JPH0652402B2 - 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋 - Google Patents

写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋

Info

Publication number
JPH0652402B2
JPH0652402B2 JP61267775A JP26777586A JPH0652402B2 JP H0652402 B2 JPH0652402 B2 JP H0652402B2 JP 61267775 A JP61267775 A JP 61267775A JP 26777586 A JP26777586 A JP 26777586A JP H0652402 B2 JPH0652402 B2 JP H0652402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
resin
film layer
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61267775A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63121840A (ja
Inventor
睦男 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP61267775A priority Critical patent/JPH0652402B2/ja
Publication of JPS63121840A publication Critical patent/JPS63121840A/ja
Publication of JPH0652402B2 publication Critical patent/JPH0652402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感光物質用、特に写真感光材料用に適した包
装材料及びそれを用いた包装袋に関するものである。
[従来の技術] 写真感光材料用包装袋は種々のタイプのものが広く実用
化されており、その用途に従って様々の性能が要求され
ている。
光に曝するとその商品価値を失なう写真感光材料用包装
袋としては光を完全に遮断する包装が使用される。この
場合、要求される特性としてはガスバリヤ性、遮光性、
防湿性、剛性、物理強度(破断強度、引裂強度、衝撃穴
あけ強度、ゲルボテスト強度、摩耗強度等)、ヒートシ
ール適性(ヒートシール強度、カットシール性、ホット
タック性、夾雑物シール性等)、帯電防止性、平面性、
すべり特性などがあげられる。従来、一般には第13図に
示すようなカーボンブラックや顔料等を練り込んだ非常
に厚手の高圧法分岐状低密度ポリエチレン(以後LDPEと
表示)樹脂遮光フィルム層15の単一層フィルムやLDPE樹
脂遮光フィルムと紙、アルミニウム箔、セロハン等のフ
レキシブルシート層との積層フィルムなどが使用されて
きた。
積層フィルムの例を第14図に示すが、このものは防湿性
を特に要求される製品に使用されているもので、LDPE樹
脂遮光フィルム層15に接着層8を介してアルミニウム箔
層16を積層し、さらに接着層8を介してフレキシブルシ
ート層6を積層したものである。
第15図はカラー印画紙用の2重ガゼット袋の内紙等に使
用されている包装袋の部分断面図である。この包装袋は
物理強度が特に要求されるもので、第14図に示す包装袋
のフレキシブルシート層6の外側に接着層8でLDPE樹脂
遮光フィルム層15を積層した層構成となっている。
また、一軸延伸フィルムを組み合わせることによって物
理強度を向上させた包装袋としては、第16図に示すもの
があった。第16図に示す包装袋はアルミニウム箔層16の
両側に接着層8を介して互の延伸方向が交差するように
一軸延伸熱可塑性遮光性フィルム層17を積層した層構成
となっている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、第14図の積層フィルムを用いた包装袋
は、引裂き強度、衝撃強度、穴あけ強度、ゲルボテスト
強度等が小さいので、重量が1kg前後のシート状写真感
光材料の包装袋とするときは、シャープなエッジで袋破
れが発生しないように、第17図に示すような包装形態で
行なう必要があった。すなわち、第17図において、符号
18は、厚手の板紙からなる当ボールで、この当ボール18
でシート状の写真感光材料12を挟み、この状態で包装袋
19に入れて包装していた。この当ボール18は、写真感光
材料12に悪影響を与えない晒クラフト紙等を用いている
ため、非常に高価になるものであった。また、この包装
袋は、異質な3種の層を接着層で貼り合せた積層フィル
ムを用いているため、テンションバランスをとることが
困難でカールが大きく、製袋適性及び製品包装適性がな
く問題であった。
