロピオニトリル、
ベンズアミド、プロピオンアミド、アセトアミド、イソ
バレロニトリル、n−ブチロニトリル、イソブチロニト
リル、n−カプロニトリル、3−ペンテンニトリル、ピ
バロニトリル、n−ブチルアミド、イソブチルアミド、
n−バレルアミド、n−カプロンアミド、メタクリルア
ミド、フェニルアセトアミド。
(3)コバルト源 上記のような酵素誘導剤を培地に存在させてもニトリル
ヒドラターゼは得られないので、本発明では培地にコバ
ルトイオンを存在させることが必須である。
培地が水性であるところより、コバルトイオンは水溶性
コバルト化合物を培地に添加することによって生成させ
ることがふつうである。水溶性のコバルト化合物は化学
辞典類の明らかにするところであり、適当なものを選択
使用することは(場合によっては簡単な予備試験を行な
って)当業者は容易であろう。代表的なコバルト化合物
は、たとえばCo++またはCo+++を与えるもの、特に
Co++を与えるもの、であって、具体的には塩化コバル
ト、硫酸コバルト、酢酸コバルト、臭化コバルト、硼酸
コバルト、その他を例示することがてできる。
この他、本発明ではビタミンB12および金属コバルトも
使用できる。ビタミンB12中にはコバルトが錯体として
含まれており、培養の際イオン化する。また、金属コバ
ルトは培養中微生物による酸化力でイオン化する。
(4)培養 ニトリルヒドラターゼを菌体内に産生蓄積させるための
培養は、使用微生物たとえばJ−1株を前記のような培
地で適当な条件で実施すればよい。
酵素誘導剤の使用量は培地1リットル中2〜6g程度で
あり、コバルトイオンの使用量は培地1リットル当りC
oCl2換算で5〜15mg程度である。
具体的な培養培地組成を示せば、下記の通りである。
(イ)培地A 1リットル アセトニトリル(誘導剤) 2g CoCl 2 10mg (ロ)培地B 1リットル イソバレロニトリル(誘導剤) 2g CoCl 2 10mg (ハ)培地C 1 クロトンアミド(誘導剤) 2g CoCl 2 10mg このような培養培地で15〜50℃程度、好ましくは2
0〜45℃程度、特に好ましくは30℃前後、pH7〜9
で約30時間以上、好ましくは40時間以上(上限は、
たとえば120時間)、J−1株を振盪培養すれば、ニ
トリルヒドラターゼを有利に産生させることができる。
酵素誘導剤は培養当初から存在させることが好ましく、
特に高活性の菌体を調製するためには、たとえば28℃
76時間振盪培養するときに、26時間目および56時
間目にそれぞれ0.2%(w/v)の濃度となるように
クロトンアミドを培地に追加添加する方法を採ることが
望ましい。
4)ニトリルの水和 本発明が前提とする「微生物由来のニトリルヒドラター
ゼ酵素の作用によってニトリルを水和してこれを対応す
るアミドに変換する方法」とは、ニトリルヒドラターゼ
の作用のさせ方について合目的的な種々の態様を包含す
るものであることは前記したところである。
そのような態様の一つは、微生物の培養系に基質のニト
リルを存在させておいて、培地中にアミドを生成させる
ことである。
ニトリルヒドラターゼを作用させる態様の他の一つは、
ニトリルヒドラターゼが蓄積されている培養液に基質ニ
トリルを添加して水和反応を行なわせることである。こ
の態様の改変例として、菌体を破砕した培養液を使用す
る方法が挙げられよう。
ニトリルヒドラターゼを作用させる態様のさらに他の一
つは、ニトリルヒドラターゼを蓄積した菌体を培養液か
ら分離して、好ましくはこれを適当な担体に担持させて
「固定化」して、基質と接触させる方法である。この方
法、特にこの好ましい態様は、上記の第二の態様と並ん
で、あるいは第二の態様以上に、工業的実施に適したも
のということができる。担体の種類および微生物の担持
方法を含めて、そして所謂バイオリアクターとしての固
定化微生物の利用も含めて、この技術は周知のものであ
る。
ニトリルヒドラターゼを作用させる態様の他の一つは、
ニトリルヒドラターゼ酵素標品を得て、この酵素によっ
ていわば非生物学的にニトリルを水和する方法である。
水和反応は、酵素活性が失なわれない範囲のpHおよび温
度条件で行なわれることはいうまでもなく、これらの条
件は一般に上記の生物学的手法でのそれと同じであると
いうことができる。このような酵素作用時に微生物が存
在しない態様も本発明では「生物学的製造法」として取
扱うことは前記した通りである。
本発明によるニトリルヒドラターゼは至適pHが7〜9、
最適pHが8.0である。反応液pHが7未満では、酵素の