第15図の積層フィルムを用いた包装袋は、主として、大
きい物理強度が要求される1kg以上のロール状の写真感
光材料用包装袋として用いられてきた。この包装袋は、
7層構成にしているにもかかわらず、引裂き強度や衝撃
穴あけ強度、ゲルボテスト強度が小さく写真感光材料包
装工程や輸送過程で破裂する場合があった。また、LDPE
樹脂を用いているためヒートシール強度が小さくヒート
シール部にピンホールが発生する場合があった。その上
に、多層構成の為非常に高価であった。
第16図の積層フィルムを用いた包装袋は、引裂強度等の
物理強度はある程度改善されるが、接着層が厚くなり接
着強度が大きくなると引裂強度が低下するだけでなく、
一軸延伸高密度ポリエチレンフィルム層を使用している
為ヒートシール強度が小さくヒートシール部にピンホー
ルが発生する場合があった。
本発明は以上の問題点を解消し、薄肉であっても引裂強
度、衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト強度等が大きく、カ
ールも小さい写真感光材料を包装するのに最適である包
装材料及びそれを用いた包装袋を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明の写真感光材料用包装材料は、両側面がエチレン
共重合体樹脂フィルム層とポリオレフィン樹脂フィルム
層とでなり、かつ厚さが20〜150μmで遮光性物質を0.5
〜50g/m2含む2枚の多層共押出しフィルム層を、互い
のエチレン共重合体樹脂フィルム層が密着するようにブ
ロッキングにより積層した積層フィルムを有することを
特徴として構成されている。
また、本発明の写真感光材料用包装袋は、両側面がエチ
レン共重合体樹脂フィルム層とポリオレフィン樹脂フィ
ルム層とでなり、かつ厚さが20〜150μmで遮光性物質
を0.5〜50g/m2含む2枚の多層共押出しフィルム層
を、互いのエチレン共重合体樹脂フィルム層が密着する
ようにブロッキングにより積層した積層フィルムを有す
る包装材料で形成されていることを特徴として構成され
ている。
エチレン共重合体樹脂フィルム層は、エチレン共重合体
樹脂が主体として形成されているもので、特に、ブロッ
キングが発生し易すい低融点のエチレン共重合体樹脂、
例えば、EVA樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、EAA樹脂及びL-LD
PE樹脂、又はこれらの混合樹脂若しくはこれらの樹脂を
20%以上含む混合樹脂が好ましい。
ポリオレフィン樹脂フィルム層は、ポリオレフィン樹脂
が主体として形成されているもので、ポリオレフィン樹
脂としては、例えば下記の樹脂がある。
(1)低密度ポリエチレン樹脂(LDPE) (2)中 〃 〃 (MDPE) (3)高 〃 〃 (HDPE) (4)直鎖状低密度〃 〃 (L-LDPE) (5)エチレン・プロピレン共重合体樹脂 (ランダムあるいはブロック共重合体樹脂等) (6)エチレン・プテン1共重合体樹脂 (7)プロピレン (8)エチレン・プロピレン・プテン1共重合体樹脂 (9)ポリプテン−1樹脂 (10)ポリスチレン樹脂 (11)ポリメチル・メタクリレート樹脂 (12)スチレン・アクリロニトリル共重合体樹脂 (13)ABS樹脂 (14)ポリプロピレン樹脂 (15)結晶性プロピレン−α−オレフィン共重合体樹脂 (16)変性ポリプロピレン樹脂 (17)〃 ポリエチレン 〃 (18)ポリプロピレン・無水マレイン酸グラフト共重合体
樹脂 (19)塩素化ポリオレフィン樹脂(主として塩素化ポリエ
チレン樹脂)(HDPE,LDPE,PEコボリマー,アタクチッ
クPP等) (20)エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂 (EVA) (21)エチレン系アイオノマー樹脂(エチレンと不飽和酸
との共重合物を金属で架橋した樹脂) (22)ポリ4−メチルペンテン−1樹脂 (23)エチレン・アクリル酸共重合体樹脂 EAA (24)エチレン・アクリル酸メチル共重合体樹脂 EMA (25)エチレン・アクリル酸エチル共重合体樹脂 EEA (26)塩化ビニル・プロピレン共重合体樹脂 (27)エチレン・ビニルアルコール樹脂 (28)架橋ポリエチレン樹脂(電子線照射架橋、化学的架
橋等) (29)ポリイソブチレン樹脂 (30)エチレン−塩化ビニル共重合体樹脂 (31)1,2−ポリブタジエン樹脂 等である。
これらの樹脂は単一で又は混合してポリオレフィン樹脂
フィルム層を形成しても、若しくはこれらの樹脂を50%
以上含む混合樹脂であってもよい。
また、これらの樹脂の中で、メルトインデックスが0.1
〜10g/10分、密度が0.930〜0.980g/cm3の各種ポリ
エチレン樹脂、又はポリプロピレン樹脂が好ましい。
前記エチレン共重合体樹脂フィルム層とポリオレフィン
樹脂フィルム層が両側面となるように多層共押出しフィ
ルム層が成形されている。この多層共押出しフィルム層
は、エチレン共重合体樹脂フィルム層とポリオレフィン
樹脂フィルム層の2層共押出し層であっても、これらの
層の間に中間層を設けた3層、4層等の共押出し層であ
ってもよい。
この多層共押出しフィルム層は、厚さが20〜150μm
で、遮光性物質を0.5〜50g/m2含む。
厚さが20μm未満ではシワやスジが発生しフィルム成形
が困難である。又遮光性物質を大量に添加しないと遮光
性を確保できなくなり、物理強度が低下し透湿度が大き
くなり実用化困難となる。厚さが150μmを越えるとフ
ィルム成形が困難であり高価でかさばった包装袋とな
る。
遮光性物質が0.5g/m2未満では遮光性を確保すること
が出来ない。又遮光性物質が50g/m2を越えると物理強
度が低下し、透湿度が大きくなり、ヒートシール性が悪
化して実用化困難である。且つ高価な包装袋となる。
遮光性物質は、エチレン共重合体樹脂フィルム層とポリ
オレフィン樹脂層の両方若しくは一方に、又は中間層が
あるときは中間層に含まれていてもよい。
多層共押出しフィルム層は、各種の方法で成形すること
ができるが、インフレーション共押出しフィルム成形法
が、後のラミネート工程が省略できかつフィルム成形コ
スト及び製袋コストを大巾に減少できるので好ましい。
なお、ブロー比1.0以下の場合も含まれる。
このような多層共押出しフィルム層はエチレン共重合体
樹脂層が互いに密着するように積層されて例えば、ブロ
ッキングにより接着して積層フィルムが形成されてい
る。写真感光材料用包装袋は、この積層フィルムを有す
る包装材料で形成されるように構成されており、積層フ
ィルムのみから成っても、積層フィルムにフレキシブル
シート層等他の層を積層したものであってもよく、ま
た、内紙と外紙の2枚から成りそのどちらか一方に積層
フィルムを用いているものであってもよい。
上記フレキシブルシート層としては、熱可塑性樹脂フィ
ルム(無延伸、1軸分子配向、2軸分子配向も含む)例
えば各種ポリエチレン樹脂、エチレン共重合体樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、
フッ素樹脂、ポリエステル樹脂などの公知のフィルム、
及びそれらの変性樹脂のフィルムがある。また、金属薄
膜加工フィルム(代表的なものはアルミニウム真空蒸着
フィルム)、金属薄膜加工紙(代表的なものはアルミニ
ウム真空蒸着紙)、セルローズアセテートフィルム、セ
ロファン、ポリビニルアルコールフィルム、各種の紙、
各種の金属箔(代表例としてアルミニウム箔)、不織
布、ワリ布、穴アキフィルム及びポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の発泡シート
等の公知のフレキシブルシート層等がある。
フレキシブルシート層を積層する方法は通常の方法でよ
い。例えば接着剤を用いない方法としては、熱板シール
法、インパルスシール法、超音波溶着法、振動摩擦溶着
法、回転摩擦溶着法、火災吹きつけ溶着法、熱風溶着法
等がある。一方、接着剤を用いた積層方法としては、湿
式ラミネート法、乾式ラミネート法、ホットメルトラミ
ネート法、エクストル−ジョンラミネート法、(共押し
出しラミネート法も含む。)、共押し出しTダイ又はイ
ンフレーションフィルム成形法等が使われる。これらの
積層方法として最も有効な熱可塑性樹脂を用いたエクス
トル−ジョンラミネート法による接着層の厚さは、通例
7μm〜100μm好ましくは13μm〜50μmとなるが、
この厚さはコスト、ラミネート速度、積層体の全厚さ等
に基いて定められるからこの数値には特に限定されな
い。
本発明の写真感光材料用包装袋は1重平袋、2重平袋、
多重平袋、角底袋、1重ガゼット袋、2重ガゼット袋、
多重ガゼット袋等あらゆる袋形態が可能である。
製袋の方法は使用する積層フィルムの性質に応じてヒー
トシール、インパルスシール、超音波シール、高周波シ
ールなど、従来公知のプラスチックフィルムのシール法
による。なお、また適宜の接着剤、粘着剤などを使用し
て製袋することも可能である。
本発明の写真感光材料用包装袋は感光物質の包装用にも
好適である。写真感光材料には、ハロゲン化銀写真感光
材料、ジアゾ写真感光材料、感光性樹脂、自己現像型写
真感光材料、拡散転写型写真感光材料などを含む。ハロ
ゲン化銀写真感光材料には感光色素を含むものも感光物
質を含まないものも含む。代表的なものとしては黒白及
びカラーのパンクロマティックフィルム、パンリスおよ
びオルソリスフィルム、マイクロフィルム、ファクシミ
リフィルム、グラビアフィルム、パンマスキングフィル
ム、直接及び間接Xレイ撮影用フィルム等のあらゆるハ
ロゲン化銀モノクロ写真感光材料及びカラーネガティブ
フィルム、カラーポジティブフィルム、内型もしくは外
型カラーリバーサルフィルム、カラー印画紙等のあらゆ
るハロゲン化銀カラー写真感光材料が包含される。
[作用] 本発明では、エチレン共重合体樹脂フィルム層とポリオ
レフィン樹脂フィルム層とを有する多層共押出しフィル