活性は急激に低下する傾向がある。従って、反応液には
緩衝剤を添加することが望ましい。緩衝剤がリン酸カリ
ウムバッファー、トリス/HClバッファー、HEPE
S/KOHバッファーおよびホウ酸ナトリウムバッファ
ーであっても、ニトリルヒドラターゼの酵素活性に差は
生じない。
培養液ないし水和反応液中の基質濃度は、基質の種類に
よっても異なるが、通常0.5〜15モル/リットルで
あり、また反応温度は通常10〜30℃の範囲である。
3.実験例 以下の実験例でニトリルヒドラターゼ活性の測定法およ
び活性の単位は、下記の通りに定義されたものである。
(1)ニトリルヒドラターゼ活性の測定法 ニトリルヒドラターゼ活性は、ベンゾニトリル10m
M、リン酸カリウムバッファー(pH7.0)30mM、
および所定量の菌体(培養液から分離したもの)を含む
反応混合液2mlについて、10℃で5分間反応を行なわ
せてから0.2mlの1NHClを添加して反応を停止さ
せることによって測定する。
(2)ユニットの定義 ニトリルヒドラターゼ活性の1ユニット(U)は、上記
の条件でベンゾニトリルからベンズアミドを1μモル/
分の速度で生成させる酵素の量、として定義されたもの
である。
参考例1 下記の組成の培地および培養条件でJ−1株を培養し、
その際にCoCl2および(または)FeSO4を添加し
てニトリルヒドラターゼ活性の発現を調べた。
(イ)培地組成 成 分 量(培地1中) ビタミン混合物 3ml K2HPO4 0.5g KH2PO4 0.5g MgSO4・7H2O 0.5g プロピオニトリル 2ml 蒸留水 残り(pH7.2) (ロ)培養条件 28℃/70〜80時間 得られた結果は、下記の通りであった。
基本培地にFeSO4を添加してもニトリルヒドラター
ゼ活性は発現しないこと、CoCl2の添加によってニ
トリルヒドラターゼ活性が発現すること、ならびにCo
Cl2添加系にFeSO4を添加しても結果はむしろ悪化
すること、が判る。
参考例2 J−1株に対する各種のニトリルまたはアミドの酵素誘
導剤としての効果は、下表に示すとおりである。
下表の結果は、J−1株を前記の培地Bで前培養(28
℃)し、同株が充分に増殖してから、ニトリルまたはア
ミドを前者については0.1%(v/v)、後者につい
ては0.2%(w/v)の濃度で添加し、さらに0.0
01%(w/v)CoCl2を添加した前記培地Cに移
し、36〜48時間培養を行なったときのものである。
実施例1 前記の培地CにCoCl20.01g/リットルおよび
クロトンアミド2g/リットルを添加してなる培地で培
養して得られるJ−1株の菌体と各種のニトリルを基質
として用いて反応させた。反応は、培養液2mlより得ら
れる菌体、10mMのリン酸カリウムバッファー(pH
8.0)および200mMの基質よりなる反応液(2m
l)を用い、25℃で76時間行なった。反応は0.2m
lの1NHClを加えて停止させ、各基質に対するニト
リルヒドラターゼ活性は反応生成物の生成量または基質
の消費をHPLCで測定して3−シアノピリジンを基質
として用いたときのニトリルヒドラターゼ活性に対する
比率(モル基準)、すなわち比活性(%)、として示し
た。
結果は、下記の通りであった。
基 質 比活性(%) 3−シアノピリジン 100 アクリロニトリル 106 4−シアノピリジン 129 2−シアノピリジン 64 5−シアノインドール 9 2−チオフェンカルボニトリル 116 2−フロニトリル 71 ベンゾニトリル 80 4−シアノフェノール 24 p−アミノベンゾニトリル 16 m−ニトロベンゾニトリル 7 o−ニトロベンゾニトリル 16 m−クロロベンゾニトリル 29 p−トルニトリル 5 o−トルニトリル 46 m−トルニトリル 32 アニソニトリル 20 o−クロロベンゾニトリル 41 p−クロロベンゾニトリル 7 2,4−ジクロロベンゾニトリル 2 2,6−ジクロロベンゾニトリル 1 シアノピラジン 80 実施例2 前記培地CにCoCl20.01g/リットルおよびク
ロトンアミド2g/リットルを添加してなる培地400
mlを1リットルの坂口フラスコ中に入れ、J−1株を接
種し、そして振とう機上で28℃で培養した。培養30
時間と60時間後に、クロトンアミドを0.2%(w/
v)(800mg/400ml)添加して培養を続け、培養
開始から80時間の時点で培養を終えた。
菌体を遠心分離機(日立SCR20B)で、12000
gにて15分間遠心分離することによって採取し、0.
85%NaClで洗浄し、再び遠心分離し、同液の40
ml中に再び懸濁させた。その懸濁液の少量の試料を取
り、その中の菌体の乾燥重量を測定するのに用いた。
乾燥菌体2.33mg相当を含む該懸濁液を10mMリン
酸カリウム緩衝液(pH8.0)と4.57Mの濃度の3
−シアノピリジンを含む反応液(4ml)に加え、さらに
反応開始3時間および6時間後に、それぞれ0.55M
および0.49Mの3−シアノピリジンを添加して、2
5℃で一夜反応を行った。培養開始から18時間後の生
成ニコチン酸アミドの量は、5.58Mであった。従っ
て、転換率は99.5%であって、培養液1リットル当
り681gのニコチン酸アミドが蓄積されたことに対応
する。この濃度では反応混合物はニコチン酸アミドの析
出によって固化した。
なお、生成ニコチン酸アミドの同定は、これを結晶とし
て分離して、元素分析、IR、NMRおよび質量分析に
よって行なった。ニコチン酸の生成は検出されなかっ
た。
実施例3 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体2.33mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と種々の
濃度のシアノピラジンを含む反応液(4ml)に加えた。
反応は25℃で行い、6時間の反応で4Mのシアノピラ
ジンが、また9時間の反応で6Mのシアノピラジンが、
100%の転換率でピラジンアミドに転換された。一
方、前記の2.33mgの代りに乾燥重量4.66mgに相
当する菌体を含む懸濁液を同様の反応液(4ml)に加え
た場合は、6時間の反応で7Mのシアノピラジンが、9
時間の反応で8Mのシアノピラジンが、100%の転換
率でピラジンアミドに転換された。ピラジンカルボン酸
の生成は認められなかった。
ピラジンアミドは、それが生成するにつれて溶液から晶
出した。この結晶性沈澱物を直接回収し、メタノールか
ら再結晶させた。この結晶は元素分析、IR、NMRお
よび質量分析によりピラジンアミドと同定された。
なお、シアノピラジン、ピラジンアミドおよびピラジン
カルボン酸の分析は高速液体クロマトグラフィーによっ
て行なった。
以下の実施例においても本実施例と同様に分析を行っ
た。
実施例4 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体4.66mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と3Mのメ
タクリロニトリルを含む反応液(4ml)に加え、されに
反応開始1時間および3時間後に、それぞれ3Mのメタ
クリロニトリルを添加し、25℃で反応を行なったとこ
ろ、反応開始12時間後に9Mのメタクリルアミドが1
00%の転換率で生成した。
また、上記反応において、反応開始5時間後にさらに1
Mのメタクリロニトリルを添加したところ、反応開始2
4時間後に10Mのメタクリルアミドが100%の転換
率で生成した。10M濃度は、反応液1リットル当り8
51gのメタクリルアミドが生成、蓄積されたことにな
る。
この反応液を水で希釈し、遠心分離処理(12000g
15分間)により菌体を除去し、エバポレーターで濃
縮、結晶化させ、次いでこの結晶を水に溶解して再結晶
させることによりメタクリルアミドの結晶を得た。
実施例5 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体4.66mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と1Mのク
ロトンニトリルを含む反応液(4ml)に加え、さらに反
応開始後1時間毎に1Mのクロトンニトリルを5回添加
し、25℃で反応を行なったところ、反応開始6時間後
に6Mのクロトンアミドが100%の転化率で生成し
た。さらに、反応開始6時間および10時間後に、それ
ぞれ1Mのクロトンニトリルを添加したところ、反応開
始10時間および22時間後に、それぞれ7Mおよび8
Mのクロトンアミドが100%の転換率で生成した。8
M濃度は、反応液1リットル当たり681gのクロトン
アミドが生成、蓄積されたことになる。
クロトンアミドの結晶化は実施例4と同様に行った。
実施例6 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体4.66mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と3Mのア