ム層の2重構造となっているので、引裂き強度、衝撃穴
あけ強度、ゲルボテスト強度等を向上させている。
[実施例] 本発明の写真感光材料用包装袋の実施例を第1図から第
12図に基づいて説明する。
第1図から第8図は、それぞれ写真感光材料用包装袋の
部分断面図である。
第1図の包装袋は、遮光性物質を含むエチレン共重合体
樹脂フィルム層1aと遮光性物質を含むポリオレフィン樹
脂フィルム層2aからなる2枚の多層共押出しフィルム層
3.3を、互いのエチレン共重合体樹脂フィルム層1a.1
aが密着するように重ね合せてブロッキングにより積層
した積層フィルム4のみからなる写真感光材料用包装材
料で形成されている。
第2図の包装袋は、遮光性物質を含まないエチレン共重
合体樹脂1.1を用いた他は、第1図の包装袋と同一で
ある。
第3図の包装袋は、遮光性物質を含まないポリオレフィ
ン樹脂フィルム層2.2を用いた他は、第1図の包装袋
と同一である。
第4図の包装袋は、遮光性物質を含むエチレン共重合体
樹脂フィルム層1aと遮光性物質を含むポリオレフィン樹
脂フィルム層2aの間に遮光性物質を含む熱可塑性樹脂中
間フィルム層5aを設けた多層共押出しフィルム層3.3
を、互いのエチレン共重合体樹脂フィルム層1a.1aが密
着するように重ね合せてブロッキングにより積層した積
層フィルム4のみからなる写真感光材料用包装材料で形
成されている。
第5図の包装袋は、遮光性物質を含まない熱可塑性樹脂
中間フィルム層5を用いた他は、第4図の包装袋と同一
である。
第6図の包装袋は、遮光性物質を含むエチレン共重合体
樹脂フィルム層1aとポリオレフィン樹脂フィルム層2aの
間に、遮光性物質を含まない熱可塑性樹脂中間フィルム
層31.33及び遮光性物質を含む熱可塑性樹脂中間フィル
ム層32aを設けた多層共押出しフィルム層3を用いた他
は、第4図の包装袋と同一である。
第7図の包装袋は、外紙Aと内紙Bよりなり、外紙Aは
フレキシブルシート層6とヒートシール層7の2層で形
成されており、内紙Bは第1図の積層フィルム4が用い
られているものである。
第8図の包装袋は、第1図の積層フィルム4に接着層8
を介してフレキシブルシート層6を積層したものであ
る。
次に、積層フィルム4の作成方法について、第1図の積
層フィルム4を例にして説明する。
積層フィルム4を成形するには、多層共押出しインフレ
ーションフィルム成形機で内側がエチレン共重合体樹脂
フィルム層1aとなるようにインフレーションフィルムを
成形する。次に、第9図に示すように、このインフレー
ションフィルムを重ね合せてエチレン共重合体樹脂フィ
ルム層1aを密着させる。すると、ブロッキングの作用に
より、エチレン共重合体樹脂フィルム層1aは互いにブロ
ッキングにより接着し積層フィルム4が作成される。そ
して、この積層フィルム4を包装袋の寸法に応じてその
ままの形で、又は両端若しくは片端を切除して用いる。
以上のような包装袋で写真感光材料を包装する形態の例
を第10図から第12図に基づいて説明する。
第10図は3方シール平袋の包装形態を示す斜視図であ
る。この平袋は積層フィルム4を重ね合せて3方をシー
ルし、このシール部9で接着して密封し袋状に形成され
ている。
第11図はガゼット袋の包装形態を示す断面図である。こ
のガゼット袋は、シール部9の外側に接着剤10及び接着
テープ11を設けて写真感光材料12を密封し袋状に形成さ
れている。
第12図は2重ガゼット袋の包装形態を示す断面図であ
る。この2重ガゼット袋は、第7図に示すような外紙A
と内紙Bで形成されており、シール部9の外側には接着
テープ11が設けられている。
次に、本発明品I〜III及び従来品I〜IIIの特性を比較
した実験結果について説明する。
本発明品Iは、第1図の実施例に相当する。エチレン共
重合体樹脂フィルム層1aは、L-LDPE樹脂を用い厚さ25μ
mに形成され、遮光性物質が0.70g/m2含まれている。
ポリオレフィン樹脂フィルム層2aは、HDPE樹脂を用い厚
さ25μmに形成され、遮光性物質が0.75g/m2含まれて
いる。
本発明品IIも第1図の実施例に相当する。エチレン共重
合体樹脂フィルム層1aは、L-LDPE樹脂を用い厚さ30μm
に形成され、遮光性物質が0.75g/m2含まれている。ポ
リオレフィン樹脂フィルム層2aは、HDPE樹脂を用い厚さ
20μmに形成され、遮光性物質が0.60g/m2含まれてい
る。
本発明品IIIも第1図の実施例に相当する。エチレン共
重合体樹脂フィルム層1aは、EEA樹脂を用い厚さ25μm
に形成され、遮光性物質が0.70g/m2含まれている。ポ
リオレフィン樹脂フィルム層2aは、L-LDPE樹脂を用い厚
さ25μmに形成され、遮光性物質が0.70g/m2含まれて
いる。
従来品Iは、第13図の実施例に相当する。LDPE樹脂遮光
フィルム層15は、カーボンブラック(遮光物質)を2.9
g/m2含む厚さ100μmの単一層フィルムである。
従来品IIは第16図の実施例に相当する。アルミニウム箔