セトニトリルを含む反応液(4ml)に加え、さらに反応
開始1時間および3時間後にそれぞれ3M、および反応
開始6時間後に5M、のアセトニトリルを添加して25
℃で反応を行ったところ、反応開始12時間後に14M
のアセトアミドが100%の転換率で生成した。すなわ
ち、反応液1リットル当たり827gのアセトアミドが
生成、蓄積されたことになる。
この反応液を水で希釈し、遠心分離処理して菌体を除
き、その上澄液をエバポレーターにより濃縮、乾固し、
これをメタノールに溶解して結晶化させることによりア
セトアミドの結晶を得た。
実施例7 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体4.66mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と3Mの3
−ヒドロキシプロピオニトリルを含む反応液(4ml)に
加え、さらに反応開始後1時間毎に3Mの3−ヒドロキ
シプロピオニトリルを4回添加して25℃で反応を行っ
たところ、反応開始5時間後に15Mの3−ヒドロキシ
プロピオアミドが100%の転換率で生成した。ここで
さらに3Mの3−ヒドロキシプロピオニトリルを添加し
たところ、反応開始11時間後に18Mの3−ヒドロキ
シプロピオアミドが100%の転換率で生成した。すな
わち、反応液1リットル当たり1600gの3−ヒドロ
キシプロピオアミドが生成、蓄積されたことになる。
この反応液を水で希釈し、菌体を遠心分離で除去したの
ち、エバポレーターにより濃縮し、−20℃で結晶化さ
せ、次いでこの結晶をイソプロパノールに溶解して再結
晶させることにより3−ヒドロキシプロピオアミドの結
晶を得た。
実施例8 前記接地CにCoCl20.01g/リットルおよびク
ロトンアミド2g/リットルを添加してなる培地400
mlを1リットルの坂口フラスコ中に入れ、J−1株を接
種し、そして振とう機上で28℃で培養した。培養26
時間と56時間後に、クロトンアミドを0.2%(w/
v)(800mg/400ml)添加して培養を続け、培養
開始から76時間の時点で培養を終えた。
菌体を遠心分離機(日立SCR20B)で、10000
gにて20分間遠心分離することによって採取し、0.
85%NaClで洗浄し、再び遠心分離し、同液の40
ml中に再び懸濁させた。その懸濁液の少量の試料を取
り、その中の菌体の乾燥重量を測定するのに用いた。
乾燥菌体2.96mg相当を含む該懸濁液を10mMリン
酸カリウム緩衝液(pH8.0)と種々の濃度の3−シア
ノピリジンを含む反応液(4ml)に加えた。反応は25
℃で行い、9時間の反応で8Mの3−シアノピリジン
が、また22時間の反応で9Mの3−シアノピリジン
が、100%の転換率でニコチン酸アミドに転換され
た。一方、前記の2.96mgの代りに乾燥重量5.92
mgに相当する菌体を含む懸濁液を同様の反応液(4ml)
に加えた場合は、5時間の反応で9Mの3−シアノピリ
ジンが、9時間の反応で12Mの3−シアノピリジン
が、100%の転換率でニコチン酸アミドに転換され
た。12M濃度は、反応液1リットル当り1,465g
ニコチン酸アミドが生成蓄積されたことになる。ニコチ
ン酸の生成は認められなかった。
ニコチン酸アミドは、それが生成するにつれて溶液から
晶出した。この結晶を回収し、メタノールから再結晶さ
せた。
実施例9 実施例8で得た菌体懸濁液(乾燥菌体5.92mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と1Mのベ
ンゾニトリルを含む反応液(4ml)に加え、さらに反応
開始1、2、3、4、5および7時間後に、それぞれ1
Mのベンゾニトリルを添加し、25℃で反応を行なった
ところ、反応開始24時間後に7M(848g/リット
ル)のベンズアミドが100%の転換率で生成した。
実施例10 実施例8で得た菌体懸濁液(乾燥菌体5.92mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と0.5M
の2,6−ジフルオロベンゾニトリルを含む反応液(4
ml)に加え、さらに反応開始2、4、6および8時間後
に、それぞれ0.5Mの2,6−ジフルオロベンゾニト
リルを添加し、25℃で反応を行なったところ、反応開
始22時間後に2.5M(393g/リットル)の2,
6−ジフルオロベンズアミドが100%の転換率で生成
した。
実施例11 実施例8で得た菌体懸濁液(乾燥菌体5.92mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と1Mの2
−チオフェンカルボニトリルを含む反応液(4ml)に加
え、さらに反応開始1時間後に、1Mの2−チオフェン
カルボニトリルを添加し、25℃で反応を行なったとこ
ろ、反応開始5時間後に2M(254g/リットル)の
2−チオフェンカルボキサミドが100%の転換率で生
成した。
実施例12 実施例8で得た菌体懸濁液(乾燥菌体5.92mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と1Mの2
−フロニトリルを含む反応液(4ml)に加え、さらに反
応開始1、2、4、6、8、11および23時間後に、
それぞれ1Mの2−フロニトリルを添加し、25℃で反
応を行なったところ、反応開始30時間後に8M(88
8g/リットル)の2−フランカルボキサミドが100
%の転換率で生成した。
実施例13 実施例8で得た菌体懸濁液(乾燥菌体5.92mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と4Mの3
−インドールアセトニトリルを含む反応液(4ml)に加
え、25℃で反応を行なったところ、反応開始24時間
後に4M(697g/リットル)の3−インドールアセ
トアミドが100%の転換率で生成した。
実施例14 実施例2で得た菌体懸濁液(乾燥菌体4.66mg相当)
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH8.0)と3Mのア
クリロニトリルを含む反応液(4ml)に加え、さらに反
応開始0.5、1および2時間後に、それぞれ2Mのア
クリロニトリルを添加し、25℃で反応を行なったとこ
ろ、反応開始8時間後に9M(640g/リットル)の
アクリルアミドが100%の転換率で生成した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 17/12 7432−4B //(C12P 13/02 C12R 1:01) (C12P 17/00 C12R 1:01) (C12P 17/02 C12R 1:01) (C12P 17/04 C12R 1:01) (C12P 17/10 C12R 1:01) (C12P 17/12 C12R 1:01)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物由来のニトリルヒドラターゼ酵素の
    作用によってニトリルを水和してこれを対応するアミド
    に変換する方法において、該ニトリルヒドラターゼが、
    ロドコッカス属ロドクロウス種(Rhodococcus rhodochr
    ous)の微生物をコバルトイオン存在下に培養して得た
    ものであることを特徴とする、アミドの生物学的製造
    法。
  2. 【請求項2】微生物が、ロドコッカス属ロドクロウス種
    のJ−1株(FERM BP−1478号)である、請
    求項1記載のアミドの生物学的製造法。
  3. 【請求項3】ニトリルが、芳香環を形成する炭素数が4
    〜10の芳香族ニトリルである、請求項1〜2のいずれ
    か1項記載のアミドの生物学的製造法。
  4. 【請求項4】芳香族ニトリルが、下記の一般式〔I〕〜
    〔VI〕で示される化合物のいずれかである、請求項3記
    載のアミドの生物学的製造法。 (ここで、R1およびR2は、それぞれH、CH3、O
    H、OCH3、Cl、F、CN、NH2またはNO2であ
    る) (ここで、XはSまたはOである)
  5. 【請求項5】芳香族ニトリルが2−シアノピリジン、3
    −シアノピリジンまたは4−シアノピリジンである、請
    求項4記載のアミドの生物学的製造法。
  6. 【請求項6】芳香族ニトリルが3−シアノピリジンであ
    る、請求項5記載のアミドの生物学的製造法。
  7. 【請求項7】芳香族ニトリルがシアノピラジンである、
    請求項4記載のアミドの生物学的製造法。
  8. 【請求項8】ニトリルが、炭素数2〜6の脂肪族ニトリ
    ルである、請求項1〜2のいずれか1項記載のアミドの
    生物学的製造法。
  9. 【請求項9】炭素数2〜6の脂肪族ニトリルが、アクリ
    ロニトリルである、請求項8記載のアミドの生物学的製
    造法。
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