層16は7μmに形成されており、一軸延伸熱可塑性樹脂
遮光性フィルム層17はHDPE1軸斜め分子配向フィルムを
用い厚さ50μmに形成され、遮光性物質が4.20g/m2
まれている。接着層8はLDPE樹脂を用い厚さ14μmに形
成されている。
従来品IIIは第15図の実施例に相当する。LDPE樹脂遮光
フィルム層15は厚さ50μmに形成され、遮光性物質が3.
0g/m2含まれている。フレキシブルシート層6は晒ク
ラフト紙を用い厚さ40μmに形成され、アルミニウム箔
層16は厚さ7μmに形成されている。接着層8はLDPE樹
脂を用い厚さ15μmに形成されている。
結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明は、以上のように構成したので、非常に安価で、
引裂き強度、衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト強度及びヒ
ートシール強度が大きく、しかもカールが小さい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本発明による写真感光材料用包装袋
の部分断面図である。第9図はインフレーションフィル
ムで作成された積層フィルムの断面図である。第10図か
ら第12図は写真感光材料用包装袋の包装形態を示す図で
ある。第13図から第16図は従来の包装袋の部分断面図で
ある。第17図は従来の包装形態を示す断面図である。 1……エチレン共重合体樹脂フィルム層、2……ポリオ
レフィン樹脂フィルム層、3……多層共押出しフィルム
層、4……積層フィルム、5……熱可塑性樹脂中間フィ
ルム層、a……遮光性物質を含む層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側面がエチレン共重合体樹脂フィルム層
    とポリオレフィン樹脂フィルム層とでなり、かつ厚さが
    20〜150μmで遮光性物質を0.5〜50g/m2含む2枚の多
    層共押出しフィルム層を、互いのエチレン共重合体樹脂
    フィルム層が密着するようにブロッキングにより積層し
    た積層フィルムを有することを特徴とする写真感光材料
    用包装材料。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン樹脂フィルム層は、メルト
    インデックスが0.1〜10g/10分、密度が0.930〜0.980
    g/cm3のポリエチレン樹脂で形成されている特許請求
    の範囲第1項記載の写真感光材料用包装材料。
  3. 【請求項3】エチレン共重合体樹脂フィルム層とポリオ
    レフィン樹脂フィルム層との間に中間層が設けられてい
    る特許請求の範囲第1項記載の写真感光材料用包装材
    料。
  4. 【請求項4】積層フィルムが多層共押出しインフレーシ
    ョンフィルム成形法で形成されている特許請求の範囲第
    1項記載の写真感光材料用包装材料。
  5. 【請求項5】両側面がエチレン共重合体樹脂フィルム層
    とポリオレフィン樹脂フィルム層とでなり、かつ厚さが
    20〜150μmで遮光性物質を0.5〜50g/m2含む2枚の多
    層共押出しフィルム層を、互いのエチレン共重合体樹脂
    フィルム層が密着するようにブロッキングにより積層し
    た積層フィルムを有する包装材料で形成されていること
    を特徴とする写真感光材料用包装袋。
JP61267775A 1986-11-12 1986-11-12 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋 Expired - Fee Related JPH0652402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61267775A JPH0652402B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61267775A JPH0652402B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63121840A JPS63121840A (ja) 1988-05-25
JPH0652402B2 true JPH0652402B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=17449408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61267775A Expired - Fee Related JPH0652402B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652402B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643802Y2 (ja) * 1988-07-25 1994-11-14 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料シート包装体
JPH0643804Y2 (ja) * 1988-09-22 1994-11-14 富士写真フイルム株式会社 感光物質用包装袋
JP2961716B2 (ja) * 1988-11-29 1999-10-12 コニカ株式会社 感光材料用包装材料
JP2731931B2 (ja) * 1989-01-27 1998-03-25 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料用包装材料
JP2731947B2 (ja) * 1989-06-30 1998-03-25 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料用包装材料
JPH0351843A (ja) * 1989-07-19 1991-03-06 Konica Corp 積層体
JPH0371128A (ja) * 1989-08-11 1991-03-26 Fuji Photo Film Co Ltd 感光物質用包装材料
JPH03119349A (ja) * 1989-10-03 1991-05-21 Fuji Photo Film Co Ltd 包装材料
JP2731958B2 (ja) * 1989-10-09 1998-03-25 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料用包装材料

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619087U (ja) * 1979-07-20 1981-02-19
JPS6154934A (ja) * 1984-08-27 1986-03-19 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料包装用フイルム
JPS61189936A (ja) * 1985-02-19 1986-08-23 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料用包装材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63121840A (ja) 1988-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4258848A (en) Packaging material for photosensitive materials comprising polyolefin layers
US4513050A (en) Material for packaging light-sensitive materials
JPH0633107B2 (ja) 包装材料
JPH0535396Y2 (ja)
US4661401A (en) Laminated films
US4629640A (en) Packaging materials for photosensitive materials
JPH0652402B2 (ja) 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋
JPH07104573B2 (ja) 包装材料
JPH0647858A (ja) 引裂き容易な多層包装フィルム材料
JP2626890B2 (ja) 感光物質用包装材料
US4537306A (en) Radiographic film package
US5145065A (en) Package for photographic film cartridge
JP2003057790A (ja) シート状熱現像感光材料用保護部材及びそれを用いたシート状熱現像感光材料用包装体
JPH0436266Y2 (ja)
JPH0687140B2 (ja) ロ−ル状感光材料包装体の製造方法
JPH0652400B2 (ja) 写真感光材料用包装袋及びその積層方法並びに写真感光材料の包装方法
JPH066351Y2 (ja) 色素を含む写真感光材料用包装材料
JPS61237640A (ja) 写真感光材料用包装材料
JPS6083939A (ja) 感光材料用包装袋材料
JP2598306B2 (ja) 写真感光材料用包装材料
JPH0833620B2 (ja) 写真感光材料用包装材料
JPH0641246Y2 (ja) 感光シ−ト包装体
JPH0717068Y2 (ja) 感光物質用包装材料
JPH0279040A (ja) 包装材料
JP4192692B2 (ja) 包装材料

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